※この作品はR-18です。

カルデア女英霊奪還作戦   作:野比のび太

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カルデアからのビデオレター 3

 

 たわわな胸が揺れる。乳首から白濁液が噴き出す。横向きに寝転んだ体勢で片脚を抱かれ、まるで犬の排泄時の様な格好をしながら、アルトリアはマスターとの性交に耽っていた。

 彼の腰がアルトリアの内部へと突き入れられれば、くぐもった叫びと共に彼女の背中がぐんと仰け反る。胸の谷間に刻まれている淫紋令呪もまた煌々と輝き、射乳の勢いもまた絶頂時の潮噴きの如く激しいものだ。アルトリアの表情は完全に蕩け、性欲と射乳の快感に酔いしれていることがわかった。

 

「ん、お、おぐぅっ♡♡♡ マスターのおちんぽっ♡ おくまではいってぇっっ♡♡♡ しきゅうがぁっ♡ たたきのめされてっっ♡ ふあぁあぁぁうっっ♡♡♡」

 

 ぐりぐりと亀頭を子宮口へと押し付けられる感触に喘ぎ、潮噴きと射乳を同時に行うアルトリア。カクカクと情けなく腰を震わせる彼女の太腿を柔らかく抱きしめ、その脚へと頬擦りしながら、マスターは熱を帯びた声で囁く。

 

「アルトリアの太腿、ムチムチで柔らかい……! 俺、この体位好きだよ。いっぱいミルクを射乳するおっぱいも、可愛く光る谷間の淫紋令呪も、えっちなアルトリアの表情も全部いっぺんに見られるからさ……!」

 

「あ、あぁ……♡ マスターの性槍、凄く硬くなって……♡ まるで岩……ううん、鋼鉄の様です……♡」

 

「そりゃあ、凄く興奮してるもの! アルトリアを抱いてるんだ、当然のことでしょう?」

 

「……♡♡♡」

 

 さも当然とばかりに自分を褒め称えるマスターの言葉に頬を赤らめたアルトリアは、彼の求めに従って唇を重ね合わせた。ねっとりと舌を絡ませるいやらしいキスを行えば、2人の間には互いの涎で形成された銀色の橋がかかる。重力に従って口の中に落ちて来るそれを喜んで受け止めたアルトリアは、まるで高級なワインをテイスティングする様に舌の上でマスターの唾液を転がした後で喉を鳴らして嚥下した。

 

「大変、おいしゅうございました……♡ 濃厚な魔力のお陰で、私のおっぱいがミルクでぱんぱんになっています……マスター、どうかいやらしく膨らんだ淫乱騎士王のエロ乳から、おっぱいミルクを噴き出させて下さい……♡♡♡」

 

「ああ、うん。わかったよ……!」

 

 敢えていやらしい言葉を使い、マスターの興奮を煽るアルトリア。瞳に浮かぶ光には淫らな色が映り、彼を見る視線には期待と熱が籠っている。

 尻を揺らし、張っている胸を見せつけ、舌なめずりをする。性感のスイッチが入ってしまったアルトリアの姿に息を飲むマスターは、普段の凛々しさとは打って変わって女としての表情を見せる彼女の体へと覆い被さる様にして体勢を移行した。

 

「うっっ♡ くぅうっっ♡ あっ♡ あぁぁぁっっ♡」

 

 マスターの体重を全て体で受け止め、乳房を枕代わりにして彼の頭を乗せる。光る淫紋令呪を目の当たりにされるアルトリアは、それがどれだけ自分が興奮しているかを示す指針になることを知っているが故に羞恥心を抱く。

 先ほどよりもマスターと密着しているせいか、彼女の体と心はときめきが止まらないでいる。その喜びに合わせ、淫紋令呪もまた輝きを増してマスターの目の前で輝いている。

 はしたない女だと思われても仕方がないほどの点滅を見せる淫紋令呪に僅かな憎らしさを抱くアルトリアであったが、マスターが胸の谷間を指先で撫でた時にはそんな思いは吹き飛んでいた。

 

「嬉しいよ、ちゃんと気持ち良くなってくれてるんだね、アルトリア……!」

 

「なにを言うのです、マスター。私が貴方との交わりで感じないことなどあり得ません。回を増すごとに快感は強くなり、霊基は淫らに成長し……今では母乳が噴き出る体に変貌してしまいました。貪れる快感も最初の頃とは比になりません。どれもこれもすべて、貴方の手による変化なのですよ……♡♡♡」

 

「あぁ……! アルトリアの柔らかくて何処までも沈んでしまえそうな体……! 普段の精悍さが嘘みたいな可愛い鳴き声! 噴き出すミルクの甘い匂いと粘っこくて濃いその味! 何よりとろとろで凄くエッチな表情……! 手も、耳も鼻も舌も目もっ! アルトリアのことを感じたいって夢中になってる! アルトリア! アルトリア……っ!」

