※この作品はR-18です。

ゲート 飢狼 彼の地にて斯く戦えり   作:庵パン

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ドウモ、庵パンです。
まさかの飢狼二回続けての投稿です。
この間、タグ編集していた時にウッカリ(低速)タグを消してしまいました。

…………まぁそれとは関係ないのですが、早い話がエロいのをやっちまいたいということで……。
でも今回は一応エロ有りですが次回は多分ないです。その次は多分にエロいです。


第9話

日本から特地に戻って十数日、日本語習得の為にピニャの薔薇騎士団がアルヌスに来たことで、アルヌスは一層拡充し始めた。

ピニャやボーゼスの話をきいた騎士団の令嬢方は日本行きを希望したものの、警備上の都合からアルヌスでの研修に落ち着いてもらったのだ。

それに、日本語研修の為にわざわざ日本に行くより、特地で真っ先に日本語を習得した賢者の師弟や、第三を始めとして各偵察隊もある程度特地語を習得出来ているし、コダ村から避難しアルヌスに住むことになった子供達が大人以上の吸収力で日本語を習得していったから、東京に行くのよりもアルヌスで勉強していく方が日本語習得に良いと判断もある。

また、外務省の官僚も特地語を学ぶ予定なので、アルヌスの方が都合が良いのだ。

この後、なんやかんやで数ヶ月前は30名程度の難民のキャンプがあったアルヌスには、難民が考えてもいなかった一つの大きな街が出来ていた。

ホントになんやかんや有った。なんやかんやの内容は原作文庫の炎龍編上巻を読んで頂きたい。漫画版なら4巻目である。

単行本? 読んでないから知らないが、たぶん本巻の2巻目であろう。

 

巨大化したアルヌスの街に来た薔薇騎士団の中には、以前に鼎が捕虜になった時にカウンター的にエロ行為を要求したノーマ・コ・イグル―もいた。

「ノーマ君」

ノーマの姿を目敏く見つけた鼎は喜び、ノーマもそれを歓迎した。互いに言葉は交わさないが、以前フォルマル邸の寝所で始めた「すけべえ」な行為の続きを夜にでもしようと言うのだ。

 

消灯後の夜半。

それぞれの宿舎を抜けだしたホットパンツにTシャツ姿の鼎とチュニックを着たノーマは、アルヌス南の森で落ち合う。

向かう最中に想像だけで秘所を濡らすような未通娘ではないつもりでいた

鼎だが、実際のところは経験も「無いわけでは無い」程度だし10年以上ご無沙汰である。

乙女のように軆は火照り、想像するだけで濡れてしまう。

が、ヒトの期待とは恐ろしいもので、一度は見た筈のノーマのモノを見た瞬間、火照りが冷めてしまった。

「忘れていた…! どうして私は肝心なことをッ!!」

と、言葉にはしないが森の中の闇に叫ぶ。

「……アシガラ?」

心の中で独り小芝居やっている鼎の注意をノーマの声が引き寄せた。

「いや、うん。大丈夫」

今は大きくなるサプリ(意味深)とか、なんやかんやある時代だし、嫁が引き伸ばしたりすりゃきっと大丈夫。とりあえず先ずはノーマの一物を固くさせなければならない。

と、思ったら既に固くなってモノは鎌首を擡げている。なんだろう、このチョロイ感じ……。

な、気はしたが鼎だって来る途中で濡れ濡れになったのだ。ノーマが勃てて悪いハズない。

「準備が手早くて何より……。それじゃあねぇ…」

言いながら、下着ごとホットパンツを脱ぐ鼎にノーマは言う。

「あれっ? この前の獣の腸みたいなヤツは?」

ノーマは以前に見せたことがあったコンドームを豚か何かの獣の消化器だと表現する。この世界の避妊具が獣の消化器なら随分と進んでいる気もするが、ノーマが見た印象をそのまま口にした可能性もある。アルヌスの外の街で聞いてみないと解らない。

