本当は久しぶりのアルリアのエロ回にしたかったけど長くなるので分割……
次回は早く出せるかなと思ってるので許してください何でもしませんから
欲の芽生え
ドローグの村に一ヶ月ほど滞在した後、ウル達はリューの背に乗って人族領に戻っていた。
「なぜ母様の魂を持っている魔族の元へ直ぐに行かないんだ?」
リューはウルの母親の魂を持っている魔族の居場所を知っていると言っていた。
居場所がわかっているなら転移の魔法で直ぐにそいつの元へ行けるはずだが、リューはそれをせずにゆっくりと空からその魔族の元へ向かっている。
ウルはリューのことを完全に信用はしていないが、少なくともウルに対して無意味な行為はとらないと思っている。
「別に直ぐに向かってもよいんじゃか、お前様はまだこの世界をどうするか決めておらんじゃろ。そこで女神様に今までのように世界を見ながら歩みを進めるようにしてくれと頼まれたのでな」
その言葉を聞いてアルリアの方を見ると、アルリアは微かに笑みを返してくる。
アルリアは元々この世界への慈悲の心からウルに世界を救うか救わないか決めてもらうためにウルを再びこの世界へ戻した。
しかし、今はウルが世界を見捨てる決断をしたら一切の躊躇いもなくこの世界を見捨てるだろう。
今そうしないのは、ウルが世界を滅ぼす決定を下してないからだ。
そして今のウルにはその決断を下すことができない。
「いまウル様がこの世界をどうするか決めるのならば、関与しないでしょうが―――その選択肢さえドローグの村を庇護したことで選べなくなってます」
アルリアはウルの考えが全て分かっているかのように断言する。
「お前は俺の事は見透せないんじゃなかったのか?」
ウルは自分の考えを言い当てられて少し面白くなさそうな顔をする。
「はい。私がしているのは女神として培ってきて経験からくる予想でしかありません」
アルリアの予測、それはもはや確定事項でしかない。
しかし、ウルだけはその予想を覆せる。
だが、常に覆しているわけではないのだ。
「それでもウル様がいつでも私の予想を覆せることには変わりありませんが」
だから自分の予想はあくまで精度の高い予想でしかないと言う。
ウルはそれを聞いて諦めたようにため息をつく。
アルリアがウルをこの世界に戻したのはこの世界をどうするかウルに決めさすためだ。
その目的が達成できてない以上、アルリアが時間稼ぎをするのは仕方ないのかもしれない。
「でも、この世界が滅亡するまでそんなに時間がないんじゃなかったんですか?」
こっそりと聞き耳をたてていたらしいリリスが少し心配そうにアルリアに尋ねてくる。
「それに関しては問題ありません。元々世界が終焉に向かうキッカケはウル様が滅ぼした森族の国にありましたので」
アルリアが言うにはあのベルクとか言う森族至上主義の国が人族に戦争を仕掛け、その混乱に乗じた魔族が本格的に人族領に進行を開始。
それを危惧した天族も戦争に加わり、全種族が総戦力戦を始めることで世界が崩壊するはずだったらしい。
「今、私が把握できている状況では次に世界が滅ぶのは数十年以上先になっております」
「含みがある言い方だな」
「はい。私の予知はウル様が動かないことが前提ですので」
もちろんウルが動いた場合の予知も出来るが、それが実現する保証はない以上、下手に話すべきではない。
「そうか」
ウルはそれだけ言うと、これ以上は興味無さそうに話を切る。
もともと自分の未来など知るつもりもなければ興味もない。
だが、アルリアが望むのならば歩みを遅めるくらいはしてやってもいい。
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「ね~ご主人様~ウチと遊んでくれへん」
アルリア達との話が終わってくつろいでいると、キアラが甘い声を出して、後ろからしなだれかかってくる。
「お前と遊ぶつもりはないリューにでも相手をしてもらえ」
「え~ウチはご主人様がいいんや」
キアラは猫のように仰向けになりながらウルの太ももに頭を乗せて、じゃれついてくる。
コイツが遊んでくれと言うときは2パターンあって、普段は勝負してくれと言う意味だが、こうやって甘えてくるときは性的な意味で言っている事が多い。
「ご主人様に嬲られて、ウチの全てがご主人様の気紛れで磨り潰される些細なものやと体に刻み込まれるあの快楽……ご主人様……ウチのこと虐めてえや」
キアラは発情した猫のように頬を赤らめ、息を荒くしながらウルに絡み付いてくる。
その様子にウルは違和感を感じる。
キアラはウルとの距離を測るのが異様に上手い。
いつも遊んでくれと言ってきても、ウルが鬱陶しく思う前に離れていく。
