こんばんは!まだバレンタインは早いですが今のうちに書こうと思います!
100話突破記念、バレンタインの話です!
キャラはまだ出ていない5章までの皆にします。長尾はやはり武田と一緒に出してこそ面白くなりそうなので・・・。後、原作ヒロインの三人も出さないことにしました。
それは、ある一言がきっかけだった。
「バレンタインという風習があって、女性が想い人に手作りの甘いものを上げるとその人の想いが届くらしいです」
それはバレンタインという言葉を知っているエーリカの言葉だった。それを聞いた女性陣達。耳をダンボにして、目を思いっきり輝かせて、そして久遠は面白そう・・・というのとは裏腹にアキラにそれをプレゼントしたい気持ちを隠す様に、
「なら、明日はその日にしよう!」
と、決めてしまった。それが一緒に話を聞いていたアキラの悲劇の始まりだった。
「アキラ~~、ちょっとどこにいるのよ!」
「アキラ様。受け取ってほしいものがあるのですが」
「主様!酷いぞ!受け取りたくないというのか!」
そして、その日。清洲城では結菜と詩乃、一葉がアキラの部屋にやってきたがアキラは既にいなかった。そして、出ていって少しした後だ。アキラが張り付いていた天井から降りてきたのは。
「ふ~~。まずは安心ですね・・・」
なぜ、アキラが彼女らから隠れるようにしていたのか。それはさっき彼女らが持っていたバレンタインのプレゼントから逃げているためだ。なぜ逃げるのか?そう、エーリカの言葉を思い出してほしい。
『バレンタインという風習があって、女性が想い人に手作りの甘いものを上げるとその人の想いが届くらしいです』
そして、ここの部分に注目してほしい。「手作り」に。つまり、彼女らの頭の中では自分の手作りの甘いものをアキラにあげれば想いは届く。という認識になっている。
『せめて、手作りという言葉は抜いてほしかったです』
つまり、どんな失敗作になろうとも手作りなら問題ないと言うことだ。アキラは頭の中で料理の出来る人達を思い出した。
まず料理上手のころや双葉に麦穂、結菜といった人達のならアキラは喜んで受け取る。彼女らのような人達であれば、必ずおいしいからだ。料理中級者のひよや歌夜に雫や聞いたところ幽もそれなりにうまいという、彼女らのでも受け取る気持ちはある。失敗してもそれを修正できる腕前を持っているからだ。
『ここからが少し問題です』
料理を全くしたことがない久遠や詩乃、鞠に葵や真琴といった人達のはというと、少し覚悟を持つが自分への想いを頑張って形にしてそれをプレゼントしようというのだ。それに彼女達だったらおそらくころや結菜達に教えを請いて一緒に作ったはずなので、彼女らが修正しているだろうと思うので受け取る覚悟はある。
『・・・・・・一番に怖いのはやはりあの三人ですね』
そして、アキラの頭の中で最大級の警戒をする要注意人物が三人いるのだ。まず最初は綾那であり、料理という概念すら彼女の頭の中にはないのかもしれない。確実に食材全てを全部切ってそれを全部入れてはい完成。作ってすらいないが彼女の頭の中ではそれが完成であり料理と言えるものらしい。その辺の道端にある草すら入れていそうな気がするから食べたくない。
二番目は一葉だ。今回一番気合を入れているが、料理というのは出来る人から教えてもらいながらやるのが一番だが、それを彼女がやるのか?答えはNOだ。絶対に自分のやりたいようにやってそれで完成、と言ってのけるだろう。そう、一葉からすれば本物の泥団子すら手作りの料理と言い張って食べさせる。綾那とは別の意味で恐怖だ。
そして、一番の最重要注意人物・・・それは雛だ。彼女は見た目はいいものを作る・・・見た目だけだ。いや、あるものさえ入れなければ見た目通りの味も出せるだろう。彼女はいろんな悪戯な道具を作る。それは薬すらも・・・そういったものを彼女は楽しんで入れるのだ。そして、彼女の持っていたプレゼントの箱からとんでもないやばい気配を感じていた。つまり、見た目に決して騙されるな。だまされたら最後・・・死が待っているくらいの危険をアキラは本能で感じていた。
さっき隠れたのも結菜と詩乃だけだったら隠れなかったが、要注意人物の一人である一葉もいたため隠れたのだ。料理未経験者の人達のプレゼントの箱もそれなりに危険と感じるが、四聖天時代の灯の(毒)料理に比べればまだかわいいものだ。しかし、あの三人だけは同レベルと察知したために、絶対に避けないといけないのだ。
「さて、逃げないと「ご主人様!」な!」
すると、さっきまで誰も気配を感じてなかったのに、いきなり小波が現れたことにびっくりした。
「あ、あの、その、えっと、う、うう、ううう」
「えっと、失礼します!」
