美しい金色の髪を乱れさせた少女は、寝台の上でその美しい裸体を曝け出していた。小柄な体を腕で隠す様にして必死に覆い、すぐ近くの男性の目に触れぬ様に努力している。と言っても、そんなことをしてもまるで彼女の体は隠せず、男の劣情を煽るだけであった。
今、ソロモンと相対しているこの少女の名は謎のヒロインX……これが本名かと問われれば些か返答に困るのだが、今は納得しておいてほしい。話が前に進まなくなってしまう。
色々とふざけている様に思われるかもしれないが、ヒロインXは間違いなく強力な英霊の一人であった。ステータスのどれをとっても優秀だと言えるであろうし、スキルも強力な物が揃っている。彼女の実力は、非常に高いのだ。であるならば、そんな英霊をソロモンが放っておくはずがない。その高い能力に眼を付けられたヒロインXは、仲間たち同様に彼の魔の手にかかろうとしているのだ。
ソロモンの冷たく、それでいて不快な熱を帯びている視線を向けられたヒロインXは、僅かな恐怖感を感じて歯を食いしばった。ここで退いてはならないと自分を叱責して鋭い視線を彼に向けるも、ソロモンはその抵抗すらも楽しんでいる様子だ。
既にヒロインXはソロモンの性奴隷へと堕ちた仲間の姿を数多く見て来ている。その中には、自分と縁が深い英霊だっていた。そんな彼女たちがソロモンや部下の男たちに媚びを売り、肉棒を強請り、快楽を貪る浅ましい雌に堕ちた姿を見る度、ヒロインXの心には痛みと恐怖感が湧き上がっていた。いつかは自分もこうなってしまうのではないか? 必死に抵抗をするつもりではあったが、一人、また一人と仲間たちが陥落する姿を見ていると耐え切る自身がなくなってしまうことも確かだ。ソロモンに屈服させられ、彼のサーヴァントとして絆を深めたカルデアのマスターに刃を向ける日が来るのでは無いかと不安を感じていたヒロインXは、ついにその一歩目を踏み出すことになる。
負けない、と強く覚悟を固めてソロモンを睨んでも、相手は全く動じていない。ヒロインXをせせら笑う様な眼差しを向け、そんな目をした女など何人も堕として来たとばかりに嘲笑を浮かべたソロモンは、軽く腕を振って魔術を発動した。
「くあぁぁぁっっ!?」
瞬間、ヒロインXの体に火が灯る。物理的な日ではなく、快感を伴う炎――情欲の炎だ。
全身を焦がす様な熱く激しい快楽の炎が突然燃え上がったことに動揺したヒロインXは、その急襲を耐え切れる筈も無かった。びくりと体を跳ね上げ、そのまま寝台に横たわり、荒く呼吸を繰り返して快楽を抑えることに必死になってしまう。
ソロモンは、そんな彼女を見て嗜虐的な笑みを浮かべると、殆ど力の入らないヒロインXの脚を掴んで大きく左右に広げた。
「ああっ!?」
「ふっ……もう準備は万端だな。簡単に感じる女だ、これならば堕ちるのも早いだろうな……!」
発情した体は素直に反応を示し、男を受け入れるための潤滑油をヒロインXの秘所に分泌させている。あまりにも素直な自分の体に苛立ちすら感じた彼女であったが、ソロモンの言葉を否定するべく、心を奮い立たせて反論の言を口にした。
「誰が、貴様の様な奴に服従するか……! こんなもの、なんてことはない!」
「そうか、そうか。なら、こちらも遠慮なくお前を犯せるというものだ。愛撫などまどろっこしいだけだからな、早速本番を始めさせてもらうぞ!」
