二度寝が当たり前!三MENです。
前にもこんなこと書いた気が?気のせい?
では、今回は久遠との一日デートです!デートと言えば当然・・・ですよね!
準備もほぼ完了となり、駿府への出陣もあと三日となった。その日は久遠と一緒にお茶をと思い、彼女の部屋に赴いた。
「久遠、いますか?」
「あら、旦那様」
「お兄ちゃん!ほら、入って入って!」
「お前の部屋じゃないだろうに」
「兄上!」
「お兄ちゃん!」
彼女の部屋には、久遠の他に市に双葉、更に夕霧と薫もいた。
「おや、夕霧と薫もいたのですか」
「親睦を深めるためでやがる」
「そうなのですよ、旦那様」
「今思ったけど、夕霧お姉ちゃん以外はお兄ちゃんの奥さんだね」
薫の言葉に久遠が笑った。
「ははは、そうだな。ここだけで四人もいるんだな」
「これこそ、お兄ちゃんの誑しぱわあだね!」
「誑しぱわあ?」
「・・・女を誑して、蕩けさせて、骨抜きにして、抱かれてとろとろになり、気づけば私に依存するくらいべたべたになる力。とでも言いたいのでしょう?」
アキラが確認したら、見事に頷いた市。すると、
「ほう~、そんな力を持ってやがりましたか」
「うんうん!私や光璃お姉ちゃんもそのおかげで大好きになったんだね!」
「はい。旦那様に抱かれること、愛されることがとても嬉しいです」
「・・・まあ、その変な力のおかげと言うわけではないが」
「もう~、お姉ちゃんったら!素直に嬉しいって言いなよ~」
皆が納得してしまった。
「そ、それで、何の話を?」
「兄上が尾張や美濃ではどんな活躍をしていたのか?を聞いてやがりました」
「お兄ちゃんって、たくさん活躍したんだね!」
「そうですよ。辛そうな久遠に接吻したり、ショボンとする久遠を抱きしめたり、苦しそうな久遠に愛を見せあった「そんなことは話してない!」?あれ、違いました?市、どうです?」
「残念だけど話してないね・・・でも、それは本当だよね!お姉ちゃん!」
アキラの問いに市が肯定した。久遠も、本当にしたので反論が出来なかった。
「久遠殿、兄上相手なら仕方ないでやがるよ」
「そうだよ。薫も、先日・・・その」
「か、薫!ま、まさかあの後!」
「え、えへへ」
薫の思わぬ告白に夕霧が驚いた。
「お兄ちゃん、相変わらずだね」
「それが、旦那様です」
「市からだと皮肉に聞こえますが、双葉からだと褒められているように聞こえます・・・どっちでしょうか?」
「ハッハッハ、一本取られたなアキラ!」
さっきの仕返しとばかりに笑う久遠。その後も彼女に責められ続けた。
話が終わると、皆出て行き久遠と二人っきりとなったが、言葉が出なかった。お互い言いたいこと、伝えたいことたくさんあるけど、こういう時ほどそれが出てこないものだ。
「久遠」
「アキラ」
同時に名前を呼び、気まずくなった。
「あ、アキラは何の用だ?」
「い、いえ、久遠の方、から」
「・・・分かった。あ、あ、あのな」
照れくさそうに、少しずつ口を開いていった。
夕霧から馬を借りられるから二人で久しぶりに乗らないか?とのことだった。空気と場所が変わればいろいろ話せる、と思い一緒に館を出た。城下を抜けたあたりから
「何か、あなたと尾張を抜け出した時のことを思い出しますね」
「ははは!あの時か。いや~、うまくいったものだな!」
さっきの気まずい空気がなくなり、二人とも笑顔で会話を始めた。
「それができたのは、結菜がいたからこそでしょうに」
「あの時はひよ達もいたが、今は本当に・・・ふ、二人っきり、だ、な」
嬉しそうに話しているが、館を出る前から違和感を感じたアキラ。
「ところで、どこに向かっているのですか?」
「知らん!馬の進むままだ!」
「・・・ぷ、ふふふ。そうですか」
「そうだ!」
久遠が楽しむ姿を見て、違和感の事は忘れることにした。
「やっと来たか」
「やれやれ、随分飛ばしましたね」
途中で彼女が馬を走らせたが、夕霧にも勝ったその腕前にアキラが勝てるはずもなく離されていき、久遠が止まってやっと追いついた。
「追いつけんお前が悪い」
「ごもっともで・・・それで、ここには何があるのです?」
「し、知らん。たまたまだ!」
「馬を走らせたのだって、本気じゃないのに?」
「・・・・・・」
問い詰めていくと黙ってしまった。おかしいと思いながら、馬を走らせる前に久遠がしてきた妙な質問を思い出した。
