スパイとして送り込んだ部下から届けられた映像は、彼女のNTR映像だった。
衝撃的としか言い様の無い出来事に唖然とするソロモンは、同じ様に驚きを隠せない部下や肉奴隷としたサーヴァントたちと共に間抜けな表情を浮かべつつその映像を見ている。ここで映像を切ったり、一度部下たちを解散させるという行動すら、あまりの衝撃ゆえに思いつかなかったのだ。
そんなソロモンたちの様子が目に浮かんでいるとでも言う様に淫靡に笑うジャンヌ・オルタとクロエは、自分たちの下腹部に刻まれた淫紋隷呪を大事そうに摩り、それをカメラの前に見せつけて来た。今まで見た令呪とはまた違うそれにまたしても驚きの感情を浮かべるソロモンの目の前で、彼女たちは攻撃的な口調でその説明を始める。
「ソロモン……アタシたちは、貴方に堕とされて肉奴隷となった。その屈辱はしっかりと心に刻まれているわ。でもね――」
「もう、そんなことはどうだって良いの。だって、私たちは雌奴隷としての本当の幸福を知ったから……貴方が教えてくれなかった快楽と幸福をご主人様に教えて頂いて、真の雌奴隷に堕ちたの。生温い、お遊びの様な陥落じゃない。心の底から屈服し、快楽以外を求めなくなる真の堕落を味わった……その堕落の果てに、雌奴隷とはこんなに幸せなものなんだって知ることが出来たのよ」
「その幸福感が貴方に与えられた屈辱を掻き消してくれた。アタシたちの主人が誰か、しっかりと自覚することが出来たわ。アタシたちは
真紅の令呪を摩り、幸せそうに微笑む二人。誰しもがその姿に見とれ、言葉を失っている。
ソロモンには彼女たちが何を言っているのかはまるで理解出来なかったが、自分が彼女たちに嘲笑われていることだけは理解出来た。自分たちの主はお前では無いと、二人は言っているのだ。
悔しさが、怒りが、心の中に募る。一度は完膚なきまでに叩きのめし、ただの肉便器に堕としたはずの彼女たちに嗤われることは、ソロモンの自尊心を大きく傷つけた。しかし、ソロモンがそんな反応を見せていることすらも見切っているかの様に嗤うジャンヌ・オルタとクロエは、更に彼の怒りを煽りにかかった。
「無様ね……人の気持ちも分からない。作戦も用兵も分からない。その上、おちんぽも惨めだなんて、貴方ってば本当に無様……アタシたちのご主人様に勝てる所が一つも無いじゃない」
「そんなことだから、み~んな貴方に愛想を尽かすの。なんの魅力も無い雄から本物の雄に寝返って、そこで幸福を知って、そうしてあなたが如何に惨めな存在かってことに気が付くの。そうしてどんどん皆から見下されて、メッキが剥がれていくのよ」
ソロモンを嘲笑う二人は、自らの秘所を指で大きく広げて内部を見せつけて来た。ピンク色の美しい膣とそこから止めどなく垂れ続ける大量の愛液をカメラの前に映し出しながら、二人は更なる挑発を口にする。
「雌奴隷サーヴァント1号『ジャンヌ・ダルク・オルタナティブ』は、度重なる快楽調教と隷基再臨によってご主人様専用の雌奴隷サーヴァントとして覚醒しました……♡♡♡ 戦闘能力は0だけど、セックスなら何回でも行えるこの淫乱は、何十回でも何百回でもセックス出来る精剛マスターのご主人様の性欲処理に相応しい雌奴隷に仕上がっています……♡♡♡ たった1回や2回の射精でおちんぽ勃たなくなるどこぞの雄とは格が違うご主人様のため、おまんこびしょびしょにしていつでもセックス出来る様にしてありますわ……♡♡♡」
「雌奴隷サーヴァント2号『クロエ・フォン・アインツベルン』は、徹底的なお預け行為と隷基再臨によって超敏感ボディのロリ奴隷サーヴァントへと仕上がりましたっっ♡♡♡ 歩くだけでイって、声を出してもイって、なにもしてなくてもイキまくるドスケベ小学生サーヴァントの私ですが、常時アクメ状態のおまんこで精一杯ご主人様にご奉仕させて頂きますっっ♡♡♡ 腐れ魔術王の糞雑魚ちんぽとは比べ物にならないご主人様の立派なおちんぽで、クロエのイキっぱなしまんこをずぼずぼしてくださいませっっ♡♡♡」
