※この作品はR-18です。

カルデア女英霊奪還作戦   作:野比のび太

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喰らって、喰らわれて(タマモキャット)

 

 

「先に言っておくが……ご主人、アタシとのセックスでは前戯など不要なのだぞ」

 

 用意された小屋の中、粗末な寝台の横で服を脱いでいた俺に対してキャットが言う。変化スキルを使って尻尾を消し、手をいつもの獣の手から普通の人間の物に変えた彼女はその指を舐めながら俺を見る。

 

「我が欲しいのならば力で組み伏せよ。愛情などは不要、ただボスとしての強さを見せるのだ」

 

「……俺、そんなレイプみたいな真似はしたくないんだけど」

 

「勘違いなさるなご主人。キャットは野生の獣、獣の性交に必要なのは愛情では無く子孫を繁栄させると言う生存欲求、そしてその為には強い遺伝子を残すことが重要なのな」

 

「いや、だから俺は……」

 

 抗議の言葉を口にしようとした俺は鋭い視線をしたキャットに気圧されて口を噤んだ。獲物を見つめる様な視線で俺を見ながらキャットが続ける。

 

「……言ったであろうご主人、アタシを失望させるなと……甘々のセックスなど必要ない、我が欲しいのはこの雄の子を孕むならば本望と思わせるほどの力強さなのだ」

 

「アタシは人としてのご主人が好きだ。アタシたちの誰もを差別せずに扱ってくれるし、散歩にも連れて行ってくれるしな。だから今度は雄としてキャットを惚れさせて欲しいのだ、そうすればきっと、我はソロモンの呪縛から完全に解き放たれる事が出来るだろう……多分、な」

 

「……確証は無いんだ」

 

「ああ、野生の勘だ!」

 

 堂々と言い切った後で屈託なく笑う。その笑顔を見た俺は大きく深呼吸をした後でキャットに言った。

 

「分かったよタマモキャット、俺、精一杯やってみる」

 

「その意気なのだぞご主人! ……さて、ぼちぼち始めるとするか」

 

 急に真顔になったキャットは俺に背を向けると寝台に手をついた。そのまま首を曲げて振り向くと、俺に誘う様な笑みを見せる。

 

「準備は万端だぞ、あとはご主人が好き勝手喰らうだけだ」

 

 その言葉を受けた俺は両手でキャットの秘所に触れるとそれを左右に広げる。湿り気を感じるそこからはねっとりとした愛液が糸を引きながら床へと零れ落ちて行った。

 

「……アタシを貪れ、ご主人。アタシも満足するまで喰らわせて貰おう。ゆめ忘れるな、アタシが満足出来ぬ間に、一人で勝手に満腹になったならば……生きて朝を迎える事は出来ないぞ」

 

「わかってる。でも、そんなことを考えてたらヤることなんか出来ないだろう?」

 

 ぐちゅり、と淫らな水音を立てながら潜り込む俺の肉棒。ぶるりと震えたキャットの躰と膣の振動を感じながら、俺は彼女の腰を掴んだ。

 

「……縮み上がってはいない様だな。それでこそキャットが服従するに相応しいかどうか試す甲斐があると言うものだ」

 

 じっくり、ねっとりと絡みつくキャットの膣肉。果たして喰らっているのはどちらで、喰らわれているのはどちらなのだろうか?

 

 胸の内に浮かび上がったそんな疑問をかなぐり捨てる。がっちりと掴んだ腰を放さぬままゆっくりとキャットの子宮口に亀頭をくっつけた俺は、ぐりぐりとそこを押し込みながら彼女の様子を探る。

 

「はぁ……っ……大きいのだな、ご主人。人にしてはなかなかのものだぞ」

 

 熱を帯びた口調のキャットの瞳は、やや蕩けてぼうっとしていた。その瞳からは捕食者としての意識がありありと感じられる。

 

 俺は喉を鳴らして唾を飲み込んだ。これは俺とキャットの命懸けの戦いだ。お互いを喰らい合い、相手を喰らいつくした方が勝ちとなる勝負に挑んでいるのだ。

 

「はんっ♡」

 

 軽いジャブのつもりで腰を前後させる。キャットのお尻に俺の腰がぶつかり、乾いた良い音が鳴った。

 

「ご主人、アタシの膣は緩くないか?」

 

「大丈夫、きつくって、すごく気持ち良いよ」

 

「そうか……変化スキルを使った甲斐があったのだな」

 

 何度も出し入れしながらそんな会話を繰り広げる。熱く絡みつくキャットの膣の感触に耐えながら腰を振っていた俺は、そこが激しく痙攣するのを感じた。

 

「はぁぁんっ……んっ♡」

 

「……もしかしてキャット、今イッた?」

 

「ん……♡ その通りだぞ、ご主人」

 

