結菜!ついにアキラに名前を許しました!そして、デレました!更には、見惚れてました!前回は詩乃をメインにしたつもりが結菜がメインになっている気が・・・。
さあ、ついに原作第二章終了です。この話の二章はまだ続きますよ。
手当の終えたアキラと一緒にいる結菜。そこに、ひよところが戻ってきた。
「「お頭~~ご無事ですか~~!!」」
涙目でアキラのところに走ってきた。
「お二人とも仕事お疲れ様です。詩乃は無事ですか?」
「「はい!こちらに」」
「おお、アキラ。やはり無事だったか」
詩乃を連れてきたひよところ。二人の後ろに壬月もいた。
「あれ?どうして壬月さんが?」
「殿が助けに行ってやれと言ってな。私より強いお前が負けるはずないから大丈夫だと言ったんだが・・・」
『ちょっと待ってください。今なんて言いました?周辺諸国で鬼柴田と呼ばれ恐れられている柴田権六勝家よりも強いって!こ、このお方はいったいどれだけお強いのですか!』
壬月の言葉に内心焦りまくった詩乃。そんな彼女に気づかないまま話は続いた。
「妻として心配だったんだろう。後で顔を見せに行ってこい」
「そうですか・・・ふふ、わかりました。尾張に戻ったら、すぐに笑顔を見せて安心させてあげないといけませんね」
「そういうことだ」
詩乃がまだ驚いている中、アキラの肩に手を置いて笑顔で話す。
「よかったな。目的を果たすことができて」
「ええ。本当に良かったです・・・さて」
意識と顔を詩乃に向けた。
「改めて、私は織田久遠信長の夫アキラと申します。初めて会ったあの時に、もう気づいていたのでしょうけど一応自己紹介させてもらいます」
「はい、おっしゃる通りです・・・でも、それはお互い様ですよね。あなたも私の事に気づいていたでしょう?」
「もちろんです・・・でも、今はあなたを攫います」
その言葉に詩乃は戸惑った。
「あ、はい・・・あの私は、攫われるのですか?」
「ええ。あなたを手に入れたい。だから、攫うのです」
「そう、ですか。何か不思議な気分です。そこまで私を欲し求めようとする人なんて初めてでしたから」
「それは、美濃の連中の見る目が節穴だったということです。さあ、これからは私と一緒です。しっかりついてきてくださいね」
アキラの笑みに詩乃も思わず笑みをこぼした。
「ふふふ・・・はい、わかりました。我が名は竹中半兵衛重治、通称は詩乃。アキラ様、あなた様に我が才と我が命の全てを捧げます」
アキラの出した右手を握り、嬉しそうにその握った手を見る詩乃。
『あなた様の言った通り、ずっと一緒です。そう、この身朽ち果ててもずっとあなた様の傍を決して離れません!』
その気持ちを強く持ち、これからもずっと一緒にいる決心をした。
「くくく、ははははは!アキラ、お前女誑しだな~~!(バンバン)」
その現場を見ていた壬月が笑いながらアキラの背中を叩いた。梵天丸よりは威力は弱いのでどうってことなかったが、それより言われた言葉に疑問だった。
「た、誑しですか?私は、本心を素直に言っているだけですが」
「お頭~、私達女からすればそれが嬉しいんですよ」
「うん。お頭っていろいろ意地悪だけど、ちゃんと素直な気持ちを出すところがドキッとさせられるんだよね~」
「壬月様の言う通りです。アキラ様は天下の女誑しです」
「アキラ!女性を口説くのは許すけど、私や久遠を忘れてもらっちゃ困るからね。絶対に忘れないでよ!」
皆から満場一致女誑しが認定された。何気に結菜は自分も意識している発言をしていたが、アキラは気づかなかった。
「・・・もうちょっと接し方を修正するべきでしょうか」
女性に対する対応を真剣に考えながら一緒に歩き始めた。途中で壬月に周りにいる女の多さにからかわれたが、その程度で赤くなるアキラじゃなかった。
しばらくすると、無事に尾張到着。目的を達成したことと結菜を無事に家に届けるために久遠の家に行った。
「そうか、成功したか」
「ええ、ほっとしました。今はひよところがついてくれてます。今まで城暮らしでしたが、これからはアキラ隊の長屋で暮らすことになりますからね。いろいろ勝手が違うでしょうから、それの説明もふまえてね」
「うむ。竹中半兵衛がこちらの陣にきてくれたのはとても心強い。これからの稲葉山城を攻める時には十分に力を借りることになるだろう」
「何しろ、居城といってもいいくらいあそこにいましたからね。でも、私としては途中から竹中半兵衛じゃなくて、詩乃という信念を持った女性を助けたい。そう思ってましたね」
その話を聞き、久遠と結菜は溜息を吐いた。
「ふ~~、結菜・・・お前の言う通りだな」
「ねえ、女誑しでしょう~」
苦笑いをしながらアキラを見る二人。少し仕返しとしてあの事を言い出した。
「少しひどいですよ久遠。私はあなたに告白したのに、それを「なああ!!ちょっと待て。それを思い出させるな!」」
一気に久遠はその時を告白の言葉を一字一句全部思い出した。
『久遠、私はあなたのことが好きです。あなたは努力をして、皆のために頑張ろうとし、私のことすら大切にしてくれる。たくさんのことを言っても理解しようとしない人がたくさんいる中、あなたは少しの事でもすぐに大筋を理解できる。そんなあなたといることが私は嬉しく、愛おしく思うようになりました。久遠。もう一度言います。私は、あなたのことを愛しています』
アキラの言葉を頭の中でこの告白を思い出してしまい、顔をとことん真っ赤にして「ううう~~」と言いながら言葉を詰まらせる。
「では、失礼します。そろそろ食事の時間ですし、私がいないと詩乃はまだ不安でしょうから」
そう言って足早に家を出て行った。ただ、結菜は見逃さなかった。アキラもまた顔を赤くしていたことを。プロポーズレベルの告白はさすがのアキラも恥ずかしかったようだ。
『ちょっと、羨ましいわね。あいつに告白されたなんて・・・私もしてほしいわ』
そう思いながら、まだ真っ赤になっている久遠の食事を作りに台所に向かった。
遂に結菜。アキラが好きになりました。やばい、今回もまた詩乃より結菜がメインになっている・・・。前回の久遠への告白も入れました。
さあ、次は再び間章です。ただ、その後の原作第三章は省略するつもりです。何か、アキラ無双になりそうなので・・・。