ぷしゅり、という空気が抜けるような音が鳴る。開いたドアの先に立っていた二人組の男性を見たドレイクは、ベッドから体を起き上がらせると彼らを部屋へと招き入れた。
「良く来たじゃないか、待ってたよ」
「……そう言われると身構えちゃうな。でも、元気そうで良かった」
「ははははは! そうだねぇ、それが普通の反応だろうねぇ……ああ、まったくだよ」
快活に、それでいて自嘲気味に笑ったドレイクは、再びベッドに腰かけると額を手で叩く。どこか呆れたような、悩んでいるような表情を見せながら、彼女はぼそりと呟いた。
「……アタシはなんであんなことをしてたんだろうね? 今になってみれば、あれがどんだけおかしいことかが良く分かる。けど、あの時のアタシはあれが正しいことだと信じ切っていた……それで、あんな馬鹿な真似を……」
「過ぎ去ったことをどうこう言ってもしょうがないでしょ~よ。大切なのはこっからだぜ、BBA」
「ははっ、その通りだね……」
悩むドレイクに励ましの言葉をかけたのは黒髭だった。その口調は軽いが彼女を想う強さが籠っており、彼もまたドレイクの事を案じているのだということが良く分かる。
黒髭の言葉に肯定を返したドレイクは、深く呼吸を繰り返した後で交互に自分の部屋にやって来た男たちの顔を見比べる。そして、満開の笑顔を見せると、なんの前触れもなく身に纏っていた衣服を脱ぎ去った。
「どわぁっ!?」
「ちょ!? BBA、なにやってんの!?」
「あぁん? 何って、あんたらはアタシを抱きに来たんだろう? まどろっこしいことは抜きにして、さっさとおっぱじめようじゃあないか!」
「ひえぇ! 物凄く話が早い! 流石BBA、慣れ切っている!」
「……ドレイク、もうほとんど正気なんじゃないかな? だから、俺たちに抱かれることに抵抗が無いのかも……?」
「……まあ、その辺のことはおいといてだ。今、アタシの目の前に居るのは、アタシを打ち破った軍団の頭とアタシに一杯食わせた大海賊さね。負けたから、とかそんな理由じゃなく、アタシ自身が素直に認められるイイ男たちがアタシを抱きたいって言って来たんだ、こりゃ、おんな冥利に尽きるって奴だろう?」
全裸のまま、少し照れくさそうな笑みを見せたドレイクは、ぱしんと音が鳴る位に自分の尻を叩き、顔を赤くしながらも二人へと話を続ける。
「だからま、好きにしてくれよ! ……まあ、その、見ての通りのたるんだ体だし、若くて張りのある女子には負けると思うけど、それなりに楽しめるはずさね!」
「け、結構どころかかなりノリノリだね……」
「そっちのが良いだろう? さあ、始めようじゃあないか! アタシは逃げも隠れもしない。思う存分、欲望を打ち込みに来な!」
どっかりとベッドに座り、その豊満な乳房を腕で押し上げるような姿勢を取ったドレイクは、未だに赤みが消えない頬を見せながらも二人に抱かれることを了承して笑ったのであった。
「お~お~、アンタら二人とも随分と立派なモンを持ってるじゃあないか。こりゃあ、期待出来そうだね……♡」
目の前に突き出された二本の肉棒。それを目の当たりにしたドレイクが舌なめずりをして呟く。瞳は熱を帯び、吐く息もどことなく甘く蕩けた物になっている彼女は、自分が認めた男たちの性器を両方の手を使って扱き始めた。
強く握り過ぎず、されど弱すぎもしない絶妙な力加減を以って手淫を行うドレイク。時折、手にした肉棒を自分の乳首に擦り付けたりして緩急を生み出しながら、彼女はマスターと黒髭への奉仕を続ける。
「どうだい? 上手いもんだろう? ……こう見えて、結構経験は豊富なんだよ♡」
妖艶な笑みを見せ、舌を肉棒に這わせる。つつーっ、という音が聞こえそうなゆっくりとした動きで肉棒を舐める彼女の姿に黒髭はある種の恐慌状態に陥っていた。
「バ、BBAが拙者の汚いちんぽを舐めて……! ふ、ふぉぉぉぉぉっっ!?」
「はははっ! そんなに興奮すんのかい? こりゃ嬉しいねえ! ……でも、こんなに立派なちんぽを見りゃあ、女だったら誰だってこうしたくなると思うがね……」
「!?!?!?」
黒髭の肉棒を愛おし気に見つめ、頬擦りするドレイク。憧れの女性が自分の性器に夢中になっている姿に感動と興奮を禁じ得ない黒髭であったが、彼にとって真の驚きはこの後にやって来た。
