「はぁ……」
一つの悩まし気な溜息を口にした頼光は、妖艶なその姿に似つかわしい悩まし気な表情を見せていた。そんな彼女の胸の内は、この所晴れやかな気分になれないでいる。
その理由は分からない。だからこそこうして悩んでいる……何故だか最近、男性たちへの奉仕に身が入らないのだ。
彼らの行っている行為は今までと変わりはない。いつもの様に自分たちを抱き、弄び、楽しんでいる。今まではそれに悦びを見出し、快感を享受していたのだが……少し前から、何か違和感の様な物を感じる様になってしまっていた。
その違和感は日に日に大きくなり、今では頼光の心の大半を埋め尽くすまでになっている。そのせいか、自分は性行為に集中出来ていないのだ。
男たちも怪物も、頼光の大きな乳房や尻に欲情し、その滾りをぶつけて来る。乱暴に、獣欲のままに……こちらの事情を考える事無く、自分の肉欲を満たす為だけに頼光を利用している。
今まではそれが幸せであり、喜びであった。しかし、最近はそうでは無いのかもしれないと思う様になっている。
そして、頼光はそれが主への裏切りである事にも気が付いていた。肉便器であり、性奴隷である自分たちが、男性たちに抱いて頂けると言う役目に不満を持つことなどあってはならない事なのだ。だから頼光はその感情を必死に押し殺して今までと変わらない様に振舞って見せていた。
しかし……男たちは、敏感にも頼光の変化を察していた。と言うよりも、頼光の奉仕が手抜きの様に感じられていたのだろう。
「雌牛が! 何サボってやがんだ!?」
「そのデカい乳でしっかりと奉仕しやがれ! この役立たずが!」
今までよりも手を抜いた奉仕を行う頼光に対し、男たちは容赦の無い叱責と罵声を浴びせつつ暴力を振るう。腹や顔を殴られ、胸や尻を踏まれる度、頼光は自分自身の愚かさを恥じ入り、男性たちにこんなことをさせてしまう自分はなんて駄目な肉奴隷なのだろうと落ち込んでいた。
だが、それと同時にある感情も浮かんで来ていた。それは、単純な疑問だった。
(何故私は、この様な扱いを受けなければならないのだろうか……?)
わかっている、自分は偉大なるソロモン王に仕える肉便器であり、彼や彼に従う者にこの躰を差し出す事が役目だ。この扱いは、彼のサーヴァントとしては至極真っ当なものなのだ。
しかし……それで本当に良いのだろうか? 頼光はそう考える様になってしまっていた。ソロモン王は、自分が思う様な素敵な男性なのだろうかと疑問に思う様になっていた。
数度に渡って見せられた幻覚、あんなものは幻だと思いながらも、頼光の頭の中からはその映像が消えないでいる。
かつて自分と同じ様にソロモン王に平伏していた牛若丸や沖田総司、そしてマシュたちが憎きカルデアのマスターに従っている姿を見て、そんな彼に何度も敗北する主の姿を見て、頼光の胸にはソロモンへの失望が浮かんで来ていたのだ。
(あんな……あんな無様な物、ソロモン様であるはずが無いのに……!)
支配した雌を目の前で奪われ、何の取り柄も無い青年に足蹴にされ、衆人環視の中で嬲り者にされ……そうやって敗北するソロモンの姿を頼光は何度も見て来た。
それを見る度、頼光はあれはただの夢であり、あんな無様な敗北をソロモン王がするはずが無いと自分に言い聞かせて無かった事にしようとする。しかし、それを阻害するのはほかならぬソロモン自身であった。
あの夢を見た翌日、主は毎度の事の様に機嫌が悪い。いつもより乱暴に頼光を嬲り、時には消滅させてしまうことすらあった。
その行為は、まるで八つ当たりだ。嫌なことがあった子供が玩具を壊してその苛立ちを紛れさせる様な未熟な精神をした人間の姿がそこにはあった。
まるでそう……自分自身が完全敗北した苛立ちを頼光たちにぶつけ、カルデアのマスターに敗北したことを無かった事にしている様な……そんな、情けない男の姿を頼光はソロモンから感じとっていた。
(何で? 何で? 何で……!?)
