「……最初はこのくらいだったかな? うん、多分そうだ。全部入り切らなくって、驚いたことは覚えてるよ」
寝台に寝転がるマスターの肉棒を半分ほど咥え込んだ状態で、メアリーは感慨深そうにその時のことを思い出して頷いていた。彼との初めての性交、ソロモンに洗脳されていた頃の自分を思い返し、あの衝撃を久々に思い出した彼女は、ふわりと微笑みつつ腰を上げる。
「で、次がこのくらいで……その次がこのくらいだったと思う。そこから先は覚えてないや。気持ち良過ぎて、意識を保つのに精いっぱいだったから」
腰を上げ、下ろす。その度に少しずつ膣内に咥え込む肉棒を深くへと誘う。未開発であった自分の性器が、段々と彼の男根に慣らされていく様を表現しながら、メアリーは肉襞を擦られる快感に頬を染め、吐く息を熱を帯びたものへと変化させている。
「メアリーったら、ズルくありませんか? あれ、撮影にかこつけて一番乗りを楽しんでるだけですわよね?」
「はははっ! ま、そうだろうねぇ。でも、欲しいもんを得るためには手段を選ばないのがアタシたちだろう? アイツが上手く立ち回っただけなんだから、文句は良くないわな」
「そう拗ねずとも、そのうち順番は回ってこよう。その時にマスターを満足させてやれば良いのだ! ……まあ、一番は余の魅力的な肢体であることは決まっているがな!」
「マスターさんは誰が一番とか考えたことはないんじゃないですかね? あ~……でも、お尻に関してはマシュさんがダントツかも……」
「そう考えると、少しばかり対抗心が湧き上がるのも確かですね。マスターを夢中にさせるくらい、頑張ってみましょうか」
メアリーとマスターの情事を見守る女英霊たちは、既に出来上がっている身体を火照らせながらそれぞれ歓談に耽っていた。体つきや雰囲気言った特徴が全く違うながらも、全員が魅力的な女性であることと、現在裸であることだけは共通している。
悪名高い海賊であったり、大国の皇帝であったり、東洋の剣士、信心深い聖女であったりと、それぞれの立場も大きく違う。だが、下腹部に刻まれた淫紋令呪は煌々と紅く輝き、彼女たち全員が興奮の坩堝に在ることをはっきりと示していた。
加えて言うならば、この部屋に居る女性たちがただ見守っているだけという訳でもない。セックスを行うマスターに寄り添い、奉仕を続けている英霊もいる。そのうちの一人である牛若丸は、真横を向いているマスターと唇を重ね合わせ、舌を絡ませ合うディープキスを行っていた。
「んぅっ♡ ん、んちゅっ♡ じゅ、る、ん……♡」
舌の動きはどこかぎこちないものの、懸命に主に奉仕する牛若丸。呼吸も忘れ、ただひたすらに口吸いを続ける彼女のことをマスターは右腕で優しく抱きしめていた。上手く彼女をリードし、互いに舌と唾液を絡め、貪り合う。徐々に熱を帯びる口腔内へと、マスターは二人の唾液を混じり合わせて送り込んだ。
「んぐっ……♡ ん、くっ♡ ん……♡」
牛若丸は迷いなくそれを飲み込む。自分と、彼の魔力が混じり合った唾液を嚥下し、これで良いかと潤んだ瞳でマスターに問いかける。従順な忠犬の奉仕を喜び、彼女の献身への感謝の証としてマスターが頭をそっと撫でてやれば、嬉しそうに目を細めた牛若丸は再び舌を絡ませるいやらしいキスで奉仕を再開した。
もう暫くの間、牛若丸と唇を離すことをしていないマスター。その後頭部には柔らかく質量のある乳房が枕の様に彼の頭を受け止めている。
彼の左半身、自由になっている左腕を取り、豊満な尻へと導きながら、その巨躯でマスターの体を包みこむ様な体勢をしたメドゥーサは、静かな囁き声を彼の左耳に残す。
「冷たくはないですか? 当たって痛い部分はないですか? ……こんな私の体で良ければ、好きに楽しんでくださいね……♡」
背中から腕を回し、割れた腹筋を指先で撫でる。へその辺りに触れれば、メアリーとの性交による振動がメドゥーサの指に感じられた。
