調子をようやく取り戻した三MENです!
いや、治りかけでちょっとまた具合が悪くなりかけました。本当に風邪は治りかけが重要ですね、油断禁物です。
今回はついにあの人の登場です!あと、茶番がそれなりに多い回でもあります。
『もういいでしょう!』
猫セットを取り外したアキラ。罰ゲームでつけていた猫アキラからただのアキラに戻ってしまった。
「「「「「あ!もったいない」」」」」
「「「「「でも、いいものが見れた」」」」」
「いやはや、本気で笑ったよ」
「わ、私は、かわいいかと」
「う~む、アキラ殿の趣味も中々ですな・・・でもちょっと、本当にちょっとだけですがかわいかったのは事実でしたわ」
「かかか!あやつを夜這いするときは儂もやってみようかのう!」
「「「「「「「!!(わ、私も、やろうか、な?)」」」」」」」
ひねくれ組の言葉、特に白百合の言葉に反応した嫁達。照れて顔を赤くしていた。
さっきの事がなかったかのように、ほたるに話しかけた。
『それにしてもほたる。よく五曜星を裏切りましたね』
『四聖天(こっち)が居心地よかったから』
『なるほどな。はは!そりゃ俺だって伊達の当主よりこっちの方が気持ちがいいわ』
『そりゃ歳子や鎮明が一緒じゃ裏切りたくなるわな』
『太白はんと歳世はんだけは別やな!』
『ですが、ほたる。裏切りはよくありませんよ』
『全くだぜ!』
『それは俺も同感だな』
『言えてるわ!』
『『『『( ̄∇ ̄;)ハッハッハ』』』』
アキラの言葉に梵天丸とサスケと紅虎が反応して、最後には笑った。そんな彼らを見て嫁達は汗を流した。
「いや、お前。十二神将を裏切っただろう」
「独眼竜も実の母親に裏切られた話がありますし」
「同意している二人も多分似たようなことしたと思うぞ」
「まさか、天下の将軍様も?」
年上組はアキラ達の笑いで余計に唖然としていると、光の二人がまた現れた。
『一つ捕捉させてもらうと、十二神将という組織も壬生一族が作ったものだ』
『鬼目の狂の体を見つけるために作り上げた組織であり、その組織の大将が・・・向こうの世界の織田信長だ』
二人が話の中で出た名前に全員の時が一瞬止まった。
「・・・は?お、織田、信長?」
「え。そ、それって・・・」
「向こうの世界の・・・久遠姉様!」
結菜と市と真琴の言葉で全員が久遠に集中した。
「わ、我が・・・向こうの我をアキラが、裏切った?」
『安心しろ。あくまで向こうの世界の話であって、ここではそんなことはしない』
『そなたは、今までの主の愛を疑うのか?』
「そ、そんなことはない!我とて・・・愛している。たくさん、愛されて、抱かれて。と、とても・・・倖せだ」
不安になりそうな久遠をすぐに安心させた。その間も、アキラにたくさん愛された時のことを思い出して顔を真っ赤にした。
『だから、安心しろ。そなたの事は主も心から愛しているのだから』
『もちろん、そなただけではない。ここにいる皆もまた主は心から愛している。長年傍にいる我らが言うのだ。自信を持て』
「「「「「「「う・・・」」」」」」」
光からそう言われて、嫁達は真っ赤になった。本人からではないが、そう言われるとさすがに照れてしまう。
『長年傍にいる我ら』
だが、ここまでの過去を見てアキラの傍にそんな人は見られなかった。では、この光は何者なのか?という疑問が残ったが、それは先送りにした。
夢の方も話が終わり先を進んでいくと、
『あ、人が落ちてきた』
といきなり言うほたる。夢のメンバーも嫁達も「何言ってるんだ?」と言う顔になったが、本当に落ちてきたことに驚いた。その人が出雲阿国で、彼女曰く狂の体が壬生一族にとられたという事だ。
「そういえば、あの狂は自分の体じゃなかったな」
「アキラの戦いも現実だと思ったし気を付けないとね」
「でも・・・すごい戦いの連続。忘れても無理はないと思う」
「その通りです。どのみち夢ですから、忘れても問題ないかと」
「はい。起きてしまえば、夢だったとわかるのですから」
そう話し合い、ここで夢だと忘れても問題はない。と判断して続きを見た。
『うふふ、ごめんなさいね。秘密って私ないの』
『ああもう!さっさと治すよ!』
