白い湯煙が立ち込める温泉に浸かり、ウルは今までの疲れを癒す。
ウルに肉体的な疲労はない。
しかし、この大陸に渦巻いていた負の感情を強く浴びてしまった事で精神的疲労が溜まってしまったのだ。
その結果、精神が不安定になり、意図せず殺気を振り撒いてしまうまでになっていた。
「ご気分が優れないようですね」
ウルが殺気を抑えていると、後ろから感情の乏しい声が掛けられる。
「世界樹か……」
ウルは呟きながら深呼吸をして殺気を治めていく。
世界樹が居ることには気付いていたが、それどころではなかったために無視していたのだ。
「何しに来た?」
「主人様のお相手を務めさせて頂きたいのです」
そう言いつつ世界樹は着ている服を脱ごうとする。
ウルは少し頭が痛くなりながらそれを制止しようとして違和感に気付く。
「お前、実体があるのか?」
世界樹の本体はあくまで樹であり、人前に姿を表すときは幻影を飛ばしているにすぎないのだ。
「アルリア様より依り代を授かりましたので、その体に憑依する事により物理的な干渉が可能になりました」
そう言って世界樹は温泉のお湯を掬って見せる。
どうやら本当に実体を得たようだ。
「それで、何で俺の相手をしたいって発想になったんだ?」
「わたくしがご主人様のために出来ることは無いかとリュー様にアドバイスを求めたところ、ご主人様のお相手をするのが一番だと教えていただきました」
ウルはまたリューかとため息をつく。
キアラの時もそうだが、リューはウルと親しい人物を増やそうとしている節がある。
不利益になることは企んではいないようなので放置しているが、思考が読めないのはやりずらいものだ。
「俺の相手をする意味が分かっているのか?」
「はい。その上で是非ともご主人様のお相手をさせていただきたいのです」
「何でそこまで俺の相手をしたがる」
確かに今のウルの状態は良いとは言えないが、感情の乏しい世界樹が頑なになる程ではない。
世界樹をそこまで信用してないと言うこともあり、ウルは警戒ぎみになる。
「ご主人様がこれから向かわれようとしている場所は瘴気がかなり濃いそうです」
「瘴気?」
「はい。魔族が魔族たる力を振るうために必要なエネルギーで、恐怖や怒り、嘆きなどの負の感情が集まり、具現化したものです」
そこまで説明を聞いて、何となく世界樹の言いたいことが理解できた。
瘴気が負の感情の集まりであるなら、それに敏感なウルが近付くのは得策ではない。
しかし、そこに母を殺した魔族が居るのならば行くしかないだろう。
「わたくしは本体である樹木が死なない限り死ぬことはありません。そして、わたくしには瘴気を清める力があります」
リューの時のように感情の赴くまま蹂躙する事で溜め込んでしまった負の感情を吐き出すと共に、瘴気に対する予防もできるのだと世界樹は告げる。
「わたくしがご主人様のお役に立てるのは今しかないのです」
いくら依り代に憑依しているからと言っても、本体から離れすぎることは出来ない。
故に他の眷族のようにウルに付いて行くことが出来ないのだ。
「何故そんなに俺に尽くす」
ウルは世界樹に対して何もしていない。
それどころか、庇護している森族達を惨殺したぐらいだ。
「ご主人様がご主人様であられる以上、わたくしが尽くすのは当然の事です」
世界樹にとってウルの存在は極めて重要な意味を持つ。
それは世界の運命を左右する存在であり、主の願いを唯一叶えられる存在だからだ。
それに、ウルは世界樹を庇護している。
それはつまり、世界が滅びようが死ぬことはないと
この世に残る最後の世界樹として何としても生き残りたいと考えている世界樹にとってそれは最大の恩恵だった。
「わたくしに出来る恩返し、どうかお受け取りください」
そこまで言われればウルも否とは言えない。
ウルは世界樹を抱き寄せ、唇を合わせる。
世界樹はいきなりの事で体を硬直させたが、次第に力を抜き、ウルを受け入れる。
「んん……ぁ……」
世界樹はどこで知ったのか、自分から舌を差し出してくる。
それをウルが甘噛みしてやるとビクンと体を震わせる。
他の眷族たちに比べると拙く、初々しい反応が可愛らしく思えてくる。
ウルのなかにもっと世界樹を苛めたいと言う欲求が芽生えてくる。
「ひゃっ……ご主人様……」
ウルが世界樹の秘部に手を当てると、世界樹は眉根を寄せて頬を紅潮させる。
既に世界樹の秘裂からは愛液が溢れ、ウルの手を濡らしていく。
「ぅ……はぁ……あっ……んっ……」
割れ目に指を入れ中を解すと、世界樹はウルを拒んではいけないと力を抜こうと努力する。
それでも本能的に力んでしまい、指が千切れそうな程締め付けられる。
「力を抜け」
「は、はい……」
ウルが冷たく言うと、世界樹はフルフルと体を震わせながら頷く。
そんな仕草をされ、ウルは自分の中の黒い感情が膨れ上がるのを感じる。
「びぎぃ!」
世界樹が力むのを止めないので、ウルは世界樹の乳首に爪を立てる。
ウルの力で乳首を摘ままれた世界樹は堪らず悲鳴を上げて涙を溢す。
「また力んでる。お前の気持ちはその程度なのか」
「も、申し訳ありません」
ウルが不機嫌になっていると気付き、世界樹は慌てて謝罪する。
そして少しでもウルの指を受け入れやすいように、腰を突き出し、がに股になって陰唇を自分で開く。
その格好は傍から見れば滑稽で、淫乱な姿に見えるだろう。
それでも、世界樹はウルの期限を損ねる方が遥かに怖かった。
恐怖に首を絞められているような感覚が快感を際立たせ、世界樹はあっという間にイッてしまう。
「俺はまだイって良いと言ってないぞ」
「!?」
