「……さぁ、次は誰の治療を優先すれば良いですか?」
目に光が灯っていないナイチンゲールが一歩近づく、美しい裸体を見せつけながら治療と言う名の性交をするべく俺たちに迫りくる。
抱かなくては彼女を取り戻せない、しかし、抱けば抱くほどに状況が悪化すると言う鬼畜な状況。だが、俺たちはその問題に対する策を見つけ出した。
「じゃあ、俺からお願いするよ」
「良い返事です、マスター。治療に積極的なのは感心できますね。では、どうしますか? お好みの射精方法を申し上げてください」
満足そうに頷いたナイチンゲールは俺を見ながら奉仕の方法を尋ねる。自らを射精の為の道具と定義している彼女は躊躇いなく自分の躰を俺に差し出す。
「何も遠慮することはありません、皆さんは私の躰を好きに扱えば良いのです。皆様の健康的な射精を促すのが私の役目……その為なら、私は何でも致しましょう」
また一つ、ナイチンゲールの中で自分の定義が崩れ去った。『射精』と言う彼女自身の最大の目的のためにナイチンゲールはそれに必要な物以外は捨て去るつもりだ。
意思も誇りも必要ない。ただ男に抱かれ、興奮して貰う為の躰があれば良い。そう考えているであろう彼女はこのまま何処までも堕ちて行くのだろう。
「……じゃあ、さっそくお願いしたい事があるんだけどさ」
「何でしょうか?」
そんな事絶対にさせない。覚悟と共に俺は作戦の一歩目を踏み出す。堕ちた天使を引き上げる為の戦いが、今、幕を上げた。
「……これが、あなたの望みなのですか?」
「ああ、うん……すごく良いよ、ナイチンゲール……」
疑問とも呆れとも取れるナイチンゲールの声に応えながら行為を続ける。俺は今、四つん這いになったナイチンゲールのヒップに顔を埋めていた。
優しく腰を掴み、柔かな尻肉に顔を埋める。張りが有りながらもふわりとした感触を持つ柔肌の感触を目一杯楽しむ。
はたから見れば変態としか思えないこの行為に対してナイチンゲールが呆れるのも当然だろう、何時までもそうしている俺に対して我慢が効かなくなったのか、彼女は多少怒りの籠った声で俺を叱る。
「何時までそうしているつもりですか? 私の臀部が気に入ったのは分かりましたから、早く次の行為に移りなさい!」
「ん……あともう少し……」
「なりません! 先ほども申し上げた通り、治療は一分一秒を争う物! いつまでも意味の無い事をしているわけにはいきません!」
「でも、ナイチンゲールのお尻が気持ち良いんだもん」
「それは分かりました! でしたら私の尻の谷間におちんぽを挟んで扱いて貰って構いません! 後背位でのセックスもお望みならばけつまんこセックスも許可します! ですから迅速な射精を……」
「……ナイチンゲール、悪いけど俺、射精はしないよ?」
「は……?」
俺の言葉を受けたナイチンゲールは一度ぽかんとした表情を浮かべた後で……怒りの形相で俺を睨んだ。
すぐさま俺を振り払うとその場に仁王立ちして俺を見下す。冷める事の無い怒りがその視線には宿っている。
「……私の聞き間違いでしょうか? マスター、あなたは射精する気が無いと仰いましたか?」
「うん、言った」
「私の嫌いな物を覚えておいでですか? 治せない病と治る気の無い患者……あなたは、後者に値します。即刻その言葉を撤回しないと、強制的な治療を……っっ!?」
「おいおいマスター、そんな言い方はダメだろ? ちゃんと言ってやらないと看護婦さんが誤解しちまう」
俺に詰め寄るナイチンゲールを後ろからロビンが抑える。豊かな彼女の胸を両手で弄びながら俺に向かって注意するロビンと視線を交えた俺は、この作戦の肝となる演技を開始した。
「誤解させてごめんねナイチンゲール……俺、ちゃんと射精する気はあるよ。でも、ナイチンゲールの躰に射精する気は無い。自分で処理するんだ」
「だから、あんたには俺たちのおかずになって欲しいって事だよ」
「なっ……!? 自慰行為による性処理を行うと言うのですか!? いけません、それでは二次感染の危険が……」
「でもさ、何時でもナイチンゲールが俺たちの世話をしてくれるわけじゃないでしょ? ほかにも患者さんはいるんだから」
「それは……確かに、そうですが……」
「だから俺たちは自分で処理させて貰うよ。大事なのは患者の自己管理だろ?」
「アンタは俺たちを興奮させてくれれば良いんだ。俺たちがアンタの事を想って、自己処理できる様にな」
「………」
ナイチンゲールは俺たちの言葉に対して考え込む様にして目を閉じている。彼女が黙っている間、俺たちも緊張しながら答えが出るのを待つ。
もしもここでナイチンゲールが俺たちの意見を聞き入れてくれなければお終いだ。この作戦の大前提は『ナイチンゲールに射精しない事』なのだから。
ナイチンゲールに射精してしまった場合、俺たちにとっては何一つとして良い事は無い。俺たちは生命力や魔力を吸い取られ、ナイチンゲールは肉便器へと近づいてしまうからだ。だから、絶対に彼女に射精するわけにはいかない。
だからまずはそれをナイチンゲールに納得させなければならない。彼女がそれを受け入れて初めて俺たちはスタートラインに立てるのだ。
「……お二人の意見は一理あります。確かに、治療後における対処において私の見落としがあったのは確かです」
「じゃあ、納得してくれる?」
「はい。お三方には私の躰で興奮して頂く事にしましょう。患者の体調の自己管理を意識させるのも私の役目ですから」
俺たちの願いが天に通じたのか、ナイチンゲールはこの意見に納得してくれた。あとは少しずつ彼女を追いつめて行くだけだ。
「それじゃあ、続きを始めるね? 今度はナイチンゲールのおまんこを弄らせて貰おうかな」
「俺はこのでかい胸を揉ませて貰うとしますか」
許可を得た俺とロビンは互いに別の場所を弄り始める。俺は膣、ロビンは胸、その二か所を優しく丁寧に責め上げる。
毛が生えていないナイチンゲールのおまんこを左右に広げてその膣に舌を挿れる。穴の中を味わう様にして舌を這わせ、ゆっくりと穿り回す。
そして両手を彼女のお尻に回して尻肉を揉みしだく。先ほどまで顔を埋めていたそこはほのかに温かく、火照っていた。
「はぁ……っ、んっ……!」
「可愛い声、もっと聞かせてくれよ」
ロビンが甘く囁きながら首筋にキスを落とす。ナイチンゲールの胸の感触を愉しむ様にして触れていたロビンの手が固くなった乳首を抓った瞬間、びくりと彼女の躰が跳ね上がった。
「……ナイチンゲール、気持ち良い?」
「ふぁ……っ、ち、治療に、快感は必要ありません……っ!」
「じゃあ、気持ち良くないの? こんなに溢れてるのに?」
「そっ、それは……!」