大きな乳房を、絶妙な柔らかさを誇る体を、マスターへと押し付ける。天馬に跨る尻もマスターに触れさせ、その感触を愉しませる。全身の感触をマスターに味合わせる様に振舞うメドゥーサの口元には、何処か満足気な微笑が浮かび上がっていた。
「はぁっ♡ ああっ♡ ます、たー……っ♡ やっぱ、おちんぽすごいよ……っ♡♡♡」
「んんんっっ♡♡♡ んじゅぅっ♡♡♡ んくっ♡♡♡ んぐぅ……っ♡♡♡」
「ああ、勝手に体が火照って……♡ すいません、マスター♡ はしたないと分かっていながら、興奮が止まりません……♡」
下半身と肉棒をメアリーに、右半身と唇を牛若丸に、左半身と後頭部をメドゥーサに……三人の騎乗兵に全身を囲まれ、愛撫と奉仕を続けられるマスターは、言葉を発さずとも快感を感じていることは確かであった。体の震えや肉棒の滾り、吐く息の温度で己の興奮を彼女たちに伝えるマスターを、メアリーたちは嬉しそうな瞳で見つめている。
もっと深く、強く、包み込みたい……この青年の全てを自分たちで包み、幸福と快感を感じて欲しい。声に出さずとも、三人の思いは一致していた。その思いのままに、彼女たちはより強い力を以ってマスターの体を抱き締める。
腕を回す。脚を絡める。胸を押し付け、全身を密着させ、自分たちの体を繋ぎ合わせる様にマスターへと寄り添う。もっと、もっと、もっと……求めたい、求められたい。自分たちを救ってくれたこの青年を悦ばせたい。その思いだけが、彼女たちを動かしていた。
「マスター♡ マスター……♡」
「んぅっ♡ あるじどの……っ♡」
「ふーっ♡ は、ふ……♡」
メアリーの幼い躰が、牛若丸のすらりとした恵体が、メドゥーサの豊満な肉体が、マスターを包み込む。まさにライダー包囲網と呼ぶに相応しいこの快楽の責めがマスターの興奮をひたすらに煽る。
牛若丸を抱き締める腕に力が込められ、メドゥーサの尻を掴む手も動きを激しくしている。なにより、メアリーを貫く陰茎は、限界まで硬く熱く滾っていた。
ギリギリまで引き抜かれたそれが、深くまでメアリーを抉る。その度に彼女の表情は苦し気で、それでありながら恍惚としたものへと歪むのだ。凛々しく表情に乏しいはずのメアリーが段々とだらしなく快楽に蕩けていく様は、見る者全ての視線を釘付けにしていた。
「あひっ♡♡♡ ひっ♡♡♡ あ、あぁぁああぁあぁあぁあぁぁぁっっ♡♡♡」
そして、限界を迎えたメアリーの体は弓なりに大きく仰け反って絶頂を迎えた。幼い肢体をビクビクと痙攣させ、されど手足の指先はぴんと伸ばされた状態で硬直するメアリーの膣からは、熱い愛液がどろどろと溢れ出している。マスターもまた、キツい彼女の膣が激しく震えながら一層締まったことに我慢の限界を迎え、滾りに滾った精をメアリーの子宮へと容赦なく射精した。
「んぅぅうぅうぅぅうぅうぅうぅっっ♡♡♡ ふぅうぅうぅうぅうぅぅっっ♡♡♡」
「じゅるっっ♡♡♡ じゅぷっっ♡♡♡ んじゅるるるぅっっ♡♡♡」
「れぇろっ♡♡♡ ちゅっっ♡♡♡ んぅぅ……っ♡♡♡」
精液の奔流がメアリーの子宮を叩く。抗い難い快感が、彼女をより高い快楽の頂へと導く。牛若丸とメドゥーサもまた、マスターの絶頂に合わせて舌を動かし、彼の口内と乳首を丹念に舐めて刺激を与えている。
映像では、メアリーの子袋に注ぎ込まれた大量の精液が彼女の腹を大きく膨らませていく様が映し出されていた。一回の射精でみるみる内にメアリーの小さな子宮は満杯になり、そこに収まり切らなかった精液は膣内に溜まって彼女の腹をぽっこりとした妊婦の様にしてしまう。
びくびく、びくびくといつまでも震え続けるメアリーの体……ようやく、その痙攣が治まり始めた頃、彼女の相棒であるアンは、未だに快楽の余韻から醒め切っていないメアリーを引っ張り上げると、膣の深くまで突き刺さっていたマスターの肉棒を彼女の体から引き抜かせ、微笑む。
