最近、太ったのを気にする三MENです。
やばいな・・・やせないと、がちでやばい。皆さんも体重は気を付けてください!
さあ、ついに信虎と初対決です!・・・綾那が。
「あ、あの、あのバカ!いつの間に!」
武田・長尾本陣では美空が焦っていた。
「失礼します・・・美空様?」
「一二三、湖衣!大変よ!あいつが!」
「ま、まさか!」
「我慢、できなかったのですか!」
「ちょっとだけ本陣を出ていたら、いなくなっていたわ!急いで周りに気づかれないように捜して!武田の大将がいなくなったなんて知られたら・・・妹二人が、突進して混乱状態なのに!」
本陣に入ってきた一二三と湖衣に、美空は慌ててある人物の捜索を頼んだ。二人とも急いで出て行き、一人残った美空。
「バカ光璃。どれだけ迷惑かければ気が済むのよ!」
机に残された軍配を見て叫んだ。
その頃、妹二人のいる信虎の場所では
「どうしてだ。どうして!貴様は!」
「ふん!お前にはわからないです!」
信虎と対峙している綾那。その信虎は焦っていた。
「何故!人間の分際でそこまで強い!」
信虎は強くなるため、力づくで国を治めるために鬼の力を手に入れ、気の向くままに人間を殺していったが、目の前にいる綾那は明らかに強い。どんなに戦っても致命傷はおろか、かすり傷すらつけられない。その事実を認めたくないために焦っていた。
「綾那がしたのは、強くなるために努力しただけです!」
「ふざけるな!たかが努力して強くなるわけない!選ばれた者だけが力を手に入れられる!」
「・・・もしかして、強くなりたいから鬼の力を手に入れたです?」
「当り前だ!今より更に強くなるためには鬼しかない!」
信虎は怖かった。努力をしたことがなかった。自分は選ばれた存在だからこそ、鬼の力も自分の意志で使えるから、努力する必要はないと思っていた。
「努力すれば、その分ほんのちょっとでも強くなるです!その努力をずっと繰り返せばもっと今より強くなれるです!」
だが、目の前の存在はそんな考えを否定する。人の身で努力して強くなった。
「何より、アキラ様は綾那よりすっごいです!アキラ様は綾那よりももっともっと強いんですから!そのアキラ様に追いつくためにも綾那は努力をやめないです!」
蜻蛉切りを構えた。
「努力をやめたお前に、綾那の友達を斬ろうとしたお前には分からないです!強くなるためには近道などない!地道に少しずつ、遠い道のりを進んでいくしかないです!」
信虎に向かって走り出した。
「黙れ!黙れ黙れ黙れ黙れ!」
綾那の言葉を忘れたい一心で、大振りで刀を振った。
「そんな感情に振り回された攻撃なんて綾那に届かないです!」
「ぐああああああああ!」
簡単によけて、懐に入り刀を持つ右腕を斬った。
「どうだ!です!」
「ふ、ふん!こ、この程度で、この程度が所詮人間の限界!!見よ!これが鬼になったからこそできることだ!」
すると信虎は右腕を拾い、斬られた腕をつけるとくっついた。
「どうだ!どんなに斬られても我は死なない!死ぬことはない!」
「その程度で喜んでいるのですか?」
腕が元通りになり、叫んでいるところにアキラが来た。既に周りにいた鬼は全員氷漬けになり、チリになっている鬼もあった。
「綾那、よく言いました。あなたの言ったことは正しい。信虎、あなたの言ったことは間違っている」
「何を言う!ふん、まあ、いい。とりあえず退いてやる。今頃、向こうがどうなっているか楽しみだ!」
『私がいるのに驚いていない?私が目的ではないということか?』
信虎の目的と思った自分が目の前にいるのに驚いていない。しかも、言動から察するに目的はアキラではない感じだ。
「ははは!最後に勝つのは私だ!」
そう言うと、鬼を更に出して姿を見えなくした。
「あ~~~!逃げるなんて卑怯です!」
その鬼達をアキラと綾那で全員殺すと、信虎の姿は既にいなかった。危機がなくなったのを確認して、薫と夕霧の前に立った。
「・・・兄上」
「お、お兄ちゃん」
「・・・あなた達は、光璃を一人ぼっちにしたかったのですか?」
「あ、アキラ殿」
「そ、それは言い過ぎ」
「言わないとだめです。口で言って理解させないと」
春日と心の言葉にも耳を貸さない。真っ直ぐ二人だけを見た。
「大切な人はいなくなってから、やっとその人が大切だったと気付くんですよ」
アキラは聞いた。時人・庵樹・朱雀が自分がいなくなってとても悲しんだ。
『ゆやあああああぁぁぁぁ!』
