※この作品はR-18です。

戦国恋姫 盲目のサムライ   作:一日三食MEN

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 こんにちは!三MENです。

 今回は・・・ついに再会します。あの二人が。サイという人物・・・果たして誰か!


五十七振り目 二度と会えないと思っていました

 名月・・・いや北条勢といつ戦うのかわかり、早速情報を抑える春日山勢と情報を手に入れる御館勢の二つに分けることにした。その際、小夜叉から面白いことが聞けた。

 「俺らアキラ隊の周りを調べているものがいたぞ」

 「私達ですか?空君達ではなくて」

 「ああ、間違いない。とりあえず十人ほどいたが全員ぶっ殺しといた」

 そう、自分達を調べている連中がいるという話だ。

 「何だ・・・できれば捕まえてほしかったです。情報を聞きたかったのに」

 「向こうの草が話すとは思えんが?」

 「尋問・拷問・痛めつけは得意分野です。ふふふ、今度はちゃんと捕まえるようお願いしますね。小夜叉と桐琴さんも一緒にやりませんか?中々、楽しいですよ」

 「「おう!やるぜ(かのう)!」」

 笑顔でとんでもないことを提案するアキラに、喜んで賛成する森親子。二人の目が輝いていた。

 「ひ~、とんでもなく怖いよ~」

 「お頭って、時々怖いと思う時ってあるよね」

 「でも、それもまた魅力的です(っぽ)」

 「ええ、ハニーはそういうところもあって素敵ですもの!」

 「詩乃も梅さんも、結構怖いですね」

 「のう、幽よ。余も参加したいのじゃが」

 「いいですよ・・・何て言うと思いましたか!駄目に決まっているでしょう!暴れん坊公方が、残虐暴れん坊公方になってしまうではないですか!大却下です!」

 「構わん。言いたい奴に言わせておけ」

 「ああ・・・胃薬がほしい。とこれほど思ったことはありません」

 「時々幽さんが哀れに思う時があります」

 「歌夜~、あれくらい日常茶飯事なのですよ!」

 「いえ、綾那様。あれは結構稀ですよ」

 三人の黒い笑顔に恐怖するアキラ隊に、その企みに仲間に入りたい一葉を必死で抑える幽を見て、かわいそうに思う歌夜にツッコミを入れる綾那にさらにツッコミを入れる小波。

 「まあ・・・だいぶ慣れたけど」

 「やはり、面白い隊ですね」

 「とりあえず、あれがアキラ隊ってことなんだろうな。変なやつが多いけど」

 ようやくアキラ隊の普段に慣れてきたこちらの三人も今は呆れていた。

 

 漫才もここまでにして、話を真面目に戻した。

 「御館には、今回は顔がばれてない人間を入れる必要があります。確実にばれている私は論外、と二人が」

 「「当然です」」

 アキラの目の前まで来て、それを言った。

 「ですので、まず小波と「私が行きます」歌夜ですか。・・・確かに大丈夫ですね。空君誘拐の時は裏方でしたし。戦ってもいなかったですからね・・・後は」

 「某が参りましょう。直接将軍の名代として堂々と茶を飲みに行く。それだけでも十分な情報は手に入ります」

 「こそこそより堂々・・・確かに、ではお願いします。でも、暴れ馬の調教は?」

 「アキラ殿に押し付けます」

 「やれやれ、分かりました。今夜の閨は彼女にします」

 『『『『『羨ましい!』』』』』

 今回の仕事は裏方の仕事。暴れたい一葉や綾那には向かない仕事の上に、戦力を隠すために手合わせすらできないため、イライラが溜まって今はふて寝をしている。だから、ストレス発散のためにも一葉と一緒に寝ることにした。周りの皆は「私も!」という願望のこもった眼差しがアキラに集中したが、無視をした。

 「後、小夜叉にお願いがあります」

 「ああ?何だ?」

 「各務を今回の御館行きに行かせようと思いますので、貸してください」

 「別に構わねえが・・・何故連れて行くんだ?」

 「三人には御館の町の様子を見てもらおうと思います。ただ、外の様子も確認したいのですが、気配を消しながら行動し観察できるのは小波と各務だけになります。小波は町の調査があるので後は各務だけです。朱雀や時人もできなくはないですが、朱雀は空君の潜入の時に、時人は千貫門を壊したことでどっちも顔が割れてます」

