「……ここ、は……?」
アタランテが目を覚ました時、彼女は真っ白な部屋の中に居た。何もない虚無の空間の中に自分だけが存在している状況に彼女は困惑する。だが、すぐにそれ以上に妙な事態に気が付いた。
「体が、動かない……!?」
床に這いつくばり、尻を突き出した格好のまま、自分の体が指一本も動かないのだ。首を振って周囲の状況を確認することは出来るが、この体勢を崩すことが出来ないでいる。
一体何が起こっているのか? これはソロモン王の戯れなのだろうか? そんな疑問を頭の中に浮かべていたアタランテの背後から、一人の女性の声が響いた。
「……ああ、来てくださったんですね。とっても嬉しいです……!」
「その声は……マシュか?」
「はい! ……お久しぶりですね、アタランテさん……♡」
聞き覚えのある声に反応したアタランテは、かつての仲間であるマシュに恐る恐る声を返した。理由は分からないが、今は敵である彼女の前で抵抗出来ない姿を晒しているこの状況はかなり不味いだろう。
このままマシュに嬲られ、連れ去られてしまうのではないかと不安がるアタランテであったが、意外なことにマシュは好意的な声色で彼女に語り掛けて来た。
「またお会い出来て本当に嬉しいです。それに、アタランテさんとはとっても趣味が合いそうですしね……♡」
「な、なんだと? お前は、ここで何が起きているのかを理解しているのか?」
「ええ! ……でも、色々と説明するのは面倒ですので詳細は省きますね。取り合えず、私はアタランテさんに危害を加えるつもりは無いと言う事をご理解してください」
「何だって……? な、なら、お前の目的は何なんだ?」
「そんなの決まってるじゃないですか。
「ひうっ♡」
段々と近づいて来たマシュの声が耳元で響くと同時に、アタランテの尻にマシュの手が触れた。艶めかしく、いやらしい手付きでアタランテの尻を弄るマシュは、その具合を確かめる様に手を動かす。
「あぁっ♡ なにを、するんだ……? 女同士で、こんな事……っっ♡♡♡」
「しーっ、お静かに……♡ この間、アタランテさんがお尻を犯されてる所を見てからずっと気になってたんですよ。アタランテさん、こっちの穴が好きなんですよね?」
「そ、れは……」
「……正直に言って良いですよ。堕ちている事も、純潔の誓いも、全部忘れて本心を話して下さい。アタランテさんは、お尻の穴で感じる事が好きなんですか?」
「………」
マシュの質問を受けたアタランテは口籠り、顔を真っ赤にして押し黙ってしまった。しかし、マシュはそんな彼女から言葉を引き出す為に尻穴への愛撫を始める。
「んひぃっ♡♡♡」
随分と緩くなってしまった自分の尻穴にマシュの指が挿り込んで来る感覚に背筋を震わせたアタランテは、唸り声にも近しい声を上げて肛門での快感に喘ぐ。股座からは熱い汁が零れ、アナルを愛撫されて感じている事を証明してしまっていた。
ぐっちゅ、ぐっちゅ……ゆっくりと丁寧にアタランテの尻穴を穿りながら、マシュは卑猥な笑みを浮かべていた。ねっとりとした愛撫を続けるマシュは、再度確認の為にアタランテの耳元で囁く。
「……ねえ、好きなんでしょう? こうやってお尻の穴を穿られて、掻き回されるのが……♡♡♡ 汚いはずの穴を弄られる事が気持ち良くって仕方が無いって認めましょうよ……♡♡♡」
「あ、あぁぁ……っ♡♡♡」
手慣れた動きで尻穴を愛撫するマシュの性技に、アタランテのアナルは完全に陥落していた。口元から涎を垂らし、快楽に染まった声を漏らす彼女は、ゆっくりと頷くと本心を口にする。
「す、きだ……♡ 不浄の穴と知っているのに、そこを弄られると堪らなくなって……♡♡♡ ケツイキが止まらなくなるんだぁ……♡♡♡」
「うふっ……♡ やっぱりそうなんですね! あー、良かった! アタランテさんの本心が知れて!」
「んんっ♡ んんんんっっ♡♡♡」
アタランテの肛門から指を引き抜いたマシュは、腸液で濡れた己の指の臭いを嗅いでニッコリと笑う。自分と同じ趣味を持つ仲間を見つけられた喜びを感じている彼女は、アタランテの尻にもう一度手を伸ばした。
「はぁっ♡♡♡ あぁっ♡♡♡ ……尻、が……良いっ♡♡♡」
臀部の肉を揉み、ぷっくりと膨れた肛門を指で押し込む。緩い穴を広げ、内部を観察されるかの様に見られると、じんじんとした痺れが尻全体に広がった。
(私が、ここまで快楽に堕ちてしまうなんて……肛門での性交で快楽を得る様になってしまうなんて……♡♡♡)
生前には知り得なかった快感、ただのセックスでは無く、アブノーマルな肛門でのセックスの虜になってしまったアタランテはだらしない表情を晒しながらここまでの日々を思い返していた。
淫紋令呪を刻まれた自分は、例にもよって他の女英霊同様にソロモンに抱かれる事となった。しかし、自分は純潔の誓いを立てている。もしも処女を失えば、アタランテは魔獣になってしまうのだ。
しかし、ソロモンはその問題点を肛門による性交を行う事によって解決した。女の象徴には肉棒を挿れず、本来性交に使わない穴を開発することによってアタランテの霊基を維持しつつ彼女を籠絡して見せたのだ。