ナイチンゲールの太ももを伝う愛液を舐め取りながら俺は言う。彼女が興奮している証拠を見せつけた後、ロビンが揺れるナイチンゲールの心に追い打ちをかけた。
「……素直に言ってくれよ。アンタが感じてる姿を見せてくれた方が、俺たちも興奮するんだからよ」
「あ……!」
優しく、とても優しくそう伝える。俺たちを興奮させるため、治療の為と理由をつけたロビンの一言は、ナイチンゲールの本音を引き出すのに十分だった様で……
「……気持ち良い、です。舌と手が私の躰に触れる度に、快感が生まれ、ます……」
頬を紅く染め、色欲を瞳に映しながら、ナイチンゲールは小さく呟いた。快楽を素直に訴えた彼女に対して、俺たちは笑顔を見せる。
「良かった。ナイチンゲールも気持ち良くなってくれてたんだ」
「もう我慢しなくて良いんだぜ? たくさん喘いで、可愛い声を聴かせてくれよな」
「っっ……か、可愛い、など……あっ!?」
更に顔を赤くしたナイチンゲールが否定の言葉を口にする前に俺たちは責めを再開した。先ほどよりも丁寧に、だが強さを増した責めにナイチンゲールが甘い声を漏らす。
一度快感を認めた体の反応は正直だ。膣からは愛液が溢れ、足元に水たまりを作り始めている。乳首も硬さを増して起立し、そこをロビンに摘まれる度にナイチンゲールは与えられる快感に耐える様にして目を閉じた。
「はぁ……はぁ……っ」
「ふふふ……ナイチンゲールのここ、すごく可愛い。つるつるで子供みたいなのに、しっかり感じちゃうんだね」
「っっ……」
「お尻もすべすべで張りがあって、でも柔らかくって……素敵だよ、ナイチンゲール……」
「胸も極上もんだ、大きくて女性としての魅力が詰まってる。揉んでて飽きねぇよ」
「そう……ですか、そう言って頂けると、私も射精を促すものとして自信が持てます」
褒められた事に対する照れと愛撫による快感で頬を紅潮させながらナイチンゲールが答える。良い意味で彼女の心が蕩けていると判断した俺たちは、作戦を第二段階へと進めた。
「……俺、本当はさ、アメリカで会った時からアンタの事、イイな、って思ってたんだよ」
「は……?」
「俺もだよ。ナイチンゲールの事、素敵な女性だと思ってた」
「きゅ、急に何を……?」
俺たちからの誉め言葉に動揺を隠せないナイチンゲール。そんな彼女を俺たちは素直な思いで褒め称える。
「最初は怖かったよ? でも、凛とした態度とか、命を救おうと必死になっている姿を見て、凄く素敵だなって思う様になったんだ」
「俺もさ……今、そんなアンタの可愛い姿を見て、その思いは強くなったぜ。アンタの意外な一面が見れて、素直に嬉しいよ」
「何を、そんな……恥ずかしい、事を……っ!?」
「へぇ、アンタもそんな顔をするんだな。鉄面皮が外れりゃあ、可愛いじゃねぇか」
「~~~~~っっ!?」
俺たちを見ていた兄貴の一言によって止めを刺されたナイチンゲールは言葉を失って沈黙した。慣れない誉め言葉に戸惑う彼女に対して、俺たちはなおも言葉を送り続ける。
「照れてる姿も可愛いよ。もっと見せて欲しいな」
「体も心も曝け出してくれよ……俺は、もっとアンタの事が知りたい」
「クールなアンタの蕩けた姿にも正直な話、興味があるね」
「はぁ……っ、うぅ……♡」
俺の手が触れているナイチンゲールの体と心が震え、熱くなっているのが分かる。誉め言葉による羞恥で顔を真っ赤にしたナイチンゲールはそのまま顔を伏せてしまった。
そんな彼女を見ながら俺たちは作戦の第二段階が滞りなく進んでいる事を確信する。この褒め殺しはただナイチンゲールの羞恥を煽るだけでは無く、彼女を救う為に必要な行動なのだ。
今、ナイチンゲールは自分を道具だと思っている。射精の為に何でもする道具だと自分を定義しているのだ。だから俺たちはそれを否定する。しかし、「君は道具ではない」とは言わない。それはナイチンゲール自身を否定することになるからだ。もしもそんなことを言ったら、自分自身を否定されたと感じた彼女は俺たちの話に耳を貸さなくなってしまうだろう。
だから俺たちはナイチンゲールに対して彼女が魅力的な女性であると言う事をアピールした。ナイチンゲールは血の通った人間であり、魅力溢れる女性であり、命を救う看護婦であると言うことを彼女の心に刷り込むのだ。
彼女が自分を女性であると意識してくれれば、それは彼女自身が道具だと言う思い込みから脱却する糸口になる。その可能性に賭けて、俺たちはナイチンゲールの心をほぐす様にして彼女に自分が女性である事を染み込ませる。
「ナイチンゲールの体、熱くなってる……恥ずかしくって、でも嬉しいんだね?」
「俺たちの言葉で喜んでくれたなら嬉しいね。さて、それじゃあもっと悦ばせてやろうかな」
「あぁ……っ♡」
丹念に優しくナイチンゲールの体を責め上げる。先ほどと変わらない愛撫だが、ナイチンゲールの反応は大違いだ。
震える体は熱く火照り、その熱に惹かれて心までが溶け始めている。快感を素直に示す様になったナイチンゲールの口から、甘い声が漏れ出た。
「から、だが……こころが……とける……っ♡ 知らない感覚が、しあわせだと、訴えかけてくる……っ♡」
「……マスターとロビンに触れられて気持ち良いだろ? もっと二人に体を委ねろよ」
「ゆだ、ねる……? これいじょう、ですか?」
「ああそうさ、それが二人の為にも、アンタの為にもなる」
「そう、ですか……では、そうしましょう……」
兄貴の誘導に従ったナイチンゲールの体から力が抜けた。その体を受け止めたロビンがナイチンゲールを抱きながら後ろのベットに座り、俺もそれに追従する。
力を抜き、俺たちに体を預け切ったナイチンゲールに女性としての快楽を注ぎ込む。じっくり、たっぷりと与えられる快感が、ナイチンゲールを溶かしていく
「ふぁっ……♡ 自分の体が、ここまで熱を帯びるなんて知りませんでした……私も、まだまだ未熟ですね……っ」
「ナイチンゲール、今の自分は嫌い?」
「いえ……不思議と、嫌悪感はありません。それどころか、他人に奉仕されると言う感覚が心地良く感じます……」
「良かった……じゃあ、もっと気持ち良くしてあげるね……!」
俺は再びナイチンゲールの股座に顔を近づける。愛液と唾液でぬらぬらと光るそこに舌を這わせようとしたとき、ナイチンゲールから待ったがかかった。
「お、お待ちください、マスター……その、今は、ダメ、です……」
「なんで? どうかしたの?」
「その……漏れそう、だからです……多分、達したら我慢が効かなくなって、その……」
「ナイチンゲール、おしっこ漏れそうなんだ!」
「……あまりストレートな表現は女性に対するマナー違反です。覚えておいて下さい」
不機嫌そうな目で俺を睨みつけるナイチンゲール、だが、俺の言葉を否定しないと言う事はそういう事なのだろう。
