※この作品はR-18です。

戦国恋姫 盲目のサムライ   作:一日三食MEN

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 いただきます!三MENです!・・・あれ?何か変だな。ま、いいか。

 今回は武田武将の一日ととある武将の思いにしました!




間章20-4 やることはしっかりやること

 

 ある日の早朝。いつもならアキラの周りにはヌード姿(白い液体つき)の嫁達がいるのだが、その日は襦袢姿で添い寝にしていた。ある一人が襖を開けた。そして、思いっきり息を吸い込んで。

 

 「お~(ガシ、スチャ)、ぎゃ~~~!!」

 

 開けた音に気づいたアキラが瞬時に目の前に移動して、刀を首元に着けた。その現状に気づいた兎々が途中から悲鳴を上げた。

 「なんだ、兎々じゃないですか。ちゃんと声をかけてから入りなさい。といつも言っているでしょう。聞き分けの悪い子ですね」

 「ころも扱いするな!寝ているところに声なんてかけても返事がないらろうが!」

 その言い争いが寝ている皆を起こした。どうして兎々がやってきたのかというと、ひよところが武田の武将達がどんな生活を送っているのか興味を持ったらしく、同行したいと申し出ていたらしい。

 いきなりだったが、行くメンバーはアキラにひよ、ころ、綾那、梅、各務に朱雀の七人になった。他のメンバーはまだ眠いとさっきの悲鳴など気にせず寝続けているからだ。七人が部屋を出た後、

 『詩乃、アキラ様の布団に入らないでください』

 『ずるいぞ!俺が入る!』

 『ZZZ・・・むにゃ?』

 『アキラさんの匂いに無意識に寄っているのでは?』

 『わ、私も、ご、ご主人様の・・・入りたいです』

 『あ~~!ずるいの!鞠もアキラの布団で寝たいの!』

 『鞠、落ち着いて。二人で入ろうな』

 何やら、寝るのが遅くなりそうな騒動が起こりそうだ。

 

 朝早く春日、粉雪、心がいる館の門の前に集まった。 

 「夫殿も来たか。兎々!来るのが遅いぞ」

 「そうだぜ。大声出そうとして旦那に返り討ちにあったってとこだぜ」

 「だから静かに起こした方がいい。と言ったでしょう」

 「ど、どうしてそれを!」

 そんなやり取りを見ているうちに、皆も目が覚めた。

 「今日は皆さんと一緒に行動ということですが、実際は何をするのです?」

 「二つに分かれて、この辺りを警邏して戻ってくる」

 「そうなると、こちらも二つに分けないといけませんね」

 その言葉を聞くと、

 「アキラと一緒。アキラと一緒。アキラと一緒」

 「ハニーと、ハニーと、ハニーと!」

 「アキラ様と、アキラ様と、アキラ様と」

 約三名ほど、これでもか!というくらい集中している。

 「文句なしです!行きますよ!」

 「「「「はい!」」」」

 

 「ハニーと一緒!幸先いいですわ!」

 「アキラ様と私は絶対に離れない運命なのです!」

 アキラと一緒になれたメンバーは梅と朱雀だ。

 「おおい!早く~」

 「そうですよ。しっかりついてきてください」

 この三人と一緒に行動する武田側は、粉雪と心だ。

 「さすがやり慣れているだけあって、山道だというのに動きが早いですね」

 今五人はこの言葉通り、足場の悪い山道を行動している。

 「へっへ~ん。でも、旦那も大したものだぜ」

 「そうですね。いつもより遅めに行動してますがしっかりついてこれてますし」

 「この世界に来る前は、山道での訓練がいつもでしたから」

 「はい、アキラ様は朱雀をおんぶして山道を三往復をしてましたから。負荷をかけて動けるようにということで」

 「ほえ~~、旦那って訓練方法もあたい達とは違うんだぜ」

 「敢えて体に負担をかけて訓練ですか。私達も取り入れようかな?」

 「す、朱雀さん!それって密着っていうことですわよね!ずるいですわよ!」

 粉雪と心はアキラの訓練に感心して、梅は合法的に密着した朱雀を羨ましがった。

 「アキラ様の背中の感触、良かったですわ。匂いと温もりが今でも思い出して」

 「梅、なら今度はあなたにお願いしますよ。朱雀、止まるなら置いていきますよ」

 「帰ってきてからにしましょう。あれはいつでもできますし」

 「は、はい!ハニーにおんぶされる。ああ!何と甘美な響き!」

 股間に手を入れようとした朱雀に注意して、二人の後を追いかけた。

 

