だいぶ良くなったので復帰します!今回はひねくれさんとツンデレさんです。
3月30日、エロ表現追加。
コンコンコンと小さな木槌をたたく音が聞こえる。
「そうです。それくらいの力加減で」
「分かりました」
アキラは刀の調整をしている。その彼に指導しているのが、
「これで、二本目とも終わりましたな」
「ええ・・・でも、どうしてそんなに離れているのです?」
「い、いや、何でも・・・」
いつもの「いやはや」が出ない顔を赤らめている幽だった。最初は一葉と鞠も一緒にいたのだが、詩乃に呼ばれて今は二人きりだ。
『おかしいですね・・・いつもならいじくってくるはずなのに』
そういう話題を出してアキラをからかおうとする幽だが、全くなく刀の調整も指導だけだった。
『ううう、どうしても二人きりですとあの時の事を・・・ああ、どうして某は』
「ゆ~みん、どうしました?顔が赤いですよ」
「な!ななな、何でもないです!ないですので、近寄らないでください!」
ビクッとして、すぐにアキラから更に離れた。
『・・・もしかして、あの時の(間章13-3)の事を考えているのでしょうか?』
『ううう!そう見つめ・・・いや目蓋は開いてないですが!でも、何か見つめられる気持ちにさせられると、アキラ殿に抱かれたことを思い出してしまう!というか、どうしてここまで某が焦らないと』
「ゆ~みん、夢と思わせたかったあの事を思い出しているのですか?」
「!!!!Σ(・□・;)」
見事に言い当てられてしまい、顔を更に真っ赤にして俯いた。
「なるほど・・・私は夢と思わないでいましたが「い、い、言わないでください!あ、あれは」では聞きます。幽はどうして夢にしておきたいのですか?」
ずいと近寄る。後ろに移動、更に近寄る。どんどん後退。
「さあ、逃げ場はありません。正直に言ってください」
そして、ついに壁に背をつけた。しかも、角に追い込んで両手で挟むように壁ドンをして退路を断ったので逃げられない。
「私は、あなたが妻になろうとしてくれて嬉しかったというのに」
「そ、某は。そ、そんな気持ちは」
この言葉で、何故幽があれを夢にしたいのかがやっと分かった。
「そ、某は、妻になる気はなかったのです・・・」
「なかった・・・ですか」
そう、なる気はなかった。それが夢にしたかった理由だった。夢ならあんなことをしても大丈夫。ということにできるからだ。
「はい・・・でも、アキラ殿は妻になる女性以外とは抱かないとおっしゃりました。ですが、あの時。アキラ殿の意識がぼやけているのを見て・・・ここしかない!と思って」
そこまで聞いたアキラは少しだけ考え、そのすぐ後に突然幽の服を脱がした。
「な!あ、あ、あ、アキラ殿!だ、ダメです!・・・だ、だって」
慌ててやめさせようとするが、アキラの力に幽が適うはずがない。
「だって?一葉や双葉を裏切る行為になる。と思っているのですか?」
「い、い、いいえ!お二人は、私がアキラ殿の妻になることは賛成です」
「では・・・何がいけないのでしょうか?」
「あ、あの、お二方と・・・同じ」
同じ、この言葉を聞いた時アキラはついに押し倒した。そして、どんどん破かないように、だけど力任せに脱がしていった。
「ど、どどど、どうして!」
「幽、決めました。あなたを無理矢理妻にします」
「そ、それは!だむぐ!」
無理矢理キスをして、言わせないようにした。
「(むちゅ、ぴちゃ、ごく、じゅる)!!!(バンバン)」
力強く抱きしめ、唇を合わせたキスを熱い濃厚なキスに変え、
『あああ!駄目です!そ、びりびりする!つよい、強い!』
胸を力任せに揉み、下のあの部分も指を乱暴に動かした。
『あ、ダメ・・・そ、それ、がし、何も・・・考え、られ。ない』
その乱暴に叩いていた手が降ろされ、力も抜けていき、意識も手放そうとした時だ。アキラは突然すべての行為をやめた。
「あ。何故・・・」
「同じだから、いいじゃないですか。二人だって望んでいるなら、それで」
そういうと、再び動かした。
『ひぐ!あう!ち、ちく、びがああ!な、舐められる!』
乳首いじりに、舐めも追加した。
「あぐ!うう!だ、ダメ・・・です。あああ」
もう拒絶しない。早く抱かれたいという顔だ。
「いったい、どこが嫌なのですか?」