ナイチンゲールへの愛撫を止めた俺は手で彼女のまんこをぷにぷにと揉む。胸や尻とは違うその柔らかい感触を愉しみながら、俺はナイチンゲールに提案をした。
「ナイチンゲール、おしっこ漏れちゃいそうなんだよね? じゃあ、お願いがあるんだけど」
「……なんでしょうか?」
「今から俺が言う二つのお願いの内、どっちか選んで実行してよ。ナイチンゲールが好きな方で良いからさ」
「……その頼み次第ですが、とりあえず内容を聞かせて貰いましょう」
「一つ目はね……俺たちの前でおしっこして欲しいんだ」
「……私の放尿シーンを見たいと仰っているのですか?」
「そうだよ。ナイチンゲールみたいな綺麗な女の人がおしっこする姿、興味があるんだ」
「……その程度ならば、喜んで。では、二つ目は?」
「ふふ……俺はね、出来たらこっちの方をして欲しいんだけど……」
静かに笑いながらナイチンゲールの耳元に近づく、そして、そっと彼女に淫らな願いを告げた。
「……ナイチンゲールのおしっこ、飲ませて欲しいんだ」
「っっ!? な、何を……!?」
「ダメ? ……ナイチンゲールのおまんこを咥えて、むしゃぶり尽して、おしっこしてもらえたら……俺、すごく興奮するよ?」
「っっ……」
「すっごく興奮して、沢山オナニーして……一杯射精出来るよ? 俺にそうして貰いたいんだよね? じゃあ、俺のお願いを聞いてくれるでしょ?」
「そ、それは……ひゃうっ!?」
俺は、ナイチンゲールに有無を言わせぬ様にして彼女の女性器を口に含む。軽く甘噛みして強請る様な視線を送った後で一度口を離し、再度彼女に確認を送る。
「……良いよねナイチンゲール? 俺に興奮して欲しいんでしょ? それが君の望みなんでしょ? だったら、嫌だなんて言わないよね?」
「………」
それだけ言うと、俺は黙り込むナイチンゲールを無視して再び彼女を咥える。ちろちろと舌を動かして放尿を強請り、じっと彼女の様子を伺う。
何かを迷う様にして視線を動かしていたナイチンゲールだったが、俺と目が合い、見つめ合った後で覚悟を決めた表情を見せた。
「……マスター、あなたの仰る通りです。あなたに興奮して貰う事が私の役目であり、望み……であるならば、恥や外聞など捨て置き、あなたの強請る行為をするべきなのでしょう」
そっとナイチンゲールは俺の頭を掴む。優しく、まるで俺が彼女にそうする様にして俺の頭に触れる。
ナイチンゲールの体が強張るのを感じる。これから彼女が行う事は勇気が要る行為だ。その為に覚悟が必要なのだろう。
深く息を吸って、吐く。そうした後でゆっくりと目を開いたナイチンゲールは俺を見る。そして………
「……ですが、あなたのその望みは叶える訳にはいきません」
そっと、俺の顔を自分の女性器から離したのであった。
「……何で? ナイチンゲールは俺に興奮して欲しいんでしょ?」
「ええ、あなたには興奮してもらいたいです。その為に私の躰を存分に利用して欲しいとも考えています」
「じゃあ何で俺のお願いを聞いてくれないの? 恥ずかしいから? 俺の事なんてどうだって良いから?」
「……違います。私は患者の事をどうだって良いと思った事は一度もありません。患者の為なら何だってします。しかし……その願いは叶える訳にはいかないのです」
「……じゃあ、何で叶えられないのか理由を教えてよ。ナイチンゲール」
我儘な子供の様に拗ねた口調で俺は尋ねる。ナイチンゲールは、そんな俺に対して真摯な眼差しを向けながら口を開いた。
「それは、『あなたの健康に悪い』からです」
「尿とは排泄物、人の体内にある不要な物を体外に排出する為にある生理現象です。無論、それが清潔である訳がありません」
「汚物を口に含むどころか飲み干すなど正気の沙汰ではありません。百害あって一利なし……例えそれでマスターが興奮するとしても、その行為で体に悪影響が出るのであれば無意味……いえ、マイナスの行為でしかないのです」
「私の願いは『あなたを癒す事』ではありません、『あなたの命を守る事』です」
そう、はっきりとした口調で俺に告げたナイチンゲールはまっすぐに俺を見ている。しばらくの間彼女と見つめ合った後で、俺は立ち上がった。
「……そっか、それじゃあ仕方ないね。と言う事は、ナイチンゲールは俺たちにおしっこするところを見せる方を選んだと言う事で良いのかな?」
「消去法で考えればそうですね」
「んじゃ、場所を変えるか。ここでするのはちと後片付けがめんどそうだ」
そう言いながらナイチンゲールを抱えた兄貴を先頭に俺たちは医務室から出て行く。カルデアの廊下を歩いて行く中で、先ほどまで受けていた愛撫の影響か頬を紅潮させているナイチンゲールは俺に向かって小さく詫びた。
「……申し訳ありませんマスター。本来、私はあなたの願いを叶えるべき立場の存在のはずです。あなたの願いを無下にしてしまった事、心よりお詫びします」
「……ああ、良いんだよナイチンゲール。ナイチンゲールは俺の事を考えてくれたんでしょ? なら、何も気にしなくて良いんだよ」
「……はい」
自分の頭を撫でる俺の手に目を細めたナイチンゲールはそう答えた。俺は彼女の頭から手を離すと、兄貴の後ろに回る。
ナイチンゲールは本当に気にしなくて良いのだ、だって、それが俺たちの狙いだったのだから
俺たちは彼女に二択を突き付けた。その行動はどちらも患者の興奮を煽る為のものだが、それに関しては今は置いておこう。重要なのは突き付けた二択では無く、飲尿を望む俺の願いをナイチンゲールが断れるかどうかだったのである。
俺たちが知る彼女であったならば排泄物を飲ませる事など絶対に許さないだろう。触れることも、もっと言うならば他人に見せる事もだ。それは恥などの感情の問題では無く、彼女が生前から徹底してきた衛生面という所からの話である。
俺たちがナイチンゲールに突きつけた選択は淫乱な行動のどちらを取るかというものでは無い。『患者の興奮』と『衛生』のどちらかを選ばせることだったのである。
もし、ここでナイチンゲールが俺の興奮の為に自分の尿を俺に飲ませると選択していたならば、俺たちはもっと彼女の心を責めなければならなかったであろう。本来の彼女が絶対に行わないであろう行動を取ると言う事は、まだ本当の自分を取り戻せていないと言う事なのだから
だが、彼女はそうしなかった。俺を興奮させる事よりも彼女が今まで大切にしてきたものを選んだのだ。彼女にとって真に価値のあるものが、『射精させる事』ではなく『命を守る事』であると自分で気が付いたのだ。
男性の射精の為ならば何でもする……そう言っていたナイチンゲールは、自らの言葉を反故にした。これはどういう意味か?
