※この作品はR-18です。

戦国恋姫 盲目のサムライ   作:一日三食MEN

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 ついに百一話目!・・・三MENです。

 さて、今回はついにあの宣言にあの人がどう反応するかです!
 


百一振り目 アキラ・・・時人、ついに邂逅

 

 クビラ戦も終わり、サンテラ・アンテラとは別れて、そのまま先に進んだが二の門同様行き止まりだった。

 『全く、とんだ無駄足やわ!』

 『そうなると三の門のサスケ君か阿国さん。四の門の狂か梵天丸さんのどっちかが正解の道と言う事になりますね』

 紅虎の文句にゆやがそう答えたら、

 『サスケ君達が正解ですね』

 『そうだね』

 『うん、それで決まりね』

 即座にアキラ・ほたる・灯が決めつけた。そしてゆやが『何故?』と聞くと、

 

 『バカ梵の勝ち誇った顔がむかつくからです!』

 『(こくこく)うんうん!』

 『あの野郎だけがゴールにまっすぐ行くのは絶対に許せない!』

 

 三人とも負けず嫌いの顔になった。それを見て嫁達は笑った。

 「ははは、負けず嫌いか」

 「まあ、気持ちはわかるわ。私も光璃に負けるなんて我慢できないもの」

 「それはこっちのセリフ」

 「「バチバチバチバチ<(`^´)>」」

 「私は久遠姉様だったら負けても問題ないです」

 「私は・・・アキラ様を巡ってだったら負けたくないですね」

 美空と光璃が火花を散らせて、真琴と葵が自分だったら、を話した時だった。

 『ぎゃは!』

 サスケの悪口を言った紅虎に、当人が見事と言ってもいいほどばっちりの位置で落ちてきた。三の門は上に昇っていき、出てきた敵を撃退した後この穴があって飛び込んだらここに、という事だった。もう一人の阿国は別の通路を探して、壬生一族の情報収集をすることになった。三の門も行き止まりだったという事だ。

 

 『許さん。あのバカ梵にこんな幸運が来るなんて!(バカ梵に天罰を!というハチマキをまいているアキラ)』

 『許せない(全身が燃えているほたる)』

 『筋肉ダルマが!いい目見やがって!(筋肉ダルマに制裁を!のハチマキをまいている灯)』

 

 三人の怒りが梵天丸へ最高潮に達しようとしていた。苦笑いする嫁達と大笑いする白百合や一二三に桐琴。そして、アキラがある人物に声をかけた。

 『紅虎さん、あの百倍返しを今やらせてもらいます』

 『ちょ、ちょっと待ちいや!まさか、怒りの矛先をワイに向ける気か!』

 『俺もしたい』

 『ちょうどいいね。紅虎つきあいな』

 『な!ほたるはんに灯はんまで!』

 『誤解しないでください。これはあくまで気合入れみたいなものです』

 『そうそう、だからうけて』

 『今回だけはただで治療してあげるよ♪』

 『じょ、冗談やないで!納得で『『『覚悟!』』』ぎゃあああああ!』

 紅虎の悲鳴が響く。百倍・・・いや三百倍返しを食らって九死一生状態の紅虎を見て汗を流す皆。

 「「「「「「あ、あははははははは・・・」」」」」」

 こちらの方で乾いた笑いが響いた。

 

 歩きながら文句を言いまくっている紅虎をちゃんと治療して集まった皆は四の門に入り、壬生一族の本拠地である陰陽殿の前の広場でやっと二人と合流した。

 『幸村!』

 『お!サスケ。久しぶりだね!』

 そこには真田幸村と数人の部下がいた。

 『狂さん。戦ってくれるかい?』

 『ふ、いいだろう。体を動かしたかったからな』

 二人が戦った。幸村も相当実力を持っていたが、やはり狂が勝った。

 『あ~ら。私なら治せるわよ~~。治してあげましょうか~~』

 幸村と部下の傷を治すのに灯が名乗り出た。治す条件が『接吻して』だった。

 「あいつ、男同士で接吻をするのか?」

 「女と思わせて、やった後に漢と教えて絶望する姿を見たいんじゃ」

 「白百合と同じくらい怖い考えを持つな」

 「かかか!褒めるな褒めるな!」

 「・・・そうですね、あなたなら誉め言葉ですね」

 壬月達年上組の言葉に、白百合の満足そうに笑い秋子が突っ込んだ。灯の条件通り、接吻をしたが・・・その相手が幸村ではなく、幸村に変装していた女だった。確かに「キスをして」とは言ったが、「幸村が私にキスをして」とは言ってない。だから、ちゃんと幸村は条件を満たしたことになる。