いつまでもここにいてはばれるのも時間の問題なので逃げようとしたが、
「受け取ってください!」
背中を向けたはずの小波が一瞬でアキラの前に移動して、顔を真っ赤にして箱を差し出した。
「・・・はい」
「(パぁぁぁ)(*´▽`*)」
彼女の周りから嬉しい気持ちがあふれ出ているのが分かる。受け取ると、すぐにいなくなった。
「やった!やった!ご、ご主人様、受け取ってくれた!」
屋根裏に移動したが、あまりの嬉しさに声で居場所が丸わかりだった。
「と、とりあえ「あ~~~!見つけた!アキラ様!」っは!しまった!」
「皆さん!自室にいましたよ!」
そこにひよところに発見された。慌てて、小波のプレゼントを懐にしまって窓から逃げ出した。
『せめて、個々で渡してくれるならいいのに!』
アキラが逃げるもう一つの理由。それは小波のようにこっそり渡したい人ならともかく、皆で一斉に渡したいという気持ちを持っているためだ。そうなると、あの三人も必ず便乗する。しかも、空気的に受け取らないという選択肢が取れない。ましてや、彼女らの夫でもあるためどうしても受け取るしかない。そして、その場で食べるしかない。そうなってしまったら・・・確実にあの世いき、そんな考えがアキラにはあった。
『絶対に逃げ切って見せますよ!』
「ハニー!どうして逃げるんですの!」
「アキラ様・・・あの、作ってみたのですが」
「お兄ちゃん!市の手作り食べて!」
「アキラく~~ん。ほらほら、雛のだよ~~」
最大警戒人物雛もいる。よって、梅、葵、市がいても逃げる。
「か、勘弁してください!」
「いいえ!絶対に食べてもらいますわ!」
「えっと・・・私はその、義理というもので」
「市はもちろん本気だよ!」
「雛の力を込めて作ったんだから食べてよ!おいしくなる薬もいれたんだから~」
『それが最大にやばいやつでしょう!』
怪しい空気がする箱を持って追いかけてくる雛。お家流も使ってくるので、追いかけてくるスピードが誰よりも早い。
「ほらほら~、食べてよ~~」
「なら自分で食べなさい!」
「あ!アキラ様いたです!鞠様!歌夜~、見つけましたよ~~!」
「あ~~、アキラ!小波ちゃんのはもらえて鞠のはもらえないの!」
「あの、私も作ったので・・・」
「く!新手ですか!」
綾那が鞠と歌夜を連れて前からやってきた。しかも、その後ろには一葉と詩乃に他にも和奏に犬子など何人もいた。
「こうなったら・・・」
足を止めて二本の刀を抜いた。
「こんな追いかけっこなんて、正直御免ですよ・・・でも、まさか」
「さあ!アキラ様!受け取って下さい!」
「主様!余の全力を受け取るのじゃ!」
「ハニー!」
「アキラ様!」
「兄さま!」
「アキラ君~~!」
どんどんアキラの周りに集まってきた。
「こんな事なんかにこれを使うなんて・・・」
そして、アキラはあの技を使った。
「氷繭星霜」
うまい事追いかけてきた彼女達が自分を中心に円状に囲むように集まったので、その外側から地面から巨大なつららが現れ彼女らを囲むように閉じ込めた。そして、閉じ込められたことに全員がびっくりしている間にアキラは抜け出した。そう、閉じ込めるまでの間の隙間からうまい事外に出た。
「ちょっと!ここって何ですか!」
「これってまさか、アキラ様の技!」
「アキラ様!どうしてこんなことを!」
「こんなもの、壊してくれる!」
一葉が中の氷を一つ壊そうとしたが、その氷が固く壊れなかった。
「大丈夫です。二刻ほどすれば溶け始めるので、そのまま(ガキイ!)」
「のわ~~!何ですか!壊した氷が襲ってきたです!」
「と、とりあえず!ちゃんと溶けるからそのままでいてください!」
壊されるのは時間の問題と考えて慌てて逃げ出した。
そして、何とか逃げた先は久遠の屋敷だった。さすがに、ここでは彼女らがあの氷繭星霜を壊して追いかけてきても暴れることができないと思ったからだ。
「ふ~~、これでしばらくは安心ですね」
「ああ、これでゆっくり渡せるな」
「待っていたわよ」
「お、お待ちしておりました」
「あ、アキラさん・・・あの、受け取ってください」
「まあ、私のは麦穂に作ってもらったけどな。一応気持ちは込めたぞ」
安堵している時に後ろから声が聞こえた。振り返ると久遠に結菜、双葉に麦穂と壬月の五人がいた。
「あの・・・どうしてここに(・・?」
「アキラ・・・ここはお前の家だぞ」
「皆は追いかけているだろうから、ここに逃げ込むと思ったのよ」
「お二人とも・・・本当にアキラ様の事を理解しているのですね」
「さすがとした言いようがないな」
「ちょっと、悔しいです」
つまり、アキラの事を誰よりも知る二人が行動を先読みしていたのだ。
「そう、ですか」
