甘々~、な感じでは無いかもですが、楽しんで貰えたら幸いです。
あと、二回目のバレンタインだけど時系列は気にするな!
「……あの、マスター。少しお時間をよろしいでしょうか?」
2月14日の午後、カルデアのマスターはアルトリアにそう呼び止められた。軽く頬を染めた彼女の顔と今日と言う日のイベントを考えると、アルトリアが何をしようとしているのかなど小学生にも分かるだろう。
カルデアの廊下で立ち止まった彼の腕の中には、幾つかのチョコが抱えられていた。今まで貰っていた数と比べれば少ない量ではあるが、このチョコレートはソロモンの元から奪い返した女性たちがくれた物であり、言わば自分たちが諦めずに歩み続けたが故に手に入れられた宝物と言える物だ。
まだ数は少ないが、必ず他の英霊たちも奪い返す。しかし、今は再び縁を結ぶことが出来た彼女たちからの贈り物をじっくりと味わおうとマスターは考えていた。
「うん、勿論だよ。アルトリアもチョコをくれるの?」
だから、彼はアルトリアの呼び止めにも笑顔で応じた。奪還した時よりも随分と明るくなった彼女の様子を喜ぶマスターであったが、アルトリアは恥ずかしそうに俯くとか細い声で彼へと囁く。
「え、ええ……お世話になっているお礼に贈り物をと思っておりましたが、少し準備が必要でして……よろしければ、マスターは先にお部屋に戻っていて下さい。持っているチョコレートもしまわないといけないでしょうし……」
「ああ、そうだね。それじゃあ、部屋で待ってるよ!」
アルトリアの申し出を受けたマスターは笑顔で彼女にそう言うと自室への道を歩き出す。その脳裏には、以前彼女からチョコレートを貰った時の出来事が思い返されていた。
まだカルデアが平常運転だった頃、ランサーであるアルトリアは円卓の騎士たちの手を借りてそれは立派なチョコレートを作り上げていた。城を模した壮大なチョコであり、食べるのが勿体無く思えたほどだ。
忠誠心溢れる彼女の事だ、きっと今回も頑張り過ぎて軽く手渡せる大きさのチョコレートは作れなかったのだろう。だから前回の様に部屋に直接渡しに行こうと思っているに違いない。そう結論付けたマスターはまた新しいチョコを貰えることに心を弾ませながらカルデアの廊下をスキップで歩いて行った。
しかし、そんな彼の背後では何処か神妙な顔つきをしたアルトリアが顔を紅潮させて荒い呼吸を繰り返していたのであった。
「……マスター、アルトリアです。お部屋に入ってもよろしいでしょうか?」
「ああ、待ってたよ! 今ドアを開けるね!」
それから30分ほど経った頃、部屋で休んでいたマスターはドアの向こうから聞こえたアルトリアの声に寝転んでいたベッドから立ち上がると扉を開き、彼女を部屋の中へと迎え入れた。
アルトリアの持って来てくれたチョコレートはどんなものだろうかと期待するマスターであったが、扉を開いた際に見えた彼女の姿にちょっとした違和感を感じて首を傾げる。今のアルトリアは
普段の彼女なら外蓑は肩から羽織っているだけだろうに、何故こんなことをしているのだろうかと考えたマスターであったが、もしかしたら大きなチョコを隠す為にそうしているのかもしれないと思ってその事を咎める事はしなかった。すぐさま笑顔を取り戻すと、部屋の中にアルトリアを入れてドアを閉める。
「お待たせしてしまって申し訳ありません、思いのほか手間取ってしまいまして……」
「気にしないでよ。こっちこそわざわざありがとうね。アルトリアからチョコを貰えて、俺は……!?」
パネルを操作し、扉にロックをかける。ごく自然にその行動を行った後で振り返ったマスターは、驚きのあまり発していた言葉を途中で途切れさせてしまった。
