※この作品はR-18です。

戦国恋姫 盲目のサムライ   作:一日三食MEN

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 今日は!クリスマス・・・リア充爆発しろ~~~!とガチで願う三MENです。

 では本日はついに三好衆との戦いその1です!

 ただ、今回はちょっと短いです。


三十五振り目 アキラ、二人目の正室を得る

 京への先行準備も完了。ついに京の前まで到着。

 「小波、言った通り二条館までの道の確保をお願いします」

 「は!」

 「でも、忘れていませんよね・・・私の一番の命令を」

 「何が何でも、生きてアキラ様の下に戻る」

 「よろしい。決して命を懸ける。ということはやめてくださいね」

 「・・・・・・は」

 小波がいなくなり、少ししたら句伝無量で道の確保が確認。すぐに確保した道を進むアキラ率いるアキラ隊とエーリカ。

 

 二条館前で小波は一人考えていた。

 『田楽狭間の天人と呼ばれ、織田久遠様の夫でもあるアキラ様。私のような草に、どうして気楽に話しかけてくれるのだろう・・・あと、どうしてあの人は私に生きろと命ずるのだろう。草は主の為に死ぬことが第一のはず・・・なのに、あの人は私も大切にしようとしている・・・もしかしたら、私は』

 「小波ちゃん!お頭、いました!」

 「波にん、よかった。無事で何よりです」

 「は!アキラ様もご無事で何よりです!」

 思いにふけようとした時にひよ達の声が聞こえたので、慌てて顔も気持ちも引き締めた。でもそんな中で見た自分が無事だと話から笑顔になるアキラの顔。

 

 『アキラ様の笑顔・・・この方を見るだけで、どうしてこんなに嬉しいと思う自分がいるのだろう。やっぱり、私は・・・いや、今は任務に集中』

 

 心で少し戸惑いを感じながらも、アキラの笑顔に見惚れていた。

 「アキラ殿!おお、よくお越しいただきましたな!」

 そんな彼女に誰も気づかない中、二条館の門の前には幽がいた。

 「幽、相変わらずのようで何より」

 「仲間が増えておりますな。どうやら誑しが強くなったようで」

 「ええ、私の力になると言ってくれた皆に感謝ですよ」

 「・・・皮肉を素で返されると対応に困りますな」

 「ははは、それなりに元気で何よりです・・・一葉と双葉は?」

 その後、すぐに二条館の中に案内された。入ったのは詩乃と鞠そしてエーリカだ。ひよ、ころ、梅と小波には防衛と索敵を頼んだ。

 「アキラ殿がここまで来たということは・・・」

 「ちょっとした変事もありましたが、久遠達も瀬田のところにいます。部隊の編成をしているため、先に私達が来ました」

 「変事?それは何ですか?」

 「一葉達と共に話しましょう・・・本当にかなりの変事なので」

 「分かりました。ここです。一葉様、双葉様、アキラ殿がお越しくださいました」

 

 部屋に通されて中に入ると足利姉妹がいた。ただ、二人とも顔色はそれなりによくないのが分かった。

 「久しいな、アキラ」

 「お久しぶりです。アキラ様」

 「ええそうですね、一葉・・・双葉も元気そうでよかったです」

 「おい、アキラ。何故、双葉には優しくて我にはそんなそっけないのだ?不公平ではないか!」

 「それは双葉はお姫様という感じですが。あなたは「悪童ですな」そう、幽の言う通り、双葉と一緒の対応ができません。何より私にとってはあなたが公方や将軍である前に一人の女・一葉です。私はそう見ています」

 そう言われて顔が少し赤くなる一葉。

 「・・・そうやって自分を見てくれる発言が、誑しと言われるものだということに気づけないのか、こやつは」

 「無理なの!でも、これがアキラなの」

 「ふむ、これは久遠様と真剣に話さないといけませんな・・・ただ今は」

 「何やら悪く言われているような気もしますが・・・そうですね」

 アキラの誑し文句に呆れながらも、本題を出すと真面目な顔に戻り話を始めた。

 「なるほど・・・まあ、金がない状態で壁の補修やらをやっていれば何かあると思いますよね」

 「ああ、覚悟の上だったがな」

 「それにしても、まさかあの弾正小弼が織田に降っていたとは・・・この細川幽思わずかわいらしい驚き方をしてしまいました(ニッコリ)」

 「その顔がとてもイラっと来ます・・・しかし鬼の力に頼ったからこそ、白百合さんはこちらに来た」

 「その、人を鬼に変える薬というのは・・・何なのでしょうか?」

 詩乃の言葉に反応した双葉の疑問。それはアキラも知りたいと思っていた。その答えはエーリカが答えてくれた。

 「・・・薬をまだ調べる時間もなかったので、あくまで予想ですが鬼の血や肉といったものを濃縮したものかと思います。細かくしてこっそり食事とかに入れれば」

 「鬼の完成・・・しかも、今回はそれが三好衆三千という多さ」

 「だが、久遠が来るまで必ず守らねばならん・・・これから先の双葉の為にも」

 

