※この作品はR-18です。

戦国恋姫 盲目のサムライ   作:一日三食MEN

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 初めまして!三食MENでしゅ!

 初めての投稿小説なので話の進みが変だったり、おかしな展開になったりするかもしれないですが、その辺りはお許しください。

 
 上でこんなことを書いておきながら、初っ端から序盤の田楽狭間の戦いは飛ばします。原作そのまんま書いて投稿。ってことになりかねないので・・・・・・。


 第一章 織田家入り~墨俣城築城
一振り目 この出会いは運命?因縁?


 大きな屋敷の客間らしいところで、布団の中で青年は寝ていた。その青年の様子を一人の女が覗き込んでいた。ビシッとしたまっすぐな瞳を持ち、まだ少し幼げな感じがする凛とした感じの女は、まだかまだか?と興味津々な空気を持って見ていた。早く起床するのを、心待ちにしているのだろう。

 

 『誰でしょうか?いつもだったら、時人か梵ですが、明らかに私の知らない女性ですね。しかも、確実にここは狂とゆやさんの家ではない』

 

 実は青年は既に起きていた。ただ、自分が確実に違う場所で寝ていることに疑問に思っていており、また体を起こすタイミングを見計らっていたのだ。

 

 『お、ちょうどいい。彼女の顔がちょうど真上に』

 

 内心笑いながら、体を起こした。そうすれば当然お互いの額をごっつんこして、額を痛めるが、青年はたくさんの修羅場と努力をしてきたため、この程度は痛くない。ただし、女の方はちょっと涙目になっている。

 「くう、いたた・・・おいこら貴様!何故、いきなり起きる!」

 「それはこちらの言葉ですが?まさか、そこに顔があるとは普通は思いませんよ」

 むすっとした顔で青年を見る女性。だが、しれっとした顔で返答する。青年の言っていることは正しいので、うっと思いながらも話題を変える。

 「・・・貴様、何故目を開けない?開けたくないのか?それとも、我の顔を見る気がないというのか?」

 「あ、そのことですか」

 無理やり話題を変えたことにくすっとしながら布団を足元に折り畳んで、その場で正座をした。

 「実は私、目が見えないのですよ」

 「・・・何だと?ほ、本当なのか?」

 半信半疑で訊ねてくる女性。普通に話しても違和感がない話し方で、顔も女性に向けている。

 「でも、ご安心ください。私には心の眼がありますので、ごく普通に接していただいて結構です」

 「・・・そう言われても、こちらに顔を向けて話をしていると嘘みたいだぞ。こうして目は閉じている顔を見ていても、お前にはじっと見られているように感じる」

 「ふふふ、無理もありませんね。仲間からもよく言われますよ。お前といると、目が見えていないことを忘れそうだと」

 「ふむ、どうやら本当みたいだな。話し方が少しイラっと来るが、嘘を言っているようには見えない」

 「信じていただき、ありがとうございます」

 「うむ」

 お互い笑顔を出した。とりあえず、二人とも落ち着いた。

 

 

 だが、笑顔はここまであり、ここからは互いの質問タイムだ。二人とも真面目な顔つきになった。

 「貴様には、聞きたいことは山ほどある」

 「その事ですが、出来ることならば私が質問をしてあなたが答える。という形にしてもらえないでしょうか。正直、半分ほど混乱している状態であり、何故ここにいるのか。そもそもここはどこなのか?そして、あなたは誰なのか?と頭の中で整理がついていないのです」

これは本当の事だ。いつも通りに接していても、実際はまだ混乱していた。

 「・・・わかった。その通りにしてやるが、ちゃんとこっちの聞きたいことにも答えてもらうぞ」

 「それは問題ありません。ありがとうございます」

 一礼して、一息ついて、質問を始める。

 「最初に、ここはどこですか」

 「ここは尾張・清洲にある我の家だ。田楽狭間で天から降りてきたお主を拾って、ここまで運んできた」

 「は?」

 ここでまた混乱に走る青年だが、すぐに立ち直った。今は、もらえる情報をもらって整理することを優先としたからだ。

 「田楽狭間で、天から降りてきた?私が?」

 「そうだ。我が今川義元を討った後に天が光り輝き光の玉が下りてきて、その中にお主がいたのだ」

 もし青年が混乱してなかったら、ここで彼女の正体を知ることができただろう。だが、混乱が継続中の為、それができなかった。

 「な、なるほど。天からですか」

 「ああ、では次の質問を言え」

 「はい、私の刀はどこでしょうか?」

 起きてすぐに自分の得物がないことに気づいたので、早く自分の手元に戻しておきたいのだ。人生の半分以上を共にしたかけがえのない刀でもあるから。

 「安心せい。ちゃんと返す。ただ、こちらの要求をのめばの話だがな」

 「その要求の話は後で聞くとして・・・最後に一番聞きたいことをお聞きします」

 大方。助けてやったからお主の力を貸せ!というところでしょうね。と予想しながら最後の質問をした。

 「あなたは誰ですか?」

 「我の前にそちらから名乗ってもらおうか。そなたは何者なんだ」

 じろ~とした目で、青年の顔を見ていた。

 「そう言えば名乗ってませんでしたね。私の名はアキラと申します」

 「アキラ。それだけなのか?」

 「ええ、まだ小さい時に親から捨てられました。この名は、盗み食いをして牢にいた時に会った漢が付けてくれました。ですので、自分の親の顔はもちろん自分の本当の名前すら分かりません」

 「そ、そうか・・・では、我の紹介といこう」

 女性は何とも怪しいことこの上ないアキラと名乗る男に、用心して偽名でも言おうと思っていたが、捨てられ拾われの身で本当の名前も知らない。と言われ心が焦ってしまい、つい名乗る空気を作ってしまった。だが、それをすぐに問題ないようにふるまい、そして高らかに名乗った。

 

 「聞いて驚け!我の名は織田三郎久遠信長!織田家当主にして夢は日の本の統一なり!」

 

 その名前を聞き、言葉を失うアキラ。意識も一瞬飛びかけた。何故なら、かつてある目的のためにとある組織にいて裏切ったことがあり、その組織を束ねていた大将がその名の男だったからだ。

 

 『お、織田・・・信長?・・・お、女?』

 

 ようやく収まりかけた混乱が、大混乱となってアキラを襲った。

 




 1話終了!

 できる限り頑張って書いたつもりです。
 
 やっとこの作品の主人公アキラの登場!もし彼のことを知りたいなら、あるマンガを見ていただきたい!そうすれば、どういった人物かわかります。

 あと、今後の更新についてはまだ、やり始めたばかりなので不明です。気長にお待ちいただきますようお願い致します。
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