※この作品はR-18です。

ゲート 飢狼 彼の地にて斯く戦えり   作:庵パン

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ドーモ、今度も飢狼でした。
やっぱり飢狼でした。
エロだと捗るんですよ。
そんなワケでガチエロ水着回です。


◎第23話

碧海の海岸線を西に進むと、帝都への道と枝分かれしていた。

同姓が海上自衛隊にあるであろう鼎は海岸線に沿った道を選んぶ。

「とーころーでさ、ハリョだからってカルドの母親は実の子に刃物向けるモンなの?」

特地の混血がどれだけ忌避されているのかと退く鼎は、誰となく疑問を口にする。

鼎の疑問に答えたのは、この中で最も年長である300歳前後のナユだ。

「ジーヴォジョニーは基本的に雌の群だからな。雄は一定の年齢になると群れを出るんじゃないか?」

そう言いながらカルドに答えを求めるが彼の答えは「雄はオレだけだった」とのこと。

ここで鼎は自分なりに考え「こっちの世界での話なんだけど」という前提で推理する。

猿や猫などは近親者で交配し、血が濃くなるのを避けるために雄猫は2歳くらいで一人旅することがある。そして旅した先で別の雌猫と交配して子孫を残すのだ。

「カナエ、“さる”ってなに?」

推理するとコムから基本的なことを聞かれた。猿に当たる動物は特地にいないから、「毛の生えたゴブリンみたいなヤツ」と答える。

猫や猿なら別の群で相手を見つけて子孫を残すことが出来るが、ハリョであるカルドはそうすることが出来なかったのである。

「難儀だねぇ……」

運転席で一人ごちる鼎は車を停止させると、運転席から後部座席に移動した。

「セィミィ、交替頼むよ」

ドライバーは比較的、運転技術が安定しているセィミィだ。鼎は対面状になった高機動車の後部座席の、カルドと対角になる座席に座る。

「おい、お前」

カルドは鼎に何か言いたいらしい。昨日は結局寝てないので相手するのも億劫だが、寝てしまうまでは聞いてやろうかという気も一応はある。

「何故オレに慈悲を掛ける。お前とは敵同士だろう」

何を言うかと思えばヤンキーの挑発に似たことだ。それにも鼎は義理堅く相手してやろうという気力は未だあった。

「臨んだわけじゃないけど、救いが無かったアンタの心の拠所を二回も壊しちゃったからね。そのお詫び」

「お前らの軍の人間は全員そんなことをするのか?」

「いや、基本的には見捨てるけど。今は救えれるだけの屋台骨があるからね。救えるものは救ってしまおうと」

実のところ、ギャンギャン喚く某半島の御蔭で積もってしまった鬱憤を、イタリカ救援時に綺麗サッパリ晴らしたので「流石に悪かったかなぁ」ぐらいに思っているのである。

鼎の仏心などその程度である。

にも関わらず、ある意味で純粋なカルドは若干ながら心動かされた。

このヒト種なら本当に長い煉獄から救ってくれるかも知れない。信じて良いかも知れないと思ったのである。

 

*  *                             *  *

 

鼎一行を乗せた高機動車は、一眠りしてから数時間後に起きた鼎の合図で停車する。

「セィミィ、今ガソリンどれくらいある?」

「あと僅かだわ。カナエを起こそうかと思ってたところよ」

それじゃここで一旦小休憩…なぞと言った鼎は、車を降りると荷台からガソリンが満単のタンクを下ろす。

「何してるんだ?」

鼎の行動の意味合いが解らないガルドが四人のダークエルフに聞くと、鉄の荷車に餌をやるのだという回答を貰った。

ダークエルフは、自衛隊の装備品については全くの素人であるカルドに分かりやすく教えたつもりだが、カルドは「カナエ」と呼ばれた異世界の女戦士が怪異使いも出来ると理解してしまったのである。

「うわ、汚れた。臭せぇ」

不器用ではないが、普段ならガソリンスタンドの機械式自動ポンプに甘える鼎は下手やらかした。これまでの給油が上手く出来すぎたから、調子に乗って海の景色を見ながらの「ながら給油」でガソリンを手にかけてしまったのだ。