しかし、今日は抑えが効かないようだ。
「なんじゃ、先客がおったか」
いつもと違うキアラにどう対応するべきか悩んでいると、艶かしく尻尾を振りながらリューが近付いてくる。
その表情はキアラと同じで上気しており、明らかに興奮していた。
「……何の用だ?」
「儂はお前様に仲間と認められておらんから我慢してたんじゃが、ここ最近は抑えが効かんでな。どんな風に扱っても構わんから儂を抱いてくれぬか」
リューはウルの子を孕みたいと思っているが、ウルに仲間として認められていないため、他の眷族達のようにウルの夜伽に指名されることもなければ、自分から抱いてくれと言うこともなかった。
そのリューがウルに不振がられるのも構わずねだってくるのは明らかに異常な状況だ。
「アルリア」
「およびですか?」
この二人が何らかの攻撃を受けるとは思えない。
かといって普通とも思えないので取り敢えずアルリアに見てもらおうと思い、アルリアを呼ぶ。
「これは……」
ウルが呼ぶと同時にウルの背後に現れたアルリアは発情しきっている二人を見て目をパチクリとさせる。
「どうなってるんだ?」
「ウル様のスキルのようなもの……いえ、
アルリアは神であるゆえに下位の次元の存在から見れば目が離せなくなるほどの魅力を持った存在として映る。
ウルも半神化しているのでよりアルリアに近付いた事で似たような魅力が現れだしたのだ。
「しかし、ウル様のモノは私と違って少し特別ですね」
アルリアはウルをまじまじと見つめてその正体を探る。
「まず、ウル様の魅了はウル様が少しでも気を許していないと発動せず、ウル様の欲と対象の欲が重なりあった際に対象の欲を高める効果があるようですね」
キアラは言うまでもなく、リューも仲間と認められないだけで多少は信頼している。
そういう意味では二人がウルの魅了にかかるのは納得だ。
そして、二人はウルに虐げられ、嬲られる事で性的興奮を覚える。
その欲が膨れ上がって今の状態になっているそうだ。
「しかし、同じ願望を持つイー達がこの効果を受けてないとなると……」
アルリアは顎にてを当てて暫く考え込んだ後で言いにくそうな表情をする。
そして、少し考えた後に口を開く。
「恐らくですが、この効果が出るのはウル様がそうしたい相手にのみ出るのかと思われます」
ウルはドローグの村で暴走状態とはいえ世界樹やキアラと何度も激しく交わった。
ウルは普段、仲間に対してそんな風にしたいとは思わないが、暴走状態は僅かにでも欲がなければ発生しない。
つまりはウルにもそういった性欲が存在していることになる。
そして、何度も暴走状態を繰り返すことで欲が強くなり、新たに芽生えた魅了と重なってしまったのだ。
「なんや、ご主人様もウチに酷いことしたいかいな……嬉しいわ」
アルリアの説明を聞いていたキアラは水を得た魚のように元気になり、既に愛液が垂れてきている秘部を擦り付けてくる。
「どうすれば治る」
キアラ達がこうなった理由が自分にある以上、一方的に突き飛ばす事も出来ず、かといってこのままでは鬱陶しい。
「時間で治る類いのものでもないので……ウル様が満足されるのが一番かと」
アルリアは少し難しそうに言う。
そもそもウルに欲が芽生えたと言っても僅かなもので、それを実行したいと思うほどではないのだ。
「しかし、ウル様が望まれているのも事実……ウル様、その欲を高めるのはどうでしょう?」
ウルが激しく交わることでウルの中に負の感情が溜まりにくくなり、更に眷族達もウルに滅茶苦茶にされることを望んでいる。
ならば欲を押さえるより、解放してやる方がウルにとっても眷族にとっても幸せな結果になる。
ウルは少し考えてからアルリアの提案を飲む。
「だがアル、お前からだ」
「え?」
アルリアは驚いたように目を丸くする。
「お前が一番我慢しているんじゃないのか?」
「それは……」
アルリアは女神ゆえにウルの魅了の効果が薄い。
更に強靭な精神力でキアラ達と同じようになることを押さえていた。
だが、アルリアもウルに虐げられたいと思っている。
それをウルは僅かな反応の変化で見逃さなかった。
「お前は少し我慢しすぎだ」
アルリアはウルと交わる回数が極端に少ない。
それはそれは眷族達と違い、ウルと性交をしてもウルに還元されるものが少ないからだ。
だからこそこんなときくらいアルリアを優先してやってもバチは当たらないだろう。
「……はい」
ウルの言葉を聞いたアルリアはキアラ達と同じように雌の表情になる。
今回はウルの性癖を少し開花させてみました
あー久しぶりのアルリアのエロ書くで次回はエロエロになると思いますよ(ハードル上げ上げ)