「んっ♡ いいぞ、マスター……♡♡♡ 余の胸を揉みながら景品が得られるなんて、正に一石二鳥だな!」
「あ、あははははは……」
後ろからネロを抱き締め、彼女の豊かな双乳を弄びながら、マスターは乾いた笑い声を漏らす。
春のネロ祭と銘打たれたセックス三昧の周回を続けた彼の顔色には流石に疲れの色が見えており、休憩がてらにBOXガチャを回す今の時間にも性的な行為を求められるということでどこまでやるのだと軽くこのイベントの主催者であるネロに引いているのだろう。
しかして、柔らかく張りのあるネロの胸を揉めることは決して損な役回りではない。むしろご褒美といえるこの行為にも慣れつつあるマスターは、むにゅむにゅと手の中の乳房を弄りながらずっと胸に秘めていた疑問を頭に浮かべる。
(な~んでガチャを回すのにネロの胸を弄る必要があるんだろう……? いや、そういう仕組みのガチャにしたっていうことはわかるんだけどさ……)
ダヴィンチちゃんお手製のガチャマシーンは、何故かネロの胸を揉むことによって起動する仕組みだ。どうしてそんな仕組みにしたのかはわからないが、そこは天才の考えることなので凡人のマスターは気にしないことに決めた。きっと、自分には考え付かないような複雑な事情があるに違いない。
という訳で1つの疑問に答えを出した後、マスターはBOXガチャから出て来る景品へと目を向けた。
なけなしのQPだとか、一番小さな種火だとか、せせこましい努力の果てに集められた景品たちは豪華とはいえないものの、あって困るものでもない。ありがたく頂戴し、これからの戦いに役立てようと考えつつ、マスターはネロに向けてもう1つの疑問をぶつけてみた。
「ところでさ、ネロが言ってるBOXガチャの豪華賞品ってなんなの?」
「む? 気になるか!? ふっふっふ……仕方がないマスターだな! そんなマスターの期待に応えて、特別に教えてやろう!」
ふふーんと鼻息も荒くドヤ顔を浮かべたネロは、背後のマスターへと余裕たっぷりの笑みを見せつつ溜めの時間を作る。相当に賞品への自信があるのか、彼女はマスターがこれを手に入れたら大喜びするに違いないと思っている様子だ。
マスター的には、ネロのブロマイドか歌が収録された記録デバイス辺りが相場かなと予想を立てていたのだが、ネロが用意したのはその予想を大きく超える代物であった。
「先ほどまでマスターがまぐわっていたサーヴァントたちがいるだろう? 今回の賞品は、あやつらが身に着けていたコスチュームを礼装にしたものだ。手に入れられたら誰にだって学生服や露出コート姿、小学生ルックをさせることが出来るぞ!!」
「な、なんだってーっ!?」
予想外の豪華賞品に驚いたマスターは、先ほどまでのセックスとその中で見た女性たちの服装を思い返し、素直に興奮を露にする。
ブレザーの学生服を手に入れれば、いつだって可愛いマシュの後輩姿が拝めるし、そのままセックスが出来る。
学生の甘酸っぱい恋愛を疑似体験することが出来るのも良いが、モードレッドやジャンヌ・オルタたちにも同じ服を着てもらい、さながら恋愛ゲームのようなシチュエーションを楽しむことも一興だ。
裸コートの服装はカルデア内で露出プレイをするのに役立ちそうだし、普段は全身を一部の隙もなく服で隠しているナイチンゲールに着せるのも面白そうだ。
誰がしても興奮しそうなこの格好は、大人から子供まで差別なく着てほしい服(?)でもある。
そしてランドセル&登校帽のセットはかなり犯罪臭が強い。イリヤやクロといった子供の英霊に着せるのも良いが、ここは敢えて大人に着てもらうのも悪くはないだろう。
アルトリアやドレイクが小学生のような格好をして自分のことをお兄ちゃんなどと呼ぶ姿を想像し、そんな恥ずかしい真似をする彼女たちの顔は真っ赤なのだろうと考えただけで興奮が止まらなくなる。何が何でも、手に入れたい一品だ。
「それを聞いたら俄然やる気が出てきた! 頑張ってガチャるぞ~っ!!」
「ううんっっ♡♡♡ よ、よい意気だ! あっっ♡♡♡ も、もう少し余の胸を優しく、くひゅんっ♡♡♡」
コスプレ礼装を手に入れるべく頑張ってガチャを回すマスターは、その効率をよくするためにネロの胸への愛撫を数段激しくする。その快感によって身悶えするネロは、彼の腕の中でびくびくと痙攣しながら涎を垂らすだらしない表情を浮かべ始めてしまった。
無論、勢いに乗るマスターはこの後も周回プレイをこなし、ガチャを回すチケットを大量回収して、無事に全ての礼装をコンプリートしたことをここに記しておく。