「あぁ、今日は私、避妊薬を飲んだからね。このまま挿れても大丈夫だよ」

そのまま、ノーマが怪我をしないように草のベッドにそっと押し倒す。

「いや、ちょと待て! ちょっと待ってっ!」

抗議の声を受けて止まる巨乳WAC。彼女はホットパンツも脱ぎ、Tシャツも取り払って丸裸だ。早く人肌で暖まりたいのである。

ノーマ曰く、鼎を信じない訳ではないが不安がある。前の画期的な避妊具で頼む……とのこと。

しかし勃起した後に取り付けるのは、ゴムが破損する原因となるのだ。そのことを伝え、今回も先ずは胸で愉しませることにした。

ノーマの前にひざまづいて彼の肉棒を胸に挟む。以前はこれで先走り汁が多分に出たものであった。

以前はそれっきりで生殺しにしてしまったノーマに、随分すまないことをしたと思う。今回は最後までしっぽりと……

と、思ったら、挟んだだけで射精されてしまった。

なんと……あっけなさ過ぎる…………。

「す、すまない。アシガラ」

胸から顔にまで子種汁を掛けられた鼎は、用意していたポケティで拭ってノーマに気にしないよう伝えた。前に生殺してノーマも溜まっていたのだ。ノープログレムというヤツである。

それじゃぁ改めて……と思ったが、ノーマのモノは未だ元気に勃っている。コレはこれで好ましいが、続けて手淫なり本番以外の手段で抜いてやらねばなるまい。

「ほらほら、どうだ。早くイっちゃえイっちゃえ」

大きめのポークビッツめいたモノを包む手を前後に扱き、片手で自身の胸を揉んで見せる。そしたら割かし早く射精した。

イったばかりで敏感だったのか……自身の経験である純朗の時を思い返すが、10年以上前の記憶は余り鮮明ではない。

「……うん、取り敢えず縮んだから今の内に着けて。それで今度は私を気持ちよくしてちょーうだい」

自分自身、全権を請け負っていると思うが、少しはノーマにもリードしてもらいたい。というか、むしろ「がっついて! 遠慮しないでがっついて!」である。何なのこの淡白な反応?

ノーマは鼎を愛撫しながら、帝都での話をし始めた。

「帝都に一角に“悪所”っていう、主に亜人が住んでいる区画があるんだけど、前にそこにハイ・エルフの流しの娼婦が来たんだよ」

この男、女を抱いてる傍で女の話とは良い度胸過ぎる。

「カナエみたいに魅力的な躰だったんだけど、客を取るのが下手でさ。終(しま)いには自分から金を払って客を取らせる始末で」

ノーマの話は続く。

「でも性技は見事でさ。勿体なかったなぁ」

正気だろうか。そのエルフもノーマも。

ノーマには女好きの気配が見れた鼎だが、好き過ぎるのでセフレ以上の関係は見出せそうもない。

「あ、うん。もう良いよ。気持ち良かったから」

と、鼎はノーマの手を止める。まぁ実際は痛いから止めたのである。童貞では無さそうだが、女陰ばかりを弄って腰から上には見向きもしない。

今後、ちゃんと教えてやる必要性がある。

「さぁ、今度はいよいよノーマ君のチンポを私に……」

「えっ、まだやるの?」

だから着けたんだろぉがコンドーさんをよぉッ。

 

その後、色々説明して本番行為にあり着けた鼎であったが、はやり満足な性交渉は出来ないままに終わってしまったのである。

「あー……カナエ? また明日とか明後日も来れるかな?」

スケベ行為が終わって服を着直したあと、ノーマは聞く。

「良いよー。ちょっとしたらアルヌスの外で仕事があるけど、それまではね」

鼎達第3偵察隊には、和平講和の為の工作任務が控えている。近々帝都か何処かに赴く任務が待っているのだ。

悶々としたものが残る中、鼎とノーマの最初の密会は終わったのである。

 

*  *                            *  *

 

ノーマの言っていた悪所で、ベッサーラとかいう隊を無礼(なめ)てくれたヤクザみたいな連中を血祭りに上げた第5偵察隊の後続で来た鼎ら13人の第3偵察隊は、帝都郊外で園遊会という名の会談の場にいた。

