こんにちは!二十四時間眠りたい三MENです!
お待たせしました、やっとあの人がやっと本当の意味で登場です!
アキラ達が句伝無量で聞いた鬼は既に退治されていた。いきなり現れた一人の女性があっという間に倒したとのこと。そして、ついにアキラは三度目の再会となるその女性と顔を合わせた。
「やあ、無事士官が叶「会いたかったです!運命の恋人!」・・・は?」
ニヤニヤしながら自己紹介しようとした女性の言葉を遮って、アキラはいきなり抱き着いた。
「ちょ!ちょっと!」
「まさか、ここで会えるなんて・・・あなたと越後で会った時に運命で結ばれていると言ってましたが、本当に私達は結ばれているのですね!」
いつものアキラらしくない行動に眼帯をしている一人を除く全員が唖然としていた。
「あ、あのね。あれは、そういう意味で言ったのでは」
「私達は運命の赤い糸で結ばれた恋人同士!遮るものはあなたの私への愛でぶち壊し、主である光璃から私を寝取ろうと考えているのですね!」
「・・・どうなってやがる?」
アキラの豹変に、夕霧もどうすればいいのか分からない。
「一二三ちゃん・・・お屋形様からそんなことするの?」
「何を言っているんだ湖衣!というか、この人を」
相方に疑いの眼差しをされて、さすがに焦り始めた一二三。
「さあ、今から光璃の所へ行って話そうではありませんか!「あなたの夫は私が奪い、愛の逃避行をしますので探さないでください」って!さあ、参りましょう!」
「だ、誰か。この人を止めてくれ~~!」
「では、再会を祝して・・・接吻を」
助けを求める彼女を無視して、両手で頬を抑え唇を近づけた。
「な、なああああ!ちょ、ちょっと!」
「恋人ならできますよね♪」
「そんなんじゃないでしょうが!」
接吻できる距離まで来て、言葉も乱暴になった。
「恥ずかしがらなくてもいいのですよ。さあ、私の思いを受け止めてください」
「「「「「(;゚д゚)ゴクリ…」」」」」
ついに指二つ分くらいまでになった。動揺しまくって突き飛ばすなり、口を抑えるなりすればいいことに気づけないほど慌て、思わず目を閉じた。皆も注目する・・・
「これが・・・私の思いです(バチーン!)」
その中で、アキラは彼女の額にデコピンをした。
「い、いった~~!」
思わずきた不意打ちに額を抑えて涙目になる。
「これで伝わったでしょう。あなたへの思いが」
「これが思い?痛いだけじゃないか!」
「今まで騙していた罰(思い)です。そちらがそういう事をするなら、こちらも同じ手を使わせてもらいましたよ」
「く、くう~~。罰を思いと書く人なんて初めて見たよ」
引っかかったことに悔しがる女性。芝居だったことにまた唖然とするギャラリー。
「でも、運命でつながっているというのは本心ですよ。ここまで縁があると、赤い糸みたいなものが本当にあると思ってしまいそうです」
「・・・あ、ああ、そ、そう、かもね」
さっきの展開をまだ引きずっているのか、恥ずかしがりながらも答える女性に皆も少しずつ落ち着きを取り戻した。
「改めて、織田久遠、長尾美空、武田光璃の夫を務めているアキラと申します。よろしくお願いします、運命の人」
「そ、その言い方はやめてほしいな・・・(す~は~)よし、少し落ち着いた。ではこちらも・・・我が名は武藤喜兵衛一二三昌幸。下山城代をしているよ。湖衣、君もしたらどうだい?」
「・・・は!あ、そ、その、えっと」
思わぬ演技に見入っていたが一二三に言われて意識が戻った。彼女はアキラの事を怖がっているのか一二三の後ろに隠れた。越後のあれが原因と、すぐに気づいた。
「あの時は不可抗力ですよ。それは分かってますよね」
「(こくん、こくん)」
