こんばんイブニング!三MENです!
今回はオリジナルの戦いがあります!では、どうぞ!
洛中のいたるところで、本能寺での開戦を知らせる銃声が響いた。
禁裏にいる織田勢。
「銃声!こんなに連続で聞こえるという事は・・・アキラ、戦いを始めたか!」
「!!久遠様、小波さんから念話が入りました!敵は本能寺にあり!」
「本能寺か・・・よし!我は行く!麦穂、ここを頼む!」
「そんな!久遠様が「夫が死地にいるんだ!妻も行かなくて何が妻だ!」う」
「ははは、懐かしいですな。織田家の紛争の時もそれくらい意気込んでましたな」
「壬月様!久遠様「止まるようなお方ではないさ。お前もわかってるだろ」・・・分かりました」
「ですが、一人では行かせません。未熟な三バカを連れて行ってください」
「「「三若です!」」」
「二条館の方はどうだ?」
「時人達に任せました。大丈夫です、しっかり守ってくれます」
「よし!行くぞ、和奏!雛!犬子!我らの夫の元に!」
「「「おう!」」」
『・・・小波さんらしくない怒りの感情が入った報告だったけど。アキラ殿、いったい何が・・・私も、行きたい!』
洛中で森一家と鬼殲滅中の長尾衆。
「ん?この銃声は!」
「これだけ連続の銃声って」
「アキラ隊以外ない」
「御大将!アキラさんが黒幕・吉野と対峙したようです!場所は本能寺だそうです!」
「本能寺ね・・・柘榴!あんたは森一家と一緒に掃除を続けなさい!私は松葉と一緒に本能寺へ行く!夫の傍にいくわ!」
「ほう~~、言いおったな!小娘!」
「か~~、焼けるね~。アキラが関わると越後の龍も乙女になるんだな~」
「ふふ、何言われても恥ずかしくないわ!さあ、行くわよ!」
「松葉!御大将を頼むっすよ!」
「任せる」
「御大将、気を付けて!」
「各務!お前も行きたいじゃろう!行ってこい!」
「俺達も掃除が終わったら行くぜ!」
「・・・ありがとう!」
『小波さん。どうしたのかしら・・・感情を必死に抑えた草らしくない報告だった。アキラさんに何かあったのでしょうか?』
ようやく、京に入った武田衆。
「銃声が!」
「しかもこれだけ鳴り響くってことは」
「アキラ隊以外ありえないのら!」
「つまり、最後の決戦が始まったという事だぜ!」
「姉上!」
「うん。二手に分ける。禁裏に行く隊と」
「お兄ちゃんのところだね!お姉ちゃん、私と夕霧お姉ちゃんが禁裏に行くから、お兄ちゃんを助けてあげてね!」
「姉上、兄上をよろしく頼むでやがる!」
「二人ともありがとう・・・一二三」
「は!先の銃声の場所ですね。小波の句伝無量があればよかったのですが・・・麦穂殿に渡してしまいましたからな。おそらく、中心よりやや東かと」
「分かった」
「よし!これより二手に分かれる!各々、健闘を祈る!」
『夫殿。待っていてくれ』
吉水の村に着いた松平衆。
「・・・始まりましたね」
「葵様?」
「悠季。戦いが始まったわ」
「戦う音など聞こえませぬが、女の勘ですか?」
「ええ。アキラ様が必死に戦っている・・・私も傍で」
「・・・葵様」
「分かっているわ。私たちの使命はここを調査すること・・・でも」
「ですが、それが終われば後は自由ですので、京に行っても咎められません」
「・・・ありがとう」
「兵達には早急に済ませるようにいたしますので、お待ちを」
「ええ・・・アキラ様。ああ、葵が必ず参ります」
『アキラ殿。用が終わったら、参りますからな。これは葵様の為であり、あなたの為ではありませんぞ!』
織田・長尾・武田が共に本能寺に向けて出陣を始めた。その本能寺では、
「く!邪魔が多い!」
「全くじゃ!進めない!」
「これは、手間がかかりますぞ」
「でも、頑張るの!」
銃声がやみ、弓・槍隊で攻撃をして、弾を装填中にアキラ・一葉・幽・鞠が出て鬼達を斬りまくったが、
「ははは!まだまだいるぞ!」
吉野がどんどん鬼を出すため、中々前に進めない。憎い敵が目の前にいるのに、鬼が多すぎるためすぐに行けない。アキラも夢氷雹天を数回やり、一葉と鞠もお家流を使って既に百以上の鬼を消しているが、少なくなる気配がない。
自分達以外にも
「浅井衆、ここが死に場所ぞ!」
「市も頑張るから、皆も頑張って!」
「ああもう!鬼が多くなりすぎですわ!」
「ううえええん!多すぎだよ!」
「・・・」「弱音吐く暇あるなら指動かせって、分かっているよ!」
