※この作品はR-18です。

戦国恋姫 盲目のサムライ   作:一日三食MEN

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 御休みなさい!三MENです!・・・ぐ~~。

 ついに来ました!エロ修正終了!・・・でも、実はエロの修正をまだ続けます!そのことに関しては後書きを見てください!

 さあ、新章開幕です!ここからはオリジナル設定もそれなりにありますので、それもご了承の上でお願いします。


第八章 連合集結・駿府奪還編
八十振り目 会いたくて・・・


 これは今から始まる話の数日前の話。久遠から金柑と呼ばれる女性が京の五条大橋の前にいた。とても険しい顔をしていた。

 「出迎えご苦労」

 「・・・・・・」

 「どうした?わが手駒よ」

 「私は、あなたの手駒ではない!」

 そこにやってきたアキラが三流と呼ぶ男。そして、鬼を操る黒幕。

 「我に歯向かうつもりか?」

 「・・・思い出しました。私の消されていた記憶。あなたが私の記憶を消して、私に変な思い込みをさせた」

 「ほう~、よく思い出したものだな」

 「私には使命などなかった!外史からやってきた私に、生まれた時から明智十兵衛光秀と思わされ、自分が解放されるにはアキラ様が元凶でありその者を・・・殺すという使命を持った思い込みの記憶を植え付けた!・・・私の愛する男性に」

 「くくく、愛する男性?面白いものだな。殺すべき男を愛するとは」

 「そう思わせるようにしたのは!吉野、あなたです!」

 彼女がここまで怒りに燃えた顔は、初めてだろう。愛するアキラを殺す使命の記憶を植え付けられたのだから当然かもしれない。

 「神たる我が使ってやったというのに、それを裏切るとはな」

 「ふざけないでください。使命と思い込んだ時も不思議だった。何故、この使命にこだわる必要があるのか・・・だけど、アキラ様に会って分かった。勝手に思い込んだことに、そうしないと自分が自分でなくなると思ってしまったから」

 彼女の愛剣を抜いて、黒幕・吉野に向けた。 

 「でも、努力することが大事だとわかった!アキラ様は死に物狂いで努力を繰り返し続けた・・・あの人の背中を見たことあります?命を懸けて、前に進むために死に物狂いで努力をするあの人の背中を!・・・その背中を見たからこそ使命はない。いや、いらないとわかったのです。自分も努力しないといけない、あなたのように自分は楽して全部やらせているだけではだめだと気が付いた!」

 「そして、愛したというわけか?ふん、くだらん。努力?そのようなもの神たる我に必要ないものだ。王たる我に必要なのは」

 笑い顔になったと同時に百、いや五百を超える鬼が吉野の後ろに現れた。

 「この鬼共の操る力と、この日の本という国のみ。くくく、さあ止められるかな?」

 後ろにもどんどん鬼が出ていた。既にその数は既に千はいる。

 

 「私は、自分自身に、久遠様に、そしてアキラ様に誓った!必ず生きてあの人の元に戻ると!そして・・・アキラ様の妻になると!」

 

 そう叫び、剣が光輝いた。襲ってくる鬼にエーリカは単身で戦い始めた。

 

 

 躑躅ヶ崎館の一室。

 「今日、ついに来ましたね」

 アキラが一人で呟いていると、ひよところがかけつけてきた。

 「今日なんですよね!やっと、やっと・・・」

 「長かった。本当に長かったですよね」

 二人が興奮している。でも、それは無理もない。何故なら、

 

 「ええ、やっと会えます。久遠や皆にね」

 

 同盟の一員となった武田。その武田の本拠地躑躅ヶ崎館に織田・浅井・松平の同盟連合軍がやってくるのだ。その事を知ったのは実は昨日だった。光璃との閨をした次の日に、評定の間でその事をアキラ隊全員に伝えたのだ。サプライズとして隠していたみたいで、アキラのびっくりした顔を見て武田家一同ニヤリとしたのは新しい記憶だ。

 「久遠様や真琴様とも会えるんですね!」 

 「もう、朝から興奮しぱなっしですよ!」

 「ははは。さて、行きますか」

 「「どこにですか?」」

 「正門ですよ。誰が最初に来るかは見当がついているので」

 その言葉にひよところもわかったので、いってらっしゃいと見送った。

 