なんと、大口を開けたドレイクが彼の肉棒を一口に頬張ってしまったのだ。生暖かく、ねっとりとしたドレイクの口内の感触に背筋を強張らせる黒髭は、凄まじいまでの吸引と共に肉棒を舐め上げるドレイクの口淫行為に細やかに痙攣をし始めていた。
「じゅっぽっ♡ じゅうぅっうっ♡ んじゅるるっっ♡」
「おおっ!? おっ、おぉぉおおっ!?」
あのフランシス・ドレイクが、稀代の大海賊にして星の開拓者と呼ばれる彼女が、自分の肉棒を美味そうに頬張っている……魅力的で勇ましく、男も女も魅了する自分の憧れの女性が、自分に最大限の奉仕を行ってくれている。
この状況に興奮しない男がいるだろうか? 少なくとも、エドワード・ティーチという男性にはそれが不可能であった。憧れの存在が自分を認めてくれただけでも天に昇る程の喜びを感じているのに、そんな彼女にここまでされて感激しないはずもないだろう。
呻く、喘ぐ、震える。何度も経験したはずの性交、何度も味わったはずの快感。だが、今、自分が感じている快感はそれらとは大きく違う。胸を満たすような充足感が何とも言えない悦楽を生み出してくれているのだ。
ドレイクもまた、自分の奉仕に素直な反応を見せる黒髭を愛おしく思い、彼を喜ばせたいと願ってより深い愛撫を行う。我慢汁を味わい、硬く大きくなる肉棒の震えを感じた彼女は、一気に喉の奥まで黒髭の肉棒を咥え込むと思い切りそれを吸い上げる。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉおっっっ!?」
突然のその行為に不意を打たれた黒髭はひとたまりもなかった。ギリギリまで堪えていた絶頂をいとも容易く迎え、ドレイクの口内に己が性欲を夥しく放つ。未だに続く吸引に天上の快楽を感じる黒髭が、精液を最後の一滴まで放ちきると――
「あ~~~~……♡♡♡」
「!?!?!?!?」
目の前でドレイクが口を開ける。その中に溜まった黒髭の精液を見せつけるように口を開け、紅潮した表情のまま微笑みかける。
黒髭が射精を行った己の口の中を見たことを確かめたドレイクは、ゆっくりと口を閉じると精液を咀嚼し、じっくりと味わい始めた。何度も何度も口の中で精液を噛み、その熱と味を愉しみ、青臭い雄の滾りを十二分に堪能した後、ドレイクは喉を鳴らして精液を飲み込む。
「……ごちそうさん♡」
もう一度口を開けて、何もなくなったその内部を見せつけた彼女は、悪戯っぽい笑みを浮かべつつ黒髭へとそう告げた。
お茶目で愛らしく、それでいて淫猥なドレイクのその姿を見た黒髭は、まるで乙女のように心臓をときめかせつつ、肉棒の滾りを再燃させる。
「良い味してたよ。ドロドロで濃い、これぞ雄! って感じの味だった。こんなの味わったら、もう我慢出来ないさね……♡♡♡」
股を開き、ドロリと垂れる自分の蜜を二人の男性に見せつけたドレイクは、淫らに笑うとマスターへと手招きをした。ゾクリとする色気を感じさせる彼女のその行為にまた興奮を募らせながら、マスターもまたドレイクの誘いに乗って彼女へと近づく。
「待たせて悪かったねえ。今度はこっちで楽しませてやるから、勘弁してくれよ」
マスターをベッドの上に寝転ばさせ、その上に跨るドレイク。天に向けてそそり立つマスターの肉棒に膣口を合わせた彼女は、ゆっくりと腰を下ろして彼を自分の内部へと受け入れた。
「ふぅぅううぅうぅぅぅ……っっ♡♡♡ まったく、アンタたちなんてちんぽしてるんだい♡♡♡ こんなのぶち込まれたら一発で雌堕ちするに決まってるじゃあないかい……♡」
ゆっくり、じっくりと膣にマスターの肉棒を馴染ませるように動くドレイク。しかし、ふとあることに気が付くと肉付きの良い尻を掴み、快活に笑いながら振り向く。
「アンタもそこで見てるだけってのはつまらないだろう? こっちでよけりゃあ、三人で楽しもうじゃあないか!」
「お、おおおっ!? BBAのケツ穴にち、ちんぽをぶち込む……!? お、恐れ多い様な、なんか来るものがある様な……!」
震えた声でそう言いながらも黒髭の行動は素直だった。ドレイクの尻を掴み、それを左右に大きく広げた彼は、未だに滾っている己の肉棒をその中央の窄まりに向けて思い切り突き出す。
