※この作品はR-18です。

ゲート 飢狼 彼の地にて斯く戦えり   作:庵パン

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久々の飢狼更新です。
エロネタを考えるだけで辛抱堪らんかったです。
でも死にかけたのでエロを実践したらあの世が大股で近付いて来るような気がするので辛抱して、
テキストの中に情欲ぶつけます。


○第27話

その男、ベリコ・サン・アグ―はどう見ても豚系亜人なのだが、耳だけ見ればヒト種なんじゃないかと思える。

或はヒトと亜人の混血だ。だがアグ―は自分を純粋なヒト種の帝国商人だと主張する。

そう歳ではないようなのだが、中年太りに似た肥満体型で、猫背で常に首が前にせり出しているので、ますます豚に見えてしまう。

資源調査という作戦中だし、素性の疑わしい人間は余り乗せたくないのだが、彼はメンジスという小さな村まで行く途中で荷車を曳く馬を殺され、途方に暮れていたのだと訴える。

「いや、ちょっと。荷車にある品々はどうするんですか?」

「惜しいですが、こちらの町の方々に差し上げます。今はメンジスの顔役と会うのを先決させないと」

何の顔役か不明だが、額面通りにアグ―の言葉を受けると商人なのだろう。

町を焼かれて物資が不足しているのは確かだし、それを持つアグーが無料譲渡するのは本来なら好感が持てるのだが、ファルマートの価値観でそんな道徳的なこと一般商人がするだろうか?

フェンらダークエルフとこの事で相談したらら「施しなどの善行を積むのは正神が評価してくれるから有り得る」との回答をもらった。

しかし鼎には今いまひとつ疑念が拭えなかった。他人を見た目で判断してはいけないが、豚のような人間の特定のヴィジュアルが鼎のような戦闘的な人間にとってはとても「殴りたい」ものだったのだ。

誰かさんに似ているだけで殴る訳にはいかないが、帝国の怪異テロが起きたというのに無事で済んでいるのも疑わしい。

アグーが町の人間に物品を渡している時、鼎は仲間達を高機動車に集めた。

助手席にいるセィミィと、車両後部にいるコム、フェン、ナユ、カルドの姿を見る。

「よし、じゃあ今の内に行っちゃお」

「えっ、アイツ待ってなくて良いのか?」

カルドの問いに「怪し過ぎるから連れてない」と応じる鼎。

先の頭首が帝国の中では酷(●)く(●)開明的ということもあり、フォルマル伯の領内には亜人の村などの集落が多くある。

帝国のヒト種の非難を躱す為、それらは領内北部の荒れた土地に多く存在する。道も悪くなってきたから、車両が通るのにドライバーの神経が若干であるが疲れる。その中でペルシアやメイアの肉親かとも想像できる、猫母さんとでも言うべき亜人に出会った。

ここで鼎は見える台地がロマリア山地であるか聞こうと、車を止めて彼女から話を聞く。

「またミドリのヒトかにゃ?」

彼女の話を聞くに、緑の服を着たヒトの男の他に、ヒト種で少女の魔導士と2人のエルフ、更に亜神のロゥリィが通ったということだから、以前に伊丹の班も同じ場所を通ったらしい。

「その荷車でロマリア山地を登るのは大変だから、街道を西に進むと良いにゃ」

そう忠告してくれる猫母さんだが、鼎達は山地とロー河の間に用があるのだ、ロマリア山地を迂回することはできない。

そう言うと、猫母さんは少し思案してから鼎に言う。

「以前の地揺れで道が無くなってるかも知れないにゃ。道も狭いし、行くなら十分注意して行くにゃよ」

キャットピープルの訛りは素晴らしいと思う。ウォーリアバニーにも同様の訛りが欲しいところだが、恐らく種族的に難しいのだろう。

そんな感じに優しい猫母さんに見送られて数十分。そろそろフォルマル領が終わるが、悪路が続くのでスピードが出せない。アルヌスには朝の内に通信を入れてゾルザルが支配した帝国のやり口を伝えている。

だが、アルヌスに居る仲間に伝えたのは、敵が便衣兵を使ってこちらを油断させる手段を取るかもしてれないことだけだ。この程度なら既に想定には入っているだろう。

だ。

敵の略奪・虐殺行為を防げるものではない。

 

 

*  *                             *  *

 

 

