※この作品はR-18です。

戦国恋姫 盲目のサムライ   作:一日三食MEN

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 こんばんは!三MENです。

 遂に第五章に突入です!今回は小谷到着です。

 多分、本章はシリアルに書くことが多いのでその事を了承願います。

 後、この話でアキラ隊の旗を出します!原作とは全く違います!


第五章 越前編
三十八振り目 不安は考えたらきりがない


 

 『・・・ふう、嫌な予感がする』

 アキラは隊の皆と共に、越前侵攻のため織田・松平の皆と小谷に向かっている。だが、アキラは不安な気持ちを持っていた。

 

 『越前・・・歴史にも他人にも興味をあまり持たない私でもわかる、織田信長・・・前の世界のあの男が大敗を喫した金ヶ崎の退き口。あの戦いは、今から向かう小谷城で合流予定の真琴・・・浅井長政が越前に侵攻する信長を裏切り朝倉義景の味方をして、そこに他の勢力も集まって打倒信長になって引き下がるしかなかった戦い』

 

 一呼吸を置き再度塾考をした。

 

 『私は久遠を助けるために、支えるために全力を尽くす。でも、既に歴史は大きく変わっている・・・いや歪みまくっている』

 

 隣にいる鞠に意識を向けた。

 

 『鞠も一葉も本来ならここにいない・・・一葉に至っては生きていない。私というこの世界の異物が入り込んだために助かり死ななかった・・・いったいどれだけ本来の歴史からずれてしまったのでしょうか。だが、進むしかもう道はない。鬼を全滅するために・・・背中を支えるために。だが、もやもやが消えない・・・ダメです、今は小谷に向かって真琴と市の二人と合流することだけを考えましょう』

 

 「えへへ~(*^▽^*)」

 暗い方に考えが行くので、それをやめて気の抜けたひよの声の方を向いた。

 「何度見てもいいな~。この旗」

 「もう~、ひよったらもう何回目なの?」

 「何回でも言うよ~。だってやっと私達の隊の旗ができたんだよ」

 「まあ、いい旗なのは同意見だけど」

 「うん!鞠もすっごい気に入っているの!」

 「はい、これから先の日の本を正すにはとても分かりやすいです」

 「ハニーは素敵な考えを持っていますもの!」

 アキラ隊の皆は今回京の職人に頼み作られた旗をとても気に入った。その旗はまさにアキラを示すものだった。

 「努力・友情の旗・・・果たしてうまくいくでしょうか」

 「アキラ様なら絶対にいかせられますよ!私もずっとお供します」

 詩乃りんの言葉に笑みをこぼすアキラ。

 

 『努力と友情の旗。それぞれ左右に書き、そして間の空間に私の二本の刀を✖にして書かれた旗。今の私にしたこの旗こそ私の隊にふさわしい』

 

 かつての戦いの記憶。それを思い出した。一つ一つの戦いがアキラを思い出させる。そして同時に実感した。やはり、あの戦いこそがかつての自分と今の自分を分けた戦いだということが。

 

 気を取り直してしばらく進むと、意外な人物に再会した。

 「結菜・・・どうしてここに」

 「久遠に呼ばれたのよ。私が必要だって」

 「なるほど・・・でも、何故ここまで来たのです?しかも、私に何の話もなく」

 その言葉に青筋を出した結菜。

 「・・・分からないの?」

 「はい」

 その答えにきれたのか、結菜が手を前に出した。すると、周りに光の蝶がいきなり出てきた。その数が三十から五十はいた。

 「女心のわからないにぶちんは、私が消し炭にしてあげるわ!」

 「なあ!ちょ、ちょっと待ちなさい!」

 「私のお家流・雷閃胡蝶を受けなさい!」

 あわてて逃げ出したアキラを追いかける結菜と雷閃胡蝶。途中でボカンボカンと蝶が爆発する。

 「待ちなさ~い!」

 「それで待つ人はいません!」

 何とかその爆発をよけながら逃げ続けるアキラ。二人の追いかけっこを苦笑いをして見るアキラ隊。

 「お頭、さすがに悪いですよ」

 「そうだね・・・でも、それがかわいいと思えちゃうんだよね」

 「ええ、あれがあの人です」

 「も~、アキラはもうちょっとわかるようになるの!」

 「でも、分かるようになったらなったで、それはハニーと呼べない気がしますが」

 「あ、あの、いいのですか?このままで(アセアセ)」

 『全く!隊長を助けなさい!』

 見るだけで、何もしない皆に心で文句を言うアキラだった。

 

 アキラは一日中戦える体だけど、結菜の方はお家流こそあるが体は弱い。すぐに軍配はアキラに上がった。お互い別々の息を吐いていると久遠がやってきた。

 その後、話によるとアキラの夫宣言によりこれから先は奥が作られること。その奥で立場の違い、身分の違いをしっかり分けるために正室・側室・愛妾の三つが作る必要があるため、それの管理を結菜をやらせるためとこれからの戦いの場になる越前にも同行するために呼んだことが分かった。

 またそれぞれの嫁の立場の違い。まず国を動かす発言力を持ついわば当主と言える立場の人間が正室・久遠や一葉であり、そして国は無理でも人を動かす発言力を持つ立場の人間は側室・結菜や双葉になる。最後に愛妾は身分関係なしで妻になりたい人がなれる人達の事を言う。

 

 「鞠も!鞠も、アキラのお嫁さんになるの!」

 