灯から聞いた。当時自分はいなかったが、漢をかばって彼女が刃を受けて倒れ死にかけたことを。それを見て、強く悲しみ、怒りに燃え、心から叫んだことを。そう、あの漢ですら悲しんだのだ。
「その思いを、光璃にさせるつもりだったのですか。二人でいなくなるつもりだったのですか!」
三姉妹は必死な思いで、母がめちゃくちゃにした甲斐を立て直したからこそ三人の絆はとても強い。でも、それは同時に常に一緒にいることになり、いることが当たり前になる。その当たり前がなくなった時ほど、人は苦しみ、悲しむものだ。その漢も常に彼女が傍にいた。その彼女がいなくなるかもしれない思いがあったからこそ叫んだ。
何よりアキラもその経験がある。
『狂!何で、俺ら四聖天を捨てるんだよ!』
あの四人と一緒にいる。それが当たり前。その当たり前が漢の一言でなくなってしまい、喪失感が大きかった。その経験があったからこそ、気づかせる必要があった。
「「・・・・・・」」
夕霧も薫も俯いていた。アキラに説教されたのもあるが、自分がその立場になった時を考えたのだろう。二人とも目に涙をうかべていた。
「・・・でも、それをさせることなく終えてよかったです」
「「・・・う、ううう、う、う、う、うわああああん!」」
二人の頭を撫でた。その最後に見せた優しさに二人は泣き、抑えていた感情を噴き出した。春日と心も黙って見ていた。とりあえず兵達に二人の泣く姿を見せないように指示を出して最低限の数だけにした。
二人が落ち着いて、アキラは綾那のところに行った。
「綾那。引き返しましょう」
「です!」
「え?アキラ殿。どうしたのです?」
「倒せはしなかったですけど、一先ず危機は」
綾那はちゃんと信虎の言葉を聞いていたが、四人には聞こえてなかったようだ。
「信虎は、向こうがどうなっているのか楽しみ。と言った」
「はい!鞠様に何かしたかもです!」
「私を見ても何も反応がなかったという事は信虎の目的は鞠という事になる!」
二人に言われて、四人共驚いた。
「春日、心!この二人を頼みましたよ!」
アキラの言葉に二人は頷いた。
「主様!」
「アキラ様!」
その時にアキラ隊も到着した。
隊の皆に事情を話し、鞠のところに急いで引き返していった。
「信虎のそばに白川がいないことも疑問でしたが」
「そいつに鞠を誘拐させるつもりか!」
「あの巨体であの速さなら、それも簡単でしょう。それに鞠殿を捕らわれてはこちらも手が出しにくくなる」
アキラの一言に、一葉と幽が付け足した。そして、梅が兵に号令した。
「急ぎますわよ、兵の皆さん!鞠さんを守るのです!」
「「「「おう!鞠様のためなら、例え火の中鬼の中!(* ̄0 ̄)/ 」」」」
兵達も変な気合のおかげでUターンしても文句はなかった。そして、引き返して数分くらい経過した時だった。
『ご主人様!大変です!本陣に敵の伏兵が!あの猿の鬼もいます!』
小波からその報告があったのは・・・予想は見事命中してしまった。
「信虎も腐っても武将、ですか。自分に注意をひかせて本陣を攻める策を使った」
「そんなことを言っている場合ではありませんわ!急い「アキラ~~!」「アキラ殿!」・・・え?」
梅がアキラにツッコミを入れようとしたら、何と信虎お目当ての鞠が悠季と一緒にこっちに向かっていた。
「ま、鞠!無事だったのか!」
「ど、どうしてここに!」
「あ、あのね!葵ちゃんが大変なの!」
「そうなんです!巨大な鬼の顔をした猿が来る報告を受けて、私達を逃がすために葵様が殿に!」
普段は見せない心から焦っている悠季の言葉に絶句した。いくら何でも無謀だ。
「と、殿さんが!」
「葵様がそんなことを!」
「く、急ぎ「お、お頭!あれ!」な!!」
急いで戻ろうとしたら、兵の一人が指をさした。そっちに意識を向けると
「し、白川!葵殿を担いでいます!」
先に見た幽がその姿を確認した。
「駿府屋形の方に向かってますわ!」
梅の言う通り、主のいる場所・駿府屋形に向かっていった。
「どういうことじゃ?鞠はここにいる。何故葵が?」
一葉の言葉はもっともだ。鞠ならともかく、葵が攫われる理由が分からなかった。だが、殺してはいないので葵の身はまだ無事だと言う事だ。
「と、とりあえず、葵様は無事と言う事ですね」
だから、綾那と歌夜は一端ホッとした。
「鞠ではなく葵をさらった理由は大将をさらってこい。と言われたからでしょう。いたのが葵だったから彼女をさらったのかと。しょせんは猿ですね、間違えるとは」