初めて感じる絶頂と言う感覚に酔いしれていると、ウルの冷たい言葉で一気に現実へと戻される。
ウルの不機嫌そうな顔を見て、世界樹は直ぐに悟る。
これは対応を間違えれば大変な事になると。
リューのように力任せに犯されるのら良い。
しかし最悪の場合、ウルに見捨てられる可能性さえある。
「ご主人様……悪い子のわたくしに目一杯お仕置きをしてください」
慎重に言葉を選び、口に出し終わると同時に、臀部が焼けるように熱くなる。
続いてパンッと空気が弾けるような破裂音が耳に届く。
ウルが自分のおしりを叩いたのだと理解した瞬間、世界樹はあまりの痛さにその場に蹲り、おしりを抱えて叫ぶ。
「ひぐっ!あぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「お仕置きして欲しいんだろ」
「は……はい、もっと打って下さい……」
懸命に痛みを堪えてそう言うと、再び破裂音が響く。
「ひぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
世界樹は額を床に擦り付けて痛みに悲鳴を上げる。
だが、ウルは構わず腕を振り下ろす。
三度目の破裂音が響き渡り、世界樹は背中を仰け反らせ、下唇を噛んで痛みを堪える。
おしりを打たれる度に激痛に悶え苦しみ、世界樹の思考は溶かされていく。
「お仕置きだって言うのになに喜んでるんだ?」
軽く百は叩かれた頃、ウルは嘲るように世界樹の秘裂に指を捩じ込む。
そこは、先程とは比べ物にならないほど熱を帯びて、愛液を垂れ流していた。
「はひ……ご主人様に叩かれると……おしりが熱くなって、ジンジンして……気持ちいいんれす」
世界樹は呂律が回っておらず、自分でも何を言っているのか分からない状態で、素直に気持ちを答える。
「ご主人様……わたくしの初めて……貰っていただけますか?」
「それなら、自分で捧げろ」
そう言ってウルは立ったまま動かない。
初めてを貰って欲しいなら、自分で入れろと言うことのようだ。
世界樹は立つことも出来ず、フラフラと四つん這いでウルの元に近付くと、あえて後ろ向きになって、腰だけ浮かした体制になる。
「はぁ……はぁ……どうですかご主人様……わたくしの全て、ご覧ください」
そう言って世界樹はおしりを掴んで左右に広げ、おしりの穴の中まで見えるようにする。
この体はすべてご主人様であるウルのモノだと自他共に知らしめる行為に世界樹は堪らなく興奮する。
「ご主人様……わたくしの初めてを捧げさせていただきます」
世界樹は口上を述べると、そそり立つウルの肉棒に腰の高さを合わせ、一気に自分の膣へ押し込む。
幼い世界樹の体ではウルの逸物を全て受け入れることは出来ず、勢い余って子宮にまでウルの肉棒が入り込んでしまう。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
世界樹は破瓜の痛みも、子宮口を抉じ開けられた激痛も感じなかった。
もしかしたら、感じていたのかもしれないが、世界樹にとってウルが与えてくれる痛みなど快楽にしか感じられなくなっていた。
「はぁっ、あっ、はあん……あっあっあっ」
世界樹は獣のような体制で、盛りのついたメスのようにがむしゃらに腰を振りだす。
舌はダランと垂れ、涎が口回りを汚していく。
「ご主人様……ご主人様ぁぁ」
そこまで理性を飛ばしても、世界樹か一番に考えているのはウルの事だった。
ウルの肉棒を膣と子宮で必死に扱き、気持ち良くなって貰おうと膣肉を絞める。
やがてウルも腰を振りだし、世界樹の背中に覆い被さる。
「ふぁ……ぁぁんっ……」
ウルは片手で小さな乳房を揉み、片手で世界樹の口の中を弄くる。
時にはつねられ、揉まれ、舌を伸ばされ、ウルの玩具のように扱われるが、それが世界樹にとっては嬉しかった。
ウルが自分を使ってくれる。
自分をモノにしてくれる。
「ご主人様に……どうかわたくしをお側に置いてください!」
世界樹の懇願に答えるように、ウルは精を飛ばす。
「ふあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
子宮に直接精を注がれて、世界樹は堪らず歓喜に打ち震える。
ウルが自分で気持ち良くなってくれたこと、自分に精を分け与えてくれていること、全てが嬉しくてたまらない。
一通り射精が終わると、世界樹は向きを変え、潤んだ瞳で上目使いになってウルを見つめる。
「ご主人様……わたくしにもっとご主人様のモノである証を刻み込んでください……ご主人様が居なければ存在で出来ないようにしてください」
そう言って世界樹はウルの腕を掴んで自分の子宮の位置に持ってくる。
そしてウルに魔力を込めさせ、ある図面を描き出す。
それは古の時代に使われた性奴隷に刻まれる奴隷の刻印。
魔力で紋様を描くことによって外傷なく、しかし焼き印よりはっきりと所有されるモノであることを示す。
勿論、無理に他人の魔力で紋様を刻めば拒絶反応が起こり、激しい激痛に苛まれるが、世界樹にとっては快楽でしかない。
「これでわたくしはご主人様だけのモノです」
紋様が完成すると同時に世界樹の首に切れ目のない伽が填められる。
この伽は一度填められると二度と外れなくなり、感情が色で分かるようになる。
つまり、これを填められたモノに思考の自由すらなく、完全な奴隷になったことを意味する。
それでも、世界樹は嬉しそうに笑っていた。
なんかウルが素で責めるのって似合わない気がするけど、エロイから良いよね!
まぁ案外こっちが素なのかもしれませんが