『ああ、代わりと言っては何ですが私のこの胸の大きさは・・・』
『いい加減に黙ってな!』
阿国が灯に向かって「どうだこの体、羨ましいだろう」と言う感じで挑発している話が聞こえてきた。その話が聞こえたこっち側の方はというと
「「羨ましいよ~」」
「本当に・・・羨ましいです」
「あの人は~ここでも(暗黒面が)出そうです(ゴゴゴ)」
「鞠、絶対にあの人位に大きくするの!」
「お姉ちゃん、頑張ろうね!」
「・・・」「勝てなそう?う、うん。雀もそう思うの」
「み、美空お姉、さま?」
「く、久遠?」
「あ、あの、葵様?」
アキラ隊が号泣するくらい悔しんでいる中、当主の久遠と美空・葵が黙った。結菜と空、悠季が汗を流しながら問いかけた。
「ふ、ふん!胸が大きいくらいで自慢するな!」
「そうよ!そんなに大きいと肩こって大変よね!」
「それにアキラ様はそんなの関係なく愛してくれます!」
「「・・・は、はあ」」
悔しそうな顔でそう言いきった。三人よりバストがある真琴と光璃はいきなりの言葉に思わず汗を流した。
「そうですぞ!胸が大きいと大変です(ぽよん)」
「久遠様、美空様、葵様。お気になさらず(どどん)」
「そ、そうですよ。葵様の言う通りですから(ズズン)」
「お三方、アキラ殿は嫁を全員を愛しますぞ!(じゃん)」
「そうじゃぞ。お主らはアキラに毎日揉んでもらって大きくしてもらえばいいじゃろうが。それとも今すぐ欲しいか~。かかか!ほれほれ~(ゆさゆさ)」
「全く、それくらいで気にするな!全員アキラに巨乳にしてもらえばいいだけじゃろうが!(べろん)」
「ですから、皆さんはそうがっかりしなくてもいいのですよ(ふぁさ)」
「うん、なれる(ぬぎ)」
「その通りですよ。まあ、何年かかりますやら(おほほ)」
「うむ!公方たる余は胸も一番じゃ!(どさ)」
「肩がこる悩みがない皆さんの方が羨ましいですわ~(ばん)」
壬月・麦穂・秋子・春日はしっかりフォローをしていたが、白百合からそれがなくなり、桐琴では無自覚の挑発になり、貞子・各務・朱雀・一葉は確実に意図的な挑発に変わっていた。梅に至っては殺意すらわく一言だった。計十一人の巨乳連合の言葉は普通乳・微乳の皆にとってはぐさりと確実に心に刀が刺さる一言だった。
「そ、そんな巨乳(おっぱい)を見せびらかして言うお前ら何て」
「「「「「「「大っ嫌いだ!!!」」」」」」」
久遠の言葉に巨乳組以外の全員が言った。その組に属しているが言わなかったのは双葉と空に綾那くらいだった。
夢の方では、阿国も仲間になって先を歩くと目の前に四つの扉が出た。その四つの扉の内一つだけが先に続き、残り三つは行き止まりらしい。ただ、ここにいたほたるもあまり詳しいことは知らなかった。四つのグループに分かれるが、大体が狂と一緒に行く人間が多くアキラもその一人だった。誰も離れようとしないので、ゆやがくじを作って恨みっこなしで分かれることになった。
その結果・・・一の扉に
『ようやく顔を見なくてすむと思ったのに!』
『そりゃ、ワイのセリフや!』
『喧嘩しないでいこうね』
アキラと紅虎、ほたるとなった。後の二の扉が灯とゆや、三の扉がサスケと阿国、四の扉が狂と梵天丸ということになった。
一の扉に入り、しばらく歩きはじめるとアキラが説教を紅虎に始めた。
『紅虎さん。あなたの戦い方は感情に振り回されすぎです。目の前だけじゃなく、もっと周りに目を向けないと』
『はん!あんさんかて、狂はんの事になると同じやんけ!人のこと言えんやんや!』
『ほう、よく言いましたね』
『ぷぷっ!こめかみに青筋がでてるで~図星つかれてるんや!』
『・・・つまり二人は似た者同士』
『『どこがですか(や)!!』』
「「「あ、似ている」」」
ほたるへの息ぴったりの返答を見て、三若の言葉に全員が頷いた。
「へ~、この二人って意外な共通点があったんだぜ」
「そうですね。この頃のアキラ様って狂と言う人のためなら、という考えの方が強かったみたいですし。その人のことになるとそうなってしまうのね」
「ふふん!兎々はそんなこと「しないとは言わないよな。それをしてどれだけ説教されたと思っておる」・・・しょぼん」