 アキラはともかく、朱雀と梅が中々ついてこれないので休憩することになった。

 「ふう、良かったですわ」

 「アキラ様は大丈夫ですか?」

 「ええ、足腰の鍛錬はしっかりやってましたので」

 「さすが旦那だぜ!」

 「私達が本気でやってもついてきそうですね」 

 「え?これって、遅い方ですの?」

 「そうだぜ。いつもならもっと速いんだぜ」

 それを聞き顔を青ざめる梅。

 「・・・アキラ様。向こうって大丈夫でしょうか?」

 「それは、私も思っていました」

 向こうは春日と兎々だ。

 

 『ほら!もっとしっかりついてこないか!』

 『これくらいれ疲れるなれす!』

 『『ふええーーんんん(´;ω;`)』』

 『綾那はしっかりついていけるです!』

 『森一家の訓練の方が過酷だった』

 

 手加減をしなさそうな二人だ。綾那と各務はともかく、ひよところは今頃辛さに泣いているだろう。そう思っていると粉雪から問いかけがあった。

 「そう言えば、旦那。鉄砲を持ってきたみたいだけど、どうしてだぜ?」

 そう、アキラは鉄砲も背負ってきた。

 「使うのが目的じゃなくて、これも結構重いですからね。さっき言った負担をかけての訓練も込めているのですよ」

 「・・・本気で尊敬するぜ!」

 「私達も明日からは、この訓練だね!」

 この時代の火縄銃は一丁でも七キロ近くあるので、ちょうどいいみたいだ。

 「鉄砲と言えば、やはり川中島ですね。あの時は凄かったです」

 「お屋形様も本陣まで聞こえていて少し怖かったと言っていたぜ。いつもあんなに撃っているんだぜ?」

 「いいえ、いつもはあんなに撃てませんわ」

 「はい、長尾が懐から出したからこそできたことです。いつもは隊で玉薬を出していましたから」

 梅と朱雀の返答に驚く二人。

 「え、隊で?織田ではなくて?」

 「へ~、アキラ隊って金持ちなんだぜ」

 「お二人に聞きますが、ここでは玉薬って一発でどれくらいします?」

 この反応を見て、認識が少しずれていると感じたので朱雀が質問した。すると、返ってきた答えに隊の鉄砲隊を指揮している梅はもちろん、アキラも唖然とした。

 『ひゃ、百文ですか・・・』

 『これは、隊で出せる金額ではないですわね』

 次にこっちが玉薬一発分の値段を言うと、今度は二人が唖然とした。

 「な、な、何で二十文という金額が出るんだぜ!」

 「鉄砲も四十貫なんて、甲斐だとどれくらい買えるのでしょうか」

 アキラ隊の鉄砲と甲斐の鉄砲では、玉薬も鉄砲も値段は甲斐の四分の一くらいしかしないことが分かった。確かにそれだけの差があれば驚くのは当然だ。アキラもすぐ買える尾張や堺と、ここまで運んで売る甲斐とは、こんなに差があるとは思わなかった。

 そんな中、朱雀が声を出した。

 「私は桐琴さん達と一緒に来たときは、既に戦いが終わっていたみたいですから知りませんけど、そんなに撃っていたのですか?」

 「ええ。そうですね・・・?」

 朱雀の言葉に一つ思い出したアキラ。

 「そう言えば、朱雀。あなた達はどうやって川中島まで来たのです?綾那から聞いた話では、大きな馬に乗って長尾本陣に突っ込んだと言ってましたが」

 「それは桐琴さんの持つ瓢箪に封印されている百段という馬に乗ってきたのです。速さは確かに良かったのですが、時々見当違いな道を走って大変でした。山道に入るならまだしも、駿府にも入ってしまいましたし」

 それを聞き、全員がえ?になった。

 「・・・駿府、ですの?」

 「はい、三河の葵さんのところで路銀稼ぎで鬼退治に協力した後、北に向かうつもりが百段が駿府に行ってしまって・・・鬼がうじゃうじゃいましたが全殺ししながら、何とか下山に行く道に入れて甲斐に着きました。そこで下山城の武藤さんから地図をもらい、川中島までまた百段を走らせて到着。ということです」

 「そんなこと、聞いてないのですが」

 「言う暇がありませんでした。すいません、報告が遅れて」

 「まあ、私は気にしないのですけど」

 今の駿府は入ることも出ることもできない。武田の粉雪と心には驚くべき内容だ。

 「な、な、な、あの、駿府に入って生きて戻ってきたのかだぜ!」

 「あ、あの!後で、話を!」

 「は、はあ・・・」

 もはや、パニック全開の二人だった。

 