「それは話し合わなくてもいいのでは?それより、じっとしていないでやってほしいことがあるのですが」
悠季の顔に少しだけ余裕が見えたのが、アキラにはわかった。
「ようやく少しだけ調子が戻ったみたいですね。いいですよ、その言葉に乗ってあげます」
「・・・断らないと思っていましたが、随分と乗り気ですね。何か理由でも?」
「大したことはありません。どの道、無理やりにでもさせようと思っているのでしょう?わが主を助けてほしいと」
「何と!私の心を・・・その心の眼があるから丸見えでしたね。いや、失礼しました」
悠季らしい口調、本当に落ち着いたようだ。そんな彼女を見ながら、
『私達だけの誓い。それを果たすためにも、必ず助けないと』
彼女には言わなかった理由、それを考えていた。
その後、悠季は葵を助けるためにさらわれたことを隠すことなく小波に句伝無量で他勢力に伝え、連合軍の皆に助けてくれるよう伝えた。鞠のお願いも効いて、連合軍は協力に参加した。駿府屋形の大手門で派手に暴れて注意をひかせて、その隙に侵入して葵を助ける。という作戦だ。
だが、今回の鞠は大将でありまた鞠が狙われるかもしれないので、一葉が鞠の護衛として残ることになり幽も同じく残る。その為、屋形に侵入して葵を救うのはアキラと綾那に歌夜と小波、梅にアキラ隊と松平からの兵何人かと言う事になった。
後、向こうにいる美空は句伝無量を持っておらず、持っている一二三は光璃がいないことを伝えないように美空に言われたため、その件をアキラに伝えなかった。
駿府屋形に向けて森の中を馬で走っていた。
「・・・やっぱり、話したい!」
その馬に乗っているのは、さっきまで本陣にいたはずの光璃だった。森の中を走っているのは、兵達に気づかれると連れ戻されるためだからだ。
偶然にも、一瞬だがその姿を見た二人の女もいた。
「な!あ、あれって!薫!」
「うん!間違いないよ!」
たまたま、本当にたまたま森の方に視線を一瞬向けた時だった。
「??どうしました?夕霧様、薫様」
「何か見つけたのですか?」
「・・・ごめんなさい!」
「ごめんでやがる!」
「あ!ちょっと!どこに!」
「どちらに行くのですか!」
兵も退散させ、残った四人に馬が二頭。そのうちの一頭に二人が乗り込み、光璃の後を追うように馬を走らせた。
「く!心、拙はこの馬で「ダメです!」な、何だと!」
「私達は句伝無量を持っていません!一度、本陣に戻ってこのことを伝えないと!」
「そ、それでは遅くなる。拙が「ダメです!まずは光璃様に伝えないと!」・・・わかった」
春日は苦渋の決断をしたが、その句伝無量を持っていないことと兵を全員退散させたことが不幸だった。そして、その光璃が本陣にいないことを二人は知らなかった。
武田三姉妹が駿府屋形に向かい、アキラも葵を救うために向かい、そこには武田信虎がいる。舞台は整った。
連合軍が駿府屋形に着き、作戦を決行した。
「おらおらおら!俺ら一家に近づく奴は全殺しだ!( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \」
「敵味方関係ない!てめえら!皆殺しだ!( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \」
「どんどんやる!殲滅する!」
門では森一家が暴れまくっていた。いつも通り、彼ららしい光景を作り上げていた。おとなしい各務も、二人に負けないくらい鬼を惨殺していた。
『たくさん殺して、よく頑張ったって言ってもらって、アキラに抱かれる!』
私利私欲が彼女をそこまで動かしていた。
「相変わらず、とんでもないな~」
「やっぱり、キチ〇イはやること違うね~」
「絶対真似できないね」
三若は冷や汗を流しながら引いていた。
「貴様らもサッサと戦わんか!」
「「「ぎゃん!(((ゴン!)))」」」
動かない三若に壬月が拳骨をくらわせた。
森一家の活躍で十分に注意をひくことができ、潜入することができたアキラ達。だが、その潜入した駿府屋形はひどいことになっていた。
「これは・・・ひどい」
「全部、血ですね」
「信虎に反抗したもののですわね」
綾那と彼女の兵に門の方に行ってない庭にいる鬼達の殲滅を頼み、残った皆で入った屋形は乾いている血がそこら中についていた。故今川義元の居城であり、鞠の実家。その家が無残と言ってもいいくらいひどいありさまだった。