生前より男を知らないアタランテにとって、その快感はあまりにも強烈な物だった。排泄器官を犯され、弄られる事は、最初はおぞましく感じてはいた。しかしその中に感じる本能的な快感に気が付いてしまえば、後は転がり落ちて行くだけだった。
気が付けば、自分の尻穴はソロモンの肉棒を咥え込める程に広げられていた。魔術と霊薬によって感度を上昇させられ、否応なしに感じる穴にされてしまっていた。
ソロモンや彼に従う有象無象の男たちにアナルを犯され、喘がされていく内……アタランテは肛門性交に夢中になっていたのだ。
(私はもう、駄目なのだろう……♡♡♡ この穴を弄られると何も考えられなくなる……♡♡♡ 男たちに従って、もっと気持ち良くして貰える事しか考えられなくなる……♡♡♡)
排泄と言う、生前から知っていた動物的な快感。それに加わる性交と言う未知の快感。
二つの快感が入り混じり、まったく別の凄まじい快感となってアタランテを襲う。その快感に病みつきになったアタランテは、形ばかりの抵抗を続けながらも心は完全に堕ち切っていた。
(アナルセックス、最高だぁ……♡♡♡)
「……ええ、そうですよね。お尻の穴でするセックスは、最高に気持ち良いですよね……♡♡♡」
自分の立てた誓いを破り、男の味を知ってしまったアタランテの体はもはや取り返しのつかない所まで堕ち切ってしまっていた。自分の尻穴の中で器用に二本の指を動かすマシュの囁きに蕩けた思考のまま頷くと、媚びた尻穴を広げて快感に喘ぐ。
きっとマシュもそうなのだ。自分と同じ、この快感の虜になっている……もしもマシュが戻って来れば、共に最高の
経緯は知らずとも同じ快感のツボを持つ仲間を見つけた事に蕩けた笑みを浮かべるアタランテ。しかし、そんな彼女に向けてマシュが冷え切った言葉を口にした。
「……でも、アタランテさんのお尻は最悪です。これでアナルセックスが好きだとか、口にしないで欲しいですね」
「は……?」
唐突に冷ややかな言葉を投げかけて来たマシュは、笑っている表情はそのままに愛撫の手を止めた。暴言とも取れる彼女の言葉を耳にしたアタランテの体からは、快感の波が消え去ってしまう。
アタランテの尻に触れ、ぽっかりと広がった尻穴を見つめたマシュは、動けないアタランテの耳元で冷たい言葉を囁きかける。
「このお尻で気持ち良いだとか、アナルセックスは最高だとか……アタランテさんは何にも分かってないですよ。これでお尻の良さを分かった気になっているのは、正直笑ってしまいます」
「な、にを……!?」
マシュの豹変に驚いたアタランテであったが、彼女の言葉が完全に自分を嘲っている事を理解すると心に怒りの感情を湧き上がらせた。例えそれが生前に経験の無かった性交の事だとしても、ここまで言われるのは流石に頭に来る。
もしかしたらそれは自分の尻穴を開発したソロモンを侮辱された事に対する怒りなのかもしれない。淫紋令呪の働きによって、アナルを感じられる場所に開発して貰ったと言う経験がアタランテの心にソロモンに対する感謝の意識を植え付けているのだろう。
主に教え込まれたこの快楽を否定され、アタランテの怒りは最高潮に達しようとしていた。しかし、マシュもまたやや怒りを感じさせる言葉遣いでアタランテの興奮を煽って来る。
「もしかして怒ったんですか? 大好きなお尻セックスを否定されて怒ったんですか? でも、それは私も同じですよ? このアタランテさんのお尻でお尻セックスを語るなんて、正直私も怒ってしまいます」
「それはどう言う意味だ!? 私を侮辱するつもりか!?」
「……ああ、それなら分かり易い方法で説明しますね。これを使って……」
「何だと……?」
呆れ顔のマシュが取り出したのは、尻穴開発の時に何度も使われたアナルビーズだった。玉の数は10個で両端の玉が一番大きく、そこから真ん中に進むにつれてサイズが徐々に小さくなっている。
少し特殊な形状をしているそれを見せたマシュは、動けないアタランテのアナルへとそのアナルビーズを潜り込ませる。肛門を弾きながらビーズが尻の中に入るにつれ、アタランテの背中がビクリと震えた。
「んしょ……後は、私が……!」
アタランテの尻の中に5つのビーズを潜り込ませたマシュは、残りのビーズを自分の尻の中に挿入するとアタランテと同様の姿勢を取って床に這いつくばった。四つん這いになり、尻を突き合わせる形になったこの状況にアタランテが戸惑っていると――
「……アタランテさん、私と勝負しませんか?」
「えっ?」
固まっていた体が突然動く様になり、アタランテは目を大きく見開いて驚いた表情を見せる。しかし、マシュはそんな彼女の事など意に介さないまま、自分の提案する勝負の内容を告げた。
「今、私とアタランテさんのお尻の中には5つずつビーズが入っています。これを手を使わずに引っ張って、相手のお尻の中から全部のビーズを出した方が勝ち……と言う勝負は如何でしょう?」
「……ほう? つまりは尻を使った綱引きと言う訳か?」
「はい、そうですね。もしも私が負けたなら、先ほどのお言葉を撤回した上でアタランテさんの言う事を何でも聞きます。ソロモンの所に連れて行ってくれても構いません」
「言ったな? ……約束を忘れたとは言わせん、貴様の身柄を確保して、ソロモン様の下へ連れて行ってやる」
