この間章でついに第七章が終わります!第八章もそれなりに考えていますが、ちょっと休憩したいと思います。
さあ、最後は楽しんでください!将軍様!
川中島の戦いが終わり、アキラが倒れたショックから立ち直れた次の日。館を歩いていると誰かが走る音が聞こえる。
「お!主様!」
「一葉、今度は何「今はすまん!」!!」
走ってきたのは一葉だが、いきなり口をふさがれ隅に追いやられた。
『全く、あの公方は』
『どこに行ったのでしょう?』
『とにかく、向こうを行ってみましょう』
詩乃と雫と幽の声が聞こえた。三人の声が遠ざかったのを確認してアキラを解放した。
「それで、何をしたのです?」
「ここでは話せん。城下に行こう!」
早い話、逃げたいということだ。とりあえず、このまま付き合うことにした。途中、歌夜と会ったが、適当にごまかして城下まで来たので口を開いた。
「今度はどんな悪事をしたのです?」
「主様、その言い方は余がいつもやっているように聞こえるのじゃが」
「したのです?」
「・・・川中島の事じゃ」
言い分を聞き流されて、ショボンとしながら一葉は話し始めた。
「主様も、余が美空と一緒に長尾本陣で指揮をしていたことは知っておろう」
「ええ。立場的にもそうだと思っていましたし」
「その指揮の事で、両兵衛が文句を言ってきて、更に説教まで始めたのじゃ」
「・・・なるほど。でも、何故幽まで向こうの味方に?」
「文句の言われ役を押し付けたら、向こうに寝返ったのじゃ」
それを聞き、絶句するアキラ。つまり、幽に全責任を押し付けて自分はのほほんと逃げたということだ。二人の味方になる理由もわかる。
「つまり、三人に謝るために私に協力しろと」
「いや、一緒に城下を歩き楽しむためじゃ!夕方になれば怒りが収まっておろう」
反省する気もなければ、謝る気もない将軍に呆れを通り越して尊敬した。
「・・・確実に説教が倍になるだけかと。今なら説教が半刻増えるだけで勘弁してくれるでしょう。夕方まで延ばせば余計に説教時間が長くなりますよ」
「主様も、梅や鞠と同じことを言うのか!どの道説教の時間が増えるなら徹底的に逃げてやるのじゃ!」
「・・・確実に追ってきますよ」
「それでいいのじゃ!さあ、主様。楽しもうぞ!」
アキラの腕をつかみ、自分の自慢の胸の谷間に入れて引っ張った。溜息を吐きながら、結局一葉のわがままに付き合うことにした。
躑躅ヶ崎館のアキラ隊の部屋にて、雫が歌夜に訊ねていた。
「歌夜さん。一葉様はアキラ様を連れて城下に行ったという事ですね」
「間違いないです。詩乃さん達から逃亡しているとは思いませんでした」
「アキラ殿と二人っきりでいることが嬉しかったのでしょう」
「「「「「羨ましい!」」」」」
アキラ隊一同。全員、悔しい顔をした。
「私達も黙っていられません。庵樹さん。アキラ様はもう大丈夫なのですね?」
「ああ。ほぼ病はなくなった。後一日くらい時間は必要だけど、順調に回復しているよ」
「ありがとうございます。いいですか皆さん!必ず一葉様を捕まえ説教をします。そして、今夜は徹底的にアキラ様に抱かれましょう!」
「「「「「おう!」」」」」
詩乃の言葉を聞き、全員がやる気を出した。一葉のみならず、アキラのお仕置きも決定した瞬間だった。
「・・・いや。だから、あと一日安静が必要だと」
「庵樹、諦めろ。もう、聞こえていない」
時人の突っ込みを聞き、全員に対して呆れの眼差しを送る庵樹だった。
「あれ?どうしたの、とっても騒がしいけど」
「なにかありやがりましたか?」
そこに二人の姉妹がやってきた。
体に寒気が走り、震えるアキラ。
「どうしたのじゃ?主様」
「いえ・・・何やら嫌な予感がして」
「ふむ、ほれ!なら、余が抱いて温めようぞ」
皆が見ている中、抱き着いてきた。
「ほれ。あ~んじゃ」
「・・・はいはい、あ~ん」
途中で買った団子の最後の一個をあ~んで食べさせた一葉は満足そうにしていた。
