ーー紅魔館 屋上ーー
魔符【全世界ナイトメア】
世界を染める紅、決して来ることの無い日の光、これは我が世界。
「霊夢、これは…」
「危険ね、いいわ。次で確実に仕留めるから。」
「確実に仕留める、か。大言を言うのは簡単だな。」
「怪物を倒すのは人間。そう相場が決まっているのよ。」
「そう、ならやって見せなさい。」
真紅の空に揺蕩う霧が濃さを増す、
魔空【アステロイドベルト】
非常に細かな星が所狭しと撒かれる。
弾と弾の間は狭いが避けるのはさほど難しくはない。
「こんな小賢しい弾が効くと?」
「そうか?当たると痛いぜ?ついでに、」
「避けにくいでしょ!」
左右上下から大量の札が飛んでくる、辺りは星の弾幕が充満して確かに避けにくいが。
「ふっ、舐められたものね。」
槍を出し星と札を纏めて薙ぎ払う。
霊符【夢想封印】
黒魔【イベントホライズン】
「弾幕を被らせて来たか」
夜符【デーモンキングクレイドル】
迫り来る2つの弾幕を物ともせず弾幕の波から高速で擦り抜ける。
本当は攻撃として使うのだがこの密度では
運命【ミゼラブルフェイト】
「っ!!」
「霊夢!?この…」
「遅い!」
手負いの博麗の巫女を庇う為に箒で突撃してくる魔法使いを真正面から力づくで押し飛ばす。
「ったく、強引ね。弾幕を避けるじゃ無くて吹き飛ばすなんて。」
「ああ、このままだと消耗戦になるな。霊夢どうするよ?」
「そうね〜あの吸血鬼ただ弾幕張っただけじゃ簡単に避けられてるし……魔理沙。少し派手に暴れてくれる?」
「はぁ?」
「ちょっと大掛かりな事するだけよ。乗ってくれる?」
「……いいぜ、やりたい様にやらせてもらうさ!!そっちはそっちで任せたぜ霊夢!!」
「任せたわよ魔理沙。」
「ん?魔法使いだけが飛んでくるわね。巫女はどうしたか。」
魔法使いが巫女を置いて一人猛突進してくる、あまりの勢いに回避が遅れ、槍で受け止める。
「オラアアアアア!!」
「っと、とうとうやけになってきたか。良いけどね身を焦がすだけよ?」
「もうとっくに焦がれてるさ、こうなりゃ行けるとこまでってな!」
「ああそう、なら焼け切りなさい!!」
槍で魔法使いを打ち返し追撃を…
「なっ!?爆弾!?」
「してやったり、二度目は無しだぜお嬢さん?」
打ち返した直後には魔法使いの手から爆弾が放られて私は呆気に取られ喰らってしまった、なる程この魔法使い手癖が悪いわね。
「じゃあ一度目をくれてやるわ魔法使い!」
「わ!?痛っ!いきなりなんだ!?」
「サーヴァントフライヤー、私の可愛い使い魔。喰らえ!」
無数の蝙蝠の使い魔が魔法使いを襲っている隙にあの巫女を…!?何処へ行った!?
「っ!不味いな。暴れるどころかやられるばかりだ…残り枚数も余り無いが…!」
魔十字【グランドクロス】
「全方位弾幕!?くそっ!あの巫女は何処に消えた!!」
「余所見は禁物だぜ?そこ、貰ったあ!!」
「がっ!?」
しまった、巫女に注意を行かせ過ぎていたか!とにかくこの魔法使いから距離を取らなければ!
ビッ
「っつう!一発でも中々だな…だがな!!」
魔法使いは星の弾幕を撒き散らす、今度は一つ一つが大きい。見た感じの威力はありそうだがそれでも飛ばせばいいだけの事!
「散らしたな?行っけええええええええ!!!」
「な、に…」
【ブレイジングスター】
「今だ霊夢!」
霊符【夢想封印】
「はぁ…はぁ…そんなもの…今更…え?」
周囲、いやこの紅魔館全体を囲みきる程の結界が貼られている?しかも無数の札が至る所から私を目掛けてくる…これでは避けても意味が無い…
「がっあああああアアアアアアア!!!!」
駄目だ、これは流石に量が多過ぎる耐えられな…い!
「これでお終いよ!」
札が巫女から止めとして投げられる…私もここまで…か…、
「な!?」
「え!?」
「やっぱり変わらんなお前は、異変の主に対しては流石といわざるを得ないやり様だ。決して熱くも冷たくも無くただ幻想郷を脅かす根源を潰していく。ああ、流石だよ。」
「貴方、いつの間に復活してたのよ?」
「つい先程だよ霊夢。タフさを認められ協力する事になったんだ、別にすぐ復帰しても可笑しい事じゃないだろう?」
「おい、霊夢。あいつなんか雰囲気違うぜ…」
「ええ、明らかにさっきまでとは違うわ。」
「俺は俺さ、神龍煉だ。しかし2対1というのも中々に酷なものだろうよ、気絶した紅魔の主は休んでもらうとして、暫くは俺の相手をしてもらおうか。まあ、そう長くは保たんがな。」
「魔理沙、私より後ろに居なさい。私よりあんたの方が傷が酷いから。」
「そんな事は、と言いたいが血で前が見辛くなってきた所だ。大丈夫か?」
「問題無いわ、多分ね。」
「じゃあ行かせてもらおう、どうあれここで変えさせる訳には行かないのでね。」
お読み頂き有り難うございました。
今回はfateサイドはお休みで東方サイドのみです~。
会話前に名前入れるの不自然かなと思ったんで一回無しでやってみた結果こっちのが良さそう感ありますな。
また来週の日曜日に投稿します~。