※この作品はR-18です。

戦国恋姫 盲目のサムライ   作:一日三食MEN

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 こんにちは!風呂の時間が一番天国の三MENです!考えた結果、第三章に入ることにしました!今回は最初の目的地に着くまでの旅路です!


第三章 堺・京・北近江編
十七振り目 似た者夫婦?嬉しいような複雑なような


 「それで、眠りを起こした訳を聞きましょうか?」

 朝、意識が戻ったので体を起こそうとしたが、誰か乗っていることに気づきすぐにその者に話しかけた。

 「ふん、すぐに起きんアキラが悪い」

 「それが理由なら、もう少し寝ましょうか・・・そうだ、一緒に寝ませんか?」

 「な!ななな、何を言うか!」

 「そのためにここにいるのでは?」

 「ちょっと、私は~~(プンプン)」

 久遠をからかっていると、む~~とした顔で結菜がきた。二人揃って、アキラ隊の長屋に来ていた。

 「大丈夫です。忘れていませんよ。三人で寝ようと思ってますので」

 「そう、ならよし(ニコ)」

 「よしじゃない!いい加減にしろ!」

 「「え~~~」」

 「結菜まで何でそれなんだ・・・アキラ!ちょっと頼みがある!」

 「はあ、分かりました。でも、先に顔を洗わせてください・・・後、今度から起こすときは上に乗らない方がいいですよ。ごちそうさまでした」

 そう言って、部屋を出て庭にある井戸で顔を洗いに行った。

 「・・・ねえ久遠。アキラに下着、丸見えだったんじゃない?」

 「は!(〃ノωノ)ね、ね、根切りにしちぇくりぇりゅわ~~~!」

 心の眼でしっかり妻の下着を見たアキラでした。ちゃん♪ちゃん♪

 

 

 買い物に付き合え。二人で街に出かけよう。といった軽い頼みだと思っていたが、甘い考えだったことに気が付いた。

 「どうだ、アキラ。こうして朝日を浴びて馬乗りをするのも悪くないだろう」

 「ええ、それに関しては頷けますが・・・今頃、麦穂さんと壬月さんの頭痛が悪化してそうですね」

 甘い考えだった理由・・・それは二人とも尾張を出て、山道を馬で進んでいる。そう、自国を出ているのだ。

 「お頭~、お待たせしました!」

 「久遠様!私達でしっかり守ります!」

 「はあ、はあ、はあ、や、やっとおい、つけま、した」

 後ろから護衛役のアキラ隊の三人も馬に乗って追いかけてきた。でも、詩乃は体力がないので疲れていた。

 「三人ともありがとうございます。私一人でも平気でしたが」

 「ダメです!アキラ様が強いのは知っています。でも、織田家当主と夫の護衛は絶対に必要です!」

 「「そうですよ!お頭!!」」

 「大丈夫です、ちゃんと自分の立場は理解しています」

 「ほう~~、言ったなアキラ。この前の稲葉山城を少数の兵での潜入・・・立場を理解しているものの行動とは思えないのだが」

 「久遠だって、毎回城を抜け出しては私に麦穂さんと壬月さんの言い訳を押し付けているじゃないですか。今回に至っては尾張まで出ていますし」

 互いに幼稚な文句の言い合いに一歩も譲らない。その行動自体が立場を理解していないものの行動にしか見えない。

 

 『『『・・・似た者夫婦』』』

 

 三人とも考えが一致した。 

 

 

 その後、久遠から国を出てまでやる用事を訪ねると、堺と京に用があるとのこと。そして、通り道に北近江の浅井に久遠の妹が嫁いでいるので、アキラの要望で帰り道にそこに行くことにした。

 「久遠。北近江を治めている浅井長政という人は、どういう方なんです?」

 「まさか、そこに行く目的というのは」

 「あくまで久遠の夫として、あなたの妹とその夫がどんな人か。それを確認したいだけです。ですので、頭の中にある妄想をやめていただけるとありがたいですが?」

 久遠はその返答にホッとした。

 「それはよかった・・・そ、それより、浅井のことだったな!」

 「ちなみに、どんな理由でホッとしたのですか(ニヤニヤ)」

 「ううう、き、聞くな!説明するぞ!」

 アキラに問い詰められて焦りながら話した内容だと、浅井長政も女性であったこと、ちょっと小心者だがどっしりとした大きな器を持っていること、妹・市のことをしっかり愛していることだった。