「ふふふ……♡♡♡ 私に勝てたら、の話ですよ? それじゃ、始めましょうか」
ぷにゅり、と柔らかいマシュの尻肉が自分の尻に当たる。ジンジンと熱くなっている彼女の尻の温度にやや気を取られながらも、アタランテはしっかりと尻穴に力を込めて腰を引く準備をしていた。
「ハンデです、先に動いてどうぞ」
「余裕を見せるつもりか? そのまま一気に勝負をつけられて、吠え面をかくなよ?」
余裕を崩さないマシュに苛立ちを募らせたアタランテは、尻穴に潜り込んだビーズをアナルでしっかりと咥えながら四肢を巧みに扱って腰を引いた。一息にマシュの尻穴からビーズを引き抜く為の行動を完璧な動きで行って見せた。
膝を曲げた状態から思い切り伸ばし尻を高く上げる様にして腰を振る。代わりに上半身を土下座する様に低く落とし、高低差を生み出して運動エネルギーをも利用した完璧な綱引きを披露したはずだった。
手応えを得たアタランテは振り返り、自分とマシュの間へと視線を向ける。そして、そこにある玉の数を確認しようとした彼女は、笑みを浮かべたまま凍り付いてしまった。
「……ああ、うん、そうですよね。やっぱりこうなりますよね」
「え……!?」
平然としたマシュの様子にアタランテは軽く驚く。次いで、彼女のアナルが未だにしっかりと締まったままになっている事に気が付き、自分の完璧な動きをもってしてもビーズを一玉も引き出せなかったことに目を見開いて驚愕した。
完璧な動きのはずだった。一気に5つの玉を引き出していてもおかしくは無い程の手応えだった。
なのに、マシュの尻は何にもなかったかの様にビーズを咥え込んでいる。驚いて固まるアタランテの様子を見て取ったマシュは、とても良い笑顔を彼女に向けると尻を軽く振ってから腰を引いた。
「んほぉぉっっ♡♡♡」
ぐいっと、自分の内臓が引っ張られた気がした。軽いジャブの様なマシュの責めで、アタランテのアナルは早速3つのビーズを吐き出してしまったのだ。
外側に向けて段々と大きくなるタイプのビーズであったから耐える事が出来たが、アタランテは同じワンアクションでマシュとの間にここまでの差が生まれている事に気が付いて戦慄してしまった。
「……どうしたんですか? せっかくの機会なんですからしっかりと活かして下さいよ。ソロモン様に開発して貰ったお尻を馬鹿にされて悔しいんでしょう?」
「う、ぐぐ……ふんっ! ふんっ!」
アタランテを煽る様にして挑発を繰り返すマシュ。そんな彼女の言葉を受けてムキになったアタランテは激しく腰を振り、ビーズを引き抜こうと躍起になる。
上へ、下へ、左右へ……全方向に腰を振りながら自分の方向へと引き、この淫らなアナル綱引きを制しようと必死に動き続ける。だがしかし、アタランテのその努力は一切実ることは無かった。
「あぁっ! な、なんれっ!? どおして抜けないんらっっ!?」
攻めているのはこっちなのに、何故か自分の方が苦しくなっている。いつの間にか、激しく腰を振っているアタランテの尻穴からは4つ目のビーズが抜け落ちてしまっていた。
守ってもダメ、攻めてもダメ……どう足掻いてもマシュの尻に勝てないアタランテが愕然とし、動きを止めると……
「……えいっ♡♡♡」
「んひっ♡♡♡」
その瞬間を待っていたとばかりにマシュが腰を引いて、アタランテのアナルから最後のビーズを吐き出させた。尻の穴を塞ぐ異物が無くなった開放感に呻くアタランテは、自分が敗北してしまった事を悟ってがっくりと床に突っ伏す。
5対0、完全なる敗北。どんなに足掻いても、マシュに一切歯が立たなかった自分に絶望したアタランテは、一体何が問題だったのかを知りたがる。そんな彼女の前にしゃがみ込んだマシュは、尻からアナルビーズを引き抜くとアタランテの顔を掴んで無理矢理彼女に正面を向かせた。
「……何で自分が今の勝負に負けたんだろう、って顔してますね? 私、その答えはもうちゃんと言ってますよ?」
「は……?」
「言ったじゃ無いですか、アタランテさんのお尻は最悪だって……こんなお尻で私と勝負する時点で、負けは確定していたんですよ」
「あうっ!?」
立ち上がったマシュがアタランテの背中に乗る。四つん這いになり、再び身動きが取れなくなったアタランテの尻に手を伸ばしたマシュは、彼女の臀部一つ一つに駄目出しを始めた。
「まずはお尻のお肉です。アタランテさん、沢山の人にスパンキングされたでしょう? 素手で叩かれたり、鞭で打たれたり、他にも道具を使われました?」
「それが、どうしたって言うんだ……?」
マシュの言う通りだった。アタランテは、尻穴でしかセックス出来ないと言う点から、徹底的に尻を虐め倒されたのだ。
スパンキングも勿論された。開発中も含めれば3桁の男たちに尻を叩かれたであろうアタランテがマシュの言葉を肯定すると、マシュはうんざりとした様子でこう言葉を続ける。
「力加減も、叩く面積も、場所も滅茶苦茶。おまけに遠慮なしにスパンキングしたせいで、アタランテさんのお尻は腫れて肥大化してしまいました。こんなの、ダメダメです」
「それの何が悪い!? いやらしく、デカくなった尻は、ちんぽのぶち込み甲斐があると男たちは言って……」