ここぞとばかりに兎々がドヤ顔しようとしたが、春日に突っ込まれて何も言えなくなった。
「兎々もまだまだっすね!」
「柘榴も人のことを言えない」
「ま、松葉・・・ひどいっす」
「本当の事」
そして、柘榴も同じような目にあった。
待ち伏せの兵がいたので全員倒したが、壁に印をつけながら移動したのに、どっちから来たか分からなくなっていた。アキラと紅虎が口喧嘩をしているとほたるが向こうだと言った。その理由が、
『どうも私、真の十二神将のクビラと申します』
何と敵が向こうからやってきたからで、それを教えてもらったからだった。だが、アキラは当然警戒した。敵というだけでなく、人肉を食う者独特の匂いがするからとのことだった。
「へ~。アキラってそんなこともわかるんだ」
「さすがだよね~。私たち以上に戦っているんだからね~」
「しかも、向こうって明らかにここより強い人ばっかりだし」
和奏達がそういう中、
『三人同時でかかってきてはどうです?私はあなたよりも強いですよ・・・そう、あなた方の強い想いによってあなた方は倒されるのです』
クビラはそう宣言した。三人は反応して同時にかかった。
「・・・嘘」
「え?え?」
すると、その結果を柘榴と粉雪が疑問に思いながら夢を見た。だが、皆もまたそういう見方だった。
「アキラ様が、倒れている」
「あの二人も」
「ろ、ろういうことなのら!」
心と松葉の言った通り、アキラ・紅虎・ほたるの三人が簡単に倒された。だが、殺されたというわけではない。
「のう、二人とも分かったか?・・・って綾那?どうした」
「わ、わからねえよ。でもおかしくなかったか?」
「かかろうとしたらいきなり動きが止まって、強い衝撃を食らって倒れたな」
「はい。某の目にもそういう風に見えました。ただ、あの男の攻撃を無防備に食らったようにも見えました。まるで信じられないものを見たような顔をして」
小夜叉・桐琴・一葉・幽の目でもそこまでだった。だが、綾那はアキラが倒されたとは別の意味で驚いていた。
「何か分からないものを見た。という事だな」
「ええ。あの男はいったいどんな技を使ったのでしょうか」
「だが、それが何かは分からないな。拙らには見えない何かはいったい何か?」
「でも、倒されただけでよかったです」
壬月達もまた同じ答えだった。だが、クビラの覆っていた仮面と鎧を外した姿を見て別の意味で驚いている者もいた。
「あ、あの、鞠、様」
「うん。あの人って・・・クビラって言っていたよね」
「じゃ、じゃあ・・・あの時の」
「ううん。まだ、まだ分からないの」
綾那と鞠だった。まだ信じられない気持ちでいっぱいだ。
アキラ達が起き上がって、襲い掛かったがやはり同じ目にあった。
『さっきはゆやはん。次は親父や』
『私はゆやさん、次は灯です』
『俺は灯ちゃんと・・・えっと、次、誰?』
『『何で分からないのですか(んや!)』』
『ふふ、それが私の技ですよ』
ほたるにツッコミをした二人の言葉に続いて、クビラが自分の技の解説をした。問われた質問に心の中で思い描いた人物にクビラが変わる。それが彼が持つその能力・変幻術、その名を変移想外(フェノメン・フェイズ)と呼ばれるものだ。人間の思い、それが心の中で思い描いたものであるなら尚更だ。クビラが使うのはそれを体に出して攻撃する能力だ。
「心の中に思った人物に変わる?」
「クビラがその人物に変わって驚いた隙に攻撃された。という事か」
壬月の言葉通りで、因みに最初は怖い人物。次は苦手な人物らしい。
「そういう事ですか。厄介な能力を持っていますね」
「しかも、彼の説明からするとその者の力と能力まで持っているというじゃないか。これは一筋縄ではいかないな」
「でもそれはいいかも。葵様の裸を思い浮かべれば・・・ぐふふ」
「そうですね!アキラ様の裸、アキラ様の裸、アキラ様の〇〇〇」
「・・・アキラの裸、アキラの体、アキラの〇〇〇」
秋子と春日が唸り、悠季と貞子と各務が妄想をしている間に、夢ではアキラがゆやの事が怖いことが分かり紅虎にバカにされた。その間にクビラがまた三人に質問をして、引っかかって攻撃されたが、彼女らは見逃さなかった。
「なあ、今確実にアキラ攻撃されたよな」