「おや?主様、口に団子の粉が残っておる。どれ、余が」
顔を近づけて、キスで舐め取ろうとした・・・のだが。
「ああ!一葉様!見つけました!」
「公方様!さあ、覚悟してくださいまし!」
「今、接吻しようとしましたね!覚悟を!」
そこにころと梅、朱雀が二人を見つけた。
「全く、いいところで・・・まあいい。腹ごなしじゃ!」
「どんどん騒ぎが大きくなっていく気が」
アキラの手を掴み、そのまま逃亡した。
「ころさん!皆さんに連絡を!」
「私達は後を追う!」
「分かりました!」
「さあ、急ぐぞ主様!」
「・・・誰のせいでこんなことになったと」
そう言いつつも、アキラはそのまま付き合った。狭い路地を入るなり、隠れるなりして、三人をまくことに成功した。
「これからどうするのですか?あの三人から逃げられたということは、詩乃達は次は本腰を入れて私達を捕まえに来ますよ」
「じゃな。そうなると、このままでは少し不安じゃ」
「じゃあ、あきらめますか?というかそうして欲しいのですが」
「そんなことするわけなかろう!でも、装備が今一つじゃからな」
一葉はある方向に向かって歩き出した。やれやれと思いながら後を追った。
その頃の館では、詩乃達が焦っていた。
「え?いなくなった?」
「はい。一応アキラ隊の草を使ったのですが、見つからないと」
小波の言葉にムムムと唸る両兵衛。
「いったいどこに・・・」
「公方様は楽しんでいるし、共に行動しているのはアキラ様のみ。私達の監視は見られてなんぼな方です。その方がいなくなったとは・・・」
一葉を誰よりも知っている幽の意見には皆も頷いた。
「とりあえず、あの三人にも注意深く探すよう伝えてくれますか?」
「っは!自分も探しに行きます!」
「私も行く」
詩乃の指令に、小波と各務がいなくなった。
「いったい、お二人はどこに行ったのでしょうか」
「そうでやがるな。夕霧の予想だとこの当たりかと」
「そういった大きな通りより、こうした細い道から更に逃げ道を作り出すお方です。ここら辺も捜索した方がいいかと」
「すごいですね、公方様・・・分かりました。伝えておきます」
幽と夕霧は街の地図で何か所か指し、それを見た雫が句伝無量で伝えた。
その二人がいる場所はというと
「一葉・・・これはいくらなんでも予想外ですよ」
「ははは!そうであろう!」
「詩乃達もまさか戻ってきてるとは思わないでしょうし」
「策の裏をかくのが、戦いの基本だろう?」
いや、かきすぎでしょう。と心で突っ込んだ。二人がいるのは何と躑躅ヶ崎館。つまり彼女らのいる本拠地に戻ってきたのだ。さすがにこれは彼女らも、そしてアキラもまた予想外すぎて、戻ってきたときは唖然とした。
「装備を整えるためだけに戻るとは考えませんでしたよ」
「どうじゃ!すごいじゃろう!」
「ええ・・・心からすごいと思います。大胆を飛び越えたあなたの行動力に」
「ふふん!後・・・余の裸はどうじゃった?感想を聞きたいのじゃが」
戦闘服にした際、彼女の裸体をしっかり拝んだことに気づかれていた。
「・・・今聞きます?」
「今じゃ!」
「・・・やれやれ、襲いたかったですよ。あなたの体は魅力的過ぎて」
その感想を聞きたがる一葉に、半分嘘半分本音で賛美した。
「いやっほ~~!やったやった~~!(((o(*゚▽゚*)o)))」
「あら一葉様、ずいぶんご機嫌ね」
喜んでいるところに美空がやってきた。
「美空か。済まんが、今日の主様は余のものじゃ。やらんぞ」
「いいわよ。私はもう・・・いいえ、何でもないわ」
先日抱かれたことを思い出し、顔を赤らめた。恥ずかしがる美空を見て、すぐ一葉は分かった。
「なるほどのう~。なおさら今日はダメじゃぞ!」
「分かったわよ。楽しんできなさい」
「では行こう!主様」
「ハイハイ、捕まるまでお付き合いしますよ」
美空に手を振って、館の門に向かっていった。
美空と会ったアキラ隊は、彼女から話を聞いて絶句した。