「……分かっていたことですが、ソロモンの部下には馬鹿な男しかいないんですね。デカいだけの尻が良いなら、豚でも抱いていれば良いものを……!」
「なっ!?」
今日一番の辛辣なマシュの一言に言葉を失ったアタランテは、何が彼女にそこまで言わせるのかと一種の驚きを胸に完全に動きを止めた。マシュは、そんな彼女に対して無駄に肥大化した臀部のデメリットを説明する。
「良いですか? アタランテさんのお尻は、腫れて大きくなったんです。揉まれて柔らかくされながら大きくされたんじゃなく、滅茶苦茶に打たれて大きくなってしまった……その時点で柔らかさが犠牲になっているんですよ」
「や、柔らかさが、犠牲……?」
「加えて、何の計画性も無しに腫れたお尻は形のバランスも完全に崩壊しています。私が触った感じでは、右側のお肉の方が大きく感じました。これだとセックスの時に微妙な違和感が生まれ、おちんぽが挿る時に邪魔になってしまうんです」
「ば、バランス、だと……? 」
形や質感の問題を指摘するマシュの言葉に困惑するアタランテであったが、自分の背中に触れるマシュの尻肉の感触に気が付いた時には彼女の言葉が正しいと言う事を痛感していた。確かに、マシュと自分の尻を比べて見れば月とスッポンだ。
背中に乗るマシュの尻は、柔らかさの中にも張りがあると言う絶妙な感触を保持していた。そして、椅子になっているアタランテには彼女の尻のバランスが非常に良いと言う事も感じ取れていた。
微妙に硬く、大きさが異なる自分の臀部とはまるで違うマシュの尻。同じ開発された尻だと言うのに、何故ここまで違っているのだろうか?
「……加えて、何ですかこのゆるゆるの穴は? むやみに広げれば良いってもんじゃ無いのに、そんな事も分からないんですか?」
「うぐっ♡♡♡」
マシュの指がアタランテのアナルに突き入れられ、入り口を限界まで広げる。苦しみの中にある快感を得るアタランテであったが、マシュは緩すぎるアタランテのアヌスに我慢が出来ない様だ。
「こんな緩い穴じゃあおちんぽも満足に締め付けられない! おまんこよりきつくて、ぎゅうぎゅうに締め付けられるのがお尻の良い所なのに……なんで、こんなに緩くするんですか!?」
「う、うぅぅ……」
言われてみれば確かにそうだ。自分のアナルは、途中から男たちの遊びの対象として扱われていた。
どれだけ玩具が入るかだとか、限界まで広げてやろうだとか、そんな下らない遊びに付き合わされた自分のアヌスは、緩くなり過ぎていたのだ。
(だからあの綱引きにも勝てなかったのか……!)
引き締まったマシュの尻と無駄に肥大化し、緩い穴をした自分の尻。勝負をすれば、どちらが勝つかなんて明白だった。マシュの言う通り、勝負は初めから決まっていたのだ。
「……感度も最悪です。アタランテさん、お尻の奥の方で感じて無いでしょう? 入り口を広げるだけ広げて、抜く時の生理的な快感を味合わせて満足して……奥を穿られる快感も、どこまでもおちんぽが挿って来る気持ち良さも知らないなんて!」
そうして感度にまで駄目出しされたアタランテは、情けなさのあまり泣き出しそうになってしまった。見た目や使用感だけでなく、自分の幸福度すらも合格点に達していない尻が恥ずかしく、そんな尻穴でのセックスを最高だと思い込んでいた自分を思うと顔から火が出そうになってしまう。
「ああ、もう! 何なんですかこのお尻は!? お尻にあるまんこだから
「ぐぐぐ……っ!」
ぐうの音も出ないとはこの事なのだろう。ここまでぼろくそに言われても、アタランテには納得する他無かった。
しかし、淫紋令呪のせいか、はたまた彼女本来の気の強さが出てしまったのか、アタランテはマシュに最も言ってはいけない事を口にしてしまう。
「……わけ、無いじゃないか……」
「……はい?」
「だ、誰が開発したとして、そんなに変わる訳が無いじゃないか……! 尻の感度など、劇的に変わる筈が……ひっ!?」
「……そのお言葉は、私と先輩に対する宣戦布告と取ってよろしいでしょうか? 先輩に一から十まで開発して頂いた私のお尻が、何の計画性も想像力も無い男たちに開発されたアタランテさんのお尻と同じだと? ……本気で怒りますよ? と言うより、怒りました」
先ほどまでの雰囲気とは打って変わり威圧感を放つようになったマシュは、無表情のままにアタランテの尻に自分の尻を突き合わせた。
そして、自分の淫紋令呪を光り輝かせると、淡々とした口調でアタランテへと言う。
「アタランテさん、今からあなたに自分の間違いを認めさせてあげます。天国と地獄をいっぺんに味わって頂きますね」
「な、なんだ……? 何をしているんだ? 答えろ、マシュっ!?」
じわじわと自分の尻が熱くなっていく感覚にアタランテは恐怖を覚えて叫んだ。一体マシュは自分に何をしようとしているのか? アタランテは何か恐ろしい事が始まる予感を覚えていた。
「い、ひぃっ!?」
そして、それは唐突に始まった。突然の感覚に全身を震わせたアタランテは、歯をカチカチと鳴らしながら呻く。
「し、りがぁ……お、おかしいっ……!? なんなんだ、これは……!?」
尻が熱い。尻の中が蕩けている。愛撫も何もされていないと言うのに、穴の中も含めた尻全体が敏感に快感を感じ取っているのだ。