「あ~ら、メアリーったら随分と楽しめたみたいですわね……♡ お腹もこんなにしちゃって、可愛いこと……♡」
「ふ~っ♡ ふ~っ♡ ……だって、しょうがないじゃないかぁ……♡ おちんぽの大きさも、精液の熱さと濃さも、射精の激しさも……今までボクを抱いて来た男たちとは比べ物にならないんだよ? こんなの、夢中になるに決まってる……♡」
「ええ、ええ。聞くと見るとでは大違いと言いますが……これは、本当にその通りですわね。ソロモンの元では、マスターのおちんぽは短小で臭い情けなさの極と聞いていましたが……これのどこが情けないんですかね?」
「主殿の仁王様が情けないと言うのなら、この世の男どもの一物は存在しない様なものなのですが……それを知っての言葉なのでしょうか?」
「……まあ、知らないでしょうね。勝手な想像と、こうなるだろうという甘い見通しで策を立てる長の下に集った男たちです。知り得ぬ情報を自分たちの都合よく話すことだけは達者なのではないでしょうか?」
「あはぁ……♡ そうだねぇ……♡ でも、この映像を見たらもうそんなことは言えなくなるよね? 自分たちのちんぽが、マスターより下だってことを理解するよね?」
膨れた腹、性器から落ちる固体の様な精液、そして快楽に染まった顔を見せつけながらメアリーは笑う。自分が主の精剛さを見せつけるための実験台になれたことを喜び、これを見る男たちが自分たちの不甲斐なさを知る時のことを想像して嗤い、メアリーは語る。
「マスターのおちんぽ、見ただろう? ボクの腕くらいにおっきくて、熱くって、硬くって……サイズに見合った我慢強さと射精の量、激しさも併せ持ってる。セックスのスキルも鍛え上げられてて、ただ腰振るだけの男たちとは雲泥の差がある。魔獣のおちんぽの大きさと、熟練の男たちの性技をどっちも有している、それがボクたちのマスターなんだ。それ以下の男たちが、マスターのことを嗤ったりはしないよね? お前たちもそこまで馬鹿じゃあないよね? サーヴァントの皆もこれでわかったでしょ? 今、皆を抱いている男たちが嘘つきの粗チン野郎だってさ……! マスターのことを粗チン呼ばわりしている奴らは、そのマスターよりもおちんぽが小さいんだよ? もう笑うしかないでしょ。これで、皆も目を覚ますよね?」
満足した女の表情を見せつけ、映像を見ている雄と雌に語り掛けるメアリー。その言葉を聞いた男たちは指先がかじかむ様な寒気を感じ、女たちはごくりと涎を飲み込む興奮を感じていた。
そうして、カメラはメアリーからマスターへと再び撮影の対象を変えた。一度のセックスを終えたマスターは、未だにそそり立つ肉棒を怒張させており、それを複数の女児が掃除を兼ねて舌を這わせている光景が映し出される。
「んっ♡ はっ♡ れろっ♡ んっっ♡」
「ぴちゃ♡ んちゅ♡ んぐっ♡ はぁふっ♡」
ジャンヌ・リリィ、クロエ、イリヤ、そしてアナ。メアリーと同等か、それ以下の幼い躰をした英霊たちは、まるでアイスキャンディーでも舐めるかの様に美味しそうにマスターの肉棒に舌を這わせていた。こびり付く精液やメアリーの残した愛液を舐め、舌先でカリの窪みや鈴口を丁寧に刺激しながら、自らの情欲を満たす奉仕を行い続ける。
それを見守る英霊たちは、どこか微笑ましい光景を見ているかの様に微笑んでいた。無理に順番を奪うこともせず、幼い彼女たちを優先する余裕を見せつけ、子供たちの奉仕をただ見守っている。その光景もまた、ソロモンたちとは真逆の物であった。
「はうあっ♡ あ、ごっっ♡ んごぉおぉっっ♡」
「あっ!? ちょ、リリィ!!」
やがて、ただ舐めるだけでは我慢出来なくなったのか、ジャンヌ・リリィが大きく口を開けるとマスターの肉棒を口一杯に頬張り始めてしまった。その小さな口にどうして肉棒が入るのかと思わせるほどのアンバランスな光景にクロエをはじめとした幼い英霊たちも唖然としている。