 

「は、あぁぁ……♡♡♡ マスター、そんなにがっつかないで……♡♡♡ 私は何処にも行きません、貴方のお傍に在り続けます……♡♡♡ どうぞ焦ることなく、好きなだけこの体を抱き締めて下さいね……♡♡♡」

 

 穏やかで、優しくて、そして暖かな笑み。まるで聖母の様な表情を浮かべ、劣情を催すマスターを抱き締めるアルトリアは、幸福に満ちた女の顔をしていた。

 肉便器でもなく、性奴隷でもなく、ただの戦力でもない。一人の女として、その心と体を求められる幸せを知った彼女は、腕の中の青年の頭をそっと撫でては微笑みを湛えた表情で頷いている。女として愛される喜びと愛する喜びを味わうアルトリアの姿は、それを見る者たちの憧憬の的となっていた。

 男たちはマスターのことを羨ましいと思った。美しい女神の様なアルトリアに優しく抱き締められ、天上の快楽を味わえる彼のことを妬ましく思っていた。しかして、彼らの中には誰一人としてそれを味わう権利は最初は自分たちの手の内にあったことを悟る者はいない。

 女性たちはマスターではなく、彼を抱くアルトリアの方を羨ましいと思っていた。特に、彼女と同じアルトリア・ペンドラゴンの名を持つ女性たちは、自分と彼女の姿を重ね合わせて愕然としていた。

 自分たちと一緒に尻を並べ、男たちに犯されている時は、彼女はあんな顔をしていなかった。満ち足りて、幸福で、温かで……あんな綺麗な笑顔を見せた事など無かった。かつての彼女は、今の自分たちと同様に狂った笑みを浮かべていたのに、それなのに――

 

 何が違うのだろうか? 男に抱かれ、体を開発され、より淫らになって、それはアルトリアも自分たちも何も変わらないはずなのに、どうして彼女はあれほどまでに幸せそうなのだろうか? 剣士(セイバー)槍兵(ランサー)も、反転した彼女たちも、そしてリリィすらもその疑問に考えを巡らせては出ない答えにやきもきしていた。

 だが……本当は、彼女たちは気が付いていたのかもしれない。淫紋令呪による思考の阻害効果が働いていたのか、それとも無条件なソロモンへの崇拝がその答えを頭の中に思い浮かばせることを防いでいただけで、心の中ではもうその理由を理解していたのだろう。

 とても単純なことだ。ランサーの彼女(あのアルトリア)が幸福なのではない。()()()()()()()なだけなのだ。

 認め、敬愛し、心を掴まれた男性に愛される喜びは、女ならば誰でも味わう権利がある。愛する喜びも愛される喜びも、本来は当たり前に得られるものなのだ。男として振舞っていたアルトリアたちには、生前にはそれを楽しむ機会はなかった。今、英霊として召喚され、マスターに愛されたからこそ、女としての幸せを実感出来ているのだ。

 答えは至極単純だった。ソロモンも他の男たちも、自分たちを愛してはくれない。初めて知った性交の快感は脳を蕩かすほどのものであったが、それ以上の幸福と快楽があることを知った今では物足りなく感じてしまうだろう。

 また一つ、女英霊たちの心に楔が打ち込まれた。アルトリア・ペンドラゴンたちは全員、別の道を辿った自分自身の艶やかな姿に腰を抜かして失禁している。彼女たちの瞳には、羨望と共に絶望の感情が浮かび上がっていた。

 

「はぁっ♡ くあぁぁっ♡ はぁんっ♡ あぁぁ……っ♡」

 

 腰を打ち付けられる度、アルトリアの胸が大きく揺れる。先端の突起は大きく勃起し、凄まじい勢いで太い母乳を噴き出していた。

 指と指を絡め、体と唇を重ね、愛し合うマスターとアルトリア……男と女の愛の営みは、激しくも穏やかな幸福さに満ちている。

 柔らかいアルトリアの乳房に吸い付き、もう片方をわっしと掴んだマスターは、最大の弱点であるそこを丹念に責め上げた。もっと多く、もっと激しく、彼女の愛の証たる母乳を噴き出させるべく、持てる限りの技術を用いてアルトリアに快楽を与えるマスター。その動きに合わせ、仰け反る様にして叫んだアルトリアの乳首からは、一層激しさを増して射乳が行われる様になっていた。

 

「あぁあぁぁあぁぁぁあぁっっ♡♡♡ んあぁあぁあぁあぁぁっっ♡♡♡ これ、以上はっ♡ ダメですっ♡ おっぱいが、おかしくなってぇ……っ♡」

 