自分の部屋の中で立つアルトリアは、羽織っていた外蓑を脱ぎ捨てていた。そして、その下には何一つとして身に纏っていなかったのである。つまり、今彼女は全裸と言う事だ。
アルトリアの体から滑り落ちた外蓑が光の粒となって消える。生まれたままの姿をマスターへと晒すアルトリアは、柔らかく微笑みながらマスターへと近づいて行った。
「……申し訳ありません、マスター。残念ながら、私はチョコレートを用意していないのです」
「え? あ?」
事態が理解出来ていないマスターはアルトリアの言葉に間抜けな声を出す事しか出来ない。しかし、そんな彼の鼻には覚えのある甘い香りが漂って来ていた。
鼻腔をくすぐる甘い香り、その臭いを嗅いだだけで味すらも思い出せる芳醇な匂いを嗅いだマスターはアルトリアの豊満な乳房へと視線を向ける。彼の予想通り、勃起した彼女の乳首の先からは白い液体が僅かに滴り落ちていた。
「アル、トリア……?」
「……ですが、マスターへの贈り物を用意していない訳ではありません。今年の私からのバレンタインデーの贈り物は、この
たぷん、と豊かな乳房を揺らしたアルトリアがマスターとの距離を詰める。胸の谷間にマスターの顔を埋めさせ、自身の体の温もりと柔らかさを彼に伝えたアルトリアは、マスターの手を取ってベッドへと彼の体を引き寄せた。
「わっ!? わわわわっ!?」
アルトリアを下敷きにしてベッドへと倒れ込んだマスターは、彼女の柔らかな体に自分の体が沈んで行く様な錯覚を覚えた。何もかもを受け止めて貰える様な安心感を覚えたのも束の間、ここまで大胆な行動を起こしたアルトリアの真意を探るべくマスターは彼女に質問を投げかける。
「あ、アルトリア? もしかして、魔力供給がしたいって事?」
「いいえ、これは私からのバレンタインの贈り物……マスターに母乳を飲んで頂くだけであって、セックスを望んでいる訳ではありません。そもそも、そんなことをしては他のサーヴァントたちとの協定を破ることになってしまいますからね?」
「???」
色々と理解出来ないマスターは頭の上にハテナマークを浮かばせてアルトリアの顔を見つめる。そんな彼の視線を受けたアルトリアは、一つ一つ丁寧に状況の解説を始めた。
「マスター、あなたは疑問に思いませんでしたか? バレンタインデーと言う絶好の機会に、どの女性も自分を抱く様言ってこないと言う事を……」
「い、言われてみれば確かに……! もしかして、さっき言ってた協定って言うのが関係してるの?」
「はい、その通りです! 今日と言う日の為、私たち女英霊は一つの協定を結びました。その内容とは、
「な、なるほどぉ……! 通りでキャットやマシュが大人しいと思った……!」
元から性的な部分がオープンなタマモキャットや、最近デンジャラスな本性が表に出て来たマシュが普通にバレンタインチョコを手渡すだけだった裏にはこんな理由があったのかとマスターは妙に納得してしまった。と同時に、彼は一つの疑問を思い浮かべる。
「あのさ、アルトリア。ってことは、この状況はその協定に違反しているんじゃあ無いの?」
全裸になり、ベッドの上で自分と重なり合っているこの状況は完全にアウトなのでは無いかと思ったマスターが恐る恐るアルトリアにその事を尋ねるも、彼女はそんな事どこ吹く風と言う様に平然としている。その様子にマスターが訝し気な視線を送っていると……
「何を言いますか、マスター。私は『私の事を抱け』などとは一言も言っておりません。私が言っているのは、『私の贈り物は私の母乳』と言う事だけです。チョコレートの代わりにミルクを送ってはいけないとは言われてませんからね」