真琴や市、梅達鉄砲隊も必死に頑張っている。だが、やはり減っている気配がない。
「この洛中は本当に人が多くてよかったわ!これほどの鬼を作れたのだからな!」
「ええ!な、なら、この鬼達って!」
「洛中の、民!」
笑いながら言った言葉にひよところが反応した。ほかの皆もその事実に驚いた。
「ひどい・・・皆、必死に生きてきたのに!」
「歌夜!悲しむ暇などないのです!綾菜はそれでも戦うです!その民の人達が安らかに眠れるために!」
「・・・綾菜。そうなの!鬼になった人を救うためにも、鞠も戦うの!」
残酷な事実に歌夜は悲しんだが、綾菜と鞠は倒すことで救える!と皆にいって自分の得物を振り続けた。
「綾菜、鞠さん・・・ええ!私も頑張るわ!」
その言葉に歌夜も気合が戻った。
鬼をまだまだ出す吉野だが、
「ふふ、そろそろ本命を出すか!」
腹立たしい笑顔を出したと同時に、手を前に出した。
「さあ、そいつらを皆殺しにしろ!」
すると、ある一匹の鬼が出てきた。だが、周りの鬼達とは明らかに雰囲気が違っている。しいて言うなら、武田信虎を更に上手にしたような感じで刀を持っていた。
「ほう!どうやら手ごたえのあるやつが(がき!)な!は、はじかれた!!」
その鬼が一葉に襲い掛かった。彼女は攻撃をかわして、間合いに入って刀を一閃して倒そうとしたがその刀が何と効かず、その体にはじかれてしまった。
「何と!公方様の刀をはじくなど、どれほどの固さなのですか!」
「だったら綾菜がやるです!」
次は綾菜が斬りかかったが、
「えええ!信虎のように斬られたところが治ったです!」
「ど、どうなってるの!」
彼女の槍はその鬼を斬ることは出来たが、かつての信虎のように治ってしまった。しかも、あの女のように腕をくっつけてではなくあっという間に傷口が無くなった。その事実に全員が驚いた。そんな中で、
『・・・まさか、こいつが!』
アキラは感じていた・・・この鬼から感じるある気配に。その推測がほぼ間違いないだろうと思い、刀を握る手に力が増した。
「はははは!どうだ~、一体しかいないのが残念だが、強さなら最強の鬼だ!」
一体しかいない。これで確信に変わった・・・彼女の気配を感じる理由が。
「・・・吉野。まさか、これが」
「ふふ、察したか。そうだ・・・こいつが」
腹立たしい笑顔が、殺意の湧く笑顔になった。
「あの女を鬼に犯させて、産まれさせた鬼子だ!」
この時ほど、アキラは感情を抑えられない顔になった。でも、それは彼一人だけではなく、彼女らも殺意が沸いた。この中で心優しいひよですら、この時は殺意が出た。
「これが!これが・・・どれほどの辛さだったのか!」
怒りに燃えたアキラ。目蓋を開けたその目は真っ赤だった。その時、感情が爆発しそうなアキラは気づいてなかった・・・紫微垣が光っていたことに。そして、その光が空に飛んで一塊になったと同時に四か所に向けて飛んでいったが、全員が吉野への怒りで我を忘れていたので気づかなかった。
「傑作だったぞ!泣き叫び、助けを乞うあの女の悲しむ顔はな!せっかく朕の役に立てたというのに」
「私は、私は・・・これほどはらわたが煮えくり返る経験は初めてです!」
「ははは!さあ、こいつを倒せるかな?」
徐々に前に歩いていった。怒りを抑えきれないアキラはパッと見るだけでもわかるくらい震えていた。
「アキラ様!それ以上は危険です!」
「気持ちは分かりますが、いったん戻ってください!」
詩乃と雫が止めるがやはり聞こえてなく、鬼子の前まで歩いた。そして、
「おおおおおおおおおおお!!!!!!」
これ以上ないほどの怒り・殺意・憎しみの込めた叫びをした。
紫微垣の出した光の一つが
「な、何だこりゃ!」
「ええ?どうなっているの!」
「久遠様。空を見るんだワン!」
本能寺に向かう久遠達のところに止まった。そして、その光が
「あ、アキラ!」
アキラの叫んでいる姿を映していた。
それは、久遠のところだけでなく
「あ、アキラが・・・こんなに叫ぶなんて!」
二つ目は美空のところに。
「アキラ!急ぐ!」
三つ目は光璃の所に行って、同じようにアキラの叫ぶ姿を映した。そして、その映った映像には
「「「アキラ・・・泣いている」」」
アキラの赤き眼となった目から一筋の雫が頬を流れ落ちたのを、三人は見た。
「エーリカ・・・心を楽にしてあげます」