 躰から力を抜き、寝台にもたれ掛かるキャットが顔だけを振り向かせて答える。正直、ここまで早く絶頂するとは思っていなかった俺はちょっとだけ呆然としていた。

 

「……何をしているのだ? もう一度動き出さないのか?」

 

「あ、あぁ……」

 

 キャットに促された俺は再び腰を動かす。先ほどよりも具合が良くなったキャットの膣はひどく心地良く、俺も気を抜いたらすぐに射精してしまいそうだ。

 

「くふぅっ♡ ふうんっ♡ んんっ♡」

 

 キャットの喘ぎ声が徐々に大きくなる。それに伴って締め付けもきつく、強くなっていく。

 興奮によって赤みを増して行く丸い尻を見た俺は、堪らずその部分を鷲掴みにすると強く揉みしだいた。

 

「んああっ♡ ご主人は、尻がすきなのだなっ♡」

 

 その声に答えないまま尻肉を揉む。マシュよりもやや大きく、肉付きの良い尻肉がぐにゅりと形を変える感触に喜びを感じながらも膣の奥深くを貫く様にして穿つ。

 

 もはやキャットの性器は濡れる、などと言う言葉では表現しきれない程の愛液で溢れていた。一突きごとに熱い愛液の雨を降らすキャットの膣を味わいながら、俺はその尻を叩いた。

 

「ひぃんっ♡」

 

 喘ぎ声とも悲鳴ともつかないキャットの声、尻に赤い紅葉が咲いた事を認めながら、きつく締まるキャットの膣を遠慮なく責める。

 

「……お尻叩かれてイッたんだ? キャットって変態だな」

 

「はーーっ♡ あーーっ♡」

 

 キャットの口からは意味のある言葉が出て来ていない。ただひたすらに喘ぎ、狂っているだけだ。

 

(これなら行けるか……?)

 

 俺の中ではそんな希望的観測が生まれつつあった。キャットの躰は俺の予想以上に開発されており、それによって得られる快感もかなりのものの様だ。

 

 と言う事は、順当にセックスをすれば、勝手に満足してくれるのではないか? このイキっぷりからしてみてもそんな気がしてならない。

 

(なら、このまま一気にっ!)

 

「にゃおぉぉぉっ♡♡♡」

 

 ごりごりと力強く、そして激しく肉棒を出し入れする俺。キャットの仰け反った背中と大きな喘ぎ声がそれによって与えられている快感の強さを証明していた。

 

 そろそろ俺も限界が近い。このまま一気に快感を叩き込むと同時に、キャットの子宮に精液を注ぎ込んでやると決めた俺はだんだんと腰の動きを早めていった。

 

「ああーっ♡ んあぁっ♡ あぁぁぁっ♡」

 

 ぎゅんぎゅんと締め付けるキャットの膣、きっとイキっぱなしなのだろう。ぐちゃぐちゃといやらしい音が響く部屋の中で、俺はキャットの尻を思いきり鷲掴みにすると、その勢いのまま最奥まで貫いた。

 

「うあーーっ♡ あぁっ♡ あんっ♡ あぁぁっっ……♡」

 

 熱い物がキャットの子宮へと注ぎ込まれて行く。ぎゅうぎゅうと搾り取る様にして俺の肉棒を締め付けるキャットの膣に包み込まれながら、尻肉を揉む。

 

 脱力しきったキャットは俺の為すがままにされている。揉んでも突いてもアナルに指をつっこんでも、尻をぷるんと震わせるだけの反応しか見せない。

 

(なんだ、案外簡単だったじゃないか)

 

 倒れ込んだキャットを見てそう思う。命懸けだと思っていたから緊張していたが、ふたを開けてみればこんなものだ。

 

 ゆっくりとキャットの膣から肉棒を引き抜く。そこから洩れる精液と愛液の混合物を見ながら、俺は深く息を吐いた。

 

「……何をしているご主人、満足するにはまだ早いだろう?」

 

 その瞬間、うつ伏せになったままのキャットから声が響いた。予想外の一言に驚きながらも俺は笑顔を見せる。

 

「ああ、ゴメン……てっきり、キャットが気を失っちゃったかと……」

 

「我はそんなやわではないぞ、アタシこそ、ご主人がもう満足してしまったのかと思ってぶち殺す寸前だったのだ」

 

「あはは、危ない所だったなぁ……それじゃあ、今度こそキャットを満足させないとね」

 

「んっ……♡」

 

 もう一度キャットの膣に挿入する俺。ぐぷっ、という音と共に肉棒はすんなりと奥まで咥えこまれた。

 

 しっかり奥まで届いた事を確認した俺の肉棒に小刻みな振動が伝わっている。挿れただけなのに達してしまったのだろう、キャットの敏感さに苦笑しながらも俺は腰を動かした。

 

「んあぁ……♡ ご主人、すごいぞぉ……っ♡」

 