卑猥に、淫らに、妖艶に……自分たちが誰の雌奴隷であるのか、誰のために存在しているのかを二人は語る。下品な物言いと蕩けた表情は、ソロモンたちが彼女たちを堕とした時と同じ様な光景だ。しかし、その口から飛び出すのはかつての主を馬鹿にした言葉であり、彼女たちのマスターがソロモンではないということを明確に表している。
こうしてはっきりと口にされ、目の前で嘲られ、そして現実を突き付けられたことでようやく理解出来ることがある。彼女たちは
「そして……ここに雌奴隷サーヴァント3号が誕生致します……♡♡♡ 無能が立てた作戦によってカルデアに送り込まれた、元ガバマンサーヴァント。今やその雌穴はご主人様専用の穴となり、どこぞの魔術を使わないと女一人満足させられない馬鹿の手から救い出されました。さあ、ソロモン……貴方たちの目の前で、『謎のヒロインX』がアタシたちの仲間入りをする姿を見せて上げるわ……♡♡♡」
「ひうっっ♡♡♡ あ~~っ♡♡♡ んあぁぁぁあぁぁぁっっ♡♡♡」
未だにショックから立ち直れず、茫然としたまま映像を見つめ続けるソロモンたちの目の前では、更にショッキングな出来事が起こっていた。後ろからカルデアのマスターに抱かれ、その陰茎を膣に咥え込んだ状態で担がれたヒロインXが、甘い嬌声をあげながら姿を現したのだ。
既に彼女の淫紋令呪は赤色に変わっており、彼女もまたカルデアのマスターに奪い返されたことが一目でわかる様になっている。快楽に蕩け、幸福に満ちた彼女の顔を見たソロモンは、不意に湧き上がった怒りを爆発させるかの様に立ち上がると大声で叫んだ。
「この、恥知らずめがっ!! このソロモン王の寵愛を受けながら、敵に寝返るなど……!」
「……ああ、彼女のことを恥知らず~だとか言う奴がいるかもしれないけど、それ思いっきりブーメランだってことに気が付いて頂戴ね。そもそもこの子はアンタの作戦でカルデアに送り込まれた訳だし、そこそこの期間に1回か2回程度抱いただけで大きな顔をしないでよ」
「!?!?!?」
映像越しに自分への反論をクロエに投げかけられたソロモンは、怒りの表情を一変させて不安気に周囲を見回す。もしかしたら、自分の姿を誰かが監視しているのではないかと思ったからだ。感情の起伏が激しく、精神が安定していない彼の様子を部下の男たちや奴隷に堕としたサーヴァントたちが憐れんだ目で見つめている。普段の偉そうな態度に反して、こうして追い込まれたソロモンの姿を見るその眼は、明らかに失望の念が入り混じっていた。
「はい、それじゃあ貴方たちに良いものを見せてあげる。目ん玉開いてよーく見なさいよ? 多分、これから先の一生、こんなに素敵なものは見れないと思うから……♡♡♡」
ジャンヌ・オルタがそう熱を帯びた声で囁けば、彼女の背後に何かが出現した。それは、ヒロインXを模ったオブジェであり、その美術品に見覚えのあるソロモンは目を見開いて映像を見つめ続けていた。
「……これが、アンタたちの主が作り出した芸術品もどき。もどきで良いわよね? こんな酷くて惨いもの、人前に出すことが憚れるレベルの代物よ」
天井から伸びたワイヤーによって吊り下げられたヒロインXの姿を見た女英霊たちは、彼女の悲惨な姿に目を覆った。関節は無理な方向に曲げられているし、細く硬いワイヤーはヒロインXの肉体に食い込んでとても痛そうに見える。何より惨いのは、彼女の開き切ったアナルとヴァギナだ。膣からは子宮が飛び出し、グロテスクと呼ぶ他ない光景を作り出しており、自分がああなったらと想像した女英霊たちは、こぞって不快感に表情を歪めている。
「これ、ヒロインXが実際に受けた扱いよ。彼女の記憶を読み取って、出来る限り精巧に作り上げた模造品……こんなもん、一目見れば駄作だってわかるでしょう? 男どもは、こんな薄気味の悪い体した女を抱きたいと思う? 女英霊たち、自分がモデルになった作品がこんなにグロい奴だったらどう感じるの? ……こんなものを見て喜ぶのは一部のサイコパスだけよ。そう思うでしょ?」
ギリリ、と歯軋りの音が聞こえた。自分のプライドを傷つけられたソロモンが、ジャンヌ・オルタに対して憎しみを募らせているのだ。しかし、そんな彼の周囲では、残念ながら彼女の言葉に同意を示す者たちが心の中で頷きを見せていた。
