「……ん、うぅ……っ」
「あ、二人とも起きたんだね。体は大丈夫?」
「ここ、は……?」
目覚めたジャンヌたちは、ぼんやりとした表情で今の自分たちが置かれている状況を理解しようとしていた。
周囲を見回してみれば今の自分たちが居るのは巨大なベッドの上であり、話しかけている俺が下着姿であることにはすぐに気がつくだろう。
そして最後に自分たちが拘束はされていないものの全裸であることに気がついた彼女たちは、全ての合点がいったと言う様に頷くとため息をついた。
「……犯す気ですね、私たちのことを」
「ほんっと下種な考えだこと!」
憎しみと怒りを込めた言葉を俺に投げつけるもジャンヌたちに抵抗する様子は見られない。疲れきった体に力が残っていないことは彼女たちが一番わかっているからだ。
俺は出来る限りにこやかに笑みを浮かべると二人に対して穏やかな口調で話しかけた。
「犯すつもりなんか無いよ。ちゃんと合意を取った上でセックスするつもりさ」
「ふふ……。口ではそう言っていますが、この状況では有無を言わせるつもりはないのでしょう?」
「……まあ、良いわ。相手をしてあげましょう。すぐに無駄だと理解するでしょうけどね!」
憎々しげにそう吐き捨てた後、二人は同じ様にして笑みを浮かべる。俺に対する侮蔑やこれから先の展開を予想した彼女たちのどす黒い感情が篭っているであろうその笑みは、ゾッとするほど冷たかった。
「うん、ありがとう。二人を退屈させない様に頑張るよ」
嫌悪感と憎悪を剥きだしにして俺を睨む二人にそう告げると俺もまたベッドの上に乗る。なんにせよ、これで準備は整った。ここからは俺の行動次第だ。
「じゃあ、ジャンヌからいくよ。キス、するね……」
「ふふ……! ええ、お好きにどうぞ」
真正面からジャンヌの顔を覗きこみ、彼女の唇を貪る。俺の行動に合わせて舌を絡めてくれるジャンヌだったが、キスを終えた後で顔を離してみても彼女に感じている様子は見受けられなかった。
「……次は私としましょうか? ねえ、元マスター……!」
「うん、じゃあそうしようかな」
俺の心を抉る言葉を囁きながら近づいて来たオルタとも唇を重ねるが、彼女もジャンヌと一緒でまったく感じている素振りを見せないでいる。
舌を絡めたキス程度では感じないとでもいう様な表情を浮かべたジャンヌたちは、同時にベッドに寝転ぶと俺を誘う様に手招きした。
「さあ、次はどうしますか? 胸でも尻でもお好きに弄って下さいな」
「でもまあ、そのぬる~い愛撫で私たちが感じるかどうかは別問題ですよ?」
余裕と自信を感じさせる口調でそう囁いたジャンヌたちの間に寝そべった俺は、まず最初にジャンヌの胸に手を伸ばす。
柔らかくたわわに実ったそこの感触を楽しんでいる俺に対し、ジャンヌは歌う様な口調で感想を口にした。
「ああ、とっても素敵ですよ、元マスター……! 欠伸が出てしまうほどに気持ち良いです」
俺を嘲り、感じていないと暗に告げるジャンヌ。オルタもまたそんな彼女の言葉に笑いを隠すことをせずに俺を馬鹿にした表情を向けるとこれまた俺を馬鹿にした口調で話しかけてきた。
「いい? 私たちはソロモン様に雌の喜びを叩き込んで貰ったの。熱く、激しい性の交わりを何度も繰り返したの!」
「性行為用の魔獣や屈強な男たち、それらの相手を同時に何人も何体も相手をして来たんですよ? そんな激しい快感を知った今、あなたの温い愛撫で感じるとでもお思いですか?」
「無駄なのよ、アンタのやっていることは……! 全然全く、意味を成さないってわけ!」
両側からステレオボイスで俺を責めるジャンヌたち。思いっきり俺を嘲笑いながら、退屈だと言わんばかりに肩をすくめる。
彼女たちの言うとおり、今の俺の愛撫は二人にとっては生温く感じるのであろう。激しい乱交やレイプを経験した二人は、今の俺の手で感じることは無いと思っている様だ。
「……諦めなさいよ、元マスター……! どんなに頑張ったって無駄なものは無駄なの。諦めて、私たちをソロモン様の所に返して頂戴」
「あなた達に敗れた叱責を受け、弱った霊基を強化する為にセックスをしなければならないんです。一刻も早くソロモン様の元に戻って、肉便器としての責務を果たしたいんですから……ね?」
俺の心を折る様に言葉を投げかけ、ソロモンへの忠義を示すジャンヌとオルタ。彼女たちからしてみれば、この一言で俺が諦めてセックスを終わりにするとおもっていたのだろう。
しかし、俺はその言葉を無視するとオルタへと責める相手を変えた。右の乳首に吸い付き、後ろから手を回して左の乳房を揉む。空いている右手で彼女の性器を優しく撫でると、オルタは舌打ちをした後で俺を睨んできた。
「……馬鹿じゃないの? 無駄だって言っているのがわからない? それとも本当に私たちを抱きたいだけなのかしら?」
「まあ、好きにさせてあげれば良いじゃないですか。彼が頑張った分だけ私たちの力が回復するわけですし、そうすればソロモン様の元に帰るまでの時間が短くなるんですからね」
「そうね……せいぜい頑張って貰って、力が回復したら一暴れして……ソロモン様の元に戻ったら、こんな生温い快感じゃない極上の快楽を与えて頂きましょう」
そんな二人の会話を耳にしながらも俺は手を休めることはない。激しくは無いが丁寧にオルタを愛撫し、快感を生み出そうとする。
二人は俺のその行動を無意味なものと考えて嗤っている。だが、それは突如としてやって来た。
「んっ……♡」
部屋に響く熱の篭った声、自分の半身が発したその声を耳にしたジャンヌは一瞬だけ怪訝な表情を浮かべたが、すぐさま元通りの笑みを浮かべた。
「まったく……サービスが良いことですね。元マスターを興奮させるために感じている振りまでするんですから」
「え、ええ……。こいつが興奮すれば、その分私たちの力の回復が、早まる……っっ!?」
(……来た!)
