※この作品はR-18です。

男性が少ないようなので積極的になってみた   作:Sonnet

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[壁]


[壁]д゚)チラッ


[壁]Ξスッ


第20話

 さて、日曜日。

 明日は学校があるからそこまで派手に遊ぶことはできないけど、デリヘル感覚で遊べれば楽しめるんじゃないだろうかと期待してる。まぁ、俺がメルアドを渡した二人の女性ともに綺麗な人だったし、楽しめるだろう。

 図書館であった人も婦警の人も、どっちも綺麗な人だったから俺的にはウェルカムなんだが。さて、メールを送ってきてくれたのはどっちだろうか。

 

「……うん?」

 

 で、メールに書いてあった待ち合わせ場所――ステイバックスという名の喫茶店へ。何となく、と言うか前世で見たことあるような絵柄を看板にしている喫茶店だ。一人でも入りやすい店だけに、前世でも良くお世話になったものだ。

 ちなみに、俺がメールの主と会う決め手としたのは、滲み出ている初心さを嗅ぎ取ったからだ。いや、本当に男性に対して初心なのかどうかは置いといて、メールの回数が圧倒的に少ない方の女性だったのは確かだ。

 もう一人の女性は、どこか男性とのやり取りに慣れ過ぎている気がして、少し怖かった。さすがに行き当たりばったりで出会った女性にメルアドを渡すのは無謀が過ぎただろうか。……しかもこんな世界だ。逆に俺が怪しくてしょうがないと思われててもおかしくない。

 

 取りあえず、待ち合わせの場所に向かうとしよう。

 ――店内に入ると、当然店員が俺の事を迎え入れてくれるわけだが、男一人で入店した俺の事を店員から客まで、全員が注目してきた。針の筵と言わんばかりの熱視線に少々たじろいでしまった俺だが、何とか気を取り直して指定されている席へ。

 確か、メールの内容だと奥の席、二人掛けの席で奥側に座ってるとのことだが……

 

「……あ」

 

 目の前に来てしどろもどろしている店員さんに苦笑しつつ、店内を見渡してみると、俺を見つつ小さく手を振っている女性がいた。ちょうど、メールの内容と同じような席に座っている。

 

「あの、俺、待ち合わせなんで」

「あ、は、はい! どうぞお席へっ!?」

 

 一人で来ている客も、二人で来ている客も、店員も。

 誰もが俺の挙動に注目している。もちろん、俺以外には男性の姿なんてどこにも見えない。例えるなら、ある程度躾けられた猛禽類が数多くいる檻の中に紛れ込んでしまった憐れな小動物、と言ったところか。

 まぁ、世間的に言えばそうなるんだろうが、しかし残念ながらここにいるのは俺だ! 逆にバッチ来い! さっきの店員も若そうな見た目だったし、綺麗な人や可愛らしい人もちらほら。

 ――とりあえず今日は約束した人の所へ。

 昨日出会っただけあって、しっかり見た目は覚えてる。婦警という職に就いているだけあって、優しそうな感じがにじみ出ている。俺が声をかけた時、結構恥ずかしそうな表情をしていたのが惹かれたってのもある。

 ……ま、ここまで言ったら分かる通り、今日会うのは昨日初めて会った婦警の人だ。2、3通しかメールのやり取りをしなかった事からも、そこまで男性とのやり取りに慣れてないんじゃないかなと思ったわけだ。実際の所どうだか分からないけれど、初心な人の方が良いよね!

 

「こんにちわ、昨日ぶりです」

「こ、ここんに、ちわ」

「ふふ、そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ」

「そ、そんな事言われたって……! だって、その……す、するんでしょ? この後」

「はい。出来るだけ優しく、ね?」

「~~っ!?」

 

 周りの人に聞こえないよう小さい声でボソッと囁いてみたが、大分効果が強かったらしい。一瞬で頬を真っ赤に染めて声にならない叫び声をあげているように見える。

 そんな初心な反応が可愛らしくてジッと見つめていると、俺が見ている事に気付いたのか一層顔全体が真っ赤に染まり、慌てて下を向いてしまった。いやぁ、まさかここまで男性に耐性が無いのも珍しいぐらいだ。

 今まで出会ってきた女性を思い出すと、確かに少しは恥ずかしそうにしているものの、全員が結局流れ以上の強引さで迫ってきては肉体関係を持つことになったし。

 多分この女性も最終的にはそういう関係になってしまうんだろうか……ん? なんか俺が肉体関係を嫌がってみたいな文章になってるが、別に嫌じゃない。むしろ好きだからバッチ来いだが。

 

「……え、と……ど、どうして私なんかに声を掛けたの?」

 

 俯いたままの彼女だったが、ようやく話し出してくれた。

 

「え?」

「私なんかより良い人はいくらでもいるんじゃない? それに、君は結構女性に積極的だし」

「いやいや、さすがに綺麗だなって思わなかったら声なんてかけないよ」

「え……? それって……」

「いや、だから、俺は貴女が綺麗だって思ってる」

「え? あ……ぅぁっ……」

 

 あぁぁ甘じょっぱい!

 この雰囲気、甘じょっぱ過ぎて悶えそうになる。

 が、その当事者になってるのが俺なんだったら大好物です!

 それにしてもこんな天然記念物みたいな女性がこの世に存在していたとは。俺みたいな男も珍しい、というかいないんだろうが、身近でこんな女性に出会えたことを感謝しますぞ!

 ……いざ本番になったら性格が豹変するとかマジ止めていただきたいが。

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