※この作品はR-18です。

戦国恋姫 盲目のサムライ   作:一日三食MEN

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 こんにちは!最近は動画を見ることにはまっている三MENです!

 すごいですよね、一人でたくさんの物語やギャグを作ったり、ゲームの実況も目を引かせるように注目させるポイントを作ったりと、感心します!

 では、歳世の最後とアキラの変化です!



九十四振り目 アキラ・・・変わりつつある気持ち

 

 相模の小田原城にて、

 「起きたか」

 眠っていた歳世。いや、サイが目を覚ました。

 「ここに来て初めてだな。あの時を夢に見るのは」

 「へ~、それで、何を見たの」

 「・・・(ゴン、バキ、ドゴ)殴るぞ」

 無言で布団に入っている氏康を殴った。

 「殴ってから言うのはひどいんじゃない?しかも、蹴りもあったわよね」

 「一人で寝ていたはずなのに、いつの間にか入っていて、しかも服も脱がされていたら当然だろう」

 言葉通り、丸出しになった胸を隠すように襦袢を気直したサイ。

 「も~~、冗談じゃない。全く」

 「ほう~、前日の入浴中に乱入して一緒に風呂に入る。ここまではまだ許せる。だが、そこから私の胸を揉んだり、尻を触ったり、あの部分に指を入れようとするのもまた冗談と言うのか?」

 「(ぽん、ぽん。ぽん・・・ち~ん)うん!」

 「・・・死ね」

 無言で部屋の奥に行き、薙刀を取ってきた。

 「ちょ!そ、それはさすがにやりすぎ!」

 「貴様もやりすぎだ!覚悟しろ!」

 「ああ~~ん、ごめんなさ~~い」

 「心を込めて言え!どうせ、あれのおかげで助かるだろう!」

 まだ夜中なのに、小田原城は大騒ぎになってしまい一時当主VS護衛の戦いになりかけた。だが、かけつけた朧が止めて原因を聞いて、罰として上段で朝になるまで正座をさせられた氏康であった。

 氏康も来なくなり、再び眠りにつくサイ。さっき見た夢を思い出した。

 

 『あの時は最後辛かった。辰怜を守りたかったのに、あの人に最後を見届けてほしかった・・・でも、アキラ。あなたのおかげでそれが報われた。今も無事とわかって本当に良かった・・・ありがとう』

 

 笑顔で再び眠りについた。

 「ご、ごめんなさ~~い。お願い、許して~~。脚はともかく、誰もいないのが辛いの~~、うえ~~ん」

 上段では氏康の悲鳴が響いたが、結局朝まで誰も来なかった。

 

 

 そして、夢の世界では歳世が倒れたところだ。

 「終わったな。アキラの勝ちだ」

 「・・・何かしら。あいつが勝てて嬉しいのに、この複雑な気持ちは」

 「あの人の気持ち、わかる」

 「そうですね。辰怜という人をそこまで愛する気持ち。僕達が兄様を愛する気持ちと一緒です」

 「相手は違えど同じ恋をする女同士。できれば、死なないでその人と結ばれてほしかったです」

 久遠達当主は歳世のような強い想いをアキラに持っているので、生きて辰怜と結ばれてほしかった気持ちだった。

 「この時のサイさんの気持ち。同じ女として、家族として応援したかったですわ」

 「はい、この人は本当に素晴らしい想いを持っています」

 「名月ちゃん。今は生きているんだよね?」

 「はい!小田原で母様と一緒にいるはずです!」

 「でしたら、名月さんは今のサイさんを応援してください」

 「詩乃さん。雫さん・・・分かりましたわ!」

 彼女の事を知っている名月もまた同じ気持ちだった。空からちゃんと今生きていることを確認して、詩乃と雫からそう言われ笑顔になった。

 『『ライバルにならないようにお願いしますね・・・ふふふ』』

 内心はこんな腹黒な気持ちを持っていた。

 

 倒れた歳世を、アキラが抱きかかえた。

 『歳世さん。あなたは、私に敗れました。あなたは、ここで散っていきます』

 「あ、アキラ殿!それを言いますか!」

 「その通りですが、言わなくても!」

 『ですが、私とあなたは信念を持ち、魂を持ち、誇りを持って戦った。それらを全部持ってぶつかり合い、この結果になりました』

 「・・・いや、アキラはもしかすると」

 「そうだな。この者を・・・」

 麦穂と秋子はアキラを非難したが、続いた言葉に壬月と春日は真意を理解した。

 『あなたは命を燃やし、魂を輝かせ、信念を強く持って私をここまで追いやりました。これほどの戦いをあなたは私相手にやったのです。そこには生きる者も死人も関係ありません』

