こんばんは!気づけば熟睡してこの話を更新してなかった三MENです!
麦穂さんは原作じゃ結構自分の気持ちを我慢して抑えている面があったから、間章7-2でバーニングさせました!
さあ、今回はついに原作最強(作者思う)が登場だ!
「どうだアキラ!すっげえだろう!」
「ふふ、そうですね。この槍の凄さはちゃんと分かりますよ」
「今度こそ、それでこやつに勝てるといいのう~クソガキ!」
アキラは、今ある二人と馬に乗って外にいる。
「之定の十文字槍はやっぱり最高だぜ!オレな、こいつに人間無骨って名付けたんだ!いい名前だろ!」
「どや顔して言うくらい、気にいったのですね・・・そう言えば桐琴さん。最近各務さんに会ってませんが元気にしてます?」
ふむ、と瓢箪から出た酒を飲んで思い返した。
「・・・なるほど、少し元気がなかったのはお前が会ってなかったからな」
「確かに長島に坊主どもを斬りに行ったときも、半分くらいしか殺してなかったな」
「お前のところに行くと行ったら、一緒に行きたそうだったしな」
「・・・今度、一緒に食事にでも誘いましょうか」
「そうしてやれ・・・それにしても、各務がお前の虜になっていたとはのう~ははははは!」
もうわかる通り、この二人は何度か会った鬼殺し専門チーム・森一家を束ねる棟梁森三左衛門可成と彼女の娘の森小夜叉長可だ。観音寺城偵察途中で出会い、鬼の調査兼殲滅を依頼した際一緒に行動することを条件に了承した。尾張に戻って上洛準備中に何回か声がかかって共に行動していたが、今回の同行は尾張や美濃は粗方狩り尽くしたから、少し遠い長久手の方で森衆の使いに調べさせると鬼の巣を見つけたとの事で、同行することになった。
『ふ~む、二人はともかく。ひよところの話では今回の私の隊の増強に久遠も手を貸しているらしいですが・・・織田信長で思いつくのが鉄砲ですからそれでしょうね。いきなり、麦穂さんや和奏達の隊に鉄砲を入れて隊列を一から作り直すより、まだ全然隊員がいないアキラ隊でやればそのまま人を増やすと同時に鉄砲隊を作り上げることができる。これが手を貸す理由でしょうね』
そんな移動途中でもアキラはひよところとした隊の話の事を考えており、今後の自分の隊がどうなるか考えていた。
『そうなると、自分の隊も多くなる事に・・・旗も考えた方がいいですね』
「おい、アキラ。なにぼ~っとしてるんだよ」
「何だ?各務と寝る計画でも立てていたのか?」
二人の声に現実に戻ったアキラ。その時に気配を感じて、
「ははは、その通りですよ・・・と言いたいですが、お客みたいですね」
「・・・何か近づいてくるな」
そちらに意識を向けて誤魔化した。だが、本当に誰かが近づいているのだ。少し遠くで砂煙を見た桐琴。でも、アキラは警戒しなかった。その理由は
「詩乃の気配がします。敵ではないですね」
自分の知る者の気配があるからだ。
「だが、何人か追いかけている兵がいるぞ。そやつらは敵じゃないのか?」
「何!なら、俺に任せろ!よ~し、楽しんでくるぜ!」
「待てやクソガキ!わしが見つけたからわしの獲物じゃ!」
「・・・全く、美濃に戻ろうとしているということは松平の兵でしょうし・・・桐琴さんはわかって嘘つきましたね。各務さんに頼んで禁酒をまたやらせましょう」
既に馬を走らせ先を行く二人を追いかけながら、罰を考えている。
『でも、本当に梵とほたるのことを思い出させる二人ですね。まあ、絶対に殺しても死なない二人ですから心配は無用ですけど・・・元気でやっているといいですね』
こっそり、笑顔になって後を追いかけた。
追い着いた先には、アキラが唖然とする光景があった。
「ふにょ~~~!」
「「な、何!」」
「・・・は?」
小夜叉と同じくらいの身長の少女が、二人の槍を左右で抱え込みそのまま二人ごと持ち上げたシーンだった。
「アキラ様?」
「っは!し、詩乃、ひ、久しぶりですね!」
唖然としていると、詩乃が傍にやってきた。アキラ同様少し唖然としている。
「・・・まあ、あれを現実と見るには少し無理がありますよね」
「い、いや!そんなことないですよ・・・ふう、すごいですねあの娘は。あの二人が『ズドン!』ああやって地面に落ちるなんて想像していませんでした」
「それでも、ご無事なお二人に「三河武士の実力、しかと思い知ったかです!」私は驚いているのですが」
「あの程度なら、三若でも平気ですよ・・・さて、いい加減抑えに行かないと収拾がつかなくなりますね」
「いってらっしゃいませ、我が主」
起き上がった森親子が喧嘩再開しそうな空気に飛び込み、
「いい加減にしなさい!(ごん!)」
「「いったあああ!」」
何とか落ち着きを取り戻させた。
「全く・・・二人にはまた各務さんに説教してもらいます」
「なああ!お、おい!」
「待てや!まさか、また禁酒させる気じゃ!やっと、この間許されたのに!」
「稲葉山城以降も何かしたんですか?覚悟はいいですね。二人とも」
「「ああああああああ!!!Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン」」
頭を抱える二人。特に桐琴は禁酒再開になりそうで、青ざめている。
「その程度で済んでよかったと思ってくださいね・・・では、改めて。すいませんでした、こんな二人だけど織田の人間ですので」
その二人を投げ飛ばした少女に顔を向けた。でも目を開けない玲に疑問そうな顔をしている。
「・・・どうして、目を開けないです?」
「申し訳ありません。私は目が見えないのですよ」