『尾張と美濃、越後と甲斐、どっちが長く暮らしていた?』
普通に考えて尾張と美濃だ。久遠なら簡単に分かるはずなのに、そんな質問をした。何かを隠し、何かを知られたくないという気持ちがあるという事だ。
「黙っているなら、別のところに行くという事でいいですね?」
「い、いや!わ、分かった・・・せん・・・おん、せん」
その後の説明でこの近くに何個か温泉があるらしく、久遠はそのうちの一つを目指して向かっていたとの事。さっき夕霧から武田家の人間でしか入れない温泉もあるらしく、光璃と薫の夫となったアキラなら入れるから、連れてきたという事だ。
「そういう事だったのですか。ふふ、それならそうと言えばよかったのに」
「そ、そんなこと、い、言えるか!」
「相変わらずですね~、久遠」
「わ、笑うな!」
でもアキラは安心した。これでこそ久遠で、自分の愛した女だと。
『それだけとは思えないですけどね』
久遠がしたあの質問の答えではない。その事を頭の片隅に置いて、目的地の温泉に並んで進んだ。
ある程度進むと、数軒しか家が建ってないところに着いた。
「ここだと、夕霧は言っていたが」
「確認してみましょう」
一軒の家を訪ねるとそこにいる夫婦が温泉を管理しており、アキラの事も川中島での戦いで知っていた。更になぜか二人が来ることも知っていた。
「手が速いですね」
「影武者は姿だけじゃなかった。と言う事か」
薫が既に早馬で知らせていたらしく、温泉は自由に使ってもいいとのことだった。夫婦は引き下がり、アキラと久遠は目的の建物に入っていった。
「久遠、いいのですか?」
「何がいいと言うのだ?お前は」
アキラはそう質問したが、久遠は分かっていなかった。
そう・・・あの質問は、
「あ、アキラ!み、見るんじゃない!」
「いいではないですか。私達は夫婦ですよ」
「いいとか悪いとか!そういう話ではないだろう!」
「だから、確認したのに。やれやれ」
混浴になってもいいのか?と言う意味だった。小谷の時と同じ展開になる。と思ったからこそ聞いたが、彼女は分かってなかった。
「くう、こうなることが予想できたならちゃんと説明しろ!」
「したら、一緒に入れないじゃないですか」
「お前と言うやつは~~!」
今は一緒に露天風呂で、背をつけ合って入っている。恥ずかしがっていたが、少し落ち着いたのかアキラに質問をした。
「なあ、アキラ・・・夕霧達から聞いた。とても大変だったようだな」
「ええ、説明が追い付かないくらい大変でしたね」
すると、また言葉が止まった。その無言の時間がしばらく続いた。
『な、何を・・・話せば』
「アキラ・・・聞いていいか」
何を話すか悩んでいると、久遠がやっと言葉を出してくれた。
「我は田楽狭間から越前まで、お前といた日がとても楽しかった。他愛のない話や大したことない雑談。どんな内容だったかは思い出せないが、とても楽しかったという事だけは覚えている」
「私もそうですね。あなたと出会い、あの越前までの日々は今思い出しても楽しいと言えるものでした」
「だが、越前でいなくなって、ここで再会するまでとても大変だった。麦穂や三若に結菜に・・・我も、お前がいないことがとても辛くて、でも生きていると信じて。そんな風に思い返していると」
「他愛のない話や大したことのない雑談。それらがとても大切なものだった」
繋げたアキラの言葉に頷く久遠。
「お前と再会できたあの時まで、その時間がとても長く感じた。少し考えれば、我達といた尾張・美濃の方が長いことくらいわかるのに」
「・・・そういう事だったのですか」
それほどまでに自分がいなかった越後・甲斐の期間が長く思えたからあの質問をしたのだ。
「やっと、お前と再会できて・・・でも、忙しくて、、やっと、やっと、こうして二人っきりになれたのに・・・言いたいことも、たくさんあったのに、こうしていると、何を話せばいいのか、分からなくなって」
段々トーンが下がっていく。泣きたいけど、悲しいけど、必死に我慢しているような声だった。
「・・・同じですね」
「え?あき、らも、か?」
「ええ、私もいろいろあなたと話したかった・・・でも、二人っきりになると、何を話していいのか分からなくなって」
「そ、う、か」
「でも、こうしているだけで(バシャン!)」