「っっ!?」
叫び声と共に曝け出されるソロモンの陰茎。太く、雄々しく、何処か禍々しい魔力を感じさせる肉棒を目にしたヒロインXは驚きに眼を見開く。そして、それが今から自分の内部に入って来ようとしていることを思い、身震いした。
官能を高められた体では抵抗も出来ない。ソロモンの成すが儘、彼女は寝台へと押し倒されてしまった。粘り気のある水音が室内に響き、それもまたヒロインXの心を責め立てる。自分の淫らさを暴かれている様な、そんな被虐心に彼女が涙をにじませた時だった。
「くあぁぁぁあぁああぁぁああぁぁぁぁっっ!!??」
胎に感じる重く鈍い感覚。痛みを伴い、快楽も生み出したその強い感覚にヒロインXは堪らず叫び声を上げる。ソロモンが何の前触れも無く、彼女の膣に己が分身を挿入したのだ。
強引に膣をこじ開けられ、強制的に発情させられた体に快楽と痛みを叩き込まれたヒロインXの脳は、その強すぎる感覚を処理することが出来ない。断続的に痛みと快楽が押し寄せ、時折訪れる圧迫感に息を吐く。竜巻の中に巻き込まれ、息も絶え絶えと言った表現が相応しいヒロインXに対し、ソロモンは顔に嘲りの感情を浮かばせつつ語り掛ける。
「どうした? もう何も出来ないか? 随分と良い顔をしているじゃないか、ええ?」
「がっ、あっ……! ぐ、うっ……! こ、んな、ものでは、私は……っ!」
快感と痛み、二つの感覚に精神を嬲られていたヒロインXであったが、ソロモンの罵声を耳にして怒りの感情を再起させた。まだ負けない、一刻も早くこの辛い感覚に慣れて、反撃の時を待つのだと、そう考えたヒロインXの瞳に再び光が灯る。
しかし……その反抗心の復活こそが、ソロモンの望んでいたものだった。自分の掌の上で転がされ続けるヒロインXに妖しい視線を向けたソロモンは、魔術を発動して更なる加虐をヒロインXへと向けた。
「あっっ!? がっっ!? がぁあぁぁぁぁぁっっ!!」
痛みが、圧迫感が、ヒロインXの内部で弾ける。膣内に入り込んだソロモンの肉棒が、文字通り膨れ上がったのだ。
小柄なヒロインXの膣を無理矢理に中から押し広げ、まるで風船に空気を入れるかの様に拡張していく。だがしかし、彼女の膣を広げるのは確かな実態がある肉棒であり、広げられているのは人間の肉体だ。風船であっても要領の限界を超えれば破裂してしまうのに、ソロモンの責めには容赦が見られない。強引に女性の最も大切な器官を押し広げ、破壊してしまうほどの痛みを押し付けている。
「がぁっ! あぁっ! やめ、ろぉおぉおぉぉおっっ!!」
子宮が奥へと押し込まれる。膣口が閉じなくなるまで広げられ、内部もまた痛みを感じるほどに肉棒で圧迫されている。体の外側では無く、内側から感じる初めての痛みに悲鳴を上げ、ヒロインXは体を弓なりにしならせている。
吐き気を伴うほどの圧迫感。巨大な肉の棒に胎を圧される感覚に自然と呼吸が荒くなっていく。女性の象徴たる子宮は亀頭で叩き潰され、今もなおぺしゃんこに叩きのめされている。本当に苦しく、辛い状況……しかし、ヒロインXを追い詰めているのはその辛さでは無い。彼女が真に恐れているのは、この状況でも自分自身が快楽を感じ始めていることだった。
(あ、く、苦しい……っ! なのに、何故か……体の中が、びりびりと痺れて……っ!?)