マスターの肉棒を独り占めし、恍惚とした表情のままその味を堪能するリリィの瞳には、ハートマークが浮かんでいた。嬉しそうに、楽しそうに顔を動かすリリィであったが……唐突に、その興奮が彼女から消えた。
ビクン、と体を震わせ、目を大きく見開き、やってしまったとばかりにいたたまれない表情を浮かべるリリィ。先ほどまで熱を帯びていたはずの瞳には、大粒の涙が浮かんでいる。
突然のリリィの変化に驚く英霊たちは、思考を停止させてしまっていたが……いち早く、彼女の成長後の姿である二人のジャンヌは、リリィがしでかしたことに思い当たると血相を変えて彼女へと問いかける。
「リリィ、アンタもしかして――」
「歯を、立ててしまったんですか?」
「は、はい……」
姉たちの質問を肯定したリリィは、カタカタと震えながらマスターへと視線を向ける。他の英霊たちもまた、僅かな緊張感を胸に抱くと共にマスターの肉棒へと視線を集中させた。
敏感で、神経が集中している状態の肉棒に歯を立てることがどれだけ男性に痛みを与えるかは容易に想像がつく。夢中になってしまうことは良いが、それでマスターに危害を加えることは絶対にあってはならないことだ。
「ごめ、ごめんなさい、トナカイさん……! わ、私……!」
罪悪感と恐怖に震えるリリィ。周囲の英霊たちが心配そうに見守る中、マスターはそんな彼女へと手を伸ばす。
リリィはビクリと体を強張らせ、マスターに頬を張られるのではないかと思って痛みを覚悟していたが――
「な~に、大丈夫、大丈夫! ぜんっぜん痛くなかったよ!」
「ほ、え……?」
そんなリリィの危惧をよそに、マスターは笑みを浮かべながら慰めの手付きで彼女の頭を撫でると、もう片方の手でリリィの小さな手を掴み、自らの肉棒へと導いた。硬く、熱い肉棒を触れさせながら、マスターはリリィへと優しく語り掛ける。
「どう? 俺のちんぽ、硬いでしょ? 皆からも鉄だとか岩だとか言われるんだよね」
「は、はい……とっても硬くて、熱いです……♡」
「でしょ! これだけ硬いんだから、リリィの歯が当たっても平気のへっちゃらだって! わざとやったわけじゃないんだし、リリィが気にすることはないんだよ」
「あ、ありがとうございます、トナカイさん……!」
「あ、でも、抜け駆けしたことは気にしてね! 皆で仲良く、これはしっかり守ること! 良いね!?」
「は、はいっ!!」
よろしい、と笑いながら頷いたマスターは、ぽんぽんとリリィの頭を撫でた後でそっと彼女を抱き締めた。他の英霊たちも危惧していた様な展開にならなかったことを安堵しつつ、二人のやり取りを見守り続けている。
子供の失敗を責めることはせず、優しく励ましたマスター。その姿と先ほどのソロモンの様子を比較した女性英霊たちは、冷たい視線を自らの主へと向けていた。
ただの呟き、心の中で芽生えた思いを口にしただけでソロモンの怒りを買い、激しい暴行を受けた子供の姿は、彼女たちの心に暗い影を落としている。彼女たちには罪はなく、ただ子供の無邪気な心のままに本心を吐露しただけだ。
だが、ソロモンはそんな彼女たちを許すことはせず、問答無用に打ち払った。カルデアのマスターの優しい対応とは真逆の非道な行いを思い返した女英霊たちは、自分たちの心の中にソロモンへの失望の感情が浮かんでいることをはっきりと自覚し、軽蔑しきった視線を彼へと向ける。その視線の先では、ソロモンが慌てた様な、それでいて怒り狂った様な様子で叫びを上げていた。
「なんだ、その眼は!? お前たちの主に向かって、その眼はなんだ!?」
かつてはその叱責を耳にしただけで深い罪悪感を抱き、ソロモンに媚びへつらっていた彼女たちであったが、今はそんな気持ちにもなれずにただ彼を睨み続けている。むしろ、その矮小さを目の当たりにしたことで更に失望と軽蔑の感情を深め、ソロモンに向ける視線をキツくしている様な気さえしてくる。
