キアラは天族の中でも最古参に分類される。
刺激を求めて外界に飛び出したが、今からでも領土に戻ればそれなりの地位を与えられる。
たが、そんなものに興味などない。
そもそも天族領は完全な縦社会。
喧嘩相手になってくれる者などいないのだ。
かといって外界にそんな相手がいるかと言えば、そうでもない。
キアラが天族でも最古参に分類されるのは、ただ長生きをしているからではなく、それに見合う力を持っているからだ。
だから、キアラが満足して喧嘩できるのはおのずと限られてくる。
勿論、面白そうな相手を何人か見つけてはいるが、ソイツ等に喧嘩を吹っ掛けるわけにはいかない。
いくら全てを捨てたとはいえ、キアラは天族。
下手をすれば天族と魔族の全面戦争になりかねない。
(ウチはそれでも良いんやけどな)
天族は欲望に素直な種族だ。
しかし、そんな天族にも逆らえない存在がいる。
それは自分より上位の天族だ。
さっきも言ったように、天族は縦社会。
自分より上位の存在には絶対に逆らわない。
現在、天族は魔族との全面戦争を禁止されている。
それで仕方なく高位天族が集まる森族領に来たのだが、ここでもキアラと対等に喧嘩できる者はいなかった。
リーネを闇森族にした高位天族がそこそこのラインだったが、それでも闘えばキアラが絶対に勝つ。
そこで自分を神のように崇める森族を駒に使って戦争ゲームをしていた程度で、キアラの退屈は満たされなかった。
(でも、今は違う)
キアラはウルと出会えた。
ウルはキアラの待ち望んでいた存在だ。
全力を出しても闘える。
それでいて面倒なしがらみがない。
それに、ウルの仲間達もうかうかしていたら、遅れをとるかも知れないレベルで進化を続けている。
そんな環境こそキアラの欲しかったものだ。
それをくれたウルには感謝してもしきれない。
だから、キアラはウルに絶対の忠誠を誓う。
そう思っていたのに……
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「はぁ……はぁ……ご主人様ぁ~」
ウルがアルリアの相手をするために部屋に入っている間、キアラは沸き上がる劣情を自分を慰めることで紛らわしていた。
「んくっ!」
軽い絶頂で身体を跳ねさせるが、キアラの疼きは治まらない。
ウルの存在を堪らなく求めてしまう。
(ふふふ、アルリア姐さんの話ではご主人様がウチと遊びたいと思ってくれてる証拠らしいけど……こないに切なくなるもんなんかいな)
キアラにとってウルに抱かれることは嫌なことではない。
ウルに全てを捧げる以上、身体を差し出すのは当たり前のことだし、ウルに抱かれているときの刺激は
だからだろうか?
ウルに抱かれたいのはウルから刺激を貰いたいだけだと思っていた。
それなのにウルが一番にアルリアを指名したとき、心臓が締め付けられるような感覚に陥った。
(アルリア姐さんの次か、その次の次には抱いて貰えるんやから、そないな風に思う必要はないはずや)
身体の疼きは辛い。
しかし、それを差し引いても説明できない感情がキアラの中に芽生えている。
『キアラ、入ってこい』
脳内に響くウルの声。
次は自分の相手をしてもらえる。
それだけで小躍りしたくなるようなほど嬉しい。
キアラはその喜びのままに部屋に入る。
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その部屋は今まで見たことのない部屋で、アルリアの説明によればウルと相手の願望に合わせて必要なものを用意してくれる場所らしい。
それを証明するかのように、キアラの手足には伽が着けれ、天井から伸びた鎖に首を絞められ、つま先立ちを余儀なくされた。
「かはっ……あ……あぁ……」
息が出来るか出来ないかのギリギリの高さで固定され、両足は大きく開いて股間を曝し、身動き1つ取れない。
これはウルが望んだものなのか、それともキアラが望んだものなのか。
それは分からないが、キアラはこの状況に興奮していた。
こちらはなにもすることが出来ず、ウルの思うままに弄ばれ、使われる。
絶対的強者だからこそ望んでしまう、惨めな自分。