かくん、とオルタの首が落ちる。体が熱く火照り、小刻みに痙攣を繰り返し始める。
吸い付いている乳首は硬く尖り、膣も締め付けを強くして俺の指を咥え込む。そんな体の反応を見せるオルタの口からは、先ほど出たものと同じ熱の篭った声が飛び出して来ていた。
「あ~~っ♡ あっ♡ んあぁぁっ♡」
「なっ!?」
突然乱れ始めたオルタの姿を見たジャンヌの瞳が見開かれる。俺は、喘ぐオルタの後頭部を抑えて自分の方向を向かせると、開いた口を閉ざす様にして唇を重ね合わせた。
「ん~~~っ♡ んん~~~っっ♡」
先ほどと同じキスだと言うのにオルタの反応は凄まじいほどの差を見せていた。びくんびくんと体を跳ね上げ、くぐもった叫びを上げながら俺の手から逃れようとしている。
しかし、しっかりと抱きかかえられた体を離すことは出来ず、それどころか言うことの聞かない体は俺に擦り寄る様に近づいて来ていた。
「にゃんれっ!? どうひてっ!? こんなっ、こんにゃぁぁぁぁっ♡♡♡」
二本の指をオルタの膣の中で器用にばたつかせればオルタは仰け反って叫びながらその快感を主張してくれた。
俺はトドメとばかりに指を深く突き入れると彼女の快感を爆発させる。オルタは俺の責めに目を見開くと口を大きく開けて叫び声を上げた。
「あぁぁぁっっっ♡ んあぁぁぁぁっっ♡」
絶頂し、秘裂から黄金色の液体を噴き出すオルタ。腰はがくがくと震えて上下に痙攣している。
白目を剥くほどの快感を得て翻弄される彼女を見たジャンヌは、初めて俺に怯えた表情を見せた。
「な、何を……何をした!?」
「……どう言う意味?」
「恍けるな! 薬? それとも魔術!? あんな温い愛撫でこんなに乱れるわけがない! どんな手段を使ったんです!」
俺は叫びを上げて俺を威嚇するジャンヌの質問に答えないまま彼女に近づくとその脚を掴んで左右に広げた。大して濡れていないジャンヌの秘所に舌を這わせ、じっくりと舐めていく。
「うぐっ……! こ、こんなの、気持ち悪いだけ……!」
気丈な台詞を口にするジャンヌは、口を真一文字に結んだまま俺の愛撫を耐えていた。性器が濡れない所を見るに本当に気持ち良く無いのだろう。
だが、それでも俺は舌を休めることはしなかった。じっくり丁寧に性器を舐め続けながらその時を待つ。
「んっ、んんっ♡」
ぴくりとジャンヌの体が震える。声も艶が乗ったものになり、女の快感を示すものとなった。
それを確認した俺は一層じっくりと舌での愛撫を続ける。すると、徐々にジャンヌの声が大きく、そして甲高くなっていった。
「ひ、あぁぁっ♡ な、なんでぇっ♡ なんでこんな、気持ち……っっ♡」
とろとろと愛液が溢れ、膣が蕩けてくる。カタカタと震えて首を振りながら与えられる快感の出所を探そうとしていたジャンヌだったが、俺の舌が膣に潜り込んだことに気がつくと狂った様な叫びを上げた。
「んひぃぃぃっ♡♡♡」
白く濁った本気汁が噴き出し、俺の顔を汚す。潮吹きを披露しながら先ほどのオルタ同様に痙攣を始めたジャンヌの体を抑えながら愛撫を続ける。
「ひぅぅぅっ……♡ んひっ♡ ひぉぉっ……♡」
たっぷりと膣を舐め続けた後で舌を離せば、ジャンヌの表情は完全に蕩けて快感に飲まれてしまっていた。俺はそんな彼女にトドメを刺す。
秘所の少し上、硬く起立した淫核を唇で挟んだ俺は、そのまま舌で舐めながら思いっきりそれを吸い上げた。
「くひゅぅぅぅっっっ♡」
敏感なクリトリスを襲った刺激に耐え切れなかったジャンヌは背中を弓なりに反らせて再び絶頂した。舌を放り出してアヘ顔を晒す彼女の体を転がしてオルタの横に並べた俺は、二人の脚を開かせる。
「あ、あ……待って、待ちなさい……」
「な、にを、したのよ……? こんなの、ありえない……!」
自分の体が快感に翻弄されていることを認められない二人は、強い視線で俺を睨んで質問をする。自分たちの体が何故ここまで感じているのかわからない二人は、俺が何かをしたと思っているのだ。
薬か、魔術か、はたまた何かの装置か……俺がそんな考えを思い浮かべているであろう二人に手を伸ばすと二人はその動きに反応して体をすくませてしまった。
また快感を押し付けられる……そんな恐怖を感じている二人の表情を見た俺は、熱を帯びた女体には触れずに彼女たちの頭を優しく撫でた。
「えっ……!?」
