温泉に入るときは先に体洗う派、三MENです!
では、新章突入です!前回の後書きの通り、アキラの過去です!ただ、自分はSDKの方は原作を全部持ってません。記憶と半分以上オリジナルで書きますので、セリフが違ったり、キャラが違うのでは?と思うところもあるかもしれませんが、そこはお許しください。
では、始まります!
九十振り目 アキラ・・・最強との出会い
久遠は妙な感覚の場所にいた。
「ここはどこだ?」
「久遠?」
傍には結菜がいた。いや、結菜だけじゃない。
「殿!」
「久遠様!」
壬月や麦穂、三若もいて、
「ここって何!」
「分からない」
向こうには美空や光璃に二人の部下達もいる。更に、
「お姉ちゃん!皆もいるんだ!」
「いったいどういう事でしょう?」
「これは、何が」
市や真琴、葵に
「こ、ころちゃん!ここって何処!」
「私が聞きたいよ!詩乃ちゃん分かる?」
「いいえ、全くです」
「ねえ、小波。周辺に何かある?」
「・・・いいえ、何もないようです」
アキラ隊の皆に時人達もいた。一先ずお互いの勢力で集まり、そして、全員一塊になった。
「いったい、ここはどこだ?」
「さあ?周りが雲みたいなものばかりで分からないわ」
「全く分からない場所にいる」
美空の言う通り、薄い雲みたいなものが辺りにたくさんある。しかも、彼女らの一番ヤバいことは。
「得物がないのう」
桐琴の言う通り、得物がないことと
「なあ、何で俺達襦袢姿なんだ?」
小夜叉の言葉通り、いつもの服ではなく襦袢姿だ。つまり、戦える恰好すらしていないという事だ。
「とりあえず、警戒『どうやら、集まったようだな』!誰じゃ!」
白百合の言葉を遮るように男の声が聞こえた。皆、警戒して主を守るように囲んで周りを調べた。
『大丈夫だ。我々は敵ではない』
「なら、姿を見せろ」
『すでに見せておる。まあ、姿はないがな』
「どういう事よ?」
二種類の男の声が聞こえ、今だ姿を見せないことにいら立つ久遠と美空。すると、
「・・・もしかして、この二つの光?」
光璃が目の前にある二つの光の玉を見つけ、それかと尋ねた。
『『その通りだ』』
「・・・本気か?」
『無論、因みにお主らのいる場所は現実ではない』
「だったら、どこだというのです?」
『夢の中だ。現に、皆寝るときの姿であろう?』
「・・・確かに。それに何やら拙らの体が透き通っている・・・仮にその話を信じるとしてそれで拙達に何の用だ?」
壬月や麦穂の質問に答え、最後の春日の質問には少しの間が開いて答えた。時人達はアキラに抱かれて裸では?と思うが、そこは気を使ったのだろう。
『我が主、アキラとそなたらは深い関係だ。知る必要があると思った』
『主と深い関係の者は、ここに呼んだ』
そこに出てきたアキラの名前で、皆の顔色が変わった。
「どういう事だ!あやつが主とはいったい!」
久遠の言葉ももっともだが、光はその質問には答えなかった。
『・・・今から見せるものを見ればわかる。とだけ、言っておこう』
『見る気があるならその場にいろ。我等を信じず、見る気がないなら目を覚まさせてやる』
話を進めた。見るか起きるかどっちか選べという事だ。少しだけ間が開いたが全員その場を動かなかった。
『・・・誰も言わないという事は見るでいいな』
「ああ、見せろ。我らは妻だ。夫の事を知りたい」
「ええ。見せたいというなら見てやろうじゃないの」
「アキラの事、知りたかった」
三人の言葉に全員が頷いた。白百合や悠季と言ったものですら頷いていた。おそらく彼女らは興味半分だったのかもしれないが。
『なら、その場を動くな・・・最後に一つ言っておく』
『今から見るのは夢の中の主の過去だ。どんなに苦しくて辛い場面があっても、お主らは介入できない。それを忘れるな』
その言葉を最後に二人の男の声はなくなった。すると、雲がいきなり強い風に吹かれたかのように流れていき、無くなった。次の瞬間、どこにでもある城下の風景が見られた。
「ここは?」
「いったいどこでしょうか?」
「どこかの城下らしいけど」
皆いきなり変わった風景に驚いていた。
「え?え?何です!」
「どうなっているのですか!どや!」
「空!名月に愛菜、それに貞子まで!」