「アルトリアのミルク、美味しい……! もっと飲ませて、アルトリア……!」

 

「はあぁぁあぁぁぁあぁんっ♡♡♡ マスターっ♡♡♡ そんなに、強く吸い付いてはっ♡♡♡ くあぁあぁぁぁあぁっ♡♡♡ あっ♡ はぁぁあぁっ♡♡♡ もうダメっ♡ ミルク、とまらなくなってぇ……っ♡♡♡」

 

 魔力と活力の結晶であるアルトリアの母乳は、飲む者の体力を回復させる効果がある。その味に飽きることなど考えられず、吸えば吸う程に口の中に流れ込んで来るそれを延々と飲み続けて力を付けるマスターのピストンは、体力の回復に比例して激しくなっていた。

 そうなると当然、アルトリアの感じる快感も強まる。射乳の勢いも更に増し、マスターの体力回復も比例して早まる。つまりは、こうしている以上は体力の限界は来ず、全力の性交をいつまでも続けられるということだ。

 両方の乳首を重ねてマスターの口の中に放り込まれたアルトリアは、膣を抉られる快感と射乳の快感に意識を混濁させていた。淫紋令呪の精神強化が無ければ、とっくに失神していただろう。

 より強い快感を求め、激しい快楽を味わうことを望む彼女の霊基は、その期待以上の幸福を与えてくれるマスターのセックスを存分に楽しんでいる。意識を失うことなど勿体無いとばかりにアルトリアを覚醒させ、一秒たりともその体に快楽を感じない瞬間が無い様に神経を過敏に反応させていた。

 

「あひっ♡♡♡ あひぃんっ♡♡♡ ふひぃいいぃっ♡♡♡ あっひぃいぃいぃいぃぃいっ♡♡♡」

 

 性交の快楽を味わうアルトリアの脳裏には、自分の放った母乳がマスターの体内で活力となるまでのイメージが浮かび上がっていた。自分が、彼に力を与えているという喜びに打ち震え、彼が与えてくれる快感に体を痙攣させ、ずぶずぶと快楽の沼に全身を沈ませながら、彼女はあられもない姿をさらして喘ぎ続ける。

 涙を流し、舌を垂らし、涎で顔をぐちゃぐちゃに汚し……それでも、彼女は満ち足りた幸福な表情をしていた。少なくとも、ソロモンに捕らえられている英霊たちが羨むほどにはだ。

 その表情のまま、アルトリアの体が大きく跳ねる。背を逸らし、首を仰け反らせ、マスターと繋がり合う部分に思い切り力を込めて、彼女は大きな嬌声を上げつつ、達した。

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっ♡♡♡ んっはあぁあぁああぁぁあぁああぁぁっっ♡♡♡」

 

「ぐっっ! うおぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!!」

 

 アルトリアの絶頂と同時に、マスターも己の滾りを彼女の子宮へとぶちまけた。熱い精液がアルトリアの胎内を満たし、魔力を充填させ、霊基中をそれが駆け巡る。そうなれば、アルトリアの豊かな乳房ははち切れんばかりの張りと膨らみを再びマスターの眼前で取り戻してみせた。

 

「あ、あ……♡ マスターの魔力で、またエロミルクが一杯になってしまいました……♡ おっぱいが張って、辛いです……♡」

 

 じわじわと、アルトリアの乳首からは収まり切らなかった魔力が母乳となって溢れ出ている。その光景は非常に官能的で、息を荒くするアルトリアの姿と合わせれば、男が滾り狂うのも当然の物だ。

 再び、マスターの手がアルトリアの乳房を掴む。ぱんぱんに膨らんだそれを揉み解し、内部の母乳を吐き出させる様に愛撫する。

 そうすれば、まるで水鉄砲の様な勢いで白い液体がアルトリアの乳首から噴射され、彼女の口からは獣の様な喘ぎ声が飛び出して来た。

 

「お゛お゛お゛おんっ♡♡♡ お、おぉ……っ♡♡♡」

 

 脳内でスパークする快感の信号に言葉を失い、ただただマスターの手で搾乳され続けるアルトリア。野太く、淫らな嬌声を上げながらも蕩け満ち足りた表情を浮かべる彼女の姿がカメラに大写しになり、段々とフェードアウトしていく。

 

「は、はひ……♡ まひゅたぁ♡ いくらでも、わたしのミルク、のんで、ください……♡ あいして、います……♡ あなたを、あいして……♡」

 

 画面がブラックアウトする寸前に聞こえて来たのは、そんなアルトリアの素直な愛の言葉であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 再び画面が明るく照らし出されると、そこにはカルデアのトレーニングルームの光景が映し出されていた。サーヴァント同士の手合わせにも十分耐えうるだけの耐久性を誇る部屋の中では、モードレッドとカエサルが互いに剣を打ち合わせている。

