夏紀「………」
久美子「………」
私は、黄前ちゃんを自分の部屋に誘っていた。
麗奈ちゃんとの意外な関係を目撃して、それを餌に黄前ちゃんにも同じことをして黙らせてやろうと考えついたのだ。普段、優子にしていたことと同じことを。
久美子「…あの…今更こうして先輩の部屋に呼んだところで…」
夏紀「『今更、私と優子の本当の秘密を知ってしまったことを忘れることはできない』…って言いたいんでしょ?
分かってるよ。 だからね…」
久美子「…ちょ…んっ///」
私は、いつも優子にしていたようにベッドに黄前ちゃんを押し倒して、強引に唇を塞いだ。突然この部屋から逃げられないようにするためだった。
久美子「///な、夏紀先輩…///と、突然、何を…///」
夏紀「黄前ちゃん…。
麗奈ちゃんとあんな関係だったんだね。 私、知らなかったなぁ」
久美子「!? な、何でそれを…」
夏紀「あれ? もしかして気付いてなかった?
今日、麗奈ちゃんのあとを追いかけていった黄前ちゃんのあとを…私がこっそり後をつけていたこと」
久美子「えっ…?」
夏紀「意外だなぁ。 私と優子の秘密には勘付いたのに、自分のことには結構無防備なんだね」
久美子「…くっ…。
それで…こんなことして、私をどうしたいんですか…?」
夏紀「どうするも何も…。
私が優子に普段ここでしていることを…黄前ちゃんにもしてあげようと思ってね」
久美子「!? え…? それって…ちょ…やっ…///」
案の定だ。私にヤらしいことをされると察し、黄前ちゃんは顔を真っ赤に染めて慌てていた。あのことを無しにさせるには、今がチャンスだ。
夏紀「黄前ちゃんはかわいいなぁ。 クスクス…。
ユーフォは上手くても…“下の方”は上手くなかったみたいだね」
久美子「///」
夏紀「…純潔奪われたくなかったら…。 条件があるんだけど。
聞いてもらえるかな?」
久美子「…じょ、条件…?///」
夏紀「黄前ちゃんの大事なとこは、あの子…麗奈ちゃんに譲ってあげる。
その代わり…私と優子の秘密のこと…。
あれを黄前ちゃん以外の吹部の誰にも、決してバラさないこと」
久美子「なっ…!? そんなこと…!
先輩達の本当の関係知っちゃった以上、今更隠し通すなんて、私には…」
夏紀「おや~? 黄前ちゃんのここ…ちょっと染みが出来てるよ~?
もしかして…感じちゃってる?」
久美子「キャッ…///せ、先輩、そこは…///」
条件を素直に飲もうとしなかった黄前ちゃんに対して、私は黄前ちゃんの下着に手をかけようとした。
先程私に強引に唇を奪われた時に反応してしまったのか、下半身をヒクヒクと震わせていたのを、私は見逃さなかった。
夏紀「本当は、麗奈ちゃんなんかより、私に汚されたいんじゃないの~?
違う?」
久美子「ちっ、違います…///」
夏紀「…黄前ちゃんって、もしかしてお姉さんいる?」
久美子「え…? ど、どうして今、そんなことを…?」
夏紀「その反応…当たりだったみたいだね。 道理であんなにユーフォが上手いわけだ。
それはさておき…」
夏紀「さっき、私が出した条件に抵抗したってことは…。
“ここ”は私がもらってもいいってことでいいのかな?」
久美子「///あんっ…///な、夏紀…先輩っ///止めて…ください…///」
私は、どうしても条件を受け入れてくれそうにない罰として、黄前ちゃんの股間の割れ目に指を入れようとしていた。
夏紀「してほしくなかったら…」
久美子「///くっ…///…ます…」
夏紀「え? 何だって? よく聞こえなかったなぁ」
久美子「…///私は! 夏紀先輩と優子先輩の秘密を決して自分以外の人達に口外しません! 約束します!!」
わざとらしく聞き取れなかったフリをした私を睨み付けながら、黄前ちゃんは再度大声で私との条件を飲み込んだ。
夏紀「…契約成立だね。 だから私とのエッチはお預け。
さて…これでお互い、秘密を抱えちゃったわけだけど…」
久美子「え? お互いって…?」
夏紀「だって…黄前ちゃんと麗奈ちゃんって、私と優子みたいな関係じゃない。
何か似てるんだもん。 他のみんなに隠れて密かにやってることが」
久美子「でも…夏紀先輩達みたいに…身体は求めあってなんかいません…///」
夏紀「…久美子ちゃん」
久美子「はい?」
夏紀「これから、私、黄前ちゃんのこと、名前で呼ぶことに決めたから。
でも、周りに人がいない二人っきりの時だけだけど」
久美子「…はい…夏紀先輩になら…」
夏紀「嬉しいっ///な、何か自分で言っておいて、恥ずかしいな…///」
その数分後…。やることを終えた私は、久美子ちゃんを自宅に帰した。
今回のことは、優子には言っていない。後日、機会を伺って報告するつもりだ。これで、私と久美子ちゃん…お互い、それぞれの秘密を共有する形になった。
私は、何か妹ができたみたいで内心嬉しくて堪らなかった。