尻に触れる空気の流れすら感じ取れる程の感度。本来、痛みや感覚には鈍い筈の臀部がこれほどまでの敏感さを持つようになった事を驚くアタランテであったが、真の驚きはマシュが己の尻をアタランテの尻から離した時に訪れた。
「はひぃぃぃぃぃぃっっ♡♡♡ あ、ああぁぁぁぁぁっっ♡♡♡ こ、これはぁっ♡♡♡」
絶叫、そうする他無かった。マシュが尻を離した途端、尻全体が快感を訴えて疼き出したのだ。
触れられていない、ただ晒されているだけの臀部。だが、その部分はマシュに見られる快感と空気に触れられていると言う快感を信じられない程にまで増大させてアタランテの官能を刺激して来る。
アタランテはその快感に狂わされてしまわぬ様に叫びを上げて意識を保つことに必死になっていた。
「おぉォぉぉぉッっ♡♡♡ なんなんら、これはぁぁぁっっ♡♡♡」
「ふふふ……♡♡♡ 凄いでしょう? とっても気持ち良くって、だけど狂ってしまいそうになる……それが、今の私のお尻の感度ですよ♡♡♡」
「!?!?!?」
「淫紋令呪同士を連携させて、一時的にアタランテさんと私のお尻の感度を同調させたんです。今、この場で優位を取っているのは私ですから、淫紋令呪は私の方をベースとしてアタランテさんに感覚を伝達させたみたいですね」
「ほぉぉォぉっっ♡♡♡ おかひくっ♡♡♡ おかひくなるぅぅぅぅぅっっ♡♡♡」
「……まあ、そうなりますよね。アタランテさんは私と違って淫紋令呪の再臨が進んでいないから、精神面の強化も行われていないんですもの。この快感を突然与えられたら、狂ってしまいますよね」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっっ♡♡♡」
再びアタランテの背中に腰かけたマシュが、手を伸ばして彼女の尻を撫でる。それだけでアタランテは深い絶頂を味わう羽目になってしまった。
尻を揉まれるだけで潮を噴き、尿までもが勢い良く噴射されてしまう。手慣れた動きでアタランテの尻肉をマッサージするマシュは、舌なめずりをしながらアナルへと指を潜り込ませた。
「ほぉぉぉぉォぉォッっ♡♡♡ イグっっ♡♡♡ ケツイキ止まらないぃぃッッ♡♡♡」
「は~い、ゆるゆるケツ穴でたっぷりイキましょうね~♡ 広がりきってしまったお尻の穴も、こうやって弄られると気持ち良いでしょう?」
「おほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ♡♡♡」
中指、薬指、人差し指の三本の指をアタランテのアナルに突き入れたマシュは、内部を掻き混ぜる様にして指を動かす。そうすれば、アタランテの尻穴からはぐちゅぐちゅと言う卑猥な音が溢れ、同時に腸液が滴り堕ち切て来た。
広げに広げられた尻穴を責める様に、マシュは執拗にアタランテの穴を穿る。尻肉のマッサージとは比べ物にならない莫大な快感に翻弄されるアタランテは、舌を放り出して喘ぐ以外の行動が出来なくなっていた。
「おほっ♡♡♡ ほぉっ♡♡♡ ほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ♡♡♡」
「はい、じゃあ次はアタランテさんが感じられない奥の方を弄ってあげますね~♡ 私のお尻なら、凄く気持ち良くなれるはずですから……」
「ま、まってくれ……♡♡♡ そんなことされたら、私は狂って……」
「……大丈夫ですよ。誰が開発したってお尻の感度はそんなに変わらないんでしょう? なら、これしきの事でアタランテさんが狂うはずが無いですって!」
「あ、あぁぁ……」
アナル用のバイブを取り出して微笑んだマシュを見たアタランテは、恐怖にも近しい感覚を覚えて目じりに涙を浮かべる。マシュがバイブを肛門に触れさせた瞬間、その感覚は大きく膨れ上がった。
アタランテには、はっきりと自分が狂うビジョンが見えていた。このバイブで尻を徹底的に掻き回され、喘いでも達しても許して貰えず。ただただ自分の失言を後悔させる為にマシュは容赦なく自分の尻を責め続けるのだろう。
今、この尻を責められれば、絶対に自分は抗う事は出来ない。それを理解しているアタランテは、最後の抵抗に打って出る。
「ご、ごめんなさい! 私が間違っていた! ……ま、マシュの尻と私の尻は完全に別物だ。粗悪な私の尻と、お前の尻を同列に扱って本当にすまなかった!」
頭を地面に擦り付け、自分の非を認める。低姿勢に、大声でマシュへの謝罪を口にしたアタランテは、最後の抵抗である
無様な土下座姿を晒し、自分への謝罪の姿勢を見せるアタランテを見たマシュは、彼女の肛門にバイブを触れさせたまましばらく固まっていたが――
「……ご理解頂けた様ですね。なら、もう十分です」
ニッコリと優しい笑みを浮かべ、手にしたバイブを遠くへと放り投げてアタランテを許した。同時にアタランテとの感度共有を解き、彼女の尻の感度を元に戻してやる。
並外れた感度を誇るマシュの尻からいつもの自分の感度へと戻った事に安堵したアタランテであったが、それと同時に僅かに物足りなさを感じる様になってしまった。