アルトリアの頓智とも言えない言い訳を聞いたマスターは口の端をひくひくと動かして反応を見せた。呆れるべきか、それともこの言い訳を思い付いたアルトリアに感心すべきなのか……そう悩むマスターのすぐ近くで、アルトリアは自分の考えこと酷い言い訳を口にし続ける。
「瓶詰めにしてお渡しすることも考えましたが、そこはマスターがどの様な飲み方をご所望するか分からない為、その判断もあなたに委ねることにしました。この通り、搾乳機と容器も用意して来ています」
そう言いながら両手に持った搾乳機と瓶をマスターへと見せつけたアルトリアは非常に良い笑顔を浮かべてなおも話を続ける。どうやら、彼女は随分と考えてこの計画を実行に移している様だった。
「どの様な飲み方を所望するか分からない以上、どんな状況にも対応出来る状態で応対すべきです。つまり、全裸ならば服を汚すことも邪魔になる事も無いでしょう」
「また、飲乳には時間がかかるでしょうし、直に飲みたいと言った場合は人の目が気になる事が予想されます。それならば、こうしてあなたの部屋で授乳を行うのがベストかと」
「更に、授乳をするならばリラックスした状態が相応しいでしょう。部屋の中で最もリラックス出来る場所と言えば……ベッドの上しか考えられません。つまり、こうしている事は何もおかしなことでは無いのです」
トンデモ理論で自分の行動を正当化してしまったアルトリアに苦笑を向けたマスターは、それでも彼女の行動を咎めるつもりは無かった。別に迷惑では無いし、それが何であれ彼女が贈り物をしてくれると言う事がとても嬉しかったからだ。
贈り物を貰ったのならばお返しをしなければならない。ホワイトデーには早いが、アルトリアの望む物をこの場で贈るのも悪くは無いと彼は思っていた。
「……改めて言いますが、私はマスターに私のエロミルクをお贈りすると言っているだけで、私を抱いて欲しいとは言っていません。ご理解頂けてますね?」
「ああ、勿論だよ」
「結構、それなら良いのです。しかし……授乳中にマスターが劣情を催し、私に襲い掛かって来たとしても私は拒む気はありません。協定はあくまで『自分から誘ってはいけない』と言うだけで、『マスターから求められても断らなくてはならない』と言う物では無いからです」
甘い、本当に甘いアルトリアの声。チョコレートなんかよりもずっと甘い声でマスターへと囁くアルトリアの瞳には、肉欲の炎がめらめらと燃え上がっていた。
その炎を見たマスターは改めて思う。アルトリアは、最初から自分に抱かれるつもりでこの計画を立てていたのだと。他のサーヴァントたちを出し抜き、バレンタインと言う日に自分を独占しようとしているのだろうと。
それを理解してしまえば話は早い。美しく淫らなアルトリアの体を見て興奮しない男など居ない、それは自分だってそうだ。
マスターの性槍はズボンの上からでも分かる程に起立し、大きくなっていた。ちらりと目でそれを確認したアルトリアは、彼の耳元で熱い吐息を漏らしながら囁く。
「さあ、マスター……♡♡♡ どうぞお好きな様に私の母乳を味わって下さいね……♡♡♡ 別に、それだけで済まさなくても良いんですよ……♡♡♡」
「……それじゃあ、お言葉に甘えて……!」
たぷたぷと揺れるアルトリアの乳房を目にしながら、マスターもまた情欲に身を委ね、アルトリアとのセックスに耽り始めた。
「ふぅぅぅんっっっ♡♡♡ あはぁぁぁっっ♡♡♡
「あぁ……凄い量だよ、アルトリア。匂いも濃くって、甘い香りが部屋中ぷんぷん漂ってる」
「はぁぁぁぁぁっっっ♡♡♡ これっ♡ すごぃいっ♡ おまんこ突かれながらっ♡ おっぱいしぼられてぇっ♡ くひゅぅぅぅぅぅっっ♡♡♡」