「目が見えない・・・ま、まさか、田楽狭間でご降臨なされたアキラ様ですか!」
「・・・?ああ、まあ、そうですね(そういえば、私ってそういう登場でこの世界に来たんでしたっけ)」
自分がこの世界に来た時の事をすっかり忘れていたアキラ。そのアキラに目を輝かせた少女。
「我が名は本多平八郎忠勝!通称は綾那と申します!アキラ様!ずっとお会いしたかったです!」
話を聞くと、当時今川の兵として参加していた綾那は田楽狭間で光の玉に入っていたアキラを見て以来、如来様の化身として見ていたらしい。ただの一人の人間だと言っても綾那には後光が見えているらしく、未だに目を輝かせてみていた。森親子は詩乃と挨拶をした後、いろいろ話すうちに綾那と仲良くなっていた。
「森のお二人は、綾那殿を気に入られたようですね・・・さっきまでは見る・即・斬る刺すでしたのに」
「ははは。刃で語り合う友情というのもあるのですよ」
「実感がこもっている言葉ですね。経験がおありなのですか?」
「ええ、ありますよ・・・とても、ね」
『アキラ様・・・その横顔素敵です////』
思い返すアキラを見て、心が熱くなる詩乃。
「ところでどうしてアキラ様は森のお二人と長久手まで来ているのですか?」
詩乃の説明要求に、一瞬焦ったアキラだった。
一応、詩乃に説明すると溜息と同時に呆れながら説教を始めた。久遠の夫だから少し立場を考えてほしい。久遠は自分に関わる大きなことを考えている。だから、無茶はしないでほしい。との事だった。ただ、詩乃も結菜から少し聞いた程度だったので、あくまで推測であり何かまでは分からないようだ。
そんな話にイラついた森親子がさっさと鬼を退治しに行こうぜ!とイライラしている時に綾那は兵の一人に歌夜という人を呼んだ。少し待ってやってきたのは大和撫子というにふさわしい女性だった。
「初めまして、私は松平家中が一人榊原小平太康政。通称は歌夜と申します」
本気でアキラは一瞬そう思うくらいおしとやかが似合う女性だった。
「歌夜さんですか。私は「歌夜!この方があの田楽狭間で二人で見たアキラ様です!」・・・自己紹介は必要なくなりましたね」
「え・・・えええ!あ、あなたがアキラ様ですか!これは、失礼を。こら綾那!「いいのですよ。その方が気楽でほっとします」え?ほ、本当によろしいのですか?」
はい。と頷く中お隣のこめかみに青筋を浮かべている親子はブチ切れそうだった。
「うっせ~~な。さっさと鬼の巣にいって鬼を殺そうぜ~!」
「そうじゃ!槍が血を求めてうずうずしてるというのに!」
「・・・この近くに鬼の巣。鬼という存在は既に知っていると思いますが、その巣が近くにあるので三人で退治しようと思っていたところです」
「そうですか・・・ええっと。近くに鬼の巣があるから自分達も行って調べたい。綾那が言いたいのはそういうこと?」
「です!」
どや顔で言う綾那に溜息を吐く歌夜。
「は~~、まあ、確かに一度対峙してみない事には分からないですし・・・ご同行してもいいですか?」
「ええ、お願いします(むしろ、そっちの方が助かります)」
三人のお守りは正直したくなかったので、内心助かったと思ったアキラだった。
移動中に三十から四十の鬼を倒すことを話すと、さらに呆れかえられ詩乃も一緒についてくることになった。アキラは彼女を守るために今回の鬼殲滅は参加しないことになった。
鬼退治の前に綾那が自分の槍『蜻蛉切り』の名を出した時、桐琴が愛槍『蜻蛉止まらず』を真似したと文句の言い合いになったのは割愛。あぶり出しされ出てきた鬼と戦う二人を見ているアキラ。
『・・・あの子が戦国最強と呼ばれた本多忠勝ですか。さすが、歴史に残る納得できる強さですね。榊原小平太というのは聞いたことが、綾那ほどではありませんが光るものがあります。まさか、二人ともこれほどの腕とは思いませんでした』
出てきた鬼を惨殺する森親子と切っていく綾那と歌夜。
「「ヒャッハー!!( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \」」
「鬼ってそんなに強くないですね~~!」
「うん。これくらいなら何とかなりそう」
「アキラ様。松平のお二人はまだしも、あちらの二人はどうしても鬼にしか見えません・・・キ〇ガイとは人の道を外れるのが当たり前なのですか?」
「・・・・・・そうですね」
アキラもまた同じ事を思っていたので、何も言えなかった。というか、向こうで実例を何人も見てきたアキラは『当たり前です』と心で答えた・・・だが、向こうの仲間がいたら確実にこういうだろう。お前もそうだろ!と
数分後には鬼の殲滅・・・いや惨殺は終わったが森親子はまだ消化不良なのか、ほかに鬼がいないか探しに行った。戦の前までこの辺りに潜んでいる鬼達を全部狩りつくすつもりだろう。その狂気すら感じる笑顔に詩乃は思わず後ずさり、アキラは少しだけ鬼に同情してしまった。
「あの二人は放っておいても問題ないでしょう・・・とりあえず、村まで戻ります。宿でこれから戦う鬼の事を説明しようと思いますので」
「「お願いします(するです)」」
「では、行きましょう」
そして、一通りの説明をするため長久手の宿に向けて出発した。
皆さん、お待たせしました!最強の本多忠勝見参です!やはり、森親子が出ると鬼退治がスムーズですね。各務も出そうかな?と思いましたが、今度にします。
そして、全読者の皆様、更にお待たせしました!ついに、あの子が出ます!作者はガチでこの子は素晴らしいと思っています!