「……俺は二人にやましいことは何もしてないよ。薬も魔術も使ってない、絶対にだ」
「嘘よ……! そんな訳無い! そうじゃなきゃ、私たちがイク訳無いじゃない!」
「……気持ち良かったの? 俺の指と舌で感じてくれたの?」
「っっ……!!?」
言葉尻を捉えられたオルタは赤面すると俺から顔を逸らして黙り込んだ。もうこれ以上俺に調子付かせまいとする彼女の行動を見た俺は、微笑みを浮かべる。
先ほどまで彼女たちが浮かべていた侮蔑の嘲笑ではなく心から彼女たちを思う笑みを浮かべた俺は、そのまま二人の頭を優しく撫でながら言った。
「そっか……! 嬉しいな。俺なんかの手で感じてくれるなんて……!」
「ふあっ……♡ ちょ、調子に乗らないことね。こんなのすぐに慣れて、また何も感じなくなるに決まって……」
「そうかもね……でも、俺は二人のことを愛し続けるよ」
「「!?」」
愛する……その一言に過剰な反応を見せた二人を抱き寄せた俺は、二人の耳元で甘く愛を囁いた。
「愛してるよ、ジャンヌ。好きだよ、オルタ……俺は、二人を抱けてすごく幸せだよ……!」
「な、何を……!? ふあぁぁっ♡♡♡」
困惑した表情を浮かべたオルタの膣に己の分身を潜り込ませた俺は、そのまま深く彼女の中を穿った。
びくびくと震える彼女の内部は俺の逸物を強く締め付け、離すまいとしている。
「あっ♡ あぁぁっ♡ なにっ♡ これぇっ♡」
「な、何をしているんです!? そんな、敵のマスターに抱かれて、気持ち良さそうな声を、上げる、なん、て……!」
「イクぅっ♡ イっちゃうぅっ♡ すごいっ、すごいのくるぅぅっ♡」
一突きごとに大きくなっていくオルタの嬌声。それに反比例してもう一人の自分を責めるジャンヌの声は小さくなっていく。
幾度と無くアクメを繰り返したオルタの体が跳ね回る。その姿を見ているジャンヌもまた頬を紅潮させると喉を小さく鳴らして涎を飲み込んだ。
「あぁ、いぃ……っ♡ 体が、ふるえ、て……言うこと、きかな……んひっ♡」
「……さあ、次はジャンヌの番だよ」
「ひっ!!!」
オルタの膣から肉棒を引き抜いた俺はジャンヌへと向き直る。ジャンヌは恐怖に怯え、小さい悲鳴を上げて俺と距離を取ろうとした。
「……どうしたの? 俺が恐いの?」
「こ、こわくなんか、あるはずが……!」
「大丈夫だよ、心配要らないよ……ほら、こっちにおいで……!」
「っっ……!?」
震えるジャンヌの体を優しく抱きしめる。母親が子供にするように彼女の頭を撫でながら、気を落ち着かせるために声をかけ続ける。
「大丈夫だよ……俺は、ジャンヌを乱暴に扱ったりしないから……だって俺は、ジャンヌのことを愛してるからね……」
「愛、してる……?」
「そうだよ。俺は二人を愛してる。だから、二人に乱暴なんか出来ない……悔しいけど、ソロモンがしたみたいに二人を肉便器として扱うことは出来ないんだ」
「なによ、それ……? 私たちを、愛してる……?」
「うん……。俺は二人を乱暴に扱えない、肉便器にも性奴隷にも出来ない。だから、思いっきり優しくして、思いっきり
「愛……? 乱暴、しない……?」
どこか浮いている様な感覚で呟く二人の唇にキスを落とす。本当に優しく、感じさせるためのものでは無いその口付けを受けた二人は、少しだけ嬉しそうな笑みを浮かべて頬を赤らめた。
「……もう一度動くね。またオルタから始めるよ」
「あんっ♡♡♡」
これまた優しく声をかけた後、恋人同士がするセックスの様に甘い快感を二人に与え続ける。決して射精せずに我慢を続けることは、これまでの経験で間単に出来る様になっていた。
「ひんっ♡ はぁっ♡ だめっ、らめっ♡ きもっち……ふぅんっ♡」
「あぁ、イクっ♡ またイクっ♡ イクのとまらないぃっ♡」
それから数十分間、俺は二人の膣に交互に挿入して腰を振り続けた。何度も何度も二人を絶頂させ、その度に愛を囁く。
「可愛いよ、ジャンヌ。俺とのセックスで気持ち良くなってくれてるんだね」
「言わないで、くださ……くひゅぅぅっっ♡♡♡」
「オルタ、愛してるよ。もっと気持ち良くなって欲しいな……!」
「あい、してるなんてっ、いうなぁっ♡ いわれると、アクメとまらなく、なるからぁっ……♡♡♡」
既に二人の秘所はびしょびしょになり、ベッドもぐっしょりと濡れている。快感に蕩けた表情を浮かべる二人のことを抱きしめながら、何度愛を囁いただろうか?