 そう、アキラは

 

 『私との戦い。この戦いこそが、あなたが魂の限り生き抜いた、命を持つものとして生きた証ではないでしょうか?』

 

 後悔することなく、成仏するために言っているのだ。

 「ううう、アキラ。言ってくれるよ~」

 「と、止められないよ~」

 「犬子もだよ~~」

 三若は、散ろうとする歳世に涙が止まらない。

 「武人としても女としても、この人に負けた気がするっす」

 「柘榴と同じ」

 「ここ・・・あたい、もっと旦那を好きになるよ!ここもなろうな!」

 「うん。想いの強さを初めて見た気がするよ」

 「う~ん。兎々はわからないれす。れも、あの人、格好いいれす!」

 長尾、武田の方も目から出す水を止められなかった。

 「のう双葉「はい?」・・・今度料理、教えてくれないか?「な!く、公方、様!」あの者を見ると、主様にもっと愛されたい気持ちが強くなってのう。でも、ただ愛されるのではなく別の愛され方もあるのでは?と思うようになってのう」

 「で、でしたら!私もお願いしますわ!ゆ、結菜様!お願いします!」

 「え?私なの?いいけど・・・」

 「わ、私もいいですか!」

 「・・・私もです。ひよさん、ころさんお願いできますか?」

 「「え。えええ!わ。私!」」

 「鞠も!鞠も、もっとアキラに愛されたいの!ひよ、ころ、お願いなの!」

 アキラ隊の方も料理できない組の代表格の一葉が言い出したことで、他の詩乃や梅、小波に鞠も名乗りあげた。彼女らも歳世の想いの強さに影響されたようだ。ついに最後の時が・・・歳世の姿がうっすらと透けてきた。

 

 『四聖天アキラ・・・ありがとう』

 

 今のアキラも忘れられない美しい笑顔。その笑顔で歳世がいなくなっていった。彼女らもそれを見届けた。

 「綺麗だったね・・・見惚れてしまったよ」

 「はい。素敵な笑顔でした」

 「武人としても、女としても・・・羨ましい気がしたのう。あれほどの想いを持って死ねるのは」

 「私も葵様に対してあれほどの想い、もてるでしょうか?」

 ひねくれ組の彼女らですら見とれた笑顔だった。悠季も素直に自分の気持ちを確認していた。彼女の死に全員がしんみりしていた時だった。

 

 『もう~!くだらないっていうの!死人のくせに、奴隷のくせにそんなこと考えているなんて!仕事もできない癖によく言うわ!くだらないこと考えて戦ってるんじゃないわよ、全く!これで私の出番きちゃったじゃないのよ~』

 

 歳子の言葉が響いた。

 「あの女!あれだけの思いを持つ歳世殿を!侮辱するなんて許せないでやがる!」

 「わ、私も許せないよ!あの人が・・・あの人が、どんな想いで!」

 「どや!愛菜も絶賛怒り大爆発大噴火中ですぞ!ドドドーーン!」

 「市も、まこっちゃんやお兄ちゃんが大好きなのと同じくらいの気持ちを見せた歳世さんの想いをバカにするのは(斬!)許せ・・・お、お兄ちゃん?」

 夕霧と薫、愛菜や市の言葉に全員が同意だった。そして、それは

 

 『歳子・・・私は別に正義感を振りかざすつもりはない』

 

 夢の中にいるアキラもまた一緒だった。歳子を頭から斬りつけたが、彼女の体が元に戻っていく。

 『私は、壬生一族が死者を蘇らせて、その者を奴隷にすることは別にどうでもいい。私には関係もなければ、知った事でもない』

 斬りつけたアキラを見て、驚く皆。

 「あ、アキラ・・・」

 「お、怒っている・・・わね」

 「う、うん」

 『だが、これだけは、許せない!』

 だが、その感情は全員が理解した。

 

 『信念を持つ者の魂を、信念を持たない者が踏みにじることだけは絶対に許せない!』

 