強靭な体と精神をしているが故に、ヒロインXの女性器は強引な肉棒による拡張行為に慣れてしまった。そして、慣れてしまったが故に発情した体が求めていた男性器の感触に興奮を示していたのだ。体が壊れないギリギリのラインを責め、一見無策とも思える強引な責め苦に意味を持たせたソロモンは、自分の撒いた毒がヒロインXの体に回り始めたことを感じていた。
肉棒を突き入れている性器がじっとりと汗ばみ、潤滑油としての愛液を大量に放ち始めた。それは巨大に膨れ上がった肉棒を受け入れる為の行為であり、ヒロインXの肉体がソロモンに媚び始めていることを意味している。己の体を守る為の生理反応であるそれが、ソロモンの作戦の一つであることは、ヒロインXにとって不幸としか言い様が無かった。
段々と規格外の巨根も慣れ始めた膣と、性交の為の準備を整えた体。そうなればもう、ソロモンの次の行為は決まっている。未だにびくびくと痙攣を繰り返すヒロインXの体を上から抑えつけ、逃げ様の無い状況を作り出し、彼女の目と鼻の先に顔を近づけ……ニヤリと笑ったソロモンは、普段の何倍にも膨れ上がらせた肉棒を彼女の胎内で暴れ回らせ始めた。
「ぎっ! ぎぃいぃっっ!! がはぁあぁあぁぁっっ!!」
引き抜かれ、再び叩き込まれる。ただそれだけの行為がこれほどまでに強い感覚を与えて来る。ソロモンの肉棒はヒロインXの未成熟な体を強引に開発し、快楽を貪れる様にしてしまっていた。
引き抜かれる時は巨大なカリが肉襞をゴリゴリと削り取り、膣内を抉られている感覚に悶えてしまう。性器や子宮を肉棒で引き出されてしまうのではないかと思うその感覚にヒロインXの体はギリギリと軋みを上げる。逆に叩き込まれる時は、圧倒的な圧迫感を前に呼吸すら忘れてしまう。膣口から肉襞を割り裂き、子宮口までを一気に貫く人外の巨根を性知識に乏しいヒロインXが相手取ることは、どう考えても不可能であろう。事実、彼女はソロモンの成すが儘にされてしまっているのだから。
「あぁぁっっ!! うあぁあっっ! んうあぁあぁあぁっっ!!」
リズミカルに動くソロモンの腰と、それに合わせて叩き込まれる圧倒的な感覚――逃れ様も無く、足掻くことも出来ず、ただ受け入れることしか出来ないそれは、拷問の様でありながら悦楽の時でもあった。兎にも角にも、その感覚は圧倒的としか表現出来ず、ソロモンの魔術は脅威的であったのだ。
膣を壊すほどの圧迫感と強烈な苦しみ。段々とその感覚の中から快楽を見出し、それを味わい始めたヒロインXの膣からはぶちゅぶちゅと淫らな水音が響き始めていた。
「あぁっ♡ んあぁっ♡ くあぁぁっっ♡」
「クク……声に艶が乗り始めたな。こんなにも巨大な肉棒を咥え込んで感じているなど、貴様はとんでもない淫売の様だな」
「ち、ちがっ……あうぅぅうぅうっっ♡♡♡」
「クハハハハハハッ! そんなにも膣を滅茶苦茶にされるのがお好みか? この肉棒の大きさは、魔猪や魔獣などのそれと比べても格段に大きく、処女が咥え込めば痛みに涙するはずなのだがなぁ?」
「んひぃいいぃいっっっ♡♡♡ も、やめぇっっ♡♡♡ これいじょ、わたしのからだを、こわさ、な……あぁぁあぁぁあぁっっ♡♡♡」
最奥を突かれながら膣を拡張される。ピストンと同時に肉棒の膨らみは増し、ヒロインXの体を容赦無く改造していく。こんな仕打ちは死にも勝る屈辱だというのに、快感を感じている自分の体が恨めしく恐ろしい。そんな感情も、激しい感覚の揺さぶりに負けて掻き混ぜられて消え去ってしまう。ヒロインXの中に残るのは自分の体を掌握されているという敗北感と、ひたすらに強い快楽だけだ。自分の全てが今、ソロモンに支配されているということだけを強く実感し、彼に与えられる快楽で雌になっているのだ。