崩れ始めたのだ、ソロモンがナイチンゲールに植え付けた狂った常識が、矛盾点を表すと共にひびを入れているのだ。
『男性の射精を促すための道具』であったはずの自分は『命を守る事を使命とする女性』であると思い出した。
『射精こそが命を救う医術』と思い込んでいたが、それよりも大事な『命を守る為の行動』がある事を思い出した。
ならばあと思い出すことは一つしかない。『本当の自分は何者であったのか?』……それを思い出させる方法はただ一つ。
ソロモンの掛けた催眠を打ち砕く最後の鍵、快楽による淫紋令呪の書き換え……それを行う準備は整った。あとは俺たち次第だ。
「脚、肩幅に広げて、あと、もう少しがに股になって」
「こう、でしょうか……?」
「うん、良い感じで下品だよ。興奮する」
「ふふ……良い感じに下品、とは面白い言い方をしますね」
俺の言葉を捉えてナイチンゲールが笑う。クスリとした小さな笑みだったが、彼女が笑うと言う事自体が珍しい。
その笑顔もそうだが、何となくナイチンゲールの雰囲気が柔らかくなった様に感じる。先ほどまでの余裕の無いせかせかした雰囲気から、何かを楽しむ様な余裕のあるものに変わった彼女の態度に俺たちは手ごたえを感じていた。
「では、恥ずかしくはありますが……覚悟を決めましょうか」
「ちょっと待って、ナイチンゲール」
準備を終え、今まさに排泄をしようとするナイチンゲールに待ったをかけた俺は持ってきていた自分のスマートフォンのカメラ機能を起動する。自分に向けられた携帯のカメラを見たナイチンゲールの顔に少しだけ焦りの色が浮かんだ。
「そ、それは……もしかして……?」
「うん、せっかくだからナイチンゲールのおもらしを撮っておこうと思ってね!」
「そりゃあ良い! 後で何回でも見直せるな!」
「治療記録って事で、一つご協力頼むぜ? 看護婦さん!」
「~~~~~~~っっ」
顔を俯かせたナイチンゲールの顔が赤く染まっているのが見える。心が溶けて来た彼女に感情が戻って来ている証拠だ。思えば、ナイチンゲールは何も感じていない様に見えてしっかりと人間としての感性を持っている。いくら鉄面皮の彼女でも、恥ずかしいものを恥ずかしいと感じる心はちゃんとあるのだ。
「み、皆さんは、私の、その……放尿する姿を、そんなに見たいのですか? え、映像として記録するほどに……?」
「……ああ、そうだよ。俺たちは、アンタの普段見せないエロい姿が見てみたいんだ」
「そう、ですか……こんな私の、浅ましい姿が、そんなにも………」
そう言いながらゆっくりと顔を上げたナイチンゲールは……笑っていた。その笑顔はとても淫らで、見ている俺たちに息を飲ませるには十分な代物だった。
口元をわずかに歪ませ、目をほんの少し細めるだけの微笑。しかし、赤く染まった頬と荒い息遣いが淫卑な印象を与えてくる。
女としての快感が現れ、男を誘う為に浮かべる笑み……それが、ナイチンゲールの浮かべている笑顔だ。それを本人が意識してやっているのかどうかは分からない。だが、その笑顔は浮かべている本人も含め、俺たちを興奮させた。
「見て下さい、記録して下さい……天使とまで呼ばれた私が、複数の男性の前で嬉々としてほうにょ……いえ、おしっこをする様を……そして、存分に興奮して下さい……♡」
淫らな願いを口にしたナイチンゲールの股から黄金の飛沫が噴き出す。綺麗なアーチを描いて床に落ちて行くそれは、一種の芸術品の様であった。
本来女性がしゃがみながら行う行為である放尿、それをまるで男がする時の様に立ったままのナイチンゲールが行っている。興奮でぱっくりと開いた秘部も、固くなった陰核も、ツンと立っている乳首も、興奮の色を示しているナイチンゲールの表情も俺たちに丸見えだ。
そしてその全てを俺の手の中にあるカメラが記録している。浅ましく興奮するナイチンゲールの姿を、この小さな機械が捉えているのだ。
「はぁ……♡ はぁ……っ♡ いかが、でしたか? 私の、おもらしは……?」
荒い息を吐きながらナイチンゲールが尋ねる。自分の変態的な姿を男性に見せて興奮を煽ると言う行為に快感を得た彼女の目には、淫欲の炎が灯っている。
じっくりと進めて来た俺たちの作戦が実を結んできた。ナイチンゲールは女性の幸せが与える快感に身を震わせている。あとは、存分に可愛がってあげるだけだ。
「……良く撮れてるよナイチンゲール、ほら、見て御覧?」
「あぁ……♡ なんと浅ましくて、淫らで、情けない姿……♡ これが、私……っ♡」
おもらし宣言からの放尿、その一部始終と快感を得ている自分の姿を見たナイチンゲールは更に体を熱くした。そんな彼女の胸に、ロビンが手を伸ばす。
「くあっ……♡」
「……良い声が出る様になってきたな。感じてる姿も可愛いぜ」
「あっ♡ くぅ……あり、がとうございますっ……♡」
自分の胸を揺らしてナイチンゲールが悦ぶ。甘く、快感に蕩けた声を出す彼女の脚の間にシャワーを差し込んだ俺は、持っていたスマートフォンをナイチンゲールに差し出した。
「ほら、これ持って。内側カメラになってるから、確認しながら自分の顔を撮るんだよ」
「ま、マスター、これは……? そんなところにシャワーをおいて、な、なにをするつもりですか……? まさか……!?」
「そのまさか、だよ」
笑顔を見せながら蛇口をひねる。シャワーヘッドから勢いよくお湯が飛び出し、ナイチンゲールの股にぶつかって行く。
「あぁぁぁぁぁぁっっ♡♡」
シャワーのお湯に自分の女性器を刺激され、快感を感じるナイチンゲールから嬌声が溢れる。俺たちに良い様に転がされる彼女に対して、兄貴が囁く
「なぁ、アンタもしかしてMなのか? 弄られて随分と良い声で鳴いてるけどよ?」
「わかっ、りません……っ、わた、し、は、こんなふう、に、ちりょういがいで、おとこのひとに、だかっ、れたことはぅっ、ありませんから……っ」
「へぇ……良い事聞けたよ。アンタ、今、俺たちに治療以外の目的で抱かれてるんだな?」
「あ……! そ、それは……っ」
「そうなんだ? 俺たちに弄られて気持ち良いから、治療なんかどうでも良いって思っちゃったんだ?」
「ちがっ、いますっ……! これはっ、ちりょうこういです……っ!」
ナイチンゲールはきっと鋭い視線で俺たちを睨んだ…………つもりなのだろう。だが、今の彼女の表情は快感によって蕩けて締まりがないものになっている。威厳なんて微塵も無い。
胸を揉まれ、性器を水責めされ、さらには言葉で高められている彼女はどろどろになっている。心も体も蕩けきって、快楽の虜になっているのだ。