 実践形式の訓練というよりかは本物の決闘の様だ。使っている武器が訓練用の模擬刀であることを除けば、互いに全力を出して剣を振るっている。通常ならばモードレッドの完勝なのであろうが、未だに万全と言い難い彼女は、カエサルの虚実組み合わせた剣技に翻弄されつつ、必死になってそれに喰らい付いていた。

 

「くっ! このぉっ!!」

 

 鈍重な見た目に反して華麗な剣捌きを見せるカエサル。そんな彼が見せた一瞬の隙を見逃さず、モードレッドは渾身の突きを繰り出す。鋭く早いその一撃は、見事にカエサルの出っ張った腹を貫く……かと思われた。

 

「!?!?!?」

 

 が、しかし、剣の切っ先が体に触れる寸前、カエサルは意外なほどの俊敏さを見せてモードレッドの刺突攻撃を回避した。そのまま回転の勢いを乗せた横薙ぎの一撃を繰り出し、カウンター気味に彼女の首元を切りつける。

 攻撃に全神経を注いでいたモードレッドはその攻撃を防ぐことは敵わず。自分の首元でぴたりと動きを止めた剣を見つめることしか出来なかった。実戦であれば、首を切り落とされていたということを理解するモードレッドは、憮然としながらも潔く負けを認めて剣を放り投げる。

 

「クソッ、このデブにも勝てねえのかよ……!」

 

「いや、いい勝負だった。それにこれはお互いに宝具やスキルは抜きの勝負だ。実際の戦いでは、また違った結果が出るだろう」

 

「あったりまえだ! オレが本気で戦ったら、負ける訳がないだろうがよ!」

 

 汗を拭い、怒り顔のまま吼えるモードレッド。そんな彼女にカメラが近づいて行く。カエサルとモードレッドも自分たちが撮影されていることと、仲間たちが差し入れを持ってきてくれたことに気が付き、彼女たちへと挨拶をして来た。

 

「お疲れ様です、カエサル様。勇猛なお姿、この目に焼き付けさせて頂きましたわ」

 

「ははは! どうやら、想い人に良い所を見せられた様だ。手合わせに感謝させてもらおう、円卓の騎士よ」

 

「ケッ! これ見よがしにイチャつきやがって……」

 

 カエサルにタオルと飲み物を手渡し、熱い視線を注ぐクレオパトラ。そんな彼女の愛に応えるカエサルの姿を見て、モードレッドはしかめっ面のまま呟いた。どうやら、負けたことが相当後を引いている様であり、しかも自分がカップルがいちゃつくダシにされたとあれば、それを面白く思わなくても仕方が無いだろう。

 ぶーぶー文句を言いながら、自分もまた汗を拭うモードレッド。そんな彼女に対して、撮影者であるジャンヌ・オルタとクロエはフォローの言葉を投げかけた。

 

「仕方が無いでしょう? 貴方はまだ万全の状況じゃあないし、カエサルもクレオパトラの淫紋令呪のマスターになったお陰で能力が強化されてるのよ。その分の差を考えれば、この結果は当たり前じゃない」

 

「んなことわかってるっつーの! ……でも、負けて気分が良くなることはねえだろうがよ。クソっ! 次は絶対にボッコボコにしてやるんだからな!」

 

「ふふふ……! ホント、モードレッドさんって負けず嫌いよね~! ……マスターの前ではとっても可愛くあんあん鳴いちゃうのに……」

 

「そこ! うるせえぞ! 体力が戻ったら、ボケマスターだって枯れるまで搾り取ってやるんだからな!」

 

 クロエの一言に顔を真っ赤にしたモードレッドは、憤慨した様子ながらもそれ以上は何も言わずにベンチに座り休息を取り始めた。カメラは彼女に近づき、モードレッド自身の現状を伝えるために撮影を続ける。

 

「まあ、今はステータスが弱体化しちゃったみたいだけど……淫紋令呪のブーストとスキルの習得でまずまずは強くなってきたんでしょう? 剣もまともに振れなかった頃に比べれば、大進歩じゃない」

 

「バーロー! んなこと、いちいち褒められる様なもんじゃねえよ。まだまだ、本当のオレの力には届いてねえんだからな」

 

「そうかもしれないけど、本当に荒れてた時期を知ってる者としては、今の貴方の前向きな態度が嬉しいのよ。一時期は拗ねて、随分腐ってたじゃない」

 

「まあな……そっから色々あって、自分の状況ってヤツを受け入れられて……そんで、開き直ったって感じだな。なっちまったモンはしょうがねえ。なら、また強くなれば良い。そんだけの話だって気が付いたのが、一番デカいと思うぜ」

 