息も絶え絶えになり、体力が底を尽きかけた頃……オルタがとうとう感じていた疑問を口にした。
「何で射精しないのよ……? 私たちの子宮に出せば良いじゃない、アンタも気持ち良くなってしまえば良いじゃない……」
「……それは出来ないよ、オルタ。だって二人は俺のことが嫌いなんでしょ? 嫌いな相手に膣出しされるなんて、すごく嫌なことじゃないか」
「え……?」
「俺は、二人が嫌がることは出来ないよ。だから射精しない。でも、そうだね、そろそろ……」
そこで言葉を切った俺は二人の様子を探った。ジャンヌもオルタも期待と不安が入り混じった顔で俺を見ている。
ようやく射精するのだろうか? どこかもどかしいこの官能に終わりを告げてくれるのだろうか? 二人の表情はそう語っている。
俺はそれを確認すると……二人に対して、はっきりした口調でこう告げた。
「そろそろ……二人をソロモンの所へ帰してあげるよ」
「……ぇ?」
俺の言葉を聞いた二人の口から空気が漏れる様な音がした。その言葉の意味を理解していくと共に彼女たちの目が見開かれていく。
呆然としている二人を尻目にベッドサイドのダッシュボードに手を伸ばした俺は、そこに置いてあったカードを手に取るとその中に封じられていた概念礼装を顕現させた。
「それ、は……?」
「見てのとおりのナイフだよ。これで二人を殺して、ソロモンの所に帰してあげるね」
「ほ、本気、なの……?」
「ああ……何度も言うけど、俺は二人を愛してる。本当はこんな事したくないよ、でもさ……」
俺は物憂げな表情を作ると手に持つナイフへと視線を向けた。そこに映る自分の顔を見ながら、自分自身に言い聞かせる様にして言葉を紡ぐ。
「二人は俺に愛されるより、ソロモンの元で肉便器として生きたいんだもんね……。その願いを踏み躙ることは、俺には出来ないよ。だから、涙を呑んで二人を殺すね」
「あ……? あ……!?」
俺の言葉に明らかな動揺を見せた二人はおろおろと泣きそうな顔を見せながら俺のことを見つめていた。多少の心苦しさを感じながらも、俺はそんなジャンヌたちに追い討ちをかける。
「……肉便器として獣や名前も知らない男たちに犯され続けることが一番の幸せなんだよね、ジャンヌ?」
「そ、れは……」
「……俺に愛されることなんか、性奴隷としての人生がくれる快感に比べたらちっぽけな物でしょ、オルタ?」
「な、なんで、そんなこと、聞くのよ……?」
「二人は、俺よりもソロモンを選ぶんでしょ? 犯されて、汚されて、ボロ雑巾みたいに扱われて……愛されることなんて一生無い人生がお望みなんでしょ? 俺は、そんな酷い事出来ないからさ……二人がそれを望むなら、ソロモンの所に送るしか無いよ」
「あ、あぁ……あぁぁぁぁぁっっっ!!?」
俺の言葉を聞いたジャンヌとオルタは同時に叫び声を上げた。目には涙が浮かび、体が恐怖に震え始める。
ジャンヌは自分自身を慰める様に抱きしめ、オルタは歯をカチカチと鳴らしながら震えている。その光景を見た俺は、とても心が苦しくなった。
「犯される……? 処刑される前みたいに……? それが、私の望み……?」
「あ、あ、愛され、ない? 温もりが無い、苦しみしかない、あの地獄を、一生味わうの? そ、そんなの、そんなのっ!!!」
二人の反応を見た俺は、自分の考えが正しかったことを確信した。俺の考えた作戦は、彼女たちにとって覿面の効果をもたらしたのだ。
生前、聖処女「ジャンヌ・ダルク」フランスの窮地を救った。その名の通り、彼女は男に抱かれることは無かったのだろう。もし例外があるとすれば、それは処刑前に捕らえられた敵国にて陵辱されたことしかありえない。
つまり、彼女の知っている性経験はレイプの一つだけだ。牢獄の中で男たちの慰み者にされた記憶しかない彼女たちがそれに良い感情を抱くはずも無い。
しかし、ソロモンはどうやってかは知らないが篭絡せしめて見せた。奴のやり方から考えて、間違いなく二人の心を折ってから支配したのだろう。またしてもジャンヌは、生きていた頃と同様に男たちの慰み者となったのである。
淫紋令呪の効果と施された暗示によって、ジャンヌたちはたとえ自分たちが忌避していたレイプですらも幸せを感じられる体にされてしまった。彼女たちの言葉を借りるならば、雌の悦びを叩き込まれたと言う奴だ。
だからこそ、俺が取ったのは、それと真反対の行動だった。
深い愛情と優しさを持って二人に接し、俺が二人を愛していることを何度も伝える。性行為の本来の目的である
後は単純な勝負、ソロモンに受けた陵辱の記憶と俺との性行為のどちらかを二人に選ばせるだけだ。その点に関しても俺には勝つ自信があった。
先ほどの述べた通り、ジャンヌたちは生前に受けた陵辱の記憶を忌避している。レイプや肉便器扱いなどは身の毛がよだつほどの嫌悪感を感じるはずだ。
俺の作戦が上手く行ったならば、二人はそのことを思い出すだろう。ソロモンの元に戻れば自分たちの大嫌いなレイプが待っている。その事に気がついたからこそ、二人は激しく動揺して体を震わせているのだ。
(……ごめん、ジャンヌ。ごめん、オルタ……)
彼女たちのトラウマを抉る真似をしたことに罪悪感を感じる。何が二人を傷つけないだと自分で自分を責めながらも、俺は二人を取り戻すためになら何でもしてやると決めてこの作戦を決行した。
そしてそれは成功した。ジャンヌたちは今、ソロモンの元に戻ることを心の底から恐怖している。この機を逃さず、俺はナイフを手にして最後の選択を突きつけた。
「……さあ、まずはオルタからだ。ジャンヌはちょっと待っててね」
「え、や、あ……!?」
「二人は胸が大きいから心臓を一突きとはいけないね。出来る限り苦しくしないためにも、喉を切らせてもらうね」
そう言いながらオルタの首筋にナイフの刃をあてがう。慈悲を感じさせる口振りで話し、悲しげな表情を浮かべながらオルタを見る俺は、そのまま彼女に別れの言葉を告げた。