何故、主は自分たちをこんなにも乱雑に扱うのだろうか?
何故、主は苛立ちを隠せない様子を自分たちに見せているのだろうか?
何故、自分たちは……主に愛して貰えないのだろうか?
淫紋令呪は知っている、自分たちを強化するのは快楽だと。主に与えられる快感こそが、自分たちを刻まれた者に更なる力と忠誠心を与えるのだと。
淫紋令呪は知っている、快楽を与えるのに一番単純な事は愛情を与えると言う事だと。愛を囁き、丁寧に扱うだけでも、女は僅かながらに心を開いてくれる物なのだと。
そして、淫紋令呪は知っている……ソロモンが、その単純な行為を一切出来ていないと言う事を。頼光たちに快感を与えられていないと言う事を。
盲目的な愛を誓わせ、どんな扱いでも良いから抱いてやれば良い。後は泥沼に沈む様にして、彼女たちは快楽の坩堝に嵌って行くとソロモンは考えていた。しかし、それは違った。
文字通り狂っていた頼光は冷静な思考を僅かに取り戻してしまった。沈むだけだった彼女の心は、その思考によって徐々に浮上して行ってしまった。
そして気が付いた、このままで良いのだろうかと、気が付いてしまった……そうなってしまえば、もうソロモンの思い通りにはいかない。彼女の心に打ち付けられた楔は、確かにその役目を果たしていたのだ。
花の魔術師が打ち付けたその楔にソロモンが気が付くことは無かった。自分の苛立ちを紛らわせる事に精一杯で、玩具であるサーヴァントたちに心を配る余裕が無かったのだ。
結果、彼は頼光の心が離れつつある事に未だに気が付いていなかった。彼女はまだ、自分の事を心の底から愛していると思い込んでいるのだ。
無理もない事だろう。頼光は狂戦士であり、その思考は非常に単純明快だ。彼女の重い愛情を一度身に受けてしまえば、彼女が心変わりを起こすなど考えられる訳が無い。
だが、それは違う。元の彼女は高潔な武士であり、聡明な女性だ。いかに狂化されようとも、その全てが消え失せる訳では無いのだ。
苦しめられれば人は傷つく。労わって貰えなければ人は悲しむ。心の傷と悲しみは、その心に不信と疑念を芽生えさせる。
かつてアルトリアがカルデアのマスターに言った事とは真逆……ソロモンは、一度掴んだ英霊たちの心を自ら手放してしまっていたのだ。
そして、彼はまだ気が付かない。彼に失望しているのは頼光だけではなく、この少女もだと言う事に……
「あ……頼光、さま……」
「……今の私は雌牛ですよ、雌蛇殿」
「……申し訳、ありません……」
自分と同じ浮かない表情をしている清姫を軽く窘めた頼光は、主に与えられた名前で彼女を呼びながらもう一度深い溜息をついた。
昔ならばこんな気分にはならなかった。清姫が今の様な失態を犯したらすぐさまソロモンに報告し、彼女を罰して貰おうとしていたものだ。
そうすれば、自分は褒美を貰える。主に忠義を見せ、失態を犯した雌の目の前で主に抱いて貰えると言う喜びは、何にも代えがたい物だと思っていた。
しかし、最近はそうでは無い。清姫のこの失敗も、ソロモンに報告するつもりは微塵も無かった。
その時は良いだろう。自分は忠義を見せる良い雌だと褒められ、幸せな気分に浸れる。しかし、それは紛い物の幸せだと言う事に二人は気が付いていた。
ソロモンの身に何かが起き、苛立ちが募れば、自分たちはあっという間に玩具に成り下がる。彼の苛立ちを紛らせ、鎮める為に命すらも容易に散らされる存在に成り下がってしまう。
主は自分たちの事などどうでも良いと思っている。替えが利く道具だとしか思っていないのだ。二人にはもう、それが良く分かっていた。