「嫌、じゃ、ない、のです。私、だって、嬉しい・・・でも、私は」
「私は?」
遂にアキラのあの刀を出した。それを見てごくりと涎を飲んだ幽。
「某、いえ私は・・・あなたに、滅茶苦茶にされたい・・・皆と、同じ、滅茶苦茶に・・・何も、考えられ、なくなるくらいに・・・抱かれたい」
ついに、我慢できなくなり吐露してしまった。
「つまり、一葉や双葉、アキラ隊の皆と同じ抱かれ方が嫌ということですね」
「い、いや。そうじゃなくて!」
でも、間違った解釈をしたアキラは何も聞かずに刀を幽の股の鞘に入れた。以前は優しく愛を分かち合うように入れたが、今回は完全に無理やりだ。
「ひぐう!!!」
さすがの幽もいきなりの刺激に体がはねた。
「なら・・・今はあなたを滅茶苦茶にします!」
「あう!あああああ!すごい!駄目!ああ、でも!・・・もう」
完全に意識がアキラに任せることを選択した。それだけ快楽に身を支配されており、目には♡が見えるくらい蕩けた顔になっていた。
「では、やらせてもらいますよ」
「は、は、はい・・・滅茶苦茶に、して、ください」
この言葉でアキラの攻めが始まった・・・と思いきや、幽の蜜の溢れた鞘に刀を入れても、全く動こうとしない。
「アキラ殿・・・どうして、動かして、くれない、のですか?」
「・・・・・・」
すると、無言で鞘から刀を抜いた。
「え・・・どうして」
「言ったでしょう。無理矢理すると」
幽の後ろに行き、いきなり床に押し倒した。さっきの鞘に再び刀を入れた。
「う、後ろから何て・・・もう、だ、だ、だ、ダメ・・・」
ただ、彼女はアキラの姿が見えにくくなり不安になった。
「ふふ、何を言っているのです。ここからはもっとすごいことをしますよ」
「え?あ、な、め、目が!」
ニヤリと笑い、今度は近くにあった布の一部をとって、幽に目隠しをした。
「み、見えない!い、いやあ!」
「・・・」
不安を更に増長させるように、そこから先は喋らなくなった。
『あ、アキラ殿!本当に・・・今、アキラ殿が私を・・・こ、怖い!』
アキラ以外に抱かれていると思わせて、その恐怖を与えている。無言のままどんどん腰を動かして快楽の頂点にいかせようとした。幽も怖いと感じる中、鞘から蜜がどんどんあふれ出る。
「ああ!もう、もう、腰が・・・勝手に!」
幽の両腕を後ろに回し、縛った。更に顔を固定し、口も声が出せないように余った布を入れた。これで完全に拘束された状態になった。
「あ、むむ~~!む~~!む~~~~!」
その姿に、アキラは加虐心が生まれ、幽の方は自虐心が生まれた。
『ああ、何でしょう。アキラ殿にどんどん淫乱にされたい。淫らにされたい。アキラ殿ならどんな命令も喜んで聞いて、淫乱なダメ女になりたい・・・そんな気持ちになる』
そして、その二つの心が一つになる。
「む~~~~~~~!」
アキラの刀から出た加虐の白が、幽の自虐の心に染められた。頭も心も真っ白にされたような感覚を幽は感じた。力尽きたようにぐったりした幽を見て、目隠しと口に入れた布をとった。
「あ、アキラ殿・・・こ。怖かったです」
「・・・」
でも、無言のままだ。腕も後ろに回されたままだ。そのまま覆いかぶさり、胸を攻め始めた。
「後ろから、ああ、揉まれる。たくさん、いじられる・・・アキラ殿。もっと、どうにでもしてくだされ。某、どんなことでも」
そして、そう言った時だった。
「幽さん、失礼しま!」
「歌夜~どうしたです?」
部屋の襖を歌夜と綾那が開けたのは。
「え、ええええ!」
「歌夜~、幽、いたです?」
「お、お二人とも!え、ええと、これは!「幽がどうしても滅茶苦茶にされたいと言ったので」ちょ、むちゅう!」
言い訳しようとした幽の口を左手の指を入れて言えなくする。そして、その間も胸を揉み続けて蜜を出させた。
「あ、綾那!見ちゃダメ!」
「ええ!どうして目をふさぐです!」
「ダメですよ、言い訳しちゃ。さっきの言いたいことを言いなさい」
「む、むぐう!むぐぐぐ!」
まだ見られていることに恥ずかしさを持っていた。それを逆手に取り、
「いやなら、やめますよ」
「え・・・、そ、それは」
こっそり耳打ちをした。そして、やめるの言葉に負けて、ついに・・・認めた。
「歌夜殿・・・アキラ殿の、ひぐう!言う通り、で、です。そ、某・・・アキラ殿に、あん!、滅茶苦茶に、淫乱に、されたいと・・・うぐ!頼み、ました、あああ!」
