※この作品はR-18です。

ゲート 飢狼 彼の地にて斯く戦えり   作:庵パン

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ドーモすいません。
エロガンダムを書くとか言ってて、書き始めたのはゲートの18禁でした。
まぁアレです、鉄は熱い内に叩けって言うし……。
ゲートが未だにマイブームな今の内に考え付いたネタは書いておきたいのですよ!
今回は前作と違って等身大の人間が主役です。等身大の人間の筈です。
ちょっと神掛ってる時とかあるかも知れませんが、普通の人間です。
あ、魔導の方も続行しております。


第1話

足柄鼎(かなえ)は艦娘ではない。

島根県出雲市の女性の陸上自衛官である。

鼎の父が東京の商社から出張先の島根に居る時、本社が潰れたというのが、足柄家が都落ちした原因である。

当時、転勤二年目で近所付き合いが出来てきていたというのも、島根定住を決意した理由にもなるだろう。

十月以外でも人間より神様の方が多そうな島根の出雲市で、鼎は元気に育ち元気に進学し元気にグレ、そして農道を暴走する虚しさに気付き、まぁ元気に更正した。

そして高校を卒業し、岡山や広島の公立大学を受験出来る学力があるにも係わらず、自衛隊の門戸を叩いた。

この時は、両親よりも教師に反発したかったのかも知れない。日教組とか言う連中が、出雲駐屯地の自衛官を「人殺し予備軍」なぞと中傷するのを、職員室のドア越しに聞いたのだ。

高校生にもなると、自分の意見や主義主張は当然出て来る。

その中で教師の意見は、鼎には戯れ言でも到底容認出来るものでは無い、根性焼きレベルのものだった。(入れる方)

また、早く田舎から出たいとう理由もある。

近所に有名な観光地があるのは良いが、地元の人間が遊ぶ所がない。

更に都会の男とも仲良くなってみたいというのもある。

今まで何人かの男と付き合って来たが、その全員が鼎のGカップという胸(身長173㎝ 胸囲98㎝ ウエスト63㎝)を見て身体目的に来た連中ばかりなのだ。

そして最大の理由は卒業間近まで就職活動しなかった鼎自身にある。

しかし運命とは皮肉なもので、自衛官候補生の任期が明けて鼎が配属されたのは出雲駐屯地であった。

実の所、これは見た目だけなら美人の鼎は実家に近い方が良いと判断した隊側の親切なのである。

それから鼎には地獄のような日々が始まった。

元々体力はある方なのだが、自衛隊の訓練は想像以上にキツいものであった。更には都会に出ようと思って入った自衛隊なのに、未だに出雲市在住ということが鼎のモチベーションを奪い、心を圧し折っていた。

御蔭で……ではないのだろうが、鼎の自慢のGカップは入隊二ヶ月もしないうちに無残なCに。艶のある長い黒髪も短髪になった。良い事と言えば、ウエストが3~4cm引き締まった程度である。

教育期間に参った事と言えば、日を跨がずに鉄拳修正を喰らったことであろうか。

殴られる度に何時か辞めてやるぞこの野郎! とは思ったのだが、脱柵た場合は実家は勿論、友人知人、関わりのある場所は全て探されて捜索に掛った費用は全て脱柵者本人に請求されるらしい。

鼎も実家も余り金持ちとは言えないから捜索費用など払いたくないし、鼎も高校時代にはちょいと「鳴らした」名を持つ猛女なので友人や知人に脱柵がバレると恥ずかしい。

そのせいで、真面目に自衛官を続ける結果となったのである。

 

 

 

*  *  *                      *  *  *

 

 

 

鼎が自衛隊員になって十年近い月日が経った。

人生の三分の一近くを隊内で真面目且つ堅実に過ごした鼎は順調に昇任を重ね、二十八歳になろうという今年は上級陸曹、所謂准尉として近年増強された第13偵察隊に所属し、昔取った杵柄として偵察用オートバイを乗り回す事もある。

というか、演習場も出西訓練場だったのが、鳥取の日光演習場か広島の原村演習場と他県に変更されてしまったので、出来る訓練と言えば筋トレと幅を取らないオートバイを乗り回すことくらいなのである。