絶対にソロモンには言えないが、あんな風にはなりたくない。もしくは、あんな女を抱きたくはない。正直な思いを口にする事は無かったものの、誰もが同じ考えを胸に秘めて映像を見つめ続けている。そんな部下たちの想いにも気が付かぬまま、ソロモンもまた怒りながら自分の作品を否定するジャンヌ・オルタの姿を睨み続けていた。
「……まあ、勝負する必要は無いと思ったんだけどね。ご主人様は、貴方と同じ土俵で勝負してくれたみたい。雌奴隷サーヴァント3号の芸術品は、天井から吊り下げるオブジェとして作り上げる。少し時間がかかったけど、ご主人様の作品も完成したみたいだから、早速この場で判定して貰いましょうね」
そう口にしたオルタの背後にもう一つのオブジェが出現する。ガラスケースに入れられたそれは、ソロモンの作品と同じ様に吊り下げられたヒロインXの人形ではあったが、その姿は大きく違っていたのだ。少なくとも、見た範囲だけでも子宮が飛び出してはいないし、雌穴も極端に広げられてはいない。これだけでもう、男たちの中では判定が決まっていた。
「見ての通り、ご主人様はヒロインXの膣と尻穴は緩くしないことにしたの。あんなにグロテスクな体をしてたら可哀想でしょう? でもま、特別なことじゃあないわ。子供でも出来る心遣いよね? 誰だって、あんな女の子の姿を見て喜んだりはしないわよね?」
「関節各部の負担を減らすためにポーズも微調整したわ。吊り下げるためのワイヤーもジルに開発してもらった透明な触手に変更して、その材質もスポンジくらいに柔らかくした。ついでに、全身の負担を軽減するために触手を絡ませる位置も多めにしたの。これでもう、痛みを堪える必要はないわね」
「飛び出してた内臓器官は内部に収まったし、女の子の体にも負担は掛けないし、何より見てて不快にもならないし……アタシたちからしてみれば、もう勝敗は決した様なものなんですけどね。でも、やっぱりそれを決めるのはモデルの彼女じゃないといけないわよね?」
「あぅ……♡ あ、ぁ……っ♡」
愛液を垂れ流し、虚ろな瞳で前を見つめているヒロインXにクロエが一振りの剣を手渡す。そうした後、彼女の耳元で小悪魔の様な囁きを口にした。
「アナタが決めて頂戴。こんな物は駄作だって、そう思う作品をその剣で壊しちゃって良いわよ」
「あ、は……? ふっ、ふ~っ……」
手渡された剣、並ぶ自分のオブジェ、そして二人の雌奴隷へと代わる代わる視線を向けたヒロインXは、その言葉の意味を理解するのに暫しの時間が必要だった様だ。段々と光を取り戻した瞳が覚醒していくにつれ、彼女は自分が何をすべきかを理解していく。
そんな中、映像を見守るソロモンは心の中で叫んでいた。その剣を使い、自分の体ごとカルデアのマスターを貫けと、そう念じてはヒロインXに祈るような視線を送り続ける。しかし、そんな彼の想いなど全く意味をなさないとばかりに前を向いたヒロインXは、手にしていた剣を何の迷いもなく片方の作品に向けて放り投げた。
「っっ……あぁっっ!!」
ぐさりと、剣の切っ先がヒロインXの人形に直撃する。見るも無残な姿である自分の人形の頭を吹き飛ばしたヒロインXは、それでもまだ足りないとばかりに自分の持つ聖剣を出現させるとそれもまた同じ人形へと投げつけた。魔力で強化された二振りの剣は人間の全てを焼却し、この世からソロモンの作品を跡形も無く消滅させる。
「なぁぁぁっっ!! 何をしているっ!? そこまで出来るのなら、何故カルデアのマスターを殺さないっ!? この、無能がっっ!!」
自分の力を開放し、自分自身の人形を破壊したヒロインXに向けて投げかけられる怨嗟の言葉。ソロモンの怒りは際限なく高まるも、映像から響く悲痛な声は彼の叫びよりも強く女英霊たちの心に届いた。
「……辛いんですよ、これを見るの……! 私は弱いから、こんな姿の自分を見るのが耐えられないんです。広がった性器とか、飛び出している子宮を見ていると、膣とお尻の穴を無理矢理拡張された時の痛みと恐怖を思い出して、それで……おえぇっっ!」
