※この作品はR-18です。

戦国恋姫 盲目のサムライ   作:一日三食MEN

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 こんばんは、三食MENです。

 まだ、この創作を始めて二日しか経ってないのにそれなりに読んでもらっていることに驚きを隠せません。満足のいくものにできるように、もっと頑張っていこうと思います。

  では、本日はビックボインさん(意味わかるよね)2人の登場です!



四振り目 腕試し

 アキラは外で自分の得物を握っている。やっと手にすることができた自分の唯一無二ともいえる二本の刀・・・ただ、今は懐かしめる雰囲気ではない。

 「普段より力が出ませんが・・・燃えますね!」

 彼の目の前には、完全に人じゃない何かがいた。その風貌は、化け物と呼ぶにふさわしい姿をしていた。

 「では、四聖天アキラ・・・違いますね。織田久遠の夫アキラ参る!」 

 化け物と戦おうとするアキラを、少し離れた場所で遠目で見る二人の女性がいた。

 「お手並み拝見と行こうか」

 「壬月様、お遊びが過ぎますよ」

 二人の女性はどちらも魅力的だ。片方はおしとやかなお姉さんといった感じで、もう片方は姉御と呼んでもいいくらい剛健な女性だ。

 「そういう麦穂だって、動こうとしないではないか」

 「私は、か、勝てると分かってますから」

 「ほう~言い切ったな。だが、油断していたとはいえ、我々の攻撃を余裕でかわしたからな。お前の言う通り、あの程度の鬼じゃ瞬殺だろう」

 「・・・私は攻撃すらできませんでしたから」

 そう言いながら、二人はついさっきのことを思い出していた。

 

     回想  麦穂視点

 全く殿も困ったものです。あの田楽狭間で空から降りてきたわけわからず男を夫にするというのですから。私も壬月様も結菜様も当然反対ですが、一度決めたことを殿は変えることを絶対にしない。

 『そんなに反対なら、実際に己の眼で確かめろ。その中で認めたのなら、文句をもう言うでないぞ』

 では、そうさせてもらいましょう。

 『壬月様』

 『わかっている』

 考えていることは同じ。眠っているあの男を殺す気で切りかかる。部屋の前につき壬月様と視線が合った・・・今です!

 『せええええごほお!』

 え?何が起こったの。み、壬月様が倒れそうになっている!まさか、私達が切りかかることを知っていたの!

 『はい、その隙いただきます』

 は、早い!私の隣にもういるなんて!せめて一振りだけで・・・しまった。

 『く、まだだ!』

 『はい、止まってください。彼女の腕を折られたくなければ、そのままでお願いします』

 いた!捕まってしまった。壬月様は無事ですが、私を盾にして攻撃を止めている。刀も落とされて右腕を後ろに回され、左腕も掴まれている。これじゃあどうすることもできない。

 『そこまで!』

 殿の声が聞こえた。そうね、悔しいけど私達の負けね・・・何か胸を触られた気がするけど、気のせい、ですよね。(実は左腕をつかむ際、腕の位置が胸の前にあったため一瞬触れていた。当然アキラは分からないふりをしていた)

   回想終了

 

 その後、口が達者の久遠に言いくるめられてしまい、彼女達は様子見という形で認めるしかなかった。いることが認められたアキラは外に出たいと言い、その時にやっと得物を返してもらえたのだ。

 「殿に言いくるめられて認めたが、私はあれで負けたとは思いたくない」

 「ふふ、まだ悔しいのですね」

 「ああ、その通りだよ。っち!」

 悔しい気持ちを舌打ちで表現した壬月。そうしているうちに、もう決着がついた。もちろんアキラの勝利だ。普段の力が出せないと言っても、修羅場を常に潜り抜けてきたアキラにとっては鬼の一匹や二匹はどうってことない。

 「予想通り、簡単に討ち取ったな。しかも、全然余裕じゃないか」

 「そうですね。あの鬼は人の何倍の力を持っている化生。それを簡単に討ち取る実力を持っている。口では軽く言えますが、実際やるとなると・・・」

 「しかもまだ強さを隠し持っている・・・これほどの腕なら、追い出さずに織田で飼い馴らす方がいいな。もし他勢力に、それこそ武田や斎藤に行ったら」

 「・・・私達が二人、しかも全力で戦わなければ勝てないでしょう」

 麦穂の言葉に壬月は反論できなかった。自身の持つ必殺技を使えば倒せるかもしれないが、使う前にやられる可能性が高い。でも、それは麦穂も同じ気持ちだった。言葉が止まってしまった時、アキラが5、6匹の鬼に囲まれた。しかも、その奥にも鬼が数匹ほど見え隠れしている。

 「む、あれはさすがに助け・・・」

 その時だった・・・あの声が聞こえたのは。

 

 「「( ゚∀゚)ヒャ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \!」」

 

 力強い味方というか、頭痛の種というか、鬼殺しに関しての専門家がやってきた。だからアキラの心配をする必要はない・・・と思った壬月と麦穂は、まだアキラの事を甘く見ていた。

 「よっしゃ~~~!!鬼発見だ!」

 「くくく、やってやるぜ~~!」

 胸なり脚なり出すところを最小限しか隠さず他をとことん出している金髪女性と、同じ金髪でその女性に似ている少女がやってきた。

 「なんか増えましたね」

 「おい、お前!そこどけや!」

 「狩りの邪魔をすんじゃねえ!切られてえか!」

 「・・・なんでしょう。思いっきり暴れまくっていた四聖天の頃の狂と梵を思い出させるこの二人は」

 少し呆れながら呟き得物を鞘に入れると、囲んでいた鬼が全員真っ二つになり、同時にアキラの決め台詞が出た。

 

 「・・・全てを無へ」

 

 その光景に四人とも言葉を失った。アキラはこの金髪親子が来る前に既に鬼を切っていたが、ずっと見ていた麦穂と壬月はそれに気づけなかった。

 「すいませんが、残っている化け物を頼みます」

 金髪親子にそう言って、壬月と麦穂の方に歩み寄った。二人はその言葉で慌てて我に返り、別の場所から現れた鬼の狩りを続けた。

 「では、改めて話・・・説明をしてもらいましょうか。あと、お二人がいたことは初めから気づいていましたよ」

 「気づかれていたなんて・・・」

 「安心しろ。お前も織田家のものになるのだからちゃんと説明をする」

 「・・・嘘やでたらめはしないでくださいよ」

 「ご安心を、ちゃんとしますので」

 「ああ。まずはお前が戦ったやつだが・・・」

 逃がさないよ。逃げないよね?と訴える笑顔に二人とも苦笑いをしながら、話を始める三人だった。

 

 「くっそ~~、あの野郎!!獲物取りやがって!!」

 「あの男、絶対に痛い目にあわせてやる!!」

 

 鬼に八つ当たりしている二人の声を聞きながら。

 




 ボインさん二人だけじゃなく、あの二人も登場しました。

 鬼は簡単に倒しましたが、アキラにとっては取るに足らない相手。何しろ、鬼以上の相手が自分のいた世界に何人もいて何回も戦っていましたからね。しかも、ただ突っ込んでくるだけの相手なら弱っていても簡単に討ち取れるでしょう。

 次は、いよいよ織田家一同と顔合わせです!
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