短いですが、次の特異点への布石となっておりますので、楽しんで下さい!
「……良いか? 今、私は非常に機嫌が悪い。これ以上私を怒らせるな」
「……は、はい」
ぐっ、と背中を踏まれる痛みに歯を食いしばりながら彼女は答えた。背に感じる重圧はソロモンの怒りを表すかの様に段々と強くなっている。
何があったのかは分からないが、彼の言葉に嘘は無い様だ……それが嘘であったとして、今の彼女に出来ることはただ耐えるのみであるのだが。
「ふんっ! この、怪物めがっ! いやしい体をした、醜い出来損ないめっ!」
「あっ! あぁっ!!」
罵声の言葉と共に、背中に感じる痛みが別の物に変わった。鞭で打たれた様な鋭い痛みが背筋を走り、次々と大きな彼女の体に赤い跡を残していく。
「このっ! このぉっ! 貴様らはこのソロモン王に平服していれば良いのだっ! それを、あの様な態度で……っ!」
「ぐぅっ!? うあぁっ!!」
怒りの叫びを上げたソロモンは、目の前にある女性の尻を思い切り蹴飛ばした。四つん這いになっていた彼女は、その一撃を受けて前のめりに床へと倒れ込んでしまう。
容赦の無い仕打ちを受け、息も絶え絶えになってしまった女性……ソロモンは、彼女の長い髪を掴むと無理やりその体を引き起こした。
「何を休んでいる? 私がお前を打ち易い様に四つん這いにならないか。それとも、お前はもう私の相手が出来ないとでも言うのか?」
「っっ!?」
ソロモンの声を聞き取った女性の頭の中に響く二つの声。まったく同じ声色をしているその声は、苦悶の色をありありと示しながら彼女の頭の中で反響し続ける。
「あ、あ……!?」
「……お前が相手を出来ないと言うならば仕方が無い。ここからは、お前の姉たちに私の相手をして貰うとするかな」
「あ、あ……お、お止め下さい、ソロモン様っ! どうか、どうかこの怪物に貴方様のお相手をさせて下さいっ!」
脳裏に浮かぶ映像、愛する姉たちが拷問と呼ぶ事さえも憚れるほどの責め苦を受けている光景を思い出した彼女は、すぐさまソロモンに向かって土下座をした。ソロモンはそんな彼女の姿を見て口元に黒い笑みを浮かべる。
脚を上げ、紫色の髪が生えている女性の頭を踏みつけたソロモンは、嘲る様な口調で彼女へと問いかけた。
「答えろ……貴様は何だ? 貴様は何の為にここに居る?」
「は、はい……私の名はメドゥーサ、出来損ないの女神にして醜い怪物、そしてソロモン様の忠実なる性奴隷でございます。愛らしさなど欠片も無い、ただ頑丈なだけが取り柄のこの体を、ソロモン様の鬱憤を晴らす為に使って頂くことが私の使命です……」
瞳に涙を浮かべ、屈辱を堪えながら……ゴルゴン三姉妹の末妹、メドゥーサはソロモンに媚び諂っていた。
カルデアの英霊たちは、全員が堕ちてしまった訳では無かった。強い力を持つ男性英霊を始め、未だにソロモンに屈することなく抵抗を続けている者も確かに存在していた。
特に、神性を持つが故にソロモンの魔術に抵抗出来る女神たちは必死の抵抗を続けていた。メドゥーサもまた、そんな完璧に堕ち切ってはいない女英霊の一人であったのだ。
日々の責め苦を彼女は耐えた。体、心、誇り、その全てを蹂躙されることに耐え続けた。決して神性は高くはない彼女ではあったが、持ち前の気丈さと対魔力で懸命に凌辱に耐え続けていた。
だが……そんな彼女の心は、ある日あっけなく折られてしまう。それは、ソロモンに凌辱を受ける姉たちの姿を見せられたことに起因していた。
『き、いぃぃぃぃぃっっ!?!? いやぁぁぁぁぁぁぁっっ!!』
毛羽だったブラシで淫核と乳首を激しく擦られていたステンノは、甲高い悲鳴を上げて体を仰け反らせていた。もはやそれは、悲鳴と呼ぶには痛々し過ぎる物だった。
涙を、鼻水を、涎を垂らして泣き叫ぶステンノ……愛らしく、美しかった彼女の姿は、もうどこにも無かった。
『おごぉっ! ごぉぉぉぉぉぉぉっっ!?!?』
エウリュアレは口から巨大な触手を吐き出しながら悶えていた。尻穴から挿入された触手に、彼女の体は串刺しにされているのだ。
苦しいだろう、辛いだろう、だが、彼女たちには何の抵抗も出来ない……ただただ、ソロモンをはじめとした男たちの手で蹂躙される他ないのだ。
既に彼女たちの体には淫紋令呪は刻まれている。しかし、神性に基づく高い対魔力がソロモンへの完全なる服従を拒んでいた。
その防御を突破する方法を考えるソロモンは、彼女たちに徹底的な凌辱を課した。それによる精神の破壊、そして一から彼女たちの人格を形成することで二人を奴隷に堕とそうと考えたのである。
そして、そのついでとばかりにメドゥーサの心を折ることにした。人を人とも思わぬ凌辱を受け続ける姉たちの姿を見たメドゥーサに対し、ソロモンは嗤いながら言った。