「んんぐぅぅぅぅぅううぅぅっっ♡♡♡ はぁ……っ♡ アンタ、少しは手加減ってものを……くぅぅっ♡♡♡ でも、気持ち良いから良しとするか……♡♡♡」
胎の内部で擦れる二本の肉棒。それらは自分が認め、愛した男たちの猛々しい欲望の証。
獰猛で知的、かつ勇敢な男たちが自分を求め、その獣欲を滾らせてくれるという事実は一言でいえば女冥利に尽きるというものだろう。ドレイクは、体と心を満たす幸福感に頬を綻ばせながら、彼らに向けて囁く。
「さあ、好きに動いとくれ……♡♡♡ 三人で存分に楽しもうじゃあないかっ♡」
本来ならば許可など必要無いのだろう。しかし、彼女の許しを得た二人は、その言葉を合図として激しく腰を振り始めた。
下から突き上げるようにして子宮を叩くマスター。後ろから奥深くまで穿つように腰を叩き付ける黒髭。その二人の責めを前に、ドレイクは一瞬にして獣染みた嬌声を上げる雌になってしまう。
「んいぃいぃいぃいぃぃぃっっ♡♡♡ はぐぅっ♡ ほぉぉおおぉぉぉおおっっ♡♡♡ あ、はぁあぁぁぁぁぁああぁぁぁっ♡♡♡」
二つの雌穴が快感を貪る。幸福と充実感を与えてくれる肉棒に媚び、更に穴を締め上げる。
揺れる胸はマスターの手に掴まれ、じっとりと揉みしだかれながら乳首を抓られてしまった。優しい快感と鋭い快感をいっぺんに受けたドレイクの体が跳ね、涎を垂れ流して淫らな表情を曝け出させる。
二人の男に体を挟まれ、快感の渦に叩き込まれるドレイク。愛液が攪拌され、飛沫となって雌穴から飛び出す度、彼女の理性はほど良く壊れて快感に飲まれていった。
「う、あぁぁっ♡♡♡ んっぐぅっっ♡♡♡ あぁっ♡ ちんぽが、二本も……っ♡ アタシの中で、暴れ回って……っっ♡♡♡」
女の急所を責める硬い肉棒と排泄口を感じられる場所に変える熱い肉棒……それらが自分を支配するべく荒れ狂い、内部を徹底的に責め上げて来る。
子宮を突かれれば電撃が弾ける様な快感を感じ。尻穴を穿たれれば意識が遠のく様な快感を感じる。いつしかドレイクの体からは力が抜け、雄たちに降伏する瞬間を待つ体勢を取る様になっていた。
「は~っ♡ あ~っ♡ すご、いぃっ♡ イクっ♡ イクっ♡ このアタシが、こうもあっさりイかされちまうっっ♡♡♡」
快感が止まらない。止めどなく責められる体が限界を迎え、その先へと連れ出されている。自分の知らない快感を二人の男たちに教え込まれるドレイクは、瞳を潤ませながら快楽に喘いだ。
後ろから黒髭に胸を揉まれながら尻穴を突かれる。乳首を弄られる鋭い快感と尻穴を穿られる鈍い快感の波状攻撃を器用に繰り返す彼の性技を前に、ドレイクの体は完全に翻弄されていた。
マスターに唇を奪われ、舌を絡ませながらの性交はドレイクの雌の本能に火を付けた。ドスドスと巨大な肉棒に子宮を押し上げられる圧倒的な快感は、逃げ場の無い状況へとドレイクを追い込んでいく。
(ああっ♡ イクっ♡ イっちまうっっ♡♡♡ アタシより強い男に抱かれてっ♡ アタシが認めた男の精を受け入れちまうっっ♡♡♡ 孕まされるっ♡ 染め上げられるっ♡ なんて……なんて、幸せなんだろうっっ♡♡♡)
戦闘でも性交でも自分の上を行く男たち。彼らに体を貪られ、ドレイクは女の幸せを存分に刺激された。ただひたすらに、この行為を幸福だと思っていた。すべてを奪われ、踏み躙られての凌辱とは違う。自分が認め、愛した男に抱かれることへの幸福に心を蕩けさせるドレイクは、震えが止まらなくなった膣と尻穴を熱くしつつ、あらんばかりの声を以って叫ぶ。
「イクぅぅぅぅっっ♡♡♡ アタシのナカに、全部、だしとくれっっ♡♡♡ アンタらの全部をっ♡ この、アタシのなかに……っっ♡♡♡ 全部っっ♡ 受け止めさせておくれっっ♡♡♡」
パンパンに膨らみ、ガチガチに熱くなった肉棒。共に引き抜かれ、共に侵入し、共にドレイクを刺激する二つの肉棒。それが、一際深くまで押し込まれた。
子宮を奥まで押し込み、腸内の知らない部分にまで侵入し、どっかりと位置を整えた肉棒が、激しい震えと共に熱い迸りを放つ。子宮と尻穴を満たす熱を感じ、同時に絶頂を迎えたドレイクは、完全なる女としての素顔を露にしつつ大声で叫んだ。
「あぁぁあああぁぁぁあぁぁァぁあぁぁッッ♡♡♡ んんぁあぁぁああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ♡♡♡」