 再び熱い飛沫を股間から舞い散らせながらキャットが喘ぐ、イクのが止まらない様でずっぽりと咥えこまれた俺の男性器には心地よい絶頂の締め付けが絶え間なく襲い掛かって来ていた。

 

「あぁ……っ♡ はぁぁ……♡」

 

 じっくりとキャットを嬲りながら心地よい膣の感触を愉しむ。マシュとは違う、敏感で荒々しい絶頂を繰り返すこの女性器は味わい深い物だ。

 

 他の女性と比べると言うのは失礼なのだろうが、そこまで罪悪感は感じない。快感に蕩けたキャットの表情を見ながら俺は思う。

 

 キャットはその内満足してくれるだろう。イキっぱなしの躰を味わうのも楽しいが、まずは彼女を取り戻すことが先決だ。

 

「イクっ♡ ご主人、またイクっ♡ イっ……クぅぅぅぅぅっっっ♡♡♡」

 

 大丈夫、その内満足するさ……だってこんなに感じているんだもの。大丈夫、大丈夫………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ゆ……油断した……っ!)

 

「あはぁ……♡ ご主人、もっと、もっとぉ……♡」

 

 快楽を強請るキャットに抱きすくめられながら腰を振る。精の匂いが充満する部屋の中で、俺は歯を食いしばりながら性交を続けていた。

 

 もう既に何回射精したか分からない。とうに10回は超え、キャットの膣からは注ぎ込まれた精液の内、そこに入り切らなかったものが愛液と共に排出されている。

 

 だと言うのにキャットが満足する気配は無い。もっと、もっとと自分を抱く様に要求してくるばかりだ。ここにきて、俺は自分の考えの浅はかさを後悔した。

 

 相手はサーヴァント、人を遥かに超えた身体能力の持ち主だ。無論、体力も人間の比では無い。

 それに加えて、猛獣たちに輪姦されたと言うのにぴんぴんしていたと言うキャットが、そんな簡単に満足するはずが無いのだ。

 

 恐るべし、女バーサーカー……もう何度目になるか分からない射精の後、ぐったりとキャットの躰の上に倒れ込んだ俺はその柔らかさに身を包まれながら荒い呼吸を繰り返していた。

 

「……ご主人、もっと、もっと……♡ 早く、アタシを抱いてくれぇ……♡」

 

 やばい、正直やばい。もう限界などとうに超えていると言うのに、キャットが満足する気配は見えない。このままでは搾り尽されて死ぬか、幻滅されて殺されるかの未来が待っているだろう。

 

 どうにかしてこの状況を打破しなくては……必死に考えようとした俺だったが、疲れのせいか頭が上手く回らずにいた。

 

「……ご主人、どうした? まさかもう限界ではあるまいな?」

 

 ぼそりと、艶を失いいつもの口調に戻ったキャットが呟く。俺を抱きしめる腕に力が籠められ、全身の骨がミシミシと音を立て始めた。

 

「がっ、はっ……!」

 

「……ものが萎え始めているな。どうやら、ここまでのようだな」

 

 鯖折りの要領で俺の体を強く抱きしめるキャット。骨よ砕けろと言わんばかりの強い抱擁には間違いなく殺意が込められている。

 

「残念だな。本当に残念だぞ、ご主人……ご主人ならば我を組み伏せる事が出来るかと期待したのだがな」

 

「ぐぅぅ……!」

 

 体が軋み悲鳴を上げる。だが、開いた口からは声にならない叫びが漏れるだけだった。

 

「せめてもの慈悲だ、ハチ公の様に亡骸の傍に居続けてやろう……いや、それはパトラッシュだったカ?」

 

 逃げる事も、耐える事も出来ない。進退窮まったとはこういう事なのだろう。死の寸前に追い込まれた俺は体に走る痛みに呻く事しか出来なかった。

 

「サヨナラだご主人、それなりに好きだったぞ」

 

 別れの言葉を口にしたキャットの腕に力が籠められる。柔らかな躰に押し付けられながら、迫りくる死の冷たさをじっくりと押し付けられる。

 

「あは、あは、アハハハハ……!」

 

 タマモキャットは狂ってしまったかのように嗤い続けている。下腹部の淫紋令呪も徐々に黒色に染まってきている。

 俺が彼女を満足させられなかったから、彼女はソロモンの配下に堕ちようとしている……その事を思い知った俺の身を深い後悔が襲った。

 

 ここで死ぬわけにはいかない。俺が死んだら、捕らえられた皆はどうなる? カルデアの皆は? フランスの人々とその未来は?