「主様!そやつ、今までの鬼とは違うぞ!」
「です!信虎より手ごわいです!」
「大丈夫です。今の私は負けない。エーリカを、私の妻の、本当の苦しみから解放させるためにも!」
努力・友情を構えて、鬼子と向き合った。
「さあ、鬼子。その異物を殺せ!」
「吉野。教えましょう・・・私の怒りを!」
アキラはその刀を一つにして振りぬいた。そして・・・
「無明神風流殺人剣!奥義・青龍!」
最後の奥義を発動させた。すると、とても強い風が出てきた。
「こ、これって、まさか夢のあの技!」
体が吹き上げられそうな強風に思わず小波が叫んだ。過去の夢の青龍の技を思い出した皆。
「皆さん!飛ばされないように!」
「皆!今は体を飛ばされないようにするんだ!」
詩乃と真琴の指示で何とか、アキラ隊と浅井衆はそのままだったが。
「ぐ、ぐぬぬ!何だこれは!」
吉野や鬼子、他の鬼達はどんどん風に負けて、いきなり出た竜巻に飲み込まれていった。奥義・青龍は、みずちを十六個も放ちそれを渦にして、竜巻にする技。どんどん吉野と鬼子が竜巻の上の方に持ち上げられていく。
「吉野、鬼子」
そして、体を持ち上げられた二人が無防備となったところに
「あなた方も、知ったでしょう」
竜巻のてっぺんにいるアキラが一撃をぶち込む技。それは・・・
「青龍・・・そして」
まさに龍の放つ怒りの一撃だ。
「く!鬼子!我を守れ!」
竜巻によって無防備の上、動くこともできない吉野。うまいこと隣にいた鬼子を盾にして、
「私の怒りを!」
アキラの龍の一撃を防ぐことができた。だが、鬼子は致命的な一撃を受けた。
「っく!ふ、ふふふ、ははははは!残念だったな!鬼子はどんな攻撃も全部治すことができる!」
青龍が無くなり、地面に落ちた吉野達。無駄な一撃とののしったが、
「さあ、鬼子!その愚か者にトドメを刺せ!」
鬼子は返事がなかった。いや、動こうとしなかった。
「どうした!何をしている!」
「ふ、愚か者はどっちでしょうね」
命令を聞かない鬼子に怒りを出す吉野を嘲笑うアキラ。
「もう、その鬼子は死んでいますよ」
「何!」
「これが・・・無明神風流ではない私だけが持つ最大の技。グランド・クロスの更にその上のエンド・クロス。斬った瞬間全てを凍らせる技」
これは、ヘルバーストではなくヘブンズバーストでグランドクロスをしたのだ。ただ、ヘルバーストの時とは違って凍り付く速度が半端ではない。人間であれば、瞬き数回で体が凍り付き、十回もしないうちにその体の内部も全部凍り付かせる技だ。しかも、
「ふざけるな!鬼子が、この程度の技で!」
「この技は斬られた相手すら、知らないうちに命の炎を凍らせて散らせる技。人であろうが鬼であろうが、その命が凍ってしまっては散っていく定め・・・エーリカ、あなたの心。無事に解放させましたよ」
どんなものであろうと、少しでも斬りさえすれば凍らせて倒せる技だ。これで、体を残して命を無くした鬼子は
「全てを、無へ」
アキラの一閃で真っ二つにされ、地面に落ちた拍子に完全に割れて散っていった。
「・・・ふふふ、なら、あれをやるか!」
だが、吉野はそれに動揺しなかった。むしろ、新しいおもちゃで遊んでやろうとする子供のような楽しそうな顔をした。吉野が地面に手を付けて、何やら力を送っている。
その頃の森一家。
「あれ?妙だな」
「ああ。変だな」
「あの、お嬢に姉御。何が変なんですか?」
「相変わらず能無しだな、お前は」
「全くじゃ・・・鬼共が一斉に姿を消したのじゃ」
「鬼共が?あ、そう言えば!」
「・・・林のばあさんは何と言っている?」
「へえ、一か所に集めているという事だそうで」
「ほう~~。と言う事は」
「・・・へへ、母も同じ考えか!よし!おいお前ら!ばあさんと共に鬼掃除をしろ!俺と母は行ってくる!」
「へ?行くって何処に?」
「決まっているじゃろうが!」
「「神殺しじゃ(だ)!」」
これ以上ない楽しみのこもった顔の二人が、本能寺に向けて出発した。
鬼子が消え去ったことで皆が喜びに満ちた。
「皆さん!アキラ様が道を開きました!」
「私達も負けずに道を作りましょう!」
「さああ!いっくよ~~!」
「「「「「「おおおおおお~~~!!!」」」」」」
詩乃・雫・市の激で兵達も気合が入った。そして、次々に現れる鬼に負けてなるものか!と気合を入れた。
そこに、
「アキラ!妻が来たぞ!」
久遠が到着した。