「お前が私に忠誠を誓わなければ、お前の姉たちはずっとあのままだ。いや、もっと酷い目に遭うかもしれないな」
ソロモンの言葉を聞いたメドゥーサには、もう選択肢など残っていなかった。何よりも大切な姉たちを見捨てることなど、彼女に出来るはずも無かったのだ。
何度も土下座し、性奴隷にして欲しいと懇願した。ソロモンに言われるがまま、彼女は自分を徹底的に卑下して己の存在を貶めた。
醜い怪物、出来損ないの女神、いやらしい体をした淫乱……そんな、屈辱的な言葉を何度も口にしながら姉たちの凄惨な姿をせられたメドゥーサの心は、その日を境にぽっきりと折れてしまった。今の彼女は、ソロモンに成すが儘にされる従順な雌奴隷だ。
自分が我慢をすれば姉たちは救われる。逆に、自分が何か粗相をすればそれは姉たちへの暴力へとなってしまう。そんなプレッシャーに押し潰されたメドゥーサは、ただソロモンの憤りを発散させる為だけのサンドバッグとも言える存在になっていた。
そして……今日もまた、ソロモンに命じられるがままに彼を楽しませる為の舞台に上がり、男の相手をしていたのであった。
「ちっ……! こんなデカい便器しかねえのかよ……!?」
「まんこもケツも緩そうな穴しやがって……! もっとキツ穴の便女はいねえのかよ?」
「あぅっ……も、もうしわけ、ありません……っ」
無遠慮にメドゥーサの乳を揉む男たちは、苛立ちを感じさせる言葉を口にしながら乱暴な手つきで彼女の体を弄ぶ。
お世辞にも良い匂いとは言えない彼らの体臭に表情を歪めたメドゥーサは、次の瞬間には背筋をピンと伸ばして仰け反っていた。
「あひぃぃぃっっ!?」
「クソッ! やっぱ緩いまんこだぜっ!」
「ケツもそうだ! こんな穴で満足出来るかよっ!」
「ひゃぁぁぁぁっっ! あっ、あぁぁぁぁっっ!?」
人差し指と中指を束ねた男たちが、いきなりメドゥーサの双穴にそれを突き入れたのである。
まったく濡れていない穴を弄られたメドゥーサは、痛みに絶叫しながら体を跳ね上げる。しかし、淫紋令呪がすぐさま効果を発揮し、その痛みを快感へと変換して彼女の体を高ぶらせ始めた。
「あっ♡ んあっ♡ あぁっ……♡」
「ええい、クソッ……! こんなデカ女、楽しめるかよ……」
「そう言えばこいつ、あのそっくりの便器たちの妹らしいぜ? 無駄に成長しやがってよぉ……!」
「あひぃぃぃぃぃぃぃっっっ♡♡♡」
どうやらこの男たちは幼女趣味をしているらしい。もしかしたら姉たちを蹂躙したことがあるのかもしれない。
メドゥーサを嘲り、それでも無いよりかはましだとばかりに彼女の恵体を弄り回す二人の男は、大きく口を開けて乳首に噛み付いた。
「ぎひぃぃぃぃっっ♡」
甘噛みなんてものじゃない。乳首を噛み潰すつもりとしか考えられない強さを以ってメデゥーサの乳頭に歯を立てる男たちは、なおも強さを増して乳首に噛み付く。
しかし、メドゥーサの霊基はその痛みすらも快感へと変換して彼女の心を追い詰めていた。
「はははっ! とんだ淫乱だなぁっ! 乳首噛まれて感じてるなんてよぉ!」
「流石はあの変態女神の妹……こりゃあ、姉妹揃って淫乱揃いってわけかぁ!?」
「んあっ♡ あぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ♡♡♡」
姉たちを嘲られたメドゥーサは、心の中に怒りの炎を灯らせる。しかし、その炎は快楽の波に飲まれて瞬時に鎮火してしまった。
今、メドゥーサは尻を激しくスパンキングされていた。痛みと屈辱を感じながらも、それ以上の快感によって思考は砕け、何も考えられないでいるのだ。
「オラっ! さっさとまんこ差し出せよマゾ怪物!」
「ケツまんこもだ! お前の緩いまんこを使わなきゃいけない俺たちの身にもなってみろっ!」
「す、すいません……! ど、どうぞ、よろしくお願いいたします……」
男たちに罵られ、ガクガクと膝を震わせながらもメドゥーサは必死になって彼らに尻を突き出した。
丸い、魅力に富んだ彼女の臀部を撫でた二人の男は、己の逸物を露出させながら彼女に言う。
「よし……お前の姉貴をひぃひぃ言わせてやった俺のちんぽの相手が出来るんだ、ありがたく思えよ?」
「触手をぶち込まれてるお前の姉ちゃんのケツ穴を解してやったのは俺のちんぽなんだぜ? お前のケツ穴も、同じように解してやるよ!」
「う、あ、ぅ……」
やはり、この二人は姉たちを凌辱したことがあるのだ。ソロモンは、それを分かっていて自分に相手をさせているのだ。
「んおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ♡♡♡」