この悪路でダークエルフにハンドルを任せたら下手をすれば横転してしまうかも知れない。

ダークエルフの中でセィミィは運転が上手い方だが、暗い上に道幅が狭く障害物も多い道なので彼女に任せるわけにはいかない。横転したら目も当てられない。

結果として朝から18時間連続で鼎が運転するしかないのだが、山地と呼ばれる筈の地形に入ったはずが、鼎達は幾重にも切り立った渓谷の間の道を進むことになった。

急な地形ではないが、車で登るのは躊躇われる。事故でも起きたら道に戻るのに時間が掛かるし、怪我人でたら大変だ。

抜けるまでには時間が掛かるだろうことは、班内の誰の目にも明らかだ。暫定的に時間の基準としてるアルヌス標準時でみれば、今は21時の闇の中だ。

それでも、鼎は山地の頂上を目指す。頂上からダークエルフの夜目で周囲を見れば、山の地形が把握出来るのではないかと考えたのである。

ロマリア山地を登り、山を抜けようとする彼等を待っていたのは猫母さんが言った通り以前の地震で側壁が崩れ、岩が道を塞いでるところだ。

「これは……」

「道がないな」

猫母さんの言った通りだ。高機を回頭させるスペースがないのでバックするしかないが、運転する鼎はダークエルフやカルドのように夜目が効くわけではない。

「これは……ちょっと危ない」

ここに来るまでに車幅ぎりぎりの狭い通路もあったし、断崖絶壁の脇も通った。特に運転技術が優れているとは言えない鼎がバックで運転すると、事故る確率が高い。

壁に擦る程度なら良いが、断崖から真っ逆さまというのは勘弁である。

「うーん、今日はもう中断しようか。これ以上進むと危ないし」

「そうだなぁ……」

来た道の難しさを思い出し、コムがそう呟く。

「コウキでは進み難い道だったものね」

コムが考えていた内容を口にしたのはセィミィだった。

「じゃあ、テンマク出すわよ」

この旅で天幕を使い慣れてたナユが鼎に伝えると、その設置をカルドが手伝うと言っている。

「あのヒト種(?)の行商人、ここまで来ないと良いんだが……」

フェンが危惧することは、鼎も考えていた起きて欲しくない事態だ。

 

 

*  *                             *  *

 

 

