※この作品はR-18です。

狂愛神話~Harlem or Buddy〜   作:サナ

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真紅の夜&鬼神

「永かった、やっと辿り着いた。結局ここ迄相当な時間を費やしてしまったが見つけたのだから後は真実を伝えるだけ。

でもダメだ…私があの人に何かを言う事は赦されていない。

でも伝えなければならない、この先の終わりを。7年後の地獄を…」

 

 

ーーー紅魔館(屋上)ーーー 煉 主観

 

 恋符【マスタースパーク】

 霊符【夢想封印】

 神術【吸血鬼幻想】

 炎星【ヘルスターレイ】

 

4つの弾幕が交差する、紅い空に色鮮やかな光が奔る。

 

煉「流石に押し負けるか…」

 

魔理沙「弾幕はパワーだぜ!お前じゃ私の弾幕には押し勝てないぞ?」

 

レミリア「押し勝てずとも貴女の敗北は決まっているわよ。」

 

魔理沙「何!?ぐあっ!」

 

レミリアは魔理沙のレーザーを掻い潜り魔理沙を蹴り飛ばし弾幕で追撃をかける。

 

霊夢「魔理沙!?」

 

煉「すまんな!これも取り敢えずの宿の確保の為だからな!」

 

援護に駆け付けようとした霊夢の眼前を剣で遮る。

 

霊夢「……宿の確保って貴方あの吸血鬼の仲間じゃないの?」

 

煉「まあな、気が付いたらあそこの森辺りに居て此処の館に取り敢えずは泊まらせて貰おうと。んで、泊まらせて貰う代わりにこの異変とかいうのに協力しろと言われてな。」

 

霊夢「それなら私の神社に泊めさせてあげるわよ?知らずの間に此処に居たなら幻想入りの可能性があるし帰してあげる事も出来るけど。」

 

煉「悪いが一度協力すると決めたからよ、あいつを裏切るつもりは無い。ま、正直揺らぎはしたが…」

 

霊夢「そう、なら此処で討たれなさい!」

 

 霊符【夢想封印】

 

光輝く大弾が執拗に追ってくる、俺は剣から炎弾を複数放ち弾を一つ一つ撃ち落とす。

 

霊夢「止まったわね、喰らいなさい!」

 

煉「まじか!?」

 

大弾を撃ち落とす為に動きを止めた所に、囲う様に札が周囲に留まり、札と札の間が線で繋がり逃げ場を失う。

札で作られた箱状の陣から札が放出される。

かろうじて炎を広げ防御するも防御の構成が甘く防御は脆く砕け散ってしまう。

 

煉「っ!しくったか!」

 

霊夢「そこっ!」

 

お祓い棒の先で身体を突かれ吹っ飛ばされる。その後ろには壁の様な物が作り出され勢いを殺さぬまま壁に衝突し電撃を喰らったかの様な痺れを貰う。

 

煉「はぁ…はぁ…ったく、容赦無いもんだな…」

 

霊夢「例え人間であろうと事情があれど吸血鬼の異変の味方をするなら止めさせるまでよ。殺しはしない、でも容赦はしない。」

 

煉「なる程、だが俺も流石に野宿だとかサバイバル的な飯は勘弁なんでね!」

 

剣を構え突撃の体勢を取る。

 

足に勢い良く力を込め、足からジェット噴射の如く炎が吹き瞬く間に博麗の巫女に斬りかかれる距離まで飛び込む。

 

霊夢「な!?そんな事まで!?」

 

そしてそのまま斬ろう、としたが寸前で止めてしまった、この剣で斬っても焼いても殺す事は無いと言われたが、俺が彼女に対し憎しみがある訳でも無ければ恨みも無い。

ただ、泊まる宿の確保や食を得る為にレミリアに協力した、だがその為だけに彼女に傷を負わせるのはどうかと躊躇い…

 

煉「ぐぼぁ!?」

 

霊夢「敵を目の前にして躊躇いは止めた方がいいわよ?」

 

煉「あ、ああ…全くその通りだな…」

 