「ま、まさか、ここに戻ってきてたなんて」
「これは、さすがに思いませんでしたぞ」
一番が長い幽もさすがにこれは意外すぎた。
「へ~そういうことだったの。アキラを独り占めしているからとっても機嫌がよかったわよ」
「あの、美空様。どこに行くとかは言ってなかったですか?」
「言ってないわね・・・それで、どうする?私達も手を貸してもいいけど」
そのニヤリは明らかにそれ以外の事もするぞ。と言っているニヤリだ。
「私達も今手を打ってますが、打つ手なしになった時はお願いします」
「いいわよ~~、じゃ、準備してくるね~~」
詩乃の頼みに笑顔で答えて、去っていく美空。
「いいのですか?長尾の手を借りることはないと思います」
「公方様を追いつめられる!という感じで嬉しそうに出ていきましたな・・・某も雫殿と同意見なのですが、詩乃殿はどうして手を借りようと?」
「断ってもあの人は出ますよ。公方様同様、楽しいことに首を突っ込んで大騒ぎしないと気が済まない人ですから・・・なら、監視がある状態にした方がいくらか手の打ちようがあります」
雫と幽は詩乃の判断に疑問だったが、その答えを聞いて納得した。
「そういう事ですか」
「確かにそうですな・・・京にいた頃は目を離した隙に二人していなくなって、気づけば楽しかった的な感じで戻ってきてましたからな」
「・・・何をしてきたのか想像できるあたり呆れます」
詩乃と幽の想像は、倒した無頼漢達の財布を強奪している二人だった。
「それなら詩乃殿の言う通りにした方がいいですな」
二人して重いため息を出したときに梅からの報告があった。
「鞠さんから報告です!ハニー達を見つけたらしいですわ!」
呆れながら走るアキラと嬉しそうに走る一葉。その二人を追うのは
「待ちやがれです!」
「待つの~!」
「ま、待ってくださいよ~」
「逃がすか!」
綾那と鞠、ひよに時人だった。
「ほう、中々逃げがいのあるメンツじゃのう!」
「時人まで出ましたか」
本来の時人の速さを使えばすぐ捕まるが、多くの人の小さな間という間を潜り抜けながら逃げているため、複雑に動くことが慣れてないのか本来の速さを出せず、まだ捕まえてない。だが、それも時間の問題だ。少しでも人が少なくなれば時人の速さは短くても発揮できる。アキラはそれを知っていた。
「どうします。このままじゃ捕まりますよ」
「なら、ここじゃ!」
曲がり角を曲がったすぐ後で、藁を自分達にかけて隠れた。同じ場所にやってきた四人達。
「あれ?どこに行ったです?」
「いなくなりました・・・」
「う~ん。そんなすぐにいなくなるものか?」
「・・・くんくん。あ!アキラの匂いがするの!」
三人が?を出している中、鞠がアキラの匂いを嗅ぎつけた。
「・・・あ!確かにするです!」
「はい!向こうから匂いがするね」
綾那とひよもまたその匂いに気が付いた。
「えっと、何でそんなものが分かるんだ?」
「時人は分からないですか?」
「アキラ隊の皆は、全員アキラの匂い知っているよ?」
「いない時でも探し当てられるように覚えました!」
匂いが分からない時人は唖然とした。
『ある意味とんでもないな・・・待てよ?ほぼ全員と言ったな。一葉はともかく歌夜や幽まで匂いを覚えているのか?アキラの匂いってこいつらからすれば麻薬みたいなものか?それとも・・・』
「ここです!ここにアキラ様の匂いが!」
「今じゃ!」
二人の隠れている藁に近づくと、一葉が藁を四人にかけた。時人は考え事をしていたため、完全に不意打ちだった。
「うひゃあ!」
「え?何だよ!」
「うわーん!」
「真っ暗です!」
「行くぞ!主様!」
「やれやれ、すいません、四人とも」
一応謝罪を言って、再び逃げだした。
四人から見失った。という報告を受けて、更にムムムとなった。
「時人でも捕まえられなかったのかい?」
「ちょっと、考え事をしててな・・・」
「でも、出せる限りの手はもう出しましたぞ」
「ええ・・・仕方ありません」