次の朝、鼎達は保有してある糧食で腹を満たしていた。

アルヌスに一時帰還した際、消費期限が迫る品に全く手が着けられてないことを見た糧食班の上官から注意を受けたのだ。

賞味期限ではなく、消費期限である。賞味期限が過ぎ、味の落ちた物を持って来ているなかでも節約しようというダークエルフと鼎に呆れつつ小言を言った上官である。

そのせいか、ダークエルフ達も手の付けていない戦闘糧食を消費することに納得してくれたのだ。

「ちょっと、私がミニバイクで通れる道を探してこようと思うんだけどさ、良いかな?」

「“みにばいく”?」

「なに、その“みにぱいく”っていうヤツ?」

「あの2つの車輪が付いたやつのことだよ」

コムとナユが聞いてくるので、簡潔に答える鼎。

鼎が最初にアルヌスを出発した時、荷台に私物として中古のミニバイクで、ホンダのXR50モタードを積んでいいた。

80kgを越えるミニバイクが私物で通用するのか怪しいところだが、資源探査の途中で個人の機動力を広げる必要が出た時の為に持って来たのだ。

「車輪が付いているが、これが自分で走るのか?」

「ジエイタイがニホンから持って来たんだから、そうなんだろう」

カルドの問いにフェンが答えたのはこれまでの経験からだ。ただし、このモタードは鼎が自腹で用意した私物である。

「まぁ私が乗らないと走らないけどね。運転するのも特殊技能が要るだろうし」

などと言って、鼎は背嚢に53式信号拳銃を入れ、フェンにももう1つの信号拳銃を手渡す。

そしてその装備のことを、空に撃つと暫く6伯ばかり煙が空を漂う道具だと説明する。勿論、撃ち方を教えるのも忘れない。無駄撃ちや事故を予防するためでもあるからだ。

「山を抜ける道を見つけたら私がこれを空に撃つから、そしたらフェンに渡したヤツで応えて」

皆が居る場所からの信号を見たら、鼎がその場所に戻って皆を案内していくという手筈だ。

それから鼎は互いで撃つ信号弾の色に意味を持たせることを伝える。

「最初に撃つ信号弾の色が赤だったら『緊急』や『戦闘』の意味にするね。ここで打ちあげられたら急いで戻ってくるから。憶えておいてね」

「じゃあ、カナエの方で打ち上がったら?」

姉弟の契を結んだカルドの問いに、鼎は案の定の答えを返す。すると義理の弟を含む5人の肉体的関係にある愛する仲間の不安そうな視線が、一様に鼎に注がれた。

「カ、カナエっ。カナエに何か遭ったらオレは……!」

「ちょっ フラグ建ててんじゃないよ!」

そんなことを言って、アルヌス以降で何度も肌を重ねた男を抱き締める。

「“ふらぐ”?」

フラグという言葉自体が異世界文化である。カルドにもダークエルフにも解るわけがない。

初めて会ったのは碧海に面する深夜の宿舎で宿泊客と刺客としてだったが、今の2人の間には肉親にも匹敵する想い合う心が明らかに芽生えているのだ。

 

 

*  *                             *  *

 

 

弟を慰めてから今一度、鼎は班の皆に53式信号拳銃の使用方法と共に試し打ちの一発を打ち上げてみせる。

装填の方法を皆に教えた鼎は、赤・白・緑・黄の4発の予備弾を渡してから、夜間に『緊急』で移動しなくてはならない際の注意点を伝える。

「皆、夜目が効くから注意しながらコウキ動かしてね。くれぐれも道から外れて崖から落ちたりしないように。あと、この行き止まりからは明るい内に戻っておいて」

口を酸っぱくして班員全員に注意と指示をする。注意をしているのだが、鼎の口振りは次第に家族に対するお願いのような形になってしまったのは鼎自身でも所帯じみていた。

鼎が班から離れるたのは、20分以上の時が掛かってしまった。結局、鼎自身が行き止まりから高機をバックさせて回頭可能なスペースに車を移動させたからだ。

それだけ現地人協力者に隊の装備を預けるというのは不安が残ってしまうからなのだが、それにも増してカルドに対しては家族のような感情を抱いているし、4人のダーケルフに対しても性で依存し肉欲や情欲、早い話が夜伽の相手として大きく頼っているせいだ。

炎龍を討伐する時にテュベ山でLAMを持たせていたら、どんな悲劇が起きていたか解ったものではない。

 

 

山中をモタードで駆ける鼎は久々のバイクではあるから疾走したいところだったが、そうすることも出来ない。

ロマリア山地の辻や角道、地形などをこと細やかにマッピングしなければならないからだ。

太陽が中天を過ぎる頃に昼飯を食べ、それからも山中を模索していく鼎であるが、土砂や岩崩に阻まれて山地をの抜け道を見付けることが出来ない。

「…………っ」

鼎の額を流れる汗は、運動したことで発生した熱で暑さを感じたからか、或は山を抜け出せない焦燥感から出た冷や汗なのか……。

気が付けば、陽は赤くなり西から刺し込んでいる。

ここまで手古摺(てこず)ると思いもしなかったが、幹部自衛官に昇任して以来、更に用意周到になった鼎だ。個人用天幕と数人分の戦闘糧食を用意している。

陽が落ちてから動き回るのは危険だ。周囲は谷や崖で囲まれているのだ。

個人用天幕を張り、山地の方々で集めていた枝を折って火をくべる。

恐竜めいた爬虫類系生物が闊歩し、身体が冷えない様に集まって来る可能性も考えた。

昔、米国の映画で見た恐竜は炎に寄って来たのを憶えているし、中学生以降の知識でも爬虫類は変温動物だから熱を求めて寄って来る。

だが鼎は恐竜等の爬虫類より、足が速いであろう黒妖犬等の肉食生野性動物を警戒したのだ。

しかし、ロマリア山地では何れの危険生物の姿を未だに確認出来ないし、山地に入る前に会った猫母さんの証言から警戒すべき生物は人間の夜盗くらいのもらしい。

そして鼎は他の人間が立ち入られることが出来ないような、山地の奥地まで来ている。

鼎が天幕を設営し、昨日までと同じように上着とボディーアーマーを取り払い、グレーのTシャツと5枚で千円の安パンティ姿に落ち着いてしまったのは、疲労が彼女の判断力を鈍らせてしまったためだろう。

無防備な女体を曝してしまった彼女は糧食を摂り、闇夜に弾ける焚火の炎を見つめ、やがて眠りの世界へと誘われて行った。

 

 

*  *                            *  *

 

 

