※この作品はR-18です。

響け!ユーフォニアム〜中川夏紀の憂鬱〜(未完)   作:森島響

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第1話『プロローグ』

 私は中川夏紀。北宇治高校吹奏楽部の2年生だ。

 

 担当楽器はユーフォニアム。3年生で副部長の田中あすか先輩と、後輩で今年4月に入部してきた1年生の黄前久美子ちゃんを含めて3人しかいない。

 

 黄前ちゃんを含めた1年生の後輩4人組が入部してくるまでは、色々と訳ありで真面目に練習に取り組んでいなかったんだけど…。

 

 その“真面目”に練習に取り組んでいなかった理由の1つは…吹部の部員の誰にも言えない秘密だった…。

 

 ただ同じクラスメイトの吉川優子、鎧塚みぞれ、傘木希美の3人を除いて…。

 

 話は、私が南中3年生当時の吹部部員だった時代の話に遡る…。

(関西吹奏楽コンクール京都府予選敗退後の帰路のバスの中…)

 

みぞれ「…コンクールなんて、大嫌い…」

 

(体育座りで窓側の席に座りながらそう呟いたすみれ)

 

希美「…みぞれ…。 高校に入ったら…金取ろうね」

 

夏紀「…」

 

優子「…」

 

(希美とみぞれの会話を離れた席で無言で聞いていた夏紀と優子)

 

みぞれ「…希美…高校で金取る…」

 

希美「うん。金取ろう」

 

(その後…)

 

夏紀「…んっ…ふぅ…///」

 

優子「やっ…夏紀ィ…そこ…ダメ…///」

夏紀「ハァッ、ハァッ…優子のここ…すごい濡れてんじゃん…」

 

優子「は、恥ずかしいから…そんなこと言わないで…///」

 

 深夜0時過ぎを回っていた中、私と優子は、私の自宅の自室のベッドの上で、二人っきりで身体を慰め合っていた。コンクールで銀賞だったことへの後悔を反省する為でもあった。

 誘ったのは私の方。優子もこの日はいつになく乗り気だった。何で急にこんなことを思いついたのか、自分でも解らなかった。ただ、心の中に突然現れた悲しい気持ちを必死に隠したかっただけだったのは確かだ。

 

優子「…な、夏紀…ちょっと、休ませて…ハァッハァッ…」

夏紀「もう~? まだ1時間しかしてないよぉ?」

 

優子「お、お願い…///」

 

夏紀「…しょうがないなぁ…」

 

(クチュ…)

 

優子「あんっ…///」

 

 肩で辛そうに呼吸している優子の切なそうな顔を見て、仕方なく私は優子のアソコに出し入れしていた指を取り外した。アソコを弄っていた影響で、私の指は優子の愛液の糸を引いていた。またもや感じたのか、小さな声で優子が喘いだのを聞き逃さなかった私。

 

夏紀「優子って、こんなにエッチだったんだね…クスクス…普段強がっているくせに…」

 

優子「…う、うるさいわよ! 夏紀だって、普段はこんなに激しいことしてくる奴じゃなかったじゃん…」

 

(夏紀のその一言に顔を真っ赤に染めて、視線を逸らす優子)

 

夏紀「…そうだね…何でだろうね…。 こんなことしても、コンクールやり直せるわけじゃないのに…」

 

優子「…! 夏紀…? アンタ…泣いてるの?」

 

夏紀「…泣いてないわよ…バカ…」

 

 そう言い返した私だったが、その言葉とは裏腹に涙がボロボロと零れ落ちていってるのを実感し、優子と身体を抱きしめ合いながら泣き合った。

 私だけの責任でコンクールがダメだったわけじゃないのに…。寧ろ、吹部部員全員の実力不足だったのが原因だったのに…。優子とこんな行為をしてしまった罪悪感も積み重なり、必死に押し殺そうとしていた悲しい感情が一気に表に現れてしまったのだ。

夏紀「…ねぇ、優子」

 

優子「何?」

 

夏紀「金取ろうね…高校で」

 

優子「…うん」

 

 バスの中でのみぞれと希美のように、そう誓い合った私と優子。しかし、この時の私達は知らなかった。私達4人とも、高校で離ればなれになってしまうなんて…。

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