 躑躅ヶ崎館へ向かう同盟軍内では。

 「殿、何か御用でしょうか?」

 「自由になりたい。隊の指揮を頼む」

 久遠が壬月に指揮を頼んだ。彼女が了解すると、久遠が先に走っていった。そこに白百合がやってきた。

 「おやおや、一刻も早く会いたいようじゃのう~」

 「それもそうだろう・・・麦穂、行くなよ」

 「う、わ、わかっています!」

 顔を赤くして、俯く麦穂。

 「馬の腹を蹴ろうとしていたくせによく言うな」

 「かかか!女として愛を持つ姿を見ると、少し羨ましいのう」

 「何の用だ?麦穂をからかうために来たのではないだろう」

 「ああ。この遠征、信州くんだりまで来た理由を聞きたくてのう。わざわざ旦那に会うのが理由なわけないであろう?」

 梟雄の目を光らせて壬月に聞いた。

 「もちろんだ。でも、それは殿から聞け。我らからは言えん」

 「やれやれ、信用されずか」

 「仕方ありません。殿と私と壬月様。留守番のあの人の四人だけの内密でしたから」

 「あの異人殿か。ふむ、大丈夫かのう?」

 「どういう事だ?」

 白百合の言葉に耳を傾けた二人。

 「あの化け物。最近いろんなところで姿を現してはすぐに消える。しかも、その情報が以前よりもどんどん耳に入る。どれが現実なのか、虚なのか・・・それが分からないのだ」

 「殿も、我らも、似たような考えを持っていた。だが、それはあの者が答えた。かつての自分の姿を。でも、今は違う」

 「ええ。あの人は殿を・・・いえ、アキラ様を裏切らない」

 麦穂の言葉にニヤニヤする白百合。

 「なるほどのう。そこまで誑されたという事か、異人殿は」

 「まあ、そうだが、その誑しが功を生んだということだ」

 「・・・今回ばかりは文句が言えません」

 「全てはアキラに会ってからだ。それまでは我慢しろ」

 「・・・そうじゃな。それからでも遅くはない。我も正直言ってあやつと会うのは楽しみじゃからのう」

 その言葉を聞き二人は唖然とした。一瞬だったが、仮面を外した白百合の笑顔を見たような気がしたからだ。

 『み、壬月様・・・まさか』

 『それはない。アキラとこやつはそこまで親しくない・・・心から楽しめる相手という事だろう。と信じたい』

 二人とも複雑な気持ちを持って、ケラケラ笑う白百合を見ながら馬を歩かせた。

 

 その彼女らの後方では側室の四人が一緒にいた。

 「うふふ。もう少しで、旦那様に会えます」

 「はい・・・本当にようやくですね」

 「それにしてもお兄ちゃんってすごいね・・・大国の当主二人を嫁にするなんて」

 「その噂を聞いたときはびっくりして心臓が止まりそうだったよ」

 「お兄ちゃんの誑しぱわあに堕とせぬ女はいない!ってね」

 市の言葉に冷や汗を流す結菜と真琴。だが、双葉は笑顔で応対した。

 「その誑しぱわあですか?考えてしまいますね」

 「何がです?双葉様」

 「この乱世の中でそれがあったからこそ、長尾も武田も同盟に入れることができましたし。こうして平和に顔を合わせることだってできました」

 「・・・そう言われるとそうですね。武田と長尾は溝の深い因縁があったのに、それを埋めてしまったのですから」

 「うんうん!さあ、もう少しでお兄ちゃんに会える!私達だって妻なんだから、たっぷり甘えようねまこっちゃん!」

 「そ、そうだね(てれ)」

 三人の話に思わず本気になりかけた結菜。

 「で、でも、双葉様。これから先、忙しくなりますよ」

 「忙しくですか?」

 「はい!さっきの話に出てきた当主二人、長尾景虎に武田晴信がアキラの嫁になりましたが、二人だけを嫁にしたとは思えません!」

 「そうだね!景虎さんの娘さんも誘拐されてた時に誑されて、多分妻になりたいと言ってそうだし」

 「武田晴信には二人妹がいて、二人も言っていそうな気がするよ」

 浅井夫婦は鋭かった。その通りだった。

 「そう!奥の仕事が舞い込んできます!私達が奥の管理をしないといけないので頑張らないといけません!」

 「まあ、それはそうですね。頑張りましょうね、結菜さん!」

 嬉しそうに言う双葉に苦笑いの結菜。その様子を見て笑う市に苦笑いの真琴だった。

 