「ひぐぅううぅうぅっっ♡♡♡ やめへっ♡♡♡ やめてぇえぇぇっっ♡♡♡ 壊れるっ♡ 私のおまんこ壊れるぅううっっ♡♡♡」
それは容赦の無い拡張行為によるものか、それとも激しい快感によるものか……自身の女性器が普通のそれとはかけ離れたものに変えられて行く恐怖に震えたヒロインXは、ついにソロモンに懇願を始めた。体の内側から女性として最もデリケートな部分を破壊された彼女の心は、もう限界に近かった。目に見えない、内臓器官で感じる初めての拷問にヒロインXは屈したのだ。
一度心がその痛みを認めれば、もはや後は容易い。ドミノ倒しの様に次々と心を支える支柱は倒壊し、無残な抜け殻の精神が残るだけだ。
そうなってしまえば、抵抗など出来る筈も無い。そうなった女を次々と手籠めにして来たソロモンだからこそ、この後の責め方も重々に承知していた。
「ク、クククク……! クハハハハハハハハハッッ!!」
「んぎいぃいいぃいぃいいぃいぃいぃいぃぃいぃいぃっっ♡♡♡」
心が折れ、自分に屈服しかけている女への次の一手は二つに一つだ。一つは、アメとムチを使い分けること。痛みに傷ついた体にほんの少しばかりの優しさを与え、その傷口から温かな感情を染み込ませ、自分に対する感情を好転させる方法。
そして、もう一つは――決して手を抜かず、更に苛烈に女を責めること。もう二度と自分に逆らわぬ様に身の程を教え、抵抗する意思を木っ端微塵に打ち砕く方法。その二択の内、ソロモンが選んだのは後者であった。
肉棒を最大限まで巨大化させ、ヒロインXの膣を限界まで広げる。いかに発情し、体が慣れ始めていようとも、限界ギリギリを攻めるその仕打ちにヒロインXは悲鳴を上げて寝台の上でのた打ち回っていた。
自分の中で何かが裂ける音、千切れる音、砕け散る音が断続的に響く。何がどう壊れているのかは分からない、だが、何かが壊れ続けていることは分かる。このままでは、自分は戻れなくなるということも理解している。しかしヒロインXにはどうすることも無いのだ。
「あがががががががががっっ♡♡♡ んがあぁあぁああぁぁぁあぁぁぁぁぁああぁっっ♡♡♡」
自分が感じているのは痛みなのか? それとも快感なのか? もうそれすらも判断がつかない。ただ壊れる、壊される、何もかも、自分の大切なもの、そうでないもの、自分が自分である証も、自分を構成している思念も、記憶も、感情も、全てがソロモンに破壊される。
怒りを感じることは出来ない。ヒロインXが感じているのは絶対的な恐怖、自分を破壊する雄に対する本能的な恐怖だけが、彼女の壊れつつある精神の奥底に根付き始めていた。
「……これだけでは終わらせんぞ? 腕が丸々挿る様になるまで、貴様の性器を広げてやろう……! もはや人との……いや、このソロモン王以外の男との性交では満足出来ぬ体にしてくれるわ!」
「あ、あぁぁあぁああぁ……っっ♡♡♡ やめ゛っ、でぇえぇっっ♡♡♡ やめでくだざ、いぃ……っ♡ 言うごとききます、がらぁっ♡♡♡ だから、もう、私をこわすの、やめ――ぐあぁああぁぁああぁぁあぁぁっっ♡♡♡ ああぁああぁああぁぁぁぁあっっ♡♡♡」
懇願の言葉など何の意味も為さない。ヒロインXが自分に屈服したことなどとうにソロモンは理解している。そして、自分に屈した女をどう扱おうとも自分の勝手なのだ。
慈悲を与えるのも、更に責め続けるのも、全ては全能の支配者である自分の自由……雌奴隷となった英霊は、ただ自分の与えるものを受け入れるだけで良い。それだけの存在に堕としてやっているのだから。
ヒロインXが壊れようとも何の関係も無い。これは遊びであり、一つの実験だ。