 「うまい!上手にかえしたね!」

 「・・・一二三ちゃんと同じくらいにずる賢いね」

 「全く持ってその通りですね」

 「ははは、褒めないでくれ」

 一二三の褒めに湖衣と悠季が突っ込んだが、白百合と同じ返しが来た。世界が違えど一二三と幸村は同じ真田の血を引く者。湖衣のツッコミは結構的を射ていた。とても悔しそうな顔をしながら幸村と部下を治した後、灯の失態に笑顔で近寄る四人。

 

 『いや~~、灯。残念だったな~~ははは!お前の趣味であるいい漢キスコレクションを増やせなくて』

 『全くです。しかも、幸村さんだけじゃなく部下の皆さんも治す羽目になるなんて。大盤振る舞いしてしまいましたね~~ふふふ、大きな痛手ですね』

 『あんさんの真っ黒で汚れに汚れまくった企みも、幸村はんの純粋な思いにはきかんかったということやな~~』

 『や~い、や~い、失敗してやんの~。勘違いしてやんの~』

 

 灯にさんざん痛い目にあった四聖天三人と紅虎は、ここぞとばかりに言いまくっていた。そんなことをすれば、

 『まだ何か、言うことあるかい・・・あんたら(ゴゴゴゴゴゴ)』

 四人ともボコボコにされるのは当然であり、あっという間に地に伏せた。

 「じ、自業自得、第二弾ね」

 「そうだね。でも、面白いね~お兄ちゃんも皆も!」

 結菜はボコボコにされた四人を見て汗を流したが、市は笑っていた。

 

 

 ここでまた休息をとったアキラ達。食事も始まり、嫁達も肩の力を下ろした。

 「さて、三分の二が終わったな」

 「そうだね。アキラ君、あの冷酷なころに比べて結構変わったね」

 「うん!でも、まだ今のアキラ様じゃないね」

 「それより、柘榴はここまで出てきた奴らがすごいと思うっす!」

 「それは言える。相当の実力者ばかり」

 「うちらだったら、誰相手だったら勝てるんだぜ?」

 「う~ん。綾那さんや小夜叉さんくらいなら太白さんにも勝てると言っていたけど、私達だったらせいぜいアキラさんがいた十二神将どまりじゃないかな?」

 「悔しいが、その通りらと思うのら」

 自分達の戦力を評価し合っている若者組。

 「あ、アキラ様!服を半分脱いでいる!」

 「久しぶりに見た・・・アキラ様の体」

 「思い出します。あの素敵すぎる体に抱かれたことを」

 「そうですわ。傷だらけで、強さを感じるあの体。ああ、ハニーに今すぐにでもまた抱かれたい」

 「い、言わないで下さい!考えないようにしていたのに・・・」

 「無理じゃ!あの体を見たら・・・止められん!」

 「今回だけは、頷けます」

 「そうですな。某もあれを見て嫁になりたいと心から思いました」

 「綾那も段々分かってきたです!お嫁さんってとても心地いいことに!」

 「ダメ。各務さんみたいに、欲情しちゃう・・・うあ」

 「はい。私も貞子さんのように。だ、ダメダメ・・・で、でも」

 アキラ隊と双葉は、自分で手当てをしているアキラのさらけ出した傷だらけの体を見て。抱かれた時のことを思い出して自慰を始めた。他のメンツもアキラの体にくぎ付けになり、何人かは欲情しかけた。

 

 夢の方では食事も終わり一段落していると、

 『ねえねえ、ゆやさん。ずっと狂さんと一緒だけど、もしかしてもう抱かれたの?』

 『は、はあああ!な、何を言うんですか!』

 『『『そんなこと、あるわけないでしょう(やろ)!』』』

 そんな雑談が聞こえていた。その否定で大声を出したのが紅虎に灯に、アキラだ。その反応を見て、やはりと全員が思った。

 「アキラ様・・・やはりあの女の事。憎い、妬ましい、羨ましい(ギリギリ)」

 「貞子、大丈夫。あの人と結ばれている」

 「そうじゃぞ。アキラはわしらのものじゃろ?」

 「そうそう、嫉妬なんて見苦しいぜ!」

 「・・・そうですね(ホッ)」

 ヤンデレの闇を出しそうになった貞子だが、森一家で抑えてくれた。

 

 『いい加減、そろそろ行かないといけませんね』

 欲情した皆の自慰が終わり、夢では皆の腹も満たされケガも治った。真田の面々も別ルートで壬生を調べてみるという事で離ればなれになった。だが、サスケは幸村とではなくアキラ達と一緒に行動することになり、アキラが先の扉に立ったその時だ。