 「なるほど、各務は参加していないから大丈夫という事か・・・各務、頼んだぞ」

 小夜叉の言葉に頷く各務。

 「分かった・・・でもお願いが」

 「ええ、仕事が終わったその日の閨は、あなたと歌夜と小波にしますよ」

 「(ぐっ)頑張る!」

 「え!ま、まあ、妻ですし」

 「わわわわ、私が!」

 三人ともそれぞれ顔を赤くしているが嬉しそうだ。各務は先走って既に股を擦り合わせていた。

 そんな三人を羨ましそうに見ながら、アキラに揉視線を向ける愛妾達。

 「・・・ハニー、私達も忘れないでくださいね」

 「梅さんの言う通りです」

 「もちろんですよ。ただ、組み合わせはそちらでしてくださいね」

 「「「「「やった!\(^_^)/」」」」」

 『やれやれ・・・昼も夜も疲れる日が続きそうですね』

 呆れながら、今後の方針が決まった。

 

 その同じ頃。御館の大きな屋敷では名月と北条綱成、通称朧が作戦を立てていた。

 「名月。今日はもう遅いので、後は休みなさい」

 「そうしますの・・・むにゃ。朧お姉さま、お休みなさい」

 名月が眠そうにしながら、部屋を出ていった。すると、朧が襖を開けた。

 「・・・もういいぞ、姫野」

 「はいはい~、風魔の姫野。ただいま参上~」

 現れたのは、忍びと思えない派手な格好をしている女性だった。一昔前のギャルとも見える姿だ。

 「ご苦労・・・それで、早速だが調べてほしいことがある」

 「何でしょうか?」

 「相手・・・景勝側の情報だ。特に彼女の後ろ盾になっている者の戦力を明確にしておきたい」

 「え~。別にそこまで調べなくても、こっちでは朧様が名月様を支えているんだし大丈夫だと思いますが」

 その言葉に朧の顔が険しくなった。

 「・・・だとよかったんだが。何回か草を放ったんだが帰ってこない」

 「は?はああ~~!あ、あの朧様直属のあの草が!うちの風魔でも指折りのを選んだあの草達が!」

 「そうだ、相当、厄介な連中がいる」

 姫野と呼ばれた女性も真剣な顔になった。

 「それで、いったい誰を調べればいいのですか?」

 「織田につながりのある男・・・サイのいっていたアキラという男だ」

 「その男って、春日山城の大手門を壊したってやつですよね・・・分かりました」

 「気をつけろ。その者が率いているアキラ隊にはなかなか有名なものが多い。草の方でも伊賀の服部を入れている。おそらくそいつにやられたのだろう」

 「伊賀の服部?へ~~、そんな奴がいるの」

 ニヤリと笑った姫野。

 「ああ、頼めるか?」

 「やってやりますよ・・・でも、そいつと戦うことになったら殺っちゃっていいです?」

 「騒動を起こさないようにな」

 「承知~~」

 笑顔で去っていった、すぐ後だった。

 「失礼する・・・姫野か?」

 「ああ、どうした?今まで、部屋にいたお前が」

 「明日、春日山の街に行く」

 「な!何を言っている!これから戦いが「私は戦いに参加する気はない」!!さ、サイ!どうしてだ!」

 「そもそも、この戦いは相模本土には関係ない。朧、あなたが勝手に越後でやっていることだ。それに当主も出陣前にこう言っただろう「あなたの自由に動いていい」と。安心しろ。あいつに、アキラに会えばそれでいい。戦いの事も話すつもりは無い」

 そう言い残し、部屋を出ていった。

 「っく!一体何を考えているんだ・・・サイ、いや、歳世」

 

 次の日、早速行動に出たアキラ隊。御館に向かう四人。一葉の世話役から解放されて嬉しそうに詩を詩っていた幽だが、歌夜に寂しそうだと指摘されて焦っていた。 

 「それにしても敵陣に入って情報収集。歌夜殿も各務殿も恋する乙女ですな」

 「ふふ。そうね、あの人の為ならどんなところにでも行こう。そんな思いがあるのですよ・・・小波のようにね」

 「私も・・・アキラの為なら」

 「ほっほっほ、羨ましいですな~」

 和気あいあいと話していると、前から一人の女性が馬に乗ってきた。顔は布をかぶっていたのでわからなかったが、すれ違う際に三人は目を見開いた。

 「「「・・・・・・」」」

 そのまますれ違って進んでいった。

 「・・・歌夜殿、各務殿」

 「うん、あの人強い」

 「はい、私達でも勝てるかどうか」

 「御館側から来たということは・・・」

 「(ふるふる)今は考えなくてもいいと思います」

 「そうですね。旅の武人ということも考えられますし」

 「うん、先に行く」

 頷きあい、そのまま目的地に向かった。だけど、小波の情報により既に自分達が向こうの監視下にいることが知られ、迂回して時間をかけてやっと街に入った。各務は既に街の外の調査に出た。

 「幽さんはどうします?」

 「某はまっすぐ名月殿の屋敷に行ってきます。お二人は?」

 「小波が周辺を見て回っています。私は街の様子を見回るつもりです」

 「そうですか・・・敵の手の中ですので、お気を付けを」

 「はい」

 二人も離ればなれになった。

 