「ああぁあぁあぁぁあぁぁああぁっっ♡♡♡ なんでっ!? なんでぇぇええっっ♡♡♡ こんなひどいのにっ♡♡♡ くるしいのにっっ♡♡♡ なんでわたしはかんじてえぇっっ♡♡♡」
破壊されている、弄ばれている、自分の体はソロモンに支配され、普通の女性とはかけ離れたものにされようとしている……なのに、自分は感じている。この仕打ちを心地良いと感じ、快楽を得ている。ヒロインXがあり得ないとその感情を否定したくとも、膣から溢れる愛液と快感に打ち震える子宮がその思いを打ち砕いてしまう。自分は憎むべき敵に抱かれ、体を自由に扱われているということに感じている卑猥な女だと、巨根によるピストンで思い知らされてしまうことが、何よりも恐ろしい。
早く終わって欲しい……もう何だって良い、この地獄から逃れられるのなら、敵の首魁の精液であろうとも受け入れよう。この甘美な拷問が終わるのなら、自分はどうなっても良い……そう、ヒロインXが考えた瞬間、その願いは叶えられた。
「うぐぅぅっ♡♡♡ うごおおぉおぉおぉおぉおぉおぉおおおぉおおぉぉぉっっっ♡♡♡」
胎の中に大量の精液がぶちまけられ、ヒロインXの小柄な腹部が大きく膨れ上がった。魔術で巨大化された肉棒から射精される精液の量はそれに見合ったものとなっており、ヒロインXは一瞬にして出産間近の妊婦の様になってしまう。
子宮どころか膣を瞬間的に精液で埋め尽くされ、腹が破裂してしまうのではないかと思うほどまで膨れ上がった自分の体を見たヒロインXは、絶望感に打ちひしがれた。ソロモンはそんな彼女に向けてニタリと笑うと、肉棒をゆっくりと引き抜いていく。
「あ、が、があぁっっ♡♡♡」
長く自分を苦しめていた巨根が抜け、栓が無くなったことによってヒロインXの膣から精液が溢れ出す。間欠泉の様に噴き出したそれを茫然と見る彼女の目の前には、ソロモンが魔術によって映し出した膣の様子が浮かび上がっていた。
今日、ここでソロモンに抱かれるまでの間、碌に障ることすらしなかったヒロインXの性器。初々しく、ぴっちりと閉じていたはずのその器官には、もうかつての面影はまるで残っていない。ぱっくりと開き、内部の様子がはっきりと分かってしまうまで拡張された入り口は子供の腕くらいなら飲み込んでしまいそうで、子宮の入り口まで見える膣内の色は使い込まれた娼婦のそれと同じほどにまで黒ずんでしまっている。
たった一回、一回だけの性交だけで……もう、ヒロインXの体は普通のセックスを行えなくなってしまった。このサイズの膣では、人間の男の肉棒を挿入されたとて何も感じないだろう。緩く、広がり切った雌穴を持つ少女へと、彼女は改造されてしまったのだ。
「ひ、どい……! こんな、こんなのっ、わたしのからだじゃ、ないぃ……っ! うっ、うぅっ! うわぁぁぁぁぁ……っっ」
あまりに惨く、残酷な現実に心砕かれたヒロインXは、子供の様に泣きじゃくることしか出来なかった。彼女の心は完全に折れ、砕け散っている。ソロモンに対する憎しみが湧かぬほどに絶望は深く、広がり切った膣穴の中の様に気分は暗い。言葉に出来ぬほどの苦しみにヒロインXは涙を流す。
……しかし、ソロモンの魔の手は、彼女を決して逃しはしなかった。
「何を泣いている? まだ終わりでは無いぞ?」
「ひっ……!?」
声をかけられ、びくりと竦んだ体を反転させられる。うつ伏せになった体を抱えられたヒロインXは、尻の窄まりにソロモンの指が這っている感触を感じて恐怖感を胸に抱いた。
もう終わりだと思っていた。しかし……ソロモンには、そんなつもりはまるでない様だ。その証拠に、彼はヒロインXに向けて酷く冷酷な笑みを浮かべて、絶望的な言葉を口にしたのだから。