掴んだ手首を引き寄せ、激しくアルトリアの膣内に肉棒を叩き込めば、彼女の背筋が大きく仰け反って快感を現す。汗でしっとりと濡れた尻に腰を打ち付ける度、何とも言えない征服感がマスターの胸を満たした。
「す、ごい……っ♡♡♡ ずっと、ずっとぉ……♡♡♡ ミルク、でちゃう……っっ♡♡♡」
両方の乳首に搾乳機を取り付けられ、最大効率でそれを稼働させられて母乳を絞られるアルトリアは、同時に後ろからマスターに抱かれて肉棒を受け入れていた。
両手首を掴まれた状態で体を支えられ、がくがくと震える膝を無理矢理立たせての後背位セックスは、マスターの巨大な肉棒をよりはっきりとアルトリアに感じさせている。ぐりぐりと子宮を潰される様な感覚に舌を放り出しながら、アルトリアは終わらない射乳感に喘ぎ続けていた。
「おまんこぉ♡ つかれるたびぃ♡ ますたぁのまりょくが♡ からだにしみわたってぇ……♡♡♡ またエロミルクをつくってしまうっ♡♡♡ さくにゅうおわりましぇんっ♡♡♡」
かれこれ一時間ほどの間、アルトリアは延々と終わらない射乳の快感を味わっていた。それもこれも『母乳生成』のスキルとマスターの底なしの性欲のせいだ。
『母乳生成』は、マスターから注がれた魔力の一部分を極上の母乳として作り変えるスキルだ。つまり、マスターから魔力を供給される限り、アルトリアの体は永続的に母乳を作り続ける。この場合の魔力供給とはセックスの事であり、マスターとセックスをしている間はどんなに急いで搾乳してもアルトリアの乳房が空になることは無い。
そして、マスターとのセックスがそう簡単に終わるはずも無い。アルトリアは既に二回の射精を膣に受けているが、未だにマスターの肉棒は硬いまま……いや、最初よりも硬さと大きさを増している様にも思えた。
「おっ♡ おおっっ♡♡♡ ようきがぁ♡♡♡ いっぱいになりゅぅ♡♡♡ まひゅたぁ、ちゅぎのいりぇものをくらしゃい……♡♡♡」
マスターの腰の動きに合わせて勢い良く母乳を噴き出しながら、アルトリアは自分の胸の下にあるミルク缶の中を見てそう言った。数リットルは余裕で液体が入るであろうその缶の中には、たっぷりとアルトリアの母乳が詰まっているのだ。
セックスしながらの直飲みを想定していたアルトリアであったが、マスターが望んだのはまさかの搾乳セックスであり、その為には搾乳した母乳を入れておく容器が必要であった。当初は冗談のつもりで用意していたこのミルク缶が、まさか本当に必要になるとはアルトリアからしてみれば思ってもみなかった訳である。
だが、実際こうやって用意した大きな容器を自分のミルクで一杯にされると恥ずかしさと共に充実感が胸に芽生える事も確かだ。これ全てが愛し、尊敬する男性の魔力が形となった物と考えると、これだけの物を注いで貰ったのだと言う幸福感がアルトリアの体を包んで行く。
そして、それ以上に感じる性交と搾乳の快感に全身を震わせるアルトリアは、騎士王らしからぬ淫らな振る舞いを見せながら嬌声を口にして叫んだ。
「ほぉぉぉぉォォっっ♡♡♡ みりゅくっ♡♡♡ イイっっ♡♡♡ さくにゅうセックス、くせになってしまうっ♡♡♡ おっぱいしぼられながらおまんこずぼずぼされるのすごいですぅっ♡♡♡」
「ひっ、一突き毎にっ♡♡♡ 乳牛になって行くっっ♡♡♡ おちんぽで雌牛にされて、イクっっ♡♡♡」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁァァぁぁっッ♡♡♡ こんなに絞られてるのにおっぱいぱんぱんでぇっ♡♡♡ おちんぽもガチガチだなんてぇっ♡♡♡ すごいぃぃっ♡♡♡ すごすぎるぅぅぅぅっっ♡♡♡」