だから主との夜伽も楽しめない。いつかは捨てられてしまうと分かっている故に、不安が胸を突いて快感を感じさせてくれない。
快感を与えて貰えなければ淫紋令呪は成長しない。それどころか、殺害と再召喚を繰り返す度に霊基の再強化が必要になり、余計な手間が増えるばかりだ。
何にも良い事が無い、短絡的な行動……己の小さなプライドを守る為だけにそんな愚かな行為をしてしまうソロモンに対する失望は、二人の中で段々と強まっていたのである。
「………」
そして今日もまた、二人は男たちに汚された体を洗うべくシャワールームに向かう。性奴隷となった女英霊たちの中でも、彼女たちの待遇は格別に良い方に分類されるだろう。何故なら、こうやって自分で体を洗う事を許されているからだ。
自分たち以下の処遇を受けている英霊たちは幾らでも居る……かつては、この扱いは主に愛されている証だと思っていたが、今はそうでも無い。何故、自分たちの自由を奪われなければならないのかと不思議に思う事すらあった。
「………」
精液や尿に塗れた体を洗う二人は、無口なままで体を擦り続けていた。昔は何処に何回射精されただとか、どんな行為を行ったのかなどを淫乱組内で自慢し合っていたと言うのにだ。
そんな風に無言であった二人は、在りし日の事を思い返した時にまったく同じことを考えていた。
(そう言えば、あの二人は今はどうしているのだろうか……?)
雌犬こと牛若丸と雌豚こと沖田総司。自分たちの策略でソロモンの元を去ったあの二人は、カルデアでどんな風に扱われているのだろうか?
願わくば……非道な事だが、自分たちにも負けない程の酷い扱いを受けていれば良いと二人は思った。裏切り者の誹りを受け、苦しんでいれば良いと願った。
そうで無ければ惨め過ぎた。好き好んで主の元に残った自分たちが、馬鹿に思えて仕方が無かった。
(ああ、そうだ、でも、あの二人は……)
(あの夢の中では……)
そして二人は思い出す。かつて見たあの夢の中で、牛若丸と沖田は幸せそうな表情を浮かべていたと言うことを。
カルデアのマスターに愛され、大切に抱かれ、幸せを与えられ……ソロモンの元に居た時よりも何倍も幸せそうな二人の姿を自分たちは見たのだと言う事を思い出してしまった。
(でも、でも! あれは夢! 夢、だから……!)
(あれが現実だとは限らない。きっとあれは夢……! 実際は、きっと……)
それを思い出した二人に残された道は現実逃避しか無かった。あれは夢の景色なのだからと思い込み、実際は違うのだと自分に言い聞かせる事しか出来なかった。
そうやって自分を守るしか無い。そうやって、必死に逃げるしか無い……鏡に映る死んだ目をした自分自身の姿を黙って見つめた後、二人は同時にシャワールームを出る。そして、同時に信じられない物を目にした。
「ん……♡♡♡ ふあぁ……っ♡♡♡ 主殿ぉっっ♡♡♡」
「ちゅっ♡ はむっ♡ じゅるるる……っ♡♡♡」
それはあり得ない光景だった。敵の本拠地であるこのソロモンの城の中で、今自分たちが思い浮かべた二人の女性が、カルデアのマスターに抱かれているのだ。
何故だとか、どうしてだとか、そう言った疑問の思考すら二人の頭には浮かんで来ない。ただ驚き、唖然とした表情で目の前で繰り広げられている情事に視線を送るばかりだ。
「あ~っ♡ あっ♡ あぁっ♡ 挿って、きたぁ……っ♡♡♡」
二人の目の前で喘ぐ牛若丸は、マスターに後ろから抱きかかえられた状態で肉棒を挿入される。犬の様な格好でマスターに抱かれる彼女は、蕩けた表情を頼光たちに見せつける様にして腰を振っていた。
「んひっ♡ ひぃっ♡ はぁぁぁっっ♡ ふかいっっ♡♡♡ ふかいぃぃっっ♡♡♡ 私の奥の部分が、主殿に満たされてぇっっ♡♡♡」
