※この作品はR-18です。

戦国恋姫 盲目のサムライ   作:一日三食MEN

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 今年最後の投稿です。

 アキラ隊とのあのR18は飛ばします。書くと・・・止まらなくなってしまいそうなので・・・すいませんが原作で楽しんでください。

 


四十振り目 おかしい時は必ず何かある

 これはとある城にて。

 「御本城様~。越後に忍ばせていた草からの連絡です。何やら、長尾景虎が越後を出たそうですよ」

 「はあ?無能なお姉さんに城を任せたということかしら?いえ、それはあり得ないわね。となると、面白そうなものを見つけたからかしら?」

 「何でも、越前方面に向かって馬を走らせたという情報です~」

 「越前?確か越前と言えば、織田と葵ちゃんと浅井の連合が攻めるという話があったわよね」

 「姉さま。長尾はいったい何を考えているのでしょうか?」

 「多分、越前に何かあって、興味がわいたからじゃないかしら。それより、朧」

 「何でしょうか?」

 「何を見つけたのかは知らないけど、美空ちゃんが越後に戻った時一波乱があるわよ。出陣準備しておいて」

 「え?どうしてですか?」

 「うふふ、名月の為よ」

 「名月の・・・は!すぐに用意します!」

 「その一波乱が終わった後でいいから、そんなに急がなくてい・・・あらら、もう行っちゃった」

 「それでどうします~?越前にも草を放ちますか?」

 「いいわ、そんなことしなくても・・・織田と言えば、当主の信長ちゃんが目の見えない男を夫にした。という話があったわよね」

 「ええ、確か・・・アキラ。という名前でしたっけ?」

 「何!」

 「え?サイちゃん。どうしたの?そんなに驚いて」

 「いえ、何でもないです」

 「そう?ああ姫野は引き続き越後の調査をお願い」

 「了解~(しゅた)」

 「・・・それで、どうしてあんな驚いたの?ねえねえ(にやにや)」

 「私を救ってくれた男です。目が見えない男で名前がアキラ。間違いないでしょう・・・そうか、あなたもここに」

 「その話、たっぷり聞かせてね」

 

 エーリカとのキスから次の日。アキラはとても辛かった。

 「こんなに体力を使うことになるとは思いませんでした・・・紫微垣を使った時より疲れた気が・・・」

 「アキラ様!どうしたです?」

 「何やらとても疲れておりますが」

 綾那と歌夜が心配そうに見ていた。その二人の後ろには葵もいた。

 「いえ、大丈夫です。ちょっと鍛錬に身が入りすぎただけです」

 もちろん、そんなわけなかった。それは昨日の夜・・・

 

 『お頭!私達を本当のお嫁さんにしてください!』

 『私達、決戦前にお頭に抱かれたいんです!』

 『ハニー!さあ、この体思う存分好きに使ってくださいまし!』

 『あ。あの、その、わ、わ、私も・・・』

 『さあ、アキラ様。男らしくバシッと決めてくださいませ!』

 

 ひよ・ころ・詩乃・梅・雫から今後休息ができない日々が続くので、その前に女として、嫁としての喜びを受けたいと迫られ、五人全員を順番に体力の続く限り愛したのだ。因みに鞠は既に眠ってしまい、小波は恥ずかしさのあまりリタイヤだった。

 

 『ころちゃん、たくさん抱かれて幸せだね』

 『うん、ずっと夢見ていたものね・・・私だって幸せだよ』

 『ハニーのが、ハニーのが、つ、ついにここにハニーの白いのが!』

 『あうあうあうあうあう。あ、あ、あ、あ、アキラ様と!!!』

 『アキラ様。朝までずっとこうして・・・ああ。お腹の中にアキラ様のが』

 

