こんばんは!三MENです。
もう、二か月目・・・話も全部入れると90話を超えていた・・・一度総整理した方がいいかもしれない
では、お待たせしました。脱出と行きましょう・・・アキラには似合わない言葉だな・・・
アキラ・・・いや、アキラ達は困った顔をしていた。
「あのですね」
「おおっと!軒猿ごときが空様に話そうなど三万年早いですぞ!どや!」
「私達は」
「あの・・・愛菜」
「空様は下がっていてください!樋口愛菜がどやっと片付けますぞ!どーん!」
「・・・変なのです」
「変とは何ですか!我が名愛菜は心あるもの!変に心を入れたら愛じゃなくなるです!どーん!」
「それは文字ですらないよ・・・変に心入れても変な字になるだけ」
『・・・・・・頭痛がします』
話を全く聞かない。愛菜と名乗った少女の後ろにいる空という少女は聞いてくれそうだけど、邪魔ばかり・・・いや、愛菜の話自体もはや意味不明・支離滅裂だ。
「小波。・・・あなたはよくやりました」
「は、はい・・・」
「この屋敷にいるはずの兵も気絶させたみたいで・・・おかげでこうし『どご!』ん?」
「ぐへえ~、無念・・・なり」
小波と話している間に変な音が聞こえたのでそっちを見ると。
「ちょっと!綾那、何やっているの!」
「秋子も言っていたです。好きにしていいって」
床に倒れた愛菜の姿だった。どうやら、綾那が気絶させたようだ。
「・・・気絶させたのですか?」
「だって、話聞かないですし、時間もないですし」
「ご主人様、やってしまった以上は空様に事情を「その子も気絶してるよ」は?」
庵樹が空の目の前で手を振るけど、全く反応がない。どうやら愛菜が気絶する姿を見て、ショックだったみたいだ。
「よかったです。手間も省けてその間に連れていけるです!」
「急いでいますからね。意識が戻ったら説明といきましょう。今は脱出です!」
「ああ、兵を全員倒したんだ。何かあったと気づかれる前に!」
「「はい(です!どーん)!」」
愛菜は綾那が空はアキラが背負い、落ちないようにしっかりしばりつけた。小波には先に行かせて進路の確保、庵樹は殿に立った。
「綾那。愛菜の意識が戻ったら、また気絶させてください」
「ひどいことするね・・・でも、それが一番だね」
話を聞かない愛菜は、明らかに騒がしくして余計に見つかる可能性が高い。庵樹の言う通り、それが一番の手段だった。
「分かったです!どや!」
「・・・気に入ったのですか?」
「言ってみると楽しいです!どーん!」
さっきの返事よりボリュームが上がっている。
「大声で言うなよ。敵地なんだから」
「どうってことないです!ど~や~!!」
「何者だ!」
大声で叫んだ結果がこれだった。
「・・・・・・で、何か言う事は?」
「・・・ご、ごめんです~!」
「全く、急ぎますよ!」
綾那のボケに発見されてしまった。急いで侵入口に向かった。
「ご主人様、こちらです!」
「いきま・・・庵樹!」
「ああ!わかっている!『ガキィ』」
アキラは後ろから殺気を感じたので庵樹に迎撃を頼み、設置したロープを握って下に降りていった。
「空様と愛菜様を返してもらいましょう」
そこに来たのは相当な実力を持つ女性だった。だが、それ以上に秋子と互角の胸を持つ女性でもあった。
「・・・二人とも先に行きな」
ぶつけた刀を押して、相手をふらつかせた隙に二人を先に行くよう言った。
「ええ!綾那が戦いたいです!」
「急ぎましょう!お二人をお連れするのが任務です!戦うことは避けないと!」
「・・・うう!分かったです!」
小波が綾那を引きずるような感じで二人も下に降りていった。
「っく!どきなさい!」
「それは出来ないね・・・親子の再会をさせたいっていう私の旦那の願いでね」
「親子の再会?それはどういう」
これを聞いて、話せる相手とわかった庵樹は少しだけ口を開いた。
「あんたはそこらの兵とは違うみたいだね・・・あの二人の誘拐の依頼者は、ここの城主ってことさ」
「・・・そういうこと事ですか。嘘を言っているようには見えませんし。分かりました、行ってください」
「ああ・・・それより、あんたも」
「何か?」
「いや、何でもない。ありがとね」
疑問符を出す女性に背中を向けて、庵樹も下に降りていった。
「はて?何か変なことでもしたのでしょうか?」
『どうしてこの越後は胸の大きな奴が多いんだい!・・・今までスタイルを気にしたことなかったけど、あいつがおっぱい好きと聞いた以上は大きくしたいよ・・・壬生にいたころからずっとこの大きさだし』