 その頃、春日山城下では、アキラ達が草刈りをしていた。街の警備を他国のものがやってもいいのか?ということについては、空に頼んで予め沙綾に許可を得ていた。もちろん、空の部下としてだ。

 「それにしても・・・怪人も見抜いて「やってもいい」というあたり、本当に見た目では想像もできないくらいの頭の持ち主みたいですね」

 「ええ!気づいていたんですか!」

 「ひよ・・・もう何回目」

 「あうあう~~」

 顔を真っ赤にして縮こまるひよ。

 「でも、お頭。良く草を見つけられますね」

 「ウンウン♪もう八人も捕まえましたもんね!」

 「まあ、向こうでもよくやりましたので(四聖天時代は狙われの身でもありましたからね。忍びこみなどよくされたものです。全て全殺ししてやりましたけど)」

 「それで、どうやって見極めるのですか?草と普通の人の違いって」

 「教えてください!」

 二人の頼みに、変装した草を見つけてのレクチャーをした。それが終わって更に数分後、アキラは一つ疑問が頭の中に浮かんだ。

 「う~ん。いくら情報を集めるためとはいえ、草の数が多い気がしますが」

 「そうですよね・・・あ!多分風魔忍軍だと思います」

 「風魔?」

 「はい、聞いたことがあります。北条家はそういう草の集団を持っているって」

 「あ、そうか!名月様は北条出身だから!」

 二人はそれで納得したみたいだけど、アキラは納得しなかった。

 『それだけとは思えません・・・それに、昨日小夜叉の殺した草は私達の隊の調べていると言っていた。もしかして、北条は私達をメインに調べをしている?いくら私の名が知られているからと言って空君より数が少ない私達を?ダメですね・・・まだ情報が足りない』

 まだ分からない事だったので、情報が入ってからにしようと頭を切り替えた時、前から一人の女性が歩いてきた。実力者であることは歩き方で分かった。

 「??」

 だが、アキラはその女性が不思議と引っかかった。

 「お頭・・・誑すおつもりですか」

 「ひどいですよ!そんなにたくさん妻を作りたいんですか!」

 「・・・全く、あなた達は」

 隣の二人からそんな言葉が出た途端、その女性が笑った。

 「ふふふ。やはり、あなたでしたね・・・結構面白い立場にいるですね」

 「は?」

 笑いが止まって、顔にかけていた布をとった。あらわとなった顔を見てアキラは驚愕の表情になった。

 「な!・・・あ、あなた!あなたがどうして」

 「私もここに来たときは半信半疑でした」

 「「お頭?」」

 ひよところが疑問そうにアキラを見るが、構う余裕がなかった。その顔はアキラが知っている顔だが、

 

 「・・・さ、歳世」

 

 会う事が絶対に出来ないはずの顔だからだ。

 「また会えるなんて・・・久しぶりですね、アキラ」

 何しろ、彼女は向こうの世界でアキラが倒した女性・・・サムライだからだ。

 「二人はすいませんが草刈りを続けてください。私はこの女性と話があります」

 「お願いできます?ご安心ください。私はこの人と本当にただお話がしたいだけ。あなた方がさっき言っていたようなことはありませんので」

 「「は、はあ・・・」」

 アキラの驚きの顔を見たすぐ後に、態度が変わったことに二人は頷くしかなかった。二人の姿がいなくなったのを確認して動いた。

 「それで、どこで話しましょうか?」

 「・・・近くにあなたと同じ立場の人間がいます。そこで話しましょう」

 「私と同じ?」

 頷いて歩き出し、見覚えのある家にやってきた。そう、あのクビラの家だ。襖をノックして出てきたのはちょうど本人だった。

 「おや、アキラ・・・ちょうどいい。今妻と子が出て一人なんですよ。当主が元に戻ったおかげで安心して外に出せるようになりましたから」

 「それはよかった・・・こっちもあなた一人の方がちょうどいい」

 そう言われて、?を出すクビラ。 

 「アキラ。この人が私と同じ?」

 「そうです・・・クビラ。この人は歳世。私達と同じ向こうの世界の人間です」

 「何と!それなら確かに・・・さあ、どうぞ」

 「ありがとうございます」

 「失礼します」

 そう挨拶して、二人はクビラの家に入っていった。

 

 『まさか、歳世まで会うとは・・・さすがに他は会いませんよね?』

 




 
 SDKキャラ三人会わせです!

 せっかく同じ場所にいるなら会わせようと思いました。すいません・・・どうしてもやりたかったのです。

 後、各務の登場が少なかったので今回出させました。原作で出たプロフィール見るとそれくらいできると思ったので・・・。
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