 鞠の言葉がきっかけで、雫以外のアキラ隊が手を挙げた。皆は堂々と万歳する勢いで上げたが、約一名おずおずと小さく上げそうで上げない小波の姿があった。いわば、彼女らのような女性達が愛妾だ。

 

 『・・・徳川家康ですか、私は。紅虎は自分の父親には、十人以上愛妾がいたと言ってましたね。もし、これを知られたら「あんさんだけはそれを絶対にしないと思うておったのに!裏切り者・・・羨ましいでこんちくしょう!」って悔し涙を流しながら言襲ってきそうですね・・・真尋さんを嫁にもらっておきながら』

 

 苦笑いしながら、しかし自分をここまで好きになってくれる彼女たちに嬉しいと思うアキラだった。

 

 だが、笑い話はここまでだった。小谷城の近くに着くと、そこにはその先の城で合流予定の真琴の旗があえい、真琴と市の姿もあった。ただ、顔が険しく早急に事情を聴くと、越前の鬼が江北に入り村を滅ぼした。しかも、浅井衆が来た途端に引き返し逃げていき、越前に放った草も誰一人戻ってこなかったとのことだ。

 「どうやら、やばい展開になったのは確かですね」

 「はい。越前には確実に上級の鬼がいることでしょう。以前も話した通り、下級の鬼は上級の鬼に従います」

 「その上級の鬼が知恵をつけ、指揮をして今回の明らかに鬼とは思えない襲撃をしたということか。一先ずは軍議だ。皆がそろってから説明してくれ」

 「「はい!・うん!」」

 浅井夫婦は真剣な顔で頷いた。

 『さて・・・完全に私の知る歴史は役に立たない。どうなっていくのか』

 

 

 その後、壬月達に松平勢も到着したが評定の間では時間がかかるため早急に話し合うため陣を作りそこで話し合うことになった。

 

 「三百はいた三つの集落がたった五十の鬼に滅ぼされました」

 

 この言葉に全員が息を呑む。たったの五十で九百の民の命を殺したのだ。

 「・・・完全に組織化した動きになってますね」

 「今まではただの食事としての行動だった鬼が、今回は勢力としての動きだ。しかも、真琴達が来るや否やすぐに退却する。今までの鬼ではありえない」

 

 「戦局が次の段階になった。ということですね」

 

 エーリカの言葉にアキラは頷いた。そして、自分の考えを言った。

 「自分達の姿と戦いをまるで見せつけるような今回の襲撃。おそらく、鬼を操っている黒幕さんは越前を完全な鬼の国にするために今まで江北に手を出さなかった。そして、三好衆が今回の黒幕の仕掛けとも言えるでしょう」

 「仕掛け?どういうことですか?」

 「アキラ様は、どう見ているのですか?」

 真琴と葵の質問に少し考えて答えた。

 「真琴が越前の鬼を追い出すためにはもっと勢力も必要です。そこで久遠率いる織田と葵さん率いる松平も合流すれば、まだ越前を完全に落としてない鬼達もさすがにひとたまりもありません。そこで、時間稼ぎする意味も込めて白百合が見たというあの占い師が三好衆を鬼にして、この二つの勢力の足止めをした。その間に完全に越前を鬼の国にして、後は私達を迎え撃つ準備をする。知恵のある鬼がいるなら、自分達を成敗しに来ることくらいわかるはずです・・・ただ」

 「どうした?何をためらっている?」

 先の歴史を知るあの金ヶ崎の退き口。これだけはさすがに今の自分が知るこれからの歴史が役に立たないと言っても無視できなかった。でも越前侵攻は止めることができない。

 「いえ、何でもありません。私達は越前にいる鬼を全滅して、日の本を平和にする。これが優先事項です」

 結局アキラは言えなかった。大した情報もなければ、相手の戦力もわからない。ただわかっているのは小谷に侵攻した鬼達が統率の取れた行動をしたということと、その鬼達を指揮した上級の鬼がいるということだけだ。そこにこの事を言えば余計に混乱するのが目に見えている。

 本当は自分が越前に入り込んで調べてくる提案も考えていたが、あの夫宣言による同盟により中心的な存在になってしまった。そんな存在が草の真似事をするなんて絶対に反対されるに決まっている。アキラ自身そこまで自分の立場を自覚してなかったが、注目されるべき存在になったことだけは分かっていた。だから、それも飲み込むしかなかった。

 「アキラの言う通りだ!葵、真琴、力を貸せ!」

 「「御意!」」

 「皆のもの!今宵は無礼講を許す!思う存分楽しむがいい!そして、これからの戦いに英気を養っておけ!」

 久遠の言葉に武将も兵も嬉しそうに声を上げる。

 

 『やはり、言えませんよね・・・向こうの歴史とはいえ、この戦いで久遠が大きな痛手をうける負けをするなんてこと。ましてや、この戦いで全てが終わるかどうかすらわかってもいないし・・・もう止めることは出来ない。私にできることはただ一つ、もし本当にその展開になったら何が何でも久遠を助ける。これだけです・・・狂や四聖天の皆と一緒ならこんなに悩むことはなかったのですが・・・我が三本の刀よ。力を貸してください』

 

 珍しく弱気になっているが、しかしそれでも決して守るべきものは絶対に守り抜く決意をしたアキラだった。

 




 お嫁さんになるの!誰に言われたいです?自分は小波です!

 さあ、ついに越前討ち入り近しです!その前の間章です。よ~し、いろいろエロく書いてやる! あれ?何か書く内容がだんだんやばくなってきている気が・・・気のせいだよな?
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