「え~? 本当にぃ? 私からしてみれば、マスターからの魔力供給が一番大きな要因だと思うんだけどなぁ……?」

 

「うぐっ……! それもあながち間違いじゃあねえよ。なんつーか、アレのお陰で自分の弱さを認識出来た気もするし……父上に抱きしめられて、安心したってのもあるかな。要らない奴って思われてる訳じゃなく、必要な存在として在れることを心の底からありがたく思えた。ホント、変な話だけどな……」

 

 少ししんみりとした様子で語り出したモードレッドは、カメラに目線を向けながらそれを手にする仲間へと素直な想いを告げる。非常に珍しいことだが、最近雰囲気が柔らかくなったモードレッドは、仲間たちとの関わりを拒絶することなく、カルデアで絆を順調に紡ぎ続けているのだ。

 

「お前たちにも感謝してんだぜ? 弱くなっちまったオレのことを信じて、背中を預けてくれる。こうして訓練にも手を貸してくれるしな。ソロモンの所にいたら、便所か苗床に直行だったんだろうけどよ……こうして無事にカルデアに戻って来れて、その……な、仲間の大切さとか、身に染みて実感してるっつーか……信頼されるってことがどれだけありがてえことか、信頼出来ることがどれだけの安心感を生むのかって、改めて実感してる。マジでその、ありがとな……」

 

 顔を赤らめ、指を絡ませてもじもじと語るモードレッドの言葉を聞き、カエサルもまた大きく頷いていた。悲しいかな、沢山の仲間たちを利用して来た彼の姿には失笑も浮かぶが、それでも個では出来ないことを群でなら可能になると知る故に、彼もまた一人でないことを感謝しているのだろう。

 

「支え合えること、分り合うこと、笑い合えること……一見、それは当たり前の様にも思えるが、その当たり前を失って初めて理解出来ることもある。建前だけの信頼関係ではなく、心からの絆を結ぶことがどれだけ幸福なことか、私も理解出来たよ」

 

「一人じゃねえもんな、今のオレたちは。……ソロモンの所だと、仲間はうじゃうじゃいるのにすげえ寒いんだよ。逆に、こっちはそこまで人がいる訳じゃあねえのに温かい。繋がってるんだなって、そう思える。一つなんだなって、感じられる気がするんだよ」

 

 ぼそりと呟いたモードレッドの言葉に、誰もが言葉を発しないまま頷いた。ある者は愛する人と、ある者はもう一人の自分とも呼べる存在と、またある者は親子関係にある人物と、もう一度関わりを結び直すことが出来た。紡がれた絆は今までよりも深く、強くお互いを結ぶ糸となっている。それが、無性に温かく感じられるのだ。

 繋がりや絆は安心感を生む。安心感は精神の安定を促し、健康な精神は肉体を頑強にする。一人では出来ないことも二人ならば可能になり、協力して物事を解決することで絆は一層深まる。所謂、良い連鎖反応によってカルデア内部の空気は穏やかかつ温かな物になっており、それが洗脳された女英霊たちの心を安定化させることに一役買っていることは疑い様がないだろう。

 無論、絆が深まることによって新たな問題が生み出される可能性も0ではないが、常にギスギスした空気の中で生活することよりかは圧倒的にマシだ。その様な状況に身を置いていたからこそ、モードレッドたちは今のカルデアの温もりを実感出来ているのである。

 

 モードレッドの言葉通り、ソロモンの下には多くの仲間たちがいた。しかし、それはあくまで同業者とでも呼ぶべき存在であり、友や家族と呼べる様な代物ではなかったのである。

 共同して任務に当たるだけの存在。しかも、100%協力する訳ではない。時に足を引っ張り、手柄を奪い合い、最悪の場合は裏切りだって行う。いつ、どこで、誰が自分を裏切るやもしれないという不安感は、お互いの信頼関係を簡単に崩壊させ、新たな絆の誕生を妨げ続けている。その結果が、数は多くとも孤独感に苛まれるという冷たい空気であった。

 仲間を助け出し、世界を救うという目標の下に一致団結しているカルデアに対し、ソロモンの軍勢は目的がそれぞれバラバラだ。ある者は打倒カルデアを目指し、またある者はソロモンに愛されることを望む。そんなことも気にせずに良い女を抱きたいだけの男や、目標なんて頭になく、目の前の快楽を貪れれば良いと思い続ける者だっている。全員が全員、バラバラのまま行動している。誰もが信用しているのは自分とソロモンだけだと考えている。それが、容易に仲間を裏切れる女英霊たちの心根を作り出しているのだ。

 