「ははは! そうさなぁ、これは治療行為だよなぁ! ……じゃあ、俺も本気を出しますかね!」
「ひゃいぃぃっ♡♡♡」
両手が空いていた兄貴がついに責めを開始した。ナイチンゲールの下半身にある二つの穴……膣とアナルに指を突っ込んで、ぐちゅぐちゅと掻き回す。二本の指が膣に出し入れされる度、中指が尻穴を穿る度にナイチンゲールの腰ががくがくと震える。
「しら、ないぃ……♡ こんな、かいかん……わたしは、しらない……っ♡」
未知の快感に翻弄されながらもナイチンゲールは自分の感じている顔を撮る手を下げはしない。忠実に従順に、俺の言いつけを守り続けている。
「ねぇ、今ナイチンゲールがどうなってるのか教えてよ」
「あぁっ……♡ わ、わたしは、いま、クー・フーリンさんに、まんこ、とっ、けつまんこをい、いじられて、はしたなくかんじていますっ!」
溶けた声、淫らな言葉、快感に酔った顔付き……その全てが、ナイチンゲールの心の中を表している。
俺たちの手によって高められたナイチンゲールは一人の女として快感に身を任せている。ここまで来たらあとは簡単だ。偽りの仮面を壊して、本当の彼女を取り戻してやれば良い。その為に必要な準備は、完全に整えられている。
「感じてるナイチンゲール、すごく可愛いよ……」
「はぁぁぁぁぁ……♡」
がくがくと震えるナイチンゲールの股間からは、尿道に残っていたのであろう黄金色の液体がちょろちょろと漏れ出ている。だが、快感に包まれて自制が効かなくなった膀胱が緩み飛沫を上げている事に気が付かない程までナイチンゲールは快感に翻弄されていた。
「ほっ、おぉぉ……♡ はぁぁ……っ♡」
「……震えが大きくなってきたな、イきそうなんだろ?」
「いいぜ、じゃあ、思いっきりイかせてやるよ」
「くひゃぁぁぁぁぁっ♡♡♡」
ロビンの胸を揉む手が、兄貴の双穴を穿る手が、その激しさを増して行く。それに比例する様にして響き渡るナイチンゲールの嬌声。しかし、そこまで快感に酔いながらも彼女からは下品さは感じられない。
ナイチンゲールから感じるのは純粋な幸福と快楽。今まで知る事の無かった女としての幸福に身を包まれた彼女は、大人びた雰囲気に反した少女の様な幸せの笑みを浮かべて俺たちに身を差し出している。
「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ♡♡♡」
一際大きな叫びをあげたナイチンゲールの体が仰け反り、硬直する。膣から滝の様に溢れる愛液をシャワーのお湯に紛れさせながら絶頂した彼女は、仰け反ったままの姿勢で二度、三度と全身を痙攣させる。
「あ………あぁ……っ」
「可愛いイキっぷりだったよ、ナイチンゲール……」
立ち上がり、彼女の顔を触れながらキスをする。開きっぱなしの口に舌を挿れれば、それに応えてナイチンゲールも自分の舌を絡めてくる。
舌を絡ませてお互いを貪り合いながら前を向かせる。唇を離すとナイチンゲールの口からはほう、と甘い息が漏れた。
「……次は、何をしますか? 何をすれば良いですか? 何をすれば、気持ち良くなれますか……?」
気持ち良くなるのは俺たちなのか、それともナイチンゲールなのかは明言されていない。きっとどちらもなのだろうが
熱に浮かされた視線で俺たちを見るナイチンゲールの頭を優しく撫でる。そして、耳元に口を近づけた俺は、そっと囁いた。
「……次は無いよナイチンゲール、これで終わりさ」
「え……?」
驚きに見開かれた眼を見つめ返して彼女から離れる。薄ら笑いを浮かべながら次々と言葉を投げかける。
「ナイチンゲールが頑張ってくれたから俺たち一杯興奮できたよ! だから、もう治療はお終い!」
「感謝するぜナイチンゲール、アンタのお陰で良いオカズがたくさん出来た」
「俺たちの自慰行為も捗るってもんだ、ありがとな」
「そ、んな……?」
信じられない、という様に絞り出されたその声には軽い絶望の色が混じっていた。火が付いた体を持て余したままにされ、ナイチンゲールの官能が満足することなく行為が終わってしまった事に対する絶望が、はっきりと表れている。
だがその言葉に遠慮をする俺たちではない。ちゃっちゃと後片付けを終えてシャワールームから出て行く。ナイチンゲールには見向きもせず、服を置いたままの医務室へと戻るとそれを掴んで自室へと戻るべく医務室のドアを潜る。
もう治療は終わったのだ、ここに居る必要など無い。後は自室で療養するだけ……狂った常識を植え付けられたナイチンゲールなら……いや、狂った常識を植え付けられた彼女だからこそ、その行動を止める訳がない。
だがしかし、医務室のドアが開くと同時に俺たちの目に飛び込んできたのは、俯いたナイチンゲールが通せんぼするかの様に扉の前に立ち尽くす姿だった。
「……そこをどいてくれないかな? 俺たち、部屋に帰るんだ」
「何時までも裸で居たら風邪ひいちまうぜ?」
「医者の不養生なんて言葉もあるんだ、体には気をつけろよ」
あくまで優しくナイチンゲールに語り掛ける俺たち、もう治療は終わったのだから無理はしなくて良いと暗に告げているその言葉に対して彼女は反応しなかった。
不意に、ナイチンゲールが反転した。綺麗なヒップと背中を俺たちに見せながら、ナイチンゲールは廊下に両手を着く。
四つん這いになり、高々とお尻を掲げたナイチンゲールは、とても静かに懇願の言葉を口にした。
「……私を、抱いて下さい」
俯く彼女の顔は見えない、ただ、自分のいやらしい部分を見せつけて俺たちに抱かれることを願うナイチンゲールに声をかける。
「ナイチンゲール、もう治療は終わりだよ。ナイチンゲールが俺たちに抱かれる必要は無いんだ」
「……ええ、その通りなのでしょう。もう皆さんは十分に興奮していて、自分を慰める事で射精できる。私の治療はもう不必要です。だから……もう、これは治療ではありません」
「治療じゃなくて、なんだ?」
「……私が、女としてあなたたちに抱かれたい……熱を帯びた躰を皆さんに触れて貰いたい、私が、快楽に飲み込まれたいから抱いて欲しいのです……お願いです、どうか……私を、抱いてください……!」
「………」
無言でナイチンゲールに手を伸ばし、こちらを向かせる。恥ずかし気な表情を浮かべた彼女は顔を手で隠しながらちらちらと俺たち一人一人の様子を伺っている。
体から垂れるお湯と共に彼女の足元に水たまりを作るのは愛液、火が付いた体が男を求めて垂れ流す涎だ。
自らの女の部分を自覚させられ、未知の快感を体に叩き込まれたナイチンゲールはその快楽に飲み込まれて堕ちた。ソロモンが成し遂げることが出来なかったその偉業を達成した俺たちの口元には笑みが浮かぶ。