 

 『『『『『!!!』』』』』

 

 その扉が開かれ、すごいプレッシャーを感じた皆。

 「・・・みんなのあの顔から察するに」

 「相当手ごわい敵が出てきますね」

 「今までも十分に手ごわかったのだが、それ以上か」

 「アキラさんは、本当にとんでもない修羅場を潜り抜けたのですね」

 年上組がそう言っている間に太四老の吹雪にひしぎに遊庵・・・そして、時人の姿が現れた。

 『・・・あの頃の私か。本当に今とは大違いだな』

 かつての自分と今の自分を見て、本当に変わったと実感した時人。それと同時に不安が一気に多くなった。どんな目で見られるか心配なのだ。

 「ふむ、まだまだ強い敵と戦うのか。ワクワクするね!」

 「不謹慎ですけど、一二三ちゃんの言う通りだね」

 「それにしても・・・今とこの頃のアキラはやはり強さが違うな。どうやって今の強さを手に入れたのじゃろうな?」

 白百合の言葉に全員が頷いた。夢の方では太四老の四人が壬生の兵が里を出て日の本を侵略する話をしていた。それに反応したのが・・・

 

 『ふざけるんやないで!そないなことを絶対にさせてたまるか!太白はんともみんなで仲良く幸せに暮らせる世を作ると約束したんや!ええか!天下を納めている松平元康こと徳川家康の息子のこの徳川秀忠がそないなことを絶対に阻止してやるで!』

 

 紅虎だった。堂々とそう宣言した・・・が、すぐにゆやに隠し続けていた本名をばらしてしまったことに気が付いた。思いっきりまずい顔になっている。

 『(やはりそうでしたか。朱雀からは真尋さんが徳川お抱えの忍びで、その彼女が紅虎に従っているので、徳川の血筋かもしれないという話は聞いてましたからね。自分からゆやさんに正体をばらすとは・・・ふふふ)』

 その時のアキラは朱雀から聞いた情報を思い出し、自分からばらしてくれたことに笑顔になった。そして、この宣言に反応したのが

 「あ、あああああ、葵様!き、きききき、聞きましたか!あ、あの漢、確かに松平元康と名乗りました!息子とも名乗りました!つ、つつつつ、つまり!」

 葵を天下人にしたがっている悠季だった。大興奮して葵の肩をゆすっていた。何しろ次期将軍と聞いた男からその言葉を聞けば無理もない。

 「ほう、向こうの世界の将軍は葵だったのか」

 「私達がどうなっているのか、少し気になるけど」

 「気にすることはない。私達は私達」

 「・・・悠季さん。すごい興奮してますね」

 「す、すごいです!殿さんが日本で一番偉い人になっていたのです!」

 「向こうの世界の話だけど、おめでとうございます!」

 「葵様!よかったですね!」

 紅虎が向こうの世界の葵の息子だという事がわかった。当主達は葵の肩を全力でゆすっている悠季を見て、家臣の綾那達は向こうの世界の話とは言えめでたいことなのでおめでとうを言った。

 「落ち着きなさい!そんなに興奮しないの!」

 「で、ででで、ですが!アキラ殿の世界では向こうの葵様が天下を!なら、こ、こちらの世界も葵様が天下を取らないと!」

 「落ち着きなさいと言っているでしょう!」

 名を変えているが天下人になっている事実が、悠季を焦らせまくっている。彼女を落ち着かせるために葵が口を開いたと同時に、夢でもゆやが口を開いた。

 『ねえ、トラ?』

 「全く・・・いいこと、悠季」

 二人の話すタイミングが一緒になった。トラはびくびくしながら、悠季はワクワクしながら言葉を待った。

 

 『・・・妄想癖でもあるの?』

 「妄想を信じてはいけませんよ」

 

 ゆやと葵。二人から出た言葉はどっちも紅虎妄想癖説だった。その言葉にトラはずっこけ、他のメンバーはゆやに対して『鈍すぎ!』と思い、アキラは『その考えはありませんでした』と残念がっていた。こっちの方はというと