「ということは、気になる女性がいる。と言う事よね」
「・・・いったい誰?」
今回は気になる女性という質問・・・つまりそういう事だ。久遠・美空・光璃の言葉に嫁達は一気に意識をそっちに向けた。そこに、ひよところと詩乃が口を出した。
「あの・・・多分二の門に灯さんと入っていったゆやさんではないかと」
「最初はなれなれしいところもありましたが、今はしなくなっていますし」
「それに、一度聞いたことがあります。好きな人はいなかったのか?と。名前は言わなかったのですが、ここまでのアキラ様の行動と今の態度を見ると」
かつて四人で鍋をした際に好きな人の話題をしたことを思い出した三人。詩乃の言葉は、この話題に関しては説得力がある。
「そっか・・・でも、不思議じゃないよね。お兄ちゃんだって好きな人いたって別におかしくないし」
「なるほどのう・・・少し悔しいのう。過去でも、主様の想い人となったそのゆやという女にちょっとだけ嫉妬するぞ」
「はい。羨ましいと思います」
市と一葉と葵の言葉に嫁の全員が同意した。久遠や双葉、詩乃や幽達だけでなく壬月や桐琴もまた頷いていた。そんな姿を見て白百合や一二三はにやにやしていた。
そんな中、何故かほたるだけは攻撃を受けてなかった。理由を聞くと、最初は灯を思い浮かべたが男か女か考えているうちに分からなくなって、思う浮かばなったから攻撃を受けなかったらしい。そこで紅虎は誰も思い浮かばないように強く思えばいい!と気づいた。
気づかれてもクビラは余裕の笑みを浮かべていた。簡単に人の思いは変えられないし消すことは出来ない。と言った後だった。
『例えこの身を人の肉を食らう凶悪な戦士へと堕ちたとしても、自分の全ての・・・信念をかけて、想いを持ち続けて闘おうとする大切なものだってあるのです』
その後に見せた顔が、大切なものを愛おしく想う顔だった。その顔を見てあの二人はやはりと思った。
「鞠様、あの顔は城に帰る前に見せた顔です・・・やっぱりこの人は」
「う、うん。間違いないの。この顔はあの時のなの」
「あの、綾那様。鞠様。何か知っておられるのですか?」
「どうしたの綾那?」
「なにかあったでやがるか?綾那」
「鞠ちゃんも、どうしてそんな顔をしているの?」
小波・歌夜・夕霧・薫が訊ねた。いつもと違う綾那に気になっていた。
「えっとですね。綾那と鞠様は、あの人と会ったことがあるのです」
「越後で、まだ美空が春日山城と取り戻せてない時に調査をしたときに会ったの」
「という事は、歳世さんの時みたいに死んでからここに来たという事かな?」
「ですね。太白さんと言う前例もいますので間違いないかと」
二人の話に一二三と湖衣がすぐに結論を出した。サイという前例を見たため、すぐに皆も納得した。
『問います!あなたにとって一番強いと思う人は!』
『『『自分自身!』』』
その問いにすぐ答えて攻撃を仕掛けた三人。だが、逆に食らった。しかも、三人ともその攻撃に反応できなかった。いや、攻撃どころか姿すら確認できなかった。
「・・・こ、怖いよ~」
「く、空様。だ、大丈夫で、ですの」
「そ、そうですぞ!これは、夢。夢なのです!ど、ど~ん」
その三人の前に、クビラは三人が強く思った姿を現した。その姿を見て怖さで思わず抱き合う空・名月・愛菜達。
『どうやら、三人とも同じ人物を思ったようですね。言ったでしょう、心の奥底で強く持つ思いは簡単に変えられないと・・・ある者は伝説としてその者を思い描き、ある者はその者の強さに惹かれて仲間となり、ある者はその者の背中を追いかけ続けている』
クビラが変わった姿はこの場にいる全員が震えを生むには十分な姿だった。恐怖だったり、興奮だったり、好奇心だったりそれぞれだ。
『あなた方を死へと誘う者は・・・四年前の伝説の鬼目の狂です』
アキラが思う狂気に満ちていた頃の、四年前の狂の姿だった。
では、ついにクビラ登場です。この人の話は結構しんみり来ました。
本格的な戦いは次回です。茶番を書いているうちにこうなってしまいました・・・。悪ふざけもほどほどにしないとな。
次回、どうしよう。いや、書く内容はもう考えていますが・・・まあ、とりあえずお楽しみに!