段々と……女英霊たちが自分のコントロールを外れつつあることに気が付き、焦燥感を抱くソロモン。この映像を無理にでも途切れさせるべきか、それとも令呪を使って女英霊たちを抑えるべきか、そのどちらかの手段を取ろうと、彼が思案を始めた時であった。
「はい、こちらに注目です……♡」
映像から響いた声を耳にした瞬間、女英霊たちが弾かれる様にしてそちらへと視線を向けた。まるでもうソロモンには何一つとして興味がないという様に、一瞬にして彼から視線を外してそっぽを向いてしまう彼女たちの姿にソロモンは大きなショックを受ける。
いや、視線を外したのは女英霊たちだけではなかった。部下の男たちもまた、カルデアからのビデオレターに夢中になり、自らの主が受けている屈辱や侮辱になどまるで意識を傾けてはいない。もやは、ソロモンのことを考えているのは、他ならぬ彼ただ一人という有様だ。
誰しもが視線を奪われ、夢中になる映像……今、そこに映し出されているのは、彼に……いや、
そんな、彼の恨みがましい視線など気が付くはずもなく、彼女たちの代表として前に出たジャンヌ・オルタは、嘲笑を浮かべると共に口を開き、仲間たちに向けて語り出した。
「どう? これが今のアタシたちの生活……アタシたちはカルデアで、人間らしい扱いを受けつつ、幸福と快楽を味わっているわ。ここでの日々とソロモンの下での生活、アンタたちはどっちが幸せだと思う?」
「考えるまでもありません。私たちは、カルデアでの日々を選びます」
「食事、睡眠、そして性交……全てを当然の如く与えられ、充実した日々を送ったからこそ、私たちの淫紋令呪は再臨を迎えているのだからな」
オルタの質問に答えたマシュとアルトリアは、自分たちの再臨した淫紋令呪を見せつける様にして姿勢を変えた。オルタもまた背中の淫紋令呪を見せつけつつ、口元に嘲りの笑みを浮かべている。
「精神を、肉体を破壊して、私たちの魂を縛ったが……結局は、真の快楽を与えることは叶わなかったな。私はカルデアで女の幸福を知り、愛情を知った。修復された肉体でマスターに悦楽を与え、この乳房から噴き出す母乳で彼を癒そう……私の愛を存分にお受け取り下さい、マスター
……♡」
たっぷりと母乳が詰まった乳房を支え、ぐっと絞るアルトリア。乳首から噴き出した白い液体が床にぽたぽたと垂れ落ち、映像越しだというのにも関わらずその甘い香りが漂って来る様な錯覚を覚えてしまう。
胸の谷間に刻まれた淫紋令呪は煌々と輝き、新たな母乳の生成を凄まじい勢いで行っていることを示唆している。これらがすべて、マスター一人のために行われていることを思えば、男たちが羨ましがることも当然のことであった。
「処女を奪って、好きな様に心を作り変えても、私を完璧にモノにしたのは先輩でした……初めてを奪ったからって調子に乗った結果がこれなんですから、お笑いですね。私の本当の初めては、先輩に捧げました……♡ その証拠にほら、お尻の淫紋令呪がこんなに成長してますよ……♡」
尻を突き出す格好をしたマシュは、他の英霊たちよりも鮮やかな紅い光を放つ淫紋令呪をカメラに見せつけている。卑猥でありながら美しく、丸く柔らかい臀部とその中央の窄まりは、彼女の主を受け入れるためだけの器官だとその輝きが語っていた。
男たちにとっては、見たことのない淫紋令呪の最終再臨を迎えているマシュの尻は非常に魅力的に思えた。だが、それが届かないことを重々理解していることが、彼らの心を締め付ける。一度は自分たちの手の内にあったマシュを奪い返され、あまつさえ敵の手で最高級の肉体に仕立て上げられた事実が、彼らの屈辱を一層煽っていた。
「これからもっともっと、アタシたちの淫紋令呪は成長するわよ。そうすれば、アンタたちとアタシたちの差は更に広がる……どのタイミングでカルデアとの戦力差が逆転するのか、見ものだと思わない? ああ、もしかしたら、もうとっくに逆転していたりするのかもね」