アキラも自分を笑うように話していると、いきなりお湯の跳ねる音が聞こえた。
布団に寝かせ、しばらくすると目を覚ました。
「アキラ、我は」
「どうやら、のぼせたみたいですね」
「そうか・・・っておい!まさか」
自分が着てくる襦袢を見て焦る久遠。
「ええ、私です。あなたが今の状態になってしまったから、緊急と言う事で」
それを言われてダンマリの久遠。
「なあ、ど、どう、だった?」
「どうだったとは?」
「く~~、わ、われ、我の体だ!」
「それだったのですか・・・観音寺城で見た時と同じで美しかったですよ」
「う、そ、それを真っ直ぐ言うか」
のぼせて赤くなった顔が、更に赤くなった。
「水、入りますか?」
「ああ、熱いし欲しいな」
「ええ、では」
湯呑に水を入れたが、渡さないで
「お、おおい!ま、まさ、むう、うう!」
久遠に口移しで飲ませた。ビックリしたが、入ってきた水をそのまま飲んだ。
「ぷふぁ、アキラ、お主」
「悪かったですか?このまま飲ませても起き上がれないようでしたのでこぼしそうでしたから・・・まあ、一番の理由は接吻したかったですけど」
「・・・全くお前は。でも、わ、我も、接吻、し、したかった」
最後のアキラの言葉に、彼女も目を背けながら呟いた。
「では、続けましょう」
「こ、こぼしたら、しょ、承知、せんぞ」
次も、口移しで水を飲ませた。もちろん、奥さんは最後まで抵抗しなかった。水を空にしたところで、口を開いた久遠。
「なあ、アキラ。お前と、ずっと二人きりで、いたいと、思うんだ」
その言葉と火照った久遠の姿に、アキラの心は高鳴った。
「久遠、あなたを、抱きたいです」
「・・・ああ、我、いや、私も、アキラに抱かれたい」
そう言うと久遠は起き上がり、アキラに抱き着いた。
「「ちゅ、つう、ちゅちゅ、じゆ、じゅるり、ちゅぱちゅば」」
そして、熱いキスをした。さっきの口移しはそれだけだったが、今は二人の想いと愛を伝えるためのキスだ。その間に、アキラは久遠の帯をほどいて久遠もアキラの帯をほどいた。お互いの前の体が見えた。
「久遠、やはりあなたは美しいです」
「アキラ、お前のその傷だらけの体。とても、ドキドキさせる」
「私はあなたの体で、こうなりました」
「・・・アキラ、私も濡れてしまった」
唇を離し、お互い視線を下に移動した。アキラの剛直なる刀と、久遠の蜜が止まらない鞘があった。アキラは目を開けてその目で久遠を見た。
「いきますよ」
「ああ」
どうやら、アキラの目が開いていることは雰囲気で気づいてないようだ。
「本当に、久しぶりです。あなたの温もり、あなたの匂い、そして、あなたの愛」
「アキラ、私も・・・お前の温もりに匂い、そして愛を感じたい」
アキラの言葉に覚悟を決めたのか、蜜で濡れ濡れになった刀を鞘に納めた。
「あ、ああ、あああああ!」
「んん!く、久遠・・・ま、まだ、入らない!」
だが、刀が半分までしか入らなかった。
「お、お前、のが、大き、すぎる、んだ」
「あなたの、ですから、こう、なりま、す」
顔を真っ赤にして、アキラの肩に頭を乗せた。その言葉に嬉しさを隠しながら、必死に我慢して・・・ついに
「あああ!はい、った・・・アキ、ラ」
「久遠・・・嬉し、いです」
「わ、私、もだ」
彼女の鞘にアキラの太刀が全部入った。力強く久遠を抱きしめて、再びディープかつ情熱的なキスをした。久遠の胸がアキラの胸に押し付けられた。
「動かし・・・く!」
「ああ、す、すごい、な、何だ!これは!」
アキラの腰が動き出した。その時二人に凄い快楽を襲った。でも、アキラは構わずに動かす。だが動かすペースは乱れている。思わずキスができなくなり、再びアキラの肩に頭を置く久遠。
「久、遠。あなたの、す、すごい。これは」
「お、お前、だって、観音寺城のあああ!う、うう!時とは、全くちが!」
久しぶりの愛する人との営み。だが、その間にアキラはたくさんの妻とそれをやったが久遠はずっとできないまま。その差が二人の快楽を強くしているのだろう。
「でも、でも、久遠。今は」
「ああ!このままで!」
「「ああああ、い、いいい!く~~!」」
腰をどんどん動かしていき、ついに二人の我慢が頂点を達した。久遠の体の中に、たくさんのアキラの想いが入り込んだ。達した時の二人の顔は、今までの中でも最高の笑顔を出していた。