「僕達もいるぞ!」
「三若、とうじょ~~!しゃきん!」
「アキラ様!お待たせだワン!」
その後ろには三若もいる。更に、
「甘粕衆、せんと」
「アキラ!やっと会え」
「うちの旦那を・・・よくも泣かせたわねえええええ!!!」
美空も到着した・・・松葉と各務の言葉を遮って叫ぶほど、アキラの涙で心配していたようだ。
「久遠、美空!」
一気にこちらも味方が増えたことにより、形勢も有利になってきた。
「アキラ、無事か!」
「大丈夫!泣いていた姿が見えたけど!」
「え?何の事ですか?」
アキラは、いやアキラ隊と浅井衆もあの光の現象を知らないので、美空の言葉にキョトンとした。そうしているところに、
「アキラ!よかった!」
光璃達も到着した。彼女らもまた到着した。これで、アキラ達の方も多くの心強い味方が揃った。
「さあ、私達(ゴゴゴ)む!何が」
アキラ達が吉野に顔を向けると、地震が起こった。その時、
「はははははは!さああ、これでこの世は朕の望む世界になる!」
吉野が狂った笑いをした。それと同時に本能寺の境内からとても黒い柱が出てきた。しかも、その柱は遠くに見える山や林からも出ているのが見えた。
「吉野!貴様、何をした!」
「言ったであろう。朕の望む世界になると・・・この世界は鬼の世界になるのだ!」
「まさか、その黒い柱って」
「ああ、鬼の元となる怨念だ!日の本の全部に送り届けてやったわ!」
「・・・いつまでも、迷惑な存在」
「何を言う!朕こそが王にふさわしい存在!貴様らは朕の部下になるべき存在!そもそも、民は人間ではない!民は鬼!それこそ朕の求める日の本の民だ!」
「・・・三人共、あの無能な妄想家吉野は一体何者ですか?」
久遠達と吉野の話で、日の本中にこの鬼の怨念(たね)とも言うべき黒い柱が出ていることを知ったアキラだが、そもそも吉野はいったい何者なのか?それを知らないので確認した・・・十分に挑発も含めて。
「あやつはアキラと同じ、この世界ではない存在。そして、アキラと同質の者」
「その正体は持明院統に喧嘩を売った野心家・吉野よ」
「確かに英傑呼べる頭脳はある・・・でも、地位と立場を欲するあまり、怨霊になっていたなんて」
「ふん!そもそも、そいつほど王にふさわしくない人間はいない!ただの商人の息子として産まれた選ばれることのないその男より、代々の血統から言って朕が王にふさわしい!そして、貴様らは朕に仕えるべきだ!」
「・・・聞くに堪えないくだらない妄想話ですね。私はからすれば選ばれることなどどうでもいいことです」
三人の説明の後に自分をバカにした吉野の言葉を流したアキラ。
「私のしたいことはただ一つ・・・信念ある妻を死なせたあなたを斬って彼女の仇を討つ!王にふさわしいだの、自分が選ばれただの、そんな誇大妄想などどうでもいい!そもそも、無能なあなたに王になれるわけがない・・・血筋だけで王になれると思いこみをしている時点で、貴様は無能の更に下の大無能です!」
そして、怒りを込めながら逆に侮辱したアキラ。その言葉に、
「貴様、朕を大無能呼ばわりだと!断じて許せることではない!その言葉、後悔に変えてやる!」
見事にのって激怒した吉野。
「そもそも、貴様はもう用済みだ!一人、孤独に殺してやる!」
そう言うと、いきなり別空間に一人移動させられたアキラ。周りには、久遠も美空も光璃・・・そのほかの皆も誰もいない。いるのは、
「ここで貴様を殺してやる・・・この、たくさんの鬼達に食われてな!」
吉野と百以上の鬼だった。
エーリカの産んだ鬼子をしっかり殲滅したアキラと紫微垣が彼女達を一刻も早く来させるためにあの映像を作って久遠達に見せました!久遠・美空・光璃に行った光、残り一か所はいったいどこに行ったのか・・・。
アキラ、オリジナル最強技エンド・クロス。グランドクロスを壬生の血とヘブンズバーストで強化した技。
最後に、アキラが彼女達から切り離されてしまった・・・。次回、お楽しみに!
因みに、原作では遅れた武田勢が、何故織田・長尾に後れを取らないで本能寺に来れたのかと言うと。
「お、お屋形様!あれ見るんだぜ!」
「あ、あれは、竜巻か!なぜあんなものが!」
「え、えええ!てっぺんにアキラがいるのら!」
「じゃ、じゃあ、あれって。アキラ様がだしたの!」
と言う感じで、青龍の竜巻とアキラが目印になったためです。