「それより、何故逃げるんだ?そのわけを聞こうか?」
久遠の問いに、苦い顔をしながら説明した。因みに、話をする前にしっかり五人からのプレゼントはちゃんと受け取った。
そして、聞いた後双葉を除く四人は納得した。
「確かに・・・それは逃げるな」
「ええ、公方様に綾那ちゃんだけじゃなくて」
「雛ちゃんはよく危険物を作りますからね」
「話を聞く限り、それを入れて作ったみたいだからな」
「あの・・・そんなに危ないのですか?」
「・・・双葉、一葉が料理ができると思います?」
その言葉に納得したのか、彼女も言葉が出なかった。
「でもその三人以外からのはちゃんと受け取りなさいよ」
「だったら、協力してください・・・私が言っても聞かないでしょうし。どう考えても彼女らは無理矢理でも渡しに来ますよ」
「そうだな・・・分かった」
「私も協力します」
「壬月様、手伝いましょう」
「だな・・・雛には説教も必要みたいだし」
何とか心強い味方を得ることに成功した。
その後、何とかあの氷繭星霜を抜け出した彼女らは急いでアキラを追いかけた。すると、アキラを守るように五人が前に出て説教を始めた。何とか三人を除く皆のプレゼントは受け取ることにして残り三人は渡すことを許されなかった。もちろん納得できなかったが、
「なら、それを自分達で食べておいしいと言ったなら渡していい」
久遠がそう言うと、味見を一回もしなかった綾那と一葉はそれを口にした。すると、一瞬で倒れ体も震わせどんどん顔色も悪くなった。慌てて、家に運び込み寝かせ近くの兵に医者を呼ぶように言った。そして、残り一人の雛も
「や、やめてください~~」
「ほう~、美味しいものを作ったのに食べたくないのか」
「そんなものを作ったのなら処分は自分でしないとね」
壬月と麦穂の力づくで無理矢理食べさせられ、雛もまた医者行きとなった。それを見たアキラは、もし三人のを食べていたらと思うと顔が真っ青になった。そして、見事回避できたことに心から感謝し
「久遠!ありがとう、ありがとう!」
皆の目の前で抱きしめ、ありがとうを連発した。
「お、おい!何を!」
「では!この感謝の気持ちを込めて!」
本当に滅多に見せない心からの笑顔を出しながら、久遠を抱き上げ家に入り自分が寝泊まりしていた部屋に入れると押し倒した。
「ちょ、ちょっと!待て!」
「待てません!感謝と愛を込めて、あなたを抱きます!」
力強い接吻をして、更にどんどん脱がしていき、そして・・・。
「あ!ああああ、アキラ、アキラ!」
「もっと!もっと、強く・・・お前を更に感じたい」
「くちゅ、ああ、下が、濡れて、んん!い、いじるな」
「あん!お、あ、え、む、胸を・・・吸うな」
「ああん!駄目だ・・・あう、えん」
「アキラ・・・滅茶苦茶に、我を、たくさん・・・愛して」
「ちょっと!私を置いて何を!」
「あの、その・・・私も、私も、抱いて、ください」
「麦穂、私達も、便乗しようか?ふふ、我慢できないのだろう」
「!!ん、ああ、私、もう、濡れて・・・」
「いいですよ・・・守ってくれた。あなた達はたくさん。いやらしく愛します」
「お、おい・・・我を、忘れ(ズン!)ああ!は、入る」
その後、たくさん愛された五人だった。アキラも、命が救われたことにリミッターが外れたかのように五人が力尽きるまで愛し続けた。
と終わればよかったのだが、アキラは一つ忘れていた。次の日・・・
「主様!さあ、食べてもらうぞ!」
「アキラ様!」
「アキラ君~~ほらほら」
意識を取り戻した三人はバレンタイン関係なしで食べさせに来る性分だったことを。しかも、今アキラは五人を徹底的に愛したおかげで動けなかった。
「(ぶんぶんぶん)や、やめてください!」
首を横に振って否定するが、結局無駄骨だった。
「「「はい。どうぞ」」」
「ぎゃあああああああ!」
アキラの悲鳴が久遠の屋敷から響いた。慌ててやってきた愛された五人は意識不明の重体となり、声をかけても返事がない、更に心音が停止しそうなくらい弱まっているアキラの姿に慌てて看病をした。
その後、三人は死ぬまで台所に入ることを禁止させられた。
アキラは三日後に意識を取り戻し、その後は三人の姿を見るだけに発作を起こすくらいの後遺症を持ったとさ、ちゃんちゃん。
原作技・氷繭星霜
アキラの作る氷の中に閉じ込め、本来なら氷が鏡の役割を果たしアキラの姿をたくさん映し出して敵を困惑させている時にとどめを刺す技。氷も壊されると破片が相手を攻撃する。
今回はアキラが外に出ているのであくまで閉じ込めるだけにしてちゃんと溶ける時間も設定しておいた。後、破片も細かくなってケガのないようにしております。
以上、バレンタイン小説でした。