夢の中で、鼎は獣人のような男と肌を重ね、互いに愛を貪り合っていた。

いや、獣人などという安易且つ類型的な名で呼んでなどいない。

彼は愛を寄せ合い心を分け合い、生涯を傾け合う映し身だ。

「カルドぉ……」

夫と呼べる男の名を呟き、その胸板に豊満な乳房を圧し当てその唇を求める。

舌を絡ませ合い、愛する弟であり夫からの要求を受けていった。

彼女の意識は深い眠りの底に沈み、自身の見る義弟が虚像だと知ることはない。

蜜壺から愛液を染み出させ、虚像である弟の男根を受け入れようとしていた。

――赤ちゃん……貴女の赤ちゃん産ませてぇっ……――

夢の中で、カルドの指が恥丘から女陰に這い、そのままクリトリスを弾いた。その指に愛液がほど走り、汚していった。

醒めることのない夢の中で、鼎は痴態に溺れていく…………。

 

*  *                             *  *

 

 

その朝、ロマリア山地の奥地に設営された個人用天幕に半身を突っ込み、ファルマートでは一般的に流通していない伸び縮みする衣服と、その下側に付けていた驚くほど複雑な造りの下着を剥ぎ、異国の美女と言える黒髪の女の乳房を露出させることに成功していた獣人のような男は、女の下体部の性器を隠す珍しい生地との格闘に入ろうとしていた。

豚系亜人のようだがヒト種であるベリコ・サン・サグーだ。

「なんて淫乱な女だ」

日頃彼等の「仕事」仲間である魔導士から融通してもらっている「闇の舌先」を焚き、シブチで目を付けた女の味を知ろうと言うのだ。

ファルマートでは身分の高い女でも尻と股を隠す布を何重にも巻く程度なのに、異国の女兵士が裸体に直接身に付ける着物は極めて難解である。

ジブチの戦いぶりを見るに、単純に異国というわけではなく異世界の女兵士なのかも知れない。

以前にゾルザル・エル・カエサルを半殺しの憂き目に遭わせたのも異世界の女兵士という噂を聞いている。

噂に聞いたのはとても背の低い女だったそうだからアグーが獣欲を寄せる目の前の女は違うが、異国の美女と言うだけで高い値が付く奴隷になる。

 

闇の舌先を長時間焚いたことで鼎の意識は深い眠りの底にあると思われる。

だからこそ、Tシャツに続いてパンティを脱がす際に多少粗雑な手付きでも目を覚ますことが無かった。

これもジブチで目を付けてから、亜人含む複数の手下に馬が牽かない荷車を陸と空から追わせた成果だ。

アグーと同じヒト種の女だが、だからこそ現在帝都を制圧している主な貴族に高く売れる。

これくらいの歳ならファルマートでは処女である可能性は低いが、貴族に売る前に遊び易いように生娘ではないか確実に確かめるのである。

万が一の為に、保険も用意してある。この女が目を覚ましても用意してきた小動物が役に立つだろう。これまでも幾つも危険な橋を渡って来たのだ。突然の危機を乗り切る自信はある。

アグーは自身の衣服を脱ぎ、全裸の女の下体部を担ぎ上げた。

敢えてアグーが女兵士の膣分泌液……俗に愛液が分泌されて敢えて濡らす必要も無いのだが、女の経験人数とアグーの性癖を満たさなくてはならない。

女兵士の恥丘の高さに屈むと、アグーはその陰部にむしゃぶり付いた。

アグーの口の中に山羊だがマヌガなど畜獣の乳を発酵させたような味が広がる。彼の信念は、女の愛液の味を知る事で愛玩奴隷としての値、延いては今までの経験人数を知る事が出来るというのだ。

意識の無い女の大陰唇を広げ、続けて味わい続ける。

淫核を舌で弾き、膣口に舌先を突き込みながら女の太腿から臀部を撫で回す。その姿は日本で言うまん繰り返しの態勢だ。

鼎からすると好きでも無い男に好い様にされているという、一生の恥そのものだ。彼女自身が知る事の出来ない場面で、人生の中で一度あるか無いかの辱めを受けているのである。