勿論、会談するのは自衛隊員ではない。この会談の主催は菅原という外務省の役人だ。彼がフォルマル家の力を借りて、帝国議員とその家族を招待した園遊会を開いたのである。

その中では、正式ではないながらも和平講話についての会談が行われる。

園遊会が行われる場所は広く、サッカーボールやフリスビーで遊ぶ子供も多い。

それらから離れた射撃場に鼎はいた。

先程までは伊丹がしていた仕事で、鼎は子供達とサッカーめいた遊び(ゴールポストが無いのでサッカーに非ず)をしていたのだが、伊丹が来たので交替したのだ。

鼎は最近、講和前提で物を考えている節があるので、あの中から逆光源氏するショタを探していたりしたが、コレという人物を見つける前に交替となってしまった。

行うのは64式小銃の安全管理だ。これを帝国議員に試し撃ちさせて、今現在自分達が相手にしている敵のことを判らせる目的がある。

弾の込め方から狙いの付け方、そして引き金の引き方まで懇切丁寧に教えなくてはならない。

最初、日頃から良い栄養を摂っていると思われる中年貴族に教えている時、ことある毎にこのオヤジは肩や腰や尻に触れて来る。

アルヌスならこの程度のサービスはしてやっても良いかな…くらいには思うのだが、友好的な園遊会とはいえ「この連中を買収して……」などという馬鹿な事を考えさせないためにも少し警告しなくてはなるまい。

島根がヤクザ跨ぎと呼ばれ、長年に渡る隊の訓練で手に入れた殺戮モードの眼光に切り替え、今度は胸を触ろうとした中年オヤジを睨む。

「………っ!」

「ご主人、おイタはいけませんよ」

そんなこともあったが、結果として2丁ある小銃の試射は、その銃撃音とその破壊力が議員らを驚かせた。

何せ、槍も弓も届かぬ距離から胸甲や兜を粉砕していくのだ。銀座に出兵した帝国兵やアルヌスに出兵した連合諸王国軍がどうなったのかは、一目で想像できるだろう。

その時、伊丹から通信を通して武器の回収と撤収の指示がでた。招待されていない騎馬の一団が園遊会場に接近しているというのだ。

走って来た高機動車に議員を急ぎ案内し、64式等の武器を回収する。接近してきた一団の所属は不明だが、帝国議員と日本側が会合していることを知られる訳にはいかないという伊丹の洞察である。

自衛隊員も直ぐに撤収するが、後にピニャから聞く話ではその判断が正解だったことが解る。

騎馬の先頭にいたのがピニャの兄である正妻の第一王子、ゾルザル・エル・カエサルだったからだ。

ピニャが言うに、「世界は自分を中心に回っていると思ってる高慢な性格」の王子サマらしい。要はバカ王子だ。

ちなみにゾルザル・エル・カエサルのエルは、学問の神「エルラン」の頭名である。

そのことに誰も突っ込まないのは、人物のキャラクター……もとい信仰の有る無しに関わらず、神の頭名を名前に入れないと社交上、煩わしいので仕方ないそうだ。

ともかく、議員や自衛隊員を乗せた高機動車は、悪所がある人目に付き難い帝都南東門まで 向かったのである。

 

伊丹ら第三偵察隊は、一度は悪所内で診療所を兼ね、近隣住民との融和策と情報収集の渠底である自衛隊事務所まで行き、そこで菅原と伊丹の、鼎を始めとする複数人の隊員が夕方頃にサデラの丘にあるピニャの屋敷に向かった。

大豪邸に見えるが、これでも兄妹の中では一番小さいとピニャは言う。

「何と言う金持ちアピールっ」とか、鼎は思ったとか思わなかったとか。

まぁ帝国の第三王妃だから、ちょっと思ったけど「そうだな」で納得である。

「正に別世界って感じですね」

そんなことを言ってる富田に、遂に言ってやった。

「富ちゃん、ここは異世界です」

ピニャとボーゼスの持ちネタを敢行したのである。これをネタだと思ってる人は鼎だけだが。

ピニャは「好きに使ってくれ」と言うから、取り敢えず風呂から借りてみた鼎だ。

栗林と一緒だったが、彼女は相変わらずの爆乳。どうすればそんなに大きくなるのか聞いてみたが、鍛えて“弛まない”ようにしている以外は家系的なもだと言う。鍛えるのは習おうと思う鼎だが、家系ばかりはどうしようもない。

 

*  *                            *  *  

 