「まだ……
「あ、あ、あぁぁぁぁ……!? いやあぁあぁぁああぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」
雌穴だけでは無い、ソロモンは自分の排泄口すらも拡張するつもりなのだ。もはや性交の為では無く、自分の心を完膚なきまでに叩きのめす為だけに、自分の体を破壊しようとしているのだ。
あまりの恐怖感に恐れをなしたヒロインXは這いつくばったまま逃亡を図るも、力の抜けた体でどうこう出来るはずも無い。あっという間に捕まえられ、引き寄せられ、尻肉を掴まれて左右に広げさせられて、アナルを大きく開かされてしまった。
「やめてくださいいっっ! もう、何でも言うことを聞きますからっ! もう私を壊さないでっ! せめてお尻の穴だけは、普通のままでいさせてくださいっ!」
泣きじゃくりながらソロモンに向けて懇願するヒロインXの姿を見て、かつては万夫不動の英雄だったと言われて誰が信じるだろうか? 明るく、勇ましく、強かった彼女の姿はもう欠片も面影が残ってはいない。ここに居るのは、恐怖に怯える哀れな雌奴隷の少女だけだ。
そして、そんな少女には運命に抗う力も意思も残されてはいなかった。願いも虚しく、ヒロインXの尻穴はソロモンの怒張を咥え込み、悲劇が再び始まることを彼女に予感させている。
「……覚悟しろ、貴様の尻穴も限界まで広げてやろう。サーヴァントだから排泄はしないだろうが、これからお前はだらしなく広がり切って閉じなくなった雌穴を二つも抱え込むことになるのだからな。このソロモン王に支配された証を曝け出し、無様な一生を送ると良い!」
「いやっ! いやぁっ! いやだぁあぁぁぁぁぁぁあぁっっ! 誰かっ! 誰か助けてぇぇぇぇぇっっ!」
ソロモンの居城に広がる闇の中へとヒロインXの悲鳴が吸い込まれる。恐怖に怯えたその声が完全に消え去り、虚空が全てを吸い込んだ後……ソロモンは、ヒロインXのアナルに挿入した肉棒に再び魔術を発動し、彼女の腸内で肉棒を巨大化させていく。
「ぎゃあぁあぁぁぁあぁぁぁあぁぁあっっ!!」
括約筋が裂ける感覚、先ほどよりも強い痛みと圧迫感、そして抗い様のない絶望感を腸内で感じ、これから先の自分の人生に希望など一握りも残っていないことを感じ取ったヒロインXの瞳からは光が消えていった。残された悲鳴だけが虚しく響く中、ソロモンは既に陥落した彼女の尻穴拡張を玩具で遊ぶかの様に続け、ヒロインXの肉体と精神を完璧に破壊さしめたのであった。
――よもや、ここから先の話を詳しくする必要は無いだろう。心が折れた雌と雌を支配したい雄、両者が揃った時点でこの先の物語は決まっている。雌は雄の手によって屈服の証をその身に刻まれ、崩壊した精神は雄の手によって彼の都合の良いものへと作り変えられた。こうして、また一人の英霊が雌奴隷に堕ちたのだ。
ソロモンはヒロインXを重用こそしなかったが、遊びも兼ねて彼女の膣と尻穴を延々と拡張し続けた。今では筋肉隆々の男の腕を飲み込んでも余りあるほどの緩さまで拡張されたヒロインXのことを、ソロモンは『自分専用の
そして、第三の特異点で敗北を喫し、また聖杯と女英霊を奪い返された段階になって、ようやくソロモンはこの切り札を切る選択を下す。出立の前、自分に向けて拡張された二つの肉穴を広げるヒロインXに向け、ソロモンは彼女に己が使命を強く意識させた。
「よく聞け、お前の使命はカルデアの内部調査だ。目立たず、まずはカルデアのマスターに不満を持っている英霊を探し出せ」
「はっ……! カルデアのマスターを暗殺することが目的ではないのですね?」