「今はこちら側にいますので味方です。大丈夫ですよ」
「夫殿は言う通りだ。本人も大丈夫と言っているし」
「は、はい・・・えっと山本勘助湖衣晴幸と申します。えっと、よろしくお願いします」
「はい、よろしくお願いします。湖衣ちゃん」
そう言いながら、アキラは湖衣にも抱き着いた。
「なあ!んふぉあをwんろ!」
「湖衣。びっくりするのは分かるけど、せめてわかる言葉で頼むでやがる」
「あ、アキラ様!な、何を!」
「いえ、一二三さんに抱き着いたのですから、湖衣ちゃんにも抱き着こうと思いまして。片方だけというのは不公平ですからね」
「わ、わりゃひわ、べちゅに!」
「湖衣~、まだ分からないよ~」
顔を真っ赤にして慌てる湖衣に悪戯心がわいた。
「かわいいですね。純粋で・・・愛らしい顔をして・・・何より一緒にいると落ち着く雰囲気を(バタ!)・・・ん?バタ?」
抱きしめながら耳元でからかおうとしたら、アキラの抱きしめをすり抜け地面に倒れた。さっき以上に真っ赤になっていた。
「はう~~かわいい・・・愛らしい」
「ははは、湖衣は恥ずかしがり屋だからね。夫殿に抱き締められながら言われて、恥ずかしさの頂点を突破したんだろう」
湖衣の恥ずかしい姿に、やっといつもの調子を取り戻した一二三。
「さて・・・典厩様。こんな遠くまで来ていただけるなんて光栄です」
「兄上が二人に会いたいと言ってやがっていたから」
「ええ。一二三さんから私と運命でつながっているという情熱的な言葉をもらったので、彼女の想いに答えたいと思い来たのですよ」
「一二三・・・姉上の夫を本気で奪うつもりでやがるか」
「お願いですから、典厩様までそう言う目で見ないでください。というか、そんなことしないくらいわかっているじゃないですか」
一二三の言葉に夕霧は頷いた。
「妻に本気でなりたいのなら、その想いを受ける気持ちは持っていますよ」
「アキラ様、お願いですから増やそうとしないでください。少し目を離した隙に妻ができたなんて詩乃さん達が知ったら」
「もう諦めているので大丈夫ですよ」
「あの、笑顔で言う言葉じゃないと思うのですが」
アキラの言葉に、小波が冷や汗を流しながら呟いた。夕霧と一二三は湖衣を助けようともしないで、話し合いをした。
気が付くと、もう夕方になっていたので下山城で泊まることになった。その際、自分とやっと意識を取り戻した湖衣ちゃんの二人だけとなり皆が行ってしまった。
「出発しましょう」
「・・・はい」
残った一頭の馬の手綱をアキラが掴み、後ろから湖衣が抱き着く。という事になった。
「湖衣、一つ言っておくことがあります」
「ひゃ!な、なんでちょうか!」
「落ち着いてください。すいませんでしたね、越後では」
「あ、い、いえ!わ、私が得物に手をかけなければ・・・」
「威圧するくらいにしておけばよかったのですけど、鬼が近くにいたので殺気も追加してしまったみたいで」
「わ、私も悪いのですから、謝らないでください」
「なら、ありがとうございます」
謝らないでといったすぐ後にお礼を言われて、キョトンとする湖衣。
「あの時も言いましたが、あなた達がいなければ空君も名月君もあの場で死んでいました。救ってくれてありがとうございます」
「あ、あれは、一二三ちゃんが助けようって」
「でも、あなたは止めなかった。親友のすることに応援したいという気持ちもあったでしょうけど、命令違反に変わりはない。自分の立場も危なくなる行為だったのに」
「だ、大丈夫です。典厩様もお見通しだったみたいですので」
「なるほど・・・私は友の為に頑張ろう、支えようとするあなたみたいな女性は好きですよ」
「・・・な!」
好きという言葉に固まった湖衣。