もしこんな時に意識を取り戻したら、アグーは極刑の末に獣が食べやすい形に加工されて捨てられている。そうなる心配のないアグーは口淫の末に鼎の味を知る事ができた。

「…………不味い」

彼の判断では鼎の経験人数は両手の指では数え切れないくらい増長しているようである。

実際、鼎の経験人数は異性だけでなく同性の他、人間以外の動物も合わせれば特地に来て以来、飛躍的に増えている。

だが、経験人数で愛液の味が変わるというアグーの基準には女性の身体の成り立ちからして無理があるのだ。

詳細は読者様自身がエロ知識に興味を持った際にでも調べてもらうとして、女性の愛液が状況次第で酸えた味だったり、個人の健康状態や食生活によって変わる。

最も苦い時は、膣内に射精された時だ。

鼎の愛液を味わい終えたアグーは、抱えている彼女の下体部を降ろし、既に勃ち上がった自らの男根に手を沿えた。

美女でも孕んでしまった奴隷の値段は下がるが、孕ませてすぐに売れば気付かれない。寝言でも孕ませて欲しいのだし、栄光ある帝国臣民の逸物で帝国人の子を孕ませてやろう。

そう考えて、アグーは服を脱ごうと女から暫し離れた。

 

アグーの失敗は、数ヵ月振りに目にする黒髪の女を奴隷にするのに一心になり過ぎ、彼女の素性を余り考えなかったことだ。

元々男よりも強く、自衛隊に入隊を期に更に強くなり、地元をヤクザ跨ぎの地と呼ばせるようになった女だ。

そして、自衛隊の朝は早い。それも特地に来て以降、地元民が早起きすることに驚き、部隊の班長となってからは班員に示しがつかないということで更に早起きになったことである。

早く起きる為には、もちろん機械の力を借りる。

 

伸ばされた鼎の足を開き、彼女の秘所に自らの男根を近付けるアグー。

ジブチで目にしてから、ずっと犯したいと思っていた女だ。癪なことに逃げられてしまったが、亜人を含める多くの手下と伝手の広さ、そして変わった異種族の女に助けられてここまで来た。

原動力は特地の法でも極悪な犯罪だが、ある意味で彼が短期間でした作業量とその苦労は感歎すべきものであった。

「そんなにガキが欲しいなら、俺のガキを産ませてやるよ!」

万感の思いをこれから犯す女にぶつける。

その瞬間、彼の傍らから聞いた事も無いような消魂しい音が鳴り始めた。

「ひゅ!?!?!?!?」

これからやろうとしていた事が事だけに、驚天動地のアグーである。素早く女から離れ、音源を探すと女の頭の近くから鳴ってることに気付いた。

見れば、真ん中に記号が刻まれた丸い器物の両端から帯が伸びている物体からだ。アグーは素早く女の様子を見てから、その物体を拾い上げた。そしてとにかく操作する。

すると簡単に音は鳴り止んだ。

 

アグーは確信する。

異国ではなく異世界の女であるということを。

ギンザ戦役では後方の従軍商して従軍し、そのギンザで1人の女を捕縛してきたが、生憎その女は黒髪ではなくファルマートでも多く見る茶髪だった。

良い女ではあったので、奴隷として高く売る事を考えたが戦役に参加した貴族に取り上げられてしまった。

その時のことを思い出すと今でも悔しいが、その悔しさを糧に今の女を犯し続けるほどアグーは愚鈍な男ではない。

ただ、女は未だに寝息を立てて寝ている。犯るなら今しかない!

 

アグーは動作も素早く、横向きに寝返りうって閉じてしまっった女の足を摘み、力任せに広げて秘所を露わにした。

そして、いよいよアグーの逸物を近付け、挿入しようとした。

その時、

ヒュンと繰り出される長い脚。

「ぶっがぁぁぁ!?」

夢現(ゆえうつつ)で投げ出された鼎の蹴りが、アグーの鼻先から顔面を捉えたのである。

――蹴り殺してやるぞ、このザル畜生が――

とうやら、今の鼎はそんな夢を見ているらしい。

というか、もう覚醒しかけている。闇の舌先を嗅がせての、寝起きの混沌した思考が続いているからアグーの存在は確認できていないが、間違いなく寝てなどいない。

慌ててアグーは荷物からワラビーのような、大型の兎のような小動物……穴犬を引っ張りだすと、天幕の前に置いてから急いで逃げ去ったのである。




今回は長くなってしまいました
そして先頃、ヒロインに怪異めいた巨躯種族を(性的な意味で)絡ませようと思い立ったのであります。
まぁほら、女騎士や女エルフ×オークって鉄板でしょ?
ヒロインにガチで巨人族なり絡ませたいと思ったのですよ。
予定ですけど。
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