部屋の中に響く絶叫、甲高い悲鳴にも似た嬌声……かつて
腰をがっちりと掴まれ、猛々しい勢いを以って男性の象徴を突き入れられ、その度に牛若丸の背中が弓なりにしなる。開いた口からは喘ぎ声と共に熱く甘い吐息が漏れ、涎を垂れ流す程の快感に彼女の頭は沸騰したかの様に熱くなっていた。
「わふぅっ♡♡♡ ふぅぅっ♡♡♡ イクっ♡♡♡ イキますぅっ♡♡♡ 主殿っ♡♡♡ この雌犬が果てる事をお許し下さいっっ♡♡♡」
牛若丸の表情が快楽に歪む。秘所から愛液の飛沫を噴き出し、床に水溜まりを作りながら絶頂へと押し上げられて行く。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ♡♡♡ うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ♡♡♡ 主殿っっ♡♡♡ 主殿ぉぉっっ♡♡♡」
そして一番の高みに到達した牛若丸は、大声で自分を抱く男の名を叫びながら体を硬直させた。同時に、彼女の膣と子宮の中におびただしい量の精液が吐き出される。
胎を満たす温もりと敬愛する主を満足させられた事に喜びを見出した牛若丸の瞳は、女性としての幸せに満ちていた。ゆっくりと彼女を支え、疲れ切った体を労わる様に抱きしめるマスターの手で撫でられるとその光はより一層強くなる。
「あるじ、どの……っ♡♡♡ 私は……♡♡♡」
その先の言葉は紡がれる事は無かった。彼女が自分の思いを口にする前に、マスターが自分の唇で牛若丸の口を塞いだからだ。
言わなくても良い、十分に分かっている……心と心を通じ合わせる二人の間に言葉などは必要無いとマスターの瞳は言っていた。
「んっ♡ んっ……♡」
ずるりと音を立てて牛若丸の膣から引き抜かれる肉棒。太くて雄々しいそれが姿を現した時、頼光と清姫はごくりと唾を飲み込んだ。
そして、今までその肉棒に栓をされていた膣から零れ落ちて行く精液と愛液の混合液を見た二人は、自分の子宮がきゅんきゅんと疼き始めたことを感じていた。
(あれに、女の部分を掻き回されたなら……どれほどの快楽を得られるのだろうか……?)
(あんな風に愛され、宝物の様に大切にされる幸せは、如何程の物なのだろうか……?)
湧き上がるのは僅かな嫉妬の感情。自分たちが得られていないそれを一身に受ける牛若丸が羨ましくて堪らなかった二人は、自分たちが欲しがっているそれの甘美さを想像して心を震わせる。
あんな風に主から愛されたなら、きっと幸せを得られるのだろう……愛されればの話なのだが。
「ひあぁぁぁぁぁっっ♡♡♡ あぁぁっ♡ あつい、ものがぁっ♡♡♡ すりこまれてぇっっ♡♡♡」
甘い幸せを夢想していた二人の意識は、牛若丸の嬌声によって現実に引き戻された。いつの間にか、彼女は主の側面に立って射精されたばかりの膣を弄られる格好になっている。
ぐちゅぐちゅと二本の指で彼女の大事な部分を掻き回すマスターは、自分が吐き出した精液を牛若丸の秘所に擦り込む様にして愛撫を続けている。性器の肉襞の一枚一枚に自分の魔力を記憶させるかの様に、彼は丁寧な愛撫を続けていた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ♡♡♡ おかしく、おかしくなってしまいますっ♡♡♡ こんなに快楽を得ては、私は自分を保てなくなって……っ♡♡♡」
「……俺に全部を預けて。体を寄せて、楽にしてれば良いよ。牛若丸の大事な場所に、しっかりと俺の魔力を刻み込むからさ……!」
「はっ♡ はっっ♡ ある、じ、どのぉ……♡♡♡」