「もうそろそろつきそうですね・・・って、湖衣さん?」
「な、なななな、何でしょうか!」
「もうすぐ下山城に着きますって」
「あ、そ、そうですね!(さ、支える私が好きという事であって、一人の女として好きと言ってないわよね!うん、そう!)」
慌てて取り繕って、冷静になろうと深呼吸をしている間に城に到着した。
到着してすぐ一二三と湖衣、夕霧の三人は城門の前で駿府がどういう状況か?を話し合っていた。
「そういうことで、それが駿府の今を推測した兄上の考えでやがる」
「そうですか・・・北近江と同じような出来事が甲斐でも起こっている、ですか。確かにその考えは正しいですね」
「私達もその推測には同意します。そして、越後で鞠様を見た時に確信しました」
「なるほど。約一名、鞠を見て驚いた人がいたので誰かと思っていたのですよ。湖衣だったのですね」
皆が喜ぶ中、眼帯姿で驚くのは印象が強かったのか、アキラはしっかり覚えていた。
「綾那達の越後でやっていた芸。湖衣、見ていたですか!」
「はい。鞠様の蹴鞠も、綾那さんのお猿の槍も素晴らしかったですよ」
その言葉を聞き嬉しそうになる綾那。また猿になってやりたいと言い出すと、句伝無量でその衣装を今持っているという小波のツッコミが来た。
『いいです・・・ないことにしてください』
こんなことに、句伝無量を使わないでほしいと思ったアキラだった。
城に入り、食事が来る間にここの状況と今までの鬼との戦いを話し合った。
「ふむ、地面からの奇襲か。それはただの鬼の行動とは思えないね」
「ええ。あれは完全に私達も予想外でした」
「はい、おかげで同盟軍は大きな痛手を受けました」
「いつも正面からでしたので、ここもそうじゃありませんか?」
「その通りです。今後はそういう奇襲もあるという考えも持った方がいいですね」
「(こく)姉上にも言っておくでやがる」
鬼の話はここで一区切りとなって、夕食の時間となった。
その日の夜は三人と一緒に寝たが、今朝の夕霧の目撃もあったため、綾那はすぐ寝たが、歌夜と小波は添い寝で止まった。
『久しぶりですね。こうしてゆったり眠れるのは・・・』
京でも越後でもほぼ毎日誰かが夜這いに来たりもしたが、躑躅ヶ崎館に来てからというものの京や越後の妻達に差をつけたいのか、詩乃達や恥ずかしがり屋の小波ですら大胆にアピールしてきて、特に夜寝る時は必ずと言っていいほど裸で押し掛けてくることが当たり前になるくらいに迫ってきていたので、添い寝だけどこうして何事もない夜は本当に久しぶりだった。
『それにしても、よく今まで彼女達の夜這いをくぐり抜けられましたね。越前のアキラ隊五人夜這いや越後の春日山城奪還後の酒池肉林など、いろんな女性を何度も抱いたという事もあったのに、私の体は疲労がなくいつも通りに戻ったのでしょう?』
そこで考えたのは、今までのたくさんの妻との夜だった。
『もしかすると、これも壬生一族の血のおかげ?・・・いやいや、それは無いでしょう。まさか、女との愛欲でそれが使われているなんて。だけど、それ以外に考えられない気がするんですよね』
こうして落ち着いた夜だからこそ、今までの波乱ともいえるアキラ隊や他勢力とのセ〇〇スの連続の後の自分の体に疑問がでた。
もし、向こうの世界の人達が聞いたら
『皆の者!右の者アキラは不特定多数の女を好き放題抱いた罪がある!』
『よって!アキラはんはサンドバックの刑に処すことが決定したで!』
『アキラ・・・俺がやることを、勝手にやった・・・覚悟はいいな』
『僕だってそう言う夢がある!答えは聞かない、覚悟しな!アキラ君!』
『庵樹を幸せ・・・って建前はいい!俺だってそんなハーレム経験したかったぜ!』