「……良いよ、ナイチンゲール。大好きなナイチンゲールにそう頼まれたら、断れるわけないよ」
「お望み通り抱いてやるぜ、アンタが満足するまできっちりたっぷりとな」
「アンタの体に精液を浴びせてやるよ。中側にも、外側にもな……!」
「はい……よろしく、お願いします……♡」
自分の頼みに許可が下りた事に愉悦を感じながらナイチンゲールが一歩前に、俺たちの傍に近寄る。ドアを潜り、廊下から医務室に入り、俺たちに抱かれるために体を差し出す。
彼女の背後で閉まったドアにロックをかける。もうこれでナイチンゲールは逃げられない。あとは俺たちが満足するまで体を貪られるだけだ。
そして、次にドアが開く時は……彼女が、本来の自分を取り戻した時になるのだろう。俺たちは、彼女に刻まれた淫紋令呪に最後の揺さぶりをかける為に、宴を始めたのであった。
「ぐっ、うぅぅぅぅぅ……♡」
「ああ、良いまんこだ。男慣れしてねぇが、きっちり柔らかく解れてる開発し甲斐のあるまんこだぜ、これは」
「あぁ……おお、きぃ……♡」
壁に押し付けられたナイチンゲールは膣に兄貴の剛直を受け入れていた。真正面から自分を抱きすくめる兄貴とキスをしながら突き入れられる肉棒が子宮を叩く
がくがくと震えるナイチンゲールの脚はその体を支えると言う役目を果たせていない。今、ナイチンゲールを支えているのは抱きしめる兄貴の腕の力と、突き刺さる太い肉棒だけである。
「いっ、あ、あぁ、あぁぁっ♡」
「ここと……ここだな、お前さんの弱点はよ」
「ひっ、いぃぃぃぃぃっ♡」
縦横無尽に膣を突かれ、自らの感じる部分を次々と探り当てられるナイチンゲール。今まで『治療行為』と銘打った性行為は重ねてきたが、こうして女として抱かれるのは初めてなのだろう。自分の体を理解していない彼女に対して兄貴は百戦錬磨の性豪だ、敵うはずが無い。
「すごい……♡ こんな、かんじる、なんて……♡」
「大事なのは大きさよりもテクニックさ、覚えておけよ」
「はぁぁぁぁぁぁぁっ………♡♡♡」
一際深く突き入れられたナイチンゲールの腰が浮く。その腰をがっちりとホールドした兄貴の手の感触に、ナイチンゲールは激しい性交を期待したが……
「え……?」
兄貴は動くことをしなかった。いや、動きはしたのだ。だが、それはナイチンゲールを感じさせる為のものでは無かった。
くるりと反転した兄貴はナイチンゲールのお尻を俺たちに見せる様にして体勢を作る。脚を掴み、彼女の体を自分の腕で支えて肩口から何かを企んでいる笑みを見せる。
「おあずけは、やめて下さい……こんな、生殺しなんて……」
「安心しろよ、そんなつもりはねぇ。ただ、アンタの尻が大好きなマスターと一緒に楽しもうと思ってな」
「っっ……!」
「……分かるだろ? お前から誘わねぇとな」
「……はい」
ナイチンゲールは兄貴に抱えられたまま振り向くと俺の目を見る。そして、空いている両手で自分の尻肉を掴むと、それを左右に広げて中心にある窄まりを俺に見せつける。
ひくひくと蠢くそこは時々期待しているかのようにぽかりと口を広げる。その煽情的な光景に目を奪われている俺に対して、ナイチンゲールは赤い顔をしたまま強請る。
「マスター、あの……嫌でなければの話なのですが……」
「……何、ナイチンゲール?」
「……わ、私のけつまんこにマスターのお恵みを下さい。だらしなく広がるこの穴に、マスターのおちんぽ……おぉぉぉぉぉっ♡」
ナイチンゲールの言葉は途中から獣の様な叫び声に変わった。俺が、彼女のアナルに肉棒を突き入れたからだ
奥へ、もっと奥へと肉棒を押し込めばナイチンゲールの口からは今まで聞いた事の無い声が漏れる。脱力し、肛門性交の快感に酔いしれるナイチンゲールの目を見つめて可愛がってあげる。
「はへぇ……♡ は、へえぇ……♡」
「可愛いよナイチンゲール……そんなに涎を垂れ流しちゃって、けつまんこ穿られるのが気に入ったんだね?」
「お、お……♡ ごり、ごりと……わたしの、うちがわでぇ、あついものが、こすれるぅ……♡ ちつも、あなるも、ふといものが、みっちりつまってる……♡」
「二本刺しが随分と気に入ったみたいだな」
「まだ挿れただけで、動いてもいないのにね」
「あ、あ……♡ そうでした、ここから、さらに、きもちよくっ……♡」
期待に染まるナイチンゲールの声、彼女の二つの穴はぎちぎちと締まり俺たちの肉棒にも快感を与えてくる。
俺は後ろから彼女の豊かな胸を揉みしだきながら耳を舐める。もう、どんな事をしても感じる体へと変えてやろうと言う思いが燃え上がっている。
「マスター、クー・フーリンさん……お二人は、こんな私を見て、幻滅しませんか? 浅ましい女だと、軽蔑しませんか?」
「そんな事あるはずがないだろ? 今のナイチンゲール、すごく可愛いよ」
「いつもは見せない顔のアンタを見れて俺もマスターも嬉しいぜ、軽蔑なんかするもんかよ」
「そう、ですか……それを聞けて、安心しました……」
口を塞ぐようにしてキスを落とす。固くなった乳首をこりこりと弄りながら胸全体を可愛がる。腰を振ってアナルを責めれば、ナイチンゲールの喉の奥からくぐもった叫びが響いてくる。
がむしゃらにナイチンゲールの体を貪る俺に対して兄貴は余裕たっぷりだ、ゆっくりと楽しむ様にして膣内の感じる所を一つ一つあぶり出し、そこを突いて行く。対照的な俺たちの動きだが、同じようにしてナイチンゲールに快感を与えて行く。
「ん~~っ♡ んん~~~っっ♡」
「余裕たっぷりに愛されんのも、がむしゃらに求められんのも悪くないだろ? 何回かこなせばどっちが好みか分かるさ、もっとも、どっちも好きにして見せる自信はあるがね」
「~~~~~~~~っっっ♡♡♡」
ナイチンゲールの体の痙攣が早く、大きくなる。穴の締め付けもきつくなり、俺たちの剛直を千切らんばかりだ。
もう限界が近い事を察した俺は一度唇を離すとアナルを責めることに専念する。
「ナイチンゲール、もうすこし、我慢してっ!」
「はい……♡ 皆さん、全員で……っ」
「気張れよ? 俺たちはそう甘くないからな!」
「ひぐっ♡ はっ、あぁぁぁぁぁ……♡」
交互に響く腰のぶつかり合う音が徐々に激しくなり、一つに重なっていく。息を合わせて最奥を抉り、切なさを煽る様にして同時に引き抜く。多少は意識しているが大半は兄貴の手引きで楽しむ初めての二穴セックスは俺にとっても気持ちが良い。