「……牛若丸は俺の雌犬だ。他の誰の物でも無い……そうでしょ?」
「はい……勿論です……♡♡♡ 私はあなただけの雌犬♡♡♡ あなただけの忠犬でございますっ♡♡♡ どうぞこの雌犬まんこにマーキングを行い、私が主殿の物である証を残してくださいっっ♡♡♡」
可愛い忠犬の宣言を耳にしたマスターは、ニヤリと笑うと彼女の膣を弄る指を激しく動かし始めた。愛液と精液を絡ませ、彼女の言った通りに己の臭いを膣内に擦り付ける様にして愛撫してやれば、牛若丸の雌汁は止めど無く溢れ続けて来る。
同時に口吸いを行い、牛若丸の舌をも己の舌で絡め捕ったカルデアのマスターは、キスと愛撫の同時攻撃で牛若丸の官能を徹底的に刺激し続けた。
「あいっ♡♡♡ んぅっ♡♡♡ んうぅぅぅぅっっ♡♡♡」
喘ぐ雌犬。流れ出る愛液。秘所から零れ落ちる個体の様な粘度の濃い精液。
そそり立つ肉棒がその雄の強靭さを表し、喘ぐ雌が彼に組み敷かれる事の幸福を示す。快楽と幸せによって一人の英霊を完全にモノにしたただの青年の姿を、頼光と清姫は唖然とした表情のまま見つめ続ける他無かった。
そんな彼女たちの目の前で二人目の女性が肉棒に跨る。しどどに濡れた秘所を開き、自分からマスターの肉棒を受け入れた沖田総司は、うっとりとした表情を浮かべて腰をグラインドし始めた。
「はぁっ♡♡♡ やっぱりマスターさんのおちんぽは凄いです……♡♡♡ 沖田さんの奥まで届いて、弱い所にゴツゴツ当たってます……♡♡♡」
前へ、後ろへ……腰を振り、肉棒の感触を楽しむ沖田は蕩けた表情のまま自分の得ている快楽を主へと伝えていた。その表情には牛若丸同様の幸せが感じられる。
豚の様に鳴き、魔猪に押し潰されながら犯されていた頃の彼女からは到底思い描けないその表情こそが、真の彼女の姿である事など頼光たちにもすぐに気が付くことが出来た。
「あふっっ♡♡♡ はぁぁっ♡♡♡ あ~~っ♡♡♡」
本来の自分を取り戻した沖田が、マスターと協力して性の高みを昇る。二人の息を合わせ、腰を振るタイミングを計り、共に快楽を得ようとしている。
ただ玩具として犯されていた時とは違う、共に快楽を分かち合う為の行為……セックスの楽しみを存分に感じている沖田は、持ち前の俊敏さを活かした素早い腰振りを披露していた。
「どうっ♡ ですっ♡ かっっ♡ 沖田さんのっ♡ ドスケベな腰振りはっっ♡ おまんこ締めながら一生懸命腰振ってっ♡ ぱんぱんいやらしい音を立ててっ♡ おちんぽ気持ち良くしちゃってっ♡ マスターさんのおちんぽ、沖田さんの一番気持ち良い場所に何度も当てちゃってるんですよっ♡」
膣の奥にある沖田の最大の弱点、開発され、途轍もない快感を感じる様になってしまったボルチオにマスターの亀頭が何度もぶつかる。素早い腰振りによって激しく突かれる度、沖田の体からは力が抜けてすぐに達してしまいそうになる。
だが、まだイけない。自分はもっと凄い快感を知っているから、愛する人と共にその快感を味わいたいから、必死に自分の絶頂を抑え続ける。
沖田のその思いを理解しているであろうマスターもまた腰の動きを調節して彼女を必要以上に責め立てぬ様にしながら、傍らの牛若丸への愛撫を激しくしていった。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ♡♡♡ ありゅじどのっ♡♡♡ あるじどのぉぉぉっっ♡♡♡」
秘所を掻き混ぜ、尻穴を穿り、淫核を露出させてそれを摘まむ。一つ一つの快感で喘ぎ、達しそうになる牛若丸の官能を見事にコントロールするマスターは、肉棒でもう一人の女性をも支配していた。