「……マスターは、オレを見捨てないって言ってくれた。今でもこうして弱っちいオレを見守って、色々手を貸してくれてる。マシュや父上もそうだ。それがすげえありがてえし……素直に嬉しい。だから、焦らずに一歩ずつ、少しずつ、強くなろうって思えるんだ。あっちに居たら、そうは思えなかった。ただただ魔獣を産んで、それが出来なくなったら便所行きになって……今頃、どうなってたことか。でも、あそこにはいるんだよな? そうなっちまった奴らが確かに存在して、今も嬲られ続けてるんだよな? だったら――」

 

 モードレッドの表情が引き締まる。眼光は鋭くカメラの先に居るであろう敵を貫き、見据えた憎き仇を視線だけで刺し殺さんばかりに威圧感を放っている。

 かつての弱々しい彼女を知る英霊や男たちは、その視線に驚愕を禁じ得なかった。映像に映っていたのは、紛れもなく狂犬と呼ばれた円卓の騎士であるモードレッドの姿であり、心を完全に崩壊させた彼女が再び精強な眼差しを浮かべることなどあり得ないと思っていたからだ。

 しかし、実際に彼女は強い心を取り戻し、かつての力を取り戻そうと前に進み続けている。その歩みが自分たちの元へ届くことを感じさせる力強い表情を見せるモードレッドの言葉に誰もが耳を傾けている。

 

「……全員纏めて、オレが叩き斬る。今も良い気になって人を人とも思わない扱いをしている奴ら、全員の喉笛を噛み千切ってやるよ。覚えとけ、ソロモン。お前が要らないと切り捨てたオレが、お前の首を落としに行ってやる。オレたちにしでかしたことへのツケは、お前の命で支払って貰うぜ、必ずな……!」

 

 背筋が凍る殺し文句。反逆の騎士による、簒奪の宣言。自分が受けた屈辱だけではなく、自分たちが受けた痛みを全て暴虐の王に叩きつけるために、彼女は牙を剥くのだろう。

 そんなことは不可能だと、ソロモンは言いたかった。しかし、開いた口から出るのは喉から搾り出される乾いた音だけで、それが否定の言葉になることはない。映像越しに与えられる重圧のせいか、はたまた延々とカルデアの面々に自分を否定されたことが予想外に効いているのか、このビデオレターは、彼が強がりを言えなくなるほどにはダメージを与えられていた。

 

 そうしてまた、映像が途切れる。何かを予感した男たちは肉棒を起立させ、女たちは体を火照らせている。自分たちの現状に衝撃を受け、自分たちが知らない快感に思いを馳せる度、彼女たちの中では何かが芽吹き始めていた。

 男も女も、この場に居る誰もが映し出される映像に期待を抱いていた。唯一の例外はソロモンだけで、彼だけが苦々しい思いでビデオレターを見続けている。無理に映像を途切れさせれば、部下たちが不満を抱くことを理解しているからこそ、彼はカルデアの策に乗り続けるしかなかったのだ。

 

 砂嵐が流れた後、次に映し出されたのは大方の予想通りに裸の男女であった。華奢な女が手足を男の体に絡め、男は女の膣に肉棒を挿入した状態で立ち上がり、彼女の体を支えている。二人の足元には大きな水溜まりが出来上がっており、時折びくびくと痙攣する女の口からは、甘い吐息と共に懇願とも脅迫とも取れる言葉が吐き出されていた。

 

「やめ、ろよ……♡ ()()は、ダメだかんな……? 絶対に、やんじゃねえぞ……♡」

 

「ふぅん……? へぇ、そう?」

 

「んっっ♡ んぅぅ……っ♡」

 

 余裕のないモードレッドと彼女を抱き締めながらふわりと微笑むマスター。両極端な二人は、熱い抱擁を交わしながら唇を重ね合わせる。

 舌を絡ませ、吸い付き、モードレッドの官能を引き出す様にしてディープキスを行うマスター。彼の性技にかかれば、モードレッドの心と体が蕩け切るまでに1分と時間はかからない。あっという間に熱を帯びた表情を浮かべる様になったモードレッドの耳元で、マスターはまるで優しい悪魔の様な言葉を囁く。

 

「本当にダメ、なの?」

 

「っっ……♡」

 

「ねえ、モードレッド。本当にダメなのかな?」

 

 全てを見透かした様な囁きに顔を逸らすモードレッドであったが、そんな抵抗はまるで無意味とばかりにマスターの手で再び真正面を向かされ、今度は目と目を合わせた状態になる。

 マスターは、同じ質問をモードレッドに投げかけ、全てを見透かしているとばかりに彼女の瞳を覗き込んでいた。

 

「手加減された中途半端なセックスでモードレッドは満足出来る? 本当は、シて欲しいことがあるんじゃないの?」

 

「そんなの、ねえよ……♡ はぅ……っ♡」

 

 反論の言葉を吐いた口はマスターの唇によって塞がれた。そのまま舌を可愛がり、キスによって快楽を与えた後、唾液をモードレッドの口の中に注ぎ込んでからマスターは口を離す。