 警邏も終わり、門に戻ってくると

 「はうう~~~」

 「も、もう・・・ダメ」

 予想通り、二人と綾那と各務についていけなかったひよところがダウンしていた。まだパニクっていた粉雪と心に春日が理由を聞いてさっきの話をすると、二人ほどではないが春日と兎々も驚いた。

 「お、夫殿の妻は、とんでもない、強さを持っているな」

 「し、信じられないのら・・・あの駿府から生きてもろってくるなんて」

 その後、昼食を作るために心ところに朱雀も抜けた。

 

 次に野良作業だが、梅とひよはダウン状態から更に体に鞭打ってやることになったので、その場で動けなくなっていた。作業が終わったら昼食が来たので、食べさせてやりながら尾張にいた頃の話をした。その時に尾張の市にいる人達がここでやった祭りに集まった人達と同じくらいだと聞いて、四人とも唖然とした。

 「懐かしいですね。何かそう思います」

 「そうですね。尾張も美濃も早く戻りたいです」

 「一発屋の焼き魚が恋しいですよ」

 「私も、あの店はよく行く」

 「ちょっと、羨ましいですね」

 「ええ。私も上洛の途中で織田に加わりましたから。尾張は行ったことがないですし」

 懐かしそうにする四人に、その場所でアキラと一緒の時間を持った四人を羨ましそうに見る朱雀と梅。その後の堺の話も武田の四人はビックリの連続だった。

 「拙らの知らないことが、まだまだあるものだな」

 「堺も人が多くて売っているものもすごいって聞いていたけど、実際に見た旦那達から聞くとやっぱり驚くんだぜ・・・このまま住みたい的な歩き巫女もいたし」

 「行ってみたいものですね」

 「お菓子も興味があるのれす!」

 「武田も同盟に入りましたから行けると思いますよ。一日や二日で周りきれない広さですから、何度かに分けて行く楽しみもありますし」

 「もし、その時は私にお声をおかけください!堺をご案内しますわ!」

 アキラと梅の言葉で、四人共ワクワク顔になった。

 「よし!その為にも午後の鍛錬も頑張ろうぞ!」

 春日の言葉に武田勢と綾那は(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!と気合を入れたが、

 「ううう。まだあったんだ・・・」

 「もう、こりごりだよ~~」

 「動けませんわ・・・」

 この三人は、再び地獄の始まりだった。

 

 全て終わると案の定三人は動けなくなってしまったので、ひよはアキラが、ころは各務が、梅は朱雀がおんぶって館に戻ってきた。ひよはせっかくアキラのおんぶだったが、疲れが強く眠ってしまったため役得を味わえなかった。だから、館に着いたときにアキラにおんぶされたことを聞くと

 『そんな、お頭の匂いを堪能したかった』

 泣きながらそう言った。今はお湯を用意してくれて、自分以外の今回の鍛錬の参加者は風呂に行った。

 「一緒に入りましょう!」

 「アキラ様とお風呂でぐちょぐちょに、うふふ」

 もちろん妻達に風呂場まで連れていかれたが、武田の武将達が既に入っていて彼女らが恥ずかしいということで遠慮できた。というか、妻と武将達で満杯になった。。

 「さて、私もできれば汗を流したいのですが」

 だが、風呂場に行けば余計な汗を流す事、疲れが増す事、妻達を全員のぼせさせること間違いなしの展開が待っていそうなので、井戸で汗を流すことにした。

 「おお!夫殿!」

 井戸に着いたが、そこには上半身裸の春日が水で体を拭いていた。

 「え?春日?風呂では?」

 「お屋形様に警邏の報告した後に風呂場に行ったら、アキラ隊の皆が入っていくのが見えてな。粉雪達が入ることは知っていたからあの人数では入れない、と思ってこちらに来たのだ。そういう夫殿はどうして?」