 「も、ももも、妄想って!葵様何を!」

 「いいですか。私とアキラ様の息子があのような妄想を言うはずありません」

 「「「「「「「だああ!?(ズコ)」」」」」」」

 葵なとんでもなく素っ頓狂な言葉に、全員がずっこけた。

 「ぷ、ぷぷっ!あっははははは!」

 「くくく、いや~、そう言うか!」

 「かかかか!いやはや、これは笑うしかないのう!」

 一二三と白百合と桐琴だけは、大笑いをしていた。

 「な、何を!言うのですか!というか、向こうの世界の話なのに、どうして葵様とアキラ様の子供の話に!」

 「例え向こうの私の息子でも、アキラ様との子です。そう・・・もっと立派で素晴らしい子のはず。『ダメじゃない。あんな妄想を言うなんて』『い、いや~~!せ、せやな!ワイまたやってもうた!』自分で認めたわ。あんな妄想を言う男が、私の子であるはずがないわ」

 「「「「「「な、何でよ!?(コケ)」」」」」」

 明らかにごまかそうとしている紅虎の姿は雀や愛菜ですら分かったのに、葵のその言葉にようやく立ち上がった全員が再度こけた。今度は大笑いした三人も予想外の言葉に皆と同じようにこけた。

 「あの、もしかして本当はすっごくビックリして、パニクってます?葵様!意識をしっかり持ってください!」

 「大丈夫よ悠季。私は、アキラ様にずっと愛され続けて、毎日肉欲の日々と夫婦の愛の時間を過ごせれば」

 「葵様~~~」

 顔には出してないが内心とんでもなくびっくりしていた葵の妄想していく言葉と最後の本音とも思える言葉に、悠季は涙を出しながら彼女の肩をゆすりまくった。アキラと自分の子供という話に正室や側室、アキラ隊の愛妾も本来なら黙っていないはずだが、葵のあの姿と悠季の焦りを見てツッコめなかった。

 『・・・あれ?・・・あそこに私がいることもしかして気づいてない?』

 紅虎の宣言とその後の二人の漫才に、夢の方で時人がいることに全然気づけていない皆だった。

 

 最後まで時人の存在に気づかないまま夢は進み、足場がいきなり無くなってアキラ達が落ちていった。それを確認して扉を閉めて居なくなった四人。

 『全く!またですか!』

 『壬生の里では誰かを落とす礼儀でもあるのか!ほたる!』

 『ないよ』

 『ああもう!文句を言いあっている場合じゃないだろう!』

 四聖天で叫びあっているうちにまた離ればなれになっていった。やっと足場についた時、アキラの傍にいたのは、

 『因縁でしょうか?』

 『ははは!アキラ諦めろ!』

 『ワイは別に問題ないで』

 梵天丸と紅虎だった。話しながら進んでいくと解放されている門があるのでどんどん進んでいくと、ついに目的地に到着した。

 『これが、紅の塔ですか・・・大きいですね』

 『ああ、天に届いているんじゃないか?と思えるな』

 『ここに紅の王はんがいるんやな』

 『そうですよ・・・でも、あなた方は行けないですよ』

 『『『・・・何?』』』

 周囲の警戒をやっていたのにいきなりもう一人加わった。

 『誰でしょうか?』

 『私はスペードと申します・・・梵天丸さんはどちらですか?』

 『ああ、それなら。あの人や』

 『なるほど。では』

 『・・・く!どうやら、歓迎するみたいだな!』

 いきなり梵天丸の傍に現れて驚いたが、気を取り直してスペードに突撃した。

 「クソガキ、綾那。気づけたか?」

 「気付けなかった」

 「綾那もです」

 「・・・ここからはとんでもない奴が相手。と言う事じゃな」

 「気持ちを切り替えて見た方がいいでしょう」

 「なの。鞠もそう思うの」

 武闘派+幽と鞠からの言葉に、それほどの相手が来ることとスペードの行動にゾクッとした皆。スペードの出した布に梵天丸が入ると何と消えてしまい、二人も突っ込んだが彼らも布にくるまれると違う場所に移動した。

 「す、すっご~~い!ねえねえ、お姉ちゃん!あのでっかいおじさんがいきなり消えちゃったよ!すごかったね~」

 「・・・」「え?集中しろ?・・・う、うん」

 雀の興奮に烏が釘を刺した。アキラと紅虎の周りにいきなり灯が出て、暗かった部屋が明るくなった。

 

 『ようこそ、ボクの居城・・・月影城に』 

 

 夢の時人が上段みたいなところに座っていた。そして、この時に本当の意味でアキラと時人の顔合わせとなった。

 




 
 どうでした?紅虎のあの宣言に反応した悠季とあの言葉を言った葵は?原作では松平元康とは言ってないので、徳川家康と言っても気づかないと思い敢えて言わせました!

 後、太四老とアキラ達の対面の時に時人が全員に占いをしたのですが、それは飛ばしました!何か、特に意味がないように思えたので・・・

 さあ、次は・・・アキラ苦悩の話になります。お楽しみに
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