言っているときも責め続けるアキラ。それに負けて淫らな顔を見せる幽。その顔を見て歌夜は思わず股をスリスリした。
「そ、そうですか!で、では!」
綾那を引きずるように出て行った歌夜。いなくなったのを確認して、幽を褒めた。
「どうでした?誰かに見られてやられるのは?おかげで、私のこれがあなたの出続けた蜜のおかげででびしょ濡れですよ」
見えなくても、既に感触でそれが分かっている。今までで赤くなった幽。
「い、意地、悪、ですぞ・・・うう」
「でも、好きでしょう。ふふふ」
「・・・・・・はい」
小さく肯定して、もっといじってくるアキラにされるがままの幽。乳首をいじられ、ビクンとする。首筋を舐めり、更にビクンとする。尻を叩き、もっとビクンとする。アキラにされる全てが、幽の快感に変わっていった。
「アキラ殿!アキラ殿!アキラ殿~~~~!某は、もう」
「ええ、最後までいきましょう!」
喘ぎ声をどんどん高くしていき、自分も知らないうちに腰を高くしていき、
「あああああああああ!」
幽の声に刀を抜き、彼女の背中を真っ白に染めた。
「満足・・・え、まだ、ああ!駄目!あ、アキラ殿!な、何故!」
幽はとても満足そうな顔をしていたが、彼女の状態などお構いなしで、アキラは第二戦に突入した。
「あなたが言ったではありませんか・・・滅茶苦茶にしてほしいと。ですから、徹底的にしますよ」
「あああああ!そ、そんな。某はもう・・・あああああ!」
襲い掛かるアキラになすすべなく、幽はそのままアキラの好きにされた。
「ずるいぞ!幽!お主だけそんなに強く抱かれて!」
「鞠だってしてほしいの!」
「二人とも、これが幽の私への愛なのです」
放心状態になっている幽。結局勘違いしたまま、幽の自分への愛を説明した。羨ましいとギャーギャー言う二人を、何とかまだ残っている意識で幽は見た。
『・・・何か、もうどうでも、良くなってしまい、ました・・・某が言った、同じというのは、妻になったらお二方と同じになると言う事だったのに。どこで話が、変わってしまった、のでしょうか・・・でも、アキラ殿の妻・・・もう、なっちゃいましょう。ここまでした以上、一葉様と双葉様同様ずっと離れませんからな。愛しておりますぞ、そして・・・離れませんぞ、我が主で・・・某が決めた愛する旦那、様』
妻になる決意をして、意識を失った。
それとは別に、
『ううう!あんなに幽さんを乱れさせるなんて。アキラ様、あそこまで力づくに襲うこともするのですか!どうしましょう・・・あんな風に襲われたら、あ、ぬ、濡れちゃってる。あああ、もう、ダメ・・・わ、私も。されたい』
目撃した歌夜の悶々とした夜が始まった。
その後、戦いが終わったらやると言って二人を説得してその部屋を出ていった。
「ふむ、何かとんでもない約束をしたような・・・でも、それで喜んでいたなら良しとしましょう」
一葉ならともかく、鞠にするのはいささか危ないのでは?と思わないアキラ。
「さて、とりあえず部屋に・・・?」
その時、自分の隣を通り過ぎようとした侍女が自分の手に紙を渡した。
「・・・美空様」
それだけ言って通り過ぎた。
「なるほど。さて、何のようでしょうか」
紙に書かれている目的地に足を動かした。
そして、目的地の毘沙門天堂に着くなり
「このスケベ!」
いきなり罵声を受けた。思わずキョトンとするアキラ。
「・・・私の事ですか?」
「当然じゃない!一体どれくらいの女を抱いたのよ!」
「・・・それが私の用件ですか?」
「・・・あ、な、何でもないわよ!」
慌てて取り繕う美空。
「最初の発言で、何を思っていたのか容易に見当がつきますね」
「ふ、ふん!あんなに奥さんいるんだから、そう思って当然じゃない!しかも、全員あなたに抱かれたいと思っているし!というか抱いているし!」
「でも、いきなりスケベと言われるとは思いませんでした(実際、さっきまでスケベをしてましたけど、これは言わないでおきましょう)」
その鋭い指摘に、こっそり自分自身にツッコんだ。
「それで呼んだ理由は?私を罵倒する趣味をするために呼んだのですか?」
「そんな趣味ないわよ!ああもう!その話はここで終わり!私が聞きたいのは」