普通ならば絶対に味わえない快感。延々と続く搾乳と激しい性交と言う二つの快感が混じり合ったそれは、アルトリアの理性を完全に蒸発させていた。頭の中で弾ける快感の信号が電撃となって全身を駆け巡り、アルトリアをただの雌へと変貌させていく。
アルトリアの大きな尻に激しく腰を打ち付けるマスターは、淫紋令呪を光らせると彼女の『母乳生成』のスキルを無効化した。これ以上はアルトリアのミルクを注ぐ容器が無い、この状態でセックスを続ければ、マイルームにミルクの甘い匂いが染みついてしまいそうだった。
「ほら、アルトリア……次の容器だよ……!」
「はぁっ♡ んあぁ……っ♡♡♡ あ~っ♡ あ~~っっ♡」
アルトリアの乳房から搾乳機を外したマスターは、両方の乳首を新しく用意した牛乳瓶の入り口に差し込むとゆったりとした手つきで彼女の胸を根元から揉み始めた。
まるで乳絞りをするかの様なその手付きと先ほどまでとは違うねっとりとした腰の動きにアルトリアは一味違う官能を得て甘い声を漏らす。
「んおぉぉ……♡♡♡ も、も~~っ♡♡♡ んもぉぉぉぉっ♡♡♡」
「ははっ! もしかしてそれって、牛の真似? アルトリア、搾乳セックスが気持ち良過ぎて牛さんになっちゃった?」
「ほぉぉぉ……♡♡♡ そう、れすぅ……♡ わたひは、ますたぁにまたがられて感じる雌馬でありながら、乳絞りされて感じる雌牛にもなってしまいましたぁ……♡♡♡ どうか、このいやらしい淫乱騎士王にお慈悲をください……♡♡♡」
「ん……良いよ……! もっとスケベでエッチな声を聴かせてね、アルトリア……」
「はおぉぉぉっっ♡♡♡ んもぉぉぉぉぉっっ♡♡♡」
根元から先端へ、溜まっている母乳を押し出される様に胸を揉まれる。愛撫と噴乳による快感を感じるアルトリアの口からは、人が出してはいけない様な喘ぎ声が飛び出していた。
それは野太い獣の呻き声の様でありながら、ゾクリとする程の淫靡さを持つ声だった。それを放つアルトリア蕩けた表情と相まって、えも知れない淫らさがマスターの興奮を煽る。
「
2本、4本、6本……用意された牛乳瓶を一杯にするアルトリアは、五感すべてで快感を貪っていた。自分の喘ぎ声、甘い母乳の香り、搾乳とセックスの快感、絞られた自分のミルク、絡むマスターの唾液……そう言ったものが全て合わさり、アルトリアに未知数の快感を与えているのだ。
そうしてアルトリアを追い詰めたマスターは、最後のトドメを繰り出すべく彼女の体を仰向けにした。正常位で再び彼女と交わり、たっぷりと射乳した乳房を両手で弄りながら、アルトリアの耳元で彼は囁く。
「ねえ、アルトリアってさ……俺の子供を孕んじゃったんじゃ無いかな?」
「え? は……? な、何を言いますか、ただのサーヴァントが子供を孕むことなど出来るはずが――」
「ふ~ん、そう? でも、モードレッドは出来てたよね? 同じ淫紋令呪を刻まれたアルトリアも、もしかしたら妊娠出来る様になってるかもしれないよ?」
「は、ははは……そんなこと、あるはずない……で、す……♡♡♡」
マスターの言葉を口では否定しながら、アルトリアは子宮を震わせてその言葉が現実になっているかもしれないと考えていた。自分はまだ淫紋令呪の力の全てを理解している訳では無い。もしかしたら、本当にそんな効果があるかもしれないのだ。
もしかしたら、本当にもしかしたらの話だが……自分の胸から溢れるこの母乳はスキルで生まれた物では無く、本当に彼の子を孕んだが故に溢れる物なのでは無いだろうか? そんな妄想を繰り広げて子宮を疼かせたアルトリアであったが、マスターは不敵な笑みを浮かべて彼女に覆い被さる。
「……そっか、アルトリアは自分が妊娠して無いって言いきれる確証があるんだね? それじゃあ……今日でその確証を無くしてあげるよ」
「!?!?!?」