この前の嫉妬団に遊庵が加わった五人が、アキラを処刑台に立たせ丸一日サンドバックの刑にするくらい羨ましい悩みだ。
『しかし、この前のダイヤモンド・ボルトも二条館のあの時からそれほど時が経っていないのにしっかり使えた。いくら何でも速すぎる・・・壬生の血を使えるよう特訓しているといってもそこまで速く使いこなせるものでしょうか』
今まで使ってきた技も壬生の血の力を使っていたが、ここ最近では身体への負担が全然ない。今までは特訓が花開いたと思って来たが。
『これ以外考えられないですよね・・・まさか、妻達との愛の語り合いが壬生の血の訓練と壬生の体になるきっかけになっていたなんて・・・衝撃の事実ですよ』
呆れながら右腕を枕にする小波を見た。
『でも、そんな思いを持って彼女達を抱きたくありません。私を愛し、抱かれたいという信念を持った妻達の想いを真剣に受け止め、私も心から愛したいです』
そう思いながら、アキラは眠りに着いた。
次の日はすぐに躑躅ヶ崎館に戻ることにした。何しろ、急にこっちに泊まったのだ。妻達に小波が連絡したとはいえ、心配はしているだろう。
「では、何かありましたら鏑矢三本あげます」
「分かったでやがる。頼むでやがるよ」
「では、頑張ってください。湖衣も体に気を付けて」
挨拶した時点でいつの間にか、二人の目の前に移動し右手を握っていたアキラ。そして、紳士が見せる片膝ついてそれぞれの掌にキスをした。
「・・・本当にアキラ様って女を誑して、堕として、手籠めにして、抱かせるように誘導して、その人を抱かないと死んでしまう病に侵されているのですね」
「・・・歌夜様の言う通りです」
「アキラ様は女誑し超強化人間です!」
「思いっきり、頷けるでやがる!」
「前に詩乃から言われたことがありますが、さらに増えている気が・・・」
掌にキスをされた二人が呆然としているのを見て歌夜の言葉に力強くうなずく三人。湖衣に至っては頭から煙を出して、立ちながら失神していた。
「・・・もう~。本当に夫殿は油断も隙もあったものじゃないね。危なく・・・いや、何でもない(身も心も任せてもいいと一瞬思っちゃったよ)」
「私の事はともかく、問題は越後ですね」
一二三の言葉にこれ以上はやばいと思い、話の矛先を変えたアキラ。全員のジト目を受けて、冷や汗を流した。
「アキラ様へのお説教は館に戻ってからとして・・・そうですね。長尾と武田の和平、うまくいけばいいのですが」
「でも、夫殿とお屋形様の祝言の話は既に耳に入っていると思うし」
「ただでさえ、両家の関係は溝が深い。そんな状態で龍がどう反応するか。でやがるな・・・姉上と兄上はブチ切れて出陣させる。と言ってやがりましたが」
「できることならば、その期待が外れて「典厩様~~!」・・・この声は兎々ですか」
アキラの言葉を遮って兎々が早馬に乗ってやってきた。
「・・・こんな朝早くに来るという事は」
「ああ。しかも四天王が自ら来るという事は、火急の出来事が来たという事だね」
皆の前に馬を止め、それを下りた兎々が放った一言。
「越後勢が信州に向けて行軍を行っていると言う報が届きました!至急躑躅ヶ崎館におもろりくらさい!」
まさに、話のタネになっていた美空・出陣の報せだった。
「噂をすれば何とやら、だね」
「全くです。ふふ、はははは!・・・はあ」
一二三の言葉に苦笑いしか出なかったアキラだった。
原作では腹の探り合いだったけど、ここでは彼女を恥ずかしがらせたかったのでこんな展開にしました。
さあ、ついに対戦前の作戦会議です!後、少し先になりますが、アキラを救う時人達四人の話も書こうと思っています。お楽しみに!
彼女達の愛のセ〇〇スが自分の強さになっているのでは?と思い始めたアキラです。