これは物凄く危険だから読者の諸兄は絶対にやらないように。

ふと、鼎は1つ思い立った。

旅の新しい同行者が増えたのだし、少しレクリエーションで親好を深めようと任務を放って脇道に全力ダッシュし始めたのである。

海を見れば、種族は不明だが一人の人間が足まで海に浸かっている。

ならばヘイオのような怪魚は出没しないと想像できる。これは息抜きするしかない。

海があるということで、実は戦闘服の下はマイクロビキニの鼎は同乗者全員に外に出るよう言った。

 

全員を海に行かせるには、少しばかり頭脳労働が必要だった。

「まぁこれも資源調査だよ。真珠ってあるでしょ? 貝から採れる宝石の一種。あとファルマートの生態調査もやらなきゃならないし」

二枚貝の資源調査はともかく、生態調査は真っ赤な嘘だ。

鼎を弁護するのであれば、確かに自衛隊と日本政府は特地の生態に関しての情報が不足しているから、常に最新情報を求している。

日本政府は特地との関わりを当分辞めるつもりもないのだから、ある意味では鼎が政府の代弁をしたとも言えるのだ

自分の欲望というのが真実ではあるが。

ここで若干ながら意外だったのは、鼎以外の全員が海に入ったことがないということだ。

ダークエルフは海というものが存在することを知っていたが、ハリョのカルドに至ってはトレドから続く大きな水溜りくらいに思っていたらしく、生物が棲んでいる「海」というものを知らかったくらいだ。

そしてダークエルフは河で泳いだ経験を持っていたが、野生児であろうカルドは全くのカナヅチ、泳げないらしい……とは思うものだが、砂浜を歩きはすれど海に入ろうとしないから真実は不明だ。

詳しく解説すると、ダークエルフが海初体験なのは事実で、それにはしゃいでたダークエルフに対して「ただの大きい水溜り」が云々と勘違いしていたのは事実である。

彼がカナヅチだと判断したのは、以上のようなことからだ。

そしてカルド、ビキニ姿の鼎や、鼎の水着を貸したナユ、セィミィから目を逸らしている。中々弄り甲斐がありそうだ。

もっともナユもセィミィもボトムはともかく、バストは大きいので少しトップが小さい。これはこれで悪戯したいところである。

と、いうか、折角ナマのダークエルフのビキニ姿が拝めるのだ。セクハラするしかない。

「ナーユ♪」

黒いマイキニのナユに背後から突撃を敢行。背後から豊満な乳房を揉んで先っぽにあるピンク色の突起をなぞる。ちなみにセィミィは白いビキニである。褐色肌に白が映えて実にエロイ。後ほどセクハラせざるを得ないだろう。

「ひゃっ!?」

と、驚いたナユは「カナエっ、仕事はどうした?」抗議である。

「もう終わったよ。あと、言い忘れてたけど五枚くらいで良いんだよ」

浜には鼎が集めた貝殻が五枚、確かに置いてあった。

「片方の貝しかないではないか?」

「あ、ごめん。見るのは私じゃなくて専門家だから、生きてる貝を探さなくて良いんだよ」

「それじゃ私ももう終わりだね」

私も。俺も……と、次々に回収作業を終えるダークエルフ達。折角終わってこれから純粋に遊ぼうという時だが、波も高くなってきたので海で泳ぐのは危険そうだ。

遊ぶにしても気分転換に浜辺を散歩する程度しかできない。

カルドを見れば、彼も貝を広い集めていた。勿論、カルドがダークエルフに混じって鼎の仕事を手伝う必要はない。そもそもそんな任務は鼎がでっち上げたものだ。にも関わらず彼は律儀にも貝集めを手伝っていた。

残念なことは、砂浜しか探索していないから貝の集まりが悪いことだ。鼎の予想はどうやら正解だったようである。

「あぁ、ハリョの……カルドだっけ? わざわざ手伝わなくて良いよ」

「お前の軍で必要なのだろう?」

そう言うと、カルドは果敢にもジャブジャブと海水に入って探し始めた。負けん気が強いのか、余程義理堅いのか……。或は「これで仕事をした。金寄越せ」というのは勘弁願いたいから、どうにかして止める必要があると鼎は感じた。

「いや、もう良いって」

軽く、強硬手段でカルドを止めようとした時、鼎の背丈を大きく越える高波が彼等を襲う。

ダークエルフは皆、浜に上がって濡れることはなかったが、鼎はずぶ濡れになってしまった。

「うわっちょ…! だからもう良いってばカルド。波高い」

ぶつかって来る波から顔を守ように手をかざして言った時、カルドの姿が無いことに気がつく。慌ててカルドの姿を探すと、その姿は沖に見えた。大波に浚われてしまったらしい。