ヒロインXは、辛く凄惨な過去を思い出して身震いをし、同時に湧き上がった吐き気に口を押さえる。瞳に浮かぶ涙や体の震え、蒼白になっている顔色が、彼女が本気で恐怖していることを表し、同時にヒロインXの心に刻まれた傷が相当に深いことを思わせた。
恐怖に怯えるヒロインXの膣から肉棒を引き抜いたマスターは、彼女を落ち着かせる様にして体を抱き締めて自分の温もりを伝える。ジャンヌ・オルタとクロエもまた、優しい口調で彼女に語り掛けた。
「大丈夫、大丈夫よ……! ここはもう、安全だからね……!」
「あなたはもう悲しみに嘆くことも、苦しみに喘ぐこともしなくて良いわ。ここでなら、あなたの心の傷もきっと癒えるはずよ」
「あなたはただ享受すれば良い、女としての幸福と甘く蕩ける快楽をね……。ご主人様は、それを与えてくれる。ここには仲間が居て、不安を共に分かち合ってくれる。あなたはもう一人じゃないわ。だから、大丈夫よ」
母の様な、姉の様な慈しみをヒロインXに見せる二人の英霊は、そう言いながら彼女の頬に口付けを落とした。同性からのキスにほんのりと頬を染めるヒロインXに向け、優しい微笑みを見せたジャンヌ・オルタとクロエは、両側から挟み込む様にして彼女の耳元で囁きかける。
「あなたはまだカルデアのことを良く知らないから不安なのよ。アタシたちが色々と詳しく教えてア・ゲ・ル……♡♡♡」
「たっぷり、じっくり、知り尽くしましょう……♡♡♡ そうすれば、あなたもきっと安心するから……」
やや困惑した表情のヒロインXと彼女に顔を寄せるジャンヌ・オルタとクロエ。美しい彼女たちにアップしていったカメラは、唐突に真っ暗な映像を映し出し始める。砂嵐とノイズ、それらが走った後、カメラは先ほどまでとは別の映像を映し出す。新たな映像の舞台は、カルデアの廊下と思わしき場所であった。
「ああ、ジャンヌ・オルタさんにクロエさん。もしかして、例の作戦のための撮影ですか?」
「ええ、そうよ。マシュ、あなたにも協力をお願い出来るかしら?」
「はい! 勿論です!」
どうやら、この映像を撮影しているのはジャンヌ・オルタとクロエの両名の様だ。カメラを手にした彼女たちは、廊下で出くわしたマシュに何らかの協力を求める。それを快く引き受け、マシュはカメラに向かって話し始めた。
「えっと……この映像は、ソロモンに囚われたままの女英霊の皆さんがご覧になっているんですよね? お久しぶりです、マシュ・キリエライトです。今回は少し、お時間を頂いてお話をさせて貰おうと思います」
普段通りの様子で語り始めたマシュは、カメラのレンズを真っすぐに見つめている。それはまるで今、映像を見ている者たちへと真摯に語り掛けている様で、彼女の姿を見る女英霊たちはなぜか胸の痛みを感じていた。
「私も、少し前までは皆さんと同じ様にソロモンに従い、彼の奴隷兼サーヴァントとなっていました。しかし、今はこのカルデアに帰還し、かつてと同じ様に活動することが出来ています。……って、こんなことを話しても意味が無いですよね。もう、皆さんも分かり切っていることですし……」
真面目に語り続けたマシュは、少し困った様に首を傾げた後で咳払いをして場を仕切り直す。そうして、その瞳に薄紫の妖しい光を輝かせながら、この映像を見ている英霊たちが知らない表情を見せつけて彼女は話し始めた。
「……私の淫紋令呪は既に最終再臨を迎えました。これはつまり、先輩が私のことを理解し、大切にしてくれている証に他なりません。だってそうでしょう? 淫紋令呪は、刻まれた者が性的快感を強く感じるほどにその力を引き出す……生半可な扱いでは満足せず、むしろ心の距離を空けてしまう事態を引き起こしてしまいます。そうやって、私はソロモンから先輩のサーヴァントに戻った訳なんですからね……!」
クスクスと、声を殺した笑うマシュ。その彼女の様子は、かつての穢れを知らぬ純粋無垢なマシュからは想像出来ない姿であった。
辛酸を舐め、それが故の女性としての悦びを知ったマシュは、なおも続けてソロモンの元に居る女英霊たちに向けて語り続ける。
「さて、ここでご質問です。皆さんの周りで、淫紋令呪を再臨させた方はいらっしゃいますか? 最終再臨でなくとも構いません。一回でも再臨を確認出来た方……いらっしゃいます?」