 嘘は許さない、虚言を吐いてもすぐにわかる……軽いお仕置きを受け、脳を蕩けさせたモードレッドは、今のキスに込められたマスターの感情を理解して、頷く。頬を染め、瞳を潤ませる今の彼女は、何処からどう見てもただの乙女にしか見えない。

 ソロモンたちへの脅し文句を口にしていた時とは打って変わった可愛らしい姿を見せるモードレッドと再び視線を合わせ、マスターは質問を投げかけ始めた。今度は丁寧に、かつ分かり易い言葉で、一つ一つ彼女に言い聞かせる様にして語り続ける。

 

「モードレッド、なんで今、俺たちの足元はびちゃびちゃなのかな?」

 

「それは……マスターとの魔力きょう、んぅっ♡ ……ぷはぁ♡ せ、セックスでオレが感じ過ぎて、お漏らしとか潮噴きとかをし過ぎちまったから……♡」

 

 正しい言葉を使えなかったモードレッドは、たっぷりとキスをされてまた躾けられた。魔力供給からセックスへと言葉を変え、自分たちが何をしていたのかを正しく表現した彼女に対し、マスターは大きく頷いてから頭を撫でてやる。

 

「じゃあ、何でモードレッドはこうして俺が体から手を離して頭を撫でても大丈夫なくらいに強く抱き着いているの?」

 

「き、気持ち良かったから……♡ オレのまんこ、マスターのちんぽでがんがん突かれるのがスゲー気持ち良くって、もっとして欲しいって思ってるからっ♡」

 

「なら、何で俺に本気を出さない様に言ったの? 気持ち良いこと、して欲しくないの?」

 

「感じ過ぎちまうからだよっ♡ 性槍ちんぽっ♡ アレはダメだっ♡ 魔力を纏ったのはほんの1秒程度だったのに、数分間イキっぱなしになっちまっただろうがっ♡ アレだけはダメっ♡ あんなんでオレの敏感まんこぐちゅぐちゅされたら……っ♡」

 

「あー、そうだよね……。聖槍は、アーサー王がモードレッドを殺すために使った武器。謂わばモードレッドの最大の弱点だもんね。その力を分け与えられた俺のちんぽは、モードレッドの弱点を突き放題ってことになっちゃう。だから、こうして子宮を突いてやれば……!」

 

「あぁあぁぁあぁぁあぁぁぁああぁっっ♡♡♡」

 

 腰を沈め、浮き上がらせる。ずんっ、と重い音がモードレッドの体内から響き、甲高い嬌声がモードレッドの口から吐き出される。

 魔力の渦は纏っていないものの、その性能を強化されたマスターの肉棒の一突きを受けた途端にモードレッドは達し、盛大な潮噴きを晒してしまった。口の端から涎を垂らし、ひくひくと体を震わせる彼女が落ち着く間も与えず、マスターはその耳元で囁く。

 

「どんな気分? 自分の弱点である聖槍で、自分の気持ち良い場所を突かれるってのはさ……! また、俺に弱みを握られちゃったね? 凄く可愛い姿を見せて、女の子にされちゃってるね?」

 

「あうぅ……♡ なんだよぉ……♡ ずりぃよぉ♡ なんもかんも見透かされてんじゃねえかよぉ……♡ 心も体も、どっちも掌握されて、好きな様に虐められて、気持ち良くすんなよぉ……っ♡」

 

「ふふふ……! 知ってるよ、モードレッドがダメ、とかするな、とか言う時は、本当はして欲しいってことなんだよね。だから本当は、性槍ちんぽでもっともっと虐めて気持ち良くして欲しいってことなんだよね?」

 

「はっ♡ はっ♡ はっ♡ あうぅ……っ♡ わかってんなら、確認なんかすんじゃねえよ……♡ 早く、シテくれ……♡ 頼む、頼むからぁ……♡♡♡ 早くちんぽくれぇ……♡♡♡」

 

 強請る様に腰を振り、自分から唇を重ねて舌を伸ばす。いやらしい雌、そう形容するに相応しい姿を見せつけながら、モードレッドは子犬の様にマスターに甘えて擦り寄っていた。

 そんな彼女を拒むことなく、じっくり、たっぷりと焦らすカルデアのマスター。はふはふと本物の犬の様な荒い呼吸を続けるモードレッドを優しく抱きしめ、その耳元で彼女の望む言葉を囁く。

 

「……これから、この性槍ちんぽでモードレッドのギリギリを責めてあげる。すっごく気持ち良いけど、気を失わないギリギリのライン……何回も何回も子宮を突いて、襞を擦って、徹底的に膣を馴染ませて……一番気持ち良い所で、モードレッドの子宮の中にザーメンを注ぎ込むよ。凄く濃くて、熱くて、モードレッドが孕んでもおかしくないくらいに激しい射精で、モードレッドのお腹を一杯にして……そうやってたっぷりとセックスを堪能させた後で、モードレッドを失神させてあげるね」