穴が締まり、体の中で相手の肉棒に擦れる感覚に反応してしまう。挿れている俺がこうなのだから、挿れられている側のナイチンゲールはもっとすごいのだろう。声と表情を蕩けさせながら、それでもナイチンゲールは達することを我慢していた。
「はぎ……っ、くぅ……っ、も、もう……!」
「大丈夫、俺たちも限界だ!」
「射精すよっ! ナイチンゲール!」
「あ、あぁ……♡ やっと、やっと……♡」
待ちわびた瞬間がもうすぐだと理解したナイチンゲールの我慢が解けるのが分かった。同時に兄貴の肉棒が彼女の子宮を押し上げた事も、俺もまた直腸の奥まで自身を潜り込ませたこともだ。
「あ……あぁ……っ」
ぱくぱくと口を開け閉めするナイチンゲールの頭の中は、与えられた快感が大きすぎてそれを理解できない様であった。徐々に、雪が解ける様にしてその大きな快感を理解し始めた時、彼女の体が激しく震え始める。
「ひ、あひ、ひぃっ……♡」
雪崩の様に体を襲う快感に抗えないままナイチンゲールは震え続ける。その震えは体の内側……膣と腸にも起きていた。涙をこぼし、初めての快楽に酔いながら、ナイチンゲールは前後の穴から与えられた快楽に屈し、絶頂の叫びを上げた。
「ひあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♡♡♡ あぁ、あぁぁぁぁぁぁぁっ♡♡♡」
きつく締まる穴とその振動に耐えきれず俺たちも絶頂の唸りと共にナイチンゲールの中に欲望をぶちまける。歯を食いしばり、これでもかと注ぎ込まれたその熱い感触にナイチンゲールの腰が跳ね上がった。
「あ、あ、あついぃ……♡ にえ、たぎるものが、わたしの、なかにぃ……♡」
うわ言を漏らすナイチンゲールから分身を抜き取り、体を反転させる。真正面に来た俺の顔を快楽に溶けた目で見るナイチンゲールに対して兄貴が言う。
「さぁ、二回戦だ。今度は俺がアンタの尻で楽しませて貰うぜ!」
「俺がおまんこだよ、ナイチンゲール」
「い、一度洗って綺麗にしてか……らぁぁぁっ♡」
喋るナイチンゲールの乳首をぎゅっと摘まんであげるとその声は嬌声へと変わる。十分に快楽に飲まれたナイチンゲールに向かって満足げに笑いかけながら俺は囁く。
「……まだまだ、何度だって君を抱くからね。嫌だって叫んでも、疲れたって弱音を吐いても関係無い。俺たちが満足するまで、ナイチンゲールは抱かれ続けるんだよ……!」
「あ、あぁ……♡ そんな、そんな事……っ♡」
おぞましい俺の言葉にナイチンゲールは恐怖の声を上げる。しかし、その表情には期待の色がありありと見える。
彼女の下腹部に刻まれた淫紋令呪がちかちかと輝いているのが見える。この調子で抱き続ければきっと術者が書き換えられるはずだと確信した俺は、ナイチンゲールの膣に己の肉棒を突き入れ………
「………あ、れ?」
不意に、膝から力が抜けた。視界から色が消え去り、灰色の世界がやって来る。指一つ動かせない倦怠感の中で、俺に声をかけるロビンと兄貴の声を遠くに聞きながら思った。
時間切れだと、ナイチンゲールの魂喰いスキルの効果が俺を蝕んだのだと。彼女に長く触れ、あまつさえ射精までしてしまった俺の生命力は限界を迎えた様だ。
あと少しだったのに、もう少しで、ナイチンゲールを救えたのに……灰色から黒へと染まって行く視界が、俺の終わりを告げている。
(ゴメン、皆……ゴメン、ナイチン、ゲー、ル……)
真っ黒に染まった世界の中で、心からの謝罪を想いながら、俺はやって来た死を迎え入れた…………
「いいえ、貴方は死なせません」
力強く響く声が聞こえた瞬間、唇に柔らかい感触が触れた。同時に目の前に紅の光が灯る。それが、俺を抱くナイチンゲールの瞳の色だと気が付いたのは、ぼやけた視界を俺が取り戻してからだった。
「マスター! 良かった!」
「お静かに! ……まだ、応急処置を施したにすぎません。本格的な治療をしなければ遅かれ早かれ命を落とすでしょう」
冷静で的確な、でも、命を思いやる優しさを感じるその声に安堵の息が漏れる。俺の体を支える彼女の瞳を覗き込めば、そこには強い光が灯っていた。
「マスター、私の声が聞こえますね? 今、経口摂取で私の魔力を送り込みましたが体の機能は一割ほどしか戻っていないでしょう。ですから、私の言う事を信じて、その通りにして下さい」
視線で同意の意を示す。それが伝わったか伝わっていないかは分からないが、ナイチンゲールは俺に言い聞かせる様にして指示を下す。
「……ゆっくり、口を開いて……そう、そのまま……閉じてはだめですよ、マスター」
ナイチンゲールは開いた俺の口の中に自分の乳首を入れた。ほんの少しだけ固いそれを口の中に感じながら俺は次の指示を待つ。
「弱くても構いません。それを吸って下さい。落ち着いて、ゆっくりで構いませんから……」
俺は言われた通りナイチンゲールの乳首を吸う。まるで母の乳を吸う赤子の様な俺を、ナイチンゲールは優しく見つめている。
五度、六度と口の中の乳首を吸っていた時だった。何か甘い味が口に広がり、それが喉の奥を流れ落ちて行く。同時に体に力が戻る感覚を覚えた俺は、驚きの目でナイチンゲールを見た。
「……良かった。どうやら吸えた様ですね。それは、皆さんから奪った生命力と魔力を母乳と言う形で放出したものです。摂り過ぎは厳禁ですが、今のマスターにはこれ以上ない薬かと」
「母乳……? な、なんでアンタ、そんなスキルを……?」
「恐らく、ソロモンの支配下にあった時に習得した『魂喰い』のスキルが書き換わったのでしょう。他者の命を奪うスキルから、他者の命を救うスキルへの変換。治療行為にも大いに役立つでしょう」
そっと、ナイチンゲールは自分の下腹部を撫でた。視界の端に映るそれの色は黒から赤へと変わり、マシュたち同様の可愛らしい模様に変わっている。
狂った常識を植え付けられていたナイチンゲールは、ようやくかつての自分自身を取り戻した。命を救う天使としての自分を思い出し、ソロモンの呪縛から解き放たれたのだ。
「あり、がとう……ナイチンゲール……」
たどたどしくお礼の言葉を口にした俺に対してナイチンゲールは優しく微笑む。再び口の中に自分の乳首を入れ、それを吸わせながら、そっと頭を撫でてくれた。
「……お礼を言うのは私の方ですよ、マスター。……死と言う名の病原菌を振りまいていた私を治してくれたのは、貴方たちなんですから」
「……俺たちやカルデアの職員を弱らせていた魂喰いのスキルは消滅した。それは間違いないな?」
「恐らくですがね。こうやってマスターが回復しているのが証拠かと」