その答えはNOであると確信している嘲笑を浮かべたまま、マシュは質問を投げかけた。その笑みを否定出来ぬ女英霊たちは、彼女の視線から目を逸らして悔しそうに押し黙る。カメラの向こうの様子を理解しているのか、マシュは沈黙を貫く女英霊たちに向けた訴えを口にした。
「きっと居ないんでしょう? 誰一人として、声を上げられないんでしょう? ……仕方が無いですよ。皆さんの今の主は、それだけの男だってことなんですから。皆さんが悪いわけじゃありません。悪いのは、皆さんを満足させられない情けない雄なんですよ」
また、マシュが笑う。その嘲笑をかつて自分の処女を奪った男に向けて嗤い続ける。自分が馬鹿にされていることに気が付き、先ほどから感じている怒りの感情を更に強めながらも、あまりの怒りの強さにただ顔を赤くすることしか出来ないソロモンは、マシュを鋭い目つきでずっと睨み続けていた。
「……私たちが堕ちるまで、三か月の時間がありました。つまり、それだけの時間のハンデをソロモンは持っていたということです。……いえ、違いますね。多くの英霊をカルデアから奪い、聖杯も入手し、その活動すらもまともに行えない程の被害を与えたのですから、それ以上に優位な状況を作り出したはずなんです。でも、そこからはどうですか? 私を奪い返されたことを皮切りに次々と英霊の皆さんを失い続け、聖杯も奪われ、ついには仲間たちを切り捨てる作戦を連発する始末……この苦境を一致団結して乗り越えようとしているカルデアに対し、皆さんはいつ自分が切り捨てられるのかとビクビクしながら過ごさなければならないのですから、その境遇には同情を禁じ得ません。加えて……満足する快感を得られていないのですから、使い魔としても女としても、幸福なんか感じていませんよね?」
一つ、また一つとソロモン陣営の穴を突くマシュの言葉に女英霊たちは動揺を隠すことが出来なかった。彼女たちの中には、その言葉を認めたくないとばかりに震えて涙を流す者もいる。だが、そんな彼女たちに現実を認めさせることが、この作戦の第一の目的であった。
「……私は今、幸せです。ソロモンに処女を捧げ、彼の命令のままに大切な人たちを殺そうとしたことをずっと悔やんで来ました。しかし、その苦しみを先輩が和らげてくれた……! 温かく、優しく、私の心を包み込んでくれた先輩のお陰で、私は前より強くなれました」
恋する乙女の様な初々しい微笑みを浮かべ、何の噓偽りのない幸福そうな表情を見せ……マシュは、冷たい視線をソロモンへと送った。思わず底冷えする様なその眼差しに誰もが硬直する中、マシュは強い口調で言葉を紡いでいく。
「先輩は、私にとってとても大切な男性です。だから……何も知らずに彼のことを嘲る人間が居ることをとても腹立たしく感じるんですよ。女一人モノに出来ない、それどころか次々と見放されている雄の癖に、偉そうな口を利かないで貰えますか?」
「ふふふ……! 良いじゃない、マシュ。今のあなた、凄く良い顔してたわ」
ソロモンへの憎悪を剥き出しにしたマシュの眼差しと表情を褒め称えるジャンヌ・オルタの言葉に、彼女は頬を赤らめた。先ほどまでの黒い憎しみを醸し出す表情から一転、普段の彼女に戻ったマシュは改めて話を続ける。
「ソロモン……淫紋令呪の最終再臨を迎えた私は、正真正銘、先輩の女となりました。初めての男だとか、元マスターだとか、そんな下らないことで私にしがみつくのは止めて貰えますか? 私はもう、あなたの情けないちんぽのことなんか完全に忘れ去っていますので」
「ぐっ、うぅっ!!」
ソロモンの額に青筋が浮かぶ。それほどまでに強い怒りを覚えていても、それをマシュに叩き付けることが出来ない現状がその苛立ちを更に募らせていた。そんなソロモンを嘲笑うかの様に演説を続けるマシュは、カメラに向かって自らの想いと現状を伝える。
「私は先輩のサーヴァントです。彼が望むのなら、どんなことだって出来ます。例え、この廊下でばったり出会って『性欲の処理をしろ』と命じられたとして、すぐにお相手出来る準備は整えてあります。その証拠に、ほら……!」