 顔を上げたアキラ。その顔は、怒りに支配された顔だった。

 「鞠、これは」

 「うん、一葉ちゃん。あの時と一緒なの」

 二条館で一葉を侮辱した三好三人に激昂したアキラ。それを見た二人は本気でアキラが怒りに燃えていることが分かった。だが、見てない者でも、

 『夢氷月天!』

 アキラがどれほどはらわた煮えくり返っているのか分かった。だが、

 『歳子ちゃんにはそんな攻撃、効きませんよ~~』

 その攻撃で全裸になり、胸と下のあの部分を手で抑えていた。その状態でもアキラは斬りつけていく・・・だが、さっきと同じで歳子には傷一つつかない。

 「まるで水を斬っているようだ」

 「こやつを許すことは出来ないが・・・これでは」

 春日と壬月も全力でこぶしを握っている。だが、アキラは歳世との戦いで体力も消耗しており傷ついている。それが、体に来てついに膝を地につけた。

 「あ、アキラ殿が!」

 「あれだけ傷ついていれば・・・でも、あの者は傷がつかない」

 『さあ、さっさと、消えちゃって頂戴ね~』

 一二三と湖衣が叫ぶ中、歳子はバニーガールになった。頭からウサギの耳を出して胸から股間の部分まではウサギの毛みたいなもので覆われ、肘から手まではウサギの手、膝から足の先まではウサギの脚になった。ふざけているとしか思えない姿だが、

 『ぐうう!』

 殴り飛ばしたアキラが、さっきの歳世より遠くに飛ばされた。

 「な、なんです!あ、あれって!」

 「とんでもなくふざけた恰好なのに・・・さっきの歳世って姉ちゃんより数倍も力があるじゃねえかよ!」

 「・・・アキラよ」

 綾那と小夜叉は驚いて見て、桐琴は助けたい気持ちでいっぱいだった。

 『ほらほら、さっさと死んで、歳世のところに行ってきなさい!』

 斬りつけたアキラを思いっきり殴って地面にたたきつけ、その勢いが止まらずそのまま周りにある木々まで激突した。何本か折れて、アキラの上に落ちた。

 「「「「「アキラ!」」」」」

 全員が見えない壁に手を付けて、アキラを見た。アキラの信念すら馬鹿にする言葉を出す歳子に梵天丸が怒りに燃えて半纏を脱ぎ捨てた時だった。

 『・・・歳子』

 飛ばされたアキラを中心に凍り付いていく。

 『言ったはずです・・・絶対に許さないと!』

 起き上がったアキラを中心に絶対零度を超える冷気の風が巻き上がっていた。梵天丸がその冷気・ヘルバーストの説明をしたとき一葉と鞠だけは思い出した。あの時の三好を倒したあの技を。

 「・・・主様。それほどの技を使ってまで余を」

 「一葉ちゃん。見届けよう・・・皆も!」

 一葉は再度感激し、鞠の言葉に全員頷いた。

 『あなたの作り出した罪。償う覚悟、ありますか』

 アキラの周りの冷気の力が、どんどん刀に集まってきた。

 『四聖天アキラ!地獄で歳世と傷の舐めあいでもしてきなさい!』

 アキラ最大の技がでた。

 

 『氷魔十字霜舞・グランドクロス!』

 

 襲ってくる歳子にその技をくらわせた。その後、アキラはその場で再び膝をついた。

 『あ~~、はははは!全く、効かないって言っておきながらやるなんて、バカもバカ、大馬鹿じゃないの~~!』

 十字に着られた傷が残っている歳子は大笑いしてアキラを見た。全員も顔を青ざめた。

 「お、おい!どうするんだ!」

 「あ、あれじゃあ、アキラが!」

 「助けたい、助けたいのに!」

 久遠と美空、光璃がとても焦って壁を叩く。他の者も殴る蹴るをするが、夢だから向こうに行けない。アキラがあれほど傷つく姿を見て、これが夢だと忘れているのかもしれない。

 「大丈夫じゃ。戦いは終わった」

 「うん。アキラの、勝ちなの!」

 この技を見たことのある一葉と鞠だけは安心していた。え?と思いながら皆がアキラに襲い掛かる歳子を見ると、

 『ちょ、な、何で!何で、私、凍り付いていくの!』

 斬った十字の傷からどんどん歳子が凍り付いていく。

 『あ、姉上。あれって』

 『あれは、あの時の』

 『お、お母さんを・・・』

 辛いが三姉妹も思い出した。彼女らもすぐにわかった。

 『あなたのその無限に回復できる能力も、この力では無力。斬られたところから凍らせていき、力も、体も・・・そして、命をも凍らせて、死滅していく』

 『え、えええ!い、いやよ!私、祝言上げてないのに!』

 体中を凍らせていく歳子に振り向くこともしないで言った。

 『己の傲慢と過信。そして、歳世への侮辱と信念の踏みにじり。それらが招いた敗北を悔いりながら、散っていくがいい』

 最後に、刀を鞘に納めた。

 

 『全てを、無へ』

 