 

 死ねない、死ぬ事なんて許されるはずが無い。なのに、どうしてもこの死からは逃れられそうにない。

 やらなくてはならない事が山ほどある、死ねない理由もだ。どうすれば良い? どうすれば俺は……

 

 そこまで考えた時、体に走った衝撃と共に、俺に意識はブラックアウトした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……逝ったか、あえない最期だったな、ご主人」

 

 自分で殺しておきながら非常に残念そうな口ぶりでマスターの死を悼むタマモキャット、ペロペロと愛しい人の顔を舌で舐めると、その体を一回転させて体勢を逆転させた。

 

「こうして亡骸になってしまったからには、我がもぐもぐしても構わんのだろう? マヨネーズを塗りたくって食べる事を所望する! 成人病まっしぐらなのだな」

 

 主の死への悲しみをもう忘れてしまったかの様に笑うタマモキャット、バーサーカーである彼女は「狂化スキル」によって複雑な思考が出来ない様になっているので仕方が無いのかもしれないが、その口ぶりはあまりにも薄情に思えた。

 

 下腹部で形成されつつある黒の淫紋令呪が、かつての主への忠誠心を奪っているのだろう。もう少しすれば彼女はソロモンの忠実な配下となり、その躰と命を彼へと捧げる事になるのだ。

 

「うむ、やはり一口目は味付け無しで行こう。素材そのものの味を楽しむのな」

 

 そう呟いたタマモキャットは大きく口を開けて青年の肩へと嚙み付こうとした。肉を喰らい、咀嚼し、その味を楽しもうとした彼女が肩口に歯を立てた時だった。

 

「ひうんっ♡」

 

 ずんっ、と子宮を押し上げられる感覚に仰け反り、嬌声を上げる。何事かと思えば、先ほどまで自分の膣で萎えていた彼の逸物がその硬さを取り戻して自分を突き上げたのであった。

 

「あはぁ……♡ ご主人、まだ生きていたのか? 死への恐怖が生存欲求を駆り立てたのだな?」

 

 生物は死の恐怖を感じた時にこそ子孫を残すための行為を行おうとする。本能に刻まれた生き物としての思いがそうさせるのだと言う。

 

 再び勃起した彼の肉棒を感じながらタマモキャットは舌なめずりをした。なんにせよもう少しは楽しめそうだ、止めを刺すのは最後の抵抗が終わってからでも良いだろう。そう考えた彼女だったが、マスターは無言のまま彼女を抱え上げると、力強い動きで立ち上がった。

 

「んはっ♡ 駅弁とは何とも力強いセックスをするのだな。キャットも少しときめいたぞ、ご主人」

 

 マスターはその言葉にも何も答えなかった。両手で彼女を抱きしめながら、右手をキャットの尻に置き、左手を後頭部に添えて自分の顔へと近づかせる様に力を籠める。そして、そのままキスをしながら下から突き上げる様に腰を動かし始める。

 

「んっ♡ ちゅぷっ♡ れろぉ……♡」

 

 ぐじゅぐじゅと相手を求めあう様に唇を重ねる二人。こんな風に交わるのも悪くない、思ったよりも楽しめそうでは無いかと思っていたキャットが、もう一度舌を絡ませようとした時だった。

 

「ほぉぉっっ♡♡♡」

 

 アナルに突き入れられた指の感触に仰け反って声を上げる。何の前触れも無く挿入された中指と人差し指が腸内を擦る感覚に呻いていると、自分の後頭部に添えられた彼の左手に力を込められて無理矢理キスを要求された。

 

「じゅぅぅ……♡ んはっ、ごしゅ、じんっ♡ ま、ってぇ……♡ んんっ♡♡」

 

 懇願も聞き入れない。キャットが逃げる事など許さないと言う様にして行為を続けるマスター。膣、アナル、口内と三点から快感を与えられていたタマモキャットは、ここにきて彼の異変に気が付いた。

 

「ごひゅじん、なにか、へん……あひぃぃっ♡」

 

 口付けから逃げ、声を発していたタマモキャットは、自分の乳首を思いきり吸われてその言葉を最後まで言えなくなってしまった。乳飲み子が乳を求める様な強さで、両方の乳首に思いきり吸い付くマスター。

 

「ひぃぃ……♡ ひっ、ひぃん……っ♡」

 

 先ほどまでのセックスで与えられていた快感とはまた違う物、暴力的なまでの快感を押し付けられたタマモキャットはセックスを始めてから初めての歪んだ表情を見せた。余裕をなくし始めた彼女に対して、マスターはなおも三点責めを続ける。

 

「あひっ♡ ナカっ♡ あにゃるっ♡ ちくびがすごいっ♡ つよいいぃっ♡」

 

 人間とのセックスによる快感とは違う、獣との無遠慮な性交とも違う。力によって雌を組み伏せながら、適切な性技を持って絶妙に相手の官能を引き出していくマスター。タマモキャットはそんな彼の手によって淫らに喘がされ、感じるだけの雌にされてしまっていた。

 

「ひぐっ……♡ またひぐぅぅぅ……♡」

 

 乳首を甘噛みされたタマモキャットがその痺れを感じながら絶頂する。潮を噴き出しながら達した彼女の体を軽々と抱え上げたマスターは、彼女の体を反転させて己の怒張をアヌスへとあてがった。