 『ふむ、公方や将軍としての立場もありながら姉としての思いも持ってここを守りたいと思っている・・・』

 

 一葉のこの言葉に双葉を守りたい信念を見たアキラ。

 「私が、いえ私達が必ず守ります。あなた達は大切な人なのですから」

 その信念でアキラの決意が固まった。思いと信念を持ったここにいる三人を必ず守ると決めた。その後の話で双葉を幽が護衛し、一葉が共に前に出て戦うということになった。詩乃とエーリカは反対していたが、剣豪将軍とすら呼ばれている一葉の力はとても今回の防衛に必要とアキラは判断した。

 「一葉ちゃん!一緒に頑張ろうなの!」

 「うむ!鞠、力を貸してくれてありがとう」

 従姉妹同士心を許しあっている時に句伝無量が来た。

 『アキラ様・・・三好衆・・・いえ、鬼の群れが来ました』

 『わかりました。小波ありがとうございます』

 彼女の連絡でいっそう気合が入った。

 「どうやら、来たようです。さて、参りますか」

 「うむ、幽よ。万が一の時は、裏から双葉を連れて逃げろ」

 「そのような万が一はあり得ないと信じたいですな」

 「行きましょう。久遠が来るまでの籠城戦です!」

 「うむ!」

 「はいなの!」

 「アキラ様の為に、この才使います!」

 双葉と幽をこの場に残し、皆立ち上がって部屋を出た。

 「皆さん・・・アキラ様、どうかご無事で」

 「祈りましょう。そして、信じましょう・・・我々の愛しい殿方を」

 

 二条館の門の前で足利の兵が一葉の一喝を聞き気合を入れた。その間、アキラは戦況を推理していた。

 

 『数の差はとても大きいが、向こうの欠点は統率が取れていない事。せいぜい集団を分けて襲い掛かるくらいしかやれない。何しろ、薬を使ったのは兵だけでなく白百合の話から推測すると三好の三人も使ったと考えられる。欲に溺れるような者なら鬼の本能に負けて指揮をすることなどできない。こっちは連携をすれば何とか時間稼ぎくらいはできるはず・・・後は久遠を待つのみ。といざとなれば』

 

 背中にかけている紫微垣を握った。

 「あなたの出番もあるでしょう・・・力を貸してください。仲間を守るためにも、これから先の為にも」

 その時、刀が光った。紫微垣の刀もそうだが、二本の刀の方も輝いている。

 「・・・そろそろですね。一葉!兵の配置を!」

 「待てい!その前に皆に言っておくことがある!」

 あらかじめ決めていた兵の配置をしようとしたが止められた。そして、一葉からとても大きな言葉が出た。

 

 「此度の三好衆が鬼と変貌した集団との戦いが終わった後、余はここにいる織田久遠信長の夫アキラの妻となる!」

 

 それは戦前なのに、意識を飛ばすには十分な言葉だった。

 「あ。一葉・・・それはいったい?」

 「詳しくは正室様に聞くがよい。さて、始めるぞ」

 「アキラ様。一葉様の言う通りです。すべては終わった後に」

 「・・・そうですね。いきますよ、皆さん」

 「「「「おう!」」」」

 「鞠も頑張るの!」

 「アキラ様は私が必ず守ります!」

 仲間達の声と共に向こうから鬼の汚い声が聞こえてきた。

 

 『さあ、始まりです・・・一葉の為。そして久遠の為にも必ず守り抜きましょう』

 

 二条館攻防戦が始まった。

 




 アキラついに二人目の正室です!守るための戦い、次の話です。

 紫微垣。やっと出番が来ました!次回で使います!

 
 ただ、アキラは紫微垣が光った本当の理由を知りません。あくまで自分の二本の刀と同様に鬼が来たことを知らせていると思っています。
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