「こんな屋形に住んでいられるものの気が知れませんね」
「その通りですわ。さて、ちんくしゃが暴れている間に早く見つけましょう!」
「そうですね。時間がありません!」
急いで葵を探す皆だが、思ったより早く見つけられた。居たのは、城の主が住むようになっている部屋だった。
「葵様!」
「歌夜、ダメです!」
俯いている葵を見て、走った歌夜を止めた。すると、白川が現れて手を振り下ろした。間一髪、あと一歩前に出たら爪の餌食になっていた。
「こ、これが、白川!」
「簡単に取り戻せるとは思ってなかったですが」
「ハニー、ここは私が!早く葵様を!」
梅が白川と対峙した。その間に葵のもとにたどり着いた。
「葵!しっかりしなさい!」
「葵様!どうかなされたのですか!」
「・・・鬼の気配が中からします」
「え!そ、そんな!」
反応しない葵をよく見ると、その気配を見つけて歌夜に伝えた。
「信虎がその呪いをかけたのでしょう。でも、まだ可能性はあります。今は連れて戻ることを優先します!」
「は、はい!」
鬼の呪いという言葉で顔を青ざめた歌夜と小波だが、まずはここから抜け出すことが先決だ。白川と戦っている梅が苦戦しているので兵達も加勢する事になり、その間に小波が葵を背負って外に出た。
「殿さん!ど、どうしたですか!」
「綾那!説明は後!」
「さあ、急ぎ・・・先に行きなさい」
「え!ご、ご主人様。な、何故!」
「アキラ様。ここは綾「あなたの主が危ないのです。急ぎなさい!」・・う、わ、わ、分かったです!」
そう言われて三人は葵を連れて走り去っていった。
「いいのか?貴様が連れて帰らなくて」
アキラも綾那も気づいていた。鬼の気配がぷんぷんする信虎が自分の刀を肩にかけて歩いてくる姿を。
「一度あなたと話したいと思っていましたから」
「・・・貴様は愚かな娘の夫だったな。死ぬ前に話すのも、悪くないな」
「はい、あなたが行く地獄の鬼との世間話のネタにはもってこいでしょう」
「鬼たる我に勝てるものなどいない。吉野の御方からもらったこの力があればな!」
吉野、確かに信虎はそう言った。
「予想通りですね。この戦い、武将のあなたらしくない戦い方だと思っていましたが、そいつの指示に従っていただけでしたか」
「不満もあったがな。甲斐を攻めるときだけでいいし、滅ぼした後は自由に他の国を攻めるするつもりだ」
「使われているだけなのに、そのことにすら気づいていない。愚かを通り越して戦う価値すら見出せない三流以下の鬼ですね」
「言っていろ。ここでお前を殺して、あいつの悲しむ顔を見るのも楽しそうだな」
「話は終わりですね・・・さあ、やりましょうか」
肩にかけていた刀をアキラに向けた。アキラも二本の刀を抜いて
「かかってらっしゃい、信虎さん。あなたのその自信と傲慢をこなごなに吹き飛ばしてあげましょう」
ニヤリと笑いながら、かつての戦う前にやっていた挑発行為を信虎にした。
「上等だ!我に歯向かうとどうなるか思い知らせてやる!」
信虎は挑発に乗り、アキラに襲い掛かった。
駿府屋形の城壁が壊れている誰もいないある場所で。
「姉上!」
「お姉ちゃん!」
ついに光璃に妹二人は追いついた。
「夕霧、薫!何故!」
「それはこっちのセリフでやがる!」
「わかるよ・・・お母さんと話したいんだよね」
「・・・うん」
「なら一緒に行くでやがる!」
「うん!私達は三人そろって武田だから!」
そして、三人は駿府屋形の中に入っていった。それと同時に、
『上等だ!我に歯向かうとどうなるか思い知らせてやる!』
敵であり母である信虎の声が聞こえたのは。屋形の庭にいた鬼は綾那がほぼ全部倒してたようなので、鬼に会うことなくすんなり声のところまで行けた。
「いた!・・・お、お兄ちゃん!」
「な、何で、兄上が!」
「アキラ!」
二人の姿を確認できるところまで来た。だが、刀をぶつけ合う姿だったのでそこからは動けなくなった。ついに、駿府での戦いも終幕を迎える時が来た。
我慢できずに飛び出た夕霧と薫に説教。だが、もう一人飛び出した姉がいた。
葵が鞠をかばってさらわれました!だが、救出したときは呪いがかかっていた。ついに駿府屋形奪還戦も終わりに近づいてます!
アキラVS信虎です!
森一家の( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \。久しぶりに書いたな。