「当然だ! このソロモン王に屈辱を味合わせたあの男は、ただ殺すだけでは生温い! 再び女英霊どもを雌奴隷に堕とし、その光景をじっくりと見せた後で奴らの手で嬲り続けてやる!」
「愚かな雌奴隷どもです。ソロモン様の極太ちんぽを味わっておけば、他の男の軟弱ちんぽに靡く訳も無いのに……その快楽すらも理解出来ないなんて、本当に愚かな奴らですね……」
「……ああ、そうだ。だからこそお前を選んだのだ。お前なら、万が一にもカルデアのマスターに奪われることはあるまい」
ソロモンの言葉に得意げな笑みを見せたヒロインXは、一層大きく雌穴を開いて内部を主へと見せつけた。子宮口も腸の奥までもが見える様になってしまった緩い穴を見せつつ、彼女はソロモンに言葉を返す。
「私の名は『ソロモン様のちんぽケースX』……♡ 私を満足させられるのは、超極太ちんぽを持つソロモン様だけです♡ カルデアのマスターが私を抱こうとも、この緩まんでは奴のしみったれたちんぽで感じることは出来ないのですっ♡」
「その通りだ! ……期待しているぞ!」
「はいっ♡♡♡ ソロモン様、吉報をお待ちください! 必ずや、このちんぽケースXがカルデアを壊滅せしめて見せます!」
そうして、彼女はソロモンから二つの聖杯を受け取ってカルデアにやって来た。一つの聖杯で定期的にソロモンの下に帰還するための通り道を作り、もう一つの聖杯は強大な魔力の反応を隠すために使用した。こうして、彼女はカルデアの内部でスパイとして活動しているのだ。
カルデアで過ごしていたかつての自分の行動を再現し、不審な様子など欠片も見せずに情報収集に専念する。知り得た情報はソロモンに余さず報告し、彼の作戦の手助けとしていた。
今日もまた、ヒロインXはカルデアの中を何くわぬ顔で歩いている。しかし、その仮面の下ではソロモンにかつての仲間たちを差し出すための策略を巡らせ、いつも油断無く敵の弱点を探っているのだ。
(食堂、巡回完了。やはりここは良い。人が集まる分、集められる情報も桁違いだ。人が大勢いれば個人に向ける意識は薄まる。私が怪しまれる危険性はまるでない……!)
かつての自分が行っていたセイバーへの闇討ちを隠れ蓑にしてカルデアの様子を探る。そうすれば、カルデアのマスターに不信な視線を向けている者や、不穏な会話も聞こえて来るというものだ。
ちょうど今、二人の英霊が愚痴を零している。その会話に耳を澄ませ、ヒロインXは彼女たちの心情を察する努力を続けた。
「……今日は騎士王様の所で一晩明かすんですって。第三再臨まで行ったし、最終再臨を狙ってるんじゃない?」
「ふぅん……で? それを私に言って、何の意味があるの?」
「別に、同じ第三再臨組としては思う所はないのかな~、って思っただけよ。アナタ、素直にマスターに抱いてって言え無さそうだしね」
「そう言うアンタこそ、いくら抱いてって言っても子供の遊びだと思われて相手にされてないんじゃない? ビッチも大変ねぇ、まだアンタの姉妹の方がマスターに相手して貰ってるんじゃないかしら?」
「その言葉、アナタにそのままそっくりお返しするわ」
言い争いを続ける二人の雰囲気が荒くなる。食堂の隅で険しい表情を浮かべた二人の英霊は、暫し睨み合った後で無言のままお互いにその場を離れて行った。
そして、その会話を聞いたヒロインXは心の中でしめしめとほくそ笑む。また二人、ソロモンに献上出来そうな雌奴隷候補を発見出来た喜びが表情に出ぬ様、必死に堪えた彼女は、カルデアで次々と噴出し始めている女性英霊たちの不満に胸を高鳴らせた。
(やはり、たった一人で十人以上の英霊の相手を務められるはずが無い……! 相手にされていない者を集中的に責めれば、カルデアは内部崩壊するに違いない!)