 それと同時に歳子は完全に凍り付いた。アキラの完全なる勝利が確定した。

 「か、勝った。勝ったよな!」

 「うん!勝ったよ!」

 「ううう、よかったよ~!」

 三若の言葉で皆歓声を上げ、ホッとしてその場で座り込んだり、笑顔に戻って改めてアキラを見た。ちょうど、ゆやが話しかけていた。

 『ゆやさん、私は歳世みたいな死に方をしたくない。だから倒したのです』

 その言葉で全員の笑顔が再びなくなった。話は続く。

 『どんなに相手に願っても、望んでも、それを裏切られたら、その思いはどうぶつければいいのでしょうか・・・歳子を倒したのもあくまで自分のため。私は、望むことを叶えられないまま死んだ歳世のように死にたくなかった・・・それだけです』

 狂に天下を取ろうと言って裏切られた。その思いも込めて言ったアキラの言葉。だが、彼女らは非情にも聞こえる言葉がアキラから出たことに絶句していた。

 「そ、そんな・・・アキラ様。あの人の、あの人のあの想いを、あの人の気持ちを笑顔で認めたではありませんか!」

 双葉が涙を出して叫んだ。皆も叫ぼうとした時だった。

 

 『ですが、何故でしょうね。そんな死に方をしたあの人の笑顔が、あんなに美しいと思えたのは・・・望みも願いも叶えられない、気持ちも伝えられない。そんな無念な死に方だったのに、あの笑顔がとても綺麗で輝いていたように見えたのは』

 

 その言葉で口が止まった。狂以外は冷酷なアキラからは出ないはずの言葉だった。すると、いきなり後ろから狂が斬りかかってきた。

 『アキラ、いろいろ成長したみたいだな。いいだろう!壬生での一件が終わったら本気で相手してやる!・・・命の保証はしないがな』

 その言葉にアキラは震えながら感動した。この頃のアキラは狂が本気で自分と戦ってほしい気持ちを持っていた。だから、アキラからすれば最高の誉め言葉だ。

 『狂、お、俺と、ほ、本気で、本気、で、た、た、かって、く・・・れ・・・』

 嬉しそうにその場で崩れ、眠りについた。その崩れ落ちた時は心配したが眠っていると知ったらホッとした。そして、その時に

 「・・・そうだ、あやつの苦しい姿ばかり見たから忘れていたが」

 「ここって、あいつの過去の夢だったわね」

 「うん。こんなに激しい戦い、初めて」

 「途中から忘れてました」

 「でも・・・素敵でした。アキラ様」

 狂の姿で過去の戦いであることを思い出した。この五人の当主の言葉は全員が頷けることだった。

 その後、アキラを梵天丸が背負い二つある門の内、歳世が必死の抑えた門の方を開けて先に進んだ。アキラも寝ているので、今後しばらく戦う事はない。安心してアキラの今までの戦いを話し合い、賛美し合い、戦いを称えた。

 

 でも・・・

 「アキラ様~~!ああ、あんなに傷ついて!くそ、くそ!あの女、あのアマ。私が殺してやりたかった・・・っは!アキラ様が寝ている・・・ああ、寝ているすきにアキラ様を、ああん!濡れる、よがっちゃう!」

 「アキラ、痛そう、でも、よかった・・・はあ、はあ、寝顔、いい。やはり、アキラは、寝ているときに、あの刀をくわえるのがいい・・・くわえたい。じゅるり、ああ、口でも。こっちでも、くわえたい」

 この二人だけは、どんな時もアキラに欲情することしか考えてないみたいだ。既に自慰も二桁目に突入している・・・全くやれやれだ。

 『この者達だけは連れてこない方がよかったな』

 『うむ、失敗した。帰そうにも一度全員起こす必要があるしな・・・』

 それを見た二人の光も、呆れ汗を流していた。

 




 
 アキラ、初めて狂以外のための怒りでした。

 歳子は本当に許せません!このような人物が現代では詐欺に働き、生活費を必死に稼いでいる人や今後の老後のための貯蓄した年配の人から金を分捕ろうとしていると思うので、皆さんも気を付けてください!正直このような詐欺の被害は皆さんや家族も狙われるので他人事ではありません!名前を言わないオレオレ電話や「お金簡単に稼げますよ~」の広告や「身に覚えのない有料サイトの高額請求書」とかはまず詐欺と思ってください!
 そして、ついその話を聞いたら絶対に周りに相談を!一人で何とかしないと・・・という考えは向こうの思うつぼです!皆で解決するようにしてください!

 っと、真面目な話になってしまいましたね・・・。次回はちょっと息抜きで、次はUA85000突破記念として武田家の王様ゲームを書こうと思います!お楽しみに!
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