お守りを手に持ち、句伝無量で美空達に報告した。
「ここから美空様が、アキラ様達をどう追いつめるか。ですね」
「私達が出る幕はありません。とりあえず、状況を見ましょう」
「ですな」
三人がそう言うと、時人は質問をした。
「なあ、ちょっと聞きたいんだが。皆ってアキラの匂い、知っているのか?」
「匂いですか?もちろんです」
「はい。いつも嗅いでますし」
「某も越後からですが、それをするのが趣味になりましたな」
三人とも肯定だった。更に聞こえていたほかの皆も肯定だった。
「・・・そうなのかい?」
「ええ、いない時も居場所を確認できますし」
「ご、ご主人様をお、想って・・・あの、その」
「その匂いで慰めてる」
各務の言葉に全員が頷いた。そう、幽ですらだ。庵樹と時人は言葉を失った。
「・・・すごいくらい皆ってアキラにべったりなんだね」
「ああ。ここまでとは思わなかった」
「これが当たり前です!」
詩乃の堂々と言った言葉に再び言葉を失った二人だった。
街にいる美空はとても嬉しそうだった。
「うふふ!公方様を追いつめる機会が来るとは思わなかったわ。楽しくなりそう!」
「・・・御大将、趣味悪いっす」
「いいじゃない。秋子もいないし、空も愛菜も今は館の案内を受けているし。楽しめることは楽しまないと!」
「・・・どうなっても知らないっすよ」
「どうとでも言いなさい!さあ、行くわよ!」
柘榴のジト目をまったく気にしない美空。兵に指示を出した。
その事にすぐ気づいたアキラ。人気のない狭い路地に身を潜めていたが、気配で感づいた。
「長尾まで出たみたいですね・・・壁の向こうに松葉の気配がします」
「ほう、ついにあやつまで出たか・・・ふふふ、燃えるわ!」
笑顔で嬉しそうに言った一葉。だが。これはまずい展開になった。アキラも自分の隊が相手だからまだ付き合っていた。それなら国主の光璃からちょっと説教くらう程度と踏んでいたが、美空まで出てくるとは思わなかった。
『全く、やばいですよ。私の出来ることは一つだけです』
「じわりじわり追いつめられている感がある。さすがは美空じゃ。ここが見つかるのも時間の問題じゃな」
「なら、一つ案があります」
「案じゃと?」
一葉の言葉に頷いた。
館では、美空の兵の置き方に詩乃も雫も感心していた。
「すごいですね・・・隙を与えない兵の置き方です」
「ええ、これではアキラ様も一葉様も手が打てないでしょう」
「両兵衛がそこまで絶賛するほどとは。それで、お二人はどうすると思いですか?」
「元々アキラ様は巻き込まれた立場。アキラ隊だけだったから付き合っていたけど、美空様まで来るのはさすがに計算外でしょう」
「ですから、おそらくやれることは一つだけかと」
詩乃も雫もアキラのやろうとしていることを読んでいた。
「なるほど、では某達も参りましょう」
幽の言葉に皆が立ち上がった時だ。
「お待たせ~。連れてきたよ~」
「・・・何の騒ぎ?」
最後の守護神が登場した。
アキラが一葉と、美空達を連れてきたのは御刺使川だった。
「これしかないでしょう」
「うふふ。アキラ、最高の場を用意してくれてありがとう。愛しているわ」
「ここならガチでやっても問題ないからのう。主様は渡さんぞ」
美空と一葉は既に刀を抜いて火花を散らしていた。民に迷惑のかからない場所まで一葉と美空と長尾勢を連れてくるのが、アキラにできる精いっぱいだった。
「お願いですからガチだけはやめてくださいよ」
「「わかっておる(いるわ)!」」
それを聞き、どうせすぐ忘れる。のわかっておる。と思った。
「アキラさん。すいません、あの御大将を止めるのはできません」
「ごめん」
「いいのですよ。力づくでもあの三人に謝らせなかった私が悪いのですから」
柘榴と松葉の言葉にアキラも謝罪した。
「さあ、やるわよ。一葉様」
「うむ!いくぞ!勝った方が今夜主様と子作りじゃ!」
本人が了承してないのに勝手に景品にされた戦いが始まった。