思いっきりどうでもいい事を思いながら、下に着いた。
「よし、急ぎましょう!」
「お待ちしておりました」
「暇だったので、歌夜さんと逃走する道は探っておきました!」
ころと歌夜以外は全員徹底済みであり、すでに自分達の馬も用意していた。
「では、後は・・・」
ロープを掴み、見える部分全部を凍らせた。これで追いかけてくる連中がその部分を掴むと滑って強制的に落下させられる。体も地面に叩きつけられるので動けなくなり、うまくいけば追手を少なくすることもできるということだ。
「小波!詩乃と雫に報告を!」
「は!」
句伝無量で報告をした。
美空の本陣では、
「・・・美空様、報告が入りました。お二人の救出は成功です。城を既に抜け出し、こちらに向かっています」
「・・・本当にやったのね」
「えええ!!アキラさん、やっちゃったんですか!」
「驚く」
柘榴はオーバーに驚いたが、松葉は驚いているように見えなかった。しかし、まだ美空の顔は緊張が解けていない。
「でも・・・まだね」
「はい、追手が来ているそうです。何とかうちと葵様のところまで行ければ」
「じゃあ、柘榴が助けに」
「ダメよ!あいつらの立場はあくまで金に困って侵入した賊。そこにあなたが行って助ければ」
「今回のこの誘拐が美空様の依頼とばれてしまい、名前に傷がつきます」
「そういう事だから・・・柘榴ちゃん抑えてね。御大将の名を傷つけるわけにはいかないから」
でも、本当は助けに行きたい。そういう気持ちを持っている秋子からそう言われたため柘榴も我慢した。
「後は・・・雫、あなたにかかっています」
アキラの逃げている道のある程度先には、アキラ隊がいた。
「アキラ様が逃げてきているそうです」
「それで、雫。どうするつもりじゃ?」
「・・・助けに行きましょう!」
小波からの報告を聞き、一葉の質問に雫は決断した。
「それは、撃って出るということですか?」
「はい!悪名となりますが、アキラ様の名が噂となって久遠様に私達は生きていることを伝えられます!」
「でも、お兄ちゃんのやっていることって小さな女の子を誘拐していることだよね?誑しだけでも悪名なのに、少女好きの変態も加わっちゃうよ?まあ、その方が雀もお姉ちゃんもいつか抱いてくれるからいいけど!」
「・・・(*ノωノ)」
幽の質問にビシッとした顔で答えたが、雀の言葉で全員が微妙な顔になった。
「そう言われると、すごく悪いことをしている気がしますわね。あと雀さん、ハニーはおっぱいが好きな人ですから大きくした方がいいですわよ」
「うん!お姉ちゃん、頑張ろうね!」
「・・・(っぐ)」
梅と雀のどうでもいいことに、烏はやる気が入ったのか力強く握った。
「二人とも頑張るがよい!(ゆっさ)」
「アキラ隊は巨乳隊・・・面白そうですな!(ぷるん)」
「おほほほ!全然かまいませんわ!(ぼいん)」
「巨乳隊・・・私が一番輝けそうです!(どん)」
一葉に幽と梅に朱雀。バストサイズビッグ組は大きく笑った。
「時人ちゃん、私達ってどっち?」
「アキラのやつ、本当に巨乳好きになったのかよ?まあ、私達は中間じゃないか?」
バストサイズ真ん中組は微妙な顔をしていた。
「(ゴゴゴゴゴゴ)では、皆さん!迎撃準備!絶対に巨乳を・・・じゃなかったでかおっぱいを全滅させましょう!(」
「雫ちゃん・・・本音隠せてないよ」
「・・・(ポンポン)」
「え?黙っていろ?敵を倒しに行こうってこと?」
「・・・(こくこく)」
暗黒面に落ちた雫の怒りの咆哮にツッコむ雀だけど、烏に止められた。
「では、皆のもの!突撃!」
この隊の後ろには松平衆がいた。
「何やら変な会話が聞こえていましたが、行くようですね」
「では、私達も行きますよ・・・それにしても、本当に誘拐を成功させるなんて」
「ここまでの行動力を見せるとは・・・とんでもない男ですね」
眼鏡を光らせて、要注意人物として警戒心を持った悠季。
「でも、あの人は不思議と敵になりたいとは思えない・・・むしろ」
「葵様?」
「!!何でもないわ・・・さあ、悠季頼むわよ」
「お任せあれ。ご期待にお応えいたします」
『私は何を思ったの?あの人の隣に立ちたいって?同盟の仲間としてよね・・・でも不思議とあの人と一緒にいたい気持ちが強くなっていく・・・この思いはいったい』