「ね? 凄かったでしょう……? アタランテさんの知るお尻セックスなんて、今の快感に比べたらお遊びみたいなものだったでしょう?」
「あ、ああ……何もかもが違った。手で揉まれ、指で穿られただけなのにあんなに気持ち良くなれるのものだったなんて……♡」
「ふふふ……♡♡♡ 先輩に一から開発して貰って、沢山愛して貰えた私のお尻を舐めて貰っては困ります……♡♡♡ アタランテさんが今感じた快感だって、先輩とのセックスの前では無に等しいんですよ?」
体の自由を取り戻し、ぐったりと床に横たわるアタランテの頭を撫でながらマシュは言う。彼女の尻を撫で、一つ一つの快感を教え込む様にしてその耳元で囁く。
「……先輩のぶっといおちんぽが、私のアヌスを押し広げて挿って来る快感……♡♡♡ 息苦しくって、それなのに凄く気持ち良くって、大好きな人が広げてくれた穴で大好きな人を気持ち良く出来る幸福を感じるんです……♡♡♡ それだけでもう、イってしまいそう……♡♡♡」
「っっ……♡」
「挿入されたおちんぽは、私のお尻の奥まで到達して……みっちりとお尻の中を広げて、堂々と鎮座するおちんぽに私の腸壁が勝手に絡みつくんです。愛液の代わりに腸液垂れ流して、おまんこの肉襞みたいにつるつるのお尻の壁が絡みついて……お尻の穴も理解してるんです、もう自分たちは出す為の器官じゃなくって、このおちんぽ専用のおまんこになってしまったってことを……♡♡♡」
「は~っ♡ は~っ……♡」
「……おちんぽが動き出せば、もう何にも考えられなくなる……♡♡♡ なが~いストロークでお尻の穴を穿って、終わらないうんちをしているみたいに虚脱感と排泄感を伴う快感を得る♡ ギリギリまで抜けた先輩のおちんぽがまた奥に入って来て、普通じゃ味わえない挿入の快感をお尻の穴に教え込む♡ お尻の肉もぱぁんっ♡ って音を鳴らして、先輩の腰を柔らかく受け止めるんです♡♡♡」
「う、あぁ……っ♡♡♡」
「何度も何度も出し入れされ、気が狂う程の快感を教え込まれて、イかされて……そして、射精される。先輩のおちんぽが激しく震えて、とんでもない量の精液をお腹の中にぶちまけられて……♡♡♡ 精液の温度はお尻の穴が火傷する位に熱く、魔力の量はお尻が酔ってしまう程に濃い。そんな精液がこれでもか! って位にぶちまけられる快感と言ったら、もう……♡♡♡」
「くあぁぁ……っっ♡♡♡」
「……でも、まだ終わらないんです。こんなに沢山射精したら、普通の男はセックスを終わりにする。でも、先輩は一回や二回じゃ満足しないんです。サーヴァントすらも凌駕する性欲で、私たちの体を貪り尽くす……気が付けば、私のお尻の中は先輩のザーメンでドロドロ♡ お腹も妊娠したみたいにぽっこり膨れている……♡ なのにまだ先輩のおちんぽはガッチガチで、いつまでもけつまんこを穿って貰えて……ああ、ああっっ♡♡♡」
「……♡♡♡♡♡」
マシュが語るカルデアのマスターとのセックスを想像し、その快感をこの身に受ける事を妄想したアタランテは興奮を露にして尻穴をひくつかせた。この話を聞くだけで、マシュがどれほどまでに彼から快感を与えて貰っているかが良く分かる。
あの尻の感度で、そんな快感を与えられたら、当然の様に尻穴でのセックスが好きになるだろう。マシュの尻穴は自分の物とは違う、まんこが使えない代替品としてただ広げられた粗悪品の尻穴では無く、愛情を持ってじっくりと開発されてここまでの快感を得られる様になった最高級品のけつまんこなのだ。
この短い時間の中で、アタランテはそこまで理解した。自分の知る肛門性交など、児戯に等しかったのだ。
それを理解した彼女の上にマシュが覆い被さる。瞳を覗き込み、アタランテの感情を読み取りながらマシュは口を開いた。
「アタランテさんのお尻について、さっきから酷い事を言っちゃいましたけど、アタランテさんは何も悪く無いんですよ。むしろあなたは、被害者なんです」
「そう……なのか……?」
「ええ、そうです。私は知っています、アタランテさんのお尻は、引き締まった小尻でありながらも丸みがあり柔らかさもある。女性らしさが抜群の最高の素材だって事を……! やや大きめの私のお尻とは違いますが、アタランテさんのお尻だって最高のけつまんこになれる素材だったんです! それを、こんな酷い粗悪品にして……!」
「う……」
「ソロモンや奴に従う男たちのやった事は最低の行為です。最高の原石を自らの手で粉々に打ち砕く様な愚行……それが石ならまだ良いです。でも、アタランテさんは英霊であり、感情のある一人の女性なんです。その感情を踏み躙った挙句、こんなふざけた快感しか与えられないなんて、雄として欠陥があるとしか思えません!」
「……その通り、かもな」
マシュの言葉を受け、ここまでに至る一連の行為を思い返したアタランテは、知らず知らずのうちにそう呟いていた。自分はただ、彼らに乗せられていただけなのだろう。
自分は、生前に知らなかった女の悦びを彼らに教え込まれた気がしていた。アナルを開発され、そこで得た快感こそが雌の悦びなのだと言われてその気になっていた。
しかし、考えてみればその行いは本来性交を行うはずの膣が使えないが故に行われた物であり、言わば