 

「こ、今度はそっちか……んほぉぉぉぉっっっ♡♡♡」

 

 括約筋を押し開いて挿ってくる肉棒、排泄器官に逆に太いものを突き入れられたタマモキャットが文字通りの獣の様な声を上げて叫ぶ。

 

「おお、しり、がぁ……めりめり、と、ひろげられ……ほぉぉっっ♡」

 

 寝台に腰を落としたマスターが遠慮なくタマモキャットの尻穴を穿つ。膣での絶頂の余韻が抜けきらない彼女は、盛大に潮を吹きながらいやいやと首を振って懇願した。

 

「まっへぇ……まっひぇくれ、ごひゅじん……ちつイキしてるから、もうイッてるから……しりでも、イかせようとしないでくれぇ……!」

 

 弱々しい懇願、無駄である可能性が高いと知りながらもタマモキャットはそう言わざるを得なかった。その言葉を聞いたマスターの行動に変化が起こる。

 

「あ……ふ、ぅん……っっ」

 

 ゆっくり、ゆっくりとタマモキャットを自分の腰の上に下ろすマスター。そのまま労わる様にして彼女の頭を撫でる。

 

 しっかりとアナルに挿入したままであるが、彼はタマモキャットの事を労わってくれている。その行動に温もりを感じつつも、違和感を感じえなかったタマモキャットはマスターに起きた異変の正体に勘づいた。

 

 急速な身体能力の上昇、意思疎通の難化、簡略的な行為しか出来なくなると言う弊害……その全てを説明できる一つの可能性に思い当った彼女は、恐る恐ると言った様子でマスターへと声をかけた。

 

「ま、まさかご主人……アタシに当てられて、『狂化』したのか……? んほぉぉぉぉっっっ♡♡♡」

 

 マスターの答えを待っていた彼女を襲ったのは、動きを再開したマスターの肉棒による一突きだった。アヌスの奥の奥まで突き入れられた肉棒に対して野太い悲鳴を上げた彼女を更にマスターが責める。

 

「ほぉぉぉっ♡ んおぉぉっ♡ つよいっ、はげしいっ♡ しりあなが、こわれるぅっ♡」

 

 今度はもうキャットの声にも耳を貸さないままマスターはタマモキャットのアナルを穿ち続けた。ただひたすらに彼女の理性を剥ぎ取るかのように腰を叩き付けるマスターの思惑通りに、タマモキャットの出す声は意味をなさないものへと変わって行く。

 

「ほにゃぁぁぁ♡ ん、ほぉぉぉぉ……♡」

 

 自分を組み伏す様な強い雄の責めに、タマモキャットはひたすら喘がされる雌猫と化す他無くなってしまっていたのであった。

 

「ひぁっ♡ あぁぁぁぁぁっ♡ んやぉぉぉぉぉっ………♡♡♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 何故だかはわからないが、頭がすっきりとしていた。死を待つしかないと思ったあの直前に聞こえた声が関係しているのかもしれない。

 

『ごちゃごちゃ考えるなよ、そんなんだから上手く行かねぇんだよ』

 

 声はそう言った。そして、俺を抱くキャットの躰を指し示しながら続ける。

 

『こんなに良い女が、良い雌が目の前に居るんだ。その躰を貪り喰らう事以外を考えるなんてのは野暮じゃあねぇのか?』

 

 そうなのかな? と俺は思った。確かに言う通りだ、死ぬとか、フランスの未来とか、そう言うのは今ここにある快感に比べればどうでも良い事の様に思えてくる。

 

『そうだぜ! ただ愉しめば良いんだよ! 悦楽と欲望に塗れた人生を楽しめよ!』

 

 体の痛みが消えた。正確にはまだ痛むが、先ほどよりかはましになったくらいのものだが。

 

『まだ死ねないよなぁ? 生きて、生きて生きて! 楽しまなきゃならねぇもんなぁ!』

 

(……誰なんだ、君は……?)

 

『俺かい? 俺はアンタ自身さ、このくそったれな状況に置かれたアンタの欲望の部分……まぁ、今のアンタにとって一番重要なのはそこじゃねぇだろ?』

 

 その通りだった。得体のしれない協力者には興味があるが、今最も重要なのはそこでは無い。

 

 フランスの未来でもない。ソロモンの計画を阻止する事でもない。タマモキャットを取り戻す事でもない。

 ただ目の前の、ひたすらに美しく、温かく、柔らかな雌の躰を喰らいつくす事だけだ。

 

『分かって来たじゃねぇか! さて、俺はここで消えるぜ。だが、いつでもお前のすぐそばにいる事を忘れるなよ』

 

 それだけ言い残して声の主は居なくなった。姿が見えなかったので本当にいなくなったかは分からないが、今はそんなことどうでも良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イクっ♡ イクぅぅぅぅぅ……♡」