自分の中のアキラに対する感情が分からないまま、葵は約束通り追手の討伐に出た。
逃げているアキラ達は、追手を迎撃しようという綾那の提案を却下した。
「戦いたいのは分かりますけど。任務を無視するのはダメですよ」
「ううう~~!」
「ほら、綾那。グダグダ言わない」
綾那が不満そうにしている中、ころが句伝無量の報告を受けた。
「お頭!雫ちゃんからです!追手を伸ばしてくださいって」
「その横を突くってことだね!」
「皆様の気配が両隣の森から感じられます。よし、雫の指示通りにしましょう」
雫の指示に従って逃げて、追手達もどんどんまっすぐ伸びていき、そこにアキラ隊と松平勢が横から突撃した。追手達は混乱してその間に全滅させた時に、やっと空の意識が戻った。
「??ここって・・・あれ?ええええ!な、何で源氏の白旒旗が!」
「お目覚めになられましたか。こちらは現足利幕府の将軍足利義輝様です。そして、今あなた様と一緒にいるアキラ殿の妻です」
「ええええ!」
「幽、ワザとそういうことを言うのは感心しませんが」
「ついでに言うなら、アキラ隊の皆さんも妻です。京にはまだたくさんいますよ」
「ええええええええ!・・・(がく)」
幽の遊びの言葉に更にビックリして、また気絶してしまった。
「やれやれ・・・後は本陣に戻るだけですし。起きた時に現状を説明しますか」
「ほっほっほ!いいではありませんか・・・因みに自分も妻と思っていますよ」
「??何か言いました?」
「いいえ。さあ、感動の再会をさせに行きましょう」
ぼそっと呟いた幽の言葉が聞こえなかったのを気にしたが、とりあえず任務終了を伝えるために本陣に向かった。
待ち望んでいる人が多い本陣に、アキラ達が到着した。
「美空様。アキラ様達が、到着しました」
「え!あ、あの・・・」
「行ってきなさい」
「あ、はい!」
秋子が嬉しそうに門の方に走っていった。
「よかったすね・・・御大将も行ったらどうです?空様とやっと会えるんですよ」
「喜ぶ」
「ええ・・・でも、すごいやつね。いくらあのバカ姉のせいで隙があったとはいえ春日山城に忍び込み人質二人を救出する・・・誰でもできるようなことじゃない」
「そうっすね・・・以前いたあの飛び加藤だってできなそうですし」
「危険」
会話を聞いてジト目で美空を見る詩乃。
「・・・聞こえていますが?」
「別にいいでしょ。だって、隠す意味がないもの」
笑う美空にやれやれと頭を抑える詩乃。
「詩乃ちゃん、今はアキラを迎えに行くの!」
「・・・そうですね。アキラ様の顔を久しぶりに見たいですし」
そして、残った五人も門に向かった。
「「愛菜(母上)!!」」
「本当に・・・よかった。ひっく、無事でよかった~!」
「どや~~!会いたかったですぞ~~!」
感動の再会。秋子・愛菜親子は、両者ともに力強く抱きしめあって感激の涙を出していた。
「空!」
「美空お姉さま!」
「よかった・・・ケガはない?」
「はい、私は価値の高い人質として捕らわれていたので大丈夫でした」
こちらの長尾親子もまた、お互い愛情を持って強く抱きしめあった。
「アキラ!」
「アキラ様!」
こちらは親子ではなく、夫婦の抱きあいをしていた。詩乃と鞠の頭を撫でて、労をねぎらった。そんな中心から嬉しそうな美空の姿に一葉や柘榴達がつぶやいた。
「・・・越後の龍も一人の親という事じゃな」
「言ったっすよ。本当は優しいって」
「愛も憎も・・・どっちも深い」
「さて、今度はどんな難題を言われることやら」
「そうですな・・・まだ、城を取り戻した訳ではないですし」
「よくわかっているじゃない」
幽と今後どうなるか考えている時に再会の喜びも終わったのか、いつの間にか美空が近くに来ていた。
「あなた以上に質の悪い人物が以前仲間にいましたからね・・・喜ばせておいて更に難題をぶつけてその苦しむ姿を見て楽しむ変態がね」
「ちょっと、私はその変態の同類だと言いたいの?」
「同類っす!」
「異議なし」
部下二人に言葉を失った美空。
「と、とりあえず!次に、あんたのやることは・・・」
真っ赤になりながらアキラに次の頼みを出した。
『さて、最終段階まで来ましたね・・・後は城さえ取り戻せれば』
アキラ、春日山城侵入。空、愛菜の救出成功。
やっと、春日山城を攻めるところまで来ました!
暴れさせようと思います!ふふふ、どんな感じにしようかな?
何時の間にか、アキラ=おっぱい好きになっていたな・・・まあ、いいか。