ゆっくりとマスターの腰が動き出す。その動きを受け、膣を肉棒で擦られたアルトリアは瞬時に理解した。
(ま、まさか、そんな……そんなこと、あるはずが……)
湧き上がるのは不安と期待が半分ずつ、これもまた主の戯れだろうと思うアルトリアではあるが、今のマスターを見ているとその確証が持てないでいる。
それでも、アルトリアはマスターが本気で自分に遺伝子を植え付けようとしている訳では無いと思っていた。そんな事ある筈が無いと思い込んでいた。
だが……その思いは、マスターが次に発した一言で吹き飛ぶことになる。
「……淫紋令呪を以って命じる、アルトリア・ペンドラゴン、俺の子を孕め」
「……え?」
頭の中で彼の声が何度も響く、聞き間違いだと最初は思った。
だが、自分の下腹部に刻まれた淫紋令呪が真っ赤に光った時、アルトリアはそれが紛れも無い現実である事に気が付くと全身に大きく震えを走らせた。
「あ、あ、あ……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁァァっっっ♡♡♡」
今まで感じたことが無い位に子宮が疼く。膣が蠢き、襞が絡み、愛液の濃度がぐっと濃くなる。
今、アルトリアの霊基はマスターの子を孕む為に最大限の準備をしている……二度の再臨を終えた自分の淫紋令呪を見たアルトリアは、自分の内側で暴れる肉棒に喘がされながら大きく仰け反った。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ♡♡♡ あついぃぃっ♡♡♡ しきゅうがあついぃぃぃぃぃっっ♡♡♡」
最初に相手をした時よりもずっと逞しくなった彼の肉棒。数多の女英霊を鳴かせて来た性槍が、アルトリアのの女の部分を開拓している。一突き毎に、自分の体が彼の物になって行く。
いや、体だけではない。心もまた彼に掌握され、徐々に女としての幸福に浸り始めていた。
「アルトリア、嫌なら逃げて良いんだよ? 俺を突き飛ばして、離れて、射精されなければ、アルトリアが俺の子を孕む可能性は0%になる……どうする、アルトリア?」
「あ、ああ、そんな、っ、そんなのっっ♡♡♡」
もうアルトリアの答えは決まっていた。腕を伸ばした彼女は、突き飛ばすのではなく抱き締める為にその手を使う。同時に脚をマスターの腰に絡ませ、自分の膣のより深くまで肉棒が届く様に協力し始めた。
「孕ませてくださいっっ♡♡♡ わ、わたしにっ♡♡♡ マスターの赤ちゃんを産ませてくださいっっ♡♡♡ わ、わたしを……あなたの女にしてくださいぃぃっっ♡♡♡」
言ってしまったと、ようやく言えたと、アルトリアは思った。包み隠さぬ本心を口にしたアルトリアの表情は、晴れやかな笑顔になっている。
引き抜かれ、押し込まれる。ただその繰り返しのピストンは、アルトリアの媚肉を割り裂いては心と体を優しく穿っていく。心を完全に開放したアルトリアは、燃える様に熱くなっている子宮を疼かせつつマスターを抱き締めた。
もう戻ることは出来ない、だがそれで良い……この幸せを享受出来るのなら、自分は女として生きる覚悟を決めよう。そう、アルトリアが覚悟を固めた時だった。
「あっ、かはっ……♡♡♡」
開いた子宮口が亀頭を咥え込んだ。女として最も大事な器官に侵入して来たマスターの一部分が自分を支配しようとしている感覚にアルトリアの背筋が震える。
子宮が、心が、雌の本能が……この雄の子を孕みたいと、そう言っていた。そしてマスターの目は、お前を孕ませると言っていた。
「はぁっ♡ あ、あは、あぁぁぁぁぁ……っ♡♡♡」
来る、そんな確信めいた予感が頭をよぎる。今から来るのだ、今までの自分を壊し、新しい自分の幸せを作り上げる物が……!