その上、その快感すらも大したものでは無かった。彼らが自分の尻に行ったのは開発では無く、自分たちの欲求を満たす為の遊戯だったのだ。
結果、自分の尻は
「……愛情も無い、目の前の素材をどう活かすかの知識も無い、その上女を満足させられるだけの力も無い……そんな男たちに感謝する必要、あります?」
その質問の答えは勿論NOだ。こうやって実力を行使されて説得されて良く分かった。あの男たちは、今まで男性経験の無かったアタランテを騙していたに過ぎないのだ。本来の快感からかけ離れた快感を至上の快感だと嘯き、お前は幸せな存在だと思い込ませる。そうやって、アタランテを支配していただけなのだ。
だが、目が覚めてしまえばなんてことは無い。自分とマシュの体の差が、自分たちを開発した雄の格の差を存分に表している。
あいつらは下で、カルデアのマスターが上だ。魔術王を加えた数十人で開発した男たちの尻より、何の特別性も無いカルデアのマスターが開発した尻の方が素晴らしい物に仕上がっているのだから、その答えに間違いは無いだろう。
そうとも、彼らはアタランテを満足させてはくれない。愛してもくれない。自分たちの欲望を優先して、アタランテに何も与えてくれなかった。ならば、女がそれを与えてくれる男に靡いたとしても文句は言えないだろう。
カルデアのマスターは愛をくれる。快感だってくれる。望む物を全て与えてくれる男と何も与えてくれない男たちを比べてどちらを取るかなんて子供にだって判断が付く。
「今すぐは無理かもしれませんが……アタランテさんがカルデアに帰って来たら、先輩にお尻を開発し直して貰いましょう。素敵なけつまんこに仕上げて貰うんです……♡♡♡」
「で、出来るのか? そんなことが……」
「出来ますよ! カルデアに戻って来たら、まずはたっぷりとこのお尻に射精して貰いましょう♡ 先輩と魔力経路を繋げれば、通常の令呪が使える。そうすれば……♡」
「……霊基の修復が出来る、だな?」
この醜く歪んだ体を、粗悪品に仕上げられてしまった尻を、元の形に戻して貰える。体に刻まれた快感は消えないかもしれないが、形だけならば戻す事が出来る。アルトリアの様な前例だってあるのだから、間違いないだろう。
肥大化した尻肉も、緩み切った尻穴も元に戻る。そうなったら、彼の手で――
「……楽しみですね、アタランテさん……♡♡♡ 先輩は、どんな風にアタランテさんのお尻をけつまんこにしてくれるんでしょうね……♡♡♡」
「は、はは……♡♡♡ そうだな、凄く、楽しみだ……♡♡♡」
「アタランテさんのお尻は小さくて引き締まっていますから、必要以上にアナルを広げる必要はありません。キツキツにおちんぽを締め付ける様な、そんな穴が良いですね♡♡♡」
「ふ、ふふ……♡♡♡ そうなると、肉棒の感触がはっきりと感じられる様になるんだな……♡♡♡ 緩い穴では感じられない気持ち良さを味わえそうだ……♡♡♡」
「お尻の肉は薄いですけど、それは利点にもなります! より深く、奥にまでおちんぽが届きますからね……♡♡♡ 小さいお尻は軽くて持ち上げやすいですし、先輩のおちんぽはとっても大きいですから……信じられない所まで届いてしまうかもしれませんよ……♡♡♡」
「お、奥、か……♡♡♡ 亀頭に腹を突き破られたらどうしようか……♡♡♡」
「沢山気持ち良くなる為にも、お尻の奥の開発も忘れてはいけませんね♡ 沢山、沢山、弄って貰って……マスターのおちんぽに馴染んだ、立派なけつまんこに仕上げて貰いましょうね……♡♡♡」
「ああ……♡♡♡ その時が、今から楽しみだ……♡♡♡」
お遊びの様な快感ではない、本物の肛門性交とそれによる快感を教えて貰える。愛情たっぷりの開発を受け、彼の手で尻穴を性器に作り変えて貰って、最高の快感を教えて貰える。
それが楽しみで仕方が無い。マシュと尻を並べ、二人の穴を交互に彼の肉棒で穿って貰える様になる日が待ち遠しくて仕方が無い。
「……その時が来るのを待ってますね、アタランテさん。そう遠くは無いでしょうけど……♡♡♡」
「ああ、そうだな……♡♡♡ 私も、尻をけつまんこにして貰える日を楽しみにしているぞ……♡♡♡」
淫らで卑猥な約束を交わし、微笑み合った二人は、同じビジョンを頭の中で思い浮かべる。愛する主の手で開発された尻を、彼専用の性器として差し出すと言う最高に幸せな光景を……。
同じ趣向を持つ二人の女性は、自分たちの思いが通じ合っている事を理解してから、同時に意識を遠のかせて行ったのであった……。
ドレイクたちが拠点としている海賊船の一室にアタランテを抱く男の声が唸る。汚い言葉で彼女を責め、その官能を無理矢理に引き出す男は、アタランテの尻穴を容赦なく肉棒で穿っている。
「オラッ! ケツ穴で感じてるんだろっ!? とっととイキやがれ、この変態がっ!」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ♡♡♡ イクっっ♡♡♡ け、ケツアクメ、決めますぅっ♡♡♡」
男のピストンを受ける度、アタランテの体は大きく仰け反って震えていた。尻穴を掻き回される快感が堪らないのだろうと思った男は、随分と素直になったアタランテの様子に満足気に微笑みながら己の欲望を彼女の尻穴に解き放つ。