 

 キャットの尻穴を穿ちながら大きく揺れる胸を揉む。乳首を指と指の間に挟み込み、遠慮なくぐにゅぐにゅと力を込めて揉んでいく。

 

 固くなった乳首を刺激する度にキャットは甲高い悲鳴を上げ、躰を仰け反らせた。

 

「ごしゅ、じんっ。むねと、ちくびをいじらないでくれぇ……♡ あにゃるのしげきといっしょにくると、いしきが、もたない……♡」

 

 キャットのその言葉に動きを止める。これは嫌なのか、では、止めないといけないな。

 

 楽しむことは大事だ。だが、俺にとってもっと大事な事は仲間を傷つけない事だ。

 大切な仲間が嫌がっている事はしないでおこう。だから、俺は別の場所に手を伸ばした。

 

「くひゅぅぅぅぅぅぅっぅぅっっ♡♡♡」

 

 両手をキャットの女性器と陰核へと持っていき、そこを弄る。アナルを穿られながら敏感な二か所を弄られることへの刺激が、キャットを高みへと追いつめていった。

 

「だめっ♡ それも駄目だぞっ♡ むしろ、さっきより悪く……ひぁぁぁぁっ♡♡♡」

 

 ぶしゅう、と音を立てて愛液が飛び散る。潮を吹くと言う事は気持ち良い証明のはずだが、キャットは嫌な様だ。

 

 困ったな、これでは弄る所が無い。と、なれば、俺の取る行動は一つだ。

 

「はひ……?」

 

 M字に開かせていたキャットの脚の関節部分を掴む。そのまま上に持ち上げると、キャットの躰の体重は、俺に挿入されている尻にかかる事になった。

 

「な、なんだ……? なにを……? ほぉぉぉぉぉっっっ♡♡♡」

 

 キャットを持ち上げる力を抜き、代わりに腰を思いきり押し上げる。先ほどよりも勢い良く貫かれた衝撃にキャットが呻いているのが分かる。

 

「のぉぉぉぉっっ♡ ほおぉぉぉっ♡ ほっ、ほぉぉぉぉっっ♡」

 

 自身の全体重が乗ったピストン運動で尻を穿たれるキャット。俺の腰が彼女の尻にぶち当たる度に今まで以上に大きな声を上げて吠えまくる。

 

「おおぉぉぉっ♡ し、しりぃぃっ♡ ほっぉぉぉぉぉっ♡」

 

 キャットの躰から汗が噴き出る。性器からは愛液と尿の混合物が飛び出す。

 その様子を見た俺はようやく安心した。これこそがキャットの求めていた物なんだと理解できたからだ。

 

 だってキャットは嫌がっていない。今までの様に「止めてくれ」とは一言も言っていないのだから。

 

 嫌だと言わず、ここまで大きな官能の証明をしているのだから、これこそが彼女の求めていた物だと言う事が分かる。彼女が欲しがっていた物を与えられた事に気を良くした俺は、大きく腰を跳ね上げた。

 

「んぎぃっ♡ んぎぃぃぃぃぃっ♡ にゃおぉぉぉぉっ♡」

 

 なんて素敵な声なのだろう。キャットは喜びの余りに今まで聞いた事の無い様な大声を出して叫んでいる。気持ち良くなっている証明と、もしかしたら俺への感謝を表しているのかもしれない。

 

 嬉しいな。もっと気持ち良くしてあげたいな。

 

 嬉しい、嬉しい、嬉しい、嬉しい嬉しい嬉しい嬉しいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしい!

 

 アナルが熱くなっているのが分かる。きつい締め付けも悦びからだと言うことも理解している。

 だから俺は止めを刺した。深く、深く……キャットが逃れられない様になるほどの、快感を与える止めを……

 

「おおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっ♡♡♡」

 

 キャットの躰が大きく震えたのち、大きく痙攣を繰り返す。絶頂しているのだろう、そう思いながらも俺は腰を動かし続けた。

 

「にゃおぉぉ……♡ わ、おぉぉぉぉ……♡」

 

 イッている腸内をさらに擦り上げられる快感がたまらないのだろう。キャットは無意識の内に獣の様な鳴き声を上げていた。これも別に止めて欲しくないはずだ。だって嫌だと言っていないのだから

 

「あぁ……あ、ぁ……ん……ひぃ……♡」

 

 俺は射精した。奥深くまで自身の分身をねじ込み、キャットの尻の奥に精液を流し込んだ。

 そうした後、キャットを四つん這いにさせてアナルを思いきり手で広げてやる。そこからは、俺が出した精液がどろどろと溢れ出て来た。

 

―――ぶぴぃ、ぶぴぃ……

 

 そんな音を立てながら寝台へと零れ落ちる精液を見た俺は、それを勿体なく感じてしまった。すぐに抜いてしまった事を後悔しながらキャットを仰向けにする。

 