「二尉ちゃん~、富ちゃん~、母乳とか混じってないから早めにお風呂お入りー」

寝所で寛いでいる時、上級陸曹の部下の女に言われた伊丹だが、伊丹という男はこのような下世話な言い回しをする女も苦手だ。

彼の隊には「黙っていれば美人」という女の隊員が3人もいるのに、全員が何処かに「難」を、持っている。

世間の感覚からすれば「勿体ないなぁ」というところだろう。

夕餉を済ませて隊の日誌を付けると、後は寝ることしかやることが無い。

伊丹は大人しく寝ることにした。

 

今後行われるであろう講和交渉への障害は何もない。

ゾルザルという不安因子は存在するが、帝都での拠点を悪所に構えて帝国の事情は判ってきている。自衛官達はその都度起こる不測の事態に対処し、確実に平和に向かっている。

余程のことがなければ、この路線は変わらない筈だ。

 

伊丹を始め、ピニャの屋敷に逗留する自衛官が本日するべきことを終え、「そろそろ休もうか」という時である。悪所事務所から来た知らせは「地震発生の恐れ有り」という物だった。

地震を予知した悪所街の娼婦が事務所に助けを求めに来たのを、過去に二度の震災経験のあるベテラン自衛官の新田原三佐が保護してアルヌスの他、伊丹などの隊に知らせたのである。

「地面が揺れる訳なかろう!」

と、休んでるところを起こされたピニャは御立腹である。

確かに特地に来て以来、鼎は地震を経験してないし、地震計なんて物は持ち込んでないが、ヒトより感覚が鋭いと思われるPXの亜人店員に聞いても地が揺れたなんて話は聞いたことがない。

「それが揺れるんですよ! 日本じゃよく揺れるんです!」

釈然しない様子のピニャ。彼女の中で大地は常に悠然としていて常に動かないものだった。ピニャが伊丹に言い返そうとするのと長めの初期微動が来たのはほぼ同時といえよう。

踏んでいる道のタイルが揺れるように前後に動く。何ごとの現象かと声も出せずにそれを見ていたピニャと、侍従武官でピニャの秘書となっているハミルトン他、多くの兵士やメイドは本震が来るとしゃがみ込んで悲鳴を上げてしまっている。

日本人の菅原や自衛官達にとっては、ちょっと驚いたけど、驚いただけだよ……程度の地震だ。まぁ家の中にいたら机か椅子の下に避難するレベルではあったが。

開けた場所に移動していたことだし立てない程の地震ではない。精々で震度4か5くらいか。気掛かりは耐震性など考えられていない建物に囲まれた悪所事務所だが、そこで察知されたことだし大丈夫な筈だ。

「結構大きかったですね。震度4か5くらいですか……」

菅原は言う。このくらいの地震になると、振り戻し……即ち余震が起こるから注意が必要だ。これは日本人なら大抵知っているが、もちろん特地人であるピニャが知る知る訳がなかった。

その事をピニャが知るが否や、「ただちに皇帝陛下の下へ参らなくてはならない」と言い出した。父親が心配なのだろうが、伊丹等としては反対するようなことではない。「そうですか、では気を付けて行ってらっしゃい」である。

それを聞いたピニャは「一緒に来てくれぬのか!?」と、何故か半ギレ状態。

そりゃーそうでしょうよアナタ。将棋で言うと飛び道具持ちの「ふ」が敵王将の前に行くようなものだ。

実際の所、伊丹達は使節として帝都に赴いている菅原の護衛という立場だから、皇帝に銃を突きつけるのは許されない。

だがそれはこちらの都合。ピニャの立場は警戒してしかるべきの筈。

ところが、余程自身が怖かったと見える。「イタミ殿、お願いだ。傍にいて欲しい」なぞと上目遣いで懇願している。

なにこの可愛いの、欲しい。鼎はその身長からか大抵の場合、正面か上から目線しかできない。

ハミルトンも蒼白な顔でウンウンと呻っているし、兵に至っては兵垣(?)を作って「一緒に行ってあげて」状態である。

伊丹と菅原は顔を合わせて、どうしたものかと考えるのだった。




今回の内にゾルザル半殺しかったザル。
当方が書く場合はゾルザル半殺し不可避ザル。
ネタバレっぽいけどTV版でゾルザル30分半殺してないのでコッチできっちり半殺すザル。
……という感じに語尾がおかしなことになってますが、こっちでも全編半殺しというのは流石にやらんかと思います。
でも一度くらいは全編エロ回とかやりたいですね。
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