四半刻くらい経過した。二人とも互角の戦いだった。
「うふふ、準備運動はここまでよね」
「ああ、ここからじゃ!」
それを聞き、確実にやばい展開になると踏んだ。
「やめなさい!ここまでです!」
「「いやよ(じゃ)!」」
制止を試みたが、二人は無視した。
「本当に、やめる気はないのですか?」
「当り前じゃ(よ)!」」
二回目の制止も無視した。二人はお家流を発動させる体制に入った。
「・・・しょうがない」
二本の刀を抜いて、二人の前まで歩いて行った。
「どくのじゃ!主様!」
「そうよ!どきなさい!」
「最終確認です。やめないんですね」
「「うむ(ええ)!」」
「分かりました。では・・・」
刀をそれぞれ二人に着ける足利・長尾の当主が氷漬けになった。柘榴や松葉、長尾の兵は大将と一葉が氷漬けになったことに唖然とした。
「その中で反省しなさい。仏の顔も三度までです」
アキラの顔には青筋があった。それなりに怒っていたようだ。
詩乃や雫のアキラ隊。そして、守護神光璃が到着したときには、
「何てことをするのじゃ!」
「そうよ!嫁を氷漬けにするなんて何考えているのよ!」
アキラに文句を言っている一葉と美空の姿があった。二人とも何とか力づくで脱出した。
「あなた方がやめないからです。どうです?反省しましたか?」
「「主様(アキラ)が反省しろ(しなさい)!」」
「・・・何やっているの」
二人の後ろから光璃が声をかけた。その声を聴き、ビクッとする。
「お家流だして、この辺をボコボコにしようとした二人を止めました」
「な、何を言っているのじゃ主様!」
「そ、そうよ!そんなことをするはずが」
「本当は」
冷や汗を流す一葉と美空だが、光璃の言葉に
「「辺りがどうなろうと、徹底的に戦うつもりだったわ(でおったわ)!!」」
ドヤ顔で堂々と言い切った二人。
「そう」
「「・・・あ」」
近寄ってくる光璃に後ずさる一葉と美空。
「二人とも・・・・・・っめ!」
「「う、ご、ごめんなさい」」
素直に光璃に頭を下げる二人。
「すいませんでした、光璃。私が早いうちに止めればよかったのですが、まさか美空まで参加するとは思わなくて」
「いい。その代わり、今日は一緒に寝る」
「分かりました・・・奥様のおっしゃるがままに」
光璃の手にキスをした。真っ赤になって、今度は光璃がアキラの手にキスをした。
「ちょ、ちょっと待ちなさい!今夜は」
「そうじゃ!余と美空が」
「何か?」
「「何でもありませんです・・・はい」」
今度は土下座になった。光璃の底知れないプレッシャーが二人をそうさせた。
その様子を見ていたアキラ隊と美空を連れ戻しに来た秋子。
「今日はたっぷりアキラ様に抱かれる予定でしたのに」
「これは諦めるしかありませんね」
「・・・残念」
「よかった。光璃のとこならあいつも安静にできそうだ」
アキラ隊の残念そうな顔のメンバーと、安静にできることが分かりホッとする庵樹。
そして、その日の夜。
「光璃。あなたの体、全てを愛します」
「うん、ありがとう。アキラ・・・私も、アキラの体、全部愛する」
最後に登場した光璃が漁夫(アキラ)の利(あい)を得た。彼女にアキラをとられたことに、皆悔しがりながら眠りについた。
もちろん、
「幽よ、眠たいのだが」
「説教が終われば寝ていいですぞ。だが、途中で寝たら起こしますが」
「秋子!いつ終わるのよ!」
「この際ですので、今までの分全部やらせてもらいます!」
この二人は、なが~~い説教を受けることになったとさ。ちゃんちゃん♪。
どうでしたでしょうか?アキラ隊の皆はほぼ全員匂いを覚えて、オ〇〇ーをしていました!光璃のっめ!は地味に心に響きそうだな・・・。
ここで七章終わりです!とりあえず、まだ残っているエロ修正予定の話を終わらせてから八章に入りたいと思います。
八章は少し先になります!一応タイトルだけはここで発表します!『連合集結・駿府侵攻編』です。ついに、最初の妻と再会です!