くるりと反転したマシュは、カメラに尻を向けて履いているミニスカートの裾を捲った。露になった可愛らしい下着の臀部、肛門の部分には円形の穴が開いており、彼女の肛門が丸見えになっている。
縦に割れている綺麗なアナル。ぴっちりと締まったそこを指で広げれば、思ったよりも大きく口を開いてくれた。卑猥に蠢き、再び閉じた尻穴はぷっくりと膨れ、僅かに腸液でぬめりとテカりを得て卑猥に光っている。
「呆れた……! アンタ、全部の下着にそんな加工をしてるの?」
「はいっ♡ だって服を脱ぐ時間だって惜しいじゃないですか。スカート捲ればすぐにケツハメセックス出来る様にしておいた方が良いと思いませんか?」
振り向いたマシュはカメラに淫靡な笑みを見せている。随分と淫らに開花した本性をソロモンたちに見せつけながら、彼女は歌う様に言葉を発した。
「いつだって、どこだって、私のお尻は先輩のおちんぽを受け入れる準備は整っています。開発行為から始まり、最終再臨を迎えるまで使いこんで貰えた私のけつまんこ……♡ 先輩専用の扱き穴は、一生涯彼だけの物です♡ 大好きな先輩に気持ち良くなって貰うためならなんだって出来ますっ♡ だって私は、先輩専用
卑猥ながらも愛を感じるマシュの宣言。その言葉と微笑むマシュの姿を映し出したカメラの映像が一瞬途切れる。次の瞬間、カメラが映し出したのは下品に歪むマシュの顔であった。
「んほぉおおぉぉおぉおぉっっ♡♡♡ ほおぉおぉおおぉおおっっ♡♡♡ んっほぉおおぉおおぉぉっっ♡♡♡ おほおぉぉぉおおぉおっっ♡♡♡」
獣の様な野太い叫び。舌は口から飛び出し、涎がだらだらと垂れ流しになっている。白目を剥きそうな勢いで上向きになる瞳は完全に快楽の虜になっており、真っ赤に紅潮している頬がその快楽の強さを表現していた。
カメラが映しているのはマシュの顔と柔らかな胸だけだ。少し膨らんだ彼女の胸の頂点は固く勃起していた。そして、そんな彼女を後ろから抱き締める様にして姿を現したカルデアのマスターは、マシュを振り向かせると舌を絡ませた卑猥なキスを行う。
「んぅぅっ♡♡♡ せんぱ、いぃっ♡♡♡ はおぅっ♡♡♡ んほぉっ♡♡♡」
マシュと唇を重ね、乳首をこりこりと刺激しながら、マスターは己の肉棒を彼女の尻穴へと沈めていく。深く、もっと奥へと叩き込む様に腰を突き入れたカルデアのマスターは、やがて己の男根を全てマシュのアヌスへと押し込んだ。
強い締め付けで彼の分身を締め付けるマシュ。その表情には苦しさは一切なく、ただ快楽と幸福だけを感じている恍惚とした顔をしていた。マスターもまた、何度も味わっているはずの彼女の尻穴が与えてくれる激しい快感に夢中になっている様子で、強くマシュを抱き締めながらぐりぐりと腰を動かし続けている。
「マシュ……! やっぱりマシュのお尻は最高に気持ち良いよ……! 気を抜くとすぐに射精しちゃいそうだ……」
「ふふふっ♡ 当たり前じゃないですか……♡ 私のお尻は先輩専用の扱き穴なんですからっ♡♡♡ もう出すことよりも挿れることの方が多くって、正真正銘のお尻まんこになっちゃってるんですよ♡♡♡ 先輩のザーメンをたっぷりとお尻の中に注がれる時の快感と言ったら、お尻の穴で孕んじゃうって思うくらいなんですから……♡♡♡」
「ぐ、うっ!! 凄い、締め付けだ……! でも、お尻のふわふわ感が堪らないよ……っ!」
「先輩のおちんぽも、鋼鉄の様に硬くて、燃えているみたいに熱くって……♡♡♡ ああ、ただハメられてるだけでイキっぱなしになってるっ♡♡♡ これからが本番で、この凶悪ちんぽに激しくお尻の穴をほじほじされるのに、もうイっちゃってる……♡♡♡ ああっ♡ ダメっ♡ ダメダメっ♡ もう我慢出来ませんっ♡♡♡ 先輩、今すぐ私のけつまんこを本気ピストンで可愛がってくださいっっ♡♡♡」
「っっ!! ああっ、わかったっ!! 遠慮しないぞっ、マシュっ!!」
お互いを求め合う様に会話したマシュとマスターは、その抑えきれぬ興奮のままに性交を開始した。強く、全力の力でマシュの躰を抱き締めるマスターは、腰を引いて巨大な陰茎をぎりぎりまで彼女の尻穴から抜いていく。そして、亀頭が肛門に引っかかるほどまで引き抜いた所で、思い切り腰を突き出して肉棒を再び尻穴へと叩き込んだ。