 そして、門の前ではアキラの他に二人いた。

 「・・・・・・」

 「あら?どうしたの」

 「いえ、緊張してしまって」

 「あなたが?どんな時もドン!といるあなたが?」

 「久しぶりですからね・・・わたしも、久遠も」

 「・・・うん。会うの楽しみ」

 アキラのあまりしない緊張に一緒に待っていた美空と光璃が驚いていた。その緊張を無くすためか、光璃に話しかけた。一つ疑問に思っているところがあるからだ。

 「光璃、一ついいですか?」

 「何?」

 「これは策ですか?」

 「?策って何?」

 「うん」

 アキラの短い一言。美空は聞いてないから分からなかったが、光璃は頷いた。

 「そうですか」

 「ねえ、どういう事?」

 「動きやすくする」

 「光璃!ちゃんと説明しなさいよ!私、聞いてないわよ!」

 だが、彼女はそれ以上言わなかった。つまり、今は言えないという事だ。

 「ちゃんと後で説明してくださいよ。私もおおよそ推測はしてますが、確信に至ってないので話せないのですが」

 「分かった」

 「・・・まあ、いいわ。ちゃんと後で言うならね」

 美空も納得してそれ以上の追及はしなかった。その後、美空が駿府の事を確認した。アキラも気になっていることだが、光璃にとって苦しいことなのであれ以降はあまり言わないようにしていた。

 「あまり、よくない」

 ただそれだけだった。でも、その一言が相当危険な段階まで来ていることを物語っていた。美空も理解したため力を貸すことを伝えたら気味悪がられて、それに切れて文句を言おうとした時だった。

 「お兄ちゃん~。お姉ちゃん~」

 薫が馬に乗ってやってきた。

 「あら、薫。先触れの人が来たの?」

 「うん!そのことを伝えに来たの!」

 「どんな人だった?」

 「それがね、ちょっと怖い感じがするけどとっても美人さんなの!目もまるで炎が入っているくらいに熱い感じがして、髪も声もとっても綺麗な人なの!」

 『・・・やっぱりですね』

 薫が先触れの人の特徴を話した。その特徴にアキラは案の定と思った。

 「ねえ、織田の先触れ。アキラは誰だと思う?」

 「気になる」

 二人の視線がアキラに向いた。そのアキラは笑顔で答えた。

 「怖い感じだけど美人。目に炎が入っていて、熱く感じる。髪も声もきれいな女と言ったら一人しかいないですよ」

 少し歩いて道のあるところで止まった。三人はじっと聞いていた。

 「先触れは」

 その時に馬の蹄の音が聞こえた。どんどん近づいてくる。

 

 「織田家当主。そして、私の最初の妻。織田三郎久遠信長ですよ」

 

 蹄の音が止まったと同時に、

 

 「アキラ!」

 

 馬から久遠が飛び降り、アキラに抱き着いた。

 「アキラ、アキラ!会いたかった。ずっと、ずっと」

 「私もですよ。あなたの事、毎日考えていました」

 やっと会えた嬉しさに久遠は泣いた。そんな久遠を抱きしめ背中をたたいた。

 「我を、我を、放って、お前というやつは」

 「離れませんよ・・・絶対にね」

 「ほ、本当、本当だな・・・う、ううう」

 アキラの温もり、アキラの声。アキラの愛を受けて久遠が涙を流していく・・・その時だった。

 

 「「こほん(-_-メ)」」

 

 二人の妻がワザと咳払いをした。それを聞いて、アキラは美空・光璃・薫がいたことに気づき、久遠は誰かが見ていたことに気が付いた。

 「初めまして、織田久遠殿」

 「どの」

 「睦みあいの最中で申し訳ないわ。気持ちも理解はできるけど・・・でも、こっちも限度というものがあるの」

 「離れて・・・はやく、アキラから」

 笑顔だけど冷たい視線の美空と頬を膨らませてむーっとした視線の光璃が見ていた。

 「いや~、嬉しさのあまり忘れていました」

 「あ、あ、あああ!い、いつから」

 「「最初から」」

 見られた恥ずかしさに真っ赤になった久遠だが、二人が自己紹介をすると久遠も妻から国主の顔に戻って二人に自己紹介をした。ただし、

 

 「「「(バチバチバチバチ)<(`^´)>」」」

 

 アキラの妻である三人はともに負けず嫌い。自分が一番の妻という考えを持っているのか、三人で火花を散らしていた。

 

 『何故でしょう。久遠の背中には鷹が、美空の背中には龍が、光璃の背中には虎が見えるのは・・・幻覚でしょうか?』

 