背中の淫紋令呪を見せつけ、振り向いた体勢で微笑むジャンヌ・オルタ。愉快気に、自信たっぷりに笑い、ソロモン達を嘲笑する彼女は、ぺろりと舌なめずりをした後で体勢を戻す。アルトリアとマシュもまた彼女同様にマスターを囲う様に移動すると、頬を紅潮させた状態で甘い吐息を吐いた。
「さあ、最後にアタシたちのいやらしいセックスをたっぷり見せつけてあげる……♡ 貴方達がこれから味わう幸福を、アンタたちが一生味わえない快楽を、存分に見て、楽しみなさい……♡ ああ、それとね……とっても大事なことを言い忘れてたから、今、伝えておくわ」
台詞を口にするオルタの横で、彼女の言葉に合わせてマスターがゆっくりと手を上げた。オルタが言葉を言い終えると同時に、彼は指を鳴らし、何かの合図を送る。
そして……それと同時に、彼らを囲む女英霊たちの股座や尻穴から、夥しい量の精液が溢れ出て来た。噴射する精液の勢いと秘めていた快楽が解き放たれる快感に腰砕けになる英霊たちは、息も荒く興奮した体を赤く染めている。中には、その場に崩れ落ちてひくひくと体を痙攣させる者もいるほどで、それが彼女たちが味わう快楽がどれほどのものかを示していた。
性の高まりと欲求が高まる部屋の中、かろうじて立ち続けていたジャンヌ・オルタは、息も絶え絶えになりながらカメラを見つめる。そして、伝えたかった
「この、映像ね……撮影期間は、一日だけなの……♡ アタシたちのマスターは、この場に居る全員を一日で相手して、何回も射精して、アタシたちを何百回もイかせて……それでも、まだまだセックス出来るのよ……♡ どこぞの一人女を抱いただけで限界を迎える雄とは、何もかもが違うの……♡ アイツは、アタシたち全員が満足して、イキまくって、気を失うまで、文句ひとつ言わずに相手してくれるわ……♡」
ジュクジュクと、子宮が疼く。見ているだけで愛液が溢れ、唾液が止まらなくなる。
快楽が欲しい。幸福を感じたい。欲しい、欲しい、欲しい……! 自分たちが知らない、知っている筈の幸せが、得たい。
映像を見守る女英霊たちは、自分たちの官能に火を付けて体を疼かせ、周囲の男たちが射精に次ぐ射精を終えて肉棒を萎えさせていることを目にして失望し、そうして再び映像を見つめ……今まさに、ジャンヌ・オルタを引き寄せたマスターの逸物を目の当たりにして、息を飲む。
「あぁ、マスター……♡ 何回、射精するの? アタシたちの全員を孕ませちゃうくらいに種付けするんでしょう? もう、もう、もう……我慢出来ないっ♡ めちゃめちゃにしてっ♡ アンタの手で、アンタのおちんぽで、アタシのことを滅茶苦茶にしてよっ♡ 失神するまで……ううんっ♡ 失神してもそのおちんぽで叩き起こしてっ♡ アタシたちの霊基に、消えぬ快楽を刻み込んでぇっっ♡♡♡」
マシュが、アルトリアが、ジャンヌ・オルタが……沖田総司が、アルテラが、フランシス・ドレイクが、イリヤが、ネロ・クラウディウスが……彼を囲む全ての英霊が、瞳に情欲の炎を燃え上がらせる。生まれも容姿も生き様も関係なく、ただ一人の雌として、自分たちを屈服させた雄に媚びた視線を送る。
誰から始まるかとか、自分の番はいつだとかは考える必要は無い。自分たちの主は、それら全てを完璧に把握し、自分たちの官能が最大に満足する行為を行ってくれる。だから、ただ彼の求めに応じれば良いのだ。そして、彼と共に快楽と幸福を分かち合うだけで良いのだ。
「……始めようか。皆、準備は良い?」
「はいっ、マスター♡♡♡」
何重にも重なる女性たちの艶やかな声が響き、宴の始まりを宣言し……その次の瞬間から、彼女たちの嬌声が響き始める。快楽の宴が自分たちの目の前で行われているのだと、そう理解する女たちは、その映像から目を離さぬまま、ただ固唾を飲んで一人の雄が雌を満足させていく様を見守り続けるのであった。
次で終わる、かな……?