先月の漫画の特別編では白毛ワーウルフの名前が判明しましたね。
シュミッツって言うんですね。白毛ワンコ。
そして眼帯ワーウルフも渋可愛かったです。
最後の衝撃は今津さんがケモホモだったこと。
正にファイナルインパクト!! ですよ。
残念ながら鼎は資源探査に行ってる期間ですので、眼帯ワンコとの絡みはございません。
うむ残念。
空挺降下は新年でしょうか?
それとも今月末には始まっちゃうかなあ?
カルドは大陸南方の森に住むエルフとジーヴォジョニーに間に産まれた男だ。
父親がダークエルフなのかその他のエルフなのか明確には不明だが、母が言うにはダークエルフらしいことを聞かされている。
そのジーヴォジョニーの母親の下での暮らしは、ハーフエルフである彼にとっては過酷であった。
カルドは父親の血が濃いのだが、魔法の類は精霊魔法も使うことができない。かと言って弓矢の扱いが長けているわけでもないし、母の群では弓使いは少数を極める。
だから結果的にジーヴォジョニ―の群の中で使われている接近戦の刀剣を使うことになった。
彼はエルフの血が混ざっているせいか、或は栄養が足りないのか成長の遅かった。その彼にある晩、群れの長から1つのことが命じられる。
それは群れを出て行けという命だ。
彼が身を寄せていたジーヴォジョニーの群は雌しかおらず、たまに雄が産まれることもあるが一定の年齢に達すると群れを出て行かなくてはならない決まりがあった。
しかしカルドはその一定の年齢に達しても、姿じたいは未だ未熟な少年と言って良い。
しかし他の連中はカルドを群から追い出すことを決めていたらしい。剣を向けられ、斬りつけられる。
しかもそれが自分の母親からなのだから、彼を庇う者は皆無と判断するしかなかった。
それからガルドは大陸中をサマヨウこととなった。
数十年の歳月を経て、ガルドは漸く大人と言えるまで成長したが、その生き方は余り本人が望ましいものではなかった。
盗みや置き引き。馬鈴薯1つの為に男娼として身を売ったこともある。
望ましいのは傭兵として雇われることだが、他種族同士から産まれた「ハリョ」であるガルドが長く雇われることはなかった。
そんな彼が落ち着いて身を置ける場所を見つけたのは、今から2~3年前のことだ。
リグゥ公国の雇われ兵としての身分を手に入れたのである。傭兵として身を立てることが出来たのは、種族の違いを問わずに能力第一主義の軍団長が彼の身体能力の高さに着目して兵卒相応の身分を保証した傭兵として雇い入れたのである。
あくまでも傭兵なのは、彼がヒト以外の種族だからだ。給料は正規兵と傭兵は支払い窓口が別々なので、ヒト種の兵が他種族である彼をやっかむこともない。
そんな日を送ってきたある日のことだ。帝国から連合諸王国軍の招集掛かる。
門が拓いたアルヌスの丘から、異世界の軍がファルマートを侵略しに来るのだという。
無論、傭兵ながら一兵卒の身分を持つカルドも軍団の一人として行動した。
先に敵と交戦した筈の帝国兵が一兵たりとも見えないことを不思議に思うカルドだったが、麓に来ていた帝国兵の話では中腹の地形を利用して近くから敵の動きを見張っているのだと言う。
彼が軍団長から直々に賜った任務も、その高い視力を生かした物見だ。彼の視力なら中腹に行かずとも丘の上の敵の様子は見える。
地味で派手さの無い任務に思えるが、これが彼の命を救うことになる。
戦闘は頭から信じられないことの連続であった。
既に中腹にいる筈の帝国兵の姿が一兵も見えないと思っていたら、アルヌスの丘が噴火したように爆発したのだ。
長命種の混血としては、そこまで長くはない人生だが、火山の噴火というのを聞いたことがある。正にアルヌスの丘が噴火したのではないかという爆発でリグゥ公とリグゥ公国に接するアルグナ王国の王が戦死したのである。
竜騎兵隊による空からの攻撃を試みた連合諸王国軍だったが、見たこともない魔法で翼竜は全て死に絶え、この一戦で彼を雇い入れた軍団長も戦死した。
連合諸王国軍で運良く……あるいは悪く生き残った者達は取り集まり、無策な突撃を指揮し、今は冥府にいる自らの指揮官や王……そしてこれ程までの敵の情報を教えずに敵に嗾けた帝国を憎んだ。
* * * *
「こっちは宣戦布告もなしに仕掛けられた戦争なんだけどなぁ」
精神精霊によって刺客の口から語られてことに、鼎は文句を付けた。
カルドという男は、アルヌスの戦いで負けた後に似たような者達で徒党を組んでイタリカを襲い、そこでもまた自衛隊とロゥリィ・マーキュリーに敗北したらしい。
「折角生き残ったんだから大人しく田んぼでも耕せてれば良かったのに」
「いや、それは難しいと思うぞ」