「あへ……♡ んへぇ……♡」

 

 潰されたカエルの様な格好で寝転がるタマモキャット。白目を剥き、涙や涎、鼻水までを垂れ流したその顔はぐしゃぐしゃになっている。

 だが、俺は思った。その表情はとても美しいと……

 

 これは俺の物だ。他の誰にも渡さない。美しく、食べ甲斐のあるこの躰は、この雌は、俺だけのものだ。

 

「ふあぁぁぁぁぁっ……♡」

 

 女性器に挿入しつつ覆い被さる様にのしかかる。顔を傾かせ、キャットに白い首筋を露わにさせた俺は、その喉笛に噛み付いた。

 

「あ……あ……♡」

 

 呆然としたキャットの声が聞こえる。細く白い喉笛に甘噛みをしながら、そこを舌で舐める。

 ややあって、キャットの首筋に歯型を残した後で口を放した俺は、全身でキャットを押さえつけながらその瞳を見つめていた。

 

「……征服されてしまったな、完全に」

 

 ぼそりとキャットが呟く。何を言っているのかは分からない。

 

「組み伏され、急所を喰われ、あえて生かされ……我が、ご主人よりも弱い雌だと示されてしまったな」

 

 わからない。わからない。わからない……

 

「アタシの負けだ、ご主人。勝者として、雄として、この雌を喰らうが良い。それが、強き雄としての定めであり、アタシの幸せでもあるのだからな」

 

 チリチリと音を立ててキャットの下腹部にある模様が赤く変わって行く。俺の左手にも火傷した様な痛みが走る。

 

 これはどういう意味だったっけか? それも分からない。だが、一つだけわかる事があった。

 

(ごめんね、キャット……)

 

 退屈させてしまった。良く分からない話を長々と続けさせるほどに、彼女を退屈させてしまった。

 すぐに気持ち良くしてあげないと、何も考えられない位の快感を与えてあげないと……

 

「あぁぁぁっ♡ んあぁぁっ♡ あぁぁぁっ♡」

 

 組み敷いたキャットの為に腰を動かす。幸せそうな彼女の声が聞こえる。

 これで良い、これで良いのだ……俺もまたキャットの膣から与えられる快感と、彼女の幸せを作り出していると言う幸福をかみしめながら、尽きぬ欲情に身を任せたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先輩……? タマモキャットさん……? 入りますよ……?」

 

 翌朝、マスターの身を案じたマシュは誰よりも早く二人が入って行った小屋へと向かった。最悪の事態は起きているはずが無いと思いつつ、不安げにドアを開ける。

 

「うっ……!?」

 

 瞬間、彼女の鼻をついたのはむせ返る様な匂いだった。充満するのは性の匂い、自分が交わった時よりも何倍も強いその匂いに耐えながら彼女は部屋の中に入る。

 

「先輩、ご無事ですか!?」

 

「うぅ……その声、マシュ……?」

 

「先輩! 良かった、無事なんですね!」

 

 疲れ切ってはいるが返事をしてくれたマスターの声を聴いたマシュが顔を綻ばせる。彼が無事だと言う事は、タマモキャットの奪還には成功したのだろう。最高の展開になった事に喜ぶマシュであったが……

 

「え……?」

 

「な、何? どうしたの?」

 

 突如凍り付いたマシュを見て驚くマスター。自分の身に何か起きているのかと驚いた彼が急いで彼女の視線を追って顔を下に向けると……

 

「へ?」

 

 まず最初に見えたのは、丸くて赤みがかかった尻だった。自分の腹筋に押し当てられたそれは、適度な柔らかさを持って心地良さを与えてくれている。

 

 そのまま視線を先に進ませると、綺麗な背中が目に映った。綺麗で傷一つ見当たらないその背中の先には、ピンク色の髪を生やした女性の頭があった。

 

「……おはよう、マシュ。良い朝かどうかはこの体勢では分からないが、グッドモーニングなのは間違いないな」

 

 ぴっちりと寝台に頭をつけ、所謂『裸土下座』と言うものをしながらタマモキャットはマシュに挨拶をした。その光景をあっけにとられた様子で見ていた二人だったが、マスターが急いで彼女に顔を上げさせる。

 

「な、なんでそんな事してるの!? 顔を上げて普通に挨拶してよ!」

 

「なんでって、ご主人が命令したからでは無いか。ぎっちりずっぽり我にハメておいて、その言い草は流石にどうかと思うぞ?」

 

「お、俺がっ!?」

 

 マスターはそこで初めて気が付く、自分の肉棒がキャットの膣に挿っている事に……

 

 体を起こしたタマモキャットはすりすりと顔をマスターに寄せて頬ずりした。そして、文字通りの猫撫で声で彼に甘えたように語り掛ける。

 