 「あはは、お兄ちゃんの取り合いになっちゃったね」

 幻覚が見えて背筋がひやっとしていると、アキラのそばに寄る苦笑いの薫。

 「ええ。夫としては嬉しいですが」

 「でもこうなるのはしょうがないよ。お兄ちゃんの一番になりたいんだもん」

 「まあ、気持ちはわかります」

 アキラもまた狂の事を誰よりも知っている。自分が一番わかっている。そういう時もあったから何となくだが理解できた。

 「この人を誰よりも分かっている。誰よりも知っている。誰よりも理解している。そういう気持ちは自分が一番と思ってしまいますからね」

 「ここにいないアキラ隊の皆や他のお嫁さんの人達だって、そう思っているよ」

 「・・・そうでしょうね」

 自分に抱かれて幸せそうな顔をする彼女達を見てきたから、アキラも頷ける。

 「でも、お兄ちゃんの事だから全員が一番と思っているんじゃない?アキラ隊の皆を全員平等に抱いていたのを見ると・・・羨ましかったな~」

 ちょうど考えていた事を言われ、言葉が詰まりそうになった。

 「それを言われると・・・最後になんて言ったのですか?」

 「う、ううん!何でもない!でも、とても難しいことだってわかったでしょう」

 「でも自分自身に決めた想いであり、皆が私を想ってくれるなら全力で答えたい。そう決めました」

 久遠があの御免状を出した時点で決めた信念。彼女も本当は結菜の二人だけでアキラを愛したかったはず。でも、自分の信念の為に決めた決断。なら、その信念を尊重するのが久遠を愛すると決めた夫としての信念と思ったから、自分を愛する女性は全員愛すると決めた。 

 「全員を愛する。聞こえとしては誑し男全開ですが、気持ちは本気です」

 「・・・大丈夫。お兄ちゃんの本気、薫もわかるよ。だって」

 そう言うと、薫がアキラに抱き着いた。

 

 「薫だってお兄ちゃんの事大好きだもん!薫もお兄ちゃんのお嫁さんになる!」

 

 いきなりの薫の告白。アキラは唖然とした。

 

 「な!」「ん!」「と・・・!」

 

 火花を散らしていた三人も、いきなりの妻が増えたことに絶句した。 

 「お兄ちゃんの奥さんが増えること。薫は全然気にしないよ。お兄ちゃんが薫もしっかり愛してくれるとわかったから!」

 「・・・・・・」

 アキラはいまだ意識が飛んでいた。薫がそのアキラの手を握って館に入っていった。

 「さあ、先に行っていよう!お兄ちゃん!」

 

 残った三人。

 「・・・うすうす空と似たような感じがしていたけど・・・光璃、気づいていた?」

 「うん。でも、止められなかった」

 「文句が言えないわね」

 自分の娘も同じだから、強く出れない美空だった。

 「長尾、武田よ。そちらの勢力では自分以外にどれくらい嫁がいる?」

 「うちの方は・・・秋子に貞子。空に愛菜に松葉も怪しいわね。五人かしら」

 「うちだと、薫に夕霧に春日。粉雪と心・・・うちも五人?」

 人数を聞いて言葉を失う久遠。

 「そ、そんなにか!・・・あやつは、どうして自重できんのだ!」

 「全くよ・・・しかも、まだまだ増えそうだし」

 「うん、断言できる」

 光璃の断言には否定できない二人。

 「そっちはどうなの?ちゃんと話してね」

 「歩き巫女から報告は受けているから嘘はダメ」

 「ああ、ちゃんと話す・・・ぷ、ふ、ふふふ」

 そうやって話していると、久遠が笑い出した。

 「どうしたのよ?いきなり笑って」

 「???」

 二人の目を見てしっかり本心を話した。

 「我はお主達に会うまで不安だったのだ・・・アキラを勢力拡大のための道具として使われていないかと。でも、心からアキラを愛しているみたいでホッとした」

 「う!ま、まあ、いい男であることは認めるわ!」

 「うん、アキラ大好き」

 「うむ!我らは同じ妻だ!あやつを共有し合おうではないか!」

 二人とも頷いた。

 

 「光璃、美空。共に、天下を治めようぞ!」

 「「ええ(うん)!」」

 

 織田、長尾、武田。三家がついに合流を果たした。

 




 久遠、アキラと再会!エーリカ、記憶を取り戻し元凶と対決!の話でした。エーリカはアキラへの愛とアキラの努力の背中を見て、自分の進むべき道を見つけました。そして、吉野が来るとわかっていたからこそ京を守るために残ったのです!吉野に記憶を消されて偽りの記憶を持たされたのはオリジナル設定のつもりですが、原作でもそれっぽかったので半オリジナル設定・・・かな。

 そして、前書きに書いたエロ修正の件ですが、正確には自慰追加です。三章くらいまではそれぞれのキャラに自慰をしているシーンもそれなりに書いていたのですが、四章になったらあまり書かなくなってしまったので、それを書こうと思います。
 ですので、それもまた書き終えたら活動報告に書きますのでそれもまたお楽しみに!

 後、この章ですが・・・多分間章の方が多くなると思います。エーリカと沙綾以外はほぼ全員揃ったので原作以外のオリジナル間章もかこうと思ってますので・・・そちらの方もお楽しみに!
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