「……じゃあね、オルタ……ソロモンの所で肉便器として幸せに過ごすんだよ。俺は、オルタが幸せになることを祈ってるから……!」
「あ、あぁ……ひっく、うぅぅ……」
オルタの瞳から大粒の涙が零れ落ちる。次々と溢れて止まらないそれが喜びの涙で無いことはすぐに分かる。
だが、ここで手を止めるわけにはいかないのだ。俺はそっと手でオルタの涙を拭うと、最後の言葉を告げてナイフを持つ手に力を込めた。
「……さよなら、オルタ」
俺は本気だった。もしもオルタがなんの行動も起こさなかった場合、本当に殺してしまうつもりで腕に力を込めた。そこまでしなければ彼女たちを騙すことなど出来ないと思ったからだ。
それは間違いなく賭けだった。失敗すればオルタを失う、一世一代の博打……勝負に出た俺は、見事にその博打に勝利した。
「い、いやぁぁぁっっっ!!!」
首を切られる寸前、叫び声をあげたオルタが俺の手を叩いてナイフを叩き落したのだ。体に残された力を振り絞っての抵抗を受けた俺は、胸を高鳴らせながら彼女に尋ねる。
「……どうしたの? 死ぬのが恐いの? 大丈夫だよ、痛いのは一瞬だからさ……それで、ソロモンの所に戻れるから、我慢しようね」
「違う、ちがぁう! や、やだっ! いやなのぉっ!」
「俺に殺されるのが嫌なの? だったら、ジャンヌに殺して貰う?」
「そうじゃない! そうじゃない! 戻りたく、ない……!」
段々と小さくなっていくオルタの声を聞いた俺は、彼女を抱きかかえると自分の膝の上に座らせた。
驚いた表情を浮かべたオルタに向かって、俺はもう一度先ほどの言葉を言うように促す。
「……ごめん、聞き間違えたかな? オルタは今、ソロモンの所に戻りたくないって言ったの?」
「……そう、よ。戻りたく、ない……!」
「何で? 肉便器として扱って貰うことが、性奴隷になることがオルタの幸せじゃなかったの? ソロモンの所に戻ればそうして貰えるよ? おしおきとか、霊基を強化するとか、色々理由があるじゃないか」
「嫌……いやぁぁぁぁぁっっ!!! そんなの嫌っ! いやぁぁぁっっ!!!」
俺の言葉を聞いたオルタが狂った様に暴れだした。もがき苦しむように体をばたつかせ、腕を振り回している。
俺はそんなオルタを優しく抱きしめると彼女を落ち着かせるために背中を撫でてやった。俺のその行為に目を見開いたオルタは、動きを止めて短く呻き声を上げ続ける。
「あ……! あぁっ……!」
「……ねえ、オルタ。もしかしてオルタは、肉便器になりたくないの? 性奴隷になることが幸せじゃあなくなったの?」
「あ、あぁぁ……あぁぁぁぁ……」
「大丈夫だよ……! 素直な気持ちを俺に教えてよ。俺、オルタの正直な気持ちを知りたいんだ」
オルタの目を真っ直ぐに見てそう伝える。オルタは小さく体を震わせ、迷った表情を見せた後で俺の耳元へ自分の口を近づける。
そして、正直な思いを吐露してくれた。
「……アンタに愛されたい。愛して欲しい……! アンタがくれた温もりと幸せをもっと味わいたいの。だから……あぁぁぁぁっっ♡♡♡」
オルタの宣言を聞いた俺は、すぐさま彼女の膣へと己の肉棒を突き入れた。媚肉を割り裂いて入ってくる熱い感覚に幸せそうな声を上げたオルタに向けて優しく声をかける。
「嬉しいよ、本当に嬉しい……! オルタは俺のことを選んでくれたんだね?」
「は、あぁぁ……っ♡ これぇ、すごいっ……♡ 温かくって、幸せで……気持ち良すぎるっっ♡」
「これが良いんだ……? なら、好きなだけ味合わせてあげる。オルタのこと、思う存分愛してあげるからね」
「ひやぁぁぁぁっっっ♡♡♡」
胸の中にオルタの体を招きいれ、強く抱きしめながら腰を突き上げる。一突きごとにオルタは歓声を上げて快楽に従順になっていった。
「気持ち良いっ♡ アンタのちんぽっ♡ どんな男よりも逞しくて、どんな獣よりも丁寧で……ううん、愛されてる実感が、何よりも幸せをくれるのぉっ♡」
オルタの秘所から滝の様に流れる愛液。止まる事を知らないそれが俺の肉棒で搔き出され、シーツに水溜りを作っていく。
淫らな水音を膣から響かせ、口からは嬌声を上げるオルタの表情は幸せそのものだ。いつしか彼女も腰を上下させて俺と共に快感を貪ろうとしていた。
「おくっ♡ そこっ♡ ああっ♡ しきゅうっ♡ もっとほしいっ♡ もっと愛してっ♡♡」
俺の動きに合わせて腰を振り、より深い快感を得ようとするオルタ。俺もまた彼女に気持ち良くなって欲しくて、全力のピストンを開始した。
「んひぃぃぃぃっっ♡ すごいっ♡ すごいぃぃぃっっ♡♡♡」
何度もアクメし、痙攣するオルタの膣。そこに挿っている俺の肉棒を強く刺激し、快感を与えてくる。
ずっと我慢し続けてきた俺だったが、そろそろ限界が近い。俺は更に強くオルタを抱きしめると彼女の耳元ではっきりとした声を出した。
「オルタ、射精するよっ! オルタの膣に精液出すからっ!」
「あ、ああぁっ♡ 来てっ、来てぇっ♡」
お互いの腰の動きが激しさを増す。どちらとも無く唇を重ね合わせ、舌を絡ませて愛し合う。
目に♡マークを浮かべたオルタの幸せそうな表情を見ながら限界を迎えた俺は、彼女とキスをしたままおびただしく子宮の中へと己の精を解き放った。
「ん~~~~っっっ♡♡♡」
全身を痙攣させて快感の深さを表現するオルタ。くぐもった叫びを上げながら喉を震わせて絶頂の雄たけびを上げる。
たっぷりと射精した俺はオルタが落ち着くまで彼女の体を抱き続けてあげた。しばらく後、絶頂の余韻が去った体を擦り寄らせながら、オルタは長く続いたキスを止めて唇を離した。
「ぷ、はぁ……♡」
俺とオルタの舌を繋ぐ銀色の橋が架かる。いつもは素直じゃない彼女が甘える子猫の様にじゃれ付いてくることを幸せに感じながら、俺は彼女に質問をした。
「ねえ、オルタ……君のマスターは誰? ソロモン? それとも……」
「……はっ! 今更何を聞いてんのよ?