「昨日はお楽しみだったな、ご主人! アタシを完全屈服させた後、あんな屈辱的なポーズを取らせるなんて鬼畜野郎だな!」

 

「き、鬼畜っ!?」

 

「まんこにちんこ突っ込んだままで土下座強要! その体勢から少しでも動けばお仕置きと言う名のスパンキング! 何もしなくてもアヌスを指で穿る! いやぁ、正に主としての風格に目覚めたな!」

 

「お、俺が、そんなことを……?」

 

 まるで覚えていない事を次々と言われて頭を抱えるマスター、しかし、タマモキャットが嘘をつくはずも無いしと考えていると……

 

「……それで、どうするのだ? ご主人の逸物はまだ硬くなっているゾ?」

 

「う……っ」

 

 艶やかに体にもたれ掛かるキャットは自分の膣を締めてマスターを誘惑する。熱くきついその感触に呻いているマスターに対して、追い打ちをかける様に言う。

 

「何、気にすることは無い。もとよりキャットはご主人のもの……自分の持ち物をどう使おうと、主の自由だろう?」

 

「お、俺は、キャットを物だなんて……」

 

「ではそうだな……ご主人を気持ち良くする代わりに、ご褒美をもらうとするか」

 

「ご、ご褒美って……?」

 

 マスターのその質問に対して屈託のない笑顔を浮かべたタマモキャットは、いつも通りの口調で彼に報酬を告げた。

 

「報酬に人参を頂こう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(……酷い目にあった……ってわけじゃないよなぁ?)

 

 あの後、自分たちの心配をして見に来てくれたマシュも乱入してきたためにとりあえず一人一回と言う約束でセックスをしたのだが、当然若い三人が一回で満足するはずも無い。体力的に限界だったマスターを料理の師弟コンビが好き勝手跨って楽しむと言う事になってしまい、結局三回ほどはしてしまった。

 

 その後、じっくりと二人に体を洗って貰った後で、受け取った婦長ミルクを飲んで体力を回復させてはいるが……しばらく、セックスは良いだろう。休ませて欲しい。

 

「それで、この後はどうしましょうか? 戦力が手に入ったとはいえ、フランスと言う国を相手に考えるとあまりにも微量です。もう少し仲間が欲しい所ですが……」

 

「ふむ、それならアタシに考えがあるぞ!」

 

 今後の行動を決める会議に新たに加入したタマモキャットが勢いよく手を挙げる。この時代で戦い続けて来た彼女ならば、何か妙案を出してくれるやもしれないと期待した俺たちに向かって、彼女は言った。

 

「我以外にもこの時代に来ているサーヴァントは居るのな。間違いなく二人は居るぞ」

 

「本当!?」

 

「アタシはご主人に嘘はつかないぞ! うん、多分つかないと思う!」

 

 そこは言い切って欲しかったがまぁ良い、今大切なのはその二人のサーヴァントの事だ。

 その情報を求める俺たちの眼差しに気を良くしたのか、タマモキャットは大きく胸を張ると説明を始めた。

 

「一人目はアーチャー、アーラシュだ。アタシたち同様に反乱軍を率いて、迫害されている者たちを助けているのだ」

 

「アーラシュが!?」

 

 出て来たビッグネームに驚く俺、アーラシュと言えば気さくで人の良い快男児である見た目とは裏腹に東方の大英雄と呼ばれる程の強さと来歴を持っている紛れも無い英霊だ。そんな彼がこのフランスに居るなんて、まったくもって予想外だった。

 

『……そうか、彼はこの時代の聖杯に呼ばれたのかもしれないね』

 

「どういう事、ダヴィンチちゃん?」

 

『彼の宝具「流星一条」は使用すれば彼自身が砕け散る捨て身の宝具だ。ソロモンとのあの戦いでも彼は間違いなくそれを使ったんだろう。その結果、ひとりでに消滅した彼はソロモンに捕らえられる事無く、英霊の座に戻れたんだよ』

 

「そっか……とんでもないデメリットだと思ってたけど、こんなところで役に立ったんだ……!」

 

 ダヴィンチちゃんのその推理に納得した俺は大きく頷いた。ただ一人ソロモンの魔の手から逃れたアーラシュは、異変が起きたフランスに呼び出されたのであろう。そしてソロモン達と戦っている……予想以上の仲間の登場に喜ぶ俺に対して、タマモキャットは神妙な顔でもう一人の英霊の情報を話してくれた。

 

「もう一人のサーヴァントだが、実はアタシと一緒にソロモンの元から逃げて来た女英霊なのだ。彼女もまた、アーラシュに保護されて彼の元に居る」

 

「……誰なんだい、そいつは?」

 

 兄貴の問いかけに深く息を吸ったタマモキャットが答える。このフランスで俺たちを待つもう一人の英雄の名を……

 

「獅子王『アルトリア・ペンドラゴン』……ランサーである彼女も、このフランスに来ているぞ」

 

 

 

 

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