そして、やはりカナヅチらしい。手足をばたつかせてもがいてる。

「ええええぇ!? なんであんな所に!?」

ダークエルフが見守る中、水陸両用装備の鼎は海に飛び込む。

水平の暁に勝利を刻んだことがある足柄さんは別の足柄だが、陸戦仕様の足柄も水上滴定は低くない。間もなくカルドに接触すると、彼が瞬く間に遠くまで流されたのは離岸流が原因であると推察して砂浜から平行した方向に泳ぎ出す。

「ちょっと。暴れないの」

「オレは泳げないんだよっ」

「見りゃわかる」

鼎はカルドの脇の下に腕を差し込んで片腕でと両足を使って泳ぐわけだが、そうすることで鼎の形の良い巨乳がカルドの腕や肩に押し付けられる形となった。今にも小さな生地面が隠しているピンクの突起が見えそうだ。

ハリョのカルドという男、赤ん坊の時期を除けばここまで女体に近付き、尚且つ触れたことは無い。帝都を本拠地とする特殊なゲイ術を推奨する騎士団が聞けば黙ってなさそうだが、男娼としてカルドを買ったのは物好きな他種族のオッサンだったのである。

ある意味で純粋なカルドは、このことで鼎への警戒心を数段階ふっ飛ばして解き、しかも+の感情に傾いた。

浜に辿り着いたカルドは、少し残念な気持ちも持ち合わせながら自身の不甲斐無さにも悔やむ。

「すまない。助かった。オレがお前のように泳げれば手間も取らせなかったのに」

「まぁこれからだよ。これから戦い以外のことも学んでいきゃ良いんだから」

ティーンエイジャーに見えるが実年齢が不明なカルドである。本当の年齢を聞こうとした鼎だが……。

「あなた達! 早く丘に上がりなさい!」

甲高い女声が鼎達を注意した。見れば鼎が海で遊ぶ決定した時に見た人物だ。遠くからでは良く解らなかったが、ヒト種の女である。

「あぁ、はい。今上がります」

言う鼎だが、今し方全力で泳いだとあって動きがやや緩慢になってしまった。カルドが浜に上がり、鼎も直に浜という時、海の中から鼎の足首を掴む者がいた。

「な、なに!?」

そのまま海に引きずり込まれる鼎。

彼女が見たのはイルカのような、某巨大掲示板の出現した海のUMAのような生物だった。

全身がイルカや鯨のような海獣が鼎を拉致したのである。

鼎の世界のイルカと決定的に違うのは、胸鰭(ヒレ)が不完全ながらも人間の腕のように機能しているところだ。

イルカ頭に人間の腕が付いてる姿は実にシュールだが、鼎を腹に乗せたまま尾びれで泳ぎ、器用にも身体をくねらせて舵を取り浜からあっという間に離れてしまった。

「ゲっ! なにこいつ!?」

鼎はこの生物が何を目的としているかを考えねばならない。

イルカよろしく人間と遊んでるつもりならば良い。少し遊んでやってから仲間に合流すれば良いのだ。

だが補食するつもりで鼎を拐ったから実に困る。今は武器の類いを持ってない。栗林みたいにコンバットナイフを持っていたら携行していたのだが、生憎素手である。

人間が海の上でできることの少なさを、鼎は嫌というほど思い知る。そしてこの生物が対決姿勢を示した時のことを頭の中でシミュレーションした。

海中に振り払われ、補食しようと向かって来たら鼻先に拳を一撃。

余裕があれば眼球に指を突っ込めれたら上出来である。

鼎がそんなことを考えてる間にも海獣はどんどん沖に泳いで行く。

海岸が遠くに見えるようになって、そろそろヤバイな……。

そんな風に思ってから海に沈む太陽を見たら、海獣の御立派様が勃っていた。人間のと大分違って先が細くなっている。

「………あぁ、遊びたいのね」

海獣の胴体と腰の位置がいまいち不明だが、御立派様こと逸物は丁度鼎の股の下にある。カトーやレレイは性病の類を聞かないと言っていたが、イルカモドキとセックスするほど飢えてないと鼎自身は思っている。

