こんにちは、三MENです!(ついに略した!)
小説っていうのは人それぞれの見方・読み方・理解の仕方がありますね。当たり前ですけど、書く側になって感想見ていると改めてそう感じます。
さて、アキラ初の鬼退治をしました。やっと、織田家顔合わせです!
太陽が昇り、朝日が久遠の家を照らす。朝が来たので、アキラも体を起こした。
「確か今日は、久遠さんから聞いた家中の皆さんとの顔合わせでしたね。それにしても、化け物・・・いえ鬼ですか。そういう奴らがいるとは」
昨日、鬼退治した後に出現した鬼はあの二人に任せて、アキラはこの家で襲い掛かった二人と話をした。姉御的な風貌の女性は柴田権六勝家で通称・壬月。もう一人の温和な感じの女性は丹羽五郎座衛門尉長秀で通称・麦穂と自己紹介されたとき、内心その名前だろうな。と思っていたアキラ。
「織田信長の家臣と言ったら、代表的なのがあの二人ですからね。主の家に入れてもらえる家臣だって、あの帰蝶さん以外でそういないでしょうし」
そう言いながら、鬼の事とその鬼を嬉々として殺しに来たあの二人の話を思い出した。まず、鬼の方はここ最近になって現れ始めているらしく、最近は少しずつ出る回数も増えているとのこと。
次に鬼よりも鬼なことをしていた二人の方は、これまた織田家の中で最も悪名高い森一家の親子だったことが判明した。何でも、戦場で敵も味方も近寄れば殺すで有名らしい。でも、アキラにとってはあれ以上に性質が悪い仲間が何人もいたのでどうってことないし、それに比べれば普段はごろごろしているというあの親子の方がまだましだ。
『そういえば、あの二人が鬼を殺した後「よくも獲物うばいやがったな!」「おいこら覚悟はできてるだろうな!」と文句を言ってきましたね。壬月さんも、見つけた鬼全部自分達で殺さないと気が済まない二人なんだ・・・と呆れ顔で言ってましたし』
苦笑いしながら、ため息を吐く壬月の顔を思い返していると襖が開いた。
「アキラ!朝だぞ!」
胸を張って元気な声を出す久遠がそこにいた。
その後、久遠と共に道中話しながら居城である清洲城に向かった。いろいろと話を聞いて自分の立場を改めて理解したり、役職や立場に関する面倒くさそう言葉は速攻で聞き流したり、夫という立場になっているからさん付けをやめて「久遠」と呼ぶようにと言われたりしながら城に向かった。
『何か慣れませんね・・・この背中の得物が』
そう思いながら、自身の背中に意識を向かわせた。そこには、自分の二本の得物の他にもう一つ刀があった。
『何故、紫微垣(しびえん)が私と一緒にこの世界に来ているのか?』
それは壬生京四郎の愛刀であり、今は真田幸村の部下十勇士の一人猿飛サスケが使っているはずの刀だった。狂に勝つために京四郎が対戦相手になってくれた時、時々それで戦ったりもした。その刀がどうして自分と共にこの世界に来たのか。
『どう考えてもわかりませんし、これ以上は考えなくてもいいですね』
まだ情報不足であり、自分は今状況に流されている状態だ。まずは自分の身の周りをどうにかするのが最優先なので、紫微垣の件は後回しにするしかない。
「着いたぞ!これが我が清洲城だ!」
満面の笑顔で腰に手を当て、自分と城を見せる久遠を見て少し落ち着いた。
そして、城の中に入りいろいろ案内もしてもらって、一先ず客間に通されて落ち着いていると、今度は麦穂がやってきた。彼女に家中が全員揃っている評定の間に案内された。ついに織田家中の皆との対面の時が来た。久遠が面白そうに自分のいる上段にアキラを上がらせ、
「皆のもの、紹介しよう。今日から我が夫となる、アキラという男だ!」
隣に座らせ、皆に見せ、夫にする宣言をした。
『全く、この後の展開が手に取るようにわかりますよ。しかも、隣の奥さんはそれが分かっていて言っている』
内心で溜息を吐き、自己紹介するよう言われたので簡単にした。もちろんその紹介でも自分が夫になることを含めて名乗った。そのすぐ後に、
「ふざけるな~~~~!!!」
一人の武将が立ち上がって叫んだ。
「殿がこんな馬の骨の妻になるなって認められません!」
「う~ん、雛も反対かな~」
「犬子、じゃなくて前田又左衛門犬子も反対です!」
それに続いて二人も手を挙げて反対した。その後もあーだこーだ三人だけの文句大合唱大会をしていた。
「久遠、どうするつもりですか?」
「うむ、どうしようかのう~~(にやにや)」
そんな彼女にどうするか尋ねたが、企んでいること丸見えな顔をしていた。
「ふむ、和奏。どうすればこやつを認めるのだ?」
『もう、どうにでもしなさい。いつか仕返しはしてやりますけど』
そんな顔を続けながら久遠は和奏という武将に訊ねた。久遠から家中には荒い連中が多いと聞いていたので、その方法は一つしかないだろうと予想していた。
その後、どうなったかというと。
「まあ、当たり前ですね。こうなるのは」
「おいこら!負ける覚悟はいいな!」
久遠の家に戻り、庭で一対一の決闘をすることになった。自分より強ければ認めてやる!ということで戦うことになった。しかも参加者は反対の挙手を出していた和奏・雛・犬子という武将三人だけでなく、壬月と麦穂もやることになった。
庭に着くと、すでに用意ができていた事には少し驚いていた。ついさっき決まって、はい準備!で出来るほど時間はなかったはずだ。
『全く・・・城に行く途中で準備させるよう命令出していたのでしょうね。こうなると予想していた顔ですし』
にやにや顔で自分を見る久遠を見て溜息を吐いた。そして、改めて目の前の変な槍を持つ和奏と言う武将を見た。
『この和奏って子もそうですが、雛と犬子という子も確かに実力は並より上だけど、どうあがいても私に勝つことは出来ませんね。そんな彼女らを一対一で戦うというのも時間がかかりそうですし・・・』
そこでアキラはあることを思いついた。
「和奏さんでしたっけ。後、雛さんと犬子さん。三人同時に相手しましょう」
だがそれは、彼女達三人を怒らせる三対一の戦いの提案だった。
三対一の提案をしたアキラ。さて、三人はどんな反応をするか。
そして、プロフィールにあったもう一本の刀の存在が明らかに!
狂の持っているあの刀と思いました?
何とか、次の話でこの五人の戦いを一気に終わらせたい!
頑張ってみよう・・・。