相模に行っていたはずの四人もいた。いつの間にか館に戻ってきていたようだ。彼女らがいる空間と城下の風景の空間に分かれている。水族館にある巨大な水槽と同じくらい大きなテレビを見ているような感じだ。
「いったい、何ですか?これは!」
名月の質問に答える美空。納得も理解もできなかったみたいだが、皆もいるのでとりあえず無理矢理納得した・・・その時だった。
『このクソガキ!返せ!』
怒り心頭の商人がある一人の少年を追いかけていた。少年の手には食べ物が握られている。
「盗んだ、のか?」
「お金も払わないで?ダメな子供ですね」
「親は何をしているのやら」
そんな雑談をしながら、少年の顔を見るとみんなびっくりした。
「え?あ、あれって・・・アキラ?」
結菜の言葉に全員が唖然とした。少年時代からの顔立ちは今もそれなりに残っているので、すぐにわかった。
「そう言えば、あやつは親に捨てられたと言っていたな」
「つまり、食べ物を盗んでいたってこと?」
「・・・かわいそう」
久遠と美空に光璃が辛そうに見ていた。必死に逃げているうちに、商人がどうやら見失ったようだ。くそ!と言って背を向けて引き返していった。
『ふ~、全くしつこいぜ』
人込みから抜けて、持っていたものを食べ始めた。だが、
『こいつ!前はよくも盗んだな!』
さっきとは別の商人がいて、そいつがいきなり子供アキラを殴った。
「!」
思わず助けようと小波が動いたが、ゴン。と言う音と共に見えない壁に当たってそれ以上行けなかった。
「な、何で!」
「夢だからだろう・・・だが」
ぞろぞろと別の商人達もやってきて、子供アキラを痛めつけていた。
「子供相手に・・・ひどい」
「アキラ様、こんな生活を」
「お頭、痛そうだよ~」
「お兄ちゃん・・・辛いよ」
優しさを強く持つ双葉やひよ、ころに薫は涙を出していた。今の彼女らはいわば魂の状態だが心から悲しく思うと、その状態でも涙が出るのだ。他の者達も涙を出す者もいれば手を強く握って我慢している者もいる。
『親の顔が見てみたいぜ!こんなくずのようなガキのな!』
一人の商人が大きな声で言った。すると、痛めつけられたアキラが立ち上がり腹に思いっきり殴った。
『俺も見たいよ!』
だが、子供の思いっきりは大人には余り効かない。再び商人達のリンチが始まった。
その後もそのような光景は続いた。
「ハニー。うう、こんなに苦しい生活だったですのね」
「アキラ様・・・私なんかまだよかった」
「ふえええ~ん!アキラ~~!」
「それでも、負けずに生きている・・・すごい」
それら先のアキラの生活に梅や詩乃、鞠に雫も泣き出した。
「ご主人様、人売りに攫われそうになるなんて」
「川に沈められてもいた・・・辛い」
「野犬に食われそうになるなんて。主様、余はまだ幸せ者だったのだな」
「某もそう思います。まさか、崖から落とされたなんて・・・木に引っかかってなかったら死んでおりますぞ」
他の妻達も涙を出していた。特にアキラ隊はアキラへの想いは正室や双葉や結菜に負けないくらい強い。小波や歌夜だけでなく一葉と幽も目を潤わせ、妻じゃない武将達も泣いている者はいた。まだ、始まったばかりだが既に涙の池ができそうだった。
話は進み、今度は捕まって牢に入れられたシーンだ。
『よっしゃ!これで寝床は確保できた!雨の心配もないし安心して寝られるぜ!』
この言葉に全員言葉を失った。
「ろ、牢に入れられて喜ぶなんて」
「信じられない」
「ま、まあ、確かに今までのを見れば遥かにましだぜ」
「れも、とんれもないのら」
柘榴や粉雪達の言葉に全員頷いた。
「起きたらおいしいものたくさん作って、アキラ殿にあげましょう」
「そうですね。私も協力します」
「私もやるよ。あいつの好物は知っているからね」
麦穂の言葉に朱雀と庵樹も他の料理できる妻組のメンバーも乗った。料理できない妻組や時人は悔しがっている。そんな話をしている間に少年アキラは寝た。その寝顔に皆が注目した。
「か、かわいい」
「寝顔はいいですね」
「じゅるり。・・・はあ、はあ」
心と秋子は寝ているアキラの顔を見てほっこりしたが、約一名がもはや危険な領域に突入した。
「貞子!やめなさい!」