「あ、あ、あ……うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ♡♡♡ はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ♡♡♡」
そして、アルトリアは自分の子宮の中を一瞬で満たす激しい射精を受け、解き放たれた雄の欲望が自分の膣を蹂躙する感覚を覚えた瞬間、意識を遠のかせて気を失ったのであった……。
(何を考えていたんだ、私は……!? サーヴァントが妊娠する訳ないだろうに……)
翌日の午後、アルトリアは食堂の前の廊下で正座をしつつ昨日の理性の蒸発した自分の考えを恥じていた。所詮霊子の塊である自分が、本当に人の子を孕める訳が無いのだ。
モードレッドの場合は、苗床用に体を調整されていたからこそ可能だった訳であり、淫紋令呪が刻まれているからと言って妊娠が可能になる訳では無いのである。
(なんと恥ずかしい姿を……雰囲気に流されたとは言え、私があんな真似をしてしまうなんて……!)
自分がマスターの子を産むことを望み、彼にそれを願ってしまうなんて思ってもみなかった。当の彼も、本気でアルトリアを孕ませられるとは思っていなかった様だ。
結局、アルトリアが意識を回復させてからマスターは自分の行為をやり過ぎだと謝り、そこからは普通のセックスを始めた。受け取った母乳の三倍返しと言わんばかりに精液を注ぎ込まれたアルトリアは翌日の朝になってようやく解放され、全身をがくがくにしながら自室に帰った訳だ。
その後、様々な目撃証言からアルトリアの不正が露見し、ジャンヌ達に詰め寄られて全てを白状したアルトリアは、こうやって反省の意味を込めて正座している訳であるが……それでもなお、おつりが来るほどの体験をした事は間違い無いだろう。
心残りは暫くおしおきと称してマスターの相手が出来なくなってしまう点だ。抜け駆けをした自分の順番は何時来るのだろうかと考えたアルトリアは、性交を終えたマスターが自分の耳元で囁いた言葉を思い出して顔を赤く染める。
それは冗談の様で、本気にも聞こえる言葉だった。トロトロに蕩け、前後不覚になっていた自分の耳元で、彼は間違い無くこう言ったのだ。
「……今は無理みたいだから、第三再臨したらもう一回試そうか?」
その瞬間の彼の目は本気だった。その事を思い出したアルトリアは喉を鳴らし、心臓の鼓動を跳ね上げる。
体が火照る。熱くなる。昨日と同じ様に子宮が疼き、何かを欲し始める。
早く、早くと訴えかけて来るその叫びを封じ込めながら、アルトリアは自分の下腹部を撫でて溜息を吐いた。どうやら、まだまだ再臨の時は遠そうだ。
「……次にマスターに抱かれるのは何時になるのでしょうか……?」
抱かれなければ再臨も何も無い。その事を理解しているアルトリアは残念そうにそう呟き……そして、いつか来るかもしれない
概念礼装 『ピュアホワイト・ミルク』
概要
バレンタインにアルトリア(ランサー)から贈られた彼女の母乳が概念礼装となった物。俗にいうバレンタイン礼装のエロバージョンである。ただ、本来のバレンタイン礼装と違ってしっかりと効果もあったりする(ただしエロ目的)。
濃度、甘さ、喉越しと、全てが一級品のミルクであり、そのまま飲んでもちゃんと安心。牧場で使われているミルク缶一つと牛乳瓶十数本に渡って詰められており、暫くは無くなる心配は無いだろう。(これらを飲み切ったとしても礼装は無くならない。贈られたと言う事実が礼装になっているからである)
ちなみにだが、『母乳生成』で作られるミルクは、母乳と謳ってはいるものの本物の母乳と言う訳では無い。注ぎ込まれた魔力を体力回復に適した液体として変換し、それが結果として母乳に近しい物としてスキル所持者の胸から噴出していると言うのが正しい見解。
アルトリアも勿論この例に漏れない訳だが……しかし、もしかしたらその内に彼女は本物の母乳を生み出す事が出来る様になる……かも?
装備効果
アルトリア・ペンドラゴン(ランサー)のみ装備可能。
装備時、『母乳生成A』の効果を飛躍的に上昇。乳房全体の感度を大幅に上昇。射乳による快感を上昇。
この礼装を装備している場合、これに加えてもう一つ礼装を装備出来る。