 「同じ理由です。まあ、余計に疲れる展開になることが見えていたので」

 「ははは!お屋形様に美空様、隊の妻達を愛さないといけませんからな」

 「全く、言ってくれますね」

 でも、言われた通りなので反論は出来ない。

 「それはそうと、夫殿も汗を流しに来たのでしょう?ともにどうです?」

 「・・・それより、あなたは私の前で裸でいることに恥ずかしいと思わないのですか?」

 ここまで普通に話したが、春日は上半身裸だ。善光寺で偶然とはいえ見た麦穂や一葉レベルのおっぱいを堂々と出している。

 「夫殿はそういう男ではない分かっています」

 「妻が十人以上いますが」

 「愛する人にだけする。そう聞いておりますぞ、拙はどうです?」

 「そうですか。じゃあ、私も」

 アキラの言葉を簡単に返答して、参ったと思い言われた通りにすることにした。すると、今までの皆と同じ反応だった。

 「・・・何と」

 「皆もそんな反応でしたね」

 アキラも上半身を裸にして、その体に着いた無数の傷に春日は驚いていた。

 「夫・・・いや、アキラ殿。これは、こんなにたくさんの」

 すっかり汗拭きをやめて、アキラの体の傷を触った。

 「これは刀に・・・こっちは槍にでしょうか。こ、これは・・・どんな攻撃を食らったらここまでの傷が」

 「あの、汗がふけないのですが」

 「っは!あ、す、すまないにゃ」

 思わず猫語になったが、アキラは気にしなかった。

 「いえ、では・・・」

 「あの、できれば。拙が・・・拭きましょうか」 

 顔を赤らめてアキラの体を自分が拭く提案をした。拒否しようとしたが、すでに背中に回り込み拭き始めた。結局そのままやらせることにした。

 

 『あ、アキラ殿は、どれだけの死戦を、激戦を、潜り抜けたというのだ!こんなにたくさんの傷なんて、この若さでつくようなものじゃ。いや、それ以前に何故拙は体を拭くなんて言ったのか?・・・顔が、体が熱い。こんなにすごい体は初めてだ。まさに、戦場で生きる戦士の体!何だ?ドキドキする。せ、拙はどうなっているんだ!』

 

 考えているうちに拭き終わったが、気づかないまま拭き続けていた。

 「あの、春日。もう、終わっているのですが・・・どうしたのですか?」

 春日の顔を持ち上げ、アキラの顔の前に持ってきた。

 『ドクン!』

 一気に春日の心が動いた。

 「あ、あああ、あの、その、ああああ」

 「ほら、春日の番ですよ」

 「拙の番?・・・あ!せ、拙のか、体を、あ、あああ、は、恥ずかしい!」 

 慌てて手を払い、恥ずかしそうに自分の胸を隠すように後ろを向いた。

 「どうしました?さっきまで堂々としていましたが」

 「い、いや、その、あの、ま、前に来ないでください!」

 「そうですか?でも、あなたの体は綺麗ですからちゃんと拭いてくださいね」

 「い、いや!それくらい・・・って、き、き、綺麗!せ、せ、拙の、拙の体が!」

 「ええ、美の象徴と言ってもいいくらいです」 

 そう言われて一気に全身が真っ赤になった春日。ついにはしゃがみこんで必死に隠そうしている春日の前に来た時だった。

 

 「ア、キ、ラ~~~。何しているのかしら?」

 

 ブチ切れた顔の美空が二人の隣に立ったのは。

 「あ、な、た、は、嫌がっている女に無理矢理服を脱がせて・・・」

 「へ?・・・これは、汗を拭くために脱いでいるのであって」

 と、こうした切れている人にはどんなに真実を伝えても、

 「そう言うことは妻の私に・・・じゃなくて、女にそんなことしてはいけないことをしっかり教えてやるわ!来なさい!」

 「い、いた!み、耳を、引っ張らないでください!」

 聞いてくれないのがオチである。しかも、美空のような人物であるならなおさらだ。美空がアキラを連れていき一人になった春日。ようやく落ち着いて服を着た。

 

 『・・・何でアキラ殿に裸を見られると、あんなに恥ずかしくなったんだ?綺麗と言われてあそこまで動揺してしまったんだ?これが、恋、なのか?だが、アキラ殿が好きなアキラ隊の皆はむしろ脱いで見せたがっていたが・・・一体何なんだ?』

 

 その感情が恋なのかどうかは、初めてだから分からない。顔を赤くして、それを風呂上がりの兎々に指摘されて照れ隠しに一撃食らわせたのは別の話。

 

 

 そして、もう一つの別の話。

 「だから、美空。わかってください」

 「だ、だめ。ちょっと、ああ!ちょ「ふふ、濡れてますね」い、言わないで」

 「そう言えば、無理やり脱がせて。でしたよね」

 「ちょ、ああ。や、や、め。あ。あ、ああああ~~アキラの、エッチ~」

 誤解はしっかり布団の中で解きましましたとさ、ちゃんちゃん♪

 




 
 武田武将の一日と春日の恋の芽生えにしました。

 春日がアキラの呼び方が夫殿からアキラ殿になったのは、光璃の夫という見方から一人の男という見方になったからです。

 さあ、最後の間章と七章の最後です!将軍様!出番ですよ~~!
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