自分の中に叩き込まれた二本の肉棒の感覚に喘いだメドゥーサは、姉たちも同じ苦しみを体験したのであろうと思い、涙を零した。
屈辱に塗れる状況でありながらも、淫紋令呪は彼女を穿つ二本の肉棒によるピストンを途轍もない快感としてメドゥーサに伝えて来ている。
「あはぁぁっ♡♡♡ んんっ♡ んあぁぁぁぁぁぁぁぁっっ♡♡♡」
「オラっ! ゆるゆるまんこ締めて奉仕しやがれっ!」
「ケツ穴もきつく締めろってんだよ! この雌豚がぁっ!」
「んひぃぃぃぃぃぃぃっっ♡♡♡ ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっっ♡♡♡」
悔しかった。姉たちを凌辱した男たちに成すが儘にされ、無様な姿を晒している事が悔しくて堪らなかった。しかし、淫紋令呪の効果によって快楽に従順にされてしまった自分の体は、男たちに抵抗することを許してはくれない。
膣が、尻穴が、男たちに媚びる様に締め付けを強くする。もう自分に自由など無いのだと、メドゥーサは改めて認識した。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ♡♡♡ もうダメっ♡ イクっ♡ イクぅぅぅぅぅぅぅっっ♡♡♡」
「何勝手にイってんだよっ!? 俺たちはまだまだ満足してねえぞっ!」
「一人でイってんじゃねえっ! この出来損ないがっ!」
「も、もうひわけ、あひぃぃぃぃぃぃぃっっっ♡♡♡」
男たちに罵られる事すらも快感として受け取ってしまうメドゥーサの体は、降りられない絶頂へと押し上げられてしまっていた。肉棒に蹂躙され、成すが儘にされ……ただ感じる事しか出来ない女になっていたのだ。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ♡♡♡ うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ♡♡♡」
「イキっぱなしの糞まんこが……! まだまだぶち込んでやるからなっ!」
「緩い穴使わせた上に一人でヨガりやがって! 徹底的に躾けなおしてやるよっ!」
「んあぁぁぁぁぁぁぁぁっっ♡♡♡ んひぃぃぃぃぃぃぃっっ♡♡♡」
思考が真っ白に染まる。天を仰ぐ視線が、ソロモンの視線とぶつかる。
酒を片手にメドゥーサを見るソロモンの表情は愉悦に塗れていた。遊び道具が壊れ行く様を眺め、彼は満足そうに笑っていた。
(あ、あ……だれか、わたしを……わたしたちを、たすけ、て……)
「いぐっ♡♡♡ いぐぅぅぅっ♡♡♡ いっくぅぅぅぅぅぅぅっっ♡♡♡」
メドゥーサの脳裏に浮かんだ冷静な思考は、快感の波に攫われて消えてなくなった。口から舌を放り出して喘ぐ彼女は、連続絶頂の坩堝に嵌って終わらない快楽の地獄に囚われてしまった。
そんな彼女を男たちが逃すはずも無い。己の欲望を叩きつける様に腰をメドゥーサへとぶつける男たちは、そのまま彼女を罵りながらゴルゴン三姉妹の末妹を便器として扱い続けたのであった。
「……やあ、来たのかい? と言う事は、準備が整ったのかな?」
「ええ……でも、それ以上に余裕が無くなったと言う方が正しいわね。多少無茶でも、行動を起こすしか無くなったってわけ」
薄いローブを一枚だけ羽織った女性が、牢の中に囚われている男へとそう答えた。傷ついた体を無理矢理引き起こした男性は、鉄格子に掴まって立ち上がる。
「……勝算は?」
「0じゃない、とだけ言っておくわ。どうやら、あの子たちも頑張ってるみたい」
「おお! それは良いニュースじゃないか! ……なら、僕も少しは頑張らないといけないかな」
微笑みを浮かべた男性は、女性の手に握られていた短剣を見てから諦めた様な声を漏らした。しかし、瞳には光が灯っており、強い意志を感じさせている。
「……頼めるかい?」
「言われなくともそのつもりよ」
鉄格子の合間、腕位ならば十分に通るその隙間を縫って、女性の持つ短剣が男性の体へと突き立てられた。
僅かな血が舞い、痛みに呻いた男性がよろめいて倒れた姿を見た女性は、手にした短剣をそのまま床に放置して歩き出す。
「ああ……これで、良い……後は、また向こうで会おうか……」
「そうね……覚悟しておいて、きっと死んでいた方がマシだと思える戦いになるでしょうから」
「あはは、それは嫌だなぁ……でも、仕方が無い、か……」
ゆっくりと、男性の体が光の粒となって消える。女性は、その事を確認もせずにただ歩いていた。
「……聖杯と柩はこちらに、女神と船は向こうに……さあ、何時まで追いかけっこが出来るかしらね」
左手に持つ黄金の杯を使って作り出した異次元の通り道に飛び込む前に、魔女はそう呟いた。