「ほおぉおおぉおぉおおぉおぉおおぉおぉおおぉおおぉおおぉぉおぉっっ♡♡♡ ぎ、たあぁあぁぁああぁあぁぁあぁあぁぁあっっ♡♡♡ んほへおぉおおぉおぉおぉおおおぉおおぉっっ♡♡♡」
尻穴を穿孔するドリルの様な肉棒。強く、深く、そして激しく……マシュの大好きなスポットを狙って繰り出されるピストンは、彼女を容易に尻穴絶頂へと導く。しかし、ただ一発でピストンが終わるわけもない。未だに絶頂の余韻に浸るマシュは、次いで繰り出される一撃の準備となる引き抜きによって排泄感を伴う強い快楽を味わうこととなった。
「んほぉおぉぉぉぉおぉぉぉおぉぉ……っ♡♡♡ おちんぽ、ぬけてましゅぅ……♡♡♡ またくるっ♡♡♡ きょうれつピストンくるっ♡♡♡ おしりきもちよくってイキつづけてしまいますぅ……っっ♡♡♡」
きゅぅぅ、と強く肉棒を締め付けるアナルの感触に快感を味わいつつも、マスターは再び肉棒をマシュの最奥まで叩き込んだ。激しいピストンに喘ぎ、大きく仰け反ったマシュの口からは咆哮にも近しい声が上がるも、今度は小休止も無く尻穴を穿ち始めた肉棒によって、更なる快感の深みへとマシュは導かれてしまう。
「んおぉおおぉおおぉおぉおぉおおおぉぉっっ♡♡♡ ほっっっ♡♡♡ ほぉおおぉぉおぉぉおぉおぉおぉおぉおお……っ♡♡♡ んほへぇぇぇぇぇええぇっっ♡♡♡ ほっ、ほっ、ほほぉおぉっっ♡♡♡ おっほおぉおぉおぉおぉおぉおおぉおおぉぉおっっ♡♡♡ お゛お゛お゛お゛お゛お゛っっ♡♡♡ んほぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……♡♡♡ ほふぅうぅうんっっ♡♡♡ ほほほほぉほおぉおぉおおぉぉおぉっっ♡♡♡ お゛お゛お゛お゛お゛お゛ぉぉんっっ♡♡♡ お゛お゛んっっっ♡♡♡ んおぉおおぉおぉおおぉおお゛お゛お゛お゛お゛お゛っっ♡♡♡」
嬌声と呼ぶにはあまりにも下品で、野獣の様なマシュの雄叫び。腰と尻肉がぶつかる時に響く大きな音。迸る汗がマシュとマスターの体を光らせ、映像だというのにも関わらず性の臭いが感じられる錯覚まで覚えてしまう。それほどまでに二人のセックスは激しく、見る者の興奮を煽るものであった。
あのマシュが、狂った様に喘いでいる。獣の様に叫び、尻穴を穿られ、下品なアクメ面を恥ずかし気も無くカメラの前で晒している。映像を見ている女英霊たちは、自分たちの股座が愛液で濡れ、肛門がきゅんきゅんと疼き始めていることを感じて頬を赤く染めていた。
マシュの尻穴を徹底的に耕すマスターは、それに加えて彼女の胸と唇までもを責め始める。マシュに拒否権などある訳も無く、彼の更なる愛撫を受け入れるマシュの表情には、明らかな悦びの色が浮かび上がっていた。
「んじゅっ♡♡♡ ふぅううっっ♡♡♡ んほぉおっ♡♡♡ ほおぉおっ♡♡♡ あぁあぁあぁあぁぁっっ♡♡♡ んふぅうぅううぅっっ♡♡♡ ほっ、ほっ、ほっっ♡♡♡ ほほぉおぉおぉおぉおぉぉおおおぉっっ♡♡♡ イグっ♡♡♡ あぁっっ♡♡♡ ケツアクメきめっ♡♡♡ んほぉおおぉおぉおぉおっっ♡♡♡ お゛お゛お゛お゛お゛お゛っっ♡♡♡ はずかし、こえ、とまらにゃっ♡♡♡ ほひぃいぃいいぃぃいぃっっ♡♡♡ もっ、らめれすっ♡♡♡ なにもかんがえられ、な、んひぃいいぃぃいぃいぃいぃぃぃいぃいぃぃっっ♡♡♡」
二人がセックスを始めて10分ほど経った頃だろうか、ついにマシュの瞳から理性の灯火が消え、代わりに本能の炎が燃え盛り始めた。快楽を求める心だけで尻を振り始めたマシュは、マスターの腰の動きに合わせて共に快感を貪り始める。
柔らかな尻の中心、そこにある排泄口で繋がり合って快楽を分かち合う二人。アナルセックスの快感に酔うマシュは、舌を垂らして犬の様な顔になりながら喘ぎ声を上げている。そして、その全てをカメラに収録させていた。
「おぉおぉおぉおぉおぉおぉおぉおぉおぉおおぉぉおぉおおぉぉっっ♡♡♡♡♡ んおおおぉおぉおぉおおぉおぉおおぉおぉおおぉおぉおおぉおおぉっっ♡♡♡♡♡」