アッパーを下顎にかまされ悶える、女の子だから傷付けない精神とか考えてたらこうなるという事を学ばされてしまった…

 

煉「っつ〜〜…そいやあいつは何してるんだ…?」

 

下顎を擦りつつ気になってレミリアの居た方角を見たら激しく撃ち合っていた、

 

霊夢「余所見?」

 

煉「んな暇無いっての!」

 

飛んできた札を剣で斬り捨て、そのまま炎弾を20発ほど発射する。

 

 炎月【クレセントシャイン】

 

彼女が回避した先で炎の柱による拘束術を仕込み暫くの間閉じ込める。

 

煉「ふぅ、なんとかなったか…さてレミリアの加勢にでも…」

霊夢「行けると思った?」

 

声がした方を向くと炎の柱の中にいた筈の彼女が上からライダーキックさながらに蹴り飛ばしてきた。

思いっきり顔面を蹴られたが蹴られる瞬間に見えた物が脳裏に焼き付いて地に落ちていった。

 

 

ーーー紅魔館 屋上ーーー レミリア 主観

 

レミリア「ほんと、人間の分際でよく耐えるわねぇ…でも、この程度じゃお遊びにもなりやしない。」

 

人間は所詮こんなものかと溜め息を尽く、どう強く吠えようと人間は脆い事に変わりない。

 

魔理沙「そりゃ残念だ…こっちは本気だってのに全く吸血鬼はこんな奴ばかりか。」

 

レミリア「私をそこらの吸血鬼と一緒にしないでくれる?私はレミリア・スカーレット、紅魔館の主にして夜の王。そして今は草木も眠り静まる深い夜、お前が勝てる要素は何処にも無い。」

 

魔理沙「勝てる要素が無い?はっ!そんなもの作り出せばいいんだよ!!」

 

彼女は箒に両足を乗せ遥か上空へと飛び上がるそして

 

 星符【ドラゴンメテオ】

 

空から地上へ向けて眩い光を放つ巨大な光線を放つ、それはまるで太陽の如き輝き。

 

レミリア「まさか、それが勝てる要素だと?笑わせるなよ…こんなデカイだけの光線が何を。」

 

吸血鬼である為に、夜の王である為に太陽を嫌う、彼女の光線は上から照らすその眩さこそ太陽の様であれど偽物。

 

魔理沙「そうだな、だがな吸血鬼さんよ?デカイってのは何かを隠す事が出来るんだぜ?」

 

レミリア「まさか!?」

 

 霊符【夢想封印】

 

迂闊だった、博麗の巫女の接近には気を張っていたがあの魔法使いの膨大な魔力の射出に溶け込み気配を消していたのか。

 

レミリア「この!神槍【スピア・ザ・グングニル】」!!!

 

放った槍が届く直前、彼女は姿を消し槍は虚空へと消え去る、

 

 霊符【夢想封印 集】

 

博麗の巫女が2つの弾幕を展開する、無数の光球が周囲に散らばりやがて1つに収束する。

 

魔理沙「終わったか…?」

 

霊夢「まだね、あれだけやってまだ立てるのね。」

 

レミリア「前言撤回ね…遊びがいのある人間だわ、こんな良い気分になったのは久しぶりよ。だから…真っ赤に染め殺してあげる。」

 

 魔符【全世界ナイトメア】

 

紅い紅い紅い紅い真紅の空、混じり気の無い血の結晶。

 

レミリア「さあ紅く染まりましょう?真紅の夜と血濡れた炎で貴女達を彩ってあげるわ。」

 

 

 

ーーーfateサイド 市街地ーーー 女性 主観

 

女性「なに、あれ…?」

 

地中がの割れた部分から生理的に受け付けない見た目をした触手みたいなものが現れている。

触手は生き延びていた人々を次々と光線で焼いて殺している、それはまるで処刑場かとも思える凄惨な光景。

 

イシュタル「最悪ね…アレが出てきたら此処はもう終わり。何も残らないわ。」

 

女性「そんな・・・。」

 