「はあ、はあ、はあ、はあ・・・あああ!」
美空の声も聞こえず、あっという間に果てた。しかも、第二回戦も始まっているのか、寝顔から眼を離さないで自分の胸と股間をいじり続けた。彼女の暴走に呆れた目で見る者もいれば、白い目で見る者もいる。
『『『あ、あぶな、かった・・・』』』
『(可愛い、かわいい。ああ、アキラ)』
結菜や詩乃に一葉のように理性で止まった者もいた。各務はすでに手遅れ段階に入っていて、貞子ほど乱れてないが自慰を始めていた。
「湖衣も危なかったんじゃない?」
「な、何がよ、一二三『どがあああん!』え、な、何!」
一二三に反論しようとした湖衣だが、いきなりの破壊音に彼女だけじゃなく全員が驚いた。
「あ、あれ見て!」
「・・・」「誰かいる!ってお姉ちゃんが言ってます!」
雀と烏が指した方向は、牢が壊されており、その先に誰かがいた。
『誰だよ。気持ちよく寝ていたのに』
小刀を持ち、壁の向こうをにらみつけた少年アキラ。
「・・・誰だ、あれは」
「明らかに空気が違うっす」
「何か、戦いたい!って気持ちになるです!」
「綾那もか?余もじゃ!」
「うむ、儂もじゃ。ゾクゾクする!」
武の力の高い者達や闘争本能が強い者達がそこにいる人物を見てそう言った。そこにいた者こそ
『お前、誰だ!』
アキラの生涯の目標ともいっていい人物・鬼目の狂だ。自分をにらみつける子供アキラをじっと見る。
『・・・・・・』
「こんな出会いだったのか。アキラと狂って」
「狂?時人、今そう言ったか?」
「言ったが、それが何か?」
「そうか・・・こやつか。アキラのいう最強の漢」
それを聞き、アキラから聞いたことのある者もない者も注目した。その狂がアキラを見てふっと笑った。
『小僧、誰だ?』
『名前なんてない!捨てられた!』
『捨てられた?・・・くくく』
『何笑ってんだ!』
『そうか。なら、俺が拾ってやる』
狂は猫を掴むようにアキラの襟首をつかんで、自分の壊した壁から出て行った。
『な、何するんだ!』
『拾ってやると言ったんだ。ちゃんとついて来いよ、来れなかったら、おいていくからな』
そう言いながら、誰もいない道を歩き始めた。
「随分いきなりですね。子供とはいえ敵意を向けた者を拾うなんて普通はしないよ」
「そうだね。でも、これでお兄ちゃんは一人という事はなくなったよね」
真琴は狂の行動に呆れた。
『しっかりついて来いよ。俺の次に強くしてやるからよ』
だが市の言う通り、狂と出会ったことでアキラの人生がやっと始まった。
狂がアキラを拾い、一月ほどの時が流れた。
『・・・・・・』
『っく!』
どこかの林の中を狂は歩いていき、後ろにはアキラがいる。
「必死についていっているな」
「目の前の背中に追いつくことだけに頑張っているな」
「アキラさん・・・かわいいですけど、この頃から頑張っていたのですね」
年長者の壬月と春日、秋子は感心していた。
「こなちゃん。アキラ様って本当にすごいね」
「旦那って、小さい時からこんなに必死に生きていたんだな」
「何か、アキラの見る目が変わっちまうよ」
「和奏の言う通りだよ。アキラ様って意地悪だけどビシッとした感じも持っている素敵な人だよね。でも、こんなに苦しい過去を乗り越えていたなんて・・・涙が出ちゃうワン!」
「・・・子供のアキラ君の絵。欲しいな~」
「「雛(ちゃん)、話聞いていた!?Σ( ̄□ ̄|||)」」
話の中で、一人雛だけが全く別の考えをしていた。思わず突っ込む和奏と犬子。
「じゃあ、二人は欲しくない?あのアキラ君の絵」
「「・・・欲しい」」
和奏と犬子の答えは、全員同じだった。そんなツッコミ満載の会話の中で夢の世界の方も続きが出た。
『お前か。俺の庭で好き勝手しているってやつは!』
そこに上半身裸で『征夷大将軍上等』と背中の方に描かれた半纏を肩から来ている片目の巨体の男が狂の前に現れた。その時はまだアキラは追いついてなかった。
『何だ、お前』
『この俺様を知らないっていうのか!へ!この奥州の支配者!伊達独眼竜政宗様とは俺様の事だ!』
『・・・なるほど、楽しませてくれそうだな』
『それはこっちのセリフだ!』
その名前を聞き、アキラから直接聞いたことのある者達は驚いてその男を見た。