 その疲労がアキラを襲っていた。この二人にその事を言うわけにはいかない。だから、話をすぐに変えるのが一番だった。

 「それより、松平勢は手筒山城でしたね。ケガのないよう頑張ってください」

 「はい。アキラ様もお気をつけて」

 「行ってくるです!」

 「アキラ様もお気をつけて」

 「葵も頑張ってください。後、約束忘れていませんから」

 「はい。ぜひご一緒させていただきます」

 笑顔でそう答えた。ただ、その笑顔が本心か仮面かはアキラにはわからなかった。

 

 葵達松平勢と別れた後、暇じゃ!ということで一葉と幽もアキラ隊のところにやってきた。その時、梅と烏と雀の三人がとんでもない大砲を皆に自慢した。それを見て興味津々の一葉を止めたり、詩乃と一緒に隊の指揮を頼んだ時に雫が緊張したり、梅に暴走しないようツッコミを入れたりしながら、和気あいあいしながら進んでいき、ついに敦賀城前までやってきた。

 

 「こ、これが、敦賀城?」

 だが、その城を見て全員が唖然としていた。

 「城というより・・・廃墟?それに近いような」

 「建物というのは人がいなくなると、あっという間にボロボロになりますからな」

 「もはや、ここには人は誰もいないと考えるべきじゃのう」

 つまりこの城の人間は鬼になったか、その鬼に食われたかだ。

 「でも一番疑問なのは、どうして鬼達が攻めてこないかです」

 「人より力が上の鬼がどうして籠城をしているのか?」

 「明らかに人より強いはずの鬼がなぜ攻めてこないのか・・・それは」

 雫の言葉に反応したのは幽だった。

 「策・・・ですな」

 「はい、二条館ではしゃべることができる鬼とアキラ様が戦ったと聞きます。そういう鬼は越前にもいることでしょう」

 「小波、周囲はどうです?」

 詩乃の言葉に姿を現した。

 「はい、この辺一帯を見て回ったのですが鬼の気配はありませんでした・・・後、人どころか動物の気配もないのです」

 「それって・・・鬼に?」

 「ひよ・・・うん、そうだろうね」

 『こうなっていると思ってましたが、実際目の当たりにするとさすがに辛そうですね。特にこの二人には』

 ひよの辛そうな顔を見てそう思った。

 「さて、とりあえず「わああああ!」?何の声です?」

 「まさか、もう先陣を切ったのですか!」

 「全く・・・状況が分からないままだけど、手をこまねいているわけにはいかないから突入したというところでしょうか」

 「どれ!じゃあ余が様子を「待ちなさい」にゃあ!」

 嬉々として行こうとする一葉の襟元を掴むアキラ。

 「どこに行こうというのです?」

 「離せ主様!状況が分からないから見て「本音は」、もちろん鬼達を見つけ次第、千切っては投げ、千切っては捨て・・・あ(;゚Д゚)」

 「はあ~~、そんなことだと思いましたよ・・・幽、この猫の世話と管理と躾をよろしく」

 そう言いながら幽の前に一葉を出す。

 「いや、ホント申し訳ありませんなあ~。うちの公方が」

 「幽も主様も、何故余を猫扱いするのだ!」

 「似たようなものでしょうに全く・・・とりあえず今は黙って待つのみです」

 「小波、城の様子を見てきてください。後、誰か森一家の二人を呼んでください」

 「「は!」」

 小波と兵の一人がいなくなると同時に隊の頭脳の二人に聞いた。

 「二人とも、これは罠だと思いますか?」

 「はい、それ以外考えられません」

 「私も詩乃と同意見です」

 三人でそう考えていると、ころからこう聞かれた。

 「あの・・・お頭。何か空気がおかしくありません?」

 「空気?それはどういう?」

 「ころちゃんも思った?私もお頭がピリピリしているような気がしていたの」

 「ハニー、どうしましたの?いつものハニーじゃありませんわよ」

 「いったい、どうしたというのです?」

 「・・・いえ『ご主人様、敦賀城壬月様率いる先鋒が優勢です。このまま進むともうすぐ落城いたします』・・・何?」