「んあぁぁぁぁぁぁぁぁっっ♡♡♡ くるっ♡♡♡ あれがくるぅぅっ♡♡♡ 沖田さんのおまんこをおかしくする奴が来ちゃうぅっっ♡♡♡」
最初よりも早く激しく腰を振る沖田もまた、狂った様な叫びを上げて絶頂へとひた走っていた。主の肉棒によって喘がされ、高められ、そして期待させられている彼女は、牛若丸と同時に叫ぶ。
「一緒っっ♡♡♡ 一緒にイキましょうっっ♡♡♡ 三人でっ、皆でっっ♡♡♡」
「イキたいです、主殿っっ♡♡♡ 一番気持ち良い瞬間、皆さんで味わって……っ♡♡♡」
牛若丸と沖田がその思いをした瞬間、彼女たちは体を駆け巡る多大な快感によって言葉を詰まらせてしまった。
もう自分たちの体に溜まった快感は、爆発の瞬間を待つだけになっている。そして、その起爆装置は自分たちを抱く男性が握っているのだ。
自分たちは彼に支配されている。しかし、それは自分たちを押し付ける様な支配ではない。
手を取り、抱き締め、腕の中に誘われ……幸せによって自分たちの心を掴み、全てを差し出す事すら厭わなくさせるこの男性だからこそ、自分たちは愛しているのだ。
「あっ♡ あぁっ♡ うあぁぁぁぁぁぁっっ♡♡♡」
今、牛若丸の陰核を指で弾いたマスターが、両手で彼女の膣と尻穴を深くまで穿った。三本ずつ主の指を咥え込んだ雌穴が大きく震え、牛若丸は目を見開いて嬌声を上げる。
「んいぃぃっ♡♡♡ いぃぃっ♡♡♡ んえぇぇぇぇぇぇっっ♡♡♡」
同時に沖田のボルチオを突いたマスターは、彼女の腰の動きに合わせて神速の三連撃を繰り出した。成すが儘だった今までとは違い、自分も動いているが故に爆発的に増大した快楽を前に、沖田は喘ぎ声ともつかない妙な叫びを口にしていた。
二つの色白な躰がしなり、快感に硬直する。時が止まったかの様に動かなくなった美しい女性たちを両腕で抱き寄せたマスターは、それぞれの膣を指と肉棒で突きあげて最後のトドメを繰り出す。
そして……その行動が合図であったかの様に、三人は同時に快楽の高みに辿り着くと同時に絶頂した。
「んああぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ♡♡♡」
「くひゅぅぅぅぅぅぅぅぅっっっ♡♡♡」
牛若丸が愛液を勢い良く噴き出しながら叫ぶ。沖田が膣を締め上げながら喘ぐ。口を大きく開け、舌を放り出し、涎を垂れ流す彼女たちは、体を激しく痙攣させながら降りて来られない絶頂の余韻に酔いしれていた。
「おぉぉぉぉぉっっ♡♡♡ ありゅじどにょの、臭いがぁっ♡♡♡ 私のほとからほとばしっているぅぅっ♡♡♡ もう臭い取れませんっっ♡♡♡ 雌犬まんこから主殿の臭い振りまきながら生きていきますっっ♡♡♡」
大きく開き、潮噴きを晒す自分の性器。『
自分の一番大切な部分から、愛する主の臭いがする……自分と彼は常に共に在り、主は自分に全てを預けてくれていると言う気分になった牛若丸は、幸福感と充実感を得た淫らな表情を浮かべていた。
「ぼるちおっ♡♡♡ しゃんだんづきっ♡♡♡ しゅごいれすぅぅっっ♡♡♡ これくらっちゃうとらめっっ♡♡♡ おきたしゃん、ばかになっひゃいましゅぅっ♡♡♡ ざーめんもあつくて、しゅごいのぉぉっ♡♡♡」
弱点を高速で責められてからの子宮への射精、自分が知る限りの中で最高の絶頂の仕方を覚えた沖田は、呂律の回らない舌で快楽に喘ぐ。
腰が浮き上がり、ガクガクと痙攣し、膣が締まる。まだ硬く起立しているマスターの肉棒が自分をもっと気持ち良くしてくれるのだと知る沖田は、蕩けた笑みを浮かべながらマスターへともたれ掛かった。