大きな尻が、乳房が、震える。雄の滾りを飲み込み、それに白旗を上げた体がぐったりと脱力する。
ぶるぶる、ぶるぶると小刻みに痙攣するドレイクの尻は、それでいながらも放たれた精をしっかりと飲み干していた。それが雄への礼儀だと言わんばかりの従順さを見せるドレイクは、ぐったりとした状態のまま二人の男性たちへと問いかける。
「それで……アタシのマスターになるのは、どっちなんだい……? アタシとしちゃあ、どっちでも大歓迎なんだけどねぇ……♡♡♡」
下腹部が疼き、熱を帯びていることを感じたドレイクは、己の新たな主がどちらになるのかを知りたがっていた様だ。
そんな彼女の疑問に対して、お互いに目を合わせ、一瞬の逡巡を見せた後、先に口を開いたのは黒髭であった。
「あ~……俺はパスだ。こうやってアンタを抱いちゃあいるが……それもマスターに頼まれたからであって、本当は御免被りたいんだよな」
「はぁん? まあ、アタシはアンタの好みからは随分と離れているからね。しょうがない、か……」
「い、いやいや! そうじゃなくって! ……俺にとってアンタは、憧れの存在なんだよ。アンタは格好良くって強い、俺の目標みたいな存在だ。だから、そんなアンタの上に立つとか、主になるとかっていうのは、俺には出来っこない。俺は、アンタを追う存在でありたいんだ。なんだか分からない内にアンタの上に立つなんて、ほとほと御免だね」
「……んじゃ、アタシとこういうことをするのが嫌って訳じゃあないんだね?」
「ま、まあ? BBAの可愛い所は見られたし? 精液ごっくんとかされた時には、マジでときめいちゃったりしたし? 悪くはないかな~って……」
本心を吐露したことが恥ずかしかったのか、いつもの調子に戻って誤魔化そうとした黒髭に笑みを見せたドレイクは、振り返った状態で彼の額に口付けをした。
セックスの最中だというのにも関わらず、彼女のその行為に顔を赤くした黒髭に対し、ドレイクは快活な笑みを見せながら答えを返す。
「ん! 良く分かったよ! ……それじゃあ、アタシはアンタが誇りに思うアタシでいなきゃいけないね! 随分と薄汚れちまったこの身だが、戻ってやり直すことは出来る! ……虫のいい話だが、またこのカルデアでやり直させて貰うよ。今度こそ、自分自身を見失わない様にしながら、ね……!」
決意表明を行いながら正面を向いたドレイクの淫紋令呪が赤く染まる。誤っていた自分を認め、やり直すことを決めた彼女の瞳には、爛々と輝く光が戻っていた。
「んじゃ、アタシのマスターは前と変わらないってことで! 改めてよろしく頼むよ、マスター」
「ああ、こちらこそよろしくね! って、うわぁっ!?」
淫紋令呪の契約を交わし、笑みを見せたドレイクが急に腰を振り始めたことに驚いたマスターは、情けない悲鳴を上げてしまった。それは黒髭も同様で、突然の行動に面食らった様子を見せている。
ドレイクは、そんな二人を見て大笑いした後、妖艶な女としての素顔を浮かべつつ二人に向かって挑発的に囁きかけた。
「……まだまだ満足してないだろう? 夜は長い、時間はたっぷりある……なら、満腹になるまで貪り合おうじゃあないか。獣の様に、欲望をぶつけて、さ……♡♡♡」
大人の女性としての魅力が十分に詰まったその囁きに滾りを復活させたマスターと黒髭は、彼女の言うがままに腰を振り、一晩中魅力的なドレイクの豊満な体を味わい続けたのであった――。
「死ねっ! セイバー、死ねっ!!」
「あんぎゃぁぁぁぁぁ!」
何処か遠くから聞こえて来る悲鳴と怒声を聞きながら、マスターはぼんやりとした様子でカルデアの廊下を歩いていた。そう言えば、何故か彼女が再召喚されたんだっけかと思いつつ、今日の予定を確かめる。
やるべきことは山積みだが、一つ一つ片付けていこう。そう心に決め、部屋の中に入った彼は、暫しの休憩を楽しむべく一つのディスクを取り出す。
再生機器にそれを挿入し、スクリーンに映し出されたジャンヌ・オルタの姿を見た彼は、数日前に行った調教の成果の確認と余暇を楽しむために録画したそれを鑑賞し始めたのであった。
投稿して気が付く、案外短いということに……
もうちょい描写頑張ろう……