それを思い知らしてくれるかのように、ウルの肉棒がキアラの秘裂に押し付けられ、一気に挿入される。
「んぎあ゛あ゛あ゛あ゛が!!」
ぶちぶちぶち、と身体を引き裂かれる感覚にキアラは堪らず悲鳴を上げた。
痛みなど大して苦痛ではないキアラも、ウルが与えてくれる痛みだけは何度味わっても堪えられないほどの刺激を伴う。
「びぎあ゛あ゛あ゛あ゛」
ウルの肉棒が入り口まで戻されると、その瞬間に処女膜が再生され、また勢いよく破られる。
何度も破瓜を経験させられ、血で赤く染まった愛液を滴しながら、その度に達してしまう。
「んぐむっ!ぶぐっ、んちゅ」
大きく口を開けて喘いでいると、ウルが強引に口を合わせて蓋をして来た。
ウルの舌使いは乱暴で、嬲るようにキアラの口内を掻き回す。
「ふぐうううう゛う゛う゛う゛」
ウルは口内を犯すだけではなく、無意識に魔力を唾液と共に流し込んでくる。
通常、魔力を無理矢理流し込まれても大したことにはならない。
しかし、ウルほど強力で莫大な魔力を無防備な状態で押し込まれたら……
「ふぎい゛い゛い゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
結果、魔力の蓄積上限を越え、身体を苛む毒となる。
全身が軋むように悲鳴を上げ、思考がウル好みに書き換えられていく。
「ふひゅー……ひゅー……」
掠れた息を吐きながら、キアラは朦朧とする意識のなかでウルに染められる悦びを噛み締める。
バチン!!
恍惚とした表情で身体を弛緩させて、ちょろちょろと黄金色の液体を股間から漏らしていると、耳を裂くような爆音が鳴り響く。
そして、お尻の辺りがマグマでも押し付けられたかのように熱くなる。
見ればお尻にくっきりとウルの手形が付いている。
ウルにお尻をスパンキングされた。
それだけだが、ウルの身体は並の兵器を凌駕する破壊力を持っている。
そんなもので身体を打たれたら……
「ひぎぃぃぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛」
一瞬の硬直の後、今まで経験したことのないほどの痛みが土石流の押し寄せてきた。
「ぐふっ!」
キアラは弾かれたように腰を前に突き出す。
その結果、ウルの肉棒は奥深くにめり込み、破裂しそうなほど子宮を押し潰す。
「おボえ゛ぇ゛!」
子宮が圧迫され、胃液が逆流するが、ウルが流し込んできている魔力のせいで喉までしか戻せず、吐瀉物が気管を塞いでしまって窒息する。
「ぐむぅううう!んんぐぅうう……」
キアラは手足をバタつかせて苦しみながら、何とか吐瀉物を飲み込もうとする。
しかし、再びお尻を打たれて腰を突き出し、更に胃液を逆流させる。
バチン!バチン!バチン!
打つ毎にウルの平手の威力は上がっていき、皮膚が裂けて赤い液体が床に鮮やかな花を咲かせる。
傷自体は部屋に満たされている癒しの効果で直ぐに治癒するが、蓄積された激痛は癒えることがない。
「プギィィィ!ンヒッ、ア゛ア゛アッ」
痛みに悶えれば悶えるほどにウルの肉棒は深く突き刺さり、手足の拘束は強まって、今では完全に足が宙に浮いている。
するとウルは急に体勢を変え、キアラの髪の毛を鷲掴みにする。
「んほぉおおッ!!」
今度は膣ではなくお尻の穴に肉棒を捩じ込む。
いくら排泄をしなくなったとはいえ、不浄の穴であるお尻に入れられることに抵抗を覚え、何とか逃げようとするが、髪の毛を手綱変りに引っ張られている上に足が地に着いていないので、身体を捩る程度しかできない。
「オッオ゛オ゛ォ゛ォ゛!」
ウルはそんなキアラの反応を楽しむかのように激しく腰を振るわけでもなく、ねっとりとお尻の穴を弄くる。
「ふあっ!?」
一頻りお尻の穴を虐められると、今度は足を吊り上げられ、逆さを向かされる。
そして、口が肉棒の高さに来るように固定され、そのままさっきまでお尻の穴に入っていた肉棒を口の中に入れられる。
「ぶじゅるじゅぶ、ぐぢゅ、ごぇっ」
反り返った肉棒は喉を擦り上げる。
頭に血が上る苦しみを味わいながらも、キアラはウルの肉棒に舌を絡めて奉仕する。
どれだけ乱暴に扱われようが、キアラはウルの"にくどれい"なのだ。