「ますたぁさん、もう一回っ♡♡♡ 沖田さんのおまんこ、じゅぼじゅぼしてくらさい……♡♡♡」
「あぁ、主殿……♡♡♡ 次は私の番ですよね? この雌犬のおまんこは、何時でも主殿を受け入れる準備が出来ております……♡♡♡」
「はいはい、少し落ち着こうね……二人とも無理は良くないよ? 少し休んで、体力を回復させてから続き……ね?」
「あ、ふぅ……っ♡♡♡」
「は、い……っっ♡♡♡」
沖田の膣から肉棒を引き抜き、片腕ずつ二人を抱き締めたマスターはねっとりとしたキスをしながら彼女たちを窘める。その行動からは、激しい絶頂に体力を消耗させた二人を気遣いながらも彼女たちの期待にはしっかりと応えようとする彼の心遣いが感じられた。
「あぁ……♡ あぁ……♡ あぁっ♡♡♡」
「ふ~っ♡♡♡ ふ~っ♡♡♡」
腰を抱かれ、尻を掴まれ、その身を完全に掌握され……本能のままに快楽を貪りながらも、牛若丸と沖田は理知的な光と幸福に塗れた表情を見せていた。それも当然の話だろう、彼女たちは人間として愛されているのだから。
玩具や奴隷、果ては畜生として扱われている自分たちとは違う。二人は、人として愛され、大切にされているのだ。
そんな二人の姿を見ていた頼光と清姫は、自分たちの子宮が熱を帯びて疼き始めている事に気が付いてはっと息を飲んだ。
「ああ、そんな……!? 何故、この様な事が……?」
目の前に居るのは憎き敵であり、今の主に逆らう愚か者のはずだ。なのに何故、自分たちは発情して、彼に抱かれたいと思っているのか?
快楽なら存分に得ている、それもあんな生温い物では無く、もっと激しく格別な物をだ。だと言うのに何故、自分たちはこんなにも彼の性交を狂おしく求めてしまうのだろうか?
その答えは、もうとっくに分かっていた。彼の行為には、
自分たちが求めている物。望み、飢え、渇望している物。愛されている実感と愛する喜び、頼光と清姫が求めているのはそれだった。
それは決して彼女たちが特別だと言う訳では無い。女性であるならば、どれほど僅かであろうともこれに類似した願望は在る筈だ。狂戦士たる二人は、その欲望が一際強いのだ。
ある意味では純粋極まりないこの二人は、今まで自分がソロモンに与えられていた物が愛であると思っていた。だがしかし、彼と元仲間たちのセックスを見て、とうとう気が付いてしまったのだ。
自分たちは愛されてなどいない。主は、自分たちを道具としてしか見ていないと言う事に……
あの快楽は愛では無かった。主の
「……違う、違う違う違う!」
「そうじゃない……そんなことはありません……!」
狂いに狂い、捻じ曲がった思考が叫び出す。その訴えを受け入れられず、頼光と清姫は蹲って頭を抱えた。
だがもう遅い、彼女たちは全てに気が付いてしまった。自分たちが今、望んでいた物の対曲線に位置している事を自覚してしまった。
「いや……いやぁ……っ!」
不信と迷いの楔が胸を貫き、二人は込み上げて来る吐き気に言葉を失った。いつの間にか、見えていた筈のカルデアのマスターたちの姿は消え失せている。
今はまだ良い、絶望感に心を支配されているのだから。その後暫くも悲しみで現実逃避をし、感情を麻痺させれば良いのだろう。
しかし、それら全てが消え去った時、必ず彼女たちは後悔する。自分たちの犯した過ちと罪を悔い、再び絶望するだろう。
この日、この時、この瞬間、頼光と清姫にとってソロモンとのセックスは褒美から苦痛へと認識を切り替えられた。花の魔術師が撒いた種は、見事にその花を咲かせたのだ。
そして、そんな二人の変化にも気が付かないまま……ソロモンは、英霊たちを玩具にして別の場所で笑い続けていたのであった。