 

「あぅ♡ あ、あぁ……っ♡」

 

「大丈夫だよ、一回だけで終わりにはしないからさ。気を失ったモードレッドを魔力を纏った聖槍で叩き起こして……二回戦目を始めよう。子宮がぱんぱんになったら今度はお尻だ。何十回でも、何百回でも、モードレッドのことを幸せにするからね。心も、体も、全部蕩け切るまで虐め抜くよ。……それが、モードレッドのして欲しいこと、だよね?」

 

「あ、あ、あ……♡♡♡ あ~っ♡♡♡ んあぁぁぁぁああぁぁっっ♡♡♡」

 

 マスターへの返答は、股座から放つ黄金水によって行われた。びちゃびちゃと彼の体に降りかかるそれは、足元に垂れた後でほかほかと湯気を上げる水溜まりへと姿を変える。体を汚されながらも、決してそれを怒ることなく、それどころか満ち足りた表情を浮かべるカルデアのマスターは、モードレッドの瞳を見つめながら優しく囁いた。

 

「本当に可愛いよ、モードレッド……! これからたくさん可愛がってあげるからね……!」

 

「あぁぁ……♡♡♡ あ、あぁ♡♡♡ ああぁぁああぁあぁぁあぁあぁぁあぁあああぁぁああぁああぁあぁぁあぁぁああぁあっっっ♡♡♡♡ ひああぁぁぁああああぁぁぁああぁぁああぁぁぁあああっっ♡♡♡」

 

 マスターの手がモードレッドの尻を掴む。腕と脚に力が籠められ、膣内に潜り込んでいる肉棒が熱い滾りを漲らせる。

 動き出した腰は、最初からトップスピードであった。セックスによって生まれる激しい音は、全てモードレッドの嬌声によって掻き消されている。

 

「んああぁぁああぁあぁああぁああぁあぁあぁぁああぁぁっっ♡♡♡ いぐぅううぅぅうぅうぅううぅううぅうっっ♡♡♡ ひぐぅうっっぅっっ♡♡♡ イクの、とまんなっっ♡♡♡ あああぁぁああぁぁああああぁあぁああぁあぁあっっ♡♡♡ あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっ♡♡♡」

 

 自分の命を絶った武器の力を持つ肉棒で、自分の弱点を容赦なく突かれる。一突き毎にモードレッドは果て、新たな快感がそれを塗りつぶすかの様に次々と襲い掛かって来る。抵抗など、我慢など、出来る筈もなかった。マスターの絶妙な力加減と腰の振り方によって意識を保っているだけのモードレッドは、喘ぎ続ける以外の選択肢を与えられていないのだ。

 

「おおぉおおぉおぉおおおおぉおぉおぉおぉっっ♡♡♡ んゴぉおおぉおおぉおぉおおおぉっっ♡♡♡ はあぁっっ♡♡♡ はあぁぁあぁあぁっっ♡♡♡ いぃいぃいぃいぃぃぃいぃぃぃいっっ♡♡♡ んひぃいぃいぃいぃいぃっっ♡♡♡ ひぃいぃぃいぃぃぃいぃいぃっっ♡♡♡」

 

 愛液を撒き散らし、失禁を続け、性交に耽るモードレッド。そんな彼女とマスターから、カメラがゆっくりと離れて行く。だが距離は離れても、モードレッドの嬌声だけはより大きさを増して映像の中に残され続けている。

 

「んあぁぁああぁあぁぁあぁぁあぁぁぁあぁっっ♡♡♡ あぐっっ♡♡♡ ぐああぁぁあぁあぁあぁあぁああぁぁっっ♡♡♡ あぁああぁあぁあぁあアァあぁあぁッッっ♡♡♡ ひああぁぁぁああああぁぁぁああぁぁああアァァぁあアあっっッ♡♡♡」

 

 映像がブラックアウトしても、モードレッドの獣の様な叫びは途切れない。その嬌声は、どれだけ激しいセックスが行われているかが察せる様な代物ではなかった。男も女も、そんな嬌声を耳にしたことはなかった。

 ソロモン達が映像を見守る大広間では、愛液や精液、そして尿を知らず知らずのうちに漏らした男女がそれに気が付かないまま茫然と黙りこくっている。興奮と発散を交互に繰り返す彼らは、耳に残り続けるモードレッドの叫びに心を疼かせ、自身の肉棒が既に萎え切っていることにも気が付かないままに何も映っていない映像を食い入る様に見つめ続けていた。

 

 

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