 自分の考えていることをごまかそうとしたが、そこに小波の連絡が入った。だが、その連絡がおかしすぎると言ってもいい報告だった。

 「・・・もうすぐ落城だそうです」

 「ええ!もうですか!これってどういうことなんでしょうか!」

 「おおい!アキラ!」

 「全く、どういうことじゃ呼びつけるとは」

 ひよやころはおろか詩乃達も落城の言葉に混乱していると、森の二人がやってきた。

 「ありがとうございます。ただ、ちょっと連携の確認をしたかっただけです」

 「わしらは一乗谷での戦いに温存するだけじゃ!」

 「そうそう!俺らがぼっこぼこにしてやるよ!」

 「頼もしい言葉です・・・そして、聞きたいことも一つ。どう思います、今までの鬼とは全く違う戦い方をする、この現状を見て」

 「・・・アキラ。何を苛ついている?」

 「ああ、何か匂いがいつもと違うよな。いったい何があったんだよ」

 アキラ隊だけでなく、森の二人にまでそう言われた。

 

 『そんなに私は今までと違っていましたか・・・やはり、気持ちが少し出てしまっているようですね。金ヶ崎の退き口・・・くそ、どうしても久遠の安全を考えると、その気持ちが表に出てしまっているということですか』

 

 歴史を知っていて、それが愛する妻に関わることだからこそ、滅多に態度に出さないアキラでも出てしまったのだろう。

 「アキラ、お前が何に苛ついているのか知らんし、いったい何を知っているのかも知らんが、別に喋らんくてもいいぞ」

 「そうそう!余計なこと考えると戦場で命取りになっちまう。だから、もし心配事があったなら俺達が力を貸してやるから心配するな」

 「・・・そうですね。ありがとうございます」

 二人から嬉しい言葉を聞いていると、小波からの連絡で完全に落城して中にいた鬼達は搦手門を通って逃亡との知らせがあった。しかも、同時に本陣の兵の一人がやってきて手筒山城を落とした松平勢と合流して、一気に一乗谷に乗り込むという指令が来た。

 「もうですか?いったい久遠は何を考えて」

 「久遠様がそんな拙速に動くなんて」

 「・・・本陣に行きましょう。これは直接考えを聞かないといけません。詩乃と雫と一葉は私と一緒に本陣に行きます」

 「「「は!(うむ!)」」」

 「ひよところは、あちらで火花を散らせている二人の世話をよろしく」

 顔を向けると、梅と小夜叉が言葉通り火花を散らせて口喧嘩していた。

 「「そ、そ、そんな~~!おいていかないでくださ~~い!そんなの無理ですよ~~!」」

 そんな悲鳴を背中に受けて、本陣に向かった。

 

 その後、本陣へ行ったアキラ達。何でもエーリカの言葉で拙速に動く理由は満月がそろそろ来るからとのことだった。満月になれば鬼達の力は増大するので、その前に叩いておこうと決めたようだ。久遠の結論に納得して隊に戻ったアキラ達。

 『なぜこんなに胸騒ぎがするのでしょうか。こんなことは向こうの世界でもそうそうなかった・・・そう、あの時と同じ』

 だが、その中で不安が止まらないアキラ。

 

 『おめえら・・・後は、頼ん、だ・・ぜ』

 

 慌てて首を横に振った。そんなことはないと悪い考えを振り切った。隊に戻って小波から話を聞くと、鬼達は撤退して一乗谷に決戦を選んだ。という結論が詩乃と雫の口から出た。

 そして、夜になろうとしているが満月になる前に鬼達を殲滅するため、強行ではあるが再び出陣することになった。 

 

 『そう、大丈夫です。頼れる仲間がたくさんいるのですから・・・』

 

 不安を消しきれないアキラの気持ちをそのままに・・・。

 




 はい!中途半端ですがついに一乗谷決戦まであと少しになりました。

 とある城はどこかわかりますよね?ついでに言うなら、会話の中に出てきたサイちゃんはいったい誰でしょうか?

 あっちの原作知っているなら予想できると思います!
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