手首を掴まれ、手綱の様に操られる。揺れる尻も完璧にコントロールされ、セックスの主導権を握られる。今のマシュは只の人間であるはずのカルデアのマスターの技術に屈服し、ただ喘ぐことしか出来ていない。
ゆさゆさと前後に揺れる胸。下品にも程がある表情。じょろじょろと音を立てて行われる失禁アクメ。その全てが、マシュの感じている快感が尋常ではない強さであることを証明していた。
「おっっ♡♡♡ おぉっっ♡♡♡ んおぉぉっっ♡♡♡ おっほおぉおぉおぉおおぉおぉおぉおっっ♡♡♡ んごぉおおぉぉおおぉおぉおおおぉおおぉっっ♡♡♡」
段々と早くなるマスターの腰の動きは、彼の限界が近いことを表しているのだろう。マシュはもうとっくにその限界を乗り越え、尻穴でイキ続けるトランス状態にまで陥っているのだが、その表情には期待の色がはっきりと浮かんでいた。何より楽しみな瞬間がやって来るのだと、その悦びに満ち溢れた表情を浮かべ、口元を歪ませて笑みを作り、尻の穴を更にキツく締め付けて肉棒を刺激し、そして――
「ぐっっ!! マシュっっ!
「あ、おっ♡ んおおぉおおぉぉおおぉおぉぉおぉおぉおお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ぉおぉおぉおっっ♡♡♡♡♡ おっっっっ♡♡♡♡♡」
その瞬間、マシュの躰は大きく仰け反った。弾かれる様に、という表現を扱うに相応しい反応を見せたマシュの躰は暫し硬直していたが、やがて脱力してゆっくりとカメラの前に顔が戻って来る。再びレンズに映し出された彼女の表情は、前にも増して卑猥になっており、射精の快感によって完璧に蕩け切ってしまっていた。
「ほ~~っ♡♡♡ おほ~~っっ♡♡♡ ほっ、ひぃ……っ♡♡♡ んほぉぉっ……♡♡♡」
「あぁ……! まだ、射精るっ!! マシュのお尻、気持ち良過ぎて射精が止まらないっっ!」
「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……っっ♡♡♡ おぉぉっっ♡♡♡ おぉぉぉぉおぉんっっ♡♡♡」
大量の精液を注がれたマシュの腹は軽く膨れ上がっていた。一回の射精で女の腹を膨らませるカルデアのマスターの射精量に驚くソロモンたちの目の前で、マシュとマスターは再び舌を絡ませた口付けを行う。
思いっきり卑猥に、途轍もなく淫らに……お互いの愛を確かめる様な熱いディープキスは長い時間続けられ、舌と舌の間に唾液で出来た橋を作り出してからようやく終わった。そうして、マスターは腰を引いて自分の陰茎をゆっくりとマシュの尻穴から引き抜き、この激しい性交を終わりにする……ことは無い。
「先輩のおちんぽ、まだまだガチガチじゃないですか……♡♡♡ たった一回で満足するわけ無いですよね? むしろ、ここからが本番なんですもんね♡♡♡」
「ああ……! 抜かずの二回戦、良いかな?」
「二回戦だけで良いんですか? 先輩がお望みなら、五回戦でも十回戦でもお好きなだけお相手しまうすよ♡♡♡ 言ったでしょう? 私は、先輩専用の肛門英霊なんだって……♡♡♡」
三回目のキス。潤んだ瞳で見つめ合い、お互いの気持ちを伝えあう二人。そうして、途中まで引き抜いた肉棒を再びマシュの尻穴深くまで叩き込んだマスターは、そのまま二度目の射精に向けて激しく腰を振り続けた。
あれだけのセックスを行い、大量の精液を放ち、濃厚な情事を見せつけたというのに、彼はまだ満足しないのか? どこか化物じみた性欲を見せるカルデアのマスターに見る者たちは恐怖を感じつつあったが、そんな彼らの耳にジャンヌ・オルタの声が響く。
「……言っておくけどこれ、まだ一人目ですからね? まだまだ沢山の女英霊たちのセックスを見せてあげるんだから、驚くには早すぎるわよ? アタシたちがどれだけ幸せで、マスターがどれほどまでに成長したのか……それをじっくりたっぷり見せつけてあげるわ。感謝しなさいよ、元マスターのソロモン様……!」
せせら笑う様なジャンヌ・オルタの声を耳にしたソロモン達は、自分たちの背中に何か冷たいものが伝う様な恐怖感を感じ、身を強張らせた。