ウルに快楽を与えるためならばどんなことでもする。
それに、キアラは一度たりとも止めて欲しいなどとは思わなかった。
こんなに刺激的な感覚はウル以外からは味わえないし、何よりこの苦痛が堪らなく嬉しい。
「ご主人様ぁ~ウチをつこうてくれてありがとうございます」
ごくんっ、とウルの吐き出した精を味わいながら飲み込んだところでキアラは感謝の言葉を述べた。
やはり、この方は自分の欲求不満を満たしてくれる。
この方に仕えている限り自分は満たされるだろうとウルに対して忠誠の気持ちを新たにしたところでウルが優しく頬を撫でてくる。
その手つきはまるで慈しむような慈愛に満ちており、キアラはドキッとしてしまう。
「ご主人様、ウチのことは気にせんでええんよ」
ウルの優しさに戸惑い、キアラは慌てる。
ウルは気を許した眷族に対してはとことん優しくなる。
それを前面に押し出してくることはないが、眷族なら誰でも分かることだ。
そんなウルが自分の快楽の為に眷族を嬲る。
いくらキアラがそれを望んでいるとしても、ウルが負い目を感じてしまうのは仕方ないのかもしれない。
「ウチはご主人様に滅茶苦茶に苛めて欲しいんやし、ご主人様が気にすることはないんや……で……」
眷族の欲を満たすためにウルが苦しんでは本末転倒だ。
キアラはウルに気に病む必要はないと必死に訴えかけようとして言葉を詰まらせる。
ウルの真っ直ぐな瞳がそんなことを考えているのではないと教えてくれたのだ。
「ご主人様……んっ……ちゅ……ふぁ……」
ウルが何を考えているかわからず戸惑っていると、今まで散々乱暴にした分、労るような優しいキスをしてくれる。
先ほどまでの荒々しさが嘘のような丁重なキス。
キアラは全身が融かされていく甘美な感覚に酔いしれ、為されるままになる。
ウルに打たれたお尻を擦られ、良く頑張ったと誉めるように頭を撫でられる。
(うそ……ウチ、すごい満たされてる)
キアラがウルに望むものは無聊を慰めてくれる刺激だ。
それなのに、それと同等か、あるいはそれ以上に満たされているのだ。
「ちょ、待ってご主人様……」
訳が分からず困惑するキアラをよそに、ウルはゆっくりとキアラを押し倒す。
そして、キアラに破瓜の負担をかけないようにそっと肉棒を挿入する。
「はぅ……はっ……あっ……」
痛みもなく、苦しくもない。
裸を見られ、甘い声で喘いでいるのが恥ずかしい。
それなのに、とても気持ちがいい。
「あっ……♥️やぁ……♥️んっ♥️」
これではまるで恋する生娘ではないか。
自分とウルの関係はそんなものではないはずだ。
「~~~~~~~~♥️」
ウルにキスをされる度に子宮がキュンッと疼く。
まるでウルの子を孕みたいと言わんばかりに。
(違う……ウチは……ご主人様の側に……)
キアラは沸き上がってくる感情に名前を付けられずにいた。
だが、ウルはそれすらも見越したような目で見つめて、
「お前は俺の事をどう思っている?」
「ウチは……ご主人様の"にくどれい"で……」
その言葉を口にすると胸が締め付けられる。
心の奥でそうではないと絶叫していようだ。
「あっ……」
おそらく目尻に涙を浮かべていた自分をウルは優しく抱き締める。
それはまるで恋人にするかのように。
(そうか……ウチは……)
そこまでされて、キアラもようやく自分の気持ちに気が付く。
確かにキアラはウルに刺激を求めている。
だが、それとは別にウルを愛しているのだ。
退屈な日常を刺激的に変えてくれる、自分をドキドキさせてくれるウルをキアラは一人の女として好きになっていたのだ。
この部屋ではお互いの思考がより強く感じられる。
ウルが今まで以上にキアラを嬲ったのも、必要以上に優しくしたのも、どちらのキアラも受け入れるというウルの答えだったのだ。
それを理解した瞬間、キアラは涙を流す。
そして決心する。
ただ、自分を満たしてくれる存在だから絶対の忠誠を誓うのではなく、愛した相手だからこそ命を賭してウルを支えようと。
ただ嬲るだけじゃ可愛そうかなと思って書いてたら、いつの間にか乙女になってました笑
さて、次回はリューとのエッチ回になります。
どんな風なリューを書こうか楽しみながら悩んでます