 そこまで聞いて少し考えた。

 

 『ここの世界は結菜以外が武将や当主が女性だから、他の国でも妻や愛人の立場の人以外も女性だと思っていましたが・・・やはり驚きますね。だが、浅井長政は確か織田信長の妹の件で手を握っていたけど、越前の朝倉を攻めることを決めた信長を裏切って朝倉に味方した。という話を聞いたことがあります。朝倉とはとても深い縁があるとかないとかでしたが、ここの世界では果たしてどうなるのでしょうか?』

 

 でも、それ以上は考えても仕方がない。まずは堺。細かいことは後回しにするということで気持ちを切り替えた。

 

 

 堺に行くには今浜というところで船に乗り、大津というところで降りて一日程度馬乗りで到着。という流れだった。

 「ふむ、中々栄えていますね」

 四人は船を下りて、大津に着いたところだ。人の多さに感心していた。

 「そう、湊があるということは物や人の出入りがよくある。そして、そういう出入りがよくあるところは」

 「銭の出入りもよくある。ということですね。そこに商人の眼が止まって、こうして栄える村になるということですか」

 「そうだ。よくわかったな」

 「商人にとっては金と書いて命と読む。それぐらい大事なものみたいですからね。向こうでも連中達から金を盗んだ時は、死に物狂いで追いかけてきましたし。全くどうせ儲けるのだからもらっても罰は当たらないでしょうに」

 「・・・盗みで知ったのか」

 「仕方ありませんよ。まだ小さい頃でしたし、それをしなければ死んでいました。生きるためにやったことです」

 まさか話したことが実体験だったことに苦笑いをする久遠だが、生きるか死ぬか。と言うアキラの言葉には何も言い返せなかった。

 「あ、あの~お頭。ちょっと、お願いがあるのですが」

 そこにころが話に入った。どうやら、ひよが船に酔ったらしく詩乃も体力の限界が近かったので、一段落として美味い団子屋があるからそこで休もうということになった。アキラと久遠もちょうど小腹がすいたので、その意見に賛成した。

 

 

 穏やかな空気にうまい団子とお茶。ほっとしていると、いつの間にか隣に女性が一人座っていた。四人は別のところで座っている。

 「ずいぶん穏やかですね。乱世の中、こう静かな場所ってありがたいですね」

 「そうだね、仕官しようといろいろ探していたけどこうした場所はたまには来たくなるものだね」

 「ほう、まだ決まってないのですか?」

 「そういう君もそんな風に言えるあたり、耳が遠いように見える」

 「いろいろあって今まで自分の事で精一杯でしたから・・・すいませんが、ここの団子は奢りますから、いろいろ聞かせてくれないですか?」

 アキラはこの女性を警戒していた。なぜなら、ほかにも席があるのにあえてここを選んで座ったように思えたからだ。

 「やれやれ、安く買われたものだ」

 「お願いしますよ」

 「ま、いいか。ここの団子は美味いしね」

 その女性から聞いたことは、畿内の足利と三好が権力闘争をしていて今は三好が有利だということ。そのせいで、治安が悪化していていつ両家の間で争いが起きてもおかしくない状況だということ。しかも、地震が毎日のように起こっていて民達が不安になっていることだ。

 実際、話の間に一回小さいけど地が揺れた。

 「この揺れが毎日ですか・・・大小別々に起こるというなら不安にもなりますね」

 「大和というところが震源となっているみたいだけど、詳しいことは全然だよ」

 「なるほど・・・そろそろ別れましょうか。団子代は任せてください。後、仕官叶うといいですね」

 「ああ、遠慮なく頂いたよ。応援ありがとう」

 そう言って女性はいなくなった。

 

 『確実にどこかの勢力の草・・・いえ、武将でしょう。相当の腕の持ち主ですね。ですが、不思議と誰かに似ている気がするんですよね。あの飄々と話しておきながら油断できない空気を持つあの女性は・・・でも、今は考えなくてもいいですね』

 

 別に今はどうってことないし、仮に素性に気づかれても向こうは話す事はしない。それが分かっていたから、特に何もしないで彼女と別れた。

 

 

 大津を出発して、最初の目的地である日の本一の商人の町・堺に到着した。

 




 無事、久遠がアキラに痴態をさらしました!・・・じゃなかった堺に到着しました。
 そして、アキラと話したあの女性。果たして誰に似ていると思ったのでしょうか?

 次は堺、出来るなら京まで行かせようと思います。

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