巣股で逸物を挟み、腰を揺らしていると「きゅ~」とか「きゃ~」という海獣の切なそうな声が響く。するとすぐに精液が放たれた。しかも複数回もだ。

海面に浮かぶソレは幾筋もの白い線のまま固まり、中々拡散して広まっていかない。ずいぶんと濃いらしい。潮の匂いとは違う青臭い臭いが鼎の鼻まで漂って来る。

これを胎内に出されたらヤバイ。鼎は今までの経験を元にそう感じた。

カルドのような混血種族を孕んでしまうんじゃなかろうか? 地球側では、もし仮に馬と“した”ところで馬と人間の相の子ができることはない。遺伝子構造の違いで違う動物の仔を孕むことはない。

しかし自衛隊が集めた情報の中には、特地で人間の雌を孕ませる怪異がいるという情報もあるし、資源調査に出る前にはカトーからもそういった怪物に注意するように言われている。

この海獣に求めるまま番ってしまったら、出来てしまうんじゃないだろうか?

そう思う鼎ではあるが、自分のボトムの内側が海水に濡れたのとは違う湿り気も感じる。鼎自身信じがたいのだが、相手がケモ亜人とか本物の獣か問わず、心の奥底では常にに雄の逸物を欲しがる変態になってしまったようだ。

「まさか」

自身の隠された嗜好を否定するべく呟くと、周囲に他の海獣が複数いることに気が付いた。鼎が乗っている海獣が仲間の元まで行ったのか、向うから来たのかは定かではない。

そして鼎の脳理に、昔の記憶を元にした嫌な想像が浮かび上がる。

それは、イルカの生殖行動は常に輪姦の中で行われるということだ。そんな想像が出来るというのに子宮は疼き、何かを期待してしまう自分がいるのことに気付き、それを否定したい鼎である。

その時、彼女の豊満な両胸を鷲掴みにする手があった。

不完全ながらも力強い手はブラトップに構わず鼎の胸を揉みしだき、ピンク色の乳首が零れそうになる。

「いや、ちょっ…やめっ!」

抑えると、今度はボトムがずれて取れそうになってしまう。片手で抑えようとしたが、生地面の小ささが災いして逸物が鼎の秘所に滑り込むように入ってしまった。

「えぇ!? ちょッ! 待って待てェ!?」

細く見えていたのに、入った途端に太くなる海獣チンポに焦りながらも、確かに愉しもうとする女が居た。

 

*  *                            *  *

 

それは数十年前のこと。

早くに両親が他界し、孤独な少女の心の拠所は碧海の浜辺に来るたびに会う一頭のドルフィスだった。

やがて少女は成長し、碧海の海に潜る海女として生きることとなった。

「ちょっと待て。何で子供独りで生きて行けるんだ?」

フェンは鼎とカルドに注意した女性の“突っ込みどころ”を訊ねる。

「ドルフィスは女の子供に優しいんですよ」

保護する大人が居ないのであれば、食べれる海の幸を色々持って来てくれるという。

「カナエは、大丈夫なの?」

「えぇ、でもあのくらいの年頃の女性だと随分大変そうですけど……」

その言葉から中身を読み取ったコムとカルドが立ち上がる。

「だったら速く助けに行かないと!」

「あの獣の仔を孕まされてしまうぞ!」

ダークエルフ達はカルドの必死さを見て「何でお前まで」とは思うのだが、鼎に恩義を感じているのなら解らない話ではない。

だが先ほど海女になった少女の話をしたヒトの女性ーーアドリアは言う。

「大丈夫ですよ。ヒトはドルフィスの仔を孕みません」

「どうしてそんなことが判る?」

「私の母はヒトの子しか産んでませんから」

ダークエルフ達とカルドがその言葉を聞いた時、小屋の外からドアを開ける音がした。見れば、初老の女性がいる。漁具を持っているところを見ると、使わない漁具を片付けようとしているようだ。