触手は次々に地表へと現れもう地上の殆どが触手で埋め尽くされている。

 

眼千「先程までの余裕は何処へやらだなクーフーよ、これは死力を尽くさんとな。」

 

クーフー「巻き添えだけは勘弁してくれよ…てめえの馬鹿力は洒落にならねえんだからよ。」

 

眼千「ならば遠くで槍を構えて待っていると良い、最高のタイミングを差し上げよう。」

 

クーフー「ほう、そんなら言う通りにしますかねえ。だがよ、グルームに心臓は無いんじゃなかったか?」

 

眼千「心臓が無くとも奴をクーフーの槍で一刺しまで行かせればいいだけの事。」

 

眼千は黒い煙を纏い始め、光線を浴びさせられようとしている人の前に立ち光線を受ける。

 

眼千「無駄だ。例え災厄の魔物と言えども、この鬼神たる我が闇の衣を穿てはしない。」

 

黒い煙を纏った眼千に対し光線が集中し激しく爆発する。

しかし眼千は何事も無かった様に立ち、問い掛ける様にグルームに言う。

 

眼千「そら、顔を出したらどうだグルームよ?そのデカイ図体で俺を押し潰すのも手だぞ?」

 

挑発に乗ったのか地響きが更に勢いを増す、それは地から勝手に足が浮き体勢すら取れない程に。

 

クーフー「ったく、えらい事してくれるな、あの鬼は。」

 

クーフーリンは激しく揺れ崩れる地面を蹴り、上空に居るイシュタルのマアンナの上部に立つ。

 

イシュタル「な~に私のマアンナの上に乗っかってるのよ!誰も許可してないわよ!」

 

クーフー「悪ぃ悪ぃ、もう地上はあの様だからな、このまま居座らせてくれや。」

 

イシュタル「アンタねぇ・・本当は一人乗りだってのに一人抱えて定員超えしてるのにアンタも来たら落ちるっての!」

 

クーフー「落ちたらあいつらの暴走っぷりに付き合わないけねえな。ま、そうなるまでは見物でもしてようじゃねえか。」

 

女性「この人達大丈夫かな・・?」

 

助けられて安心していたが次第に不安に変わってきた。

そんな不安を掻き消す程の振動が空にまで伝わってくる。

 

眼千「とうとうおでましか、いいねえ。挑発に乗ってくる野郎は好きだぞ?パラサイアで無ければ好感度更に増してたさ!」

 

グルーム「オオオオオオァァーーー!!」

 

大地が完全に裂け底から黒く長い身体を持ったグルームの本体が現れた。

 

眼千「ほう、中々の巨体だな。ならば俺もそれに倣うとしようか。」

 

眼千の全身が赤黒く染まり霧となって広がる、更に彼の轟咆に導かれたかの様に稲妻が轟く。

 

クーフー「おいイシュタル!高度を上げろ!俺達も巻き込まれるぞ!!」

 

イシュタル「アンタがそこに乗ってると重くて上げにくいのよ!」

 

やがて霧が晴れ、現れたのはグルームと同じくらい巨大な赤黒い怪獣。

 

 

眼千【では、ゆくぞ異形の。貴様が破壊し尽くした後だ、一切の遠慮は無い。】

 

グルーム【ゴアアアアアアア!!!】

 

 

 




お読み頂き有り難う御座います。

色々と主観が切り替わるので誰視点かを記しておきました。

↓fateサイドに出てくるパラサイアの軽い紹介

グルーム 種族︙パラサイア
危険度︙A
体長︙約290m
重量︙測定不可
「地中から触手を多数出現させ辺り一帯を壊滅する異形の者。
パラサイアの中では中ボス的存在。
本体は基本地中深くにて潜行し触手を駆使している、本体には目が存在しておらず触手の表面に無数の目を持ち触手にて標的を捉えている。
攻撃の方法は触手による打撃と光線。本体からは口から高火力の熱線を吐く。」

もっとレミリアのカリスマ感出したいですなぁ・・

ではまた来週の日曜日に投稿します~。
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