鼎の反論したのはルハルトだ。曰く、寿命の違う種族同士の子供は片方の種族のコミュニティーの中では暮らし辛いことが多いらしい。
「私なら長寿の家系になったって喜ぶんだけど」
「人それぞれだからな」
どうやら鼎のような考え方は特地では少数派らしい。
「カナエ、衛士を呼ぶなら朝一番で行かないと」
「24時間営業じゃないのかぁ……」
ナユの言葉に内心、頭を抱える。この男に同情すべき点が複数あえるのも事実だ。だが殴り倒して拘束しているとは言え、目を覚ましたら自分で拘束を解いて再び襲ってきそうな気がする。
そこで鼎は一考した。
「皆、高機はもうちゃんと運転できるよね?」
「勿論だ。ここに来るまでにも運転したでしょ」
ダークエルフが頷き、セィミィが皆を代表して言う。ルハルトは何がなんだかサッパリという顔をしていたので「あ、ダークエルフのことです」と鼎は付け加えた。
* * * *
一晩寝ずにカルドを見張った鼎は、簀巻き姿で放置されたハリョの男が目を覚ますと問う。
「おい。お前。何で私の命を狙った?」
昨夜の内に精神精霊の魔法で聞けば早かったのだが、鼎はこれまでの男がどのような人生を送ってきたのか知るのを優先した。
特地に関しては分からないことが多い。社会の構造も構造にも増して、種族的なモラルの違いやそれらの摩擦があれば知っておくべきだと考えたのだ。
「ロ、ロゥリィ・マーキュリー……」
「いや違うよ」
カルドは息を飲み、呼吸を整えると再び喋りはじめた。
「ロ……ロゥリィ・マーキュリーと共に戦ったお前を斃せと、ボウロという男から指令が出たんだ」
新たな人物の名前が出たが、これを全て信じる訳にはいかない。ボウロという者が実在の人物とは限らないし、この男がイタリカを襲った盗賊団に所属していたことも解っている。
「そのボウロってのは?」
「ハリョを使って影仕事させる集団の首領だ。お前を仕留めたら仲間に入れて良いと……」
鼎はボウロという異種族の男は知らないが、特地で恨みを買うようなことには覚えがある。
「ボウロって帝国の皇室と繋がってないか?」
「それは……判らない。ハリョとしては景気が良いが、それだけでは判らない」
ゾルザルが関わっていたら皇城まで乗り込んで行ってネギトロ一人前いっちょ上がりである。
「それよりアンタ、傭兵の仕事は出来るか?」
「昨日は失敗したが滅多にないことだ」
そう言ったと思うと「普通の敵が相手ならな」と付け加える。アルヌスやイタリカでのボロ負けしたのを意識して、嘘は吐けない性格なのかも知れない。
「アンタ、私に恨みない?」
「…………イタリカで死神ロゥリィと共に戦ってた女兵士だろ? 越えるべき存在だとは思っているが、特に恨みはない」
越えようとしないで甘えてくれりゃ可愛いものなのだが、見た目ティーンエイジャーでも実年齢は結構な歳のようで相応に自尊心が高いようだ。
「じゃあ、ちょっとアルヌスで傭兵の仕事しようか」
「待て。オレはお前を殺す影仕事が」
「バレて影も昼間もあるかよ。それにアンタだけにロゥリィ・マーキュリーの友人を殺させようとする組織に、なんの義理があるんだよ」
「ゆ、友人っ? イタリカでは偶然ではなく、友人だから共に戦っていたのか!?」
「そーだよ」
真実はロゥリィの友人だからではなく、伊丹に興味を持ったロゥリィが避難民としてアルヌスに移り住み、避難民の自活の為に翼竜の鱗を売りに行ったら戦闘状態だったのである。
「そういえば御声も似ていらっしゃる」
「中の人同じだし」
するとダークエルフが一斉に言う。
「カナエ。それは駄目」
なんやかん尋問した鼎は、カルドと言う名のハリョをアルヌス傭兵団に紹介するため高機動車に乗る。
殺人未遂の加害者を被害者である鼎の一存で連れて行って良いのかというところだが、枕は鼎が弁償したし、鼎がOKならOKらしい。
ルハルトには「物好きだな」と言われたが、地上からひと飛びで二階の鼎らが宿泊する部屋まで侵入できる身体能力は注目するべき点だ。
鼎に後頭部を一撃されて朝まで伸びてしまったが……。
鼎一行はトレドから再びアルヌスに向かうため、新たな同乗者を乗せて高機動車を発車させたのである。
今回、普段より短いですがキリの良いところで終了です。
2回続けてエロ無しなので、次回は◎のエロ回にしたいところです。
エロボディの鼎が一方的に中出し凌辱される感じにッ!!
でもまぁ、次回は来年です。
そして魔導も3部終わらせるつもりなので飢狼は先送りです。
いや、エロンダムやるかも…。
とも思いつつ飢狼で主人公エロ凌辱かも。
うん、わからんです。
では今年はサラダバー。
来年も良いお年を。