自信たっぷりの声、人を小馬鹿にした様な笑み……俺の知る姿を取り戻したオルタは、真っ直ぐに俺を見つめている。
その事を喜び、幸せを感じていた俺に対してほんの少しだけ頬を染めた彼女は、俺にしか聞こえない小さな声で質問の答えを呟いてくれた。
「……アンタに決まってるでしょ、マスター♡」
「あふっ♡ ふうっ♡ んあぁっ♡」
オルタの声と彼女が奏でる水音が部屋の中に響く。オルタは少し前までの強情な態度が嘘であるかの様に素直に快楽を享受しながら淫らに喘いでいた。
「そこっ♡ そこがいいっ♡ もっとつよくっ♡ もっと愛してぇっ♡」
背面座位の体位で後ろから彼女を抱きしめながら膣の深くまで貫く。亀頭で子宮を押し上げてやれば、オルタの口からは嬉しそうな声が漏れた。
「イクっ♡ またイクっ♡ 深いの、気持ち良すぎるっ♡ あぁぁぁっっ♡」
思い切り仰け反り、膣から白く濁った本気汁を垂れ流しながらオルタは絶頂した。幸せそうに表情を歪ませた彼女がねだるままに唇を重ね合わせ、舌を絡ませあう。
たっぷりの愛を注いでやれば、もうそれだけでオルタは達してしまいそうになっていた。目は快楽に蕩け、膣もぐっしょりと濡れそぼっている。
「胸、揉んでよ……♡ あそこも沢山突いてっ♡ キスも忘れるんじゃないわよ……♡」
「ふふふ……! オルタは欲張りさんだなぁ!」
「何よ、文句あるの?」
「いいや……可愛いなと思ってさ」
「……何言ってんのよ……馬鹿」
口ではそう言いながらもオルタは嬉しそうだ。更に強く俺へと体を寄せ、快感を求めてくる。
俺は、そんな彼女の柔らかな体の感触を楽しみながら視線を真正面へと向けた。
「う、嘘よ……! こんな、こんな……っ!?」
俺の視線の先には、もう一人の自分が仲睦まじく敵のマスターと交わっていることを悪夢でも見ているかの様に呆然と見守るジャンヌの姿があった。彼女は静かに首を振り、現実を受け止められないと言う表情で固まっている。
「なに、やってるんですか、黒い私……!? そんな奴、さっさと殺して、ソロモン……様の元に戻らないと……」
「……はぁ? 何言ってんの? 戻りたきゃ一人で戻れば良いじゃない。私はここに残るわ」
「っっ!?」
自分自身へと向けられたオルタの決定的な宣言を耳にしたジャンヌは驚きを隠せない表情を浮かべている。そんな彼女の様子がなんだかおかしくて笑ってしまった俺だったが……
「ちょっと、何見てるのよ? アンタが見なきゃいけないのは私でしょう?」
「むっ!?」
頬をぷくりと膨らませたオルタが自分から唇を重ね、ねっとりとしたキスをして来たのだ。その積極的な行動に驚いた俺だったが、彼女の瞳が俺に何かを語りかけていることに気がついた。
「……!!!」
「んっ……」
舌を絡め、ジャンヌに気付かれない様にしながら小さく頷く。俺の了承の意を確認したオルタは、先ほどまで俺がしていた様に演技を始めた。
「……肉便器とか性奴隷とか、今となってみればなんであんな物をありがたく思ってたのか全然わからないわ。あんな屈辱的なこと、二度とごめんだって思ってたのにね」
「くっ……!?」
「今帰ってもまたソロモンに雌扱いされて、汚い男や獣たちに輪姦されるだけ……私はもう、そんなのは御免よ。私は……ここでこいつに愛される生を望むわ」
「な、な……!?」
オルタは煽る様な口振りでジャンヌに語りかける。オルタの一言一言にジャンヌは顔を青くしたり赤くしたりしていたが、不意に真剣な口調になったオルタの言葉を聞いて表情を一変させた。
「……アンタは肉便器が良いんでしょ? 愛される幸せより、そっちの生き方を選ぶんでしょ? さっきまでの行為で、何も感じなかったのならそれで良いじゃない」
「っっ……」
「……私は幸せよ。命ある間は知れなかった……ううん、こうして生み出されてから初めて、
「………」
「アンタはどう? あの薄暗い牢獄の中で犯される日々をまた送りたいの? きっとフランスでの失敗の責任を取らされて、陵辱はもっと激しくなるわよ。その苦しみに耐えられるの?」
「わ、私、は……」
「……もう気がついてるんでしょ? 自分の本当の気持ちに……。私を見てみなさいよ」
オルタの言葉に顔を上げたジャンヌは、彼女の言葉通りに今のオルタの姿を見た。
後ろから俺に抱きすくめられ、両胸を揉まれながら秘所に肉棒を受け入れているオルタ……きっとその姿は、ソロモンの元に居た時にも何度も見せた物なのだろう。
しかし、今のオルタの表情には理性的な光と女性としての幸せがありありと映っていた。自分が知らない表情を浮かべるオルタの姿を見たジャンヌが喉を鳴らして涎を飲み込む。
「……幸せそうでしょ? そりゃそうよ、幸せだもの。ソロモンの所に居た時には知れなかった女としての幸せをこいつに教えて貰ったんだからね」
「女性としての、幸せ……?」
「そうよ。雌としてじゃなく一人の人間として、女として見て貰って、愛して貰える……生きてる間にもされたことの無かったこれが、こんなに幸せだったなんて初めて知ったわ」
「そ、そんなに、幸せなんですか……?」
「……惚けてるんじゃないわよ。とっくに気がついてるんでしょ?」
「!?」
オルタが意地悪く笑う。自分の話に乗ってきたジャンヌを軽く突き放しながら、心に忍び込む様に話を続ける。