からかいながらも用件を聞いた。今の空と名月の戦況をアキラなりに説明、二人はどんな気持ちを持っているかを説明した。
「美空が聞きたい事と言ったら、それくらいだと思ってましたよ。でも、罵声を浴びせる趣味を持っていて、私にそれをする「いい加減にしなさい!」はいはい、分かりました」
「くううう~~~!」
手玉を取られたことに悔しそうにする美空。
「ふふ、確かにここまでにしましょう。すいませんでした」
そう言って頭を撫でた。
「な、何をするのよ!」
「ダメですか?久遠にやると大人しくなりますが」
「・・・織田の当主様も、旦那には強く出れないってことかしら」
「いいえ、妻として甘えたいのですよ」
「何よ、私は」
「妻じゃない。今はそんなの関係ないですよ」
美空に顔を近づけた。その間も頭を撫で続けた。
「あなたはずっと心に鎧を着ている。久遠もそうでしたよ・・・彼女はまだ私が来る前から妻もいたから脱ぐ機会もあったけど、あなたはいない」
真剣に言う言葉に反論できなかった。
「ずっと必死になって我慢するしかなかった。辛いのですよね・・・今回の事が」
「・・・そうよ。娘が二人戦う。不安でいっぱいよ」
遂に弱音が出た。俯き、泣きそうな顔になった。
「その言葉を聞けて良かったです。あなたに親の思いがしっかりあること、それが確認できて安心しました・・・私は捨てられた身なので、自分の親なんて顔すら知りません」
「捨てられた?」
その言葉が出たことにビックリした美空。
「ええ、商人の息子として生まれたらしいですが、おそらく儲けを優先して私を捨てたと思っています。そこからは悲惨でしたね・・・でも、それがあったからこそ狂に出会えましたけど」
「狂?」
「向こうの世界で一番強い漢です。私は彼の二番目に強い漢になる。その時こそ、ずっと背中を向けていた狂は私に向いてどっちが一番強いか。それを決めるために戦う。それがずっと私の持っていた目標であり、生きる意味でもありました」
笑顔で話すアキラに見惚れる美空。
「っと、私の過去の話はどうでもいいことでしたね。では」
頭を撫でていた手を離した。
「・・・ふ、ふん!」
照れて横を向いたが、文句を言わない辺り撫でられたことに不満はなかったようだ。
「ふふふ、喜んでいただけて何よりです」
「ご、誤解するんじゃないわよ!」
「(にこ)ええ、分かってますよ」
だが、その笑みは確実に美空の焦りを大きくする笑みだった。
「絶対に違う分かり方でしょ!ああ!もう、分かったからさっさと帰りなさい!」
「そうですか・・・それと、頭を撫でてほしいなら、いつでもしてあげますよ」
「(かああ)いい加減に「失礼します」なさい!」
真っ赤になってアキラを追い払った美空。だが、
『我慢している・・・か。悔しいけど事実ね。五分五分ならと言ったけど、やはり二人の娘が戦うのは正直見たくない。二人とも可愛がっているのに・・・こんな立場じゃなかったら』
一人残った美空はアキラの言われたことを思い返した。
『頭、撫でてもらったの初めてだったわね・・・あいつの言う通り、ずっと鎧着て生きてきたし、周りが脱ぐことを許さなかった。でも、今は関係ない・・・あいつの顔を見るたびに顔が熱くなる。あいつの顔が頭から離れない。何より、「あなたのような当主として、親として、そして一人の女性として強く生きようとする女性は私は好きですよ」・・・この言葉。これが私の気持ちを、想いを、そして愛を気づかせた。やっぱり私、あいつの事、アキラの事・・・好きになっている。愛している』
自覚してもその言葉を出さなかった美空がついに心の鎧を完全に脱いで、今まで隠していた想いが出した。
『妻・・・か。同盟は妻にならないとダメというわけじゃなかったけど・・・なってみようかな。あいつなら、どんな私でも・・・受け入れてくれそう。ただの美空として見てくれそう。私、自分をごまかすの、やめよう、かな』
そのまま、一人で静かにアキラの事を想いこれからの自分はどうしようか考えた。
今回は中々心を見せない二人を書きました。
幽に至っては強引に開く必要もあるので、アキラを強引に動かしました。
美空の方は優しくされることがあまりないので、それを出来る限りして想いをはっきり間違いないという自覚を持たせました。
次は本章再開です。ついに戦いが開始です!