暫し後、状況を確認する兄貴たちの中で、俺は未だにナイチンゲールの母乳を飲んでいた。体力的にはだいぶ回復したのだが、ナイチンゲールが口を離すことを許してくれないのだ。
正直、とても恥ずかしい。そう言って逃げようとしたのだが、「私だって恥ずかしいに決まっているでしょう!」の言葉と共に胸に顔を押し付けられて再び授乳コースへとご招待されたのだ。この頑固さは間違いなくかつてのナイチンゲールだ。そう思いながら俺はさっさとこの状況から脱するべく一心不乱に母乳を飲んでいた。
「っっ、くぅ……♡ ほ、放っておいても回復するとはいえ、職員たちの容態が心配です。マスター同様にこれを飲ませないといけません」
「ああ、そうだな。んじゃあ、マスターへの授乳が終わったらそっちに取り組みますか」
「そうですね。と言いたい所なんですが……」
「あ?」
言葉を切ったナイチンゲールは優雅に、淫靡に微笑む。ゾクリと震える様な上品な淫らさを感じるその笑みに俺たちが言葉を失っていると……
「まさか、あそこまで高められ、今も射乳の快感を感じている私がたった一回の性交で満足したとでもお思いですか? まだまだ、体には火が点いたままなのです。このままではいらぬ医療ミスを犯してしまうかもしれません。ですから……」
「たっぷりと、私を抱いてくださいね? 満足するまで、心行くまで私を抱いて、この体を可愛がってくださいね? なにせお三方は私のマスターとなったのですから、その責務は果たして貰いますよ」
かなり積極的にセックスを強請るナイチンゲール、しかし、なんか怖い。
そう言えば、ナイチンゲールは生前は未婚だったはずだ。生まれも上流階級だったはずだから厳しかっただろうし、もしかしたらなのだが、本気のセックスは初めてだったのかもしれない。
「……ご安心をマスター、貴方は病み上がりの身ですから、ちゃんと手加減はしますよ? ちゃ~んと、ね……♡」
妖しく笑うナイチンゲールを見ながら、俺たちはとんでもない化け物に性の悦びを教えてしまったのではないかと戦慄したのであった。
「も、もう無理……起たねぇ……」
「あ、あれで手加減してるとか、化け物かよ……?」
「な、なんか、回復した分吸い取られた気がする……」
そして数時間後、ナイチンゲールとの二回戦を終えた俺たちは一堂にげっそりした顔で栄養剤を飲んでいた。疲れ果てた俺たちはナイチンゲールへの恐れを口にする。
「あれ、サーヴァントだって事を踏まえても驚異的なタフネスだろ、マジで陸軍一人で相手できるんじゃねぇの?」
「しかも今、ぶっ倒れてた職員たちの治療をしてるんだよな? マジで鉄の女だわ……」
「兄貴、ロビン。ナイチンゲールを抱く時は、三人一緒にきちんと準備をしてからにしようね……」
「「異議なし」」
嘆息、そして栄養剤を飲み干す。ようやく疲れが抜けて来た俺たちの前に、ダヴィンチちゃんが姿を現した。
「や~諸君、お疲れ様! ナイチンゲールの新スキルは体力回復に役立ちそうだよ! 私も搾乳機を作って大量に搾り取ってるところだけど、成分分析をするのが楽しみだなぁ!」
「あ、そう……じゃあ、これで一件落着で良いんだよね?」
「俺たち、休むわ……」
今日はもう疲れた。さっさと部屋に戻って休もう。俺たちはダヴィンチちゃんにそう告げて去ろうとしたが………
「あ~……それがちょっと問題があってね……」
「は……? 問題って、なにが……?」
「……随分とお楽しみでしたね、マスター」
俺たちの背中に投げかけられる冷ややかな声、その声に恐る恐る振り向くと、そこには三人の女性が立っていた。
「……ロビン、アンタ、大きなおっぱいに夢中だったじゃない。揉んだり吸ったり挟んで貰ったり……楽しんだかしら?」
「え、エリザベート……!?」
「どうせアタシはパイズリも出来なきゃミルクも出ないおこちゃまおっぱいですよ! ふんだ!」
拗ねるエリちゃん、現在のカルデアに居る女性の中では唯一の貧乳なのでそこは気にしていたのだろう。コンプレックスを刺激された彼女はだいぶご機嫌ななめだ、しかし、それは彼女だけでは無い。
「セタンタよ。お前はあれか? 同じようなクール系美人なら、年若い方が良いと言うか? ん? 私はお前にあんなに可愛い可愛いと言われた事は無いのだがな?」
「ちょっと待てよ! これは仕方がないだろ!?」
「いーや知らん。これはどうやらきっちりと教育しておかねばならぬようだな」
ヤンデレスカサハここに降臨。目のハイライトがイッちゃってるスカサハはマジで怖い。別な意味でR-18確定である。
そして、ここまで来たら俺も覚悟するしかない。今俺の目の前で笑顔を浮かべている女性もまた、二人と同じ様に怒っているのだろうと思いながら、俺は彼女の様子を伺う。
「ま、マシュ、さん? 何か、怒ってませんかね?」
「何を言っているんですか先輩、私は何も怒ってはいませんよ? ですが、そうですねぇ……」
「な、何?」
「……先輩に一から開発して貰った私のお尻が、ナイチンゲールさんのお尻に負けているというのは気になります。ええ、とても気になりますよ。怒ってはいませんがね」
めっちゃ怒ってらっしゃるじゃないですかマシュさん! 笑顔が逆に怖くて仕方が無いですよ!
本来ならばこれは可愛らしいやきもちのはずだ。愛する男に他の女を可愛いと言われたら面白くないと言う事は重々承知している。
しかし、このプレッシャーを放つのは歴戦の英霊たち……円卓の騎士と影の国の女王、龍の血を引く狂気の女帝の三人である。無論、そんな可愛い言葉で終わるはずも無くて……
「……男の人にぶっかけられると胸って大きくなるらしいわよ。早速試してみましょ、ロ・ビ・ン♡」
「お前が私を可愛がってくれないのならば仕方があるまい……代わりに、私がお前を可愛がろう。性的な意味でな」
「せ~んぱい! 先輩が、私のお尻が一番だって思ってくれるまで、使い込んで貰いますから、覚悟してくださいね♡」
有無を言わさぬ迫力、恐怖のおねだり。とてつもない威圧感を放つ彼女たちに今日はもう起ちませんと言う訳にもいかない俺たちは、ただ震えながら頷くしかなかった……
「女ってそういうとこあるよね。こっちにも事情があるってのに聞く耳なしでさぁ……アルテミスもそうだったし、勿論浮気は良くないけど……あ、ごめん。俺の話は今度にしよう。婦長印のおっぱいミルク持ってきたから、これ飲んで元気出そう? なんか死にかけてるよ君たち」
その後、搾りに搾り取られた俺たちはオリオンの持ってきてくれた差し入れで九死に一生を得たのだが、それはまぁ、話さなくても良いだろう。
次回からは幕間を三連発で出す予定です。新年までに一本は投稿したいですね