「さっきまでこいつに愛されて、幸せを感じてたんでしょ? 同じ『ジャンヌ・ダルク』なんだからそれくらいわかるわよ……幸せだったんでしょ?」
「………」
小さく、本当に小さく、ジャンヌが頷いた。その姿を見たオルタがいつもの笑みを浮かべるとジャンヌへと叫びを上げる。
「なら素直になりなさいよ! 今の私の姿を見たでしょ? これは
「あ、あ……!」
ジャンヌの迷いが俺にまで伝わってくる。そこまでジャンヌを追い込んだ所でオルタは俺へと視線を向けて来た。
後は任せた……暗にそう伝える視線を受けた俺は彼女に頷くと優しい声でジャンヌへと語りかける。
「ジャンヌ……ジャンヌはどうしたいの?」
「私、は……」
「肉便器と愛される女性、ジャンヌがなりたいのはどっち? それに答えてみてよ」
俺の言葉を受けたジャンヌは俯いたまま黙りこくった。そのまま一分、二分と時間が過ぎる。
俺はジャンヌの答えを待った。ひたすらに優しい笑みを浮かべて彼女を待ち続けた。
そしてたっぷり五分ほど時間が経った頃……ジャンヌは腰を上げると、俺の元へと歩み寄ってから口を開いた。
「……良いんですか? 私は、あなたを殺そうとした女ですよ……?」
「気にして無いよ。ジャンヌは何も悪くない」
「う、裏切り者の酷い奴なんですよ? こんな私を、本気で愛してくれるんですか……?」
「そうだよ、ジャンヌが望むなら満足するまで愛してあげる。だから、ジャンヌがどうしたいかを俺に教えてくれるかな?」
優しく、本当に優しくジャンヌの答えを引き出す。心を解かし、包み込む様な姿勢を見せてジャンヌを受け止める。
そしてついに……俺の言葉を聞いたジャンヌは、自分の素直な気持ちを口にしてくれた。
「……愛して欲しいです。私も、もうソロモンの元へは戻りたくありません」
「……はい、良く言えました」
「手間かけさせんじゃないわよ、このバーカ!」
正直な気持ちを口に出来たジャンヌの頭を俺が撫でる。オルタもまた嬉しそうな声を上げながら腰を上げて俺から離れる。
ベッドの上にころりとジャンヌを寝転がした俺は、彼女の脚の付け根にある亀裂に自分の肉棒をあてがい、それをゆっくりと挿入した。
「ふあぁぁぁぁぁっ……♡♡♡」
自分の膣に俺を受け入れたことによる快感にジャンヌが喘ぐ。膣壁を肉棒へと絡みつかせ、じっとりと濡れた秘所を震わせてその快感を享受する。
蕩けた表情を浮かべるジャンヌの唇にキスを落とした後、俺は彼女の手を取って指と指を絡ませあう恋人繋ぎをした。
「ジャンヌ……俺と繋がってるのがわかる? 体も心も全部繋がってるんだよ……!」
「あ、は……♡ はいぃ……♡ わかりますぅ♡ マスターと私、深い所で繋がってるのが、わかるんですぅ……♡」
幸せが溢れた声を出しながらジャンヌがうっとりとした表情を浮かべる。そんな彼女の髪を梳かしながらオルタが口を開いて尋ねる。
「どう? 愛される幸せの味は……? 肉便器扱いの方がお好みかしら?」
「そんなことないです……♡ 幸せ、幸せですっ♡」
「ははっ! どろどろに蕩けた締りの無い顔をしちゃって……! でもま、私も似た様なもんだから人のことは言えないか」
ジャンヌの体の上に覆い被さる様にしてオルタが圧し掛かって来た。お尻を俺の目の前に置き、貝合わせと呼ばれるであろう体勢をジャンヌと共に取る。
「……さあ、たっぷり愛しなさいよマスター……♡ 私たちに女の幸せを教えた責任は、きっちり取って貰いますからね♡」
「その代わり、あなたには天上の快楽をお約束します……♡ 私たちのおまんこで、あなたを気持ち良くして差し上げますからね……♡」
二つの性器を重ね合わせ、別々の方向から顔を出して俺へと語りかけるジャンヌとオルタ。舌を出してぺろりと唇を舐めた二人は、最後に可愛らしい声で同時にこう言った。
「「聖女丼、召し上がれ♡♡」」
「ああっ♡ すごいっ♡ すごいですっ♡」
「いいっ♡ きもちいいっ♡ もっと、もっとシテぇっ♡」
それから数時間、俺は何度も二人と愛し合った。体を重ね合わせた二人の膣に交互に挿入し、子宮に精液を吐き出す……10を超えた辺りから回数を数えることを止めた俺は、一心不乱に二人の体を味わっていた。
「イクっ♡ イクぅぅぅっっ♡♡♡ マスターのおちんぽすごいぃぃっっ♡」
体を震わせ、絶頂の叫びを上げるジャンヌ。乱れた彼女は普段の慎ましさをかなぐり捨てて淫らな言葉を次々と口にしている。
狂った様に喘ぐ彼女の淫らな姿を見られることへと喜びと興奮で肉棒を硬くした俺は、何度も彼女の膣を穿ってその中に自らの欲望を吐き捨てた。
「もっとぉ♡ もっとちょうだいぃっ♡ アンタにもっと、愛して欲しいのぉっ♡」
普段と違うと言えばオルタもそうだ。ツンケンしたいつもの態度とは違い、体を交わらせている今のオルタは甘えた声を出して自分を抱くようにせがんで来る。
その願いに応えてやれば、オルタは本当に嬉しそうな表情を浮かべて素直な反応を全身で見せてくれていた。それが嬉しくて、俺はついつい頑張って彼女を気持ち良くしてしまう。
「ああっ♡ また、
「熱くて、濃い……っ♡ 量もすごくて、堪らない……♡」
幾度と無く射精された精液が彼女たちの膣から溢れ出る。重なり合った秘所から大量の精液が溢れている光景は、俺の興奮を煽るのに十分な威力を持っていた。