「
「んひゃぁぁぁぁぁぁぁっっ♡♡♡」
男の射精を受けた一際甲高い嬌声を上げて仰け反り、体を硬直させる。そして、無遠慮に床に放り投げられ、尻を高く突き出した体勢で荒い呼吸を繰り返していた。
ぽっかりと開いたアヌスから己の吐き出した精液が噴き出している光景を見た男は、自分がアタランテを支配している感覚に酔うと彼女の尻にスパンキングを見舞った。
「あぅっっ♡♡♡ うぅんんっ♡♡♡」
「どうしたアタランテ? ケツ打たれて感じてんのか? このドM豚が!」
「ひぃんんっ♡♡♡ あぁぁっっ♡♡♡」
尻を震わせ、男の張り手を受ける度にビクリと体を跳ね上げるアタランテ。そんな彼女の様子を見た男たちは、全員が揃ってこう思う。
もう、彼女は堕ち切った。肛門による性交の甘美な快感に狂い、尻穴を差し出す雌に堕ちたのだと。そして、そこまで彼女を堕としたのは自分たちだと言う達成感に酔いしれ、自分たちが堕とした雌に己の欲望をぶつけるべく蟻の様に彼女へと群がっていった。
「アタランテ……お前のエロいケツ穴に何度もハメてやるからなぁ? 臭いザーメン何発も射精して、何百回もケツアクメ決めさせてやるよ!」
「嬉しいだろう? あぁん!?」
男たちの言葉にアタランテは何も答えない。ただ床に突っ伏し、尻を震わせているだけだ。
そんなアタランテの腰を掴み、無理矢理体を引き起こした一人の男があくどい笑みを浮かべると、勃起した己の陰茎を精液で汚れたアタランテの尻穴へと勢い良く叩き込んだ。
「んへぇぇぇぇぇっっ♡♡♡」
緩くなった尻穴が簡単に男の肉棒を受け入れ、奥まで飲み込む。アタランテが嬌声を上げて仰け反った事を見た男たちは、先ほどの自分たちの言葉への返答はこの態度であると納得して腰を振り始めた。
ぶちゅぶちゅといやらしい音を立てるアタランテのアナル。男たちは、自分たちの開発によってアタランテは尻穴陥落したのだと勝手に思い込んで満足している。
しかし……
(ああ、こんなもの……あの快感に比べたら、何も感じないに等しい……!)
尻穴を穿たれている当の本人、アタランテは心の中でそう思っていた。マシュによって尻穴を弄られ、真のアナルアクメを決めさせられた時の快感に比べれば、このセックスによる快感など無に等しい。
あれは夢だったのかもしれない。だが、あの夢の中で味わった快感は間違いなく本物だった。本当のアナル快感は、今感じている様な物では無いと知ってしまった。
だからもうアタランテは狂わない。男たちの前で狂ったふりをして、彼らを満足させているに過ぎないのだ。
(こんな粗悪品の尻をありがたがって、馬鹿みたいに腰を振って……こいつらは、穴があれば何でも良いのだろうな……)
ただの緩い穴である自分の尻に夢中になる男たちへと視線を向けたアタランテは、心の中で彼らに嘲りの言葉を向けた。この尻で満足する様な男たちもまた、本物の快感を知りはしないのだろう。
何より、こうして抱いている女の完全なる心変わりにも気が付かないでいる。快感にも女性の心の変化にも疎い、そしてマシュ以下の快感しか自分に与えられない男たちなど、こちらから願い下げだ。
(……まあ、良い。暫くはこうして従順に振舞っていよう。そして、時が来たら……裏切って、カルデアに戻ろう)
今、この特異点にはカルデアのマスターが居る。顔を突き付けて話す事は無くとも、戦いの中でカルデアの為に働く機会は何度でもある。
出来る限り重要な局面、それもソロモン側に致命的な一撃を喰らわせられる様な状況で自分が裏切れば……この男たちもただでは済むまい。
海の藻屑となるか、海魔の餌になるか、はたまた戦いの中で命を落とすかはわからない。それでも、彼らが文字通り死ぬほど辛い思いをすることは明らかだった。
(それまではこの尻穴を好きにさせてやろう。こんな粗悪な穴で良ければ、好きなだけ弄ると良いさ)
退屈さを感じながらも表情や態度にそれを一切見せず、アタランテは堕ちた雌として振舞い続けていた。男たちは彼女のその様子に満足気に笑って腰を振っているが、彼女の心の中には彼らの事など微塵も存在していない。
アタランテの心の中にある物、それは期待だ。昨日の夢で見た通り、カルデアに戻って自分の尻を開発し直して貰う事が楽しみで仕方が無いのだ。
(ああ、マスターはどんな風にして、私の尻をけつまんこに仕上げてくれるのだろうか……? 楽しみで楽しみで、尻穴が、疼く……っ♡♡♡)
期待と悦びがアタランテの顔に演技では無い淫靡な笑みを浮かばせた。男たちもまた、彼女のそんな表情を見て勘違いして笑っている。
「ケツ穴良いんだなっ!? もっとイかせてやるぞっっ!」
「俺たちに感謝しろよ、このけつまんこ狂いがっ!!」
男たちの言葉を耳にし、その愚かさに今度は嘲笑が浮かぶ。そして、それすらもアタランテが肉欲に悦んでいると勘違いしている男たちに侮蔑の感情を抱く。
(どうでも良いさ、お前たちなんて……雌以下の雄なんて、興味も持てはしないさ)
マシュ以下の快感しか与えてくれない男たちの事を完全に見限り、その頭であるソロモンの事すら軽く嗤いながら、アタランテは無意味な性交を彼らと共にしたのであった。