そのまま一緒の布団に寝転んだ二人。
「アキラ、嬉しかったぞ」
「私もですよ。あなたと再び繋がれたことが、心から嬉しかった」
お互い嬉しそうに顔を見合った。
「・・・そういえば、お前の目が開いていたな。真っ直ぐに前を進み、挫折を決してしない眼差しだな」
「そして、愛する人と必ず共にいることを誓った目です。久遠、あなたと共に」
「ふん、我以外にもいるだろう」
「ええ。でも、今の言葉はあなたが一番最初です」
久遠の上にアキラが乗った。
「あ、アキラ!お、おい!まさか」
「ずっとあなたを、抱いていたい。抱きたい、あなたの体をどこまでも愛したい。あなたの心に私の愛を注ぎたい・・・ダメですか?」
せっかく直した久遠の襦袢を再び脱がした。今度は遠慮なしで、全力で愛するために女の快楽のツボを徹底的に責め始めた。
「あ、んん、アキラ。も、もう、そんなに、されたら」
「久遠。もっと、あなたの淫らな、素直な・・・淫乱な姿を見せてください」
胸に首筋、割れ目に尻といろんなところを触り、舐めて、揉み、いじる。
「ああ、ダメダメダメダメ。私、私、もう、滅茶苦茶になる。体が、動けなくなっていく、ああん、ふわふわ、する」
久遠も快楽の余韻が残っているため、どんどん顔がよがっていく。アヘっていく。体の動きも淫らに淫靡に動いていく。
「隠さないで見せてください。その姿を私は愛したい」
「ず、るいぞ。そんなこと、を、言われたら」
「愛する人には、とことん意地悪をします・・・でも、嫌いじゃないでしょう」
「うう、うん(コクリ)」
「さあ、第二回戦です。まだまだ愛を伝えたりない」
さっきの剛直の刀を久遠に見せた。心なしか彼女はさっきより大きく見えた。
「あ、アキラ」
「久遠」
でも、恐れることなくアキラの首に手を回して、そのまま魅惑的な顔でキスをした。そのキスが朝までやる合図だった。
「覚悟してくださいね」
アキラもそれを理解し、久遠の体を徹底的に自身の想いの全てをかけた。
「お前も、全部、見せてくれ」
体中に浴びたその想いを久遠は丁寧に舐めて、口に含んで、自身の鞘の中に入っていくことに悦んで、アキラが満足するまでずっと抱かれた。
「全く・・・こんなになるまで」
「でも、よかったでしょう?」
次の日の朝、温泉からの帰り道。アキラと久遠は同じ馬に乗っている。何故、行きは別々の馬に乗っていたのに帰りは同じ馬なのか?
「お兄ちゃ~ん」
「お姉ちゃ~ん」
そこに市と薫が馬に乗ってやってきた。
「二人とも迎えですか?」
「うん!ってあれ?二頭で行った、って聞いたけど?」
「どうかしたの?久遠様?」
「/////な、何でもない!」
『・・・それは言っているようなものですよ』
何でもないと言ったが、それは自滅だった。
「へ~~、そんなにお兄ちゃんに愛してもらったんだ~」
「よかったね!久遠様!」
「なあ!ち、違うぞ!アキラに腰をたたなくされたのでは・・・あ」
また自滅。ニヤニヤが止まらない二人。
「先に行こうか。薫ちゃん」
「そうだね。二人ともゆっくりでいいからね!」
「ああ、おい!こら!っく!いたたたた」
市と薫を追いかけたかったが、さっき言った通り腰がたたなくなっているためアキラにしがみつかないと落ちてしまうのだ。つまり、一人で乗ることができないため馬は一頭なのだ。
「ほらほら、無理しない」
「この姿にしたお前がそれを言うか!」
「でも、あなたは止めなかった。私は嬉しかったですよ。私の愛の全てを受け止めてくれて」
「く、くうう~~!」
それを言われて真っ赤になって力強くアキラにしがみついた。
「この、うつけものめ・・・・・・我も愛しているぞ(ぼそ)」
その言葉への返答はしなかった。いや、できなかったという方が正しい。最後の小さな声で言った久遠の告白に、アキラは顔を真っ赤にしたからだ。その後、館に着くまで一言も話せないままだった。だが、二人とも
『私も愛してますよ・・・あなたを絶対に離しません』
『もう離れんからな・・・ずっと愛しているぞアキラ』
考えていることは同じだった。
デートでエッチは当然ですよね!ましてや、長い間離れていたのなら!
次の間章で最後にしようと思いますが、ちょっと悩んでいます。今回の二人がいない間のオリジナルにするか、原作のあの光璃にするか。どっちにしよう。
では、お楽しみに!