鼎には狙撃の素養やら才能があって、高校二年の修学旅行で千葉県浦安のネズミの夢の国に行った際の射撃でも、ちょっと高い所を端から端まで移動する列車の的のみを狙って伝説のガンマンという評価を出している。

千葉県にあるのに施設名に「東京」の名を冠するってどーなんだ? 舐めてンのか? 東京都出雲市とか名乗っちゃって良いのか!? とかいう思考していた当時であるが、まぁそんな鼎の都合などはどうでも良い。

鼎は自衛隊でも射撃徽章の甲種を持っている。

二十八歳で准尉になれたのも、国際大会の射撃競技で優良な成績を出せたからなのだ。

ついでにと言うかやはりと言うか、優良操縦者徽章も所有している女性自衛官で、周囲からの評価は頗る高い。

入隊当初の暇さから、駐屯地の幹部自衛官と

「竹島ぶん取る任務とか、ま(●)だ(●)ありませんか?」

「あるわけねーだろ!あと奪還て言え!」

なぞと言う会話をして、以降猫を被って来た鼎であるが、実弾を撃つ機会に余り恵まれないのが徽章の欠格に繋がらないかと心配でならない。

射撃徽章の甲種は、間違いなく生きる上での箔になるというヤンキーじみた考えの持ち主でもある。

まぁ「ヤンキー」という言い回しから昭和じみているのであるが。

先日も駐屯地のサマーフェスタで披露したオートバイドリルでは、駐屯地内に来た子供や青年、中年、老年、早い話しが多くの観客の前でポニーテールを靡かせ、颯爽とジャンプ台を跳んでいたのだ。

そう、教育過程を終えれば後ろで束ねる髪型に限り、長髪が許可されるのである。

胸囲も営内の生活リズムが掴めれば、早い段階で対処のしようがある。

具体的には、胸というのは大体脂肪なので、脂身なんかを食べたり、バストのサイズアップ効果が見込まれるイソフラボンが多く含まれる豆乳を、一日に2リットルくらいガブ飲みしたりである。

御蔭で胸囲は以前ほどではないが、90㎝のFカップ。ウエストも58㎝という括れを手に入れたのである。これは些か腹部に脂肪が付いていた高校卒業時に比べて見れば、明らかに良い傾向にある。ビリー隊長もビックリの出雲ブートキャンプであった。

冬場は蜜柑を一日に二~三個食べれれば風邪知らずで、左裾に精勤の証である太字のV字ワッペンまで貰えるのである。もう数年すればⅤ字ワッペンが二重になるだろう。

しかし問題もある。もはや今ではアラサーの鼎だが、友人は次々と結婚して高校時代のちょっとしたグループの中でも独身なのは鼎だけなのだ。

これは、もう危機感を持って良い。そもそも都会に出る為に自衛隊に入ったのだ。

男を知らない訳ではない鼎だが、出雲にいる限りは出会いがなかった。駐屯地にも男性自衛官は大勢いるのだが、それらはもう完全に同僚であり知り合いであり仲間と言う感覚である。

正月の皇居一般参賀を駐屯地のテレビで見ている時も「あ~、一般参賀してぇ」と嘯いたが、その日本語訳は「東京行きてぇ」である。

たまの休みに縁結びの御利益がある市内の大社には、数年前から行っているのだが全く……そう「全くと言って良いほど」ではなく、滓ほどの効果も無い。皆無なのである。

以上の事から鼎は確信した。「神はいねェ。いや、参拝客はこれほど多いから居るのだろうが、少なくとも何かしてはくれない。見ているだけだ」と、思わず被っていた猫を脱いで言ってしまったほどである。

そしてその年の駐屯地内サマーフェスタを終えた一ヶ月後、島根から遠く離れた東京でその事件は起きた。

それは鼎の人生を変える大事件だった。




初回はエロくないです。
っていうか次回もエロくないです。イタリカが出るまでエロはお預けです。
まぁ戦国乱世みたいの状況でエロやることは無いんですが……。
そして初回から短めで、全部合わせても15話程度を予想していますが閉門までの描写を予想しております。
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