「あぁっ♡ おまんこっ、おまんこ気持ち良いっ♡ おちんぽでおまんこ気持ち良くされてるぅぅっっ♡♡♡」
「
精液と愛液、そして尿……俺たち三人の体液の
悲鳴にも近い嬌声を上げながら高まっていく二人の膣を交互に責めながら、俺もまた限界を迎えると同時に二人の性器の間に肉棒を突き入れて精を解き放った。
「んあぁぁぁぁっ♡ おなかっ♡ あちゅいのがかかってぇ……♡」
「はぁっ♡ はぁっ……♡ 体の内側も外側も愛されてる……♡ 素敵……♡」
下腹部にかかる精液の熱さにうっとりとした声を上げた二人は体を起き上がらせると俺の前に膝を付いた。その瞳の中には♡マークが浮かんでいる。
「マスター、おちんぽを綺麗にさせて頂きますっ♡」
「私の奉仕が受けられることを光栄に思いなさいよね……♡」
言うが早いが俺の肉棒にしゃぶりつく二人。舌を這わせ、こびり付いた精液を舐め取ると美味しそうにそれを飲み込んでいく。
「あっ! 取りすぎですよ、黒い私! こっちは私の担当ですっ!」
「アンタがもたもたしてんのが悪いのよ! さっさと綺麗にしてやりなさいよ!」
「私は丁寧に舐めて綺麗にしてるんです! 早く挿れて欲しくて適当に奉仕しているあなたと一緒にしないでください!」
「誰が適当ですって? アンタこそちんぽを味わいたくて必要以上に時間をかけてるんじゃないの!?」
「はいはい、二人とも喧嘩は止めて。どっちも一生懸命奉仕してくれて、俺は嬉しいからさ」
「「なっ!?」」
ジャンヌとオルタは二人の仲裁に入った俺の一言に顔を赤らめると俯いてしまった。その様子が可愛くて、ついつい彼女たちの頭を撫でてしまう。
「わっ!? んふっ……♡」
「ちょっ!? 子ども扱いする……くぅっ♡」
とても嬉しそうな二人を抱き寄せ、強く腕に力を込める。丁度二人の耳の間に顔を置いた俺は、そのままはっきりとした声で二人へと囁いた。
「ジャンヌ、オルタ……これからずっと、二人のことを愛してあげるからね……! もうソロモンの所になんか行っちゃ駄目だよ……!」
俺の言葉にジャンヌは頬を赤らめ、オルタは意地の悪い笑みを浮かべる。お互いにお互いの顔を見合った後、二人は俺の頬にキスを落とすと耳元で甘く囁いてくれた。
「はい♡ マスター……♡」
「と言うわけで、その……大変ご迷惑をおかけしました!」
「……悪かったわね」
数時間後、カルデアのブリーフィングルームにてジャンヌとオルタはばつの悪そうな顔をしていた。二人は集まった仲間たちに謝罪しながら、その反応を伺っている。
「ま、気にすんなよ。ソロモンに操られてたんだからしょうがねえって」
「そう言う事! あまり気にやむ必要は無いって!」
「私も似たような感じでしたし……お二人が特別と言うわけではありませんから」
仲間たちはそんな二人に対して慰めと励ましの言葉を送り、二人を優しく迎え入れた。その事に心の中で感謝しつつ、二人は真剣な表情を浮かべる。
「……これより、私たちもカルデアでの戦いに復帰します!」
「私たちを好き勝手に操ってくれたソロモンにお礼をしなきゃ気が済まないからね」
二人のその言葉に仲間たちは大きく頷いた。フランスでの戦いを経て彼らが手にしたのは聖杯だけではない、大切な仲間も取り戻すことが出来たのだ。
「ジャンヌ、オルタ、またよろしくね!」
「はい! こちらこそ宜しくお願いします!」
「まあ、裏切った分を埋め合わせるだけの働きはさせて貰うわ」
マスターに向けてジャンヌは意気揚々と丁寧に、オルタはそっぽを向きながらそっけなく返事をする。
正しい自分を取り戻した二人は、仲間たちと共に笑みを浮かべてこの場所に戻って来れたことへの喜びを噛み締めていた。
こうして新たなる仲間の奪還を経て戦力を増強したカルデアは、再びソロモンとの戦いに向けて動き始めたのであった。
―――ああ、ごめんよ。万能の天才、ダヴィンチちゃんがこの場所を借りて少し報告をさせてもらうね。
君たちがフランスに行っている間にカルデアにはちょっとした……失敬、かなりの変化があってね。それは君たちにも関係しているから、ちゃんと話しておこうと思ってさ。
それでカルデアに起きた変化なんだけど……今はいなくなってしまった職員たち、居るだろう? 彼らが使っていた部屋を皆で改造してね。所謂
……え? なんでそんな馬鹿な真似をしたんだって? 誰とは言わないけど「治療行為にはそれに適した施設が必要です!」って言った人が居てね、その人の意見を元に皆で話し合った結果、なんかこうなっちゃったんだよね。
改造された部屋はたくさんあってさ、その中には君たちのマイルームも含まれているわけだけど……心配要らないよ! そこまで変な改造はしてないからさ!
各部屋大掛かりな改造を施したから、一見の価値はあると思うよ! 君たちのプレイの幅も広がると思うし、取り敢えず見てみたらどうだい?
……え? また質問? そこまでの改造をするのは大変だったんじゃないかって? まあ、確かに君たちのサポートをしながらの作業は大変だったんだけどさ……
まあ、その、なんて言うか……改造の発案者の患者さんたちが頑張ってくれてね、気がついたら終わってたんだよね……
うん、やっぱりここのスタッフも性欲に抗えない男だったってことさ……
幕間の物語 「英霊更正施設カルデア」が開放されました。