「今日の風は酷い。ロクに獲れやしない」

「母さん、ドルフィスに連れてかれたヒトって何時くらいに戻って来れるの?」

戻って来れるらしいことは安心材料なのだが、鼎が孕んだりするとこの後の任務に大いに差し障りがある。部隊解散ということにもなり兼ねないとダークエルフは心配になった。

「大抵1日くらいだね。私は体力もあるし良いオンナだったから丸二日、奴らの島にいたけど」

「孕んだりとかは?」

「あぁ、それは無い。心配ない」

そもそも今の鼎は仮に子種を胎内に仕込まれても、エルフ並みに妊娠する確率が低いと言っていたのをダークエルフ達は聞いているのだ。

だが何も聞いておらず、自分のために浚われてしまったと感じているカルドだけが寿命が縮む勢いで心配していたのである。

「アドリア。あんたが中々連中を抜いてやらないからこういうことになるんだ!」

「ご、ごめんなさい!」

どうも、この辺りの人々は当番制でドルフィスとの性行為をしているらしい。

 

*  *                            *  *

 

「ぅぅ~、ちょっと待ってぇ……」

何頭いるのか不明だが、複数の海獣に廻された鼎の腹は妊婦のようにでっぷりと大きくなっていた。

しかし蟹股になり、精液が溢れだすと元の通りだ。随分と濃いので指で掻き出さないと完全に出し切れない。アルヌスに着いたら、一度中央病院に行こうと考える鼎は、妊娠していた場合の堕胎を考えるようになる。

褒められたことでないのは分かっているのだが、集団でレイプしてくるこの海獣共が悪いのだと、鼎は意趣返しに似た事を考えた。

海獣の内の一頭は、鼎が再び海に戻るのを待ち切れずに陸に上がってしまっている。魚だったら大変だが、ほぼ確実に哺乳類だからOKだろう。

「あんたらも好きだねぇ。同類の雌はいないのかよ?」

言葉が通じるか否かは別として、文句は多いに言いたい。人間の女に発情するイルカというのは聞いたことがあるが、行為を実行して種付けセックスするのは珍しそうである。特地なら間々あるのかも知れないが。

「あんたらが人間ならねぇ」

逆ハーレム完成である、そのうち海獣の内の何頭か木の実だの海葡萄に似た海藻だのを持って来るのだから、鼎はイルカめいた海獣の女王である。

「でも、あんたらの仔は産まないよ?」

一頭を撫でながら言うが、その一頭は勃起した竿を見せて腹を見せた。

騎乗位に誘っているのだから、騎乗位で答える。鼎はその海獣の腹(?)に座り、自身の秘所に見た目より大きな逸物を収めた。

周囲の海獣は自分の番も待てず、その場で射精する。

なに、このサバト? 放たれた精液を浴びて、鼎はそう思う。悪魔でも召喚しそうだ。そうすると鼎は魔女ということになる。海獣は下僕だ。

不道徳を研鑽し、男を誑(たぶら)かすビッチ魔女と人外の獣が享楽に狂う。

そんな“ごっこ”遊びが楽しそうである。

「良いでしょう。あんたら枯れ果てるまで絞り取ってやるよ!!」

陸戦型の足柄さん。性なる領域で本気を出してしまったのである。

 

*  *                            *  *

 

結局、鼎がダークエルフら仲間と合流できたのは2日後のことだった。

本当に枯れてきた感のある海獣同士が交尾に非協力的になったと思ったら、再び鼎の足首を掴んで背に乗せ、元の砂浜まで乗せてきたのである。土産の魚介類を持って。

「カ、カナエ!? どしたんス?」

余りの展開に口が上手く回らないフェンが問う。

「あぁ。こういうの日本では桃太郎効果って言うんだよ」

そんな効果も作用も日本にはない。ないのだが、鼎が言わんとしていることは日本人なら察して欲しい。

「と、とんでもないことが起きたね。ドルフィスにここまでさせるなんて。あんた一体何モンだい?」

初めて見る初老の女性に、鼎は出身地から現在の所属まで律儀に答える。

生態調査とは最初は口からでまかせだったが、思わぬ形で調査することになった鼎と5人の仲間は、土産の魚介焼きを近隣住民と食べた後、アルヌスに向けて旅立った。




書いていたら和姦っぽくなってしまいました。
庵パンの執筆能力では鼎さんを凌辱っするのは無理っぽいです。

で、このカルド君。心根は純情で良い子なんですけどトラブルメイカーです。
鼎の足を引っ張りまくります。
御蔭で鼎がエロイ目に遭います。
遭いまくります。(大事なことなので二度(ry

でもカルド君は良い子です。
良い子ですので、是非とも生温かい目で見守ってやってください。
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