また一つ、主に報告すべきことが増えた。急速に勢力を増したカルデアは、その急速さ故に脆くもある。短期間の調査でその事実を掴んだヒロインXは、食事を終えると同時に自身に割り当てられた部屋へと戻って報告書を書きまとめ始めた。
「く、くはは……! ソロモン様、お喜び下さい……! 我々の勝利は、思ったよりも近いかもしれません……!」
渦巻き、光など無い濁った瞳を見せながら、ヒロインXは自分の見聞きしたことを主に伝えるべく、懸命に報告書を制作し続けたのであった。
「……ねえ、私に変な所はなかったかしら?」
「大丈夫よ! 普段のツンケンした態度のままだったし、何よりアイツの様子を見れば、これっぽっちも疑って無いのは丸わかりでしょう?」
「そう? なら良いんだけれど……」
つい先ほどまで喧嘩をしていたはずの二人は、同じベッドの上で親し気に話しながら食堂から持って来たお菓子を摘まんでいた。こうしてのんびりと二人きりで過ごすことになった相手と目で会話して、お互いの意見を共有する。
「……やっぱりアナタは良い娘ね。アナタを妹分に出来て、本当に嬉しいわ……♡」
「私も……貴方みたいなお姉さんが出来てとっても嬉しいわっ♡ 甘えられて、秘密も共有出来るなんて、とっても素敵なことだと思わない?」
くすくすと笑い、抱きしめ合う二人。お互いに、本来の自分から生まれた影の様な存在だと言う部分は一致している。だからこそ、こうして気が合うのかもしれないと思い、二人は蕩けた瞳でこれからの話を始めた。
「そろそろかしら? 動き出すのは……」
「そうでしょうね。もうそろそろ良いんじゃない? 全てはマスターやダヴィンチちゃんにお任せして、私たちは与えられた役目を果たすまでよ」
会話をしながら視線を逸らした二人は、画面の中で一心不乱に何かを書き続けているヒロインXの姿を目にしてふわりと微笑む。何処か母親の様な穏やかな視線を向けながらも、二人の会話はやや物騒だ。
「……本当、可愛い子。自分が騙されてるなんてこれっぽっちも思ってないんでしょうね……」
「あんなにキラキラした目で嘘の情報が満載されてる報告書を書いちゃうなんてバッカみたい……! でも、お陰で色々と楽しそうなことが出来そうだし、大目に見て上げましょうか」
ジャンヌ・オルタとクロエ、二人の浮かべる笑みが急に冷たい物に変わった。悪戯を始める子供の様な、そんなあくどい笑みを浮かべた二人は、再びお菓子を摘まみながら楽しく会話を再開させる。
「さ、その日が来るまで待ちましょう。勿論、警戒は怠らずにね」
「私たちのご主人様……じゃなくって、マスターに危害を加えない様、しっかり見張っておかないとね!」
非常にリラックスした空気の中、このカルデアの中で唯一自分の正体がバレていないと信じ切っているヒロインXの様子に何処か微笑ましい感情を抱きつつ、二人はとある計画が始まるまで間は彼女を見て笑ってあげようと決心し、甘いお菓子の味に頬を蕩けさせたのであった。