「こ、この男が、アキラの世界の独眼竜か」
「何かただのワルにしか見えないんだけど・・・」
「でも、強そう」
「この男が向こうの独眼竜か。戦ってみたかったのう」
「夢の世界であることにホッとしました。向こうも血の気が多いようですからな」
正室達の言葉の中で、一葉の言葉に幽はホッとした。
その後、二人がガチの戦いと言う名の喧嘩を始めた。狂は刀で梵天丸は木刀と己の肉体を武器に戦っていた。その数分後に
『狂、やっと追いついた。って何やっているんだ?』
『・・・・・・はあ?』
狂に追いついたアキラを見て唖然とした。梵天丸からすれば、狂は自分と同じように楽しませてくれそうな敵を見つけ自由に戦って楽しむ、そういうタイプだからだ。だが、その男が子供を連れていた事に心からビックリしていた。
『どうした?』
『お、おい、どうしてガキがいるんだ?』
『拾った』
『拾ったって・・・』
まだ動揺を隠しきれてない梵天丸は二人を交互に見た。
『何見てるんだよ!というか狂、戦っていたのか?』
『・・・くくくく、は~~ははははは!!これは面白い!まさか、お前のような奴がガキを連れているとはな!気に入った!おい、俺も仲間にしてくれよ!おう、ガキ!よろしくな!』
『ガキ扱いするな!』
そう言って、梵天丸はアキラを持ち上げる。もはや、戦いはどうでもいいみたいだ。
『名前は何だ?』
『知らねえよ。捨てられたから』
『捨てられた?おい狂、だったか。こいつの名前は何だ?』
『知らん』
『知らねえならつけろよ。いつまでもガキと呼ぶつもりか?』
完全に敵意を無くしてアキラに親しげに話す梵天丸を見て、狂もやれやれと思いながら刀をしまった。その後、やっと狂がアキラと言う名を付けた。その名前にした理由はただ一つ。
『俺を追いかけるのを諦めない男だからだ』
諦めないからアキラ。と言う事だ。
その後、三人で行動するようになったが、
『お前が・・・鬼目の狂?』
何を考えているのかわからない。いや、戦うこと以外考えていないであろう漢、ほたるが仲間になり・・・最後に、
『ついて来い、俺達はお前の敵じゃねえ』
女顔の大きな力を持つ人間、灯が仲間となっていった。その五人でいることが段々当たり前になり、アキラも成長していく。常に五人で動き、敵が来れば戦い、時々他の勢力争いをしているところに暴れたいだけで入り込んで両方の勢力をつぶす。そんなことを繰り返していき、アキラもまたそれが楽しかった。
「アキラ様って本当にすごい人達の中にいたのですね」
「そうですね葵様。この悠季も驚きの連続でしたわ」
「相変わらず、嘘しか言わない腐れワカメです」
「本当に、アキラ様って独眼竜と一緒だったのね」
「お強いのも、周りの皆さまが強いからですね」
葵達松平勢も、アキラの子供時代の壮絶さに驚きの一言しか言えなかった。
「いや~~!悔しいぜ!あの世界に行きたかった!」
「クソガキの言う通りじゃ!こんなに暴れられる奴らと一緒なら思いっきり戦い放題じゃったのに!」
「私も行きたかった・・・子供のアキラを独り占めして、服を脱がせて、おっぱい飲ませて、アキラの初めて、無理やり奪えたのに」
森一家もまた自分の欲望を素直に言っていた。各務は相当危険な欲望を抱いていたようだ・・・。他の勢力の武将達もまた小夜叉と同じようなことを言っていた。彼らの戦いを見て、興奮してきたのだろう。
「楽しそうだな・・・あいつ」
「そうね。笑顔がいいわ」
「・・・かわいい(ぽっ)」
笑顔のアキラを見て、久遠達妻の皆もまた笑顔になった。
だが、その楽しい時間も終わりがいきなり来てしまった。
自分で書いておきながら、アキラって本当にすごい子供時代だったんだな。と思いました。狂だけでなく、四聖天の三人の出会いも書きました!四人との思い出は、これから先少しずつ書きます。
あと、ここの章は本章全部書いてから間章となります。ですので、エロを期待していた読者の方は申し訳ありませんが、本章が全部終わってからになります!ここの本章はエロは期待しない方がいいかと思います・・・まあ